JPH0647004A - 生体信号測定装置 - Google Patents

生体信号測定装置

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JPH0647004A
JPH0647004A JP4202269A JP20226992A JPH0647004A JP H0647004 A JPH0647004 A JP H0647004A JP 4202269 A JP4202269 A JP 4202269A JP 20226992 A JP20226992 A JP 20226992A JP H0647004 A JPH0647004 A JP H0647004A
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Hajime Harada
元 原田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 心電図などを基準にして他の複数の生体信号
を容易に見比べて観測できるようにするために、基準波
形の特定の波形位置に同期させて時間軸上にマーカライ
ンを表示できる生体信号測定装置を提供する。 【構成】 複数の生体信号波形を取り込む入力手段41
と生体信号波形を記憶するメモリ手段42と生体信号波
形の中から選択した基準となる1つ以上の波形の任意の
位置を設定してマーカ位置を決めるマーカライン同期位
置設定手段22とマーカラインを発生させるマーカライ
ン発生手段43とマーカ位置毎にスタートするクロック
信号を作成し、クロック信号位置に補助マーカラインを
発生させる補助マーカライン発生手段44と、複数の生
体信号波形を時間軸を揃えて表示するとともに、マーカ
ラインと補助マーカラインを複数の生体信号波形の時間
軸に直交させて重畳表示する表示装置45とを有してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば心電図波形な
どを基準とした他の複数の生体信号波形の観測を行ない
やすくするために、基準波形の特定の波形位置に同期さ
せて時間軸上にマーカラインを表示できるようにした生
体信号測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多描記録器であるポリグラフでは、心電
図や脈波、心音図、心臓カテーテル検査で計測した血圧
波形などの複数の生体信号を同時にモニタ画面上に表示
して観測したり、プリンタにより複数の生体信号を同時
に記録することができる。ところで、観測対象となる生
体信号が循環系の生体信号である場合、複数の生体信号
は心周期に同期して発生する。このためモニタ画面上に
同時に表示させた生体信号や記録紙上に記録した複数の
生体信号は、心周期の位相に合わせて波形の検討が行な
われる。この場合、心周期のわかりやすい生体信号を基
準として他の生体信号同士を見比べることが行なわれて
いる。たとえば心臓の機械的活動に伴って生じる音響波
形である心音図の場合、この心音図だけでは、房室弁の
閉鎖に伴って発生するI音と半月弁の閉鎖に伴って発生
するII音とを区別するのが難しく、心電図などを参照
してI音とII音を識別することが行なわれている。ま
た心臓カテーテル検査で計測される血圧波形の場合、カ
テーテルの挿入位置により波形や振幅が大きく変化する
ため、血圧波形だけでは心臓のどの部位から得られた波
形であるかの識別が困難である。このため心電図を参照
して血圧波形の検討が行なわれる。心電図や脈波は、心
周期がわかりやすいということで他の生体信号の基準波
形に用いやすい。心電図は、心周期の最初に発生する生
体信号であり、P波の開始位置、QRS波、T波の終り
の時点などが心周期の区切りを表わしている。また脈波
は、最も容易に得られる循環系の生体信号であり、心周
期の認識が容易に行なえ、波形の開始位置やDN(dicro
tic notch)などが心周期の区切りを表わしている。
【0003】ところで、複数の生体信号を心周期を基準
として観測する場合、従来はモニタ画面上に映し出され
る生体信号波形の掃引を一旦停止させ、手技によってた
とえば心電図の特定の波形位置にカーソルを移動させ
て、他の生体信号を心電図を基準として観測していた。
また記録紙上の複数の生体信号を検討する場合は、記録
紙の目盛を使い波形同士を見比べるか、心電図などの特
定の波形位置に対応する時点に線を引き、他の生体信号
を見比べていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来は、C
RTなどのモニタ画面上に表示された複数の生体信号を
同時に観測する場合、心電図などを基準にして他の波形
を見比べようとしても、波形が掃引されているため、心
周期の位相に合わせた波形の観測が困難であり、必要に
応じて波形の掃引を止めて手技により任意の位置にカー
ソルを移動させる作業を行なっていた。また記録紙上の
生体信号を観測する場合、生体信号の発生が時間的に一
定ではなく揺らいでいるので、一定時間間隔に付された
記録紙の目盛では、心周期の位相に合わせた波形の観測
が難しく、定規を用いて心周期の基準点に合わせた時間
軸上のラインを引く作業が必要であった。このような作
業は手間がかかるという問題点があるとともに、全ての
心拍についてこの作業を行なうには大変な時間を要する
ため事実上困難な作業である。
【0005】本発明は、このような従来の技術が有する
課題を解決するために提案されたものであり、たとえば
心電図などを基準にして他の複数の生体信号を容易に見
比べて観測できるようにするために、基準波形の特定の
波形位置に同期させて時間軸上にマーカラインを表示で
きる生体信号測定装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明による生体信号測定装置は、複数の生体信号波
形を時間軸を揃えて一つの画面上または記録紙上に表示
する装置において、上記生体信号から検出した心周期に
同期する同期信号を発生する同期信号発生手段と、該同
期信号発生手段からの同期信号毎にスタートするクロッ
ク信号を発生するクロック信号発生手段と、該クロック
信号発生手段からのクロック信号と前記生体信号を画面
上あるいは記録紙上に重畳して表示する表示手段とを備
える構成となっている。
【0007】
【作用】上述した構成によれば、複数の生体信号の表示
波形上に、生体信号波形から検出した心周期に同期する
信号をたとえばマーカラインとして重畳表示できるとと
もに、心周期の同期信号毎にスタートするクロック信号
をたとえば補助マーカラインとして重畳表示できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明による生体信号測定装置の具体
的な実施例を図面に基づき詳細に説明する。図1のブロ
ック図に、この生体信号測定装置の一実施例を示す。こ
の実施例では、複数の生体信号として循環系の生体信号
を観測の対象としており、心周期を表わす基準波形とし
て心電図が用いられている。この図で、被検者の生体に
複数個装着された電極からは、心電図信号が導出され、
この心電図信号は入力端子IN1から心電図用増幅器1
に取り込まれて増幅されたあと、アナログ・ディジタル
変換器(以下、A/D変換器という)2でディジタル信
号に変換される。ディジタル信号に変換された心電図信
号は、その後波形メモリ3に記憶される。また心臓カテ
ーテル検査で取り出されたたとえば大動脈血圧信号およ
び右心室血圧信号は、入力端子IN2,IN3から血圧
信号用増幅器4,7にそれぞれ入力されて増幅され、A
/D変換器5,8でディジタル信号に変換されたあと、
波形メモリ6,9に記憶される。また被検者に装着され
たトランスジューサから得られた脈波信号は、入力端子
IN4から脈波用増幅器10に入力され、この増幅器1
0で増幅されたあと、A/D変換器11でディジタル信
号に変換されて波形メモリ12に記憶される。また被検
者に取り付けられたマイクロフォンからは、心音図信号
が取り出され、この心音図信号は入力端子IN5から心
音図用増幅器13に入力されて増幅されたあと、A/D
変換器14でディジタル信号に変換されて波形メモリ1
5に記憶される。ここで、心電図用増幅器1、血圧信号
用増幅器4,7、脈波用増幅器10および心音図用増幅
器13は、同時に複数の生体信号を取り込んで増幅する
入力手段41を構成し、波形メモリ3,6,9,12,
15は複数の生体信号波形を記憶するメモリ手段42を
構成している。
【0009】波形メモリ3に記憶された心電図信号は、
波形認識部16によって読み出され、この波形認識部1
6に取り込まれる。この波形認識部16では図2に心電
図W1を示すように、心房の興奮時期に対応するP波、
心室興奮時期に対応するQRS波および心室興奮消退時
期に対応するT波の認識が行なわれる。つぎに、この波
形認識部16での波形認識処理の手順を図3の流れ図を
参照して説明する。まず、波形メモリ3から原波形であ
る心電図W1が、波形認識用メモリ17に移される(ス
テップS1)。続いて、この波形認識メモリ17から読
み出された心電図W1が、QRS波認識部18に取り込
まれて、QRS波が検出される(ステップS2)。この
QRS波の検出は、公知の技術によって行なうことがで
きる。QRS波が検出された後は、このQRS波の検出
点に対応する波形認識用メモリ17上のメモリ番地のデ
ータがメモリ19に格納される(ステップS3)。続い
て、検出されたQRS波の検出点のデータを基に、QR
S波の後に位置するT波の終点の検出がT波認識部20
において行なわれ、T波終点の検出点のメモリ番地のデ
ータがメモリ19に格納される(ステップS4〜S
5)。続いて、QRS波の検出点のデータに基づいて、
QRS波の前に位置するP波の検出がP波認識部21で
行なわれ、P波の検出点のメモリ番地のデータがメモリ
19に格納される(ステップS6〜S7)。波形認識用
メモリ17の最後に到達するまで、ステップS2〜S7
までの処理が繰り返される。波形認識用メモリ17の最
後に到達したことがステップS8で判断されると、再び
波形メモリ3から原波形の心電図W1が読み出されて波
形認識メモリ17に移され、以後同様な処理が繰り返さ
れる。
【0010】一方、マーカライン同期位置設定手段22
では、心電図W1に同期させたマーカラインを時間軸上
に引くにあたって、心電図W1のどの波形点位置に対応
させてマーカラインを表示させるかを設定することがで
きる。この設定手段22では、P波、QRS波、T波の
いずれかをマーカライン表示位置として選択できるとと
もに、選択したこれらの波形点位置から、時間軸上で前
後に補正値分だけずれた任意の位置にマーカラインの表
示位置を設定できる。たとえばQRS波±補正値という
ような設定が可能である。図4に示すステップS9で、
このマーカラインの表示位置が設定されると、マーカラ
イン同期位置設定手段22からは設定信号が出力され、
マーカライン表示位置算出部23に送られる。この表示
位置算出部23では、設定条件がP波に同期させてマー
カラインを表示させる設定である場合、メモリ19から
P波の検出点のメモリ番地が読み出されるとともに、補
正値が伴う場合はメモリ19内の番地がこの補正値を考
慮した波形表示用メモリ26の番地に換算される(ステ
ップS10〜S11,S16)。また設定条件がQRS
波位置にマーカラインを表示させるものである場合、メ
モリ19からQRS波の検出点のメモリ番地のデータが
読み出され、このメモリ番地が波形表示用メモリ26に
対応させたメモリ番地のデータに換算される。補正値が
伴う場合は、この補正値を付加させた表示用メモリ26
の番地に換算される(ステップS12〜S13,S1
6)。また設定条件がT波である場合は、メモリ19か
らT波の検出点のメモリ番地のデータが読み出され、補
正値がある場合は補正値を付加した波形表示用メモリ2
6の番地に換算される(ステップS14〜S16)。な
お、波形認識用メモリ17の番地と波形表示用メモリ2
6の番地が一対一に対応する場合は、補正値だけを換算
することで表示用のメモリ番地を算出することができ
る。
【0011】マーカライン表示位置算出部23からの出
力信号は、マーカ信号発生部24に送られて、たとえば
細線の輝線としてマーカラインML1を表示させるのに
必要なマーカ信号が作られる。このマーカ信号発生部2
4で作られたマーカ信号は、波形合成部25に送られ
る。ここで、波形認識部16、メモリ19、マーカライ
ン表示位置算出部23およびマーカ信号発生部24は、
マーカライン同期位置設定手段22により設定した位置
にマーカラインを発生させるためのマーカライン発生手
段43を構成している。また、マーカライン表示位置算
出部23からの出力信号は、クロック信号発生部34に
送られ、マーカ位置毎にスタートするクロック信号が作
成される(ステップS17)。クロック信号発生部34
におけるクロック周期は、クロック周期設定手段35で
設定することができる。このクロック信号発生部34で
作られたクロック信号は、補助マーカ信号発生部36に
送られることにより、クロック信号位置にたとえば破線
の輝線として補助マーカラインML2を表示させるため
の補助マーカ信号が作られる。この補助マーカ信号は、
波形合成部25に送られる。ここで、クロック信号発生
部34と補助マーカ信号発生部36は補助マーカライン
発生手段44を構成している。波形合成部25には、各
波形メモリ3,6,9,12,15から読み出された心
電図信号、2つの血圧信号、脈波信号および心音図信号
が取り込まれ、これら各生体信号にマーカ信号と補助マ
ーカ信号が波形合成される(ステップS18)。この波
形合成部25から出力された生体信号とマーカ信号およ
び補助マーカ信号の合成信号は、波形表示用メモリ26
に格納されたあと、この表示用メモリ26から逐次読み出
されて表示信号処理部27に送られ、モニタ28に表示
可能な表示信号に変換される。ここで、波形合成部2
5、波形表示用メモリ26、表示処理部27およびモニ
タ28は、表示装置45を構成している。
【0012】これにより、図5に示すようにモニタ画面
28Aには心電図W1、大動脈血圧波形W2、右心室血
圧波形W3、脈波W4および心音図W5などの複数の生
体信号が、時間軸を揃えた連続波形として同時に表示さ
れるとともに、たとえば心電図W1のQRS波の時間軸
上位置に同期させたマーカラインML1とこのマーカラ
イン毎にスタートする任意の時間間隔(この例ではt1
の周期)の補助マーカラインML2とを複数の生体信号
波形の時間軸に直交させて同時に表示させることができ
る(ステップS19)。このマーカラインML1が表示
されていることにより、複数の生体信号波形をたとえば
心電図W1のQRS波の心周期に同期させて観測するこ
とができるとともに、補助マーカラインML2が同時に
表示されていることで、心周期のある地点を基準にした
任意の時間間隔で複数の生体信号波形をより高い確度で
観測することができる。また、マーカラインML1の表
示位置を補正値の入力により補正することで、さらに詳
細な生体信号波形間の検討を行なうことができる。また
波形表示用メモリ26から出力される信号が、記録部を
構成するプリンタ回路部29に送られて信号処理される
ことにより、モニタ画面28A上の表示波形と同様に、
プリンタ30によって記録される記録紙上の複数の生体
信号波形上に、たとえば心電図W1のQRS波に同期さ
せたマーカラインML1と補助マーカラインML2とを
重ね合わせて描画できる。
【0013】つぎに、図6に示す他の実施例の生体信号
測定装置を説明する。この実施例では、図1の波形認識
部16、マーカライン表示位置算出部23、マーカ信号
発生部24、クロック信号発生部34および補助マーカ
信号発生部36が、セントラル・プロセッシング・ユニ
ット31(以下、CPU31という)によって構成され
ている。このCPU31には、波形メモリ3,6,9,
12,15、波形認識用メモリ17およびメモリ19に
相当する記憶領域を持つランダム・アクセス・メモリ3
2(以下、RAM32という)が接続されているととも
に、CPU31の処理手順に相当するプログラムが格納
されたリード・オンリ・メモリ33(以下、ROM33
という)が接続されている。このCPU31には、A/
D変換器2,5,8,11,14からそれぞれ出力され
るディジタル信号の心電図信号、2つの血圧信号、脈波
信号および心音図信号が取り込まれ、RAM32に記憶
される。続いて、CPU31にはRAM32から基準と
なるたとえば心電図信号が読み込まれ、ROM33内の
プログラムに基づいて図3の処理の流れと同様な一連の
処理が行なわれることにより、P波、QRS波およびT
波の各波形点位置が認識されるとともに、検出されたそ
れぞれの波形点位置のデータがRAM32に格納され
る。またマーカライン同期位置設定手段22でマーカラ
インを表示させたい位置が設定されると、設定信号がC
PU31に入力され、図4に示した処理手順に基づき、
設定位置に対応する波形点位置のデータがRAM32か
ら読み出され、設定時の補正値と共に波形表示用メモリ
26の番地に換算される。マーカラインと補助マーカラ
インの出力位置が決定されると、RAM32から読み出
された複数の生体信号波形上にこのマーカラインと補助
マーカラインを重ね合わせた合成信号がCPU31で作
り出され、波形表示用メモリ26に出力される。この波
形表示用メモリ26から逐次読み出された合成信号は、
表示信号処理部27に送られてモニタ28に表示可能な
信号に変換される。これにより図5に示したようにモニ
タ画面28Aに映し出される複数の生体信号波形上に、
心電図W1の特定の波形点位置に同期させたマーカライ
ンML1とこのマーカライン毎にスタートする任意の時
間間隔の補助マーカラインML2とを重ね合わせて表示
させることができる。またプリンタ30によって記録さ
れる複数の生体信号波形上にも心電図W1に同期させた
マーカラインと補助マーカラインとを描画できる。
【0014】なお、上述した2つの実施例では、心電図
W1を心周期の基準波形として用いているが、脈波W4
を基準波形としてマーカラインMLと補助マーカライン
ML2を表示させてもよい。脈波W4を用いる場合は、
差分波形や二次差分波形を作り、波形立上り部やゼロレ
ベルとクロスする時点を時間基準として用いることがで
きる。脈波W4を基準とする場合、心電図W1のQRS
波との時間差や、心音図W5との時間差を確認できると
ともに、脈波W4を心周期の基準とした他の生体信号波
形間の検討を行なうことができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、規
則的に発生する複数の生体信号のうちで、特に規則性が
明確な生体信号を基準として、この生体信号に同期させ
たマーカラインとこのマーカライン毎にスタートする任
意の時間間隔の補助マーカラインを自動的に出力するこ
とができ、これらマーカラインと補助マーカラインを参
照しながら基準波形と他の複数の生体信号波形を詳細に
見比べて検討することができるという利点がある。これ
により従来、循環系の複数の生体信号波形をたとえば心
電図と見比べて波形の検討を行なおうとする場合、モニ
タ画面に表示されている波形の掃引を一旦停止させて、
基準となる心電図にカーソルを移動させるような煩雑な
作業が不要となるとともに、記録紙上に基準波形に同期
したガイドラインを定規を使って引くような手間の掛か
る作業も不要となる。また従来は、モニタ画面上では波
形が掃引されている場合、基準波形に同期させた波形の
検討は不可能であったが、本発明ではモニタ画面上の連
続波形にマーカラインと補助マーカラインを自動的に表
示させられるので、被検者から複数の生体信号を検出し
ながら、基準波形と対比させた他の生体信号波形の検討
を行なえるという利点がある。また本発明では、基準波
形に同期させたマーカラインの表示位置を任意に設定で
きるとともに、補助マーカラインの時間間隔を任意に設
定できるので、容易に希望する時点の生体信号波形間の
関係の検討を行なうことができるという利点がある。し
たがって、本発明による生体信号測定装置を用いること
により、臨床や検査・研究における生体信号波形の効率
よい検討を行なえるとともに、詳細な波形の解析を行な
うことができ、医療の貢献に資する効果が大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による生体信号測定装置の一実施例を示
すブロック図である。
【図2】一般的な心電図波形を取り出して示す波形図で
ある。
【図3】心電図の各波形点位置を認識する処理手順を示
す流れ図である。
【図4】波形検出点の位置を波形表示用メモリの番地に
換算し、マーカラインを出力する処理手順を示す流れ図
である。
【図5】モニタ画面上に表示された複数の生体信号波形
とたとえば心電図に同期させて発生させたマーカライン
を示す表示波形図である。
【図6】他の実施例の生体信号測定装置を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 心電図用増幅器 4,7 血圧信号用増幅器 10 脈波用増幅器 13 心音図用増幅器 2,5,8,11,14 A/D変換器 3,6,9,,12,15 波形メモリ 16 波形認識部 17 波形認識用メモリ 18 QRS波認識部 19 メモリ 20 T波認識部 21 P波認識部 22 マーカライン同期位置設定部 23 マーカライン表示位置算出部 24 マーカ信号発生部 25 波形合成部 26 波形表示用メモリ 27 表示信号処理部 28 モニタ 28A モニタ画面 29 プリンタ回路部 30 プリンタ 31 CPU 32 RAM 33 ROM 34 クロック信号発生部 35 クロック周期設定手段 36 補助マーカ信号発生部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の生体信号波形を時間軸を揃えて一
    つの画面上または記録紙上に表示する装置において、上
    記生体信号から検出した心周期に同期する同期信号を発
    生する同期信号発生手段と、前記同期信号毎にスタート
    するクロック信号を発生するクロック信号発生手段と、
    前記クロック信号と前記生体信号を画面上あるいは記録
    紙上に重畳して表示する表示手段とを備えたことを特徴
    とする生体信号測定装置。
  2. 【請求項2】 上記クロック信号の周期を任意に設定で
    きるクロック周期設定手段を有することを特徴とする請
    求項1記載の生体信号測定装置。
JP4202269A 1992-07-29 1992-07-29 生体信号測定装置 Pending JPH0647004A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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