JP2692429B2 - 心電図自動解析装置 - Google Patents
心電図自動解析装置Info
- Publication number
- JP2692429B2 JP2692429B2 JP3157307A JP15730791A JP2692429B2 JP 2692429 B2 JP2692429 B2 JP 2692429B2 JP 3157307 A JP3157307 A JP 3157307A JP 15730791 A JP15730791 A JP 15730791A JP 2692429 B2 JP2692429 B2 JP 2692429B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lead
- standard
- waveform
- chest
- electrocardiogram
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- Expired - Lifetime
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は心電図自動解析装置に関
する。
する。
【０００２】
【従来の技術】従来の心電図自動解析装置では、四肢４
電極と胸部６電極とを被験者に装着し、各電極から心電
図信号を誘導し装置内部の増幅器により一定の振幅まで
増幅された後、標準１２誘導心電図が合成される。装置
の操作パネルから記録開始を指示することにより、一定
時間の標準１２誘導心電図波形が記録されるとともに、
装置内部のＡ／Ｄ変換器により時刻系のデジタルデータ
に変換され、装置内部のメモリに保持される。一般的に
は１〜５秒程度の標準１２誘導心電図波形と、不整脈検
出用の１０〜２０秒間の第２誘導や第４誘導心電図波形
が記録され、装置内部に保持される。保持された標準１
２誘導波形及び不整脈検出用波形に対し、解析処理が行
われ、各種計測値（心泊数、Ｐ波Ｒ波との間隔，など）
及び診断結果などが求められて記録される。なお、左手
−右手、左足−右手、左足−左手間の電位差はそれぞれ
ローマ数字の１，２，３で従来表わして来たが、ここで
はそれぞれ第１，第２，第３と記すことにする。
電極と胸部６電極とを被験者に装着し、各電極から心電
図信号を誘導し装置内部の増幅器により一定の振幅まで
増幅された後、標準１２誘導心電図が合成される。装置
の操作パネルから記録開始を指示することにより、一定
時間の標準１２誘導心電図波形が記録されるとともに、
装置内部のＡ／Ｄ変換器により時刻系のデジタルデータ
に変換され、装置内部のメモリに保持される。一般的に
は１〜５秒程度の標準１２誘導心電図波形と、不整脈検
出用の１０〜２０秒間の第２誘導や第４誘導心電図波形
が記録され、装置内部に保持される。保持された標準１
２誘導波形及び不整脈検出用波形に対し、解析処理が行
われ、各種計測値（心泊数、Ｐ波Ｒ波との間隔，など）
及び診断結果などが求められて記録される。なお、左手
−右手、左足−右手、左足−左手間の電位差はそれぞれ
ローマ数字の１，２，３で従来表わして来たが、ここで
はそれぞれ第１，第２，第３と記すことにする。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の心電図自動解析
装置では、被験者は四肢４電極及び脚部６電極を装着
し、心電図入力中（通常は１０〜２０妙間）は仰臥位の
まま安静を保ち筋電図の混入や基線の動揺を極力防ぐ必
要がある。これによって高い品質の標準１２誘導心電図
波形が記録でき、高い精度の解析硬貨が得られる。しか
し、乳幼児の場合は入力中常に安静を保っていることが
できないため、体動によって特に胸部６電極のいづれか
が装着部から離脱し、検査不可能となる場合が多い。ま
た心電図の入力が完了できても、得られた心電図波形の
品質は著しく低いことが多く、解析精度も低下し誤診断
を招くという問題点があった。
装置では、被験者は四肢４電極及び脚部６電極を装着
し、心電図入力中（通常は１０〜２０妙間）は仰臥位の
まま安静を保ち筋電図の混入や基線の動揺を極力防ぐ必
要がある。これによって高い品質の標準１２誘導心電図
波形が記録でき、高い精度の解析硬貨が得られる。しか
し、乳幼児の場合は入力中常に安静を保っていることが
できないため、体動によって特に胸部６電極のいづれか
が装着部から離脱し、検査不可能となる場合が多い。ま
た心電図の入力が完了できても、得られた心電図波形の
品質は著しく低いことが多く、解析精度も低下し誤診断
を招くという問題点があった。
【０００４】また通常の心電計により胸部１誘導ずつ確
実に記録して、ある程度品質の良い心電図波形を得るこ
とができるが、得られた波形から標準１２誘導心電図解
析の結果が得られないという問題点があった。
実に記録して、ある程度品質の良い心電図波形を得るこ
とができるが、得られた波形から標準１２誘導心電図解
析の結果が得られないという問題点があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の心電図自動解析
装置は、両手・両足に装着した四肢電極から心電図信号
を入力し標準１２誘導の四肢６誘導波形（第１，第２，
第３，ａＶＲ，ａＶＬ，ａＶＦ）を得る手段と、１つの
胸部電極の装着位置を標準１２誘導のＶ１からＶ６の位
置へと順次移動した場合に検出される心電図信号を入力
し標準１２誘導の胸部６誘導波形（Ｖ１，Ｖ２，Ｖ３，
Ｖ４，Ｖ５，Ｖ６）を得る手段と、前記四肢６誘導波形
と前記胸部６誘導波形とを格納する記憶部と、得られた
標準１２誘導波形の解析結果を得る手段と、得られた標
準１２誘導波形と解析結果とを編集して記録する手段と
を備えて構成される。
装置は、両手・両足に装着した四肢電極から心電図信号
を入力し標準１２誘導の四肢６誘導波形（第１，第２，
第３，ａＶＲ，ａＶＬ，ａＶＦ）を得る手段と、１つの
胸部電極の装着位置を標準１２誘導のＶ１からＶ６の位
置へと順次移動した場合に検出される心電図信号を入力
し標準１２誘導の胸部６誘導波形（Ｖ１，Ｖ２，Ｖ３，
Ｖ４，Ｖ５，Ｖ６）を得る手段と、前記四肢６誘導波形
と前記胸部６誘導波形とを格納する記憶部と、得られた
標準１２誘導波形の解析結果を得る手段と、得られた標
準１２誘導波形と解析結果とを編集して記録する手段と
を備えて構成される。
【０００６】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図１は本発明の一実施例の構成を示すブロック図、
図２は外観図である。
る。図１は本発明の一実施例の構成を示すブロック図、
図２は外観図である。
【０００７】電極１は４つの四肢用のはさみ電極と、１
つの胸部用吸着電極により構成され、はさみ電極は被験
者の両手，両足に、吸着電極は胸部のＶ１からＶ６まで
のいずれかの位置にそれぞれ装着される。電極１により
誘導された心電図信号は誘導コード２を経てアンプ３Ａ
〜３Ｃに入力される。アンプ３Ａ〜３Ｃは３つの差動増
幅器であり、それぞれ（右手−左足），（右手−左足）
（胸部−左足）の信号が増幅される。増幅された信号を
それぞれＣＨ１，ＣＨ２，ＣＨ３とする。増幅された信
号はマルチプレクサ４によってＣＨ１，ＣＨ２，ＣＨ３
の順に信号が切り換えられながらＡ／Ｄ変換器５に入力
され時系列デジタル信号に変換される。波形演算部６で
はデジタル化されたＣＨ１，ＣＨ２，ＣＨ３の心電図信
号から四肢６誘導および胸部１誘導が演算される。
つの胸部用吸着電極により構成され、はさみ電極は被験
者の両手，両足に、吸着電極は胸部のＶ１からＶ６まで
のいずれかの位置にそれぞれ装着される。電極１により
誘導された心電図信号は誘導コード２を経てアンプ３Ａ
〜３Ｃに入力される。アンプ３Ａ〜３Ｃは３つの差動増
幅器であり、それぞれ（右手−左足），（右手−左足）
（胸部−左足）の信号が増幅される。増幅された信号を
それぞれＣＨ１，ＣＨ２，ＣＨ３とする。増幅された信
号はマルチプレクサ４によってＣＨ１，ＣＨ２，ＣＨ３
の順に信号が切り換えられながらＡ／Ｄ変換器５に入力
され時系列デジタル信号に変換される。波形演算部６で
はデジタル化されたＣＨ１，ＣＨ２，ＣＨ３の心電図信
号から四肢６誘導および胸部１誘導が演算される。
【０００８】演算式を次に示す。
【０００９】第１誘導＝ＣＨ１−ＣＨ２ 第２誘導＝ＣＨ１ 第３誘導＝ＣＨ２ ａＶＲ誘導＝（ＣＨ２／２）−ＣＨ１ ａＶＬ誘導＝（ＣＨ１／２）−ＣＨ２ ａＶＦ誘導＝（ＣＨ１＋ＣＨ２）／２ 胸部誘導＝ＣＨ３＋（ＣＨ１＋ＣＨ２）／３ 操作部８からの指示により、波形演算部６で演算されて
いる四肢６誘導、胸部１誘導の波形が表示部１１に実時
間で表示される。操作者は表示部１１に表示されている
波形を観察し、波形が安定した時点で操作部８から指示
を与え、その時点で表示部に表示されている四肢６誘導
及び胸部１誘導の波形が記憶部７に記憶される。表示及
び記憶される心電図の長さは本実施例では５秒間とし
た。
いる四肢６誘導、胸部１誘導の波形が表示部１１に実時
間で表示される。操作者は表示部１１に表示されている
波形を観察し、波形が安定した時点で操作部８から指示
を与え、その時点で表示部に表示されている四肢６誘導
及び胸部１誘導の波形が記憶部７に記憶される。表示及
び記憶される心電図の長さは本実施例では５秒間とし
た。
【００１０】胸部電極はまずＶ１の位置に装着され、上
述した手順により波形の観察と記憶が行われる。胸部電
極はＶ１からＶ６へと順次装着されてゆき、それぞれの
装着位置において上述した手順を繰り返すことにより、
最終的に標準１２誘導心電図波形が記憶部７に記憶され
る。解析部９では得られた標準１２誘導心電図のＰ波，
ＱＲＳ群、Ｔ波などの各棘波の区分点（始点と終点）が
認識され、各棘波の計測値（時間幅と振幅）が求めら
れ、診断名に分類される。本実施例ではミネソタコード
による分類を行った。
述した手順により波形の観察と記憶が行われる。胸部電
極はＶ１からＶ６へと順次装着されてゆき、それぞれの
装着位置において上述した手順を繰り返すことにより、
最終的に標準１２誘導心電図波形が記憶部７に記憶され
る。解析部９では得られた標準１２誘導心電図のＰ波，
ＱＲＳ群、Ｔ波などの各棘波の区分点（始点と終点）が
認識され、各棘波の計測値（時間幅と振幅）が求めら
れ、診断名に分類される。本実施例ではミネソタコード
による分類を行った。
【００１１】得られた標準１２誘導心電図波形と解析結
果とは、見易く編集されて記録部１０に出力される。
果とは、見易く編集されて記録部１０に出力される。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、１つの胸
部電極を用いて装着位置を標準１２誘導のＶ１からＶ６
の位置へと順次移動して心電図を入力し、又こうして得
られた標準１２誘導心電図の解析処理を行うことができ
るので、特に被験者が乳幼児などで検査中安静している
ことができず、体動などにより胸部６電極を安定して装
着できないような場合にも、高い品質の心電図波形が記
録でき、高い精度の解析結果が得られるという効果を有
する。
部電極を用いて装着位置を標準１２誘導のＶ１からＶ６
の位置へと順次移動して心電図を入力し、又こうして得
られた標準１２誘導心電図の解析処理を行うことができ
るので、特に被験者が乳幼児などで検査中安静している
ことができず、体動などにより胸部６電極を安定して装
着できないような場合にも、高い品質の心電図波形が記
録でき、高い精度の解析結果が得られるという効果を有
する。
【図１】本発明の一実施例の構成を示すブロック図
【図２】本実施例の外観図
１ 電極 ２ 誘電コード ３ アンプ ４ マルチプレクサ ５ 記憶部 ６ 波形演算部 ７ 記憶部 ８ 操作部 ９ 解析部 １０ 記録部 １１ 表示部
Claims (1)
- 【請求項１】 両手・両足に装着した四肢電極から心電
図信号を入力し標準１２誘導の四肢６誘導波形（第１，
第２，第３，ａＶＲ，ａＶＬ，ａＶＦ）を得る手段と、
１つの胸部電極の装着位置を標準１２誘導のＶ１からＶ
６の位置へと順次移動した場合に検出される心電図信号
を入力し標準１２誘導の胸部６誘導波形（Ｖ１，Ｖ２，
Ｖ３，Ｖ４，Ｖ５，Ｖ６）を得る手段と、前記四肢６誘
導波形と前記胸部６誘導波形とを格納する記憶部と、得
られた標準１２誘導波形の解析結果を得る手段と、得ら
れた標準１２誘導波形と解析結果とを編集して記録する
手段とを備えて成ることを特徴とする心電図自動解析装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3157307A JP2692429B2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 心電図自動解析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3157307A JP2692429B2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 心電図自動解析装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH053862A JPH053862A (ja) | 1993-01-14 |
| JP2692429B2 true JP2692429B2 (ja) | 1997-12-17 |
Family
ID=15646811
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3157307A Expired - Lifetime JP2692429B2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 心電図自動解析装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2692429B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4587008B2 (ja) * | 2000-07-24 | 2010-11-24 | 大名 魏 | 標準１２誘導心電図の構築方法および心電図検査装置 |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP3157307A patent/JP2692429B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH053862A (ja) | 1993-01-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970805 |