JPH0319842Y2 - - Google Patents

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JPH0319842Y2
JPH0319842Y2 JP1987196612U JP19661287U JPH0319842Y2 JP H0319842 Y2 JPH0319842 Y2 JP H0319842Y2 JP 1987196612 U JP1987196612 U JP 1987196612U JP 19661287 U JP19661287 U JP 19661287U JP H0319842 Y2 JPH0319842 Y2 JP H0319842Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は長時間心電図等の生体情報を記録す
る生体情報記録装置に関するもので、主に圧縮心
電図と他の生体情報とを同時に記録できる生体情
報装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、携帯型長時間磁気記録心電計として、カ
セツトテープ等に心電図を磁気記録するホルダ型
の心電計が良く知られており、狭心症の診断用デ
ータの採取や心臓疾患のリハビリテーシヨンにお
ける運動量処方等に利用されている。また、この
ような心電計には、心電図の他の被検者の体位や
呼吸回数、血圧等の生体情報を同時に記録できる
ものがある。
[考案が解決しようとする問題点] しかし、このような心電計によつて記録された
各種の生体情報を、従来の心電図の記録再生の場
合と同様にして同一時間軸上に平行して記録して
いくと、その記録される印刷量は膨大なものとな
り、診断等にその記録結果を使用する場合、極め
て見にくくなつていた。また、膨大な心電記録に
よる印刷を見やすくするために、心電図を圧縮し
て印刷する圧縮心電図も開発されて使用されてい
るが、このような心電図においても、時系列の心
電図以外の複数の生体情報を、心電図と同一の時
間軸上に複数行に亙つて記録すると極めて解りず
らくなつていた。
本考案は上記従来例に鑑みてなされたもので、
心電図と他の生体情報との関係が一目で解るよう
に、それらを同一記録面に印刷出力できる生体情
報記録装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために本考案の生体情報記
録装置は以下の様な構成からなる。即ち、 心電情報を入力して第1の方向に所定時間分の
心電図を複数行に亙り記録する記録手段と、前記
心電情報とともに入力される他の生体情報を、同
一記録面上で前記第1の方向とほぼ直行する第2
の方向に記録する手段と、前記所定時間分の生体
情報を記録する前記第2の方向の記録時間幅と、
前記所定時間に記録される心電図の前記第2の方
向の記録時間幅とを対応づける手段とを備える。
[作用] 以上の構成において、心電情報を入力して記録
手段により第1の方向に所定時間分の心電図を複
数行に亙り記録するととも、その心電情報ととも
に入力される被検者の他の生体情報を、同一記録
面上でその第1の方向とほぼ直行する第2の方向
に記録する。このとき、所定時間分の生体情報を
記録する第2の方向の記録時間幅と、所定時間に
記録される心電図の第2の方向の記録時間幅とを
対応づけるように動作する。
[実施例] 以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施
例を詳細に説明する。
[計測結果の再生装置説明 (第1図)] 第1図は実施例の心電図の記録結果を再生する
再生装置の概略構成を示すブロツク図である。
図中、1は、例えばホルタ心電計等により磁気
テープのような磁気記録素子に記録された心電図
及び血圧や呼吸波形等の生体情報等を、それぞれ
電圧信号として再生出力する再生部である。1′
は再生部1で再生された情報のうちの心電図情報
を処理して、例えば圧縮心電図等として記録でき
るように変換して出力制御部8に出力する心電図
再出部である。2は心拍計測部で、心電図におけ
るR波検出毎にR−R間の時間を求め、その時間
を基に1分間当りの心拍数に変換し、D/A変換
器或いはそのままフイルタ回路等を通して出力し
ている。
3はST偏位計測部で、R波の前の零点とR波
後に設定されたSTサンプリング点との電位差を、
一定時間毎に電圧信号として出力する。4は磁気
テープに記録されている呼吸波形を読出して再生
する呼吸波形再生部、この呼吸波形は心電図の測
定と同時に行われ、例えば胸部のインピーダンス
変化等を基に測定されて記録されている。5は磁
気テープに記録されている血圧情報を取出して電
圧信号として出力する血圧再生部である。
7は磁気テープに記録されている被検者の測定
時における体位情報を入力して再生する体位情報
再生部である。出力制御部8は心電図波形を入力
して横軸方向に例えば1分毎ずつ記録するととも
に、他の生体情報である心拍数や呼吸波形等を、
横軸と直行する縦軸方向に記録していくように制
御する。
10は心電図や他の生体情報を記録するサーマ
ル・マルチヘツド・レコーダで、出力制御部8か
らの信号を基に、前述した心電図再生部1′、心
拍計測部2、ST偏位計測部3等よりの各種信号
を入力して記録する。ここでは、心電図は横軸方
向に記録され、他の生体情報は心電図の縦軸方向
の幅に対応する時間幅で、縦軸方向に再生して印
刷される。
[出力制御部の説明 (第2図〜第5図)] 第2図は出力制御部8の概略構成を示すブロツ
ク図である。
図において、24は心電図以外にどの生体情報
を記録するかを指示する指示部で、制御部23は
指示部24よりの指示に従つてセレクタ21に選
択信号25を出力して、対応する生体情報を選択
して信号線22によりレコーダ10に出力する。
11は心拍数や心電図データ等を含む複数の信号
線で、このうち心電図データ20は直接レコーダ
10の心電記録部10−1に送られ、圧縮心電図
による記録が行われる。
26は心電記録部10−1における心電記録の
横軸方向の時間幅や、生体記録部10−2におけ
る縦軸方向の時間軸幅等を設定する信号で、制御
部23により出力される。制御部23は、例えば
マイクロプロセツサ等のCPUや、第5図のフロ
ーチヤートで示されたCPUの制御プログラムや
各種データ等を格納するROM、CPUのワークエ
リアとして使用され各種データの一時保存等を行
うRAM等を備え、レコーダ10への出力制御を
行つている。
第3図は心電波形30と心拍数波形31と関係
を示す図である。
この心拍数はR−R波間の時間を基に1分間当
りの心拍数に変換したものである。従つて、R−
R波間の時間が狭くなると心拍数が上昇し、R−
R波間時間が長くなると心拍数が減少する。
第3図では心電波形30と心拍数波形31が同
じ時間軸上に記録されているが、圧縮心電図の様
に心電図が複数行に亙つて記録される場合は、こ
の様に記録すると極めて見ずらいものとなる。
第4図は本実施例による記録例を示す図で、心
電波形を横軸方向に記録し、縦軸方向に瞬時心拍
数トレンドや呼吸数トレンドを記録している。
第4図Aでは、1行分の心電波形記録は30秒に
相当しており、該心電波形の1行間分の時間幅に
相当する縦軸方向に、その間における心拍数がプ
ロツトされている。従つて、例えば心電波形の2
行分が1分に相当し、縦軸方向における心電波形
の2行分の幅のトレンドは、1分間における心拍
数の変化を示している。
第4図Bは心電図と呼吸波形トレンド及び心拍
数トレンドを同時に記録した場合を示す図であ
る。ここでも、縦軸方向の時間軸は心電図におけ
る1行分の記録幅と1行分の記録時間に対応して
設定されている。
第5図は実施例の出力制御部8における出力処
理を示すフローチヤートである。
ステツプS1で心電図の横方向の記録幅を設定
する。これは指示部24による指示によつて設定
しても良く、予め固定であつても良い。ステツプ
S2では心電図とともに記録する他の生体情報を
セレクタ21により選択する。この選択は指示部
24よりの指示に基づいて行う。セレクタ21は
制御部23よりの選択信号25により1つ或いは
複数の記録信号を選択して生体情報記録部10−
2に出力する。
ステツプS3では心電図の縦方向の記録間隔を
設定する。これは記録される心電波形の振幅に対
応している。ステツプS4ではステツプS1で決
定された横方向の時間幅と、ステツプS3で求め
た縦軸方向の記録間隔とを基に、ステツプS2で
選択された生体情報の縦方向の記録時間軸を設定
してレコーダ10に設定信号26を出力する。
このような設定に基づき、レコーダ10は心電
記録部10−1で横軸方向に心電記録を行い、生
体情報記録部10−2では、選択された生体情報
を心電記録の時間に同期させて順次縦軸方向に記
録していく。
尚、この実施例では、心電図データや血圧情報
等が磁気テープ等の磁気記録素子に既に記録され
ていて、それらのデータを読出しながら記録を行
う場合について説明したがこれに限定されるもの
でなく、実際に測定を行いながら記録を行う場合
にも適用できることは勿論である。
また、本実施例では心電図と心拍数トレンドを
記録する場合について説明したがこれに限定され
るものでなく、他の血圧や呼吸及び体位等の生体
情報であつても良く、心電図と同時に、例えば血
圧情報と心拍数及びSTトレンドという様に、心
電図以外にも複数の情報を記録するようにしても
よい。
また更に本実施例ではレコーダにより記録紙に
印刷出力する場合について説明したが、CRTな
どの表示部へ出力する場合等にも適用できる。
以上説明したように本実施例によれば、長時間
に亙る心電波形と他の生体情報とを一体化して見
やすいように記録することにより、複数の情報の
効率的かつ総合的な判定を行うことができる効果
がある。また、各種情報が効率良く記録上に記録
されていくため、記録時間の短縮にもながる効果
がある。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、心電図と
他の生体情報の記録波形とを同時に見やすい形で
記録することができるため、記録時間の短縮や被
検者の症状の効率的かつ総合的な判定が可能とな
り、確実な診断への手助けとなる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の心電図の記録結果を再生する
再生装置の概略構成を示すブロツク図、第2図は
出力制御部の概略構成を示すブロツク図、第3図
は心電図と心拍数波形の関係を示す図、第4図は
実施例の出力制御部における出力処理を示すフロ
ーチヤート、第5図は実施例による記録結果を示
す図である。 図中、1……再出部、1′……心電図再生部、
2……心拍計測部、3……ST偏位計測部、4…
…呼吸波形再生部、5……血圧再生部、7……体
位再生部、8……出力制御部、9……CRT、1
0……レコーダ、10−1……心電記録部、10
−2……生体記録部、20……心電データ、21
……セレクタ、23……制御部、24……指示
部、25……選択信号、26……設定情報であ
る。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 心電情報を入力して第1の方向に所定時間分
    の心電図を複数行に亙り記録する記録手段と、
    前記心電情報とともに入力した他の生体情報
    を、同一記録面上で前記第1の方向とほぼ直行
    する第2の方向に記録する手段と、前記所定時
    間分の生体情報を記録する前記第2の方向の記
    録時間幅と、前記所定時間に記録される心電図
    の前記第2の方向の記録時間幅とを対応づける
    手段とを備えることを特徴とする生体情報記録
    装置。 (2) 記録紙は前記第2の方向に移送されて記録さ
    れることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項に記載の生体情報記録装置。
JP1987196612U 1987-12-26 1987-12-26 Expired JPH0319842Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987196612U JPH0319842Y2 (ja) 1987-12-26 1987-12-26

Applications Claiming Priority (1)

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JP1987196612U JPH0319842Y2 (ja) 1987-12-26 1987-12-26

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JPH01101505U JPH01101505U (ja) 1989-07-07
JPH0319842Y2 true JPH0319842Y2 (ja) 1991-04-26

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ID=31487212

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JP1987196612U Expired JPH0319842Y2 (ja) 1987-12-26 1987-12-26

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JP (1) JPH0319842Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003000559A (ja) * 2001-06-21 2003-01-07 Fukuda Denshi Co Ltd 生体情報記録装置及び生体情報記録方法
JP2007195699A (ja) * 2006-01-26 2007-08-09 Advanced Telecommunication Research Institute International バイタル計測装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003000559A (ja) * 2001-06-21 2003-01-07 Fukuda Denshi Co Ltd 生体情報記録装置及び生体情報記録方法
JP2007195699A (ja) * 2006-01-26 2007-08-09 Advanced Telecommunication Research Institute International バイタル計測装置

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JPH01101505U (ja) 1989-07-07

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