JP2820169B2 - 心電図を用いた呼吸波形推定方法 - Google Patents
心電図を用いた呼吸波形推定方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、呼吸を計測すること
なく、呼吸波形を心電図から推定する呼吸推定方法に関
するものである。
なく、呼吸波形を心電図から推定する呼吸推定方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】呼吸の計測は、伸縮により電気抵抗が変
化するセンサを被測定者の腹部または胸部に装着して行
う方法(例えば、特開昭62−362号公報、わかりや
すいME[産報出版(株)、1971年4月10日初版
発行]P.55〜56)が簡便であり、従来より良く用
いられている。この方法では前記被測定者の呼吸による
腹部または胸部の動きに比例して、前記センサの抵抗が
変化することを利用し、呼吸を電気信号として検出す
る。前記電気信号は、高域通過フィルタを用いて不要な
直流成分と低周波成分を除去した後、増幅器で所定の信
号レベルに増幅される。その後ブラウン管オシロスコー
プ等の表示装置により表示したり、データレコーダ等の
記録装置により記録する。このほかの例としては、検出
手段に温度センサを用い鼻孔付近に装着し、呼気と吸気
の温度差を検出することで呼吸を計測する方法(実開昭
62−145603号公報、実開昭64−3603号公
報、及び実開平1−65009号公報)、前記温度セン
サと胸部インピーダンス検出を併用した呼吸モニタ装置
(実公平1−37949号公報)、呼気と吸気の気流に
よって音を発生させて呼吸を検出する方法(特開昭61
−79445号公報)等がある。
化するセンサを被測定者の腹部または胸部に装着して行
う方法(例えば、特開昭62−362号公報、わかりや
すいME[産報出版(株)、1971年4月10日初版
発行]P.55〜56)が簡便であり、従来より良く用
いられている。この方法では前記被測定者の呼吸による
腹部または胸部の動きに比例して、前記センサの抵抗が
変化することを利用し、呼吸を電気信号として検出す
る。前記電気信号は、高域通過フィルタを用いて不要な
直流成分と低周波成分を除去した後、増幅器で所定の信
号レベルに増幅される。その後ブラウン管オシロスコー
プ等の表示装置により表示したり、データレコーダ等の
記録装置により記録する。このほかの例としては、検出
手段に温度センサを用い鼻孔付近に装着し、呼気と吸気
の温度差を検出することで呼吸を計測する方法(実開昭
62−145603号公報、実開昭64−3603号公
報、及び実開平1−65009号公報)、前記温度セン
サと胸部インピーダンス検出を併用した呼吸モニタ装置
(実公平1−37949号公報)、呼気と吸気の気流に
よって音を発生させて呼吸を検出する方法(特開昭61
−79445号公報)等がある。
【0003】一方、心電図より呼吸を推定する方法とし
ては、第5回生体・生理工学シンポジウムで発表された
「心電図からの1回換気量推定」(同シンポジウム論文
集、P.277〜280)がある。この方法では図6に
示すように、心電図標準肢誘導の第I誘導及び第III
誘導の心電図を計測して、各々の心電図のQRSの大き
さを求め、61及び62にプロットしたものをベクトル
合成して得られる21のQRSベクトルを求め、このQ
RSベクトルと第I誘導軸との角度θの変化から呼吸波
形を推定するというものである。
ては、第5回生体・生理工学シンポジウムで発表された
「心電図からの1回換気量推定」(同シンポジウム論文
集、P.277〜280)がある。この方法では図6に
示すように、心電図標準肢誘導の第I誘導及び第III
誘導の心電図を計測して、各々の心電図のQRSの大き
さを求め、61及び62にプロットしたものをベクトル
合成して得られる21のQRSベクトルを求め、このQ
RSベクトルと第I誘導軸との角度θの変化から呼吸波
形を推定するというものである。
【0004】次に上記心電図から呼吸を推定する場合の
動作について説明する。図7はこの方法によるハードウ
ェアの構成図である。図7において、71は標準肢誘導
の第I誘導と第III誘導の心電図を増幅するための心
電図アンプ、72はA/D変換器、73はコンピュータ
である。71の増幅器で増幅された前記2種類の心電図
は各々1ミリ秒で72のA/D変換器でディジタル値に
変換され、73のコンピュータに取り込まれる。図8は
前記サンプルデータより呼吸波形を推定するためのアル
ゴリズムを示すフローチャートである。図8において、
まず81で前記サンプルデータに含まれる商用周波数成
分を除去するための前後10点の移動平均を行う。続い
て82のQRS決定部で、前記心電図サンプルデータの
1心拍毎のQ波、R波、S波のピーク時点を自動検出す
る。そして83のQRSベクトル算出部で、検出した前
記各ピーク時点における前記第I、第III誘導心電図
波形の大きさを求め、各々を第I誘導座標成分及び第I
II誘導座標成分ベクトルとして、両ベクトルを合成し
て、QRSベクトルの角度を算出する。算出した角度デ
ータは84のデータ補間部で3次スプライン補間法にて
補間し連続曲線を求め、85でこの連続曲線を推定呼吸
曲線として出力するものである。
動作について説明する。図7はこの方法によるハードウ
ェアの構成図である。図7において、71は標準肢誘導
の第I誘導と第III誘導の心電図を増幅するための心
電図アンプ、72はA/D変換器、73はコンピュータ
である。71の増幅器で増幅された前記2種類の心電図
は各々1ミリ秒で72のA/D変換器でディジタル値に
変換され、73のコンピュータに取り込まれる。図8は
前記サンプルデータより呼吸波形を推定するためのアル
ゴリズムを示すフローチャートである。図8において、
まず81で前記サンプルデータに含まれる商用周波数成
分を除去するための前後10点の移動平均を行う。続い
て82のQRS決定部で、前記心電図サンプルデータの
1心拍毎のQ波、R波、S波のピーク時点を自動検出す
る。そして83のQRSベクトル算出部で、検出した前
記各ピーク時点における前記第I、第III誘導心電図
波形の大きさを求め、各々を第I誘導座標成分及び第I
II誘導座標成分ベクトルとして、両ベクトルを合成し
て、QRSベクトルの角度を算出する。算出した角度デ
ータは84のデータ補間部で3次スプライン補間法にて
補間し連続曲線を求め、85でこの連続曲線を推定呼吸
曲線として出力するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記呼吸波形推定方法
では、心拍数と呼吸数の関係が(呼吸数÷心拍数)≧1
/2となるような場合、QRSベクトルの本来の連続変
動が再現されないため、呼吸波形推定に誤差を生じると
いう問題点がある。
では、心拍数と呼吸数の関係が(呼吸数÷心拍数)≧1
/2となるような場合、QRSベクトルの本来の連続変
動が再現されないため、呼吸波形推定に誤差を生じると
いう問題点がある。
【0006】また、従来から良く行われている呼吸計測
では、前述のごとく別途呼吸センサを被測定者に装着す
る必要があり被測定者の負荷が大きくなるという問題が
あった。従って心電図から呼吸波形を推定すれば、前記
呼吸センサの装着は不用となる。しかし上記の心電図か
ら呼吸波形を推定する方法においては、被測定者の四肢
に電極を装着するため、被測定者の動きは大きく制限さ
れるという問題点は解決されない。さらに標準肢誘導に
対応するように、胸部等で心電図を誘導して呼吸を推定
するようにして被測定者の四肢を解放しても、心電図を
2チャンネル計測しなければならず、心電図増幅器が二
つ必要となる。
では、前述のごとく別途呼吸センサを被測定者に装着す
る必要があり被測定者の負荷が大きくなるという問題が
あった。従って心電図から呼吸波形を推定すれば、前記
呼吸センサの装着は不用となる。しかし上記の心電図か
ら呼吸波形を推定する方法においては、被測定者の四肢
に電極を装着するため、被測定者の動きは大きく制限さ
れるという問題点は解決されない。さらに標準肢誘導に
対応するように、胸部等で心電図を誘導して呼吸を推定
するようにして被測定者の四肢を解放しても、心電図を
2チャンネル計測しなければならず、心電図増幅器が二
つ必要となる。
【0007】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、心拍数と呼吸数の関係が(呼吸
数÷心拍数)≧1/2となるような場合でも精度の高い
推定ができる呼吸推定方法を得ることを目的とする。
ためになされたもので、心拍数と呼吸数の関係が(呼吸
数÷心拍数)≧1/2となるような場合でも精度の高い
推定ができる呼吸推定方法を得ることを目的とする。
【0008】また、呼吸波形を心電図から推定すること
により被測定者に呼吸センサを装着することを不用に
し、さらに被測定者の四肢の動きの制約を取り除くとと
もに、計測する心電図を1チャンネルとしハードウェア
の簡略化を目的とする。
により被測定者に呼吸センサを装着することを不用に
し、さらに被測定者の四肢の動きの制約を取り除くとと
もに、計測する心電図を1チャンネルとしハードウェア
の簡略化を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る呼吸推定
方法は、QRSベクトルの角度だけでなくTベクトルの
角度も考慮して、前記両ベクトルの角度データを一つの
データファイルに合成して、補間するデータ数を2倍に
して呼吸曲線を推定することにより、前述の問題点であ
る(呼吸数÷心拍数)≧1/2となるような場合でも精
度の高い推定が出来るようにしたものである。
方法は、QRSベクトルの角度だけでなくTベクトルの
角度も考慮して、前記両ベクトルの角度データを一つの
データファイルに合成して、補間するデータ数を2倍に
して呼吸曲線を推定することにより、前述の問題点であ
る(呼吸数÷心拍数)≧1/2となるような場合でも精
度の高い推定が出来るようにしたものである。
【0010】また、被測定者の四肢の動きの制約を取り
除くとともに計測する心電図を1チャンネルとするた
め、前記QRSベクトルの角度変化が振幅変化となる射
影軸を決め、この射影軸に沿って前記被測定者の胸部に
装着する電極位置を決定し、胸部誘導心電図1チャンネ
ルだけを計測し、この心電図のQRSの大きさから呼吸
波形を推定するようにしたものである。
除くとともに計測する心電図を1チャンネルとするた
め、前記QRSベクトルの角度変化が振幅変化となる射
影軸を決め、この射影軸に沿って前記被測定者の胸部に
装着する電極位置を決定し、胸部誘導心電図1チャンネ
ルだけを計測し、この心電図のQRSの大きさから呼吸
波形を推定するようにしたものである。
【0011】さらに、上記呼吸波形推定の精度を向上さ
せるため、QRSベクトルの角度変化及びTベクトルの
角度変化が各々QRS波、T波の振幅変化となる1つの
射影軸を決め、この射影軸から胸部に装着する電極装着
位置を決定して導出された心電図のQRS波の大きさと
T波の大きさから呼吸波形を推定するようにしたもので
ある。
せるため、QRSベクトルの角度変化及びTベクトルの
角度変化が各々QRS波、T波の振幅変化となる1つの
射影軸を決め、この射影軸から胸部に装着する電極装着
位置を決定して導出された心電図のQRS波の大きさと
T波の大きさから呼吸波形を推定するようにしたもので
ある。
【0012】
【作用】この発明における請求項1記載の呼吸推定方法
は、QRSベクトル及びTベクトルの両角度変化を用い
て呼吸波形を推定することにより、推定精度が向上す
る。
は、QRSベクトル及びTベクトルの両角度変化を用い
て呼吸波形を推定することにより、推定精度が向上す
る。
【0013】また、請求項2及び請求項3記載の呼吸推
定方法は、四肢に電極を装着する必要がないので、両腕
を動かすことができ被測定者の負荷軽減となるとともに
計測する心電図は1チャンネルだけなので、測定系の簡
略化が行える。
定方法は、四肢に電極を装着する必要がないので、両腕
を動かすことができ被測定者の負荷軽減となるとともに
計測する心電図は1チャンネルだけなので、測定系の簡
略化が行える。
【0014】
実施例1.図1は請求項1記載の一実施例を示すフロー
チャートである。図1において11は従来例と同様に標
準肢誘導によって計測された2チャンネルの心電図デー
タである。12〜15においては従来例の図8の82及
び83のQRSベクトル角度の計算に加えTベクトルの
角度を計算するように構成されている。16では前記1
心拍毎の角度データを、QRS、T、QRS、T・・・
というように同一時間軸上に各々のピーク時点の時間関
係はそのままで生起順にデータを並べ、1つのデータ列
にまとめる。このときQRSベクトルとTベクトルの角
度変化の大きさが異なっている場合は、予め求めておい
た補正係数を用いてTベクトルの角度データを補正す
る。17および18では、前記データ列に補間を行い連
続曲線に変換し、推定呼吸波形として出力する。
チャートである。図1において11は従来例と同様に標
準肢誘導によって計測された2チャンネルの心電図デー
タである。12〜15においては従来例の図8の82及
び83のQRSベクトル角度の計算に加えTベクトルの
角度を計算するように構成されている。16では前記1
心拍毎の角度データを、QRS、T、QRS、T・・・
というように同一時間軸上に各々のピーク時点の時間関
係はそのままで生起順にデータを並べ、1つのデータ列
にまとめる。このときQRSベクトルとTベクトルの角
度変化の大きさが異なっている場合は、予め求めておい
た補正係数を用いてTベクトルの角度データを補正す
る。17および18では、前記データ列に補間を行い連
続曲線に変換し、推定呼吸波形として出力する。
【0015】前記のような呼吸推定方法においては1心
拍について得られる角度データが2つであり、補間に使
われるデータはQRSベクトルのみの場合の2倍であ
る。従って、従来例に見られる心拍数と呼吸数の関係が
(呼吸数÷心拍数)≧1/2となるような場合でも精度
の高い推定ができることになる。
拍について得られる角度データが2つであり、補間に使
われるデータはQRSベクトルのみの場合の2倍であ
る。従って、従来例に見られる心拍数と呼吸数の関係が
(呼吸数÷心拍数)≧1/2となるような場合でも精度
の高い推定ができることになる。
【0016】実施例2. 図2はQRSベクトルの呼吸による角度変化をQRSの
大きさの単調変化として検出するための胸部に装着する
電極位置の決め方の説明図である。図において21は呼
吸によって変化するQRSベクトルを表わし、22は前
記QRSベクトルの呼吸変化の角度差を表わす。このと
き心臓位置を通る23の破線で示される方向に、前記Q
RSベクトルを射影すると24で示されるように、前記
角度差に対応する大きさの差となる。従って、25で示
される位置に電極を装着して胸部より心電図を検出すれ
ば、QRSの大きさの変化から呼吸波形の推定ができ
る。
大きさの単調変化として検出するための胸部に装着する
電極位置の決め方の説明図である。図において21は呼
吸によって変化するQRSベクトルを表わし、22は前
記QRSベクトルの呼吸変化の角度差を表わす。このと
き心臓位置を通る23の破線で示される方向に、前記Q
RSベクトルを射影すると24で示されるように、前記
角度差に対応する大きさの差となる。従って、25で示
される位置に電極を装着して胸部より心電図を検出すれ
ば、QRSの大きさの変化から呼吸波形の推定ができ
る。
【0017】図3は上記の如く計測された心電図から呼
吸波形を推定するための一実施例のフローチャートであ
る。図において31は、計測した1チャンネルの心電図
をサンプルしたデータであり、32はこのデータから前
記実施例1同様にQRSピーク時点を検出する。33で
は32で求めたピーク時点のQRS波の大きさを求め
る。QRSの大きさとしては図4に示すように、41の
基線Bを基準としたQ、R、S振幅の代数和(基線Bを
基準とした符号つき加算)即ち(−BQ)+(+BR)
+(−BS)、または42〜44で示される各々の面積
S1、S2、S3 で算出されるS 2 −S 1 −S 3 、または
この面積差から計算される平均電位等を用いる。このよ
うにして求めたQRS波の大きさのデータ列を17にお
いて補間し連続波形に変換し、18で呼吸波形として出
力する。
吸波形を推定するための一実施例のフローチャートであ
る。図において31は、計測した1チャンネルの心電図
をサンプルしたデータであり、32はこのデータから前
記実施例1同様にQRSピーク時点を検出する。33で
は32で求めたピーク時点のQRS波の大きさを求め
る。QRSの大きさとしては図4に示すように、41の
基線Bを基準としたQ、R、S振幅の代数和(基線Bを
基準とした符号つき加算)即ち(−BQ)+(+BR)
+(−BS)、または42〜44で示される各々の面積
S1、S2、S3 で算出されるS 2 −S 1 −S 3 、または
この面積差から計算される平均電位等を用いる。このよ
うにして求めたQRS波の大きさのデータ列を17にお
いて補間し連続波形に変換し、18で呼吸波形として出
力する。
【0018】前記の呼吸推定方法では、従来例の呼吸推
定方法と推定精度は同じであるが、胸部より1チャンネ
ルの心電図を導出するだけで済むので測定系の簡略化が
できるとともに、被測定者の負担軽減が行える。
定方法と推定精度は同じであるが、胸部より1チャンネ
ルの心電図を導出するだけで済むので測定系の簡略化が
できるとともに、被測定者の負担軽減が行える。
【0019】実施例3.図5は上記のQRS波の大きさ
から推定した場合より推定精度を上げるための一実施例
のフローチャートである。図において、51の心電図デ
ータは図3にTベクトルの方向も加えて決定した電極位
置による胸部誘導心電図のサンプルデータである。32
〜53はQRS波とT波の大きさを求める。T波の大き
さもQRS波同様、ピーク値、面積、平均値等が用いら
れる。54では前記実施例1と同様にT波の大きさの補
正を行い同一時間軸上に生起時間順にデータを並べて、
データ数2倍の補間データを作成する。17では前記Q
RS波の大きさの補間と同様にデータを補間し連続曲線
を求める。18では求めた前記連続曲線を推定呼吸波形
として出力する。
から推定した場合より推定精度を上げるための一実施例
のフローチャートである。図において、51の心電図デ
ータは図3にTベクトルの方向も加えて決定した電極位
置による胸部誘導心電図のサンプルデータである。32
〜53はQRS波とT波の大きさを求める。T波の大き
さもQRS波同様、ピーク値、面積、平均値等が用いら
れる。54では前記実施例1と同様にT波の大きさの補
正を行い同一時間軸上に生起時間順にデータを並べて、
データ数2倍の補間データを作成する。17では前記Q
RS波の大きさの補間と同様にデータを補間し連続曲線
を求める。18では求めた前記連続曲線を推定呼吸波形
として出力する。
【0020】
【発明の効果】この発明は、以上説明したような方法で
呼吸波形を推定するので、以下に記載される効果を奏す
る。
呼吸波形を推定するので、以下に記載される効果を奏す
る。
【0021】1心拍について、QRSベクトルとTベク
トルの2つの角度データを用いることにより従来法の2
倍のデータが得られ、推定呼吸波形の精度が向上すると
ともに心拍数に対して呼吸速度が速い場合にも推定可能
となる。
トルの2つの角度データを用いることにより従来法の2
倍のデータが得られ、推定呼吸波形の精度が向上すると
ともに心拍数に対して呼吸速度が速い場合にも推定可能
となる。
【0022】また、心ベクトルに対し異なる角度をなす
2種類の誘導による心電図を計測して得られるQRSベ
クトルの方向を基にして胸部に装着する電極位置を決定
し、この電極位置で計測される心電図のQRS波の大き
さの変化から呼吸波形を推定することにより、計測すべ
き心電図は1チャンネルで済む。さらに被測定者の四肢
に電極を付けなくても良いため、被測定者の負担軽減が
できる。
2種類の誘導による心電図を計測して得られるQRSベ
クトルの方向を基にして胸部に装着する電極位置を決定
し、この電極位置で計測される心電図のQRS波の大き
さの変化から呼吸波形を推定することにより、計測すべ
き心電図は1チャンネルで済む。さらに被測定者の四肢
に電極を付けなくても良いため、被測定者の負担軽減が
できる。
【0023】また、胸部誘導心電図1チャンネルのデー
タについても、T波の大きさを推定データに使用するこ
とにより推定精度の向上が図れる。
タについても、T波の大きさを推定データに使用するこ
とにより推定精度の向上が図れる。
【0024】また、ホルター心電計のように長時間にわ
たって心電図を記録し、検査や診断を行う場合がよくあ
るが、本発明を応用すれば、従来より行われている心電
図の解析に加え、推定呼吸波形の検査及び診断も行える
という利点がある。
たって心電図を記録し、検査や診断を行う場合がよくあ
るが、本発明を応用すれば、従来より行われている心電
図の解析に加え、推定呼吸波形の検査及び診断も行える
という利点がある。
【図1】この発明の実施例1を示すフローチャートであ
る。
る。
【図2】電極装着位置を決める説明図である。
【図3】この発明の実施例2を示すフローチャートであ
る。
る。
【図4】QRS波の大きさの説明図である。
【図5】この発明の実施例3を示すフローチャートであ
る。
る。
【図6】QRSベクトルの求め方の説明図である。
【図7】従来の呼吸推定法のハードウェアの構成図であ
る。
る。
【図8】従来の呼吸推定法を示すフローチャートであ
る。
る。
11 標準肢誘導心電図2チャンネルのサンプルデータ 12 Q波、R波、S波の各ピーク時点の検出 13 T波のピーク時点の検出 14 QRSベクトルの角度の計算 15 Tベクトルの角度の計算 16 QRSベクトル、Tベクトルの両角度データの1
つのデータ列に変換 17 データ補間 18 推定呼吸波形の出力 21 QRSベクトル 23 呼吸によるQRSベクトルの変化角度 23 射影軸 24 QRSの大きさ 25 電極 31 QRSベクトルを基に決めた電極位置で計測した
心電図データ 32 QRS波のピーク検出 33 QRS波の大きさ算出 41 心電図基線 42 Q波の面積 43 R波の面積 44 S波の面積 51 QRSとTベクトルから決めた電極位置で計測し
た心電図データ 52 T波ピークの検出 53 T波の大きさの算出 54 補間データの作成 61 第I誘導心電図のQRS波の大きさ 62 第III誘導心電図のQRS波の大きさ 71 心電図増幅器 72 A/D変換器 73 コンピュータ 81 2チャンネル心電図データの移動平均 82 QRS波決定部 83 QRSベクトル算出部 84 3次スプライン補間 85 推定呼吸波形出力
つのデータ列に変換 17 データ補間 18 推定呼吸波形の出力 21 QRSベクトル 23 呼吸によるQRSベクトルの変化角度 23 射影軸 24 QRSの大きさ 25 電極 31 QRSベクトルを基に決めた電極位置で計測した
心電図データ 32 QRS波のピーク検出 33 QRS波の大きさ算出 41 心電図基線 42 Q波の面積 43 R波の面積 44 S波の面積 51 QRSとTベクトルから決めた電極位置で計測し
た心電図データ 52 T波ピークの検出 53 T波の大きさの算出 54 補間データの作成 61 第I誘導心電図のQRS波の大きさ 62 第III誘導心電図のQRS波の大きさ 71 心電図増幅器 72 A/D変換器 73 コンピュータ 81 2チャンネル心電図データの移動平均 82 QRS波決定部 83 QRSベクトル算出部 84 3次スプライン補間 85 推定呼吸波形出力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺下 裕美 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電 機株式会社 中央研究所内 (56)参考文献 特開 昭52−135587(JP,A) 特開 昭50−97181(JP,A) 特開 平1−99530(JP,A) 実開 昭50−91392(JP,U) 特公 昭49−39796(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61B 5/0472 A61B 5/08
Claims (3)
- 【請求項1】 心ベクトルに対し異なる角度をなす2種
類の誘導による心電図を計測し、前記2種類の心電図の
QRS波よりQRSベクトルを、T波よりTベクトルを
各々求め、前記両ベクトルの各々の角度変化を用いて呼
吸波形を推定することを特徴とする心電図を用いた呼吸
波形推定方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の2種類の心電図によるQ
RSベクトルの方向を求め、前記ベクトルの方向を基に
電極の胸部装着位置を決定し、前記電極位置で計測した
1チャンネルの心電図のQRS波の大きさより呼吸波形
を推定することを特徴とする心電図を用いた呼吸波形推
定方法。 - 【請求項3】 胸部誘導電極の装着位置をTベクトルの
方向も考慮して決定し、呼吸波形の推定もT波の大きさ
を考慮して行うことを特徴とする請求項2記載の心電図
を用いた呼吸波形推定方法。
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|---|---|---|---|
| JP3107073A JP2820169B2 (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | 心電図を用いた呼吸波形推定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP3107073A JP2820169B2 (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | 心電図を用いた呼吸波形推定方法 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04336035A JPH04336035A (ja) | 1992-11-24 |
| JP2820169B2 true JP2820169B2 (ja) | 1998-11-05 |
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ID=14449801
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| JP3107073A Expired - Fee Related JP2820169B2 (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | 心電図を用いた呼吸波形推定方法 |
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|---|---|
| JP (1) | JP2820169B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9980664B2 (en) | 2013-03-22 | 2018-05-29 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Biological signal measurement system, apparatus, method, and computer program thereof |
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-
1991
- 1991-05-13 JP JP3107073A patent/JP2820169B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| US9980664B2 (en) | 2013-03-22 | 2018-05-29 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Biological signal measurement system, apparatus, method, and computer program thereof |
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| Publication number | Publication date |
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| JPH04336035A (ja) | 1992-11-24 |
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