JP4323277B2 - 睡眠時無呼吸型判別方法 - Google Patents

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本発明は、睡眠時無呼吸症候群の患者の無呼吸の型を判別する無呼吸判別方法及びその装置に関するものである。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診断には、気流、胸郭および腹部の呼吸運動、脳波、眼球運動、筋電図といった生体信号を終夜にわたって測定する睡眠ポリソムノグラフィ(PSG)が広く用いられる。この際、SAS患者は心不全などを併発している場合が多いことから、心電図もあわせて測定するのが一般的である。PSGは在宅での実施が困難な上、時間やコストもかかるため、被験者への負担が大きい。そこで、在宅でも測定可能な簡易的なSAS診断として、小型の生体情報モニタを用いて気流、胸郭および腹部の呼吸運動、心電図などを選択的に記録する方法がとられることも多い。
SASの型は、呼吸運動および気流の停止がみられる中枢型無呼吸(CSA)、呼吸運動はあるものの気流が停止した閉塞型無呼吸(OSA)、混合型(Mixed Apnea)に分類される。SASの型は、まず気流信号から無呼吸の個所を検出し、検出された無呼吸個所の胸郭および腹部の呼吸運動の有無によって決定される。
胸郭および腹部の呼吸運動の測定には一般的にインダクタンス式の呼吸バンドが用いられる。これは表面にコイルを施したバンドを胸部または腹部に巻きつけ、呼吸運動に伴うコイルのインダクタンス変化によって呼吸運動を測定するものであるが、より高い精度で測定を行うためにはバンドをきつく締めなければならないため、使用者にとって負担が大きく、睡眠時の測定の妨げになりかねない。
呼吸バンドを用いない呼吸運動測定方法として、心電図から呼吸運動を推定するEDR(ECG Derived Respiration)が知られている。これは、呼吸運動に伴う胸郭の動きに伴う体腔内の容積変化によって体表面で測定される心電図波形の振幅が変化することを利用したもので、呼吸運動波形や一回換気量の推定に用いられることが多い。これらはいずれも健常者を対象とした場合が多く、SASに対するEDRとしては、EDR信号とRR間隔や気流信号を組み合わせてOSAを検出する方法が報告されている。
EDRの基本的な方法は、直交する2誘導によって測定された心電図信号からQRS波を検出し、式1、2を用いて2誘導それぞれのQRS波の振幅もしくはQRS波によって囲まれた区間の面積A1、A2から、電気軸(角度θまたは振幅X)を算出し、これをEDRプロットとする。
θ=tan−1(A/A) ・・・・・・・(式1)
X=(A12+A221/2 ・・・・・・・(式2)
このとき、2誘導が非直交軸上にある場合には、2誘導を直交軸上に投影することで電気軸を算出することが可能である。
P de Chazal, et al. Automated Processing of the Single-Lead Electrocardiogram for the Detection of Obstructive Sleep Apnea. IEEE Trans Biomed Eng. 2003 Jun; 50(6): 686-96
SAS型の判別を行うにあたり、呼吸バンドを用いた呼吸運動測定では使用者への負担が大きく、終夜にわたる測定の妨げになりかねない。そこで、本発明は、呼吸バンドに替わり、心電図信号より得られたEDR波形を用いてSAS型の判別を可能とする方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、下記する各構成を有する睡眠時無呼吸型判別方法および装置を提供する。
1)使用者から測定された心電図信号および心電図信号から検出されたQRS波の位置情報と、及び気流信号から検出された無呼吸区間情報とを用い、心電図信号およびQRS波の位置情報からEDR法を利用して呼吸運動波形を推定し、該無呼吸区間情報および該呼吸運動波形の推定結果から無呼吸の型判別をすることを特徴とする無呼吸型判別方法。
2)該無呼吸型判別方法が、該気流信号から検出された無呼吸区間情報に基づき、無呼吸区間から任意の長さで切り出した小区間における該呼吸運動波形の推定結果の最小自乗直線に対する各点のばらつき(SD)と、呼吸区間から任意の長さで切り出した小区間における該呼吸運動波形の推定結果の最小自乗直線に対する各点のSDの比によって中枢型無呼吸および閉塞型無呼吸を判別することを特徴とする、上記1記載の無呼吸型判別方法。
3)該無呼吸型判別方法が、該気流信号から検出された無呼吸区間情報に基づき、無呼吸区間から任意の長さの小区間を複数個切り出し、それぞれの小区間における該呼吸運動波形の推定結果の最小自乗直線に対する各点のSDを求め、それぞれの小区間で得られたSDのうち最小の値となったものを、該無呼吸区間を代表するSDとすることを特徴とする上記2記載の無呼吸型判別方法。
4)該無呼吸型判別方法が、呼吸区間のSDに対する無呼吸区間のSDの比における所定閾値を設定し、SD比が所定閾値以上を閉塞型無呼吸、所定閾値以下を中枢型無呼吸と判定することを特徴とする、上記1〜3記載の無呼吸型判別方法。
5)該無呼吸型判別方法が、無呼吸区間を2区間に分割し、それぞれの区間から任意の長さで切り出した小区間における該呼吸運動波形の推定結果の最小自乗直線に対する各点のSDを求め、呼吸区間のSDに対する各無呼吸区間のSDの比を求め、分割した前半部分のSDの比が所定閾値以下であり、かつ後半部分のSDの比が所定閾値以上の場合に混合型無呼吸と判定することを特徴とする、上記1〜4記載の無呼吸型判別方法。
6)該無呼吸型判別方法が、無呼吸区間を2区間に分割し、それぞれの区間から任意の長さの小区間を複数個ずつ切り出し、それぞれの小区間における該呼吸運動波形の推定結果の最小自乗直線に対する各点のSDを求め、それぞれの小区間で得られたSDのうち最小の値となったものを、該無呼吸区間を代表するSDとすることを特徴とする上記5記載の無呼吸型判別方法。
7)該呼吸運動波形を、得られたEDR波形に対しフィルタ処理およびスプライン補間を行うことにより推定することを特徴とする、上記1〜6記載の無呼吸型判別方法。
8)使用者の心電図信号を測定する手段、測定された心電図信号および心電図信号から検出されたQRS波の位置情報の検出手段、使用者の呼吸に伴う気流信号から呼吸区間及び無呼吸区間の情報を検出する無呼吸区間情報検出手段を備え、心電図信号およびQRS波の位置情報からEDR法を利用して呼吸運動を推定する呼吸運動推定手段、該無呼吸区間情報および該呼吸運動推定手段による推定結果から無呼吸型を判別する無呼吸型判別手段を備えたことを特徴とする無呼吸型判別装置。
9)該無呼吸型判別手段が、該気流信号から検出された無呼吸区間情報に基づき、無呼吸区間から任意の長さで切り出した小区間における該呼吸運動推定手段の推定結果の最小自乗直線に対する各点のばらつき(SD)と、呼吸区間から任意の長さで切り出した小区間における該呼吸運動推定手段の推定結果の最小自乗直線に対する各点のSDの比によって中枢型無呼吸および閉塞型無呼吸を判別する手段であることを特徴とする請求項8記載の無呼吸型判別装置。
10)該無呼吸型判別手段が、該気流信号から検出された無呼吸区間情報に基づき、無呼吸区間から任意の長さの小区間を複数個切り出し、それぞれの小区間における該呼吸運動推定手段の呼吸運動波形推定結果の最小自乗直線に対する各点のSDを求め、それぞれの小区間で得られたSDのうち最小の値となったものを、該無呼吸区間を代表するSDとすることを特徴とする上記9記載の無呼吸型判別装置。
11)該無呼吸型判別手段が、呼吸区間のSDに対する無呼吸区間のSDの比における所定閾値を設定し、SD比が所定閾値以上を閉塞型無呼吸、所定閾値以下を中枢型無呼吸と判定する手段であることを特徴とする上記8〜10記載の無呼吸型判別装置。
12)該無呼吸型判別手段が、無呼吸区間を2区間に分割し、それぞれの区間から任意の長さで切り出した小区間における該呼吸運動推定手段の呼吸運動波形の推定結果の最小自乗直線に対する各点のSDを求め、呼吸区間のSDに対する各無呼吸区間のSDの比を求め、分割した前半部分のSDの比が所定閾値以下であり、かつ後半部分のSDの比が所定閾値以上の場合に混合型無呼吸と判定する手段であることを特徴とする上記8〜10記載の無呼吸型判別装置。
13)該無呼吸型判別手段が、無呼吸区間を2区間に分割し、それぞれの区間から任意の長さの小区間を複数個ずつ切り出し、それぞれの小区間における該呼吸運動推定手段の呼吸運動波形の推定結果の最小自乗直線に対する各点のSDを求め、それぞれの小区間で得られたSDのうち最小の値となったものを、該無呼吸区間を代表するSDとする手段であることを特徴とする上記12記載の無呼吸型判別装置。
本発明は、呼吸バンドを用いることなく使用者の呼吸運動を測定し、睡眠時無呼吸症候群における無呼吸型を判別することが可能な呼吸測定方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る好ましい実施例である無呼吸判別方法を、図1を用いて説明する。図1は本発明の無呼吸判別方法の実施の形態に係る好ましい実施例である無呼吸判別方法を備えた装置の接続図を示したものである。
本発明の方法は、呼吸測定手段を備えた心電図測定装置におけるマイコン等のCPU上で実施されるか、もしくは、測定された心電図信号および呼吸信号をコンピュータに取り込み演算を行うことが好ましい。
心電図信号は直交軸上にある2誘導もしくは直交軸上に投影可能な2誘導の心電図電極により測定された信号である。3誘導以上の心電図信号を用いる場合には、測定される誘導のうちもっとも好ましい2誘導の信号を利用する。また、気流信号は鼻カニューレもしくはサーミスタなどにより使用者から測定された信号である。
心電図信号から検出されるQRS波の位置情報は、心電図信号から手動または自動解析などによって検出されたQ波、R波、S波それぞれのピーク位置時刻、またはQRS波の開始点および終了点の時間を含む情報である。気流信号から検出される無呼吸区間情報は、手動または自動解析によって検出された、無呼吸区間の開始時間および終了時間を含む情報である。
呼吸運動推定手段は、QRS波の位置情報および心電図信号からEDR法を用いて呼吸運動波形を推定する。まず、QRS波の位置情報からQRS波の振幅または面積を求める。振幅を求める場合は、QRS波の位置情報がQ波、R波、S波それぞれのピーク位置を含む場合には、それぞれの位置における心電図信号の最大値および最小値を用い、また、QRS波の位置情報がQRS波の開始点および終了点を含む場合には、QRS波の開始点から終了点の範囲における心電図信号の最大値および最小値を検出し、演算を行う。面積を求める場合にはQRS波の範囲で心電図信号を積分する。次に、得られた2誘導それぞれのQRS波の振幅または面積から電気軸ベクトルを計算し、EDRのプロットとする。EDR法により心電図信号から推定された呼吸運動波形は心拍1拍につき1点の波形であるため、得られた呼吸運動波形に対しスプライン補間を行い、情報量を補うとよい。スプライン補間によって得られる波形のサンプリングレートは10Hz以上となることが好ましい。スプライン補間を用いることで、より実際の呼吸運動波形に近い、スムーズな曲線が得られる。また、心電図信号に基線変動があった場合、EDR法による呼吸運動波形にも基線の変動が現れる。さらに、無呼吸が連続して現れる個所などでは、無呼吸や過呼吸の周期に合わせ、EDR法による呼吸運動波形の基線が変動することが多い。従って、より安定した呼吸波形を得るために、EDR法による呼吸運動波形に対してハイパスフィルタをかけ、基線変動を除去することが好ましい。このとき、カットオフ周波数は0.05〜0.2Hzぐらいに設定するとよい。
無呼吸型判別手段は気流信号から得られた無呼吸区間情報および呼吸運動推定手段によって推定された呼吸運動波形を用いてSAS型の判別を行う。
まず、無呼吸区間内および呼吸区間からそれぞれ小区間を切り出す。このとき、一般的に気流信号から無呼吸と判断される呼吸停止期間が10秒程度であることから、小区間の長さは10秒程度とすることが好ましい。
また、呼吸区間は無呼吸区間以外の区間であり、呼吸区間から切り出す小区間は、無呼吸区間になるべく近いほうが好ましく、無呼吸開始点から数秒〜10数秒程度手前を終了点とする小区間とするとよい。無呼吸が連続して発生する場合などにおいて、無呼吸区間の直前の呼吸区間が小区間の長さに満たない場合は、その呼吸区間の長さを無呼吸区間直前の呼吸区間における小区間の長さとする。
また、ある無呼吸が発生した直後の数呼吸はその呼吸振幅が正常の呼吸に比べ大きくなることが多い。そのため、無呼吸が連続的に発生するような場合では、無呼吸区間直前の呼吸区間のSDは相対的に大きな値となることがある。このような場合には、無呼吸区間直前の呼吸区間ではなく、無呼吸区間に最も近い、無呼吸が1分〜数分以上発生しない区間から小区間を切り出してもよい。
無呼吸区間から切り出す小区間は、開始点が異なる小区間を1つの無呼吸区間内から複数個とり、それぞれの小区間で最小自乗直線および最小自乗直線に対する区間内各点のSDを求め、その結果、複数個の小区間から求められたSDのうち最小の値をその無呼吸区間を代表するSDとして用いるとよい。これによって、CSAの無呼吸区間でノイズが発生した場合などにおいても、高い精度での無呼吸判別が可能となる。
このようにして切り出された、呼吸区間および無呼吸区間それぞれの小区間におけるEDR波形の最小自乗直線を求める。次に、無呼吸区間における小区間で求めた最小自乗直線に対するEDR波形各点のSDおよび、無呼吸区間直前の呼吸区間における小区間で求めた最小自乗直線に対するEDR波形各点のSDを求め、それぞれを呼吸区間のSDおよび無呼吸区間のSDとする。そして、呼吸区間のSDに対する無呼吸区間のSDの比をもってその無呼吸の指標とする。図2はこのときの様子を概念的に表した図であり、気流波形およびEDR波形における縦軸はそれぞれの相対的変化を表したものである。
このように、無呼吸区間直前の呼吸区間のSDを基準として比をとることで、被験者やその時々の呼吸レベルの違いによる無呼吸区間のSDの差を正規化することが可能となる。このようにして各々の無呼吸において得られたSDの比は、CSAの場合には呼吸運動が停止しているため小さな値となり、OSAでは呼吸運動があるためCSAに比べ大きな値となる。
このようにして得られたSDの比を無呼吸固有の値とし、この値によって無呼吸型の判別を行う。SDの比の値に対し閾値を設定し、ある無呼吸で得られた値が閾値以下ならばCSAとし、閾値より大きければOSAとする。このとき、判別の閾値は0.1〜0.3程度とすることが好ましい。
OSAまたはCSAを含む終夜臨床データ12件(CSA:69個所、OSA:64個所)に対し本法を実施した例を図3に示す。OSAまたはCSA判別の閾値を0.25とすると、SAS型判別の正答率はOSAが88.4%、OSAが96.9%であり、本法はSAS型判別に対し有効であるといえる。
さらに、OSA、CSAに加え、混合型無呼吸の判別を行う場合には、無呼吸区間を2区間に分割し、それぞれの区間において、上記方法により無呼吸の指標であるSDの比を求めるとよい。一般的に混合型無呼吸は、その無呼吸区間の前半において呼吸運動が停止し、後半で呼吸運動が観察される。したがって、2区間に分割した無呼吸区間それぞれにおいて上記方法によるSAS型判別を行い、無呼吸区間における2区間のうち前半がCSA、後半がOSAと判別された場合に、その無呼吸を混合型無呼吸と判別することで混合型を含めたSASの型判別が可能となる。
以上のように、EDR法による呼吸運動波形を用いることで、呼吸バンドを使用することなく高い精度でSAS型の判別を行うことが可能となる。
本発明の実施例である無呼吸判別方法を備えた装置の接続図である。 本発明の無呼吸型判別方法における呼吸区間および無呼吸区間での最小自乗直線を求める方法を表した図である。 本発明の無呼吸型判別方法を用いてSAS型判別を行った結果の例である。
符号の説明
1.心電図信号
2.気流信号
3.呼吸運動推定手段
4.無呼吸型判別手段

Claims (6)

  1. 使用者の心電図信号を測定する手段、測定された心電図信号および心電図信号から検出されたQRS波の位置情報の検出手段、使用者の呼吸に伴う気流信号から呼吸区間及び無呼吸区間の情報を検出する無呼吸区間情報検出手段を備え、心電図信号およびQRS波の位置情報からEDR法を利用して呼吸運動波形を推定する呼吸運動波形推定手段、該無呼吸区間情報および該呼吸運動波形推定手段による推定結果から無呼吸型を判別する無呼吸型判別手段を備えたことを特徴とする無呼吸型判別装置であって
    該無呼吸型判別手段が、該気流信号から検出された無呼吸区間情報に基づき、無呼吸区間から任意の長さで切り出した小区間における該呼吸運動波形推定手段の推定結果の最小自乗直線に対する各点のばらつき(SD)と、呼吸区間から任意の長さで切り出した小区間における該呼吸運動波形推定手段の推定結果の最小自乗直線に対する各点のSDの比によって中枢型無呼吸および閉塞型無呼吸を判別する手段であることを特徴とする無呼吸型判別装置
  2. 該無呼吸型判別手段が、該気流信号から検出された無呼吸区間情報に基づき、無呼吸区間から任意の長さの小区間を複数個切り出し、それぞれの小区間における該呼吸運動波形推定手段による推定結果の最小自乗直線に対する各点のSDを求め、それぞれの小区間で得られたSDのうち最小の値となったものを、該無呼吸区間を代表するSDとする手段であることを特徴とする請求項1に記載の無呼吸型判別装置。
  3. 該無呼吸型判別手段が、呼吸区間のSDに対する無呼吸区間のSDの比における所定閾値を設定し、SD比が所定閾値以上を閉塞型無呼吸、所定閾値以下を中枢型無呼吸と判定する手段であることを特徴とする請求項1または2に記載の無呼吸型判別装置。
  4. 該無呼吸型判別手段が、無呼吸区間を2区間に分割し、それぞれの区間から任意の長さで切り出した小区間における該呼吸運動波形推定手段による推定結果の最小自乗直線に対する各点のSDを求め、呼吸区間のSDに対する各無呼吸区間のSDの比を求め、分割した前半部分のSDの比が所定閾値以下であり、かつ後半部分のSDの比が所定閾値以上の場合に混合型無呼吸と判定する手段であることを特徴とする請求項1または2に記載の無呼吸型判別装置。
  5. 該無呼吸型判別手段が、無呼吸区間を2区間に分割し、それぞれの区間から任意の長さの小区間を複数個ずつ切り出し、それぞれの小区間における該呼吸運動波形推定手段による推定結果の最小自乗直線に対する各点のSDを求め、それぞれの小区間で得られたSDのうち最小の値となったものを、該無呼吸区間を代表するSDとする手段であることを特徴とする請求項4に記載の無呼吸型判別装置。
  6. 該呼吸運動波形推定手段が、得られたEDR波形に対しフィルタ処理およびスプライン補間を行うことにより推定する手段であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の無呼吸型判別装置。
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