JP2008520340A - 心臓状態の監視および特徴化に関する方法およびシステム - Google Patents

心臓状態の監視および特徴化に関する方法およびシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2008520340A
JP2008520340A JP2007543015A JP2007543015A JP2008520340A JP 2008520340 A JP2008520340 A JP 2008520340A JP 2007543015 A JP2007543015 A JP 2007543015A JP 2007543015 A JP2007543015 A JP 2007543015A JP 2008520340 A JP2008520340 A JP 2008520340A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heart
person
data
subject
ecg
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007543015A
Other languages
English (en)
Inventor
アランド,パトリシア・エイ
バウアー,ピーター・ティー
ギャレン,ピーター
ワーナー,ロバート・エイ
Original Assignee
イノバイス メディカル インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by イノバイス メディカル インコーポレーテッド filed Critical イノバイス メディカル インコーポレーテッド
Publication of JP2008520340A publication Critical patent/JP2008520340A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/24Detecting, measuring or recording bioelectric or biomagnetic signals of the body or parts thereof
    • A61B5/316Modalities, i.e. specific diagnostic methods
    • A61B5/318Heart-related electrical modalities, e.g. electrocardiography [ECG]

Abstract

【課題】 種々の医療関係目的のために人の心臓状態を監視し特徴化する方法およびシステムを提供する。
【解決手段】 本方法は、(a)選択した人の音響的心臓徴候を取り込むステップと、(b)実質的に同時に、同一人の電気的心臓徴候を取り込むステップと、(c)これら2つの取り込んだ徴候から決定した対象要素を選択し、このような要素を選択的に処理し関係付けるステップと、(d)当該人の心臓状態の特徴化において有用な心臓状態フィンガープリントを作成するために、関係付けるステップの結果を採用するステップとを含む。システム的観点からは、本システムは、(a)人から音響的および電気的データを収集するために採用可能な音響的および電気的データ収集デバイスと、(b)これらのデバイスに動作的に接続され、かかるデータを収集した人の報告可能な心臓状態フィンガープリントを発生する目的で、これらのデバイスが収集したデータを処理し関係付けるように動作可能な処理構造と含む。
【選択図】 図4

Description

本発明は、心臓病の異なる成分を識別することに関して、人の心臓状態を監視し特徴化する方法およびシステムに関する。加えて、本発明は、監視および特徴化活動の結果を、(a)診断、(b)グラフや電子データベース・レコードのような様々な種類の現在有用な記録および保管用記録の作成、および(c)ペースメーカ等のようなデバイスの動作挙動を制御するといような、様々な種類の選択可能な制御機能の実現その他を含む多数の目的に採用することができる、このような方法およびシステムに関する。
ある意味では、本発明は、心臓の音響音(acoustic sound)(PCG様式)をECGデータ(ECG様式)と共に収集し、次いで様々な種類の心臓状態を評価する目的のためにこれら2種類のデータの種々の成分を測定し、評価し、相互にそして交互に関係付け、組み合わせる特殊な有用性を認識する基本的な概念の上に立脚するものである。簡素化するために、相互および交互の関係付けおよび組み合わせの概念は、このような形態全ての音/音、ECG/ECG、音/ECG、およびECG/音のデータの診査を意味することが了解されているものとする。
我々が判断できる限りにおいて、従来技術の慣例では、開業医が心臓の音響データ、即ち、心音をECGデータ(徴候)と共に収集した場合、心音データは本質的に種々のデータの時間的調節を目的として用いられることが多かった。言い換えると、相関付けることができる心音およびECGデータを収集し、これら2種類のデータを処理して人の心臓のステータスおよび挙動に対する新たな種類の検分を行うというような提案は、従来技術では全く知られていない。本発明の基礎となる概念の一部は、ECG情報において見出される特徴を、音響情報において見出される特徴と共に突き止めて使用し、人の心臓の状態の理解および診断を改善することに関する。また、これら2種類のデータは、互いに「直交」すると考えられるという事実も認識する。「直交」とは、これらが心臓活動の異なる物理的領域において関連を持って動作することを意味する。これに関して、これら2種類のデータの各々は、有用で重要な心臓情報を供給することに関して、「強さおよび弱さ」双方を有するものとして特徴化することができる。ある意味では、これらは、注意深く試験すると、心臓状態に関して非常に有用な「相補」情報を提供することができる。この状況に対処するために、本発明は、事実上、これら2種類のデータの一方が他方の種類のデータにおいて「弱さを強化する」ために寄与する「強さ」を用いるというように考えることができる。勿論、これは、これら2つのデータ・エリアの「相補的」可能性を思い描く様式化の一方法に過ぎない。
当業者には周知のように、心音および心臓ECG情報は、各々効果的に、心臓の異なる側面を調べ、これらに関する情報を提供する。ECG情報を考慮することにより、心臓の電気的活動が観察される。この情報は、例えば、細胞の健康、心臓における導通経路および速度の特徴、ならびに電気的心臓活動に作用することが知られている、心臓における種々の物理的変化に関連するデータを与える。その他の周知の要素も、ECG情報と関連付けられ、それを認識することができる。
心臓の音響情報は、主に心臓(およびその心室および弁)、血液、および関係する血管系の物理機械的および水力学的固有性(physical mechanical and hydraulic properties)を示す。
多くの心臓状態は、心臓の電気的および音響的徴候に作用し、本発明は、これらの徴候から引き出した情報を測定し、評価し、関係付け、そして組み合わせて心臓状態の監視および評価を強化する可能性を、独特な方法で利用する。
音響的および電気的心臓徴候を組み合わせることの有望性および効力を端的に例示すると、異常な拡張期S4またはS3心音があると、その人が貧血であることを正しく判断する確率が高まることは周知である。これは、心臓病の重要な側面即ち成分である。これら異常心音に関する情報をECG情報と組み合わせると、診断および解釈が向上し貧血に関して決断を下すことが可能となる。
別の例では、S4心音は一般に硬直性左心室を示すという事実を伴う。つまり、これがあると、従来の心筋梗塞(PMI)の存在、または左心室肥大(LVH)の存在のいずれかの確率が高くなる。
本発明をその従来技術の状況(landscape)の設定において更に一般的に記述すると、心音とは、心臓およびその構造内における振動によって発生する音響的現象である。これらの振動は、個々の人によって異なる特性を有する。即ち、心室の大きさやその壁の厚さ、ならびに一過性の心室硬直増大というような心臓の機械的固有性の動的な変化による個人における変動というような特性である。人の心音の独特な特性、例えば、このような音を表す時間に基づく波形の特性は、種々の測定値およびパラメータによって「特性評価する」(fingerprint)または捕えることができ、次いで多数の重要な方面で用いることができる。
ある個人、そしてその個人の心臓固有性の血行力学状態が一定を維持する場合、伴う心音波形および伴うフィンガープリント(fingerprint)も比較的一定を維持すると予期することができる。経時的に変化を呈する個人の音響波形およびフィンガープリントは、心臓の機械的固有性、および/またはその人自身の血行力学状態の変化を示す。例えば、ある人が一過性の貧血状態になると、これは左心室の硬直増大、ならびに左心室拡張終期圧の上昇の原因となり、S3またはS4心音のような異常心音が発生すると予期することができる。異常心音の新たな発生に注目する以外に、特定のパラメータの変化は、人の変化を評価しているときには、有用となり得る。一例として、音響フィンガープリント(acoustic fingerprint)は、運動中における正常なS1心音の振幅を定量化するために用いることができ、健康な人の振幅は増大して表示され、振幅増大がない場合、病気の気配(sign)と解釈できることが予期される。
別の興味深い分野では、薬物治療を患者に投薬する間に起こる変化を定量化することを伴う。これを例示すると、利尿剤を用いて、心臓が悪い患者を処置することは一般的であり、利尿剤を用いた処置を受けている患者は、その人の血行力学状態が変化すると、音響フィンガープリントが変化すると予期することができる。
同一の人の変化を追跡するためにこのようなフィンガープリントを用いる有用性以外に、このようなフィンガープリントは、特定的に選択した母集団についての「正常な」フィンガープリントと比較するために用いることができる。つまり、左心室不全の診断において補助するために、警戒すべき左心室の機械的特性を有する人のフィンガープリントを、同じ年齢層での健康な人の母集団のフィンガープリントと比較することができ、これらのフィンガープリントの差異を用いると、左心室不全の存在を診断する際に役立てることができる。
個人に対して音響フィンガープリントを作成するプロセスは、一般的に言うと、人の音響的心音データ(徴候)をECGデータ(徴候)と共に取り込み、心音データを処理して特定の波形成分を検出し、次いで種々のパラメータおよび測定値を定量化することから成る。フィンガープリントを構成する可能性があるパラメータおよび測定値のリストは、(a)種々の心音S1、S2、S3およびS4の持続期間、(b)これらの心音の振幅、(c)同じ心音の相対的振幅、例えば、S1/S4比、(d)心音間のタイミング関係、例えば、S4対S1心音間隔、(e)心音成分とECGデータとの間のタイミング関係、例えば、Q開始からS1までの間隔、(f)心音の周波数成分(即ち、音響波形全体、またはその副成分のいずれかのエネルギ・プロット)、(g)心臓雑音や狭窄の存在を含む、異常心音の存在、(h)PR間隔のS4間隔に対する関係というような、多重パラメータ「空間」、および更に多くを含む。
以下に続く本発明の詳細な説明は、音響的および電気的心臓徴候を取り込み相関付けることに伴う種々の考慮点および利点を更に掘り下げて詳述する。また、本発明のその他の特徴や利点を類別して開示する。これによって、当業者には非常に明白となろう。
これより図面に注目し、図1および図2から開始する。図1において全体的に100で示すのは、本発明の構造および方法論を視覚化する一方法の上位全体図である。この視点は、本明細書にある他のシステムおよび方法論の図全てに関しても適用されるが、好適な最良の態様の実施形態、および本発明を実施する様式を図示する。
システムおよび方法論100は、本発明にしたがって、種々の医療関係の目的のために、人の心臓状態を監視し特徴化するために設計されており、図1において、人即ち被験者が、破線102で非常に模式的に示されている。これより一層明確になるが、本発明のシステムおよび方法論は、(a)ここでは被験者の音響的心臓徴候と呼ぶものを取り込み、(b)付加的に、同じ被験者から得られる利用可能な電気的心臓徴候情報をほぼ同時に取り込み、(c)これら2つのシグネチャに含有される種々の選択可能な要素から、対象を選択し決定し、これらをいくつかの異なる様式で関係付け、(d)その後、時間依存結果である、関係結果を用いて、心臓状態「フィンガープリント」を作成し、(e)印刷形態および/または電子的形態で出力報告を作成する、取り付けたペースメーカの動作に対する制御を実施するというような、被験者との医療に関する相互作用の何らかの適した形態を通じて制御を実行する、というような、種々の目的のために、作成したフィンガープリントを利用し、(f)とりわけ、現在のフィンガープリントの同じ被験者から以前に得たフィンガープリントとの比較、または現在のフィンガープリントの関連するフィンガープリント情報を収容する、特定の人の母集団からのデータベースとの比較を可能にすることを含むステップを通じて心臓状態の監視および特徴化を遂行する。好ましくは、本発明のステップの多くは、しかるべくプログラミングしたディジタル・コンピュータを利用して実行する。
つまり、図1において104、106でそれぞれ示すのは、適した音、即ち、音響センサ、およびECGセンサであり、ぞれぞれ、被験者102に対して非侵襲的に(図1に示すように)しかるべく「結合」されている。これらのセンサは、しかるべくプログラミングされているディジタル・コンピュータに情報を供給するように、しかるべく接続されている。ディジタル・コンピュータ108のことを、ここでは、処理構造とも呼ぶ。ここで、図1において大きく広い陰影付矢印110で表す異なる分類の出力または出力情報を生成する目的のために、以下に説明する種々の相互および交互に関係する処理ステップを実行する。
センサ104、106は、ここでは、音響的および電気的データ収集デバイスともそれぞれ呼ばれ、各場合に合わせて、デバイス104用のマイクロフォンおよびデバイス106用の電極というような、しかるべきデータ収集構造を含む。前述のように、図1に示す図では、そして好ましくは、本発明の実施に関して、音およびECG電気データ、即ち徴候は、非侵襲的に収集されるが、後ほどここで説明するように、侵襲的データ収集の実施も、望ましいおよび/または必要であると見なされる場合には、採用してもよい。センサ104、106には異なる特定のデバイスを採用することができるが、音およびECG徴候情報の双方を捕えるように設計された非常に実用的な統合デバイスが、現在同時係属中の米国特許出願第10/389,402号に記載されている。この出願は、2003年3月14日に出願された"Method and Apparatus for Detecting and Transmitting Electrical and Related Audio Signals from a Single, Common Anatomical Site"(単一の共通解剖部位からの電気的および関係するオーディオ信号を検出し送信する方法および装置)と題する発明に適用され、現在は、2003年9月18日に公開された米国特許出願公開第2003−0176800−A1として入手可能である。有用な背景情報という趣旨で、そしてこの種のデバイスは音響およびECG電気データを収集するために実用的で非常に有用なやり方を提供すると確信するので、この現在係属中であり、公開されている米国特許出願の開示内容全てが、ここで引用したことにより、本願にも含まれるものとする。
既に述べたように、音響的および電気的心臓徴候は、本発明の実施にしたがって用いるために収集され、性質上時間に基づき、先程引用したばかりの同時係属中の米国特許出願に図示し記載されているようなデバイスを利用してこれらのシグネチャを収集することにより、これらのシグネチャを共通の解剖学的部位から効果的に収集し、同時にそのように行う非常に便利な方法が設けられる。センサ104、106は、いかなる形態であれ、図1に示すように、所望の音響的および電気的シグネチャを収集するために、被験者102に対してしかるべく位置付けられていると見なされる。
図1における破線のブロック112は、この図では、センサ104、106から来る「矢印が先頭に付いた出力線」対と共に設けられ、先に特徴化した強さおよび弱さの認識を強調する。これらの強さおよび弱さは、人の心臓挙動のある種の側面の各々において、そして各々から容易に認めることができることに関して、シグネチャの2つの分類、即ち、音響および電気の各々に付随する。本発明の重要な特徴の1つは、コンピュータ108が実行する処理が、各々の交互相補的(cross-complementary)な強さを効果的に利用して、他方の弱さを支えることである。この概念は、破線のサブブロック114によって、図1のコンピュータ108を表すブロックの中に模式的に図示されており、2本の逆方向を向いた矢印が先頭に付いた線116、118が、それぞれ、音響的徴候における弱さを支えるためのECG徴候の強さの使用、およびECG徴候の弱さを支えるための音響的徴候の強さの使用を象徴化している。
コンピュータ108を表すブロックに描いた別の破線のサブブロック120は、本発明の実施に応じて徴候処理および相関付けの種々のステップを実行するようにプログラミングされたコンピュータ108における構造およびソフトウェアを表す。
本発明の実施に関して、当業者は、認識および特定すると特徴化に役立つことができる他の心臓条件や、本発明の実施による他の目的も当然認めることができようが、図2におけるブロック122は、心臓病の異なる分類において広く認識されている群における主要な要素を示し、これらに関して本発明を用いることは、特に有用であることがわかっている。大きな見出し「心臓病」の下に例示する3つの主要な「群」は、「急性冠動脈症候群」(ACS)124、「心房/心室不整脈」126、および「心不全」128を含む。
図2の群124において、分類ACSの下に具体的に示されているのは、貧血、急性心筋梗塞(AMI)、事前心筋梗塞(PMI)、安定狭窄症および不安定狭窄症である。分類「心房/心室不整脈」の下には、頻脈、粗動、および細動が列挙されている。心不全の下に列挙されているのは、慢性および急性非代償性心不全である。
図2の表には、他の心臓病の状態は具体的に明記されていない。これらに関しては、先に示唆したように、本発明のフィンガープリント法(fingerprinting)が有用である。これらに含まれるのは、機能不全と呼ばれる心臓病の分類であり、これには多数の例証があり、その1つは肥大として知られている。また、ブロック122には具体的に列挙されていないが、本発明の実施による容易に入手できるのが、心雑音、ならびに収縮期および拡張期機能不全、更にはその他状態に関する情報である。
これより図面の図3を注目すると、130で示すブロックには、いわゆる「対象要素」がある。これは、しかるべき信号処理およびデータ相関付けの種々の行為の結果として、心臓状態を監視および特徴化する際に特に有用と見なされる、収集した音響的および電気的心臓徴候から選択可能な要素である。これらの対象要素の内、3つの広い分類を総合的に図3において示し、(a)、(b)および(c)と付番する。最初に述べられている要素の分類は、周知のS1、S2、S3およびS4心音を含む。第2分類の分類(b)に含まれる要素は、異なる音の様々な側面およびそれらの間の関係であり、これら種々の側面および交差関係をブロック130に明確に列挙する。第3分類は、心雑音の徴候および種類に関する。
次に図面の図4に注目すると、本発明の構造および方法論的アーキテクチャの別のブロック/模式図が示されており、図4に示す構成全体を、全体的に132で示す。132で示す構成内に含まれているのは、被験者即ち人を表すブロック134、被験者の音響的心臓徴候を取り込むステップを表すブロック136、被験者の電気的心臓徴候を取り込むステップを表すブロック138、対象要素の選択、および相関付けのステップを含む、これらの要素に関与する後続の処理ステップを伴うステップを表すブロック40、しかるべきフィンガープリントを作成するステップを表すブロック142、そして印刷および/または電気的形態の報告の作成というような、適した出力活動を表すブロック144である。
破線のブロック146は、望ましい場合に、被験者134に様々な種類のストレス状態を受けさせ、このような状態の音響的および電気的徴候に対する影響を評価する実例を表す。ブロック148、150は、括弧152および先頭に矢印が付いた線154と共に、選択的に非侵襲的または侵襲的な心臓徴候データの収集に対する選択可能な機会を一括して表す。
破線のブロック156は、作成したフィンガープリントを、同じ被験者134から前に取り込んだ以前のフィンガープリント(破線ブロック158)、または他の被験者の特定選択母集団から取り込んだ同様のフィンガープリントのデータベース(破線ブロック160)と比較する目的で、作成したフィンガープリントを用いる機会を表す。
ブロック162は、広い上下に長い括弧164が付随しており、前述のコンピュータ108のようなコンピュータを用いて、本発明の実施および使用にしたがって実行する、種々のデータ取り込み、信号処理、および相関付けステップを実行することを表す。
これより図5に注目を移すと、本発明の構造および方法論のある種の態様の更に別の視点が示されており、ここでこれより説明する組織には、全体的にこの図において166で示されている。
図5の左側に168で示す断片的な破線形状は、徴候データを収集する被験者を表し、非侵襲的音センサ170、非侵襲的ECG電気センサ172、およびペースメーカの動作データの分類のような、いずれかのしかるべき分類の侵襲的に収集したデータの発生源174が、いわばまとまってこの被験者に付随する。
図5における166で示すものと連動する「コンピュータ世界」の中には、特定の音処理ブロック176、特定のECG電気信号処理ブロック178、相関処理ブロック180、ならびに計算および出力処理ブロック182がある。ブロック182は、フィンガープリントの計算、および報告、または図1に見られる前述の出力110のような、別の形態の出力(広い陰影付の矢印184)を作成する責務を担っている。
2つの小さなブロック186、188の各々には大文字の「G」が印されており、データ取り込み利得の利点(data-acquisition gain advantage)を表す、接続性介在ブロック176、178であり、収集した徴候データの2つの分類の内一方の強さを用いて、データの他方の分類の弱さを支えるための、前述した本発明の実施に関する。ここでは、「利得(gain)」の概念は、このような徴候の強さを相互に用いる機会を視覚化する1つの方法を単に規定するに過ぎない。
図5の右上角に示す破線のブロック190は、図4におけるブロック156、158および160を集合的に表す。これらは、計算した徴候フィンガープリントに関して実行することができる様々な種類のデータ比較(シリアルまたはその他)に関する。
更に図5に示すのは、「フィードバック制御」と記されているブロック192、「ペースメーカ、徐細動機等」と記されているブロック194である。フィードバック制御ブロック192は、処理した音情報、処理したECG情報、および処理した相関情報から効果的に情報を引き出し、これを用いて、ペースメーカ、徐細動機等のようなデバイスの修正、調節などを行うためというような、種々の選択可能な医療関連目的のためにフィードバック制御を供給可能にする。この種の制御環境を達成するためにこのようなフィードバック情報をどのように設計すればよいか、当業者であれば容易に理解できよう。
最後に図5に示すのは、広い陰影付矢印200が伴う2つの破線ブロック196、198である。ブロック196、198は、侵襲的デバイス(invasive device)174と接続して連動し、ブロック196は、ブロック198に情報を供給する目的で、デバイス174からの侵襲的出力情報を処理するように結合されている。ブロック198は、好ましくは、矢印200で表される追加出力および/またはフィードバック制御情報を供給するという最終目的のために、前述したコンピュータ108の一部をなす。ここでも、デバイス174のような侵襲的デバイスからの情報をどのようにして大いに活用することができるか、当業者には理解されよう。
フィンガープリント法の具体的な種々の例示、ならびにそれに関する論述および探求的所見
このフィンガープリント法の論述例を、本発明にしたがって収集し処理する徴候の2つの様式(ECGおよびPCG)の態様に関する短い注意、およびそれに関するある量の推敲(elaboration)から開始するが、各様式は、それ自体に、急性で、高危険度の心臓状態の特定に有用な情報を生み出す個々の強さを有するが、双方の様式およびそれらの情報内容は、心電図および/または監視/動向調査の用途における診断および予知診断の目的ではその感受性および特定性に関して限界がある。
即ち、ECG徴候は、軽い貧血から生命を脅かす心筋梗塞または急性心臓死まで範囲の症状を起こし、心臓組織の損傷に至る、冠動脈疾患による急性および非急性の貧血に関する情報をもたらす。ECG徴候における、例えば、ACSに対するエビデンスは、損傷した心筋エリアの大きさ、ECG徴候が検出可能な電気ベクトルに関するその位置、および急性過程におけるECG記録の時刻に依存する。心臓の電導系(electrical conduction system)における他の欠陥も、ECG信号において同様の混同する変化を生ずる可能性があり、ACSを介して誘発される明確な構造的欠陥を指摘できるECG徴候の機能を制限する。鬱血性心不全(CFH)の診断に関しては、ECG徴候は基本的に診断情報を全く提供しない。
PCG音響徴候は、心音の存在および特性を通じて、ACSおよびCHFに関する診断情報をもたらし、心血管系の血行力学的固有性の病理的変化に非常に敏感である。即ち、拡張期心音S3および/またはS4の存在は、心臓に病理的な血行力学変化が生じて、その機能を意図通りに実行するのが困難になっていることを指摘する。これらの血行力学の根本原因は多岐に渡る可能性があり、患者が診断評価のために立ち会って、臨床背景における心音情報を評価しなければならない。
PCG徴候は、主に心臓の血行力学および機械的固有性を反映し、一方ECG徴候は、電気信号の導通に関する情報を多く収容する。したがって、PCGおよびECGの情報は性質上殆ど直交であり、PCGおよびECG信号からの診断情報をしかるべく組み合わせることによって、心臓拍動記録装置のおよび/または監視の目的のための双方の信号のコンピュータ化評価の感度および精度が高まる。PCGおよびECG評価の組み合わせは、別個のPCGおよびECGアルゴリズムの診断出力の組み合わせによって、または相互PCG/ECGタイミング間隔および/または形態特性から構成される新たな診断測定値の生成によって、および/または新たな診断測定値(以下の表1参照)の組み合わせによって行うことができる。PCGおよびECG情報を組み合わすことができる方法は、単純な線形代数方程式から、精巧な知識ベース・システムおよびニューラル・ネットワークの使用まで様々であり得る。
これより、フィンガープリント法の種々の例示を検討し、共通の理解を確保するために、以下の句について説明する。
拡張測定値:この用語は、心音およびそのECGに対する関係を定量化するために発生することができる追加パラメータの集合体を言う。その例には、時間間隔、エネルギ含有量または相対的比率、および含有周波数が含まれる。拡張測定値は、「フィンガープリント」を作成し、診断において補助するために用いられ、あるいは拡張表明(extended statement)(危険性または予知のような)、または追加表明(左心室機能不全のような)を生成するために用いられる。
フィンガープリント:ECG/音フィンガープリントは、単一のECGおよび心音記録の特性を文書化するため、または単一の被験者内における変化を評価するために用いることができる心音および/またはECGを定量的に記述する拡張測定値の集合体を提供することを意図している。フィンガープリントに含まれる特定的な拡張測定値は、測定値の診断/予測において補助する、または変化を追跡する測定の能力を含む多くの考慮すべき事項に依存する。
拡張測定値:考慮する多くの拡張測定値がある。これらはいくつかの基本的分類に該当する。
間隔:評価する間隔は多いが、以下のものが最も高い潜在性を有すると思われる。これらの多くには、心拍数またはPR間隔についてインデックス化または正規化する必要がある場合がある。
ECGにおけるP開始からS4まで:P開始からS4タイミングまでは、AMIの間に変化し、左心室端拡張期圧力(LVEDP)に関係があることを示唆する過去の文献がある。
EGCにおけるQ開始からS1まで(電気機械的遅延):この測定値は、導通異常および疾患による影響を受ける。
Q開始からS2まで(電気機械的収縮):この間隔も、導通異常および疾患による影響を受ける。
S4からS1まで:上昇したLVEDPの検知との関連において、可聴性には重要となるはずであるタイミング関係。
S2からS3まで:可聴性には重要となるはずである別のタイミング関係。
RからRまで:心拍変動性はよく知られたECGパラメータである。
相対的振幅:数人の研究者および文献は、種々の心音の相対的振幅が情報を提供することを示唆している。
S1からS2まで:S1およびS2強度の間の可聴関係は、心室性頻脈対上室性頻脈の検出のための聴診に用いられる。
S4からS1まで:このパラメータは、可聴性に関係するはずであり、貧血の重度のような、他の情報も収容する可能性がある。
S2からS3まで:このパラメータも、可聴性に関係するはずであり、他の情報も収容する可能性がある。
相対的含有周波数:種々の心音の相対的含有周波数の重要性に関する情報は殆どないが、このパラメータはS3/S4の可聴性を規定するのに役立つはずである。LVEDPが高い程、壁内に大きな張力が生じ、高い含有周波数を生成する可能性がある。
S4からS1までおよびS2からS3まで:可聴性の決定のための最小値。
S3からS4まで:文献には引用がないが、各々の相対的可聴性、およびLV(左心室)圧力に対する関係を決定する可能性がある。
相対的エネルギ含有量:エネルギ含有量は、振幅および周波数の寄与度を組み合わせる。これの正確な定義はまだ明確ではないが、周波数ドメインにおいて測定するパラメータと考えられる。相対的含有周波数との重複がある場合がある。
S1からS2、S4からS1、S2からS4、S3からS4まで:正常および疾患状態におけるこれらの関係は、検査を必要とする。
含有周波数:心音の含有周波数は、周波数ドメインにおいて決定することができる。
S4枠内:S4音がノイズまたはその他の外乱によるのではないことを確認するために現在行われているが、LVEDPの上昇度合いまたはコンプライアンス(compliance)の逸失にも関係する可能性がある。
S3枠内:S3音がノイズまたはその他の外乱によるのではないことを確認するため、または心膜ノックのような付加的な心音を検出するために現在行われているが、コンプライアンスの逸失にも関係する可能性がある。
S1に対する関係:練り上げる必要があり、左心室(LV)および/またはLV圧力の収縮機能に関係あると予測される。
S2に対する関係:練り上げる必要があり、LVおよび/またはLV圧力の機能に関係すると予測される。
S3/S4の有無または振幅/エネルギの変化:これは、10秒の記録1回では可能でないが、監視の用途には有用である。
心雑音:収縮期または拡張期の心雑音、ならびにそれらの形状および種類の検知用であり、心雑音の原因を指定することは意図していない。
疑似心尖拍動図:音響のロー・パス・フィルタ処理により、以前の心尖拍動信号と同等の信号を生成する。心尖拍動図は、前述の文献において徹底的に報告されており、主に圧力信号を図示し、心房性またはa−波成分を定量化するために用いられる。
呼吸音:肺からの周波数が高い音が音響信号内に現れる。この情報は、心臓または呼吸の原因による息の短さの鑑別診断に役立つ可能性がある。
種々雑多:以下の領域も検討しているが、いくつかは前述の文献には証拠がない。
心拍数(HR):休息時の高い心拍数は不吉な徴候である。何故なら、これは自律神経系の相補活動を反映するからである。心臓病(HF)の患者は、彼らの心拍数を高めることによって、低い心駆出量を補う。したがって、そして、比較的心拍数が高い患者におけるS3およびS4は、恐らく、正常に近いHRの患者よりも、重大な疾患を反映する。投薬はHRに影響を及ぼし、考慮に入れる必要はない。
S3/S4の持続期間:持続期間が長い音は、持続期間が短い音とは異なる病理を示す可能性がある。
音の輪郭:これは、心雑音には有意であることがわかっており、S3およびS4には重要である可能性がある。何故なら、急激に始まる音は、徐々に始まる音またはS1/S2と配合した音とは差別化することができるからである。
本発明の使用の可能性を検討し続けながら、関連する文献に対する引用を含む、以下の論述により、収集した音響的および電気的徴候におけるある対象要素を選択し、処理し、相関付けることに関する、本発明の調査力および有用性の裏付けを明らかにする。
間隔
P開始からS4まで:
要約:心房収縮(P−波の開始)後S4の発生が速い程、状態は一層異常である。AMIの患者において、そしてLV圧力に関して、P開始タイミングからS4までを研究した。P開始からS4までは、AMIの急性段階の間は、LVEDPが高い程小さく、次いで回復の見込みが大きい患者における回復中に消散する。PR間隔は、種々のPR持続期間に対して間隔を正規化するために用いることができる。P開始からS4までの間隔は、以下のように用いることができる。
1.異常性が高いS4(または上昇したLVEDPに関係するS4)から良性のS4を区別する。
2.AMIまたは貧血の治療において補助するため(現閾値判断基準を満たさないがS4発生時のST変化)。
3.AMIによって予後を分類する(スナップショットで、またはMIの間における間隔を比較することによる)。
4.高いLV圧力を示す場合にAMI/MI/LVHの重症度を判定する。
5.監視用途において、LV圧力または貧血事象の開始の変化を追跡する。
文献の要約:S4およびAMIを呈する20人の患者について研究した。P開始からS4までの間隔を、手作業で紙の上に線を描いて測定し、PR間隔の百分率で示した。間隔は、最初の日の81%から4日目の89%まで増加し、梗塞の消散により、心房音がS1に向かって移動した(診断)。複雑な回復を示した患者には、回復が複雑でない患者よりも早期にS4があった(予後)。この比率と肺動脈拡張期圧力の間には有意な相関があった(最も小さい比率は最も大きいLV不全を意味することを示す)(過酷度)。(Bennet et al, Proceedings of the British Cardiac Society)
P開始からS4までを同時に手作業で紙の上に記録することによって測定し、心房ペーシング(atrial pacing)の前後に研究した冠動脈疾患(CAD)のある19人の患者においてLVEDPを判定した。13人の患者はアンギナおよびLVEDPの著しい上昇を発症し、P−S4間隔では一貫して減少した。心房ペーシングを有し狭窄症のない6人の患者は、LVEDPやP−S4間隔に変化がなかった。安静時データ(resting data)は、LVEDPおよびP−S4間の逆相関を示した。加えて、P−S4は、正常および異常なLVEDP>15mm−Hgの患者を判別した。P−S4間隔は、3つのゾーンに分割することができる。
1)≦130−msec。大抵の場合、異常なLVEDPに伴う。
2)>130−msecであるが、<140−msec。明確にLVEDPを判別することはできない。
3)≧140−msec。大抵の場合、正常なLVEDPに伴う。
以下の表は、狭窄症を誘発する心房ペーシングの前後における測定値を示す。P−S4間隔は、過度に早い拡張期P−波、非常に短いまたは長いPR間隔、または心房間導通不良によって歪んだP−波のいずれにも適用できない可能性がある。
電気機械的収縮(Q開始からS2まで):
要約:Q開始からS2までの間隔(即ち、電気機械的収縮)に関して多くの発表がある。この間隔を決定するためには、被験者は正常なQRS持続期間(例えば、広い複雑な頻脈でないことを意味する)を有していなければならず、平均値を作成するために異所性拍動を用いるべきではない。Q開始からS2までの間隔は、等容性収縮時間および駆出時間の和にほぼ等しい。性別の相関が提案されており、心拍数を用いた正規化が必要である。この間隔は、投薬によって、特に、陽性変力作用薬によって影響を受けることが知られている。QS2は、駆出時間の短縮によって、AMIにおいて短縮することが示されている。ある研究者は、胸に痛みがある患者における短いQS2は、貧血疾患を示すと述べている。AMI患者では、短縮したQS2は回復の間に長くなり、QS2が短い程、LV不全が多く現れることが、研究によって示されている。2つの研究では、AMIによるQS2の短縮は解明されなかった。
HFの研究により、QS2は正常時よりも長くなることが示されている。QS2の使用例は次の通りである。
1.AMIおよび貧血の診断における補助(QS2間隔の短縮による)。
2.AMIによる予後の分類(スナップショットで、またはMIの間における間隔を比較することによる)。
3.HFの診断における補助(QS2間隔の延長による)。
4.HFまたは貧血状態の変化、あるいはAMIからの回復の評価。
文献の要約:全ての研究に対して、研究者は、正常なQRS持続期間(正常な導通パターン)の被験者のみを含んでいた。100人の対照(control)および20人のAMI患者について、呼出を維持し仰向けの状態で研究した。Q開始からS2までの間隔は、20人のAMI患者全てにおいて、対照と比較すると、短縮した。正常者では、運動の前後に測定値を取り、HRに対する関係を調べた。この短縮は、3週間の回復期間の間に正常範囲に向かって戻る傾向があった。これは、恐らく、梗塞を成熟(age)させるために用いることができる。
AMIの患者50人について順次研究した。Q開始からS2までの値は、患者の80%では、正常範囲外であった。この間隔が短い程、LV不全は重症であった。(Heikkila et al, Circulation)
症状の開始から最初の24時間以内に心臓カテーテル法によって研究した、AMIの患者24人を仰向けにして、QS2を研究した。24人の患者を2つのグループ、LV不全のあるグループ(グループ2)およびLV不全のないグループ(グループ1)に分割した。42人の正常人についても研究した(25〜75歳)。正常人の回帰方程式は、QS2=−0.0020×HR+0.522であった。
QS2は、一般に、正常人と比較すると、AMIにおいて短縮したが、2つのグループ間では、有意な差はなかった。(Hamosh et al, Circulation)
AMIの患者20人について研究した。単純なクールの患者のQS2は、27.0±3.6−msであり、複雑なクールの患者では、52.0±4.7−msであった。最も高い肺動脈拡張期圧力を有する患者は、最も短いQS2間隔を有する傾向があった。(Bennett et al, Medical Research Society)
Samsonは、AMIの患者31人について研究し、放射線肺浮腫(radiological pulmonary edema)および重い不整脈がない(グループ1、15人の患者)またはある(グループ2、16人の患者)によってグループ分けした。正常人についての値は、1968年Weisslerによって発表されたものである。各患者において、QS2間隔および駆出時間は、ある段階、大抵の場合急性フェーズ(phase)では異常に短縮した。値を、最大の短縮、放出(discharge)、および追跡において比較した。グループ2の患者は、平均31−msec以上QS2が短縮する傾向があり、最大値は51−msec以上であった。QS2の短縮は、主に、駆出時間の短縮に起因し、患者のQS2は、病状が悪化する程、病状が軽度の患者よりも短くなる傾向があった。(Samson, British Heart Journal, 1970)
20人の正常人および16人の未治療のHF患者について研究した。Weisslerが展開した回帰方程式を用いて、QS2をインデックス化した。
正常人においてインデックス化したQS2の範囲は、521から551−msecであった。(Wertheimer, Acute Cardiac Problems)
211人の正常人、および27人の心不全の被験者について研究した。結果は以下の通りである。
HFの患者は長い駆出前期間、短いLV駆出時間、および正常なQS2間隔を有した。駆出前期間は、QS1および等容性収縮間隔の延長のために長くなった。正常人では、QS2は女性の方が男性よりも長いが、QS1は男女共同様である。HFにおけるQS1が長い程、電気機械的遅延の増大、またはS1に先立つLV圧力上昇比率の低下に反映される。(Weissler et al. Circulation, 1968)
痛みを伴わない症状の開始から3日において15人のAMI患者について研究した。LBBB(左脚ブロック)の患者は除外した。Weisslerは211人の正常人について研究し、次の回帰方程式を展開した。
QS1 インデックス=QS1+0.4×HR−msec(男性および女性)
QS2 インデックス=QS2+2.1×HR−msec(男性)および
=QS2+2.0×HR(女性)
初期のQS2インデックスは、Weisslerが正常人において調べたものと比較すると、AMIグループでは短かった。個々の患者についてのQS2インデックスの日毎の変化は、51−msceの低下から22−msecの上昇までの範囲があった。平均QS1インデックスは、男性に対する90−msecおよび女性に対する89−msecといいう予測正常値からは殆ど差がなかった。
51人のAMI患者、40人の心臓疾患のない患者、胸の痛みはあるがAMIではない23人の患者、血管造影法で証明された16人のCADの患者について研究した。AMIグループにおいて、順次測定した。AMIグループにおけるQS2は、第4週目の入院期間まで著しく短縮した。
全てのグループにおいてQS2およびHR間に有意の相関があった。正常グループについての回帰方程式は、QS2=−2.33×HR+548であった。インデックス化したQS2は、次のように計算した。
QS2インデックス = 2.33×HR+QS2
QS2インデックスの順次測定値は、AMIグループについての平均値がLV駆出時間インデックスと平行し、入院第4週目まで非常に低かったことを示す。最も低い値に至ったのは6日目であり、入院第4週目の間に徐々に正常に戻った。(Hodges et al. Circulation)
AMIの患者50人について、症状開始の24時間以内に研究した。これらを、単純MIのグループ−1、梗塞がわずかに広がっているグループ−2、および重度の梗塞のグループ3に分割した。電気機械的収縮(QS2)および機械的収縮(S1からS2)を測定した。
QS2インデックス = 546−2.1×HR±14SD
S1S2インデックス = 456−1.8×HR±15SD
を用いて、これらを標準HRである70−bpmにインデックス化した。
QS2の値は、患者の80%で正常範囲外にあり、S1S2の値は、82%が正常範囲外にあった。正常からの最も大きな偏差は、5日目であった。重度の梗塞があるグループ3のQS2は、初期において、他のグループよりも遥かに短く、このグループの予後は悪化した。
AMIにおけるQS2の短縮は、慢性心不全におけるその正常な持続期間に対して、顕著に対照的である。(Heikkila et al, Circulation)
研究者は、健康な45〜65歳の男性におけるLV機械的収縮期のフェーズの持続期間を評価した。全体的に、これらには、年齢と持続期間との関係は見られなかった。QS2の持続期間は、等容性収縮時間および駆出時間の和に「近い」。研究者は以下のことを発見した。
等容性収縮時間:54±12 (35〜100の範囲)
駆出時間:278±30 (200〜340の範囲)
(Luomanmaki and Heikkila, Annals of Clinical Reearch, 1969より)
Lewisは、次の値を報告した。
左脚ブロックおよび大動脈弁疾患ではQS2が減少し、一方陽性変力薬はQS2を減少させる。著者は、疾患状態においても、薬の効果が現れなければQS2は正常から変化せずに留まる傾向があることを述べているが、アドレナリン作用の緊張(tone)増大の結果として、AMIでのQS2の短縮を指摘している。QS2は、陽性変力作用薬の存在を評価するために用いることができる。胸に痛みがある患者においてQS2Iが515−msec未満であると、貧血疾患であることを強く示唆し、他の研究では、QS2Iの値が短い患者は、最も未発達の側枝(most undeveloped collaterals)を有することを示唆した。(Lewis et al, Circulation, 1977)
電気機械的遅延(Q開始からS1まで):
要約:この間隔は、心筋収縮性に関係すると考えられており、異常導通による影響を受ける。測定値は、正常な導通(特に、LBBBまたはv−ペーシングがない)を有する被験者においてのみ用いることができる。性別による調節は推奨されていない。AMIではQS1に変化がないことが分かっている。僧帽弁狭窄症および高血圧弁膜症の患者では、QS1の短縮が示されている。長いQS1は、心筋収縮性の悪化を暗示し、心臓病のある高齢被験者および心臓病のない高齢被験者に見られることが文書化されている。長いQS1をHFに関係付ける原稿を未だ全く発見していないが、発見がある可能性もある。QS1間隔は、下記における使用が予期される。
1.HFの診断における補助(延長したQS1間隔による)、
2.心筋収縮性またはHF状態の変化の評価、
3.LBBBまたはv−ペーシングのモルタラ・コール(Mortara call)の確認、および心室律動の検出。
文献の要約:電気機械的遅延は、僧帽弁狭窄症および高血圧と関連付けられていることが示されている。18人の正常者、25人の高血圧弁膜症の患者、および10人の僧帽弁狭窄症の患者について、洞調律および無顕性CHFを研究した。
Friedmanは3つの被験者グループについて研究した。グループ1は、心臓病のエビデンスがない高齢の患者から成り、グループ2は心臓病であるが鬱血のエビデンスがない高齢の患者から成り、グループ3は若い健康な個人から成る。S1のタイミングおよび強度が、心室収縮(dP/dt)の力および素早さ、ならびに心筋層の拡張期調律に関係付けられている。QS1の増加は、心筋収縮性の機能障害を示す。
エネルギ含有量
要約:S2の強度は、LVの等容性弛緩およびS1を最大dP/dt(等容性圧力)に反映する。また、PR間隔は、S1の強度には非常に重要である。全身性高血圧および肺高血圧はS2の強度に影響を及ぼす。S1および/またはS2の強度の聴診の間の変化に対して多くの参考文献がある。絶対値は、患者の身体位置、センサ位置、および心臓とセンサとの間の身体質量によって影響を受ける。また、これらは弁膜および大動脈疾患による影響も受ける。大動脈弁膜疾患はS2を減少させ、全身性的高血圧はそれを増加させる可能性がある。有意な僧帽弁不全はS1を減少させる。S1のS2に対する比率は、したがって、我々の目的には一層有用であると言える。S1/S2エネルギ含有量に対する実用的な使用は、
1.AMIおよび恐らくはHFの診断、
2.AMI患者の予後、
3.LV機能の変化を示す監視用途、
を含むことができる。
文献の要約:AMIにおけるS1およびS2:25人のAMI患者、および23人の対照について研究した。AMIの患者は、聴診によりS1およびS2が減少することを発見した。S1/S2の測定可能な減少が、S3欠如または異常な肺音において頻繁に発生した。MIにおけるS2の減少は、LVの等容積弛緩の機能障害を反映し、S1は最大dP/dt(等容圧力)に関係する。AMIからの回復の間、25人中19人の患者では、S2の強度が増大した。「この研究の結果は、弁膜が正常であり、音の伝達も正常な患者の胸壁における心音の強度は、MI後の患者において、測定可能に減少する。」(Stein et al, Chest, 1979)
Parmleyは、14人のAMI患者について研究した。その内の7人は、生存していない。彼は、LVEDPは生き残った者をそうでなかった者から区別しないことを発見した。また、最大LV dP/dt(S1の強度に関係する。前述の説明を参照のこと)は、生存者を非生存者から分離しないことも発見した。(Parmley et al, Circulation, 1972)
肺尖における心音の強度は、AMIの患者では減少し、これは年齢、BP、HR、PR間隔、または皮下脂肪差には拠らなかった。「このシリーズにおける予期せぬそして重要な発見は、心筋梗塞が心臓の後壁に関与する患者のグループでは、音強度が非常に低下したことである。」(Price et al, British Heart Journal)
侵襲的に測定した犬を用いた実験により、S2の大動脈成分は、大動脈圧力、大動脈対LV差圧、重複切痕(dichrotic notch)の時点におけるこれらの圧力の導関数にも直接的に関係しないことが示された。大動脈対LV差圧勾配(第1導関数最大値)の展開の最大比率のみが、大動脈S2に対して一貫した関係を有していた。各動物は、それら自体の対照としての役割を果たし、基準線からのS2振幅の変化を判定した。S2振幅は、大まかに大動脈圧力に関係する。したがって、監視の用途では、差圧のdP/dtの変化に至るいずれの変化でも、S2振幅の変化に反映される。(Kusukawa et al, 1965)
Luisadaは、S2の変化が、位置のずれ、および圧力変化によって生ずる大動脈または肺成分の大きさの変化、または血管壁の構造的変化によって生ずることを報告した。S2の振幅は、血管および心室間の圧力差のdP/dtのピーク値に比例する。大動脈または肺動脈における圧力上昇の結果、大抵の場合、S2の音が大きくなる。全身性高血圧では、大動脈成分が大きくなり、肺高血圧では、肺成分が大きくなる。肺高血圧(急性または慢性)はS2の分裂(splitting)が広くなる原因となる。S1およびS2は、弁膜欠陥により、それらのタイミングおよび成分の到達が変更する。逆分裂(reverse splitting)が、MI、貧血、CAD、LBBB、および心筋症によって発生する場合がある。逆分裂は、健康な高齢被験者の25%で発生する。(Luisada, American Journal of Cardiology, 1971)
51匹の犬で実験を行い、投薬および大血管の機械的障害によって、これらの血行力学状態を変更した。LV圧力は、LV内のカテーテルから直接得た。他の研究者は、S1振幅には最大dP/dtと強い相関があることを発見した。これは、S1振幅の収縮の力強さ(vigor)に対する関係を指摘する。また、S1振幅は、壁張力の変化率にも関係し、壁張力のピーク変化率に定量的に関係する。右心室は、S1に対して殆ど寄与しないように思われた。(Sakamoto et al, Circulation, 1965)
相対的振幅
要約:S1対S2の比率は、AMIと共に変化する程、一層受け入れられる。S1/S2の変化については、他の機構を理解する必要がある。相対的振幅測定値の使用は、
1.AMIの診断、
2.AMI患者の予後、
3.LV機能の変化の監視、
を含むことができる。
文献の要約:S4からS1まで:100人の正常な被験者(年齢1〜88)、および大動脈狭窄、全身性高血圧、または冠状動脈性心臓病のいずれかの42人の患者について研究した。S1の1/2の大きさ、または30Hzの周波数は、異常なS4を示す傾向があり、2つの判断基準を組み合わせると、病理には非常に有意であると考えられる。大動脈狭窄の患者には、S4の振幅増大があったが、周波数は同様であった。中年の高血圧患者は、大きさが大きく、高齢の患者では周波数が高くなった。CHDの患者は、対照と比較すると、大きさおよび周波数が増大した。(Perez et al, Angiology)
S1からS2まで:AMIの間の聴診−「心音は、弱い梗塞のある患者では、大抵の場合正常であるが、強い梗塞のある患者では、S1はぼんやりしている、即ち、不明瞭な場合があり、S2は強調される。」(Goldman and Braunwald, Primacy Cardiology)
正常人の心音の強度は、測定間の12週平均間隔の間、著しくは変化しなかった。梗塞直後の期間における患者では、正常人と比較すると、S1およびS2の振幅および強度は、共に小さく示された。S3がない場合には、音の強度低下は頻繁であった。AMIからの回復期間において、S2の振幅が増大した。S1の強度に影響を及ぼす僧帽弁狭窄症およびPR間隔、ならびに大動脈狭窄および大動脈弁逆流によって影響を受けるS2を示す。(Stein et al, Chest)
S3/S4の有無または相対的振幅/エネルギの変化
要約:文献は、血行力学のシーケンス、ECG、および貧血に伴う患者の症状変化について記載する。心音が現れた後LVEDPの増大が生じ、ECGの変化が起こり、患者の症状は、あったとしても、起こるのが最後である。有用な情報は下記の通りである。
1.心音は、貧血の検出を改善する。
2.心音は、ECGだけの場合よりも、貧血の早期検出を提供する。
3.監視用途では、心音およびECGは、貧血事象の時間経過を示す。
文献の要約:血行力学およびECGは、貧血の間変化する。バルーン閉塞(balloon occlusion)の間に見られる変化のパターンが、いくつかの研究において報告されており、貧血事象の間に何が起こるか説明することを目的とする。LVEDPの最初の著しい増大には、18±4−秒において気が付いた。閉塞の最初の15秒においてdP/dt maxの一定の線形低下があった。DP/Dt maxは、閉塞の20秒後に一定となる傾向があり、等容性収縮時間の増大が伴った。負のピークdP/dtは、閉塞の最初の数秒の間に急速な低下を示した。狭窄症の症状の報告は、過度に不定であった。一般に、狭窄症は、閉塞の開始後25秒未満(平均34±9秒)、およびLVEDPの初期増大の後に発生した。EFの平均的減少は、対照値から36%±16%であった。LV機能のパラメータの内、弛緩の変数は、最も敏感に思われ、収縮性パラメータの変化よりも上位である。報告された事象の発生は、次の通りである。
弛緩減退−閉塞の2秒後
収縮減退−閉塞の5秒後
充填圧力上昇−閉塞の15秒後
ECG変化−閉塞の19秒後
狭窄症−閉塞の25秒後
この無症状貧血は、短い過渡的な冠状動脈閉塞の後に全体的に可逆性があるLV不全という劇的な徴候を伴った。(Sigwart et al)
カテーテルによる冠状動脈閉塞(cath coronary artery occlusion)のエコー法(echo study)において、著者は、ディジナジ(dysynergy)が19±8秒において開始し、過渡ECGが平均30±5秒において変化し、狭窄症が閉塞後39±10秒において変化したことを観察した。各閉塞によりECGの変化が生じ、LV壁運動変化の開始後狭窄症が生じた。(Hauser, et al, JACC, 1985)
心房ペーシングによって誘発された狭窄症の前、最中、および後において、7人の患者について研究した。平均LVEDPが12から29mmHgに上昇し、EFは47%から37%に低下した。狭窄症の間、LVの硬直に著しい増大があった。変化は、狭窄症の消散により可逆性があった。(Barry et al, Circulation, 1974.)
大動脈弁狭窄症(AS)でのS4の存在
心房収縮は、左心室流出に障害がある患者において特に強いことが注目された。研究者は、AS患者における収縮増大がS4の存在に反映されるか否か、そして、逆に、S4の欠如をA−波の高さおよび左心室の空虚という障害の過酷さと相関付けることができるか否か判断したかった。46人のAS患者の内30人において、S4を記録した。S4は、P開始から0.07から0.20(平均0.078秒)であった。S4は主A−波と関係があった。A−波のピークが13mmHgを超過した27人の患者全員、および13mmHgを超過しなかった3人のみにおいて、S4を記録した。LVEDP≧12mmHgの患者28人全員、およびLVEDP<12mmHgの患者2人において、S4を記録した。彼らは、障害の度合い、LV厚化の量、およびLVEDP上昇の間にある関係を発見した。研究者の結論は、S4が、中程度および重い障害の患者を軽い障害の患者から分離できるということである。
研究者は、続いて、S3を2つの成分に分割することを述べた。早期の低周波不可聴振動は、左心房収縮と同期し、恐らくその結果生じている。それより後の、高周波で、いくらか五月蝿い可聴振動が、心房収縮によって生ずる心室充填のフェーズで発生し、恐らく心房において発生している。(Goldblatt et al, Circulation, 1962)
心雑音
要約:種々の収縮期心雑音の存在は周知である。我々の努力の目標は、中程度および厳しい収縮期心雑音、ならびに全ての拡張期心雑音を検出することである。収縮期心雑音の原因の差別化は行わない。
AMIに収縮期心雑音が存在することも、文書化されていることが多く、それなりに伝わっている(報告された17%)。AMI患者に新たに収縮期心雑音が発生すると、予後が思わしくなく、梗塞が一層重くなることを示す。実用的な使用は、次の通りである。
1.AMIの診断、
2.AMIで予後不良の患者の検出、
3.AMI患者の収縮期心雑音の発現の監視、
4.収縮期HF(弁膜症)の共通原因の検出、
5.肥大型閉塞性心筋症の検出。
文献の要約:収縮期心雑音およびAMI:AMIと関連がある重要な心雑音には3種類ある。乳頭筋機能不全による僧帽弁閉鎖不全症(収縮期の後半部分におけるクレシェンド−デクレシェンド形状)。乳頭筋断裂による僧帽弁閉鎖不全症(S1後に開始するデクレシェンド形状)。心室中隔の穿孔(全収縮雑音)。(Perloff et al, Progress in Cardiovascular disease)
1653人のAMI患者について研究した。彼らの内、283人(17%)は、僧帽弁閉鎖不全症を示唆する収縮期心雑音を有していた。非Q−波AMIにおける方が、下方または前方Q−波MIにおけるよりも、収縮期心雑音の発生率は高かった。収縮期心雑音の患者の方が、収縮期心雑音のない患者(p<0.01)よりも院内死亡率および1年死亡率は高く、2.5倍早く梗塞が再発する可能性が高い(p<0.0001)。彼らは、非Q−波およびQ−波梗塞における1年死亡率の一変量予測子を調べた。検査した65個の変数の内、収縮期心雑音は、非Q−波梗塞(p=0.025)では12番目にランクされたが、Q−波MI(p=0.671)では51番目であった。(Maisel et al, American Heart Journal)
新たな軟らかい収縮期心雑音が肺尖において頻繁に聴取可能であり、乳頭機能不全に次ぐ僧帽弁逆流によって生ずる可能性がある。新たな、五月蝿い収縮期心雑音には、乳頭筋または心室中隔穿孔の頭部の断裂に次ぐ異常振動音が示唆する僧帽弁逆流(thrill suggest mitral regurgitation)が伴っていた。AMI患者の約15%において、心膜摩擦音(pricardial friction rub)が聞こえた。(Goldman and Braunwald, Primary Cardiology and Julian and Cowan, Cardiology)
収縮期心雑音および大動脈狭窄症:大動脈狭窄症の患者47人のグループについて研究した。患者を、狭窄症の重さによって2グループに分割した。正常人の2グループ(20人の非選択グループ、および無害性収縮期心雑音がある20人の患者のグループ)も同様に検討した。S1およびQから心雑音のピークまでの時間、駆出時間、および頚動脈拍の最大上昇率を測定した。
最も高く大動脈狭窄症と相関付けた測定値は、収縮期心雑音のピークのタイミングであった。無害性駆出心雑音がある正常な人で、Qからピーク時間までが0.24秒よりも長い人はいなかった。大動脈狭窄症のグループでは、24人の患者のQ−ピーク時間が0.24秒よりも長く、これらの内22人には重度の狭窄症があった。著者は、Q−ピーク時間が0.24秒よりも長い場合、重度の大動脈狭窄症を強く示唆し、一方0.20秒よりも短い短時間の場合、このような診断を強く否定すると結論付けた。(Bonner et al. Circulation, 1973)
疑似心尖拍動図:20数年前には心尖拍動図を記録することは非常に普及しており、文献にも多くの発表があった。A−波高は、LV圧力に関係があり、異常なS4の存在を確認すると信じられていた。疑似心尖拍動図の実用的用途は、次の通りである。
1.1つ以上の良性からの異常S4の判別。
2.S4の存在の確認。
3.LV圧力上昇およびLVの硬直度上昇の確認。
4.AMIおよび貧血の診断。
現在のステータス:心尖拍動図を近似するように、音響信号をフィルタ処理することができる。S4を有する音響ファイルは、文献におけると同様のA−波を表示することが予期される。
文献の要約:ある心臓状態において、左心室端拡張期圧力の上昇に伴う、心尖拍動図における大きなA−波が、研究によって示されている。「しかしながら、心尖拍動図における心房性奔馬調律または誇張A−波によって記される状態を更に検討すると、共通分母は変化した圧力−体積関係であるかもしれないことが示唆される。」圧力体積ループの測定による実験の間、A−波高とLVの硬直性の伸展性との間に(体積の単位変化当たりの圧力変化)は、LVEDP自体よりも近い関係が維持されていた。心房収縮によって生ずる体積の小さな付加的な増分が圧力の活発な上昇を招くとき、心室が伸張性低下を示していたとき、S4は発生する。著者は、胸の痛みがある患者は、もともと心臓病であると判断するために用いることができると結論付けている。(Craige in The Fourth Heart Sound)
呼吸音
要約:これは、短息患者において、心臓病を肺の原因から差別化する際に有用パラメータとなる。また、吸引および吐出(例えば、これらの相対的持続期間)間で区別すれば、左側の音と右側の音との間で区別することが可能となる。
左心室機能を評価するための心音情報およびECGの使用
心臓病の人は、左心室機能の発現が弱い場合が多い。これは、生命の低品質化および高い死亡率に至る可能性が高い。心臓サイクルは、収縮期(心臓が能動的に収縮しているとき)および拡張期(心臓が弛緩し次の収縮のために充満しているとき)に分割される。人は、収縮期機能障害、拡張期機能障害、または双方を有する可能性がある。
過去において、非侵襲的に左心室機能を評価する試みがなされている。(Weissle et al,人の心不全における収縮期時間間隔、1998, CIRCULATION, 37:149-159)他にも、心音論および心尖拍動図の組み合わせを用いた、収縮期時間期間の概念の研究がある。これらの研究者は、心臓状態の診察および予後において補助するために、収縮の種々の成分(駆出前時間、駆出期間など)のタイミングについて研究した。
最近になって、Tei (Tei C, New non-invasive index for combined systolic and diastolic ventricular function (結合収縮期および拡張期心室機能に対する新たな非侵襲的インデックス)1995, J Cardiol, 26:396-404)、およびその他が、本願の図6に示すようなエコー・パラメータを用いて、左心室機能を評価するための他の方法を評価している。(Koyama et al, Circulation 2002)
図6に関して、これは、ドップラー時間間隔、結合収縮期および拡張期心筋性能のドップラー派生インデックス(テイ・インデックス(Tei Index))、ならびに肺静脈流のインデックスの測定値を示す。以下で次に明記するが、テイ・インデックスを、等容性収縮時間および等容性弛緩時間の和を駆出時間で除算して計算した。PCGは心音図を示し、ICTは等容性収縮時間を示し、IRTは等容性弛緩時間を示し、ETは駆出時間を示し、PVFは肺静脈流を示し、Sは収縮期波を示し、Dは拡張期波を示し、Aは心房波を示す。
テイ・インデックス= (ICT+IRT)/ET
テイ・インデックスの確定には比較的時間および費用がかかり、収縮期および拡張期時間間隔の組み合わせを用いて比率を計算し、これを用いて、左心室機能不全を診断するか、または駆出分画(ejection fraction)の評価のための非侵襲的手段として用いられている。(Lax et al, 収縮期および拡張期左心室機能の結合インデックスから得られた心筋梗塞の患者における駆出分画の評価、2000, J Am Soc Echocardiogr, 13(2): 116-123)。テイ・インデックスは、単に、等容性収縮期時間(電気的収縮の開始から駆出の開始時期までの時間)および等容性弛緩時間(駆出の終了から拡張期における充満の開始までの時間)の和を、収縮期中の駆出時間で除算した値に過ぎない。文献では、閾値として0.5近辺を用いて異常なLV機能から正常が規定された。
本発明の実施によって提案し実現する方法は、LV機能を評価するために、テイ・インデックスに多少数学的に類似するように、ECGおよび心音の組み合わせを用いる必要がある。これをLVFインデックスと呼び、次のように定義する。
LVFインデックス=(QS1+S2S3)/(QS2−QS1)
QS1は、ECG上のQ開始(収縮期における電気的収縮の開始)から最初の心音(S1)までの時間である。この時間間隔に小さなデルタ(デルタ−1)を加算すると、等容性収縮時間に等しくなる。S2S3は、2番目の心音S2から3番目の心音S3までの時間間隔である。この時間間隔は、等容性弛緩時間に小さなデルタ、デルタ−2を加算した値に等しい。QS2は、ECG上におけるQ開始から2番目の心音S2までの時間であり、駆出時間の終了マーカである。QS2からQS1を減算した時間は、駆出時間に同じ小さなデルタ、デルタ−1を加算した値と同様である。
S2S3間の小さなデルタ−2は、全体的な計算では有意ではなく、小さいデルタ−1は分子および分母双方にあり、したがってその影響は更に一層最小化されることが予期される。
LVFインデックスの計算は、迅速で費用がかからない。このLVFインデックスは、心臓機能不全のための投薬による人の改善を評価する手段として非侵襲的に用いることができ、例えば、その人の悪化するLV機能の発現を追跡することができる。また、他の音およびECGパラメータと組み合わせて、LV機能不全または心不全の検出のための診断基準を創作するために用いることもできる。
このように、人の電気的および音響的心臓徴候から選択した側面および要素を捕獲し、相関付け、そして更に試験し処理することによって、その人の心臓の状態についての多くを、非常に深く、監視し特徴化することができることが容易にわかる。このような徴候から引き出すことができ、協同的に互いに関係付けることができる種々の要素の有意性に関して確かに習得することは多いが、本発明は、心臓状態の試験のために新たなそして強力な扉を開いたことは明らかなはずである。
文献の引用
以上の本文の多くにおいて、多数の人の研究を発表した関連する文献に対する様々な引用を行った。以下に、これらおよびその他の有用な刊行物の詳細な識別情報を明記する。

Bennett ED, Smithen CR, Sowton E、急性心筋梗塞における心房音の重要性、Proceedings of the British Cardiac Society, 34(2): 202, 1972。

Schapira JN, Fowles RE, Bowden RE, Alderman EL, Popp RL、P−S4間隔の左心室端拡張期圧力に対する関係、British Heart Journal 47:270-276, 1982。

Toutouzas P, Gupta D, Samson R, Shillingford J、急性心筋梗塞におけるQ−秒音間隔、British Heart Journal, 31:4, 1969, 462-467。

Hamosh P, Cohn JN, Engelman K, Broder MI、急性心筋梗塞における収縮期時間間隔および左心室機能、Circulation, 1972, 45(2): 375-381。

Bennett ED, Smithen CR, Sowton E、急性心筋梗塞における左心室機能の評価としての球種茎時間期間の使用、Medical Research Society (Clinical Science) 40(6): 24-25, 1971。

Samson R、急性心筋梗塞における収縮期時間間隔の変化、British Heart Journal 32: 839, 1970。

Werthermer L、急性心臓問題の診断および管理における非侵襲的技法、Medical Clinics of North America, 57(6): 1491-1501, 1973。

Weisser AM, Harris WS, Schoenfield CD、人の心不全における収縮期時間間隔、Circulation 37:149, 1968。

Hodges M, Halpern BL, Friesinger GC et al、急性心筋梗塞の患者における左心室駆出前期間および駆出時間、Circulation 45:929, 1972。

Heikkila J, Luomanmaki K, Pyorala K、急性心筋梗塞における左心室機能不全の順次観察II。停電における収縮期時間間隔、Circulation 44(3): 343-354, 1971。

Stein PD, Sabbah HN, Barr I、心筋梗塞後の患者の評価における心音の強さ、Chest 75(6): 679-684, 1979。

Price WH, Brown AE、心筋梗塞後における心音の強度変化、British Heart Journal 30: 835-9, 1968。

Kusukawa R, Bruce DW, Sakamoto T, MacCanon DM, Luisada AA、第2心音の振幅の血行力学的判定子、J of Applied Physiology 21: 938-946 1965、

Perloff JK, Peichek N、急性心筋梗塞の患者における収縮期時間期期間(駆出前期間および駆出期間)の値および限界、Editorial. Circulation, 1972, 45:929、

Luisada AA、正常および異常状態における第2心音、American Journal of Cardiology, 1971, 28:150-161、

Lewis RP, Rittgers SE, Forester WF, et al、収縮期時間間隔の批判的再考、Circulation 56: 146-158, 1977、

Sakamoto T, Kusukawa R, MacCanon DM et al、第1心音の振幅の血行力学的判定子、Circulation Research, 1965, 16: 45-57、

Luomanmaki K, Heikkila J、45から64歳の健康な人における左心室機械的収縮のフェーズの持続期間、Annals of Clinical Research 1: 156, 1969、

Friedman SA, Davison ET、高齢者における心筋機能の心音図的評価、Americal Heart Journal, 1969, 78:752。

Parmley WW, Diamond G, Tomoda H, Forrester JS, Swan HJC、心筋梗塞における左心室圧力の臨床的評価、Circulation. 1972, 45:358、

Bonner AJ, Sacks HN, Tavel ME、心音図および外部頚動脈波記録による大動脈狭窄症の程度評価、Circulation, 1973, 48:247、

Goldblatt A, Aygen MM, Braunwald E、大動脈狭窄症における第4心音の血行力学−心音図相関、Circulation 26: 91, 1962、

Perez GL, Luisada AA、第4音はいつ房性奔馬調律になるか?、Angiology, 27(5):300-310, 1976、

Goldman and Braunwald、主要心臓学、W.B. Saunders Company, 1998、

Stein PD, Sabbah HN, Barr I、心筋梗塞後の患者の評価における心音の強さ、Chest 75(6): 679-684, 1979、

Sigwart U, Grbic M, Payot M, Goy J, Essinger A, Fischer A、冠動脈バルーン障害中における貧血事象、

Hausser AM, Gangadharan V, Ramos R, Gordon S, Timmis G、人類における反復冠動脈閉塞の機械的、心電図的、および臨床的効果のシーケンス、JACC, 5(2):193-197, 1985、

Barry WH, Brooker JZ, Alderman EL, Harrison DC、狭心症中における拡張期硬直度および左心室のトーンの変化、Circulation 55:761-6, 1974、

Perloff JK, Talano JV, Ronan JA、急性心筋梗塞における非侵襲的技法、Progress in Cardiovascular Disease 13(5):437-464, 1971、

Maisel AS, Gilpin EA, Klein L, Le Winter M, Henning H, Collins D、急性心筋梗塞における乳頭筋機能不全の心雑音:臨床的特徴および予後の含意、American Heart Journal 1986, 112:705-711、

Julian, D.G., J.C. Cowan, et al. (1998)、心臓学、Edinburgh; New York, W.B. Saunders Co.

Craige E.、薄いDFにおける第4心音、Shaver JA (eds): Americal Heart Association Monograph No. 46. New York, American Heart Association, 1975, P.74-78。

本発明の説明の続き
図面の図8は、印刷した帯形記録状の出力報告、即ち、種々のその他の既知のグラフおよび絵図情報に加えて、本発明の実施によって提供および実現する音響的および電気的徴候およびフィンガープリント法の実用に基づいた、グラフィック要素202、およびテキスト成分204を含む、具体的な追加報告情報を、分離して焦点を絞って示す。
種々のその他の種類の出力、報告等も、特定の被験者に関する、保管を目的とする電子ファイルのように、構築することもできる。例えば、本発明が提案する実施の1つが、個々の人の現在の徴候フィンガープリント情報を、以前に取り込んだ同様のフィンガープリントと比較することを伴うことを思い起こすと、本発明が、人の心臓状態の順次追跡に関して開業医に提供する付加価値を認めることができる。
図9から図32までは、ここでは被験者Aで表す人の音響的および電気的徴候から引き出した、複数の時間に基づく、異なる具体的なフィンガープリントを示す。被験者Aについて予め分かっている特性は、(a)男性、36歳、(b)現れている症状−胸の痛みおよび呼吸困難II、(c)エコーによる発見−正しい収縮期および拡張期がある正常な心臓組織、EF:46、(d)BNS:12である。
この図面集合体における各フィンガープリントの図は、異なる被験者「状態」の下でどのようにフィンガープリントの特質が変化するかを示す。これらの状態には、(a)静止状態、加えて、ある数字列を逆に繰り返す要求から得られるような、(b)レッグ・リフト(leg lift)、(c)アイソメトリック・ハンド・グリップ(isometric hand grip)、および(d)従来の精神的ストレス状態によって生ずる3種類の異なるストレス状態を含む。
対照および比較のため、図33から図56までは、いくつかの同じ分類の複数の時間に基づくフィンガープリントを示すが、ここでは、音響的および電気的シグネチャ、ならびに、ここでは被験者Bで表す別の人から得たフィンガープリントから引き出している。被験者Bについて予め分かっている特徴化としては、(a)女性、79歳、(b)現れている症状−狭心症II、動悸、外科手術前評価、(c)エコーによる発見−大動脈硬変および境界線洞拡張症を伴う軽い大動脈弁閉鎖不全、(d)正しい収縮機能、拡張期弛緩減少、正常なLVEDP、LVなし、EF:60、(e)BNP:110である。
したがって、本発明は、その構造およびその方法論双方に関して、被験者の心臓状態を監視し、特徴化し、理解を補助するための深くロバストなツールを提供することが明確となるはずである。当技術分野に対する重要な寄与のなかでも、本発明は、紙に印刷したECGおよび音響データ表現に対して行われる不正確で別個の手作業による測定ではなく、正確なコンピュータおよびソフトウェア制御の下において、ECGおよび心臓音響パラメータの測定を行うという問題に取り組むという重要性がある。
以上の本発明の説明から、そしてこれに付随する図面の検討から、本発明の構造的側面は、人から音響的および電気的データを収集するために採用可能な音響的および電気的データ収集デバイスと、これらのデバイスに動作的に接続され、このようなデータを収集した元の人との報告可能な心臓状態フィンガープリントを発生する目的のためにこれらのデバイスによって収集したデータを処理し相関付けるように動作可能な処理構造とを含むシステムと表現することができる。これらのデータ収集デバイスは、各々、しかるべきデータ収集構造を含み、それぞれの連動するデータ収集構造は、選択的に、(a)非侵襲的および(b)侵襲的の一方である。
方法論の視点からは、本発明は、種々の医療関連の目的のために人の心臓状態を監視し特徴化する方法として表現することができる。この方法は、(a)選択した人の音響的心臓徴候を取り込むステップと、(b)実質的に同時に、同じ人の電気的心臓徴候を取り込むステップと、(c)これら2つの取り込んだ徴候から、決定した対照要素を選択し、このような要素を選択的に処理および/または相関付けるステップと、(d)処理および相関付け活動の結果を用いて、人の心臓状態の特徴化に有用な心臓状態フィンガープリント(少なくとも1つ)を作成するステップとを含む。好ましくは、そしてしかるべきときはいつでも、コンピュータ構造および活動を、本発明の実施の実現に採用する。
前述の決定した対照要素、ならびに付随する処理および相関結果の間に非限定で含まれるのは、(a)心音S1、S2、S3およびS4、(b)心音の(1)持続期間、(2)エネルギ含有量、(3)相対的振幅、(4)含有周波数、(5)相対的含有周波数、ならびに(c)音/音、ECG/ECG、音/ECG、およびECG/音の時間間隔ならびに相対的比率である。
本発明の方法論を表現する更に別の方法は、人の心臓状態を監視し特徴化する際に補助する方法を提供するものとしてこれを記載することである。この方法は、(a)選択した人の心臓に対して非侵襲的データ収集アクセスを供給するステップと、(b)この供給活動に続いて、供給したアクセスを利用し、その人の心臓が発生する機械的および電気的挙動を反映するデータの選択部分を収集し、処理し、相関付けるステップとを含む。
本発明の方法論を表現する更に別の方法は、人の心臓状態を監視し特徴化する際に補助する方法を提供するものとしてこれを記載することである。この方法は、(a)選択した人の心臓に対して非侵襲的データ収集アクセスを供給するステップと、(b)その後、このように供給されたアクセスを利用し、選択した人の心臓が発生する機械的および電気的挙動を反映するデータの選択部分を収集し、処理し、相関付けるステップとを含む。
本発明の方法論を考察する更に別の方法は、既知の異なる心臓の苦痛を有する母集団に関して、人の心臓状態の監視および特徴化を促進するために電気的および機械的心臓活動データを処理することから得られる利点の監視および特徴化を組み合わせて採用する方法として、これを見なすことである。この方法は、(a)選択した人の心臓に付随する心臓活動関係の電気データの本体を収集し、このような電気データが、このような心臓苦痛のある種のものの第1分類に関して監視し特徴化する強さおよび弱さ双方を保有することを認識するステップと、(b)実質的に同時に、同じ人の心臓に付随し、このように収集した電気データに関して時間に関係する心臓活動関係の機械的データの本体を収集し、このような機械的データも、このような心臓苦痛のある種のものの異なる第2分類に関して監視し特徴化する強さおよび弱さ双方を保有することを認識するステップと、(c)監視および特徴化の目的のために、集合的に各データ本体の強さが、他のデータ本体の弱さを補うのに資するように、このように収集した電気および機械的データ本体を相関付けるステップとを含む。
以上のように、本発明を実施する好適なかつ最良の実施形態および態様について詳細に説明し図示した。更に、そうではあっても、当業者が本システムの多くの変形や変更について考え、実現することを選択するのは最もであることを最大限認識するが、その全ては本発明の範囲に該当するものとする。
図1は、本発明のアーキテクチャの一観点を概略的に示す上位の、様式化した模式/ブロック図であり、具体的には、本発明の一視点のアーキテクチャを示し、特に、患者から得られるECGおよび音シグネチャ情報の強さについての、これら2つの異なる種類のデータの他方における、いわば、弱さを支えるための相互相関の使用を図で例証する。 図2は、本発明の実施および使用に応じて特別に識別可能とした心臓病状態の代表的かつ重要なリストを、全てのブロックに付番して示す。 図3も、図2に明記したような心臓状態を明らかにし特徴化するために非常に有用な処理および相互相関を実行する目的で、収集した音響的および電気的心臓徴候から選択/選出することができる、ここでは対象要素と呼ぶ事項を、全てのブロックに付番して示す。 図4は、図1に示した図を更に詳細に表し、本発明の方法論的および構造的アーキテクチャを、更に詳しく示すブロック/模式図である。 図5は、本発明の構造および方法論を示す別のブロック/模式図を表す。 図6は、本発明の一使用法を例証するのに有用な、関連する波形状の図である。 図7は、本発明の一使用法を例証するのに有用な、関連する波形状の図である。 図8は、本発明の実施に基づいて、グラフ、絵図、およびテキスト情報全てを含み、全体的に帯形記録の形態をなす、出力報告の非常に有用な一形態の図である。 図9は、第1被験者、即ち、被験者Aに関して、本発明の実施によって行った「フィンガープリント法」を示すグラフである。この図は、被験者に誘発させた4つの異なる無ストレスおよびストレス状態の下で、いくつかの異なるフィンガープリントの分類の値を時間に基づいて示す。 図10は、第1被験者、即ち、被験者Aに関して、本発明の実施によって行った「フィンガープリント法」を示すグラフである。この図は、被験者に誘発させた4つの異なる無ストレスおよびストレス状態の下で、いくつかの異なるフィンガープリントの分類の値を時間に基づいて示す。 図11は、第1被験者、即ち、被験者Aに関して、本発明の実施によって行った「フィンガープリント法」を示すグラフである。この図は、被験者に誘発させた4つの異なる無ストレスおよびストレス状態の下で、いくつかの異なるフィンガープリントの分類の値を時間に基づいて示す。 図12は、第1被験者、即ち、被験者Aに関して、本発明の実施によって行った「フィンガープリント法」を示すグラフである。この図は、被験者に誘発させた4つの異なる無ストレスおよびストレス状態の下で、いくつかの異なるフィンガープリントの分類の値を時間に基づいて示す。 図13は、第1被験者、即ち、被験者Aに関して、本発明の実施によって行った「フィンガープリント法」を示すグラフである。この図は、被験者に誘発させた4つの異なる無ストレスおよびストレス状態の下で、いくつかの異なるフィンガープリントの分類の値を時間に基づいて示す。 図14は、第1被験者、即ち、被験者Aに関して、本発明の実施によって行った「フィンガープリント法」を示すグラフである。この図は、被験者に誘発させた4つの異なる無ストレスおよびストレス状態の下で、いくつかの異なるフィンガープリントの分類の値を時間に基づいて示す。 図15は、第1被験者、即ち、被験者Aに関して、本発明の実施によって行った「フィンガープリント法」を示すグラフである。この図は、被験者に誘発させた4つの異なる無ストレスおよびストレス状態の下で、いくつかの異なるフィンガープリントの分類の値を時間に基づいて示す。 図16は、第1被験者、即ち、被験者Aに関して、本発明の実施によって行った「フィンガープリント法」を示すグラフである。この図は、被験者に誘発させた4つの異なる無ストレスおよびストレス状態の下で、いくつかの異なるフィンガープリントの分類の値を時間に基づいて示す。 図17は、第1被験者、即ち、被験者Aに関して、本発明の実施によって行った「フィンガープリント法」を示すグラフである。この図は、被験者に誘発させた4つの異なる無ストレスおよびストレス状態の下で、いくつかの異なるフィンガープリントの分類の値を時間に基づいて示す。 図18は、第1被験者、即ち、被験者Aに関して、本発明の実施によって行った「フィンガープリント法」を示すグラフである。この図は、被験者に誘発させた4つの異なる無ストレスおよびストレス状態の下で、いくつかの異なるフィンガープリントの分類の値を時間に基づいて示す。 図19は、第1被験者、即ち、被験者Aに関して、本発明の実施によって行った「フィンガープリント法」を示すグラフである。この図は、被験者に誘発させた4つの異なる無ストレスおよびストレス状態の下で、いくつかの異なるフィンガープリントの分類の値を時間に基づいて示す。 図20は、第1被験者、即ち、被験者Aに関して、本発明の実施によって行った「フィンガープリント法」を示すグラフである。この図は、被験者に誘発させた4つの異なる無ストレスおよびストレス状態の下で、いくつかの異なるフィンガープリントの分類の値を時間に基づいて示す。 図21は、第1被験者、即ち、被験者Aに関して、本発明の実施によって行った「フィンガープリント法」を示すグラフである。この図は、被験者に誘発させた4つの異なる無ストレスおよびストレス状態の下で、いくつかの異なるフィンガープリントの分類の値を時間に基づいて示す。 図22は、第1被験者、即ち、被験者Aに関して、本発明の実施によって行った「フィンガープリント法」を示すグラフである。この図は、被験者に誘発させた4つの異なる無ストレスおよびストレス状態の下で、いくつかの異なるフィンガープリントの分類の値を時間に基づいて示す。 図23は、第1被験者、即ち、被験者Aに関して、本発明の実施によって行った「フィンガープリント法」を示すグラフである。この図は、被験者に誘発させた4つの異なる無ストレスおよびストレス状態の下で、いくつかの異なるフィンガープリントの分類の値を時間に基づいて示す。 図24は、第1被験者、即ち、被験者Aに関して、本発明の実施によって行った「フィンガープリント法」を示すグラフである。この図は、被験者に誘発させた4つの異なる無ストレスおよびストレス状態の下で、いくつかの異なるフィンガープリントの分類の値を時間に基づいて示す。 図25は、第1被験者、即ち、被験者Aに関して、本発明の実施によって行った「フィンガープリント法」を示すグラフである。この図は、被験者に誘発させた4つの異なる無ストレスおよびストレス状態の下で、いくつかの異なるフィンガープリントの分類の値を時間に基づいて示す。 図26は、第1被験者、即ち、被験者Aに関して、本発明の実施によって行った「フィンガープリント法」を示すグラフである。この図は、被験者に誘発させた4つの異なる無ストレスおよびストレス状態の下で、いくつかの異なるフィンガープリントの分類の値を時間に基づいて示す。 図27は、第1被験者、即ち、被験者Aに関して、本発明の実施によって行った「フィンガープリント法」を示すグラフである。この図は、被験者に誘発させた4つの異なる無ストレスおよびストレス状態の下で、いくつかの異なるフィンガープリントの分類の値を時間に基づいて示す。 図28は、第1被験者、即ち、被験者Aに関して、本発明の実施によって行った「フィンガープリント法」を示すグラフである。この図は、被験者に誘発させた4つの異なる無ストレスおよびストレス状態の下で、いくつかの異なるフィンガープリントの分類の値を時間に基づいて示す。 図29は、第1被験者、即ち、被験者Aに関して、本発明の実施によって行った「フィンガープリント法」を示すグラフである。この図は、被験者に誘発させた4つの異なる無ストレスおよびストレス状態の下で、いくつかの異なるフィンガープリントの分類の値を時間に基づいて示す。 図30は、第1被験者、即ち、被験者Aに関して、本発明の実施によって行った「フィンガープリント法」を示すグラフである。この図は、被験者に誘発させた4つの異なる無ストレスおよびストレス状態の下で、いくつかの異なるフィンガープリントの分類の値を時間に基づいて示す。 図31は、第1被験者、即ち、被験者Aに関して、本発明の実施によって行った「フィンガープリント法」を示すグラフである。この図は、被験者に誘発させた4つの異なる無ストレスおよびストレス状態の下で、いくつかの異なるフィンガープリントの分類の値を時間に基づいて示す。 図32は、第1被験者、即ち、被験者Aに関して、本発明の実施によって行った「フィンガープリント法」を示すグラフである。この図は、被験者に誘発させた4つの異なる無ストレスおよびストレス状態の下で、いくつかの異なるフィンガープリントの分類の値を時間に基づいて示す。 図33は、異なる第2被験者、即ち、被験者Bに関して、図9において見られるのと同様のフィンガープリントを示すグラフである。 図34は、異なる第2被験者、即ち、被験者Bに関して、図10において見られるのと同様のフィンガープリントを示すグラフである。 図35は、異なる第2被験者、即ち、被験者Bに関して、図11において見られるのと同様のフィンガープリントを示すグラフである。 図36は、異なる第2被験者、即ち、被験者Bに関して、図12において見られるのと同様のフィンガープリントを示すグラフである。 図37は、異なる第2被験者、即ち、被験者Bに関して、図13において見られるのと同様のフィンガープリントを示すグラフである。 図38は、異なる第2被験者、即ち、被験者Bに関して、図14において見られるのと同様のフィンガープリントを示すグラフである。 図39は、異なる第2被験者、即ち、被験者Bに関して、図15において見られるのと同様のフィンガープリントを示すグラフである。 図40は、異なる第2被験者、即ち、被験者Bに関して、図16において見られるのと同様のフィンガープリントを示すグラフである。 図41は、異なる第2被験者、即ち、被験者Bに関して、図17において見られるのと同様のフィンガープリントを示すグラフである。 図42は、異なる第2被験者、即ち、被験者Bに関して、図18において見られるのと同様のフィンガープリントを示すグラフである。 図43は、異なる第2被験者、即ち、被験者Bに関して、図19において見られるのと同様のフィンガープリントを示すグラフである。 図44は、異なる第2被験者、即ち、被験者Bに関して、図20において見られるのと同様のフィンガープリントを示すグラフである。 図45は、異なる第2被験者、即ち、被験者Bに関して、図21において見られるのと同様のフィンガープリントを示すグラフである。 図46は、異なる第2被験者、即ち、被験者Bに関して、図22において見られるのと同様のフィンガープリントを示すグラフである。 図47は、異なる第2被験者、即ち、被験者Bに関して、図23において見られるのと同様のフィンガープリントを示すグラフである。 図48は、異なる第2被験者、即ち、被験者Bに関して、図24において見られるのと同様のフィンガープリントを示すグラフである。 図49は、異なる第2被験者、即ち、被験者Bに関して、図25において見られるのと同様のフィンガープリントを示すグラフである。 図50は、異なる第2被験者、即ち、被験者Bに関して、図26において見られるのと同様のフィンガープリントを示すグラフである。 図51は、異なる第2被験者、即ち、被験者Bに関して、図27において見られるのと同様のフィンガープリントを示すグラフである。 図52は、異なる第2被験者、即ち、被験者Bに関して、図28において見られるのと同様のフィンガープリントを示すグラフである。 図53は、異なる第2被験者、即ち、被験者Bに関して、図29において見られるのと同様のフィンガープリントを示すグラフである。 図54は、異なる第2被験者、即ち、被験者Bに関して、図30において見られるのと同様のフィンガープリントを示すグラフである。 図55は、異なる第2被験者、即ち、被験者Bに関して、図31において見られるのと同様のフィンガープリントを示すグラフである。 図56は、異なる第2被験者、即ち、被験者Bに関して、図32において見られるのと同様のフィンガープリントを示すグラフである。

Claims (23)

  1. 種々の医療関係目的のために人の心臓状態を監視し特徴化する方法であって、
    選択した人の音響的心臓徴候を取り込むステップと、
    実質的に同時に、その同一人の電気的心臓徴候を取り込むステップと、
    これら2つの取り込んだ徴候から決定した対象要素を選択し、このような要素を選択的に処理し関係付けるステップと、
    当該人の心臓状態の前記特徴化において有用な心臓状態フィンガープリントを作成するために、前記関係付けるステップの前記結果を採用するステップと、
    を備えている、方法。
  2. 請求項1記載の方法であって、更に、前記人との選択可能な医療関係相互作用の制御を行うために、前記作成したフィンガープリントを利用するステップを備えている、方法。
  3. 請求項1記載の方法において、少なくとも前記関係付けるステップがコンピュータ処理を利用することを伴うような態様で実現する、方法。
  4. 請求項1記載の方法において、前記2つの取り込むステップを所定の時間期間にわたって連続して実行し、前記選択、処理、および関係付けるステップは、時間依存関係結果を作成するために設計された態様で実行し、前記採用するステップは、時間依存、心臓状態フィンガープリントを発生するように設計された態様で実行する、方法。
  5. 請求項3記載の方法において、前記2つの取り込むステップを所定の時間期間にわたって連続して実行し、前記選択、処理、および関係付けるステップは、時間依存関係結果を作成するために設計された態様で実行し、前記採用するステップは、時間依存、心臓状態フィンガープリントを発生するように設計された態様で実行する、方法。
  6. 請求項1記載の方法において、前記2つの取り込むステップを、前記人を選択したストレス状態に置いた状況の下で実行する、方法。
  7. 請求項3記載の方法において、前記2つの取り込むステップを、前記人を選択したストレス状態に置いた状況の下で実行する、方法。
  8. 請求項1記載の方法において、このような決定した対象要素、ならびに結果をこのように処理し関係付けることは、(a)心音S1、S2、S3、S4、(b)心音の(1)持続期間、(2)エネルギ含有量、(3)相対的振幅、(4)含有周波数、(5)相対的含有周波数、ならびに(c)音/音、音/ECG、ECG/音、およびECG/ECG時間間隔および相対的比率を含む群から引き出した情報を含む、方法。
  9. 請求項3記載の方法において、このような決定した対象要素、ならびに結果をこのように処理し関係付けることは、(a)心音S1、S2、S3、S4、(b)心音の(1)持続期間、(2)エネルギ含有量、(3)相対的振幅、(4)含有周波数、(5)相対的含有周波数、ならびに(c)音/音、音/ECG、ECG/音、およびECG/ECG時間間隔および相対的比率を含む群から引き出した情報を含む、方法。
  10. 請求項1記載の方法であって、更に、異なる時点において作成した人の心臓状態フィンガープリント間において、時間的に離間した順次比較を実行するステップを備えている、方法。
  11. 請求項1記載の方法であって、更に、人の作成した心臓状態フィンガープリントを、規定した個人の母集団を用いて前記方法の実施によって予め得られているデータベースに収容されている同様のフィンガープリントと比較するステップを備えている、方法。
  12. 請求項1記載のステップを実現するシステムであって、
    人から音響的および電気的データを収集するために採用可能な音響的および電気的データ収集デバイスと、
    前記デバイスに動作的に接続され、かかるデータを収集した人の報告可能な心臓状態フィンガープリントを発生する目的で、これらのデバイスが収集したデータを処理し関係付けるように動作可能な処理構造と、
    を備えている、システム。
  13. 請求項12記載のシステムにおいて、前記デバイスは、各々、データ収集構造を含み、それぞれの関連するデータ収集構造は、(a)非侵襲的および(b)侵襲的の内一方である、システム。
  14. 人の心臓状態を監視し特徴化する際に補助する方法であって、
    選択した人の心臓に対して非侵襲的データ収集アクセスを供給するステップと、
    前記供給するステップに続いて、このようなアクセスを利用し、当該人の心臓が発生する機械的および電気的挙動を反映するデータの選択部分を収集し、処理し、関係付けるステップと、
    を備えている、方法。
  15. 請求項14記載の方法において、少なくとも前記関係付けるステップは、コンピュータ処理を利用することを伴う、方法。
  16. 人の心臓状態を監視し特徴化する際に補助する方法であって、
    選択した人の心臓に対して侵襲的データ収集アクセスを供給するステップと、
    前記供給するステップに続いて、このようなアクセスを利用し、当該人の心臓が発生する機械的および電気的挙動を反映するデータの選択部分を収集し、処理し、関係付けるステップと、
    を備えている、方法。
  17. 請求項16記載の方法において、少なくとも前記関係付けるステップは、コンピュータ処理を利用することを伴う、方法。
  18. 人の心臓状態を監視し特徴化する際に補助する方法であって、
    選択した人の心臓に対して(a)侵襲的および(b)非侵襲的データ収集アクセスの一方を選択的に供給するステップと、
    前記供給するステップに続いて、このようなアクセスを利用し、当該人の心臓が発生する機械的および電気的挙動を反映するデータの選択部分を収集し、処理し、関係付けるステップと、
    を備えている、方法。
  19. 請求項18記載の方法において、少なくとも前記関係付けるステップは、コンピュータ処理を利用することを伴う、方法。
  20. 既知の異なる心臓苦痛を有する母集団に関して、人の心臓状態の監視および特徴化を促進するために、電気的および機械的心臓活動データの保有から得られる利点の前記の監視および特徴化を組み合わせて採用する方法であって、
    選択した人の心臓に付随する心臓活動関係電気データの本体を収集し、このような電気データが、このような心臓苦痛のある種のものの第1分類に関して監視し特徴化する強さおよび弱さ双方を保有することを認識するステップと、
    実質的に同時に、同一人の心臓に付随し、このように収集した電気データに関して時間に関係する心臓活動関係機械的データの本体を収集し、このような機械的データも、このような心臓苦痛のある種のものの異なる第2分類に関して監視し特徴化する強さおよび弱さ双方を保有することを認識するステップと、
    監視および特徴化の目的のために、集合的に各データ本体の強さが、他のデータ本体の弱さを補うのに資するように、このように収集した電気および機械的データ本体を処理し、相関付けるステップと、
    を含む、方法。
  21. 請求項20記載の方法において、少なくとも前記関係付けるステップは、コンピュータ処理を利用することを伴う、方法。
  22. 急性心臓症候群状態と総合的に連携する心臓状態監視および特徴化方法であって、
    共通時間枠の間に、(a)人の心臓活動が発生する電気的機能性徴候と、(b)当該同一人の心臓活動が発生する機械的機能性徴候とを収集するステップと、
    前記2つの徴候の選択した成分を相互および/または交互に関係付けることを含むように、このような徴候を処理するステップと、
    前記処理から、前記人の心臓に関して急性冠動脈症候群の発現の有無を明確に示すバイナリ出力を生成するステップと、
    を備えている、方法。
  23. コンピュータに基づく心臓状態監視および特徴化方法であって、
    共通時間枠の間に、(a)人の心臓活動が発生する電気的機能性徴候データと、(b)当該同一人の心臓活動が発生する機械的機能性徴候データとを収集するステップと、
    前記収集した徴候データをコンピュータに供給するステップと、
    前記コンピュータを用いて、このような徴候データを収集した人の報告可能な心臓状態フィンガープリントを発生する目的のために、徴候データの前記2つの分類から選択した成分を、(a)コンピュータ測定、(b)コンピュータ評価、および(c)コンピュータ相互関係付けおよび/またはコンピュータ交互関係付けする内少なくとも1つを含むように、前記供給した徴候データを処理するステップと、
    を備えている、方法。
JP2007543015A 2004-11-18 2005-05-20 心臓状態の監視および特徴化に関する方法およびシステム Pending JP2008520340A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/993,521 US7174203B2 (en) 2004-11-18 2004-11-18 Method and system relating to monitoring and characterizing heart condition
PCT/US2005/018110 WO2006055037A2 (en) 2004-11-18 2005-05-20 Method and system relating to monitoring and characterizing heart condition

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008520340A true JP2008520340A (ja) 2008-06-19

Family

ID=36387350

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007543015A Pending JP2008520340A (ja) 2004-11-18 2005-05-20 心臓状態の監視および特徴化に関する方法およびシステム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7174203B2 (ja)
EP (1) EP1811895A2 (ja)
JP (1) JP2008520340A (ja)
WO (1) WO2006055037A2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009273817A (ja) * 2008-05-19 2009-11-26 Shigehiro Kuroki 生体反応記録装置ならびに生体反応記録方法
WO2010038993A3 (ko) * 2008-10-01 2010-07-29 주식회사이루메디 심혈관 분석 장치
JP2012502771A (ja) * 2008-09-22 2012-02-02 カーディアック ペースメイカーズ, インコーポレイテッド 非代償性うっ血性心不全の検出
JP2013236957A (ja) * 2013-07-24 2013-11-28 Shigehiro Kuroki 生体反応記録装置ならびに生体反応記録方法
JP2015126890A (ja) * 2015-02-19 2015-07-09 黒木 茂広 生体反応記録装置
JP2015529488A (ja) * 2012-07-27 2015-10-08 カーディアック ペースメイカーズ, インコーポレイテッド 心不全患者の層別化
US9968266B2 (en) 2006-12-27 2018-05-15 Cardiac Pacemakers, Inc. Risk stratification based heart failure detection algorithm
US11615891B2 (en) 2017-04-29 2023-03-28 Cardiac Pacemakers, Inc. Heart failure event rate assessment

Families Citing this family (66)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6666826B2 (en) * 2002-01-04 2003-12-23 Cardiac Pacemakers, Inc. Method and apparatus for measuring left ventricular pressure
US20060155202A1 (en) * 2005-01-12 2006-07-13 Arand Patricia A Hemodynamic assessment/adjustment
US7520860B2 (en) * 2005-04-13 2009-04-21 Marie G. Johnson Detection of coronary artery disease using an electronic stethoscope
US8972002B2 (en) 2005-06-01 2015-03-03 Cardiac Pacemakers, Inc. Remote closed-loop titration of decongestive therapy for the treatment of advanced heart failure
US7670298B2 (en) 2005-06-01 2010-03-02 Cardiac Pacemakers, Inc. Sensing rate of change of pressure in the left ventricle with an implanted device
US7922669B2 (en) 2005-06-08 2011-04-12 Cardiac Pacemakers, Inc. Ischemia detection using a heart sound sensor
US9265949B2 (en) * 2005-06-28 2016-02-23 Cardiac Pacemakers, Inc. Method and apparatus for controlling cardiac therapy based on electromechanical timing
US7585279B2 (en) * 2005-07-26 2009-09-08 Cardiac Pacemakers, Inc. Managing preload reserve by tracking the ventricular operating point with heart sounds
US7634309B2 (en) * 2005-08-19 2009-12-15 Cardiac Pacemakers, Inc. Tracking progression of congestive heart failure via a force-frequency relationship
EP1962674A4 (en) * 2005-12-16 2011-07-27 St Jude Medical IMPLANTABLE MEDICAL DEVICE COMPRISING DISEASE DETECTION FUNCTIONALITY
US8920343B2 (en) 2006-03-23 2014-12-30 Michael Edward Sabatino Apparatus for acquiring and processing of physiological auditory signals
US7780606B2 (en) * 2006-03-29 2010-08-24 Cardiac Pacemakers, Inc. Hemodynamic stability assessment based on heart sounds
US7806833B2 (en) 2006-04-27 2010-10-05 Hd Medical Group Limited Systems and methods for analysis and display of heart sounds
US7648464B1 (en) * 2006-07-19 2010-01-19 Pacesetter, Inc. Detecting ischemia using an implantable cardiac device based on morphology of cardiac pressure signal
US20080039733A1 (en) * 2006-08-08 2008-02-14 Kamil Unver Systems and methods for calibration of heart sounds
US20080154144A1 (en) * 2006-08-08 2008-06-26 Kamil Unver Systems and methods for cardiac contractility analysis
US20080119749A1 (en) 2006-11-20 2008-05-22 Cardiac Pacemakers, Inc. Respiration-synchronized heart sound trending
US8096954B2 (en) 2006-11-29 2012-01-17 Cardiac Pacemakers, Inc. Adaptive sampling of heart sounds
US7736319B2 (en) * 2007-01-19 2010-06-15 Cardiac Pacemakers, Inc. Ischemia detection using heart sound timing
US7846104B2 (en) * 2007-02-08 2010-12-07 Heart Force Medical Inc. Monitoring physiological condition and detecting abnormalities
US9179852B2 (en) * 2007-03-12 2015-11-10 Medtronic, Inc. Heart monitoring systems, apparatus and methods adapted to detect myocardial ischemia
US7853327B2 (en) * 2007-04-17 2010-12-14 Cardiac Pacemakers, Inc. Heart sound tracking system and method
US20090043218A1 (en) * 2007-08-07 2009-02-12 Warner Robert A Tachyarrhythmia detection, differentiation and assessment
WO2009044230A1 (en) 2007-10-02 2009-04-09 Philips Intellectual Property & Standards Gmbh Detection of electrical and mechanical cardio-vascular activities
DE202007019105U1 (de) 2007-10-02 2010-10-21 Philips Intellectual Property & Standards Gmbh Detektion von elektrischen und mechanischen kardiovaskulären Aktivitäten
US8105241B2 (en) * 2007-10-26 2012-01-31 Inovise Medical, Inc. Combining to a singularity plural-anatomical-site, heart-functionality measurements
US8346559B2 (en) * 2007-12-20 2013-01-01 Dean Enterprises, Llc Detection of conditions from sound
US8412323B2 (en) * 2008-01-29 2013-04-02 Inovise Medical, Inc. Rest phase heart pacing
US8348852B2 (en) * 2008-03-06 2013-01-08 Inovise Medical, Inc. Heart-activity sound monitoring
US8298153B2 (en) * 2008-07-09 2012-10-30 Medtronic, Inc. System and method for the detection of acute myocardial infarction
US20100023081A1 (en) * 2008-07-28 2010-01-28 Sarah Anne Audet Comprehensive System for Detection of Coronary Syndrome, Cardiac Ischemia and Myocardial Infarction
US8577448B2 (en) * 2008-10-14 2013-11-05 Inovise Medical, Inc. Differential apneic detection in aid of diagnosis and treatment
US8428698B2 (en) * 2009-03-04 2013-04-23 Pacesetter, Inc. Systems and methods for monitoring DP, IVRT, DiFT, diastolic function and/or HF
US8388542B2 (en) * 2009-05-04 2013-03-05 Siemens Medical Solutions Usa, Inc. System for cardiac pathology detection and characterization
WO2010129513A2 (en) * 2009-05-05 2010-11-11 Robert Peter Blankfield Evaluation of stroke volume differential as it relates to cardiovascular health
US8140156B2 (en) * 2009-06-30 2012-03-20 Medtronic, Inc. Heart sound sensing to reduce inappropriate tachyarrhythmia therapy
US8321017B2 (en) * 2009-07-08 2012-11-27 Pacesetter, Inc. Electromechanical delay (EMD) monitoring devices, systems and methods
US20110034812A1 (en) * 2009-08-10 2011-02-10 Abhilash Patangay Pulmonary artery pressure based systolic timing intervals as a measure of right ventricular systolic performance
US8998820B2 (en) * 2009-08-27 2015-04-07 St. Jude Medical Ab Devices and method for determining and monitoring a cardiac status of a patient by using PLVDT or PLVST parameters
JP5536582B2 (ja) * 2009-10-22 2014-07-02 日本光電工業株式会社 生体パラメータ表示装置
US8409108B2 (en) * 2009-11-05 2013-04-02 Inovise Medical, Inc. Multi-axial heart sounds and murmur detection for hemodynamic-condition assessment
WO2011071989A2 (en) * 2009-12-08 2011-06-16 Aum Cardiovascular, Llc Systems and methods for detecting cardiovascular disease
US8478403B2 (en) 2011-02-23 2013-07-02 Pacesetter, Inc. Implantable systems and methods for use therewith for monitoring and modifying arterial blood pressure without requiring an intravascular pressure transducer
WO2012135775A1 (en) 2011-04-01 2012-10-04 Medtronic, Inc. Heart failure monitoring
US8843198B2 (en) * 2011-09-23 2014-09-23 Biotronik Se & Co. Kg Apparatus and method to optimize pacing parameters
US9375152B2 (en) 2012-03-07 2016-06-28 Cardiac Pacemakers, Inc. Heart sound detection systems and methods using updated heart sound expectation window functions
WO2013184315A1 (en) 2012-06-05 2013-12-12 3M Innovative Properties Company Enhanced auscultatory sensor and analysis for patient diagnosis
EP3254615A1 (en) * 2012-09-07 2017-12-13 The Regents of the University of California Multisensor wireless abdominal monitoring apparatus, systems, and methods
US8548588B1 (en) 2012-09-21 2013-10-01 Inovise Medical, Inc. CRM-device ventricular-pacing blanking control
US10335592B2 (en) 2012-12-19 2019-07-02 Viscardia, Inc. Systems, devices, and methods for improving hemodynamic performance through asymptomatic diaphragm stimulation
WO2014099820A1 (en) 2012-12-19 2014-06-26 Inovise Medical, Inc. Hemodynamic performance enhancement through asymptomatic diaphragm stimulation
CN105451804A (zh) 2013-06-26 2016-03-30 卓尔医疗公司 包括声学传感器的治疗装置
CN106132286B (zh) 2014-03-07 2020-04-21 心脏起搏器股份公司 多级心力衰竭事件检测
CN106456003A (zh) * 2014-06-02 2017-02-22 心脏起搏器股份公司 评估心房纤维性颤动的血液动力学反应
KR101727367B1 (ko) 2014-11-04 2017-04-17 재단법인 아산사회복지재단 심음도 모니터링 시스템 및 이를 이용한 모니터링 방법
CN108471968B (zh) * 2015-10-29 2022-01-18 心脏起搏器股份公司 使用心音检测心房心律失常
US10531839B2 (en) 2016-01-04 2020-01-14 AventuSoft, LLC System and method of marking cardiac time intervals from the heart valve signals
US10369361B2 (en) 2016-04-29 2019-08-06 Viscardia, Inc. Leads for implantable medical device that affects pressures within the intrathoracic cavity through diaphragmatic stimulation
US10463295B2 (en) * 2016-06-13 2019-11-05 Medtronic, Inc. Multi-parameter prediction of acute cardiac episodes and attacks
US9955876B2 (en) * 2016-09-08 2018-05-01 Raul Chirife Device and method for assessment of left ventricular ejection fraction and other parameters of cardiac performance
US11284827B2 (en) 2017-10-21 2022-03-29 Ausculsciences, Inc. Medical decision support system
EP3488766B1 (en) * 2017-11-22 2021-03-10 Nokia Technologies Oy Detecting increasing fluid in a lung of a subject
AU2019325258A1 (en) * 2018-08-21 2021-03-25 Eko Devices, Inc. Methods and systems for determining a physiological or biological state or condition of a subject
WO2020185151A1 (en) * 2019-03-13 2020-09-17 Coala-Life Ab Evaluating parameter value based on phonocardiogram data and electrocardiogram data
US11524158B2 (en) 2019-09-26 2022-12-13 Viscardia, Inc. Implantable medical systems, devices, and methods for affecting cardiac function through diaphragm stimulation, and for monitoring diaphragmatic health
WO2021194874A1 (en) 2020-03-27 2021-09-30 Viscardia, Inc. Implantable medical systems, devices and methods for delivering asymptomatic diaphragmatic stimulation

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63240830A (ja) * 1987-03-30 1988-10-06 東邦電子株式会社 音響の要素を活用した心電図状態監視装置
JPH0647004A (ja) * 1992-07-29 1994-02-22 Nippon Koden Corp 生体信号測定装置
JPH06205843A (ja) * 1992-11-27 1994-07-26 Daidan Kk レート応答型ペースメーカ
JPH11113860A (ja) * 1997-10-09 1999-04-27 Nippon Colin Co Ltd 心機能監視装置
WO2003088838A1 (en) * 2002-04-19 2003-10-30 Colin Medical Technology Corporation Methods and systems for distal recording of phonocardiographic signals
JP2004236730A (ja) * 2003-02-04 2004-08-26 Motoharu Hasegawa 動脈硬化評価装置
JP2004528152A (ja) * 2001-06-13 2004-09-16 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 電気療法装置の適応分析方法及び装置
WO2004091719A2 (en) * 2003-04-11 2004-10-28 Cardiac Pacemakers, Inc. Multi-parameter arrhythmia discrimination

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4840183A (en) 1987-08-13 1989-06-20 Tdk Corporation Electrocardiograph
US5086776A (en) 1990-03-06 1992-02-11 Precision Diagnostics, Inc. Apparatus and method for sensing cardiac performance
DK63193D0 (da) 1993-06-02 1993-06-02 Bang & Olufsen Tech As Apparat til maaling af hjertesignaler
US5623925A (en) 1995-06-05 1997-04-29 Cmed, Inc. Virtual medical instrument for performing medical diagnostic testing on patients
US5957866A (en) 1995-07-03 1999-09-28 University Technology Corporation Apparatus and methods for analyzing body sounds
US5687738A (en) 1995-07-03 1997-11-18 The Regents Of The University Of Colorado Apparatus and methods for analyzing heart sounds
US6050950A (en) 1996-12-18 2000-04-18 Aurora Holdings, Llc Passive/non-invasive systemic and pulmonary blood pressure measurement
US6527729B1 (en) 1999-11-10 2003-03-04 Pacesetter, Inc. Method for monitoring patient using acoustic sensor
EP1558340A1 (en) * 2002-10-21 2005-08-03 Noam Gavriely Acoustic cardiac assessment
US20040220487A1 (en) 2003-04-29 2004-11-04 Andrey Vyshedskiy Method and apparatus for physiological data acquisition via sound input port of computing device
US20040260188A1 (en) * 2003-06-17 2004-12-23 The General Hospital Corporation Automated auscultation system

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63240830A (ja) * 1987-03-30 1988-10-06 東邦電子株式会社 音響の要素を活用した心電図状態監視装置
JPH0647004A (ja) * 1992-07-29 1994-02-22 Nippon Koden Corp 生体信号測定装置
JPH06205843A (ja) * 1992-11-27 1994-07-26 Daidan Kk レート応答型ペースメーカ
JPH11113860A (ja) * 1997-10-09 1999-04-27 Nippon Colin Co Ltd 心機能監視装置
JP2004528152A (ja) * 2001-06-13 2004-09-16 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 電気療法装置の適応分析方法及び装置
WO2003088838A1 (en) * 2002-04-19 2003-10-30 Colin Medical Technology Corporation Methods and systems for distal recording of phonocardiographic signals
JP2004236730A (ja) * 2003-02-04 2004-08-26 Motoharu Hasegawa 動脈硬化評価装置
WO2004091719A2 (en) * 2003-04-11 2004-10-28 Cardiac Pacemakers, Inc. Multi-parameter arrhythmia discrimination

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9968266B2 (en) 2006-12-27 2018-05-15 Cardiac Pacemakers, Inc. Risk stratification based heart failure detection algorithm
JP2009273817A (ja) * 2008-05-19 2009-11-26 Shigehiro Kuroki 生体反応記録装置ならびに生体反応記録方法
JP2012502771A (ja) * 2008-09-22 2012-02-02 カーディアック ペースメイカーズ, インコーポレイテッド 非代償性うっ血性心不全の検出
WO2010038993A3 (ko) * 2008-10-01 2010-07-29 주식회사이루메디 심혈관 분석 장치
CN102170821A (zh) * 2008-10-01 2011-08-31 株式会社Irumedi 心血管分析装置
CN102170821B (zh) * 2008-10-01 2013-08-07 株式会社Irumedi 心血管分析装置
US8771195B2 (en) 2008-10-01 2014-07-08 Irumedi Co., Ltd. Cardiovascular analyzer
JP2015529488A (ja) * 2012-07-27 2015-10-08 カーディアック ペースメイカーズ, インコーポレイテッド 心不全患者の層別化
JP2013236957A (ja) * 2013-07-24 2013-11-28 Shigehiro Kuroki 生体反応記録装置ならびに生体反応記録方法
JP2015126890A (ja) * 2015-02-19 2015-07-09 黒木 茂広 生体反応記録装置
US11615891B2 (en) 2017-04-29 2023-03-28 Cardiac Pacemakers, Inc. Heart failure event rate assessment

Also Published As

Publication number Publication date
WO2006055037A3 (en) 2006-11-23
EP1811895A2 (en) 2007-08-01
US7174203B2 (en) 2007-02-06
WO2006055037A2 (en) 2006-05-26
US20060106322A1 (en) 2006-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008520340A (ja) 心臓状態の監視および特徴化に関する方法およびシステム
Savage et al. Electrocardiographic findings in patients with obstructive and nonobstructive hypertrophic cardiomyopathy.
US20070021673A1 (en) Method and system for cardiovascular system diagnosis
US8290577B2 (en) Methods and apparatus for enhanced fiducial point determination and non-invasive hemodynamic parameter determination
US7771364B2 (en) Method and system for cardiovascular system diagnosis
Wen et al. Beyond auscultation: acoustic cardiography in clinical practice
US20080045844A1 (en) Method and system for cardiovascular system diagnosis
US20120071767A1 (en) Pulmonary artery pressure estimator
JPH05505954A (ja) 心筋虚血検出システム
JP2010517644A (ja) 生理的状態のモニタリングおよび異常検出方法
JP2003510123A (ja) パルスの存在を決定するために心音を使用する方法と装置
WO1998041144A1 (en) Method, system and apparatus for determining prognosis in atrial fibrillation
US8868168B2 (en) System for cardiac condition characterization using electrophysiological signal data
US20170071564A1 (en) Heart rate detection method and device using heart sound acquired from ausculation positions
JP6251035B2 (ja) nリード式ECGシステムの作動方法
Puspasari et al. A new heart sound signal identification approach suitable for smart healthcare systems
JP2006528023A (ja) 心拍数変動に基づいて心虚血を評価するための方法およびシステム
Gargasas et al. Development of methods for monitoring of electrocardiograms, impedance cardiograms and seismocardiograms
Prabhu et al. A novel approach for non-invasive measurement of mean arterial pressure using pulse transit time
US20110021933A1 (en) Methods and Systems for Use in Determination of a Patient's Heart Condition
Khosrow-Khavar Automatic and Non-Invasive Delineation of the Seismocardiogram Signal for the Estimation of Cardiac Time Intervals with Applications in Diastolic Timed Vibration and Early Stage Hemorrhage Detection
Jadvar et al. Computer analysis of the electrocardiogram during esophageal pacing cardiac stress
Johnston et al. The third heart sound for diagnosis of acute heart failure
Akouz et al. A Comprehensive Review on Monitoring Sensors for Cardiovascular Disease Prevention and Management
US20100145206A1 (en) Alternans and cardiac ischemia

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100723

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100902

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20101201

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20101208

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20101217

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20101227

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110202

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110302

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110902

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20110913