JPH0646811U - ケ レ - Google Patents
ケ レInfo
- Publication number
- JPH0646811U JPH0646811U JP8811392U JP8811392U JPH0646811U JP H0646811 U JPH0646811 U JP H0646811U JP 8811392 U JP8811392 U JP 8811392U JP 8811392 U JP8811392 U JP 8811392U JP H0646811 U JPH0646811 U JP H0646811U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- workpiece
- drive pin
- center
- movable claw
- fitted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Gripping On Spindles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来のケレは半径方向の二又溝部をドライブ
ピンに嵌合し乍ら、加工物のセンタ穴をセンタに嵌合す
るので取付け難い。 【構成】 ドライブピン32を間にしてケレ本体5と一
体の固定部5cと対向する可動爪13を設けてある。操
作レバー22を押すとばね19に抗して支持軸14は前
進して、可動爪13にねじ込んである回り止め用ねじ1
8は回り止め溝5eから外れる。ここで操作レバー22
を回転すると可動爪13はドライブピン32の移動の軌
跡32R外へ退避する。加工物W及びケレのセンタとド
ライビングプレートへの取付が容易となる。
ピンに嵌合し乍ら、加工物のセンタ穴をセンタに嵌合す
るので取付け難い。 【構成】 ドライブピン32を間にしてケレ本体5と一
体の固定部5cと対向する可動爪13を設けてある。操
作レバー22を押すとばね19に抗して支持軸14は前
進して、可動爪13にねじ込んである回り止め用ねじ1
8は回り止め溝5eから外れる。ここで操作レバー22
を回転すると可動爪13はドライブピン32の移動の軌
跡32R外へ退避する。加工物W及びケレのセンタとド
ライビングプレートへの取付が容易となる。
Description
【0001】
本考案は両センタで支持された加工物の回転駆動に用いられるケレ(回し金) に関する。
【0002】
加工物主軸台と心押台に夫々備えたセンタを加工物の両端のセンタ孔へ挿入押 圧して加工物を支持し、加工物に予かじめ取り付けられたケレを加工物主軸台の 回転装置で回転することにより加工物に回転力を与えて研削、旋削等が行われる 。加工物主軸台に備える加工物主軸は回転せず、この主軸に取付けたセンタも回 転しないようにすると、加工物の回転精度がよく、又、チャックのように加工物 を強く把握しないので加工物主軸台側をチャックで把握し、心押台側をセンタで 支持された加工物にたわみを与えるおそれも全くないのでこのような加工物の駆 動装置は研削盤ではふつうに用いられる。この場合に加工物主軸台には加工物主 軸と同心の出力部のドライビングプレートを持つ回転装置が設けてある。図6に 示すようにこのドライビングプレート31の端面には通常、周方向を二等配して 心押台側へ向ってドライブピン32が突出している。このドライブピン32を隙 間を備えて挟むように二又溝部33aを備えたケレ33のボス部33bは取外し 可能に加工物Wに固定されている。加工物Wは両端のセンタ孔WH,WTに夫々 加工物主軸台に取り付けた加工物主軸台センタ1と心押台側センタ2が挿入押圧 しており、ドライビングプレート31が回転するとケレ33を介して加工物Wは 両センタ1,2で支持されて回転するものである。
【0003】
加工物Wの機材への装着は、加工物Wにケレ33を固定し、心押台側センタ2 が後退した状態で行われる。この際、加工物Wのセンタ孔WHを加工物主軸台側 センタ1の中心に合せると同時にケレ33の二又溝部33aをドライブピン32 に合せねばならない。処が、加工物Wは中間部を手でつかんでこの動作を行うが 、ドライブピン32の周方向位置とケレ33の二又溝部33aの位置を一致させ る動作が必要である。この動作を行うためには心押台側センタ2を充分後退させ ておかなければならない。そしてドライブピン32の位置とケレ33の二又溝部 33aの位置を正しく合せると、次に加工物Wを加工物主軸台に向けて移動して 、ケレ33の二又溝部33aとドライブピン32を嵌め合せる。この際、加工物 Wが両ドライブピン32の中心を含む平面に直角な平面上でα方向へわずかに傾 いても二又溝部33aはドライブピン32に入らないから、手で修正する。然し 、上記両ドライブピン32を含む平面上でβ方向へ傾いても二又溝部33aはド ライブピン32へ嵌まり込む。然し、この場合加工物Wのセンタ孔WHと加工物 主軸台側センタ1は一致しなくても、二又溝部33aはドライブピン32へ嵌ま り込むので更に加工物主軸台側センタ1へ加工物Wのセンタ孔WHを合せる必要 がある。そして心押台側センタ2を前進して加工物Wの心押台側センタWTへ挿 入押圧する。
【0004】 このように(1) 加工物を機械へ取り付ける際に、心押台側センタを大きく後退 させ、又前進しなければならない。(2) ケレとドライビングプレートの周方向位 置を正確に一致させなければならない。(3) 加工物の姿勢を両センタ中心と平行 に保たねばならない。そのため、加工物の取り付けに時間がかかり、わずらわし い感じとなる。
【0005】 本考案は複数の放射方向の溝を備え、この溝を加工物主軸台に備える回転装置 の出力部材の端面に軸方向に突出したドライブピンに嵌合するケレにおける上記 課題を解消して取付けの易しいケレを提供することを目的としている。
【0006】
本考案は加工物主軸台と心押台に夫々取付けたセンタにて支持される加工物に 固定され、放射方向の二又溝部が、加工物主軸台に備える回転装置の出力部材端 面に軸方向に突出し、周方向を等配して設けられた複数のドライブピンに夫々嵌 合することにより加工物に回転力を伝えるケレにおいて、前記放射方向の二又溝 部の一方の片側はケレ本体と一体の固定部であり、他の片側はケレ本体に、ケレ 本体と一体の固定部と対向して放射方向の二又溝部を形成してドライブピンを嵌 合している位置と、ドライブピンの移動する軌跡外に退避した位置と、を取るよ うに可動に取り付けられた可動爪であることを特徴とするケレである。
【0007】
以下、本考案の実施例を図面に従って説明する。
【0008】 「実施例1」 図1は側面図、図2は正面図、図3は平面図、図4は図1のA−A断面図であ る。
【0009】 全体を符号10で示すケレは加工物主軸台側センタ1と心押台側センタ2に支 持される加工物Wに予かじめ取り付ける。加工物Wの端部に嵌入するスリーブ4 はケレ本体5の端部の円筒形ボス部5aに嵌入しており、該ボス部5aの半径方 向にねじ込まれた取付ねじ6と固定ねじ7により保持されている。スリーブ4に は周方向の1個所に半径方向のスリット4aが設けられ、又スリット4aから離 れて外周に軸方向の溝4bを備えている。ケレ本体5には加工物主軸台側センタ 1が進入できる中心孔5bが設けてある。加工物主軸台には全体は図示されない 回転装置の出力部材のドライビングプレート31が設けられている。ドライビン グプレート31にはその端面の周方向を二等分した位置で加工物主軸台側センタ 1を中心とした円上に軸方向のドライブピン32が植設してある。ドライブピン 32はドライブピン32の中心を挿通するボルト35によりドライビングプレー ト31に固定してある。ドライブピン32を嵌合するようにケレ10は放射方向 の二又溝部33aを形成できるようになっている。放射方向の二又溝部33aの 一方の片側はケレ本体5と一体の固定部5cであり、他の片側の部材の可動爪1 3はケレ本体5に、ケレ本体5と一体の固定部5cと対向して放射方向の二又溝 部33aを形成してドライブピン32を嵌合する位置と、ドライブピン32の移 動する軌跡外に退避した位置と、を取るように可動に取り付けられている。
【0010】 上記において固定部5cにはその頭部がドライブピン32からの力を受ける調 整ねじ9がねじ込まれており、調整ねじ9に直交してねじ込まれたロックねじ1 1で調整ねじ9のねじ山をいためないように挿入されたライナ12を押圧して調 整ねじ9の回り止めとしてある。上記固定部5cに対向する片側の部材の可動爪 13はケレ本体5に、その中心孔5bに直交して二又溝部33aの底部近くを貫 通する孔5dに挿入された支持軸14に固定されている。可動爪13を支持軸1 4に固定するため、可動爪13の根本に支持軸14に嵌合する嵌合部13aを設 け、可動爪13の根本を挿通してピン15を支持軸14の中心孔14aに嵌合し 、支持軸14とピン15の直径をわたってノックピン16を打込み、又、可動爪 13とピン15の直径をわたってノックピン17を打込んである。上記孔5dは 縮径部5d−1で支持軸14の可動爪13取付側を軸承し、孔5dの口部近くで 拡径した支持軸14の拡径軸部14bを軸承している。ピン15に平行して可動 爪13にねじ込み固定された回り止め用ねじ18は加工物主軸台側センタ1の中 心をとおる半径方向の線に平行で側方を向いた回り止め溝5eに嵌合するように なっている。回り止め溝5eはケレ本体5に設けてある。
【0011】 孔5d中には支持軸14の拡径軸部14bと、孔5dの縮径部5d−1との間 に圧縮コイルばね19が支持軸14に挿通させて設けてあって、図4の上側の可 動爪13の状態において、回り止め用ねじ18は回り止め溝5eの底を該ばね1 9のばね力で押圧している。支持軸14の外部へ突出する部分の端部側にはナッ ト21がねじ込まれていて更に端部に操作レバー22が固定してある。図4には 一方の可動爪13はケレ本体の固定部5cと対向する位置に有り、他方の、可動 爪13はドライブピン32の移動方向の軌跡の境の内側の加工物主軸台側センタ 1の中心Oを中心とする半径RIの円32aの内側に有り、軸方向を向いている 。この軸方向を向いた可動爪13に備える回り止め用ねじ18が嵌入する回り止 め穴5fがケレ本体5に設けられている。
【0012】 上記構成における本考案の作用をのべる。
【0013】 機外において、加工物Wの端部にスリーブ4の部分を差込み、固定ねじ7を締 込むと、スリーブ4はスリット4aを有し、又溝4bがあるので、加工物Wの周 囲に圧接する。この際、可動爪13は軸方向を向いている(図2、図4の夫々下 側の可動爪13参照)。そして操作レバー22も軸方向を向いている。加工物W の中間を手でもって加工物主軸台側センタ1に加工物Wの加工物主軸台側センタ 孔WHを挿入する。この際、二又溝部33aは形成されておらず、ドライブピン 32が移動する軌跡32Rに可動爪13が位置していないのでこのセンタ1にセ ンタ孔WHを挿入するのは加工物Wの傾きにかかわらず容易に行える。次に心押 台側センタ2を前進して加工物Wの心押台側センタ穴WTに差込む。加工物Wが 両センタ1,2に支持されると、ケレ10を固定部5cにねじ込んである調節ね じ9の頭部が前進する方向にセンタ1,2を中心にして回転し、調節ねじ9をド ライブピン32に当てる。次に操作レバー22を持って押すと、ナット21がケ レ本体5に当るまで支持軸14は圧縮コイルばね19のばね力に抗して前進して 可動爪13を共に変位させ、回り止め用ねじ18を回り止め穴5fから脱出させ 、90度放射方向の外側へ回転し、可動爪13を固定部5cと対向する位置へ移 動し、操作レバー22を押している力を緩めると、圧縮コイルばね19のばね力 で支持軸14は後退し、可動爪13に取り付けてある回り止め用ねじ18は回り 止め溝5eに嵌合し、この溝5eの底を圧する。両方の可動爪13をこのように 位置する。可動爪13とドライブピン32とはわずかに隙間を設ける。ここでナ ット21とケレ本体5との間に隙間gがある。もし、可動爪13をロックする必 要のある場合はナット21を隙間gがなくなるように締込む。砥石GWで加工物 Wを研削後は、加工物Wを取り外す。通常はナット21とケレ本体5間には隙間 gがあるので操作レバー22を持って支持軸14を圧縮コイルばね19のばね力 に抗して前進して、可動爪13を係止している回り止め用ねじ18を回り止め溝 5eから脱出させて、操作レバー22を可動爪13がドライビングプレート31 から遠のく方向へ90度回転すると可動爪13は軸方向を向く。ここで操作レバ ー22から手を離すと、圧縮コイルばね19のばね力で支持軸14は後退し、可 動爪13はケレ本体5に回り止め用ねじ18側の面が接し、回り止め穴5fに回 り止め用ねじ18が嵌入する。両操作レバー22を操作すると、両可動爪13は ドライブピン32の移動方向の軌跡32R外へ退避する。この状態で加工物Wの 中間を持って、心押台側センタ2を後退させ加工物Wを心押台側へ引いてから外 す。この際ドライブピン32が固定部5cと可動爪13間にもはや嵌合していな いので加工物Wが傾いてもケレ10と干渉することなく容易に外すことができる 。
【0014】 「実施例2」 図5に他の実施例を示す。ケレ本体5には直線の案内溝5gが設けられ、該溝 5gに可動爪113が滑合している。可動爪113にはラック113Rが設けら れ、このラック113Rに噛合するピニオン23を設けた回転軸24はケレ本体 5に回転自在に支持されており、端部に操作レバー22を備える。ケレ本体5に 設けたノッチ穴5hに滑合するノッチ25は、ノッチ穴5hにねじ込まれた栓2 7とノッチ25の間に縮設された圧縮コイルばね26でもって可動爪113に向 って付勢されている。可動爪113が固定部5cと対向する位置及びドライブピ ン32の移動する軌跡32Rから退避して案内溝5gに収容された位置に対応し てノッチ嵌入穴113a,113bが設けてある。
【0015】 操作レバー22を回転すると回転軸24、ピニオン23は回転し、ラック11 3Rは上下動して可動爪113は案内溝5gの口部からその先端が出入し、固定 部5cと対向位置でノッチ25はノッチ嵌入穴113aに嵌合し、ドライブピン 32の移動の軌跡32R外へ退避する位置でノッチ25Rはノッチ嵌入穴113 bに嵌合する。
【0016】
本考案はドライブピンを嵌め込む二又溝部の片側の部材を可動爪として、ドラ イブピンの移動の軌跡外へ退避させるようにしたため、加工物の機械への取付、 例えば研削盤への取付取外しが容易となる効果がある。
【図1】本考案の実施例の側面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】図1のA−A断面図である。
【図5】他の実施例の正面断面図である。
【図6】従来例の斜視図である。
1 加工物主軸台側センタ 2 心押台側センタ 5 ケレ本体 13 可動爪 14 支持軸 19 圧縮コイルばね 22 操作レバー 32 ドライブピン W 加工物 WH 加工物主軸台側センタ孔 WT 心押台側センタ孔 32R ドライブピンの移動の軌跡
Claims (1)
- 【請求項1】 加工物主軸台と心押台に夫々取付けたセ
ンタにて支持される加工物に固定され、放射方向の二又
溝部が、加工物主軸台に備える回転装置の出力部材端面
に軸方向に突出し、周方向を等配して設けられた複数の
ドライブピンに夫々嵌合することにより加工物に回転力
を伝えるケレにおいて、前記放射方向の二又溝部の一方
の片側はケレ本体と一体の固定部であり、他の片側はケ
レ本体に、ケレ本体と一体の固定部と対向して放射方向
の二又溝部を形成してドライブピンを嵌合している位置
と、ドライブピンの移動する軌跡外に退避した位置と、
を取るように可動に取り付けられた可動爪であることを
特徴とするケレ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8811392U JPH0646811U (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | ケ レ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8811392U JPH0646811U (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | ケ レ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0646811U true JPH0646811U (ja) | 1994-06-28 |
Family
ID=13933836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8811392U Pending JPH0646811U (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | ケ レ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0646811U (ja) |
-
1992
- 1992-11-30 JP JP8811392U patent/JPH0646811U/ja active Pending
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