JPH0646671U - トリマ−付電気かみそり - Google Patents

トリマ−付電気かみそり

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JPH0646671U
JPH0646671U JP8252492U JP8252492U JPH0646671U JP H0646671 U JPH0646671 U JP H0646671U JP 8252492 U JP8252492 U JP 8252492U JP 8252492 U JP8252492 U JP 8252492U JP H0646671 U JPH0646671 U JP H0646671U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この考案は、省スペ−スに優れた簡単な構成の
トリマ−用動力伝達系で、トリマ−を駆動するトリマ−
付電気かみそりを提供することを目的とする。 【構成】モ−タ61の回転をトリマ−68の動力受部7
6へ伝えるトリマ−用動力伝達系βを、本体ケ−ス40
内で上側に向くモ−タの上側の出力軸61aに偏心ピン
65を設け、モ−タの上側の端部とこれに対向する本体
ケ−スの壁部との間に、偏心ピンと上記動力受部との両
者に延びる中間に回動支点をもつレバ−80を設け、こ
のレバ−の一端部に偏心ピンを摺動自在に嵌挿する長孔
84を設け、レバ−の他端部にトリマ−動力受部と係脱
可能な球部85を連結して構成し、レバ−を用いてモ−
タの回転を往復動に変換し、トリマ−68を駆動した。
これにより、モ−タの上側の端部とこれに対向する本体
ケ−スの上側の壁部との隙間に収まる小形のレバ−で、
トリマ−を駆動させるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、本体の側面にトリマ−が装備されたトリマ−付電気かみそりに関 する。
【0002】
【従来の技術】
電気かみそりには、カッタ−ヘッドの他に、本体ケ−スの側面に使用者のもみ 上げ部の毛を切るトリマ−を設けたかみそりがある。
【0003】 こうしたトリマ−付電気かみそりは、従来より、本体ケ−ス内の頭部側に上向 きに内蔵した一つのモ−タを動力として用いて、カッタヘッドの内刃およびトリ マ−の可動刃を駆動させている。
【0004】 このような電気かみそりの駆動系には、従来、図5および図6に示されるよう に本体ケ−ス1内に内蔵したモ−タ6の上側に向いた出力軸6aの回転を、内刃 用動力伝達系Xを介して、本体ケ−ス1の頭部に在る内刃5に伝達すると同時に 、内刃用動力伝達系Xから分岐して設けたトリマ−用動力伝達系Yを介して、ト リマ−19の動力受部34へ伝達する構造が用いられている。
【0005】 具体的には、つぎのような構造が用いられている。
【0006】 すなわち、図5および図6はカッタ−ヘッドが本体ケ−スの前後方向に揺動す る電気かみそりの構造を示していて、1は電気かみそりの本体ケ−ス、2はこの ケ−ス1の頭部に、この本体ケ−ス1に設けた支持台1bのヘッド支持突部3, 3を介して、本体ケ−ス1の厚み方向に沿って揺動自在に支持されたカッタ−ヘ ッドである。なお、カッタ−ヘッド2は外刃4とこの外刃4の内面に摺接する内 刃5を備えて構成される。
【0007】 本体ケ−ス1内の頭部側には上向きにモ−タ6が配設してある。このモ−タ6 の上側に向いた出力軸6aには、トリマ−用偏心軸7と内刃用偏心軸8とが順に 直列をなして設けられている。
【0008】 そして、この内刃用偏心軸8は、支持台1bに設けた開口部9から上方に突出 して、カッタ−ヘッド2に内蔵されている合成樹脂で構成された内刃用駆動子1 0に接続され、内刃用動力伝達系Xとしている。
【0009】 すなわち、内刃用駆動子10は、内刃台12を介して内刃体11を支える、カ ッタ−ヘッド2の幅方向に沿って延びる厚肉の基部13と、この基部13の両端 から上方へ延びる薄肉の可撓性をもつ変形部14と、これら変形部14,14の 先端部に設けたカッタ−ヘッド2に支持される固定端部15とから構成される。 なお、変形部14以外の部分は、いずれも硬質となっている。
【0010】 また内刃用駆動子10は、下部にカッタ−ヘッド2の揺動方向は直交する方向 に延びる長溝16が設けられている。
【0011】 この長溝16内に上記内刃用偏心軸8が摺動自在に嵌挿され、モ−タ6の回転 を、内刃用偏心軸8と長溝16との係合により、変形部14,14の弾性変形を 伴う基部13の往復運動に変換し、この往復運動により内刃5を外刃4の内面に 摺動させている。
【0012】 またモ−タ6の上側の端部とこの上側の本体ケ−ス1の頭部を構成する壁部1 aとの間には、上記内刃用駆動子10と同様のトリマ−用駆動子18が設けられ 、トリマ−用動力伝達系Yとしている。
【0013】 すなわち、トリマ−用駆動子18は、トリマ−用偏心軸7を貫通して、モ−タ 6の上側の端部と本体ケ−ス1の壁部1aとの間に沿って延びる厚肉の基部20 と、この基部20の両端から延びてモ−タ6の両側において上方および下方へ屈 曲する薄肉の可撓性の変形部21と、これら変形部14の先端部に連続して上方 向へ延びる厚肉の規制部23と、これら規制部23の先端部に設けた本体ケ−ス 1に支持される固定端部24とから構成してある。なお、変形部14以外は、い ずれも硬質となっている。
【0014】 またトリマ−用駆動子18の基部20の貫通部分には、本体ケ−ス1の厚み方 向に延びる長孔25が設けられ、この長孔25に上記トリマ−用偏心軸7が摺動 自在に嵌挿していて、モ−タ6の回転運動を本体ケ−ス1の幅方向に沿う往復運 動に変換している。
【0015】 つまり、モ−タ5の回転をトリマ用偏心軸7と長孔25との係合により、変形 部21,21の弾性変形を伴う基部20の往復運動に変換される。また基部20 のトリマ−19側の部分には、トリマ−19側に向かって突き出る突部35が設 けられる。
【0016】 そして、この突部35を介して、モ−タ6の回転をトリマ−19の動力受部3 4へ伝達させている。
【0017】 すなわち、トリマ−19は、モ−タ6の軸心方向に沿ってスライド可能に本体 ケ−ス1の背面に支持させた偏平箱状のトリマ−ケ−ス26を有し、このトリマ −ケ−ス26の頭部には、固定刃27とこの固定刃27の下面に沿って可動自在 な可動刃28とを有している。またトリマ−ケ−ス26内には、中間部が枢軸2 9で回動自在に支持されたトリマ−レバ−31が内蔵してある。このトリマ−レ バ−31の一端部に可動刃28が接続され、他端部にトリマ−ケ−ス26の背面 から突出する上記突部35と嵌挿可能な形状の動力受部34が接続されてあり、 この動力受部34が本体ケ−ス1の背面に設けた開口部33から本体ケ−ス1内 に臨んでいる。
【0018】 この開口部33に上記突部35が突出していて、トリマ−19を上方へ押上げ たとき、突部35が動力受部34と連結して、上記トリマ−用駆動子18で得た 往復運動を可動刃28に伝えるようにしている。
【0019】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、こうしたトリマ−用駆動子18を用いたトリマ−用動力伝達系Yに よると、図5および図6からも明らかなようにトリマ−用駆動子18が大きいた めに、電気かみそり本体の小形化が阻害されている。
【0020】 ところが、変形部21の高さ寸法Hは、一定分、必要である。
【0021】 このため、トリマ−付電気かみそりは、トリマ−用動力伝達系Yの本体ケ−ス 1内を占める割合が大きく、小形化が図れない難点があった。
【0022】 しかも、トリマ−用駆動子18は、形状が複雑なので、組付けも面倒で、組立 性も、あまり良いものではなかった。
【0023】 この考案は、このような事情に着目してなされたもので、その目的とするとこ ろは、省スペ−スに優れた簡単な構成のトリマ−用動力伝達系で、トリマ−を駆 動することができるトリマ−付電気かみそりを提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載のトリマ−付電気かみそりは、この 内刃用動力伝達系から分岐して、モ−タの回転をトリマ−の動力受部に伝えるト リマ−用動力伝達系を、モ−タの上側に向いた出力軸に設けた偏心軸と、前記モ −タの上側の端部と前記本体ケ−スの上側の壁部との間に、前記偏心軸と前記動 力受部との両者へ延びるように設けた、中間が支点として回動自在なレバ−と、 このレバ−の一端部に設けた、前記偏心軸を摺動自在に嵌挿する、前記レバ−の 延出方向に沿って延びる長孔を有してなり、前記レバ−の他端部に上記動力受部 を連結することにある。
【0025】
【作用】
請求項1に記載のトリマ−付電気かみそりによると、モ−タが励磁され、出力 軸が回転すると、偏心軸が偏心回転する。
【0026】 この偏心回転が、モ−タの上側の端部と本体ケ−スの上側の壁部との間に在る レバ−の一端部に伝達され、偏心軸と長孔との係合により、回転運動からレバ− の中間を支点とした往復運動に変換され、動力受部を往復動させる。
【0027】 これにより、モ−タの上側の端部と本体ケ−スの上側の壁部との間に収まる小 形のレバ−で、トリマ−の駆動がなされる。
【0028】
【実施例】
以下、この考案を図1ないし図4に示す一実施例にもとづいて説明する。図2 はこの考案を適用した首振り式の電気かみそりの縦断正面図を示し、図3は同じ く側断面図を示し、40は前面にスイッチ摘み41ならびに同スイッチ摘み41 をロックするためのロック用摘み42が設けられた本体ケ−スである。この本体 ケ−ス40は、例えば偏平箱状のケ−スから構成されていて、頭部には支持台4 3が突設されている。この支持台43の幅方向両端側には、それぞれヘッド支持 突部44が突設されていて、同ヘッド支持突部44、44間にカッタ−ヘッド4 5を設けている。そして、このカッタ−ヘッド45は本体ケ−ス40の幅方向に 沿って延びていて、両端がヘッド支持突部44を通って設けた枢軸46に回動自 在に支持され、カッタ−ヘッド45の全体を枢軸46を支点として本体ケ−ス4 0の厚み方向に沿って揺動自在としている。
【0029】 カッタ−ヘッド45は、内部の上段側にひげ受け室47を有し、下段側に駆動 子収納室48を有している。なお、49は双方の室間を仕切る壁部を示す。
【0030】 ひげ受け室47は、上部が開口していて、同開口部に外刃50が設けられ、こ の外刃50の内側に、この外刃48の内面を摺動する二列の内刃51,51を支 持した内刃体52が設けられている。
【0031】 駆動子収納室48には、合成樹脂で構成された内刃用駆動子54が設けられる 。内刃用駆動子54は、カッタ−ヘッド45の幅方向に沿って延びる厚肉の基部 55と、この基部55の両端から上方へ延びる薄肉の可撓性の変形部56と、こ れら変形部56,56の先端部に設けたカッタ−ヘッド45に支持される固定端 部58とから構成される。そして、基部55の中央が壁部49を貫通して、内刃 体52を支える内刃台59に接続される。なお、変形部56以外の部分は、いず れも硬質となっている。
【0032】 また基部55の下部には、カッタ−ヘッド45の揺動方向とは直交する方向に 沿って延びる長溝60が設けられている。そして、この長溝60の開口が、カッ タ−ヘッド45の弯曲した底部に露出している。
【0033】 一方、61は本体ケ−ス40内の頭部側に上向きに配置されたモ−タである。 モ−タ61の上部側の端部は、本体ケ−ス40の頭部を構成する壁部40aにね じ78aで固定されたモ−タケ−ス62aに嵌挿されている。またモ−タ61の 下部は、本体ケ−ス40の内面に突設されたモ−タケ−ス62bに支持されてい て、モ−タケ−ス62a,62bによる上下両端の固定にて、モ−タ61を本体 ケ−ス40内の所定位置に位置決め固定している。またモ−タ61の本体ケ−ス 61bと各モ−タケ−ス62a,62bとの間には防振ゴム63が介装されてい て、モ−タ61で発生する振動を吸収するようにしてある。
【0034】 モ−タ61の上側に向いた出力軸61aには、図1にも示されるように例えば 合成樹脂よりなる偏心カム64が嵌挿されている。偏心カム64は、上面に出力 軸61aと偏心する上向きの第1の偏心ピン65(この考案の偏心軸に相当)と 、この第1の偏心ピン65の先端に突設された第2の偏心ピン66とを有してい る。なお、第1の偏心ピン65の外径は、第2の偏心ピン66よりも大きく設定 してある。但し、この偏心カム64は、安定して偏心ピン65,66が偏心回転 するように、全体がバランサ−をなすような外形としてある。
【0035】 第2の偏心ピン66は、モ−タ61の直上の壁部40aに設けた開口部40b および支持台67に設けた通孔67aを挿通して、本体ケ−ス40の上方へ突出 している。そして、この偏心ピン66が上記内刃用駆動子53の長溝60に摺動 自在に挿入され、モ−タ61の回転を内刃51,51に伝える内刃用動力伝達系 αを構成している。つまり、従来と同様、第2の偏心ピン66の偏心回転にした がい、内刃用駆動子53を介して、内刃51,51を本体ケ−ス40の幅方向に 往復動させるようにしてある。
【0036】 また偏心カム64には、第1の偏心ピン65を分岐部として、内刃用動力伝達 系αからモ−タ61の回転を分岐するトリマ−用動力伝達系βが設けられている 。そして、この分岐したモ−タ61の回転で、本体ケ−ス40の背面(側面)に 例えばモ−タ61と並行に設けたトリマ−68を駆動するようにしている。
【0037】 すなわち、ここでトリマ−68の構造について説明すれば、69は、本体ケ− ス40の背面に設けた上下方向にスライド可能な設けたトリマ−ケ−ス(トリマ −基板69a、トリマ−カバ−69bを組合わせてなるもの)である。このトリ マ−ケ−ス69は、例えば略偏平箱状に構成されていて、押上げると、図4に示 されるように頭部が本体ケ−ス40の頭部から突出するようになっている。なお 、この状態は、使用者のもみ上げ部の毛を切るきわ剃り可能な態勢となるもので ある。
【0038】 このトリマ−ケ−ス69の上端部には、トリマ−ケ−ス69から突出する固定 刃70がトリマ−ケ−ス69の幅方向に沿って設けられ、さらにこの固定刃70 の下面には本体ケ−ス40の幅方向に沿って摺動自在な可動刃71が設けられて いる。
【0039】 トリマ−ケ−ス69内には、上下方向に延びるトリマ−リンク72が内蔵され ている。トリマ−リンク72は、上下方向中間部に枢軸73を有していて、この 枢軸73がトリマ−ケ−ス69に回動自在に支持してある。これにより、トリマ −リンク72は、枢軸73を支点として、トリマ−ケ−ス69内において本体ケ −ス40の幅方向へ回動自在としてある。
【0040】 このトリマ−リンク69の上端部が、可動刃受け74を介して、上記可動刃7 1に接続されている。なお、71aは可動刃71を押上げるための押上げばねを 示す。またトリマ−リンク69の下端部は、トリマ−ケ−ス69の背面(本体ケ −ス40の背面と対向する面)に設けた開口部75から突出した動力受部76に 接続されている。
【0041】 動力受部76は、例えば図1に示されるように上側が拡開する略二股状に形成 されていて、突出端が本体ケ−ス40の背面に設けた上下方向に延びる開口部7 7を介して、本体ケ−ス40内に臨んでいる。
【0042】 一方、モ−タ61の上側の端部とこれに対向する本体ケ−ス40の上側の壁部 40aとの間で形成される隙間Pには、同隙間Pに沿ってレバ−80が配置され ている。このレバ−80は、隙間Pに沿って、第1の偏心ピン65と、トリマ− 68を上側に押上げたときの動力受部76の位置、つまり動力伝達位置Aとの間 へ延びている。
【0043】 このレバ−80は、図1に示されるように一端部に本体ケ−ス40の開口部4 0bに移動可能に収容される細長の板部80aを有し、他端部にこの板部80a から下方へ段差して、動力伝達位置Aへ延びる板部80bを有している。またレ バ−80の中間部には支持孔81を有している。そして、この支持孔81は、モ −タケ−ス62aに突設された支持ボス82に回動自在に嵌挿され、かつ支持ボ ス82の先端部に装着したEリング83で、支持ボス82から抜け出ないように してある。
【0044】 これにより、レバ−80は、支持ボス82および支持孔81(回動支点部)を 支点として、モ−タ61の軸心とは直交する方向、すなわち本体ケ−ス40の幅 方向に沿って回動自在できるようにしてある。
【0045】 板部80aには、レバ−80の延出方向に沿う長孔84が設けられている。そ して、この長孔84は、本体ケ−ス40の開口部40bにおいて、上記モ−タ6 1の第2の偏心ピン65に摺動自在に嵌挿され、第2の偏心ピン65と長孔84 との係合により、モ−タ61の回転運動を、支持ボス82を支点とした本体ケ− ス40の幅方向へ往復する運動に変換するようにしている。
【0046】 また板部80bの端部には、動力伝達位置Aに対応して、上記トリマ−68の 動力受部76と掛合自在な球部85が突設され、トリマ−68を本体ケ−ス40 の上方へ押し上げると、球部85と受部76とが連結するようにしている。
【0047】 つまり、隙間Pに配置したレバ−80にて、モ−タ用動力伝達系αから分岐さ れたモ−タ61の回転をトリマ−68に伝えるようにしてある。
【0048】 このレバ−80を含む回動構造から、トリマ−用動力伝達系βを構成している 。
【0049】 なお、本体ケ−ス40の開口部77は、上下方向へ移動する動力受部76を許 容する開口長さを有しているものである。
【0050】 つぎに、このように構成された電気かみそりの作用についで説明する。
【0051】 きわ剃りを行うときは、まず、スイッチ摘み41を操作して、オンする。する と、モ−タ61が励磁され、出力軸61aが回転する。これにより、第2の偏心 ピン66は偏心回転する。
【0052】 この第2の偏心ピン66の偏心回転は、長溝60を介して、内刃用駆動子53 に伝達され、長溝60との係合により、変形部56,56の弾性変形を伴う基部 55の往復運動に変換されて、内刃5を外刃4の内面に摺動させる。
【0053】 またモ−タ61の回転は、第1の偏心ピン65から分岐されていて、レバ−8 0の一端部に伝達される。そして、この第1の偏心ピン65と長孔84との係合 により、モ−タ61の回転運動は、支持ボス82を支点とした、モ−タ61の軸 心と直交する方向、すなわち本体ケ−ス40の幅方向に往復する運動に変換され る。これにより、球部85は、本体ケ−ス40の幅方向に沿って往復動する。
【0054】 この後、図2および図3に示す待機状態に在るトリマ−68を図4に示される ように押上げ、固定刃70および可動刃71を本体ケ−ス40の頭部から突出さ せて、きわ剃り可能な態勢にする。
【0055】 すると、動力伝達位置Aで、トリマ−68の動力受部76と球部85とは連結 される。これにより、レバ−80の他端部の振幅が、トリマ−リンク72の下端 部に伝達され、同トリマ−リンク72の上端部を枢軸73を支点として往復動さ せ、可動刃71を往復動させる。
【0056】 このように、モ−タ61の上側の端部と本体ケ−ス40の上側の壁部40aと の間に収まる小形のレバ−80、つまり高さ寸法の制約がないレバ−80で、ト リマ−68の駆動がなされることとなる。
【0057】 このことは、トリマ−用動力伝達系βの本体ケ−ス1内に占める割合が小さく なる上、モ−タ61の両側のスペ−スは有効利用することが可能な空スペ−スに もなる。
【0058】 したがって、電気かみそりの小形化が図れる。また例えば図3に示されるよう に今までは使用できなかったモ−タ6の両側の部分のスペ−スに、機能を拡大す るような電装機器86を据付けることも可能となり、本体ケ−ス40内のスペ− スの有効利用ができる。
【0059】 しかも、従来の合成樹脂の変形を伴って往復動するトリマ−用駆動子に比べ、 レバ−80は構成が簡単であるから、組付けも容易である。
【0060】 なお、上述した一実施例では、レバ−をモ−タケ−スに回動自在に支持したが 、これに限らず、他の部分、例えば電気かみそりの本体ケ−スを構成する壁部分 にて支持させてもよい。
【0061】 また上述した実施例では、往復動式のカッタ−ヘッドをもつ電気かみそりにこ の考案を適用したが、これに限らず、回転式のカッタ−ヘッドをもつ電気かみそ りに適用してもよい。
【0062】 さらに上述した実施例では、押上げるとトリマ−が駆動されるトリマ−付電気 かみそりにこの考案を適用したが、これに限らず、例えば、常時、トリマ−が駆 動されるトリマ−付電気かみそり、回動するとトリマ−が駆動される電気かみそ りにも、この考案を適用してもよく、トリマ−の形態には限定されるものではな い。
【0063】
【考案の効果】
以上説明したようにこの考案によれば、モ−タの上側の端部と本体ケ−スの上 側の壁部との間に収まる小形のレバ−で、トリマ−の駆動を行うことができる。
【0064】 したがって、電気かみそりの小形化を図ることができる上、本体ケ−ス内のス ペ−スの有効活用を図ることができる。
【0065】 しかも、従来の変形を伴って往復動するトリマ−用駆動子に比べ、レバ−は構 成が簡単であるから、組付けも容易ですむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の電気かみそりにおけるト
リマ−の駆動系を、内刃の駆動系と共に示す斜視図。
【図2】同実施例のトリマ−付電気かみそりの縦断正面
図。
【図3】同じく側断面図。
【図4】同電気かみそりのトリマ−を押上げたときの状
態を示す側断面図。
【図5】従来のトリマ−付電気かみそりを示す縦断正面
図。
【図6】同じく側断面図。
【符号の説明】
40…本体ケ−ス 51…内刃
61…モ−タ 64…偏心カム 65…第1の偏心ピン
(偏心軸) 68…トリマ− 76…動力受部
80…レバ− 81…支持孔 82…支持ボス
84…長孔 5…球部 α…内刃用動力伝達
系 α…トリマ−用動力伝達系

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケ−ス内に上向きにモ−タを設け、
    このモ−タの回転を内刃用動力伝達系を介して内刃へ伝
    達するとともに、この内刃用動力伝達系から分岐したト
    リマ−用動力伝達系を介して、トリマ−の動力受部に伝
    達するトリマ−付電気かみそりにおいて、 前記トリマ−用動力伝達系は、 前記モ−タの上側に向いた出力軸に偏心軸を設け、 前記モ−タの上側の端部と前記本体ケ−スの上側の壁部
    との間に、前記偏心軸と前記動力受部との両者へ延び
    る、中間を支点として回動自在なレバ−を設け、 このレバ−の一端部に、前記偏心軸を摺動自在に嵌挿す
    る、前記レバ−の延出方向に沿って延びる長孔を設け、 前記レバ−の他端部に上記動力受部を連結することを特
    徴とするトリマ−付電気かみそり。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5223460A (en) * 1975-08-15 1977-02-22 Hamasawa Kogyo:Kk Brink shaving blade of electric razor

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JPS5223460A (en) * 1975-08-15 1977-02-22 Hamasawa Kogyo:Kk Brink shaving blade of electric razor

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