JPH0646523Y2 - スプレーガン用ニードル弁装置 - Google Patents

スプレーガン用ニードル弁装置

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JPH0646523Y2
JPH0646523Y2 JP1121389U JP1121389U JPH0646523Y2 JP H0646523 Y2 JPH0646523 Y2 JP H0646523Y2 JP 1121389 U JP1121389 U JP 1121389U JP 1121389 U JP1121389 U JP 1121389U JP H0646523 Y2 JPH0646523 Y2 JP H0646523Y2
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JP
Japan
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needle valve
taper
paint
ejection port
valve
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Application number
JP1121389U
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JPH02104856U (ja
Inventor
勲 塩田
Original Assignee
岩田塗装機工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、弁口に対して進退する弁が、その後退量によ
って噴出量を調整できる先端シート部を有するニードル
弁に係るものである。特に噴出材料が、カーボン等の繊
維質を含む材料に利用された場合に大きな効果が得られ
るものである。
[従来の技術] この種のニードル弁は、塗料等を噴出するスプレーガン
等に多く用いられている。通常は第3図に示すように鋭
角なテーパ面11を有し、噴出口の内部に設けられた、同
じくテーパ状のシート面に当接して、確実な洩れ防止を
はかっている。
また、この場合第4図の如く、加工精度上の問題と、摩
耗による影響を考慮して、ニードル弁のテーパ部を2段
とし、後方のテーパ角度Aをわずかに小さくしているも
のもある。
更に特殊な例として、閉止部の接触面積を小さくする意
味で、角により線接触とした考えも提案されている。
(特公昭46-21108) [考案が解決しようとする問題点] これらの従来のニードル弁装置においては、噴出材料で
ある塗料等の多種多様化により、一部の材料に対し、詰
り易い、分断し易いものが出できており、その機能を十
分に果たしえない状況が生じている。例えば、カーボン
繊維が混入されている塗料を使用した場合、前者のテー
パ面、シート部イに、塗料中に溶けこまれていない一部
の混入成分が、薄膜又はかたまりとなって積層し、シー
ル洩れや詰りを生ずる。
また噴出口は、噴出量の安定性から円筒状に形成されて
いるが、ニードル弁とシートする部分の大きさ(口径)
が、噴出口の大きさと同じになっている。したがって、
流路としては最も小さい箇所に弁シートが形成されてい
ることになり、流路抵抗は大きく流れにくく、かつ詰り
易い傾向となっている。
本考案はこれらの問題点を解決し、シール性の向上及び
流路の詰り防止をはかったものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案に係るニードル弁装置は、噴出口の内面に弁座を
形成し、この弁座に、先端がテーパ状のニードル弁を当
接離開して開閉するニードル弁装置を前提としている。
円筒状に形成した噴出口の内側に、第1,第2のテーパ面
を形成し、この第1テーパ面と第2テーパ面との境界部
に線接触し、第1のテーパ角度と第2のテーパ角度の中
間の角度で、前記ニードル弁のテーパ面を形成したもの
である。
この場合、それぞれの角度は10°以上の差をつけるのが
望ましい。
[作用] 以上の構成によれば、ニードル弁のテーパ面が、第1の
テーパ面と第2のテーパ面の境界部で線接触をするた
め、繊維入りの塗料等であっても挟み込みを防ぎ切断力
を増やすため、遮断が容易となる。しかも、それぞれの
テーパには角度差が設けられることから、シート部への
塗料の流れ、シート後の塗料の流れがスムーズに行わ
れ、シート部の内径は、噴出口の内径に比べて大きくな
っていることも合わせて、詰りが改善される。
[実施例] 第1図には、本考案の実施例である、スプレーガンの塗
料噴出口を含む霧化装置部を示す断面図である。
噴出口1を先端に設けた塗料ノズル2の内側は、塗料通
路3を形成し、その中心にニードル弁4が進退自在に介
装されている。このニードル弁4は、後方の引金等から
なる作動装置によって作動し、塗料の噴出を制御する。
5は空気キャップで、噴出口1から噴出する塗料を、圧
縮空気によって霧化するものであり、塗面の仕上り状態
は、この空気キャップ5による霧化性能と、噴出口1か
らの塗料噴出状態によってほとんど決定される。
第2図は、噴出口1とニードル弁4の関係を示す拡大図
で、点線で示したものは、ニードル弁4が後方へ引か
れ、噴出口1が開口している状態を示す。
噴出口1は、先端が円筒状の通路6で形成され、噴出口
1の寸法を安定したものとしている。次いで内部に向い
第1のテーパ7、第2のテーパ8を有し、次第に拡開す
る形状となっている。実施例では、第1のテーパ7が18
°、第2のテーパ8が60°となっている。
ニードル弁4の先端は先端テーパ9を有し、前記第1の
テーパ7と第2のテーパ8の境界部10に、先端テーパ9
が当接し、通路を遮断するよう構成される。したがって
先端テーパ9の角度は、前記塗料ノズル2の両テーパ角
の中間の角度とし、かつ少なくとも5°以上の差を設け
ている。実施例では30°で形成されている。これによ
り、先端テーパ9と前記境界部10との接触するシート部
分は線接触となる。したがって、塗料中に繊維質の顔料
等を含んだ場合であっても塗料切断力が増し、容易に遮
断可能となる。シート部分が同じ角度であると、テーパ
面によって塗料を挟み込み、運搬膜積層を形成し、閉止
不良や詰り、噴出口の流路面積の変動を起こすことにな
る。また、この角度がわずかに違った場合であってもこ
の現象は起こりうるため、線接触があきらかに形成され
るよう、少なくとも10°以上の角度差を設けることが望
ましい。
このことにより、噴出口1の面積に対し、バルブを構成
するシート部の面積は、従来に比べ大きく形成されるこ
とになり、弁通過部分の流れが極めてスムーズになり、
シート部付近で生じていた詰りが改善されることにな
る。
尚、ニードル弁先端テーパ9は、噴出口1内にその一部
が残った時、流通面積を減じることになり、これが噴出
量の調整を可能とすることから、その角度は極端に大き
くすることは不合理であり、一般的には20°前後、15°
から40°程度になっている。
[考案の効果] 以上の如く本考案によれば、繊維入り塗料をはじめ、ス
ラリーやエマルション,ホーロー釉薬など、いわゆる一
部の成分が溶け込んでいない混合状態の塗料であって
も、確実にシートでき、従来の如きシート面での積層、
ブツの発生をなくすことができる。しかも従来に比べ、
ニードル弁や塗料ノズルのシート面の加工精度をあげた
り、摺り合わせをする等の必要がなくなる効果が得られ
る。
また、詰り易い塗料も、ノズル内の流れが順次と鋭角と
なるテーパ面を介して噴出口へ送り込まれるためスムー
ズになり、詰りが解消される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を使用するスプレーガンの
先端霧化装置部の断面図。第2図は、第1図のシート部
分を示す拡大断面図である。第3図,第4図は、従来の
シート部分を示す断面図である。 1……噴出口 4……ニードル弁 7……第1のテーパ 8……第2のテーパ 9……先端テーパ 10……境界部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】噴出口内面に弁座を形成し、該弁座に、先
    端テーパー状のニードル弁を当接離開して開閉するニー
    ドル弁において、円筒状に形成した噴出口の内側に、第
    1,第2のテーパ面を形成し、この第1と第2テーパ面の
    境界部に線接触し、第1のテーパ角度と第2のテーパ角
    度の中間の角度で、前記ニードル弁のテーパ面を形成し
    たスプレーガン用ニードル弁装置。
JP1121389U 1989-02-01 1989-02-01 スプレーガン用ニードル弁装置 Expired - Lifetime JPH0646523Y2 (ja)

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JP1121389U JPH0646523Y2 (ja) 1989-02-01 1989-02-01 スプレーガン用ニードル弁装置

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JPH02104856U JPH02104856U (ja) 1990-08-21
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JP1121389U Expired - Lifetime JPH0646523Y2 (ja) 1989-02-01 1989-02-01 スプレーガン用ニードル弁装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9346067B2 (en) 2012-10-29 2016-05-24 Sumitomo Riko Company Limited Spray gun

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US9346067B2 (en) 2012-10-29 2016-05-24 Sumitomo Riko Company Limited Spray gun

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JPH02104856U (ja) 1990-08-21

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