JPH064642B2 - 新規セフエム化合物およびその製造方法 - Google Patents

新規セフエム化合物およびその製造方法

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JPH064642B2
JPH064642B2 JP59228771A JP22877184A JPH064642B2 JP H064642 B2 JPH064642 B2 JP H064642B2 JP 59228771 A JP59228771 A JP 59228771A JP 22877184 A JP22877184 A JP 22877184A JP H064642 B2 JPH064642 B2 JP H064642B2
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隆男 高谷
善三郎 戸▲塚▼
修祥 安田
浩二 川端
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Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
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Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D213/00Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D213/02Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
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    • C07D213/24Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having no bond between the ring nitrogen atom and a non-ring member or having only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom with substituted hydrocarbon radicals attached to ring carbon atoms
    • C07D213/28Radicals substituted by singly-bound oxygen or sulphur atoms
    • C07D213/32Sulfur atoms
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/04Antibacterial agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明の下記一般式(I)で示される化合物およびその
塩は抗菌活性を有し、医薬として有用である。
「従来の技術」 セフェム化合物は数多く知られているが、3位に置換
(または非置換)ビニルチオメチル基または置換(また
は非置換)エチニルチオメチル基を有するセフェム化合
物は全く知られていない。
「発明が解決しようとする問題点」 抗菌作用を有し、医薬として有用なセフェム化合物は数
多く知られているが、この発明はさらに優れた医薬品の
開発を意図してなされたものである。
「問題点を解決するための手段」 この発明は新規セフェム化合物およびその塩に関する。
更に詳しくは、この発明は、抗菌活性を有する新規セフ
ェム化合物およびその塩、それらの製造方法に関する。
目的とするセフェム化合物およびその塩は新規化合物で
あり、下記一般式(I)で示すことができる。
〔式中、R1はアミノまたは保護されたアミノ、R2は適
当な置換基を有していてもよいアリール、適当な置換基
を有していてもよい複素環基、シアノまたはトリ(低
級)アルキルシリル、R3はカルボキシまたは保護され
たカルボキシ、およびAは−CH=CH−または−C≡C
−〕 およびその塩。
この発明により、新規セフェム化合物(I)は以下の図式
で示される種々の製造法により製造することができる。
製造法1 製造法2 製造法3 製造法4 製造法5 製造法6 製造法7 〔式中、R1、R2、R3およびAは前記と同じ、 R1 aはアシルアミノ、 R3 aは保護されたカルボキシ、 Y1は酸残基、 R1 bは保護されたアミノ基を有するアシルアミノ、 R1 cはアミノ基を有するアシルアミノ、 R4は低級アルキル、 Y2は酸残基、 Rは式:−COORの基で示されるエステル化されたカルボ
キシのエステル部分、 R1 dは保護されたアミノ〕 この発明の出発化合物のうち、化合物(II)の一部および
化合物(III)は新規であり、以下の図式で示される製造
法により製造することができる。
製造法A 製造法B 製造法D 製造法G 〔式中、R2、R3、R4、A、Y1およびY2は前記と同
じ、 R5はアミノまたは保護されたアミノ、 R6は低級アルケニル、低級アルキニルまたはイソプロ
ピル、 ZはNまたはCH、 R7は適当な置換基を有していもよいアリール、適当な
置換基を有していてもよい複素環基、シアノまたはカル
バモイル、 R8はメルカプト保護基、 R11は水素またはメルカプト保護基、 R12はシアノ(低級)アルケニルチオ(低級)アルキ
ル〕 目的化合物(I)の適切な塩は通常の無毒性塩であり、無
機塩基との塩、例えば、アルカリ金属塩(例えば、リチ
ウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、等)、アルカリ土
類金属塩(例えば、カルシウム塩、マグネシウム塩、
等)、アンモニウム塩;有機塩基との塩、例えば、有機
アミン塩(例えば、トリエチルアミン塩、ピリジン塩、
ピコリン塩、エタノールアミン塩、トリエタノールアミ
ン塩、ジシクロヘキシルアミン塩、N,N′−ジベンジ
ルエチレンジアミン塩、等)、等;無機酸付加塩(例え
ば、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩、等);
有機カルボン酸またはスルホン酸付加塩(例えば、ギ酸
塩、酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、マレイン酸塩、酒石
酸塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p
−トルエンスルホン酸塩、等);塩基性または酸性アミ
ノ酸(例えば、アルギニン、アスパラギン酸、グルタミ
ン酸、等)との塩のような塩基との塩または酸付加塩;
分子間または分子内第四級塩等が挙げられる。
前記分子間第四級塩は、化合物(I)のR2の複素環基が窒
素原子を含有する場合(例えば、ピリジル、等)に形成
され得、好適な分子間第四級塩の例としては、1−低級
アルキルピリジニウム低級アルキル硫酸塩(例えば、1
−メチルピリジニウムメチル硫酸塩、1−エチルピリジ
ニウムエチル硫酸塩、等)、1−低級アルキルピリジニ
ウムハライド(例えば、1−メチルピリジニウム沃化
物、等)、1−低級アルキルピリジニウム硝酸塩(例え
ば、1−メチルピリジニウム硝酸塩、等)、等が挙げら
れる。前記分子内第四級塩は、化合物(I)のR2の複素環
基が窒素原子を含有し(例えば、ピリジル、等)、R3
がカルボキシである場合に形成されることができ、好適
な分子内第四級塩の例としては、1−低級アルキルピリ
ジニウムカルボキシレート(例えば、1−メチルピリジ
ニウムカルボキシレート、1−エチルピリジニウムカル
ボキシレート、1−プロピルピリジニウムカルボキシレ
ート、1−イソプロピルピリジニウムカルボキシレー
ト、1−ブチルピリジニウムカルボキシレート、等)、
等が挙げられる。
この明細書の上記および以下の記載において、この発明
がその範囲内に含む種々の定義の好適な例示は詳細には
以下に説明する。
「低級」とは、別に指示がなければ、炭素原子数1〜6
個を意味する。
「高級」とは、別に指示がなければ、炭素原子数7〜2
0個を意味する。
好適な「保護されたアミノ」としては、アシルアミノ;
ホスホノアミノ;保護されたホスホノアミノ;ベンジル
アミノ、フェネチルアミノ、トリチルアミノのようなア
ル(低級)アルキルアミノ;ベンジリデンアミノ、ヒド
ロキシベンジリデンアミノ、フェネチリデンアミノのよ
うなヒドロキシを有していてもよいアル(低級)アルキ
リデンアミノ;等が挙げられる。
「アシルアミノ」、「保護されたアミノ基を有するアシ
ルアミノ」および「アミノ基を有するアシルアミノ」中
の好適な「アシル」部分としては、カルバモイル、脂肪
族アシル基および芳香族アシルとして示される芳香環あ
るいは複素環アシルとして示される複素環を含有するア
シル基が挙げられる。
前記アシルの好適な例を以下に示す: 低級または高級アルカノイル(例えば、ホルミル、アセ
チル、スクシニル、ヘキサノイル、ヘプタノイル、バレ
リル、ステアロイル、等);低級または高級アルコキシ
カルボニル(例えば、メトキシカルボニル、エトキシカ
ルボニル、t−ブトキシカルボニル、t−ペンチルオキ
シカルボニル、ヘプチルオキシカルボニル、等);低級
または高級アルカンスルホニル(例えば、メタンスルホ
ニル、エタンスルホニル、等);低級または高級アルコ
キシスルホニル(例えば、メトキシスルホニル、エトキ
シスルホニル、等)、等のような脂肪族アシル; アロイル(例えば、ベンゾイル、トルオイル、ナフトイ
ル、等);フェニル(低級)アルカノイル(例えば、フ
ェニルアセチル、フェニルプロピオニル、等)のような
アル(低級)アルカノイル;アリールオキシカルボニル
(例えば、フェノキシカルボニル、ナフチルオキシカル
ボニル、等);アリールオキシ(低級)アルカノイル
(例えば、フェノキシアセチル、フェノキシプロピオニ
ル、等);アリールブリオキシロイル(例えば、フェニ
ルグリオキシロイル、ナフチルグリオキシロイル、
等);アレーンスルホニル(例えば、ベンゼンスルホニ
ル、p−トルエンスルホニル、等)、等のような芳香族
アシル; 複素環カルボニル(例えば、テノイル、フロイル、ニコ
チノイル、等); 複素環(低級)アルカノイル(チエニルアセチル、チア
ゾリルアセチル、チアジアゾリルアセチル、テトラゾリ
ルアセチル、等);複素環グリオキシロイル(例えば、
チアゾリルグリオキシロイル、チエニルグリオキシロイ
ル、等)、等のような複素環アシル;但し、上記「複素
環カルボニル」、「複素環(低級)アルカノイル」およ
び「複素環グリオキシロイル」の複素環部分は、さらに
詳しくは、酸素、硫黄、窒素原子等のヘテロ原子を1個
以上含有する飽和または不飽和の単環または多環複素環
基を意味する。
特に好ましい複素環基としては、窒素原子1〜4個を含
有する不飽和3〜8員(さらに好ましくは5または6
員)複素単環基、例えば、ピロリル、ピロリニル、イミ
ダゾリル、ピラゾリル、ピリジルおよびそのN−オキシ
ド、ジヒドロピリジル、ピリミジル、ピラジニル、ピリ
ダジニル、トリアゾリル(例えば、4H−1,2,4−トリ
アゾリル、1H−1,2,3−トリアゾリル、2H−1,2,3−
トリアゾリル、等)、テトラゾリル(例えば、1H−テ
トラゾリル、2H−テトラゾリル、等)、等;窒素原子
1〜4個を含有する飽和3〜8員(さらに好ましくは5
または6員)複素単環基、例えば、ピロリジニル、イミ
ダゾリジニル、ピペリジノ、ピペラジニル、等;窒素原
子1〜4個を含有する不飽和縮合複素環基、例えば、イ
ンドリル、イソインドリル、インドリジニル、ベンズイ
ミダゾリル、キノリル、イソキノリル、イソダゾリル、
ベンゾトリアゾリル、等;酸素原子1〜2個および窒素
原子1〜3個を含有する不飽和3〜8員(さらに好まし
くは5または6員)複素単環基、例えば、オキサゾリ
ル、イソキサゾリル、オキサジアゾリル(例えば、1,2,
4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2,
5−オキサジアゾリル、等)、等;酸素原子1〜2個お
よび窒素原子1〜3個を含有する飽和3〜8員(さらに
好ましくは5または6員)複素単環基、例えば、モルホ
リニル、シドノニル、等;酸素原子1〜2個および窒素
原子1〜3個を含有する不飽和縮合複素環基、例えば、
ベンズオキサゾリル、ベンズオキサジアゾリル、等;硫
黄原子1〜2個および窒素原子1〜3個を含有する不飽
和3〜8員(さらに好ましくは5または6員)複素単環
基、例えば、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾ
リル(例えば、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジ
アゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾ
リル、等)、ジヒドロチアジニル、等;硫黄原子1〜2
個および窒素原子1〜3個を含有する飽和3〜8員(さ
らに好ましくは5または6員)複素単環基、例えば、チ
アゾリジニル、等;硫黄原子1〜2個を含有する不飽和
3〜8員(さらに好ましくは5または6員)複素単環
基、例えば、チエニル、ジヒドロジチイニル、ジヒドロ
ジチルオリル、等;硫黄原子1〜2個および窒素原子1
〜3個を含有する不飽和縮合複素環基、例えば、ベンゾ
チアゾリル、ベンゾチアジアゾリル、等;酸素原子1個
を含有する不飽和3〜8員(さらに好ましくは5または
6員)複素単環基、例えば、フリル、等;酸素原子1個
および硫黄原子1〜2個を含有する不飽和3〜8員(さ
らに好ましくは5または6員)複素単環基、例えば、ジ
ヒドロオキサチイニル、等;硫黄原子1〜2個を含有す
る不飽和縮合複素環基、例えば、ベンゾチエニル、ベン
ゾチイニル、等;酸素原子1個および硫黄原子1〜2個
を含有する不飽和縮合複素環基、例えば、ベンズオキサ
チイニル、等;のような複素環基が挙げられる。
上記複素環基に関しては、以下の点に注目すべきであ
る。即ち、 複素環基が、特にその分子内に置換基としてアミノまた
は保護されたアミノを有するチアゾリルまたはチアジア
ゾリル基である場合、前記チアゾリルまたはチアジアゾ
リルはチアゾールまたはチアジアゾール環の特異的挙動
により生じる互変異性体を含んでいる。即ち、例えば、
前記アミノまたは保護されたアミノチアゾリルまたはチ
アジアゾリル基は、式 (式中、R5およびZは前記に同じ) で示され、式(A)で示される基が式 (式中、R5およびZは前記に同じ) をとる場合には、式(A′)で示される該基はその互変異
性式 (式中、Zは前記に同じ、R5′はイミノまたは保護さ
れたイミノ) で示すことができる。即ち、式(A′)および(A″)で示さ
れる該基はともに次の平衡式で示し得る互変異性平衡状
態にある。
(式中、R5およびR5′は前記に同じ) 上記のような、2−アミノチアゾールまたは5−アミノ
チアジアゾール化合物と2−イミノチアジリンまたは5
−イミノチアジアゾリンとの間のこの種の互変異性は技
術上周知であり、両互変異性体が平衡しており相互に変
換し得る状態にあることは当業者には明らかである。従
って、そのような異性体は化合物自体の同一カテゴリー
に含まれることは当然理解できよう。この明細書におい
て、そのような互変異性体の基を含む目的および出発化
合物はその表現、即ち、2−アミノ(または保護された
アミノ)チアゾリルまたは5−アミノ(または保護され
たアミノ)チアジアゾリルおよび式 の1つを用い便宜上示される。
上記アシル部分は、低級アルキル(例えば、メチル、エ
チル、等);低級アルコキシ(例えば、メトキシ、エト
キシ、プロポキシ、等);低級アルキルチオ(例えば、
メチルチオ、エチルチオ、等);低級アルキルアミノ
(例えば、メチルアミノ、等);シクロ(低級)アルキ
ル(例えば、シクロペンチル、シクロヘキシル、等);
シクロ(低級)アルケニル(例えば、シクロヘキセニ
ル、シクロヘキサジエニル、等);ハロゲン;アミノ;
保護されたアミノ;ヒドロキシ;保護されたヒドロキ
シ;シアノ;ニトロ;カルボキシ;保護されたカルボキ
シ;スルホ;スルファモイル;イミノ;オキソ;アミノ
(低級)アルキル(例えば、アミノメチル、アミノエチ
ル、等);カルバモイルオキシ;シアノ(低級)アルケ
ニルチオ(例えば、シアノビニルチオ、等);式:=N-
OR9(式中、R9は水素または適当な置換基を有していて
もよい有機基)で示される基、等のような同種または異
種の適当な置換基1〜10個を有していてもよい。
これと関連して、アシル部分が式:=N-OR9(式中、R9
は前記に同じ)で示される基を有する時、二重結合の存
在に基づく幾何異性体(シンおよびアンチ異性体)が存
在する。例えば、シン異性体は式: で示される基を有する1つの幾何異性体を意味し、対応
するアンチ異性体は式: で示される基を有する別の幾何異性体を意味する。
「適当な置換基を有していてもよいアリール」中の適当
な「アリール」としては、フェニル、トリル、キシリ
ル、クメニル、ナフチル等が挙げられる。「適当な置換
基を有していてもよいアリール」中の適当な「置換基」
としては、ヒドロキシ、ハロゲン(例えば、フッ素、塩
素、臭素またはヨウ素)、等が挙げられる。「適当な置
換基を有していてもよい複素環基」中の適当な「複素環
基」としては上記のものが挙げられる。「適当な置換基
を有していてもよい複素環基」中の適当な「置換基」と
しては低級アルキル(例えば、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、
ペンチル、ヘキシル、等)、等が挙げられる。
適当な「トリ(低級)アルキルシリル」としてはトリメ
チルシリル、トリエチルシリル、トリブチルシリル、等
が挙げられる。
適当な「保護されたカルボキシ」としてはエステル化さ
れたカルボキシが挙げられ、「エステル化されたカルボ
キシ」は以下に示すものが挙げられる。
エステル化されたカルボキシのエステル部分の好適な例
としては、適当な置換基を有していてもよい低級アルキ
ルエステル(例えば、メチルエステル、エチルエステ
ル、ピロピルエステル、イソプロピルエステル、ブチル
エステル、イソブチルエステル、t−ブチルエステル、
ペンチルエステル、ヘキシルエステル、1−シクロプロ
ピルエチルエステル、等)、即ち、例えば、低級アルカ
ノイルオキシ(低級)アルキルエステル〔例えば、アセ
トキシメチルエステル、プロピオニルオキシメチルエス
テル、ブチリルオキシメチルエステル、バレリルオキシ
メチルエステル、ピバロイルオキシメチルエステル、ヘ
キサノイルメチルエステル、1(または2)−アセトキ
シエチルエステル、1(または2または3)−アセトキ
シプロピルエステル、1(または2または3または4)
−アセトキシブチルエステル、1(または2)−プロピ
オニルオキシエチルエステル、1(または2または3)
−プロピオニルオキシプロピルエステル、1(または
2)−ブチリルオキシエチルエステル、1(または2)
−イソブチリルオキシエチルエステル、1(または2)
−ピバロイルオキシエチルエステル、1(または2)−
ヘキサノイルオキシエチルエステル、イソブチリルオキ
シメチルエステル、2−エチルブチリルオキシメチルエ
ステル、3,3−ジメチルブチリルオキシメチルエステ
ル、1(または2)−ペンタノイルオキシエチルエステ
ル、等〕、低級アルカンスルホニル(低級)アルキルエ
ステル(例えば、2−メシルエチルエステル、等)、モ
ノ(またはジまたはトリ)−ハロ(低級)アルキルエス
テル(例えば、2−ヨードエチルエステル、2,2,2−ト
リクロロエチルエステル、等)、低級アルコキシカルボ
ニルオキシ(低級)アルキルエステル(例えば、メトキ
シカルボニルオキシメチルエステル、エトキシカルボニ
ルオキシメチルエステル、2−メトキシカルボニルオキ
シエチルエステル、1−エトキシカルボニルオキシエチ
ルエステル、1−イソプロポキシカルボニルオキシエチ
ルエステル、等)、または(5−低級アルキル−2−オ
キソ−1,3−ジオキソール−4−イル)(低級)アルキ
ルエステル〔例えば、(5−メチル−2−オキソ−1,3
−ジオキソール−4−イル)メチルエステル、(5−エ
チル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)エ
チルエステル、等〕;低級アルケニルエステル(例え
ば、ビニルエステル、アリルエステル、等);低級アル
キニルエステル(例えば、エチニルエステル、プロピニ
ルエステル、等);適当な置換基を1個以上有していて
もよいモノ(またはジまたはトリ)−フェニル(低級)
アルキルエステルのような適当な置換基を1個以上有し
ていてもよいアル(低級)アルキルエステル(例えば、
ベンジルエステル、4−メトキシベンジルエステル、4
−ニトロベンジルエステル、フェネチルエステル、トリ
チルエステル、ベンズヒドリルエステル、ビス(メトキ
シフェニル)メチルエステル、3,4−ジメトキシベンジ
ルエステル、4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルベ
ンジルエステル、等);適当な置換基を1個以上有して
いてもよいアリールエステル(例えば、フェニルエステ
ル、4−クロロフェニルエステル、トリルエステル、t
−ブチルフェニルエステル、キシリルエステル、メシチ
ルエステル、クメニルエステル、等);フタリジルエス
テル;等が挙げられる。
式:-COORで示される基によって示されるエステル化さ
れたカルボキシのエステル部分の好適な例としては上記
に示したものを挙げることができる。
好適な「酸残基」としてはアシルオキシ、ニトロオキ
シ、ハロゲン(例えば、フッ素、塩素、臭素またはヨウ
素)、等が挙げられ、ここで「アシルオキシ」のアシル
部分は上記例示のものを挙げることができる。
「保護されたアミノ基を有するアシルアミノ」の好適な
「保護されたアミノ部分」としては上記のものを挙げる
ことができる。
好適な「低級アルキル」としては、メチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチ
ル、ペンチル、ヘキシル、等が挙げられる。好適な「低
級アルケニル」としては、ビニル、アリル、1−プロペ
ニル、1または2または3−ブテニル、1または2また
は3または4−ペンテニル、1または2または3または
4または5−ヘキセニル、等が挙げられる。好適な「低
級アルキニル」としては、エチニル、1または2−プロ
ピニル、1または2または3−ブチニル、1または2ま
たは3または4−ペンチニル、1または2または3また
は4または5−ヘキシニル、等が挙げられる。
好適な「適当な置換基を有していてもよい有機基」の例
としては、低級アルキル(例えば、メチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチ
ル、ペンチル、ヘキシル、等)、上記の低級アルケニ
ル、上記の低級アルキニル、シクロ(低級)アルキル
(例えば、シクロプロピル、シクロヘキシル、等)、フ
ェニル(低級)アルキルのようなアル(低級)アルキル
(例えば、ベンジル、フェネチル、等)、カルボキシ
(低級)アルキル(例えば、カルボキシメチル、1−カ
ルボキシエチル、カルボキシプロピル、等)、保護され
たカルボキシ(低級)アルキル(例えば、エステル化さ
れたカルボキシ(低級)アルキル、等)、ヒドロキシ
(低級)アルキル(例えば、ヒドロキシメチル、ヒドロ
キシエチル、等)、カルボキシ(低級)アルケニル(例
えば、カルボキシビニル、カルボキシアリル、カルボキ
シ−2−ブテニル、等)、保護されたカルボキシ(低
級)アルケニル、シクロ(低級)アルケニル(例えば、
シクロブテニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニ
ル、等)、硫黄原子1個を含有する飽和4〜8員複素単
環基(例えば、チエタニル、チオラニル、チアニル、チ
エパニル、チオカニル、等)、等が挙げられる。
「シアノ(低級)アルケニルチオ(低級)アルキル」の
好適な例としては、シアノビニルチオメチル、シアノビ
ニルチオエチル、シアノビニルチオプロピル、等が挙げ
られる。
好適な「メルカプト保護基」としては、上記の低級アル
キル;モノ(またはジまたはトリ)フェニル(低級)ア
ルキル(例えば、ベンジル、フェネチル、フェニルプロ
ピル、トリチル、等);アシル、即ち、例えば、低級ア
ルカノイル(例えば、ホルミル、アセチル、等)、等が
挙げられる。
目的化合物の好ましい実施態様を以下に示す。
1の好ましい実施態様は、アミノ、アリール(低級)
アルカノイルアミノ〔さらに好ましくはフェニル(低
級)アルカノイルアミノ〕、低級アルコキシイミノ基を
有する保護されたアミノチアゾリル(低級)アルカノイ
ルアミノ〔さらに好ましくは低級アルコキシイミノ基を
有するアシルアミノチアゾリル(低級)アルカノイルア
ミノ、最も好ましくは低級アルコキシイミノ基を有する
低級アルカノイルアミノチアゾリル(低級)アルカノイ
ルアミノまたは低級アルコキシイミノ基を有するモノ
(またはジまたはトリ)ハロ(低級)アルカノイルアミ
ノチアゾリル(低級)アルカノイルアミノ〕、低級アル
コキシイミノ基を有するアミノチアゾリル(低級)アル
カノイルアミノ、低級アルキニルオキシイミノ基を有す
る保護されたアミノチアゾリル(低級)アルカノイルア
ミノ〔さらに好ましくは低級アルキニルオキシイミノ基
を有するアシルアミノチアゾリル(低級)アルカノイル
アミノ、最も好ましくは低級アルキニルオキシイミノ基
を有する低級アルカノイルアミノチアゾリル(低級)ア
ルカノイルアミノ〕、低級アルキニルオキシイミノ基を
有するアミノチアゾリル(低級)アルカノイルアミノ、
低級アルケニルオキシイミノ基を有する保護されたアミ
ノチアゾリル(低級)アルカノイルアミノ〔さらに好ま
しくは低級アルケニルオキシイミノ基を有するアシルア
ミノチアゾリル(低級)アルカノイルアミノ、最も好ま
しくは低級アルケニルオキシイミノ基を有する低級アル
カノイルアミノチアゾリル(低級)アルカノイルアミ
ノ〕、低級アルケニルオキシイミノ基を有するアミノチ
アゾリル(低級)アルカノイルアミノ、保護されたカル
ボキシ(低級)アルコキシイミノ基を有する保護された
アミノチアゾリル(低級)アルカノイルアミノ〔さらに
好ましくはエステル化されたカルボキシ(低級)アルコ
キシイミノ基を有するアシルアミノチアゾリル(低級)
アルカノイルアミノ、最も好ましくはニトロ置換アル
(低級)アルコキシカルボニル(低級)アルコキシイミ
ノ基を有するモノ(またはジまたはトリ)ハロ(低級)
アルカノイルアミノチアゾリル(低級)アルカノイルア
ミノ〕、カルボキシ(低級)アルコキシイミノ基を有す
る保護されたアミノチアゾリル(低級)アルカノイルア
ミノ〔さらに好ましくはカルボキシ(低級)アルコキシ
イミノ基を有するアシルアミノチアゾリル(低級)アル
カノイルアミノ、最も好ましくはカルボキシ(低級)ア
ルコキシイミノ基を有するモノ(またはジまたはトリ)
ハロ(低級)アルカノイルアミノチアゾリル(低級)ア
ルカノイルアミノ〕、カルボキシ(低級)アルコキシイ
ミノ基を有するアミノチアゾリル(低級)アルカノイル
アミノ、シクロ(低級)アルケニルオキシイミノ基を有
する保護されたアミノチアゾリル(低級)アルカノイル
アミノ〔さらに好ましくはシクロ(低級)アルケニルオ
キシイミノ基を有するアシルアミノチアゾリル(低級)
アルカノイルアミノ、最も好ましくはシクロ(低級)ア
ルケニルオキシイミノ基を有する低級アルカノイルアミ
ノチアゾリル(低級)アルカノイルアミノ〕、シクロ
(低級)アルケニルオキシイミノ基を有するアミノチア
ゾリル(低級)アルカノイルアミノ、チエタニルオキシ
イミノ基を有する保護されたアミノチアゾリル(低級)
アルカノイルアミノ〔さらに好ましくはチエタニルオキ
シイミノ基を有するアシルアミノチアゾリル(低級)ア
ルカノイルアミノ、最も好ましくはチエタニルオキシイ
ミノ基を有する低級アルカノイルアミノチアゾリル(低
級)アルカノイルアミノ〕、チエタニルオキシイミノ基
を有するアミノチアゾリル(低級)アルカノイルアミ
ノ、低級アルコキシイミノ基を有するアミノチアジアゾ
リル(低級)アルカノイルアミノ、低級アルケニルオキ
シイミノ基を有するアミノチアジアゾリル(低級)アル
カノイルアミノ、シアノ(低級)アルケニルチオ(低
級)アルカノイルアミノ、またはヒドロキシを有してい
てもよいベンジリデンアミノであり、 R2はシアノ、アリール(さらに好ましくはフェニ
ル)、ピリジル、低級アルキルピリジルまたはトリ(低
級)アルキルシリルであり、 Aは−CH=CH−または−C≡C−であり、 R3はカルボキシまたは保護されたカルボキシ〔さらに
好ましくはエステル化されたカルボキシ、最も好ましく
はモノ(またはジまたはトリ)フェニル(低級)アルコ
キシカルボニル、低級アルカノイルオキシ(低級)アル
コキシカルボニルまたは4−ニトロフェニル(低級)ア
ルコキシカルボニル〕である。
目的化合物(I)の分子内または分子間第四級塩の好適な
例としては、7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−低級アルコキシイミノアセ
トアミド〕−3−〔2−(1−低級アルキル−3−ピリ
ジニオ)ビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カル
ボン酸モノ(またはジまたはトリ)フェニル(低級)ア
ルキル・ハライド、7−〔2−(2−低級アルカノイル
アミノチアゾール−4−イル)−2−低級アルコキシイ
ミノアセトアミド〕−3−〔2−(1−低級アルキル−
3−ピリジニオ)ビニルチオメチル〕−3−セフェム−
4−カルボン酸モノ(またはジまたはトリ)フェニル低
級アルキル・硝酸塩、7−〔2−(5−アミノ−1,2,4
−チアジアゾール−3−イル)−2−(低級アルコキシ
イミノ)アセトアミド〕−3−〔2−(1−低級アルキ
ル−3−ピリジニオ)ビニルチオメチル〕−3−セフェ
ム−4−カルボキシレート、7−〔2−(2−アミノチ
アゾール−4−イル)−2−低級アルコキシイミノアセ
トアミド〕−3−〔2−(1−低級アルキル−3−ピリ
ジニオ)ビニルチオ〕−3−セフェム−4−カルボキシ
レート、等が挙げられる。
以下この発明の目的化合物の製造法を詳細に説明する。
製造法1 目的化合物(Ib)またはその塩は、化合物(Ia)またはアミ
ノ基におけるその反応性誘導体またはその塩をアシル化
反応に付すことによって製造することができる。
化合物(Ia)のアミノ基における好適な反応性誘導体とし
ては、化合物(Ia)とアルデヒド、ケトン等のようなカル
ボニル化合物との反応によって生成するシッフ塩基型の
イミノまたはそのエナミン型互変異性体;化合物(Ia)と
ビス(トリメチルシリル)アセトアミド、モノ(トリメ
チルシリル)アセトアミド、ビス(トチメチルシリル)
尿素等のようなシリル化合物との反応によって生成する
シリル誘導体;化合物(Ia)の三塩化燐またはホスゲンと
の反応によって生成する誘導体等が挙げられる。
このアシル化反応で使用される好適なアシル化剤として
は、式:R10−OH(XII)(式中R10はアシル)で示され
る慣用のアシル化剤またはその反応性誘導体もしくはそ
の塩が挙げられる。
化合物(Ia)および(Ib)の好適な塩としては、化合物(I)
の塩について例示したものと同じものを挙げることがで
きる。
化合物(XII)の好適な塩としては、無機塩基との塩、例
えばアルカリ金属塩(例えばナトリウム塩、カリウム塩
等)、アルカリ土類金属塩(例えばカルシウム塩、マグ
ネシウム塩等)、アンモニウム塩;有機塩基との塩、例
えば有機アミン塩(例えばトリエチルアミン塩、ピリジ
ン塩、ピコリン塩、エタノールアミン塩、トリエタノー
ルアミン塩、ジシクロヘキシルアミン塩、N,N′−ジ
ベンジルエチレンジアミン塩等)等;無機酸付加塩(例
えば塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩等);有
機カルボン酸またはスルホン酸付加塩(例えばギ酸塩、
酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、マレイン酸塩、酒石酸
塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−
トルエンスルホン酸塩等);塩基性または酸性アミノ酸
(例えばアルギニンアスパラギン酸、グルタミン酸等)
との塩等の塩基との塩または酸付加塩が挙げられる。
化合物(XII)の好適な反応性誘導体としては、酸ハロゲ
ン化物、酸無水物、活性化アミド、活性化エステル等が
挙げられる。その好適な例としては、酸塩化物;酸アジ
ド;置換されたリン酸(例えばジアルキルリン酸、フェ
ニルリン酸、ジフェニルリン酸、ジベンジルリン酸、ハ
ロゲン化リン酸等)、ジアルキル亜リン酸、低級アルカ
ンスルホン酸(例えばメタンスルホン酸、エタンスルホ
ン酸等)、亜硫酸、チオ硫酸、硫酸、アルキル炭酸、脂
肪族カルボン酸(例えばピバリン酸、ペンタン酸、イソ
ペンタン酸、2−エチル酪酸またはトリクロロ酢酸等)
または芳香族カルボン酸(例えば安息香酸等)のような
酸との混合酸無水物;対称酸無水物;イミダゾール、4
−置換イミダゾール、ジメチルピラゾール、トリアゾー
ルまたはテトラゾールとの活性化アミド;または活性化
エステル(例えばシアノメチルエステル、メトキシメチ
ルエステル、ジメチルイミノメチル〔(CH3)▲2 + N▼=CH
-〕エステル、ビニルエステル、プロパルギルエステ
ル、p−ニトロフェニルエステル、2,4−ジニトロフェ
ニルエステル、トリクロロフェニルエステル、ペンタク
ロロフェニルエステル、メシルフェニルエステル、フェ
ニルアゾフェニルエステル、フェニルチオエステル、p
−ニトロフェニルチオエステル、p−クレジルチオエス
テル、カルボキシメチルチオエステル、ピラニルエステ
ル、ピリジルエステル、ピペリジルエステル、8−キノ
リルチオエステル等)、もしくはN−ヒドロキシ化合物
(例えばN,N−ジメチルヒドロキシルアミン、1−ヒ
ドロキシ−2−(1H)−ピリドン、N−ヒドロキシス
クシンイミド、N−ヒドロキシフタルイミド、1−ヒド
ロキシ−6−クロロ−1H−ベンゾトリアゾール等)と
のエステル等が挙げられる。これらの反応性誘導体は使
用する化合物(XII)の種類によって、これらの中から適
宜選択することができる。
反応は通常、水、メタノール、エタノール、アセトン、
ジオキサン、アセトニトリル、クロロホルム、塩化メチ
レン、塩化エチレン、テトラヒドロフラン、酢酸エチ
ル、N,N−ジメチルホルムアミド、ピリジンのような
慣用の溶媒または反応に悪影響を及ぼさないその他のあ
らゆる有機溶媒中で行われる。これらの慣用の溶媒は水
と混合して用いてもよい。
化合物(XII)を遊離酸またはその塩の形でこの反応に使
用する場合、反応を、N,N′−ジシクロヘキシルカル
ボジイミド;N−シクロヘキシル−N′−モルホリノエ
チルカルボジイミド;N−シクロヘキシル−N′−(4
−ジエチルアミノシクロヘキシル)カルボジイミド;
N,N′−ジエチルカルボジイミド;N,N′−ジイソプ
ロピルカルボジイミド;N−エチル−N′−(3−ジメ
チルアミノプロピル)カルボジイミド;N,N′−カル
ボニルビス(2−メチルイミダゾール);ペンタメチレ
ンケテン−N−シクロヘキシルイミン;ジフェニルケテ
ン−N−シクロヘキシルイミン;エトキシアセチレン;
1−アルコキシ−1−クロロエチレン;亜リン酸トリア
ルキル;ポリリン酸エチル;ポリリン酸イソプロピル;
オキシ塩化リン(塩化ホスホリル);三塩化リン;塩化
チオニル;塩化オキサリル;トリフェニルホスフィン;
2−エチル−7−ヒドロキシベンズイソキサゾリウム
塩;2−エチル−5−(m−スルホフェニル)イソキサ
ゾリウムヒドロキシド分子内塩;1−(p−クロロベン
ゼンスルホニルオキシ)−6−クロロ−1H−ベンゾト
リアゾール;N,N−ジメチルホルムアミドと塩化チオ
ニル、ホスゲン、オキシ塩化リン等との反応によって調
製したいわゆるビルスマイヤー試薬等のような慣用の縮
合剤の存在下に行うことが望ましい。
反応はまた、アルカリ金属炭酸塩、トリ(低級)アルキ
ルアミン、ピリジン、N−(低級)アルキルモルホリ
ン、N,N−ジ(低級)アルキルベンジルアミン等のよ
うな無機または有機塩基の存在下に行うことが望しい。
反応温度は特に限定されず、反応は通常冷却下あるいは
室温で行われる。
製造法2 目的化合物(Id)またはその塩は、化合物(Ic)またはその
塩をカルボキシ保護基の脱離反応に付すことによって製
造することができる。
化合物(Ic)および(Id)の好適な塩としては、化合物(I)
について例示したものと同じものを挙げることができ
る。
この反応は加水分解、還元等のような常法により行われ
る。
保護基がエステルの場合は、保護基は加水分解によって
除くことができる。加水分解は塩基または酸(ルイス酸
も含む)の存在下で行うことが望しい。好適な塩基とし
ては、アルカリ金属(例えばナトリウム、カリウム、セ
シウム等)、アルカリ土類金属(例えばマグネシウム、
カルシウム等)、これらの水酸化物、炭酸塩または炭酸
水素塩、トリアルキルアミン(例えばトリメチルアミ
ン、トリエチルアミン等)、ピコリン、1,5−ジアザビ
シクロ〔4,3,0〕ノン−5−エン、1,4−ジアザビシクロ
〔2,2,2〕オクタン、1,8−ジアザビシクロ〔5,4,0〕ウ
ンデセン−7等のような無機塩基または有機塩基が挙げ
られる。好適な酸としては、有機酸(例えばギ酸、酢
酸、プロピオン酸、トリクロロ酢酸等)、無機酸(例え
ば塩酸、臭化水素酸、硫酸等)が挙げられる。トリハロ
酢酸(例えばトリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸等)等
のようなルイス酸を用いる脱離反応はカチオン捕促剤
(例えばアニソール、チオアニソール、フェノール等)
の存在下に行うことが望しい。
還元は4−ニトロベンジル、2−ヨードエチル、2,2,2
−トリクロロエチル等の保護基の脱離に適用することが
望しい。脱離反応に用いることのできる還元法として
は、例えば金属(例えば亜鉛、亜鉛アマルガム等)また
はクロム化合物の塩(例えば塩化第一クロム、酢酸第一
クロム等)と有機酸あるいは無機酸(例えば酢酸、プロ
ピオン酸、塩酸等)との組合わせを用いる還元ならびに
常用の金属触媒(例えばパラジウム−炭素など)の存在
下における慣用の接触還元が挙げられる。
反応は通常、水、アルコール(例えばメタノール、エタ
ノール等)、テトラヒドロフラン、塩化メチレン、これ
らの混合物のような溶媒中または反応に悪影響を及ぼさ
ないその他のあらゆる溶媒中で行われる。液状塩基ある
いは酸も溶媒として用いることができる。反応温度は特
に限定されず、反応は通常冷却下ないしは加温下の範囲
で行われる。
この発明においては発明の範囲内に、例えば化合物(Id)
を塩基で処理する方法のように、分子間第四級塩である
化合物(Id)を常法によりその分子内第四級塩に転換させ
る場合を包含する。
この発明においては、化合物(Ic)がセフェム環の7位に
あるアシルアミノ基において1個以上の保護されたカル
ボキシ基を有する場合に、前記の保護されたカルボキシ
基が反応中に対応する遊離カルボキシ基に変化する場合
もまたこの発明の範囲内に包含される。
製造法3 目的化合物(I)またはその塩は、化合物(II)またはその
塩を化合物(III)またはその塩と反応させることによっ
て製造することができる。
化合物(II)の好適な塩としては、化合物(XII)について
例示したものと同じものを挙げることができる。
化合物(III)の好適な塩としては、化合物(I)について例
示したものおよび銀塩が挙げられる。
反応はヨウ化ナトリウム、チオシアン酸ナトリウム等の
存在下に行ってもよい。
反応は通常、水、アセトン、クロロホルム、ニトロベン
ゼン、n−ヘキサン、塩化メチレン、塩化エチレン、ア
セトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、メタノ
ール、エタノール、エーテル、テトラヒドロフランのよ
うな溶媒中または反応に悪影響を及ぼさないようなその
他のあらゆる慣用の溶媒中で行われる。式中R1がアミ
ノである化合物(II)をこの反応で用いる場合には、あら
かじめ前記の化合物をビス(トリメチルシリル)アセト
アミド、モノ(トリメチルシリル)アセトアミド、ビス
(トリメチルシリル)尿素等のようなシリル化合物で処
理しておくことが望しい。
この反応において化合物(III)を遊離の形で用いる場合
には、反応を例えばアルカリ金属水酸化物、アルカリ金
属アルコキシド(例えばナトリウムメトキシド、ナトリ
ウムエトキシド等)、トリアルキルアミン、ピリジン等
の有機塩基または無機塩基のような塩基の存在下ならび
にほぼ中性の条件下で行うことが望しい。反応温度は特
に限定されず、反応は通常冷却下、室温または加温下で
行われる。
製造法4 目的化合物(If)またはその塩は、化合物(Ie)またはその
塩をアミノ保護基の脱離反応に付すことによって製造す
ることができる。
化合物(Ie)および(If)の好適な塩としては、化合物(I)
について例示したものと同じものが挙げられる。
この脱離反応は、加水分解;還元;保護基がアシル基で
ある化合物(Ie)をイミノハロゲン化剤ついでイミノエー
テル化剤と反応させ、必要であれば生じた化合物を加水
分解に付す方法などのような常法で行うことができる。
加水分解は、酸または塩基あるいはヒドラジン等を用い
る方法でよい。これらの方法は脱離すべき保護基の種類
に応じて選択してよい。
これらの方法の中で酸を用いる加水分解が、置換されて
いてもよいアルコキシカルボニル(例えばt−ペンチル
オキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル等)、アル
カノイル(例えばホルミル等)、シクロアルコキシカル
ボニル、置換されていてもよいアラルコキシカルボニル
(例えばベンジルオキシカルボニル、置換ベンジルオキ
シカルボニル等)、アル(低級)アルキル(例えばベン
ジル、トリチル等)、置換されていてもよいアル(低
級)アルキリデン(例えばベンジリデン、ヒドロキシベ
ンジリデン等)等のような保護基の脱離方法として一般
的で好しい方法である。
好適な酸としては、例えばギ酸、トリフルオロ酢酸、ベ
ンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、塩酸等の
有機または無機酸が挙げられるが、例えばギ酸、トリフ
ルオロ酢酸、塩酸などが好しい。この反応に好適な酸は
脱離すべき保護基の種類に応じて選択することができ
る。脱離反応を酸を用いて行う場合は、反応は溶媒を存
在させるかまたはさせなくて行なうことができる。好適
な溶媒としては、慣用の有機溶媒(例えばメタノール、
エタノール、テトラヒドロフラン等)、水またはこれら
の混合物が挙げられる。トリフルオロ酢酸を用いる場合
は、脱離反応をアニソールの存在下で行うことが望し
い。
ヒドラジンを用いる加水分解は、一般に例えばスクシニ
ルまたはフタロイルのような保護基の脱離に用いられ
る。
塩基を用いる加水分解は、例えばハロアルカノイル(例
えばジクロロアセチル、トリフルオロアセチル等)等の
アシル基の脱離に用いることが望しい。好適な塩基とし
ては、例えばアルカリ金属水酸化物(例えば水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム等)、アルカリ土類金属水酸化
物(例えば水酸化マグネシウム、水酸化カルシウムな
ど)、炭酸アルカリ金属(例えば炭酸ナトリウム等)、
アルカリ土類金属炭酸塩(例えば炭酸マグネシウム、炭
酸カルシウム等)、炭酸水素アルカリ金属(例えば炭酸
水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等)、酢酸アルカリ
金属(例えば酢酸ナトリウム、酢酸カリウム等)、リン
酸アルカリ土類金属(例えばリン酸マグネシウム、リン
酸カルシウム等)、リン酸水素アルカリ金属(例えばリ
ン酸水素二ナトリウム、リン酸水素二カリウム等)等の
ような無機塩基およびトリアルキルアミン(例えばトリ
メチルアミン、トリエチルアミン等)、ピコリン、N−
メチルピロリジン、N−メチルモルホリン、1,5−ジア
ザビシクロ〔4,3,0〕ノン−5−エン、1,4−ジアザビシ
クロ〔2,2,2〕オクタン、1,8−ジアザビシクロ〔5,4,
0〕ウンデセン−7等のような有機塩基が挙げられる。
塩基を用いる加水分解は、しばしば水、慣用の有機溶媒
またはその混合物中で行われる。
保護基の中では、アシル基が通常上記の加水分解あるい
はその他の慣用の加水分解によって脱離することができ
る。アシル基がハロゲン置換アルコキシカルボニルまた
は8−キノリルオキシカルボニルである場合には、銅、
亜鉛等のような重金属で処理することによって脱離でき
る。
還元脱離は、通常例えばハロアルコキシカルボニル(例
えばトリクロロエトキシカルボニル等)、置換されてい
てもよいアラルコシカルボニル(例えばベンジルオキシ
カルボニル、置換ベンジルオキシカルボニル等)、2−
ピリジルメトキシカルボニル等のような保護基の脱離に
用いられる。好適な還元法としては、例えば水素化ホウ
素アルカリ金属(例えば水素化ホウ素ナトリウム等)等
による還元が挙げられる。
反応温度は特に限定されずアミノ基の保護基の種類およ
び前記の脱離方法の種類に応じて適宜選択してよく、こ
の反応は冷却下、室温あるいはやや高温のような穏やか
な条件下で行うことが望しい。
製造法5 目的化合物(Ih)またはその塩は、化合物(Ig)またはその
塩を化合物(IV)と反応させることによって製造すること
ができる。
反応は、通常水、アセトン、セトラヒドロフラン、エタ
ノール、エーテル、N,N−ジメチルホルムアミドのよ
うな溶媒中あるいは反応に悪影響を及ぼさないその他の
あらゆる溶媒中で行われる。
反応温度は特に限定されず、通常反応は冷却下ないしは
加熱下の範囲で行われる。
この発明においては、式中のR3がカルボキシである化
合物(Ih)が例えば化合物(Ih)を塩基によって処理するよ
うな常法によりその分子内第四級塩の変化する場合が発
明の範囲内に包含される。
製造法6 目的化合物(Ii)またはその塩は、化合物(Id)またはその
塩をエステル化反応に付すことによって製造することが
できる。
化合物(Ii)の好適な塩としては、化合物(I)について例
示したものと同じものを挙げることができる。
この反応は、化合物(Id)またはその塩をエステル化剤と
反応させて行なうことができる。
好適なエステル化剤は、式:X−R(式中Rは前記と同
義、Xはヒドロキシまたはその反応性誘導体)で表わさ
れる化合物であればよい。
Xで表わされるヒドロキシの好適な反応性誘導体として
は、前述のハロゲン等のような酸残基が挙げられる。
この反応は、通常N,N−ジメチルホルムアミド、ピリ
ジン、ヘキサメチルリン酸トリアミド、ジメチルスルホ
キサイドのような溶媒中または反応に悪影響を及ぼさな
いその他のあらゆる溶媒中で行われる。
化合物(Id)を遊離酸の形で用いる場合には、製造法2で
述べた塩基の存在下で反応を行うことが望しい。
反応温度は特に限定されず、反応を冷却下、室温または
加温下で行うことが望しい。
製造法7 目的化合物(Ia)またはその塩は、化合物(Ij)またはその
塩をアミノ保護基の脱離反応に付すことによって製造す
ることができる。
化合物(Ij)の好適な塩としては、化合物(I)について例
示したものと同じものを挙げることができる。
この反応は、前述の製造法4と同様の方法で行うことが
できる。
化合物(III)と化合物(II)の一部の製造法を以下に説明
する。
製造法A 化合物(IIa)またはその塩は、化合物(V)またはアミノ基
におけるその反応性誘導体またはその塩を化合物(VI)ま
たはカルボキシ基におけるその反応性誘導体またはその
塩と反応させることによって製造することができる。
化合物(V)、(VI)および(IIa)の好適な塩としては、化合
物(XII)について例示したものと同じものを挙げること
ができる。
化合物(V)のアミノ基における好適な反応性誘導体およ
び化合物(VI)のカルボキシ基における好適な反応性誘導
体としては、化合物(Ia)および化合物(XII)についてそ
れぞれ例示したものと同じものを挙げることができる。
反応は前述の製造法1と同様の方法で行うことができ
る。
製造法B 化合物(IX)またはその塩は、化合物(VII)またはその塩
を化合物(VIII)またはその塩と反応させることによって
製造することができる。
化合物(VIII)を遊離の形で反応に用いる場合には、反応
を金属アルコキシド(例えばナトリウムメトキシド、カ
リウムエトキシド、カリウムt−ブトキシド等)、アル
カリ金属水酸化物(例えば水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム等)等のような塩基の存在下で行うことが望し
い。
反応は、通常水、テトラヒドロフランのような溶媒中ま
たは反応に悪影響を及ぼさないその他のあらゆる溶媒中
で行われる。
反応温度は特に限定されず、反応は通常冷却下ないしは
加温下の範囲で行われる。
製造法C 化合物(Xa)は、化合物(IXa)を脱水反応に付して製造す
ることができる。
脱水反応に用いる脱水剤としては、塩化ホスホリル、塩
化チオニル、五酸化リン、五塩化リン、五臭化リン等が
挙げられる。
この反応は、通常ヒトラヒドロフラン、N,N−ジメチ
ルホルムアミドのような溶媒中または反応に悪影響を及
ぼさないその他のあらゆる溶媒中で行われる。
反応温度は特に限定されず、反応は通常冷却下、室温ま
たは加温下で行われる。
製造法D 化合物(III)またはその塩は、化合物(X)またはその塩を
メルカプト保護基の脱離反応に付すことによって製造す
ることができる。
この脱離反応は、有機酸または無機酸(例えば、酢酸、
臭化水素酸等)を用いる加水分解、アルカリ金属アルコ
キシド(例えばナトリウムメトキシド、ナトリウムエト
キシド等)のような有機塩基または無機塩基を用いる加
水分解、硝酸塩(例えば硝酸銀等)を用いるアルコール
分解等のような常法に従って行うことができる。
この反応は、通常水、アルコール(例えばメタノール、
エタノール等)、テトラヒドロフランまたはこれらの混
合物のような溶媒中または反応に悪影響を及ぼさないそ
の他のあらゆる溶媒中で行われる。
反応温度は特に限定されないが、反応を冷却下ないしは
加熱下の範囲で行うことが望しい。
製造法E 化合物(IIIa)またはその塩は、化合物(XI)またはその塩
を金属化剤ついで硫黄と反応させることによって製造す
ることができる。
好適な金属化剤としては、n−ブチルリチム等のような
アルキルアルカリ金属が挙げられる。
反応は、通常テトラヒドロフラン、n−ヘキサン、ヘキ
サメチルリン酸トリアミドのような溶媒中または反応に
悪影響を及ぼさないその他のあらゆる溶媒中で行われ
る。反応温度は特に限定されず、反応は通常冷却下また
は室温で行われる。
製造法F 化合物(IIIb)またはその塩は、化合物(XIII)またはその
塩を化合物(IV)と反応させることによって製造すること
ができる。
この反応は、前述の製造法5と同様の方法で行うことが
できる。
製造法G 化合物(IIb)またはその塩は、化合物(V)またはアミノ基
におけるその反応性誘導体またはその塩を化合物(XIV)
またはカルボキシ基におけるその反応性誘導体またはそ
の塩と反応させることによって製造することができる。
化合物(XIV)のカルボキシ基における好適な反応性誘導
体としては、化合物(XII)について例示したものと同じ
ものを挙げることができる。
この反応は、前述の製造法1と同様の方法で行うことが
できる。
この発明の目的化合物(I)およびその塩類は新規化合物
であり、高い抗菌活性を発揮し、グラム陽性菌およびグ
ラム陰性菌を含む広汎な病原菌の生育を阻止して抗菌剤
として有用である。治療のためにこの発明の化合物は、
経口投与、非経口投与または外部投与に適した有機また
は無機固体状または液状賦形剤のような医薬として許容
される担体と混合して、前記化合物を有効成分として含
有する慣用の医薬製剤の形で使用することができる。医
薬製剤はカプセル、錠剤、糖衣錠、軟膏または坐剤のよ
うな固体状であってもよいし、溶液、懸濁液またはエマ
ルジョンのような液状であってもよい。所望により、上
記製剤中に、助剤、安定剤、湿潤剤もしくは乳化剤、緩
衝液および乳糖、フマール酸、クエン酸、酒石酸、ステ
アリン酸、マレイン酸、コハク酸、リンゴ酸、ステアリ
ン酸マグネシウム、白土、蔗糖、とうもろこしでん粉、
タルク、ゼラチン、寒天、ペクチン、落花生油、オリー
ブ油、カカオ脂、エチレングリコール等のようなその他
の通常使用される添加剤が含まれてもよい。
化合物の投与量は患者の年齢および条件によって変化す
るが、この発明の化合物は平均1回投与量約10mg、5
0mg、100mg、250mg、500mg、1000mgを投
与すれば、病原菌感染症治療に有効である。一般的には
1mg〜約6000mgの量、またはそれ以上を1日当りに
投与してもよい。
目的化合物の有用性を示すために、この発明の代表的化
合物の抗菌活性を次に示す。
最小発育阻止濃度 (A)試験法 下記の寒天板倍数希釈法によって試験管内抗菌活性を測
定した。
試験菌株をトリプトケース ソイブロス中、一夜培養し
てその1白金耳(生菌数108個/ml)を各濃度段階の
試験化合物を含むハート インフュージョン寒天(HI
寒天)に接種し、37℃で20時間培養した後、最小発
育阻止濃度(MIC)をμg/mlで表わした。
(B)試験化合物 (1)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−アリルオキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−
2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフェ
ム−4−カルボン酸(シン異性体) (2)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−(2−シクロペンテン−1−イル)オキシイミノア
セトアミド〕−3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニ
ルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸(シン
異性体) (C)試験結果 以下製造例および実施例によりこの発明をさらに詳細に
説明する。
製造例1 プロピオールアミド(1g)のテトラヒドロフラン(1
0ml)および水(10ml)氷冷溶液に、トリフェニルメ
タンチオール(4.2g)、テトラヒドロフラン(10m
l)および水酸化ナトリウム1N水溶液(1ml)の混合
物を0〜5℃で加える。混合物を0〜10℃で30分間
攪拌する。反応混合物に水(40ml)を加えて混合物を
冷却する。生成する沈殿を取して、(Z)−3−トリチ
ルチオアクリルアミド(4.2g)を得る。
IR(ヌジョール):3380,3180,1640,1570cm-1 製造例2 (Z)−3−トリチルチオアクリルアミド(3.9g)のN,N
−ホルムアミド(40ml)中氷冷懸濁液に、五塩化燐
(3.65g)を加え、混合物を20℃で30分間攪拌す
る。反応混合物を氷水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出す
る。有機層を分取して食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウ
ムで乾燥後、溶媒を減圧下に留去して、(Z)−3−トリ
チルチオアクリロトリル(2.85g)を得る。
IR(ヌジョール):2200cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):5.65(1H,d,J=10Hz),6.88(1H,d,J=10H
z),7-7.67(15H,m) 製造例3 トリフェニルメタンチオール(1.41g)および3−エチ
ニルピリジン(0.5g)の無水テトラヒドロフラン(1
0ml)溶液に、カリウム第三級ブトキシド(571mg)
を常温で加える。混合物を2時間還流する。反応混合物
を常温まで冷却した後、反応混合物を氷水中に注ぐ。混
合物を酢酸エチルで抽出する。抽出液を塩化ナトリウム
飽和水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧
濃縮して結晶を得る。この結晶をエタノールで洗浄、乾
燥して、3−〔(Z)−2−(トリチルチオ)ビニル〕ピ
リジン(1.11g)を得る。
mp:140〜141℃ IR(ヌジョール):1590,1560,1470,1450,1410cm-1 NMR(CDCl3,δ):6.03(1H,d,J=11Hz),6.27(1H,d,J=11Hz),
7.27(15H,s),7.13-7.23(1H,m),7.90(1H,d,t,J=2,8Hz),
8.40(1H,dd,J=2,5Hz),8.63(1H,d,J=2Hz) 製造例4 製造例3と同様にして下記化合物を得る。
2−〔(Z)−2−(トリチルチオ)ビニル〕ピリジン。
IR(ヌジョール):1595,1580,1545,1490,1440,1430cm
-1 NMR(CDCl3,δ):6.30(2H,s),6.87-7.73(18H,m),8.63(1H,
dd,J=2Hz,5Hz) 製造例5 3−〔(Z)−2−(トリチルチオ)ビニル〕ピリジン
(690mg)の、テトラヒドロフラン(3ml)、メタノ
ール(5ml)およびピリジン(0.147ml)混合物溶液
に、硝酸銀(371mg)のメタノール(20ml)溶液を
常温で滴下する。反応混合物を暗所中40℃で攪拌す
る。沈殿を取してメタノールで洗浄し、五酸化燐で乾
燥して、〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ〕銀
(487mg)を得る。
IR(ヌジョール):1590,1580,1560,1420cm-1 製造例6 製造例5と同様にして下記化合物を得る。
〔(Z)−2−シアノビニルチオ〕銀。
IR(ヌジョール):2200,1530cm-1 製造例7 2−〔(Z)−2−(トリチルチオ)ビニル〕ピリジン(1
4.5g)のテトラヒドロフラン(80ml)およびメタノ
ール(90ml)混合物中懸濁液に、硝酸銀(7.79g)の
水(20ml)およびメタノール(200ml)混合物溶液
を常温で加える。混合物を60℃で6時間攪拌する。沈
殿を取して順次メタノールおよびテトラヒドロフラン
で洗浄し、乾燥して、〔(ZおよびE)−2−(2−ピ
リジル)ビニルチオ〕銀(10.54g)を得る。
IR(ヌジョール):1590cm-1 製造例8 オキシ塩化燐(7.0ml)をN,N−ジメチルホルムアミド
(5.8ml)のテトラヒドロフラン(11ml)溶液に氷冷
下に加える。混合物を沈殿が現われるまで冷却する。次
いでテトラヒドロフラン(107ml)をこの混合物に加
え、混合物を0℃で20分間攪拌する。この混合物に2
−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イル)−2−ア
リルオキシイミノ酢酸(シン異性体)(13.2g)を加え
る。この混合物を0℃で攪拌して活性化酸溶液を得る。
一方別に、7−アミノ−3−クロロメチル−3−セフェ
ム−4−カルボン酸ベンズヒドリル・モノ塩酸塩(20
g)のテトラヒドロフラン(200ml)中懸濁液に、ビ
ス(トリメチルシリル)尿素(6.32g)を常温で加え
る。混合物を36〜38℃で40分間攪拌して透明な溶
液を得る。
この溶液に上記で得られる活性化溶液を−20℃で加え
る。混合物を−20〜−12℃で40分間攪拌する。こ
の混合物に酢酸エチル(700ml)と水との混合物を加
える。有機層を分取し、炭酸水素ナトリウム水溶液で洗
浄して硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮して固体を得
る。固体をジイソプロピルエーテルから再結晶して、7
−〔2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イル)−
2−アリルオキシイミノアセトアミド〕−3−クロロメ
チル−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)(25.5g)を得る。
IR(ヌジョール):1775,1715,1690,1660cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.0,3.35(2H,ABq,J=14Hz),3.67(2H,
m),4.63(2H,d,J=6Hz),5.27(1H,d,J=5Hz),5.6-6.3(3H,
m),6.95(1H,s),7.17-7.76(11H,m),8.5(1H,s),9.73(1H,
d,J=8Hz) 製造例9 製造例8と同様にして下記化合物を得る。
(1)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−
3−イル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド〕−
3−クロロメチル−3−セフェム−4−カルボン酸ベン
ズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1760,1705,1660,1600,1500cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.5-3.8(2H,m),4.43(2H,s),4.67(2H,
d,J=5Hz),5.0-5.6(2H,m),5.26(1H,d,J=5Hz),5.7-6.3(2
H,m),6.95(1H,s),7.17-7.67(10H,ブロ-ド s),8.10(2H,s),
9.63(1H,d,J=8Hz) (2)7−〔2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−プロピニルオキシイミノ)アセトアミ
ド〕−3−クロロメチル−3−セフェム−4−カルボン
酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1780,1720,1670,1540cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.3-3.7(3H,m),4.37(2H,ブロ-ド s),4.72
(2H,d,J=3Hz),5.23(1H,d,J=6Hz),5.90(1H,dd,J=6Hz,8H
z),6.90(1H,s),7.1-7.6(11H,m),8.45(1H,s),9.73(1H,d,
J=8Hz) (3)7−(2−フェニルアセトアミド)−3−クロロメ
チル−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル。
IR(ヌジョール):3300,1775,1720,1655,1530,1240cm
-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.55(2H,s),3.67(2H,s),4.43(2H,s),
5.18(1H,s,J=5Hz),5.79(1H,dd,J=5Hzおよび8Hz),6.97(1
H,s),7.2-7.7(10H,m),9.13(1H,d,J=8Hz) 実施例1 オキシ塩化燐(0.516ml)をN,N−ジメチルホルムアミド
(405mg)のテトラヒドロフラン(0.8ml)溶液に氷
冷下に加える。混合物を沈殿が現われるまで冷却する。
反応混合物にテトラヒドロフラン(15ml)を加える。
混合物を0℃で20分間攪拌する。この混合物に2−
(2−ホルムアミドチアゾール−4−イル)−2−メト
キシイミノ酢酸(シン異性体)(1.06g)を0℃で加え
る。混合物を同温で30分間攪拌して活性化酸溶液を得
る。
一方別に、7−アミノ−3−〔(Z)−2−(3−ピリジ
ル)ビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボン
酸ベンズヒドリル(2.38g)のテトラヒドロフラン(3
0ml)中懸濁液に、ビス(トチメチルシリル)尿素(2.
8g)を常温で加える。混合物を48℃で30分間攪拌
して透明な溶液を得る。溶液を−20℃に冷却する。
この溶液に上記で得られる活性化酸溶液を−20℃で一
挙に加える。混合物を−20〜−12℃で40分間攪拌
する。この混合物に酢酸エチル(150ml)および水を
加える。有機層を分取して炭酸水素ナトリウム水溶液で
洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮して固体
を得る。固体を酢酸エチルから再結晶して、7−〔2
(2−ホルムアミドチアゾール−4−イル)−2−メト
キシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−2−(3−ピ
リジル)ビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カル
ボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)(1.26g)を得
る。
IR(ヌジョール):3250,1775,1715,1690,1660cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.67(2H,ブロ-ド s),3.90(3H,s),3.73-4.
27(2H,m),5.30(1H,d,J=5Hz),6.93(1H,dd,J=5,8Hz),6.37
(1H,d,J=11Hz),6.63(1H,d,J=11Hz),6.97(1H,s),7.20-7.
67(12H,m),7.70-7.97(1H,m),8.30-8.80(2H,m),8.53(1H,
s),9.73(1H,d,J=8Hz),12.6(1H,s) 実施例2 実施例1と同様にして下記化合物を得る。
(1)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−
3−イル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド〕−
3−〔(Z)−2−フェニルビニルチオメチル〕−3−セ
フェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):1770,1720,1670,1620,1520cm-1 (2)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−
3−イル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド〕−
3−〔(Z)−2−フェニルビニルチオメチル〕−3−セ
フェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
mp:153℃(分解) IR(ヌジョール):1765,1670,1620,1520cm-1 (3)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−
3−イル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド〕−
3−〔(Z)−2−(2−ピリジル)ビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン
異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1715,1670,1610,1590,1520cm
-1 (4)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−
3−イル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド〕−
3−〔(E)−2−(2−ピリジル)ビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン
異性体)。
IR(ヌジョール):1780,1720,1670,1600,1580,1520cm
-1 (5)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−
3−イル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド〕−
3−〔(Z)−2−(2−ピリジル)ビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
mp:172℃(分解) IR(ヌジョール):1760,1665,1610,1565,1530cm-1 (6)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−
3−イル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド〕−
3−〔(E)−2−(2−ピリジル)ビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸・モノトリフルオロ酢
酸塩(シン異性体)。
NMR(DMSO-d6,δ):3.50-3.87(2H,m),3.87-4.30(2H,m),4.
67(2H,d,J=5Hz),5.07-5.53(3H,m)、5.60-6.23(2H,m),6.6
7(1H,d,J=15Hz),7.10-8.30(5H,m),8.00(1H,d,J=15Hz),
8.60(1H,d,J=5Hz),9.57(1H,d,J=9Hz) (7)7−〔2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)
−2−(2−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフ
ェム−4−カルボン3ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1710,1690,1660,1580,1540cm
-1 (8)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−2−
(2−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフェム−
4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1775,1715,1665,1610,1590,1520cm
-1 (9)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−2−
(2−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフェム−
4−カルボン酸(シン異性体)。
mp:153℃(分解) IR(ヌジョール):1770,1660,1570cm-1 (10)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−(2−ピリジル)ビニルチオメチル〕−
3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異
性体)。
NMR(DMSO-d6,δ):1.23(3H,t,J=7Hz),3.67(2H,ブロ-ド s),
3.53-4.30(2H,m),4.17(2H,q,J=7Hz),5.27(1H,d,J=5Hz),
5.90(1H,dd,J=5Hz,8Hz),6.33(1H,d,J=11Hz),6.70(1H,d,
J=11Hz),6.97(1H,s),7.07-7.90(13H,m),8.10(2H,ブロ-ド
s),8.47-8.67(1H,m),9.57(1H,d,J=8Hz) (11)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−(2−ピリジル)ビニルチオメチル〕−
3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
mp:175℃(分解) IR(ヌジョール):1765,1670,1610,1570,1520cm-1 (12)7−(2−フェニルアセトアミド)−3−〔(Z)−
2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフェ
ム−4−カルボン酸ベンズヒドリル。
IR(ヌジョール):1770,1705,1640cm-1 (13)7−(2−フェニルアセトアミド)−3−〔(Z)−
2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフェ
ム−4−カルボン酸・モノトリフルオロ酢酸塩。
IR(ヌジョール):1775,1660cm-1 (14)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−2−
(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフェム−
4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1710,1670,1610,1530,1300,12
40cm-1 (15)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−2−
(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフェム−
4−カルボン酸(シン異性体)。
mp:170℃(分解) IR(ヌジョール):3300,3200,1760,1650,1620,1590,15
40,1530,1180,1040cm-1 (16)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕−
3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異
性体)。
IR(ヌジョール):3300,3150,1780,1720,1675,1610,15
30cm-1 (17)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕−
3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
mp:156℃(分解) IR(ヌジョール):3300,3200,1770,1670,1620,1580,15
30,1250,1230,1180cm-1 (18)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニル
チオメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒ
ドリル・沃化物(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1720,1670,1610,1570,1520cm
-1 (19)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニル
チオメチル〕−3−セフェム−4−カルボキシレート
(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1755,1660,1590cm-1 (20)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔2−(3−ピリジル)エチニルチオメチル〕−3−
セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):2170,1775,1720,1670,1520cm-1 (21)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔2−(3−ピリジル)エチニルチオメチル〕−3−
セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3290,3180,2140,1770,1670,1615,15
25cm-1 (22)7−〔2−ホルムアミドチアゾール−4−イル)−
2−アリルオキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−
2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフェ
ム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3250,1775,1710,1650cm-1 (23)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−アリルオキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−
2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフェ
ム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1720,1670,1610,1530,1300,12
40cm-1 (24)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−アリルオキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−
2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフェ
ム−4−カルボン酸(シン異性体)。
mp:145℃(分解) IR(ヌジョール):1770,1670,1530cm-1 (25)7−〔2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−ピロピニルオキシイミノ)アセトアミ
ド〕−3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメ
チル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1715,1660,1530cm-1 (26)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−(2−ピルピニルオキシイミノ)アセトアミド〕−
3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン
異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1710,1660,1600,1520cm-1 (27)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−(2−ピルピニルオキシイミノ)アセトアミド〕−
3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1760,1660,1570,1530cm-1 (28)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド〕
−3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチ
ル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1720,1670,1610,1520cm-1 (29)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド〕
−3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチ
ル〕−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1670,1620,1580,1530,1400cm
-1 (30)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド〕
−3−〔(Z)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セ
フェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3300,2210,1780,1720,1680,1620cm
-1 (31)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド〕
−3−〔(Z)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セ
フェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3250,2210,1765,1670,1615cm-1 (32)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−アリルオキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−
2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフェ
ム−4−カルボン酸1−アセトキシエチル(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3150-3300(ブロ-ド),1760-1780(ブロ-ド),
1670,1255,1220,1075cm-1 実施例3 7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3
−イル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−フェニルビニルチオメチル〕−3−セフ
ェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)
(748mg)の塩化メチレン(2.24ml)、アニソール
(0.37ml)およびチオアニソール(0.37ml)混合物溶液
に、トリフルオロ酢酸(1.5ml)を氷冷下に加える。混
合物を同温で30分間攪拌し、ジイソプロピルエーテル
(50ml)中に注ぐ。沈殿を取し、ジイソプロピルエ
ーテルで洗浄して、酢酸エチルと炭酸水素ナトリウム水
溶液との混合物にpH7で溶解する。水層を分取し、希塩
酸でpH6.2に調整して酢酸エチルで3回抽出する。抽出
液を硫酸マグネシウムで乾燥して減圧濃縮する。残渣を
ジイソプロピルエーテル中で粉砕して、7−〔2−(5
−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)−2−
アリルオキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−2−
フェニルビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カル
ボン酸(シン異性体)(207mg)を得る。
mp:153℃(分解) IR(ヌジョール):1765,1670,1620,1520cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.30-4.30(4H,m),4.67(2H,d,J=5Hz),
5.03-5.57(3H,m),5.67-6.27(2H,m),6.53(2H,ブロ-ド s),7.
00-7.60(5H,m),8.10(2H,ブロ-ド s),9.57(1H,d,J=8Hz) 実施例4 7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−
メトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−2−(3
−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−
カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)(1g)のア
ニソール(2.5ml)中懸濁液に、トリフルオロ酢酸(6m
l)を氷冷下に加える。混合物を常温で40分間攪拌
し、約半容になるまで減圧濃縮してジイソプロピルエー
テル(120ml)中に注ぐ。沈殿を取して炭酸水素ナ
トリウム(320mg)の水溶液(150ml)に溶解す
る。水溶液を酢酸エチルで洗浄し、1N塩酸でpH4〜5
に調整して沈殿を得る。沈殿を取、水洗し、五酸化燐
で乾燥して、7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−
イル)−2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−
〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3
−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)(330m
g)を得る。
一方別に、洗液を1N塩酸でpH3に調整し、酢酸エチル
とテトラヒドロフランとの混合物で抽出する。抽出液を
硫酸マグネシウムで乾燥して減圧濃縮する。残渣をジイ
ソプロピルエーテル中で粉砕し、乾燥して、さらに目的
化合物(265mg)を得る。
mp:170℃(分解) IR(ヌジョール):3300,3200,1760,1650,1620,1590,15
40,1530,1180,1040cm-1 NMR(DMSO-d6+D2O,δ):3.65(2H,ブロ-ブ s),3.78,4.23(2H,A
Bq,J=14Hz),3.83(3H,s),5.20(1H,d,J=5Hz),5.78(1H,d,J
=5Hz),6.53(1H,d,J=10Hz),6.77(1H,s),6.85(1H,d,J=10H
z),7.3-7.6(1H,m),7.7-8.0(1H,m),8.4-8.6(1H,m),8.6-
8.8(1H,m) 実施例5 7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3
−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3−
〔(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニルチ
オメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒド
リル・沃化物(シン異性体)(3.6g)の塩化メチレン
(10.8ml)およびアニソール(3.6ml)混合物中懸濁液
に、トリフルオロ酢酸(7.2ml)を氷冷下に加える。混
合物を同条件下に4時間攪拌し、ジイソプロピルエーテ
ル(400ml)中に注いで沈殿を得る。沈殿を取、乾
燥して、炭酸水素ナトリウム水溶液でpH6に保ちながら
水に溶解する。水溶液を酢酸エチルで洗浄し、1N塩酸
でpH5に調整し、非イオン性吸着樹脂「ダイヤイオンH
P−20」(商標、三菱化成工業社製)(150ml)を
使用するカラムクロマトグラフィーに付す。カラムを水
洗した後、2%イソプロピルアルコール水溶液(300
ml)、3%イソプロピルアルコール水溶液(220m
l)、4%イソプロピルアルコール水溶液(300m
l)、5%イソプロピルアルコール水溶液(450m
l)、7%イソプロピルアルコール水溶液(300m
l)、10%イソプロピルアルコール水溶液(300m
l)、15%イソプロピルアルコール水溶液(300m
l)および20%イソプロピルアルコール水溶液(60
0ml)で順次溶出する。目的化合物を含む画分を合わ
せ、減圧濃縮、凍結乾燥して、7−〔2−(5−アミノ
−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)−2−エトキシ
イミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−2−(1−メチル
−3−ピリジニオ)ビニルチオメチル〕−3−セフェム
−4−カルボキシレート(シン異性体)(530mg)を
得る。
IR(ヌジョール):1755,1660,1590cm-1 NMR(D2O+NaHCO3,δ):1.30(3H,t,J=7Hz),3.47-4.57(4H,
m),4.37(3H,s),4.73(2H,q,J=7Hz),5.30(1H,d,J=5Hz),5.
80(1H,d,J=5Hz),6.50(1H,d,J=11Hz),7.03(1H,d,J=11H
z),7.77-8.13(1H,m),8.30-8.80(3H,m) 実施例6 7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3
−イル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(E)−2−(2−ピリジル)ビニルチオメチル〕−
3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異
性体)(175mg)の塩化メチレン(0.53ml)およびア
ニソール(0.18ml)混合物溶液に、トリフルオロ酢酸
(0.35ml)を氷冷下に加える。混合物を同条件で2時間
攪拌する。混合物をジイソプロピルエーテル(50ml)
中に注いで沈殿を得る。沈殿を取し、ジイソプロピル
エーテルで洗浄して、7−〔2−(5−アミノ−1,2,4
−チアジアゾール−3−イル)−2−アリルオキシイミ
ノアセトアミド〕−3−〔(E)−2−(2−ピリジル)
ビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸・
モノトリフルオロ酢酸塩(シン異性体)(89mg)を得
る。
NMR(DMSO-d6,δ):3.50-3.87(2H,m),3.87-4.30(2H,m),4.
67(2H,d,J=5Hz),5.07-5.53(3H,m),5.60-6.23(2H,m),6.6
7(1H,d,J=15Hz),7.10-8.30(5H,m),8.00(1H,d,J=15Hz),
8.60(1H,d,J=5Hz),9.57(1H,d,J=9Hz) 実施例7 7−(2−フェニルアセトアミド)−3−〔(Z)−2−
(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフェム−
4−カルボン酸ベンズヒドリル(50mg)のアニソール
(0.1ml)中懸濁液に、トリフルオロ酢酸(0.2mlを氷冷
下に加える。反応混合物を常温で1時間攪拌する。混合
物をジイソプロピルエーテル(5ml)中に注いで沈殿を
生成せしめる。沈殿を取し、ジイソプロピルエーテル
で洗浄し、乾燥して、7−(2−フェニルアセトアミ
ド)−3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメ
チル〕−3−セフェム−4−カルボン酸・モノトリフル
オロ酢酸塩(38mg)を得る。
IR(ヌジョール):1775,1660cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.53(2H,s),3.63(2H,ブロ-ドs),3.80,4.2
7(2H,ABq,J=14Hz),5.10(1H,d,J=5Hz),5.67(1H,dd,J=5,8
Hz),6.57(1H,d,J=11Hz),7.00(1H,d,J=11Hz),7.27(5H,
s),7.70(1H,dd,J=5,10Hz),8.30(1H,dt,J=2,10Hz),8.60
(1H,dd,J=2,5Hz),8.77(1H,d,J=2Hz),9.07(1H,d,J=8Hz) 実施例8 実施例3〜7と同様にして下記化合物を得る。
(1)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−
3−イル)−2−アリルオキシイミノアセトアド〕−3
−〔(Z)−2−(2−ピリジル)ビニルチオメチル〕−
3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
mp:172℃(分解) IR(ヌジョール):1760,1665,1610,1565,1530cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.44-3.84(3H,m),4.04(1H,d,J=14Hz),
4.68(2H,d,J=5Hz),5.04-5.48(3H,m),5.68-6.20(2H,m),
6.56(1H,d,J=11Hz),6.92(1H,d,J=11Hz),7.12-7.44(2H,
m),7.68-7.88(2H,m),8.12(2H,ブロ-ドs),8.60(1H,d,J=4Hz)
および9.56(1H,d,J=9Hz) (2)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−2−
(2−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフェム−
4−カルボン酸(シン異性体)。
mp:153℃(分解) IR(ヌジョール):1770,1660,1570cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.43-4.20(4H,m),3.87(3H,s),5.20(1
H,d,J=5Hz),5.73(1H,dd,J=5Hz,8Hz),6.53(1H,d,J=11H
z),6.80(1H,s),6.97(1H,d,J=11Hz),7.00-7.50(2H,m),7.
57-8.00(1H,m),8.50-8.67(1H,m),9.60(1H,d,J=8Hz) (3)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−
3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3−
〔(Z)−2−(2−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3
−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
mp:175℃(分解) IR(ヌジョール):1765,1670,1610,1570,1520cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.23(3H,t,J=7Hz),3.47-4.17(4H,m),
4.13(2H,q,J=7Hz),5.13(1H,d,J=5Hz),5.77(1H,dd,J=5H
z,8Hz),6.47(1H,d,J=11Hz),6.93(1H,d,J=11Hz),7.00-7.
43(2H,m),7.60-8.23(3H,m),8.47-8.63(1H,m),9.47(1H,
d,J=8Hz) (4)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−
3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3−
〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3
−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
mp:156℃(分解) IR(ヌジョール):3300,3200,1770,1670,1620,1580,15
30,1250,1230,1180cm-1 NMR(D2O+NaHCO3,δ):1.23(3H,t,J=7Hz),3.27-3.66(2H,
m),3.66-4.03(2H,m),4.27(2H,q,J=7Hz),5.20(1H,d,J=5H
z),5.87(1H,d,J=5Hz),6.30(1H,d,J=11Hz),6.67(1H,d,J=
7Hz),7.10-7.40(1H,m),7.60-7.80(1H,m),8.07-8.30(1H,
m),8.30-8.50(1H,m) (5)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−
3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3−
〔2−(3−ピリジル)エチニルチオメチル〕−3−セ
フェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3290,3180,2140,1770,1670,1815,15
25cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.23(3H,d,J=8Hz),3.23-4.50(4H,m),
4.20(2H,q,J=8Hz),5.30(1H,d,J=5Hz),5.80(1H,dd,J=5,8
Hz),7.40(1H,dd,J=5,8Hz),7.83(1H,dt,J=2,8Hz),8.00-
8.33(2H,m),8.47-8.70(2H,m),9.53(1H,d,J=8Hz) (6)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−アリルオキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−
2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフェ
ム−4−カルボン酸(シン異性体)。
mp:145℃(分解) IR(ヌジョ-ル):1770,1670,1530cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.64(2H,ブロ-ドs),3.7-4.4(2H,m),4.64
(2H,d,J=5Hz),4.9-5.5(3H,m),5.6-6.2(2H,m),6.6,7.0(2
H,ABq,J=11Hz),6.8(1H,s),7.6-7.8(1H,m),8-9(3H,m),9.
7(1H,d,J=8Hz) (7)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−(2−プロピニルオキシイミノ)アセトアミド〕−
3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
mp:135℃(分解) IR(ヌジョール):1760,1660,1570,1530cm-1 NMR(DMSO-dθ,δ):3.37(1H,s),3.5-4.3(4H,m),4.7(2H,ブ
ロ-ドs),5.1(1H,d,J=5Hz),5.75(1H,dd,J=5Hz,8Hz),6.6,6.
9(2H,ABq,J=11Hz),7.5-7.8(1H,m),8.0-8.2(1H,m),8.4-
8.8(2H,m),9.7(1H,d,J=8Hz) (8)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−
3−イル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド〕−
3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1670,1620,1580,1530,1400cm
-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.6(2H,ブロ-ドs),3.6-4.3(2H,m),4.63(2
H,d,J=5Hz),5.0-5.5(2H,m),5.2(1H,d,J=5Hz),5.6-6.3(1
H,m),5.8(1H,dd,J=5Hz,8Hz),6.47,6.83(2H,ABq,J=11H
z),7.47(1H,q,J=6Hz,8Hz),7.93(1H,dt,J=2Hz,8Hz),8.1
(2H,ブロ-ドs),8.43(1H,dd,J=2Hz,6Hz),8.63(1H,d,J=2Hz),
9.57(1H,d,J=8Hz) (9)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−
3−イル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド〕−
3−〔(Z)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフ
ェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3250,2210,1765,1670,1615cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.6(2H,ブロ-ドs),3.8および4.25(2H,AB
q,J=14Hz),4.67(2H,d,J=5Hz),5.2(1H,d,J=5Hz),5.17-6.
2(3H,m),5.7(1H,d,J=11Hz),5.77(1H,dd,J=8Hz,5Hz),7.7
5(1H,d,J=11Hz),8.1(2H,ブロ-ドs),9.6(1H,d,J=8Hz) 実施例9 (Z)−2−アセチルチオビニルベンゼン(500mg)の
テトラヒドロフラン(5ml)溶液に、ナトリウムメトキ
シド(13.9mg)のメタノール(358mg)とテトラヒド
ロフラン(2ml)との混合物溶液を氷冷下に滴下する。
混合物を同条件下に30分間攪拌する。この溶液を7−
〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イ
ル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド〕−3−ク
ロロメチル−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒド
リル(シン異性体)(1.46g)のテトラヒドロフラン
(20ml)溶液に−30℃で滴下する。混合物を同温で
30分間攪拌する。反応温度を徐々に0℃に上昇せしめ
る。反応混合物に1N塩酸(3ml)を0℃で加える。酢
酸エチルと塩化ナトリウム飽和水溶液とを混合物に加え
る。有機層を分取して塩化ナトリウム飽和水溶液で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮する。残渣を
ジイソプロピルエーテル中で粉砕して得る固体をシリカ
ゲル(50g)を使用するカラムクロマトグラフィーに
付し、クロロホルムとメタノールとの混液(100:
1.v/v)で溶出する。目的化合物を含む画分を合わ
せて減圧濃縮する。残渣をジイソプロピルエーテル中で
粉砕して、7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジア
ゾール−3−イル)−2−アリルオキシイミノアセトア
ミド〕−3−〔(Z)−2−フェニルビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン
異性体)(790mg)を得る。
IR(ヌジョール):1770,1720,1670,1620,1520cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.50-3.80(2H,m),3.80-4.13(2H,m),4.
67(2H,d,J=5Hz),5.07-5.53(2H,m),5.27(1H,d,J=5Hz),5.
60-6.13(2H,m),6.37(2H,ブロ-ドs),6.97(1H,s),7.10-7.67
(15H,m),8.00-8.23(2H,m),9.60(1H,d,J=8Hz) 実施例10 〔(ZおよびE)−2−(2−ピリジル)ビニルチオ〕
銀(1.9g)のアセトニトリル(80ml)中懸濁液に、
沃化ナトリウム(6.9g)を常温で加える。混合物を同
温で30分間攪拌する。この混合物に7−〔2−(5−
アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)−2−ア
リルオキシイミノアセトアミド〕−3−クロロメチル−
3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異
性体)(2.88g)のアセトニトリル(30ml)溶液を氷
冷下に加える。混合物を同温で1時間攪拌する。不溶物
を去する。液を減圧濃縮して得る残渣を酢酸エチル
と塩化ナトリウム飽和水溶液との混合物に溶解し、混合
物を常温で1時間攪拌する。混合物にセライトを加え、
不溶物を去する。有機層を分取して硫酸ナトリウムで
乾燥し、減圧濃縮する。残渣をシリカゲル(175g)
を使用するカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチ
ルとn−ヘキサンとの混液(3:1,v/v)で溶出す
る。薄層クロマトグラフィーでより大きなRf値を有す
る物質を含む画分を合わせ、減圧濃縮して、7−〔2−
(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)−
2−アリルオキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−
2−(2−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフェ
ム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)(1.
58g)を得る。
IR(ヌジョール):1770,1715,1670,1610,1590,1520cm
-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.30-4.10(4H,m),4.67(2H,d,J=5Hz),
5.07-5.53(3H,m),5.73-6.27(2H,m),6.40(1H,d,J=11Hz),
6.70(1H,d,J=11Hz),6.97(1H,s),7.10-7.93(13H,m),8.10
(2H,ブロ-ドs),8.50-8.71(1H,m),9.60(1H,d,J=8Hz) 薄層クロマトグラフィーでより小さなRf値を有する物
質を含む画分を合わせ、減圧濃縮して、7−〔2−(5
−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)−2−
アリルオキシイミノアセトアミド〕−3−〔(E)−2−
(2−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフェム−
4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)(230
mg)を得る。
IR(ヌジョール):1780,1720,1670,1600,1580,1520cm
-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.30-4.13(4H,m),4.67(2H,d,J=5Hz),
5.07-5.53(3H,m),5.63-6.23(2H,m),6.53(1H,d,J=15Hz),
6.97(1H,s),7.10-7.77(14H,m),8.10(2H,ブロ-ドs),8.37-8.
63(1H,m),9.60(1H,d,J=9Hz) 実施例11 〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ〕銀(167m
g)のアセトニトリル(20ml)中懸濁液に、沃化ナト
リウム(544mg)を常温で加える。混合物を35分間
攪拌する。この混合液に7−(2−フェニルアセトアミ
ド)−3−クロロメチル−3−セフェム−4−カルボン
酸ベンズヒドリル(193mg)を氷冷下に加える。混合
物を1時間攪拌する。不溶物を去する。液を減圧濃
縮して得る残渣を酢酸エチルに溶解する。溶液を塩化ナ
トリウム飽和水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥
して減圧濃縮する。残渣をシリカゲル(10g)を使用
するカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチルとn
−ヘキサンとの混液(4:6)で溶出する。目的化合物
を含む画分を合わせ、減圧濃縮して、7−(2−フェニ
ルアセトアミド〕−3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)
ビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベ
ンズヒドリル(148mg)を固体として得る。
IR(ヌジョール):1770,1705,1640cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.30-4.23(6H,m),5.20(1H,d,J=5Hz),
5.77(1H,dd,J=5,8Hz),6.37(1H,d,J=12Hz),6.60(1H,d,J=
12Hz),7.97(1H,s),7.13-7.63(16H,m),7.80(1H,dt,J=2,8
Hz),8.43(1H,dd,J=2,5Hz),8.60(1H,d,J=2Hz),9.10(1H,
d,J=8Hz) 実施例12 7−アミノ−3−クロロメチル−3−セフェム−4−カ
ルボン酸ベンズヒドリル・モノ塩酸塩(120mg)のア
セトニトリル(5ml)中懸濁液に、ビス(トリメチルシ
リル)尿素(217mg)を常温で加える。この混合物を
40℃で30分間攪拌して透明な溶液を得る。
一方別に、〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ〕
銀(122mg)のアセトニトリル(4ml)中懸濁液に、
沃化ナトリウム(396mg)を常温で加える。混合物を
10分間攪拌する。この混合物に上記透明溶液を0℃で
加える。混合物を0℃で2時間、常温で2時間攪拌す
る。不溶物を去する。
液を減圧濃縮する。残渣を酢酸エチルとテトラヒドロ
フランとの混合物に溶解する。溶液を塩化ナトリウム飽
和水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮
し、残渣をジイソプロピルエーテル中で粉砕して、7−
アミノ−3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ
メチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリ
ル(90mg)を固体として得る。
IR(ヌジョール):1760,1710cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.60(2H,ブロ-ドs),3.73,4.00(2H,ABq,J=
14Hz),4.83(1H,d,J=4Hz),5.07(1H,d,J=4Hz),6.33(1H,d,
J=12Hz),6.57(1H,d,J=12Hz),6.93(1H,s),7.13-7.60(11
H,m),7.63-8.73(3H,m) 実施例13 3−エチニルピリジン(258mg)のテトラヒドロフラ
ン(7ml)およびヘキサメチル燐酸トリアミド(0.3m
l)の混合物溶液に、n−ブチルリチウム(ヘキサン中
1.55M)(1.3ml)を−30℃で滴下する。反応混合
物にイオウ(72mg)を−25℃で一挙に加える。混合
物を氷冷下に30分間攪拌し、次いで温度を15℃に上
昇せしめて、3−(2−リチオチオエチニル)ピリジン
を含む溶液を得る。この溶液を7−〔2−(5−アミノ
−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)−2−エトキシ
イミノアセトアミド〕−3−ヨゥドメチル−3−セフェ
ム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)(1.
4g)のテトラヒドロフラン(20ml)溶液に−50℃
で加える。混合物を−50℃で40分間攪拌する。混合
物に6N塩酸(1ml)を−60℃で加える。混合物を加
温して常温にする。混合物に酢酸エチルと水との混合物
を加える。有機層を分取し、硫酸ナトリウムで乾燥して
減圧濃縮し、残渣をジイソプロピルエーテル中で粉砕し
て固体を得る。固体をシリカゲル(15g)を使用する
カラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチルとn−ヘ
キサンとの混液(1:1(v/v),4:1(v/v)〕で溶出す
る。目的化合物を含む画分を合わせて減圧濃縮し、残渣
をジエチルエーテル中で粉砕して、7−〔2−(5−ア
ミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)−2−エト
キシイミノアセトアミド〕−3−〔2−(3−ピリジ
ル)エチニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボ
ン酸ベンズヒドリル(シン異性体)(576mg)を得
る。
IR(ヌジョール):2170,1775,1720,1670,1520cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.23(3H,d,J=7Hz),3.53,3.80(2H,ABq,
J=18Hz),4.00(2H,ブロ-ドs),4.20(2H,q,J=7Hz),5.27(1H,d,
J=5Hz),5.90(1H,dd,J=5,9Hz),7.83(1H,s),7.13-7.53(11
H,m),7.67(1H,dt,J=2,8Hz),7.90-8.27(2H,m),8.37-8.67
(2H,m),9.57(1H,d,J=9Hz) 実施例14 〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ〕銀(51
g、純度88%)のアセトニトリル(2)中懸濁液
に、沃化ナトリウム(132.7g)を常温で加える。混合
物を30分間攪拌後、反応混合物に7−〔2−(2−ホ
ルムアミドチアゾール−4−イル)−2−アリルオキシ
イミノアセトアミド〕−3−クロロメチル−3−セフェ
ム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)(8
0g)のアセトニトリル(1)溶液を0℃で滴下す
る。混合物を1.5時間攪拌する。
不溶物を去する。液を減圧濃縮して残渣を得る。残
渣を酢酸エチルとテトラヒドロフランとの混合物に溶解
する。有機層を塩化ナトリウム飽和水溶液で洗浄し、硫
酸マグネシウムで乾燥して減圧濃縮し、残渣をジイソプ
ロピルエーテル中で粉砕して、7−〔2−(2−ホルム
アミドチアゾール−4−イル)−2−アリルオキシイミ
ノアセトアミド〕−3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)
ビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸べ
ンズヒドリル(シン異性体)(23.57g)を得る。
IR(ヌジョール):3250,1775,1710,1650cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.67(2H,ブロ-ドs),3.8-4.0(2H,m),4.67
(2H,d,J=5Hz),5.0-5.5(3H,m),5.7-6.2(2H,m),6.36,6.58
(2H,ABq,J=11Hz),6.97(1H,s),7.3-7.67(11H,ブロ-ドs),7.8
(1H,dt,J=2Hz,8Hz),8.33-8.67(2H,m),8.5(1H,s),9.73(1
H,d,J=8Hz),12.62(1H,s) 実施例15 実施例9〜14と同様にして下記化合物を得る。
(1)7−〔2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)
−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフ
ェム−4−カルボン酸ベンゾヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3250,1775,1715,1690,1660cm-1 (2)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−
3−イル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド〕−
3−〔(Z)−2−フェニルビニルチオメチル〕−3−セ
フェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
mp:153℃(分解) IR(ヌジョール):1765,1670,1620,1520cm-1 (3)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−
3−イル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド〕−
3−〔(Z)−2−(2−ピリジル)ビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
mp:172℃(分解) IR(ヌジョール):1760,1665,1610,1565,1530cm-1 (4)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−
3−イル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド〕−
3−〔(E)−2−(2−ピリジル)ビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸・モノトリフルオロ酢
酸塩(シン異性体)。
NMR(DMSO-d6,δ):3.50-3.87(2H,m),3.87-4.30(2H,m),4.
67(2H,d,J=5Hz),5.07-5.53(3H,m),5.60-6.23(2H,m),6.6
7(1H,d,J=15Hz),7.10-8.30(5H,m),8.00(1H,d,J=15Hz),
8.60(1H,d,J=5Hz),9.57(1H,d,J=9Hz) (5)7−〔2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)
−2−(2−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフ
ェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1710,1690,1660,1580,1540cm
-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.70(2H,ブロ-ドs),3.67-4.17(2H,m),3.9
0(3H,s),5.30(1H,d,J=5Hz),5.90(1H,dd,J=5Hz,J=8Hz),
6.43(1H,d,J=11Hz),6.70(1H,d,J=11Hz),6.90(1H,s),6.9
7(1H,s),7.10-7.90(13H,m),8.43-8.67(1H,m),8.50(1H,
s),9.70(1H,d,J=8Hz) (6)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−2−
(2−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフェム−
4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1775,1715,1665,1610,1590,1520cm
-1 (7)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−2−
(2−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフェム−
4−カルボン酸(シン異性体)。
mp:153℃(分解) IR(ヌジョール):1770,1660,1570cm-1 (8)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−
3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3−
〔(Z)−2−(2−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3
−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。
NMR(DMSO-d6,δ):1.23(3H,t,J=7Hz),3.67(2H,ブロ-ドs),3.
53-4.30(2H,m),4.17(2H,q,J=7Hz),5.27(1H,d,J=5Hz),5.
90(1H,dd,J=5Hz,8Hz),6.33(1H,d,J=11Hz),6.70(1H,d,J=
11Hz),6.97(1H,s),7.07-7.90(13H,m),8.10(2H,ブロ-ドs),
8.47-8.67(1H,m),9.57(1H,d,J=8Hz) (9)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−
3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3−
〔(Z)−2−(2−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3
−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
mp:175℃(分解) IR(ヌジョール):1765,1670,1610,1570,1520cm-1 (10)7−(2−フェニルアセトアミド)−3−〔(Z)−
2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフェ
ム−4−カルボン酸・モノトリフルオロ酢酸塩。
IR(ヌジョール):1775,1660cm-1 (11)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−2−
(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフェム−
4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1710,1670,1610,1530,1300,12
40cm-2 (12)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−2−
(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフェム−
4−カルボン酸(シン異性体)。
mp:170℃(分解) IR(ヌジョール):3300,3200,1760,1650,1620,1590,15
40,1530,1180,1040cm-1 (13)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕−
3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異
性体)。
IR(ヌジョール):3300,3150,1780,1720,1675,1610,15
30cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.27(3H,t,J=7Hz),3.67(2H,ブロ-ドs),3.
77および4.03(2H,ABq,J=14Hz),4.20(2H,q,J=7Hz),5.27
(1H,d,J=5Hz),6.97(1H,dd,J=5,9Hz),6.27(1H,d,J=11H
z),6.60(1H,d,J=11Hz),7.00(1H,s),7.20-7.67(11H,m),
7.83(1H,dt,J=2,8Hz),8.00-8.27(2H,m),8.43(1H,dd,J=
2,5Hz),8.60(1H,d,J=2Hz),9.60(1H,d,J=9Hz) (14)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕−
3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
mp:156℃(分解) IR(ヌジョール):3300,3200,1770,1670,1620,1580,15
30,1250,1230,1180cm-1 (15)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニル
チオメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒ
ドリル・沃化物(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1720,1670,1610,1570,1520cm
-1 (16)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニル
チオメチル〕−3−セフェム−4−カルボキシレート
(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1755,1660,1590cm-1 (17)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔2−(3−ピリジル)エチニルチオメチル〕−3−
セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3290,3180,2140,1770,1670,1615,15
25cm-1 (18)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−アリルオキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−
2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフェ
ム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1720,1670,1610,1530,1300,12
40cm-1 (19)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−アリルオキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−
2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフェ
ム−4−カルボン酸(シン異性体)。
mp:145℃(分解) IR(ヌジョール):1770,1670,1530cm-1 (20)7−〔2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−プロピニルオキシイミノ)アセトアミ
ド〕−3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメ
チル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1715,1660,1530cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.67(2H,ブロードs),3.8−4.1(2
H,m),4.77(2H,d,J=2Hz),5.33(1H,d,J=5Hz),5.93(1H,d
d,J=5Hz,8Hz),6.4,6.6(2H,ABq,J=11Hz),7.0(1H,s),
7.1-7.67(12H,ブロードs),7.83(1H,dt,J=2Hz,8HZ),
8.33(1H,dd,J=2Hz、6Hz),8.5-8.67(1H,m),9.8(1H,d,J=
8Hz) (21)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−(2−プロピニルオキシイミノ)アセトアミド〕−
3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン
異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1710,1660,1600,1520cm-1 (22)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−(2−プロピニルオキシイミノ)アセトアミド〕−
3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1760,1660,1570,1530cm-1 (23)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド〕
−3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチ
ル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1720,1670,1610,1520cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.67(2H,ブロードs),3.90(2H,d,J
=5Hz),4.67(2H,d,J=5Hz),5.0-5.5(2H,m),5.27(1H,d,J
=5Hz),5.67-6.1(2H,m),6.35,6.58(2H,ABq,J=12Hz),6.
97(1H,s),7.4(11H,s),7.8(1H,dt,J=2Hz,8Hz),8.12(2H,
s),8.3(1H,dd,J=2Hz,6Hz),8.58(1H,d,J=2Hz),9.66(1H,
d,J=8Hz) (24)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド〕
−3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチ
ル〕−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1670,1620,1580,1530,1400cm
-1 (25)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド〕
−3−〔(Z)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セ
フェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3300,2210,1780,1720,1680,1620cm
-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.67(2H,ブロードs),3.83および
4.12(2H,ABq,J=14Hz),4.7(2H,d,J=5Hz),5.1-6.1(4H,
m),5.28(1H,d,J=5Hz),5.65(1H,d,J=10Hz),6.97(1H,
s),7.2-7.7(10H,m),7.55(1H,d,J=10Hz),8.13(2H,ブロ
ードs),9.63(1H,d,J=8Hz) (26)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4チアジアゾール−
3−イル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド〕−
3−〔(Z)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフ
ェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3250,2210,1765,1670,1615cm-1 (27)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−アリルオキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)
−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフ
ェム−4−カルボン酸1−アセトキシエチル(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3150-3300(ブロ-ド),1760-1780(ブロ-ド),
1670,1255,1220,1075cm-1 実施例16 7−〔2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−2
−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフェム
−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)(1.2
1g)のメタノール(24ml)中懸濁液に、濃塩酸
(0.52ml)を常温で加える。混合物を35℃で1.
5時間攪拌する。混合物を減圧濃縮して得る残渣を酢酸
エチルと水との混合物に溶解する。混合物を炭酸水素ナ
トリウム水溶液でPH7に調整する。有機層を分取して水
および塩化ナトリウム飽和水溶液で順次洗浄し、硫酸マ
グネシウムで乾燥して減圧濃縮し、残渣をジイソプロピ
ルエーテル中で粉砕して、7−〔2−(2−アミノチア
ゾール−4−イル)−2−メトキシイミノアセトアミ
ド〕−3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメ
チル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)(1.05g)を得る。
IR(ヌジョール):1770,1710,1670,1610,1530,1300,12
40cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.69(2H,ブロードs),3.7-4.2(2H,
m),3.85(3H,s),5.28(1H,d,J=5Hz),5.90(1H,dd,J=5,8H
z),6.40(1H,d,J=11Hz),6.63(1H,d,J=11Hz),6.77(1H,
s),7.00(1H,s),7.20(2H,ブロードs),7.2-7.7(11H,m),7.
7-8.0(1H,m),8.4-8.6(1H,m),8.6-8.7(1H,m),9.62(1H,d,
J=8Hz) 実施例17 7−〔2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イル)
−2−アリルオキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)
−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフ
ェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)
(23.5g)のメタノール(950ml)中懸濁液に、
濃塩酸(12.7ml)を常温で加える。混合物を35℃
で50分間攪拌する。混合物を減圧濃縮して得る残渣を
酢酸エチル、テトラヒドロフランおよび水の混合物に溶
解する。この混合物を炭酸水素ナトリウム水溶液でPH7
に調整する。有機層を分取して水および塩化ナトリウム
飽和水溶液で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥して
減圧濃縮し、残渣をジイソプロピルエーテル中で粉砕し
て、7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−アリルオキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−
2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフェ
ム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)(2
1.5g)を得る。
IR(ヌジョール):1770,1720,1670,1610,1530,1300,12
40cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.67(2H,ブロードs),3.7-4.2(2H,
m),4.6(2H,d,J=5Hz),5.0-5.6(3H,m),5.7-6.2(2H,m),6.
4,6.6(2H,ABq,J=11Hz),6.77(1H,s),6.96(1H,s),7.2-7.
7(11H,ブロードs),7.83(1H,dt,J=2Hz,10Hz),8.4(1H,d
d,J=2Hz,5Hz),8.6(1H,d,J=2Hz),9.6(1H,d,J=7Hz) 実施例18 実施例16および17と同様にして下記化合物を得る。
(1)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−
3−イル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド〕−
3−〔(Z)−2−フェニルビニルチオメチル〕−3−セ
フェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):1770,1720,1670,1620,1520cm-1 (2)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−
3−イル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド〕−
3−〔(Z)−2−フェニルビニルチオメチル〕−3−セ
フェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
mp:153℃(分解) IR(ヌジョール):1765,1670,1620,1520cm-1 (3)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−
3−イル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド〕−
3−〔(Z)−2−(2−ピリジル)ビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン
異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1715,1670,1610,1590,1520cm
-1 (4)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−
3−イル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド〕−
3−〔(E)−2−(2−ピリジル)ビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン
異性体)。
IR(ヌジョール):1780,1720,1670,1600,1580,1520cm
-1 (5)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−
3−イル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド〕−
3−〔(Z)−2−(2−ピリジル)ビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
mp:172℃(分解) IR(ヌジョール):1760,1665,1610,1565,1530cm-1 (6)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−
3−イル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド〕−
3−〔(E)−2−(2−ピリジル)ビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸・モノトリフルオロ酢
酸塩(シン異性体)。
NMR(DMSO-d6,δ):3.50-3.87(2H,m),3.87-4.30(2H,m),
4.67(2H,d,J=5Hz),5.07-5.53(3H,m),5.60-6.23(2H,m),
6.67,(1H,d,J=15Hz),7.10-8.30(5H,m),8.00(1H,d,J=1
5Hz),8.60(1H,d,J=5Hz),9.57(1H,d,J=9Hz) (7)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−2−
(2−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフェム−
4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1775,1715,1665,1610,1590,1520cm
-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.67(2H,ブロードs),3.60-4.10(2H,
m),3.83(3H,s),5.27(1H,d,J=5Hz),5.87(1H,dd,J=5Hz,
9Hz),6.43(1H,d,J=11Hz),6.70(1H,d,J=11Hz),6.77(1
H,s),6.97(1H,s),7.07-7.90(13H,m),8.50-8.70(1H,m),
9.60(1H,d,J=9Hz) (8)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−2−
(2−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフェム−
4−カルボン酸(シン異性体)。
mp:153℃(分解) IR(ヌジョール):1770,1660,1570cm-1 (9)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−
3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3−
〔(Z)−2−(2−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3
−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。
NMR(DMSO-d6,δ):1.23(3H,t,J=7Hz),3,67(2H,ブロー
ドs),3.53-4.30(2H,m),4.17(2H,q,J=7Hz),5.27(1H,d,J
=5Hz),5.90(1H,dd,J=5Hz,8Hz),6.33(1H,d,J=11Hz),
6.70(1H,d,J=11Hz),6.97(1H,s),7.07-7.90(13H,m),8.1
0(2H,ブロードs),8.47-8.67(1H,m),9.57(1H,d,J=8Hz) (10)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−(2−ピリジル)ビニルチオメチル〕−
3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
mp:175℃(分解) IR(ヌジョール):1765,1670,1610,1570,1520cm-1 (11)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−2−
(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフェム−
4−カルボン酸(シン異性体)。
mp:170℃(分解) IR(ヌジョール):3300,3200,1760,1650,1620,1590,15
40,1530,1180,1040cm-1 (12)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕−
3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異
性体)。
IR(ヌジョール):3300,3150,1780,1720,1675,1610,15
30cm-1 (13)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕−
3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
mp:156℃(分解) IR(ヌジョール):3300,3200,1770,1670,1620,1580,15
30,1250,1230,1180cm-1 (14)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニル
チオメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベンジヒ
ドリル・沃化物(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1720,1670,1610,1570,1520cm
-1 (15)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニル
チオメチル〕−3−セフェム−4−カルボキシレート
(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1755,1660,1590cm-1 (16)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔2−(3−ピリジル)エチニルチオメチル〕−3−
セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):2170,1775,1720,1670,1520cm-1 (17)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔2−(3−ピリジル)エチニルチオメチル〕−3−
セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3290,3180,2140,1770,1670,1615,15
25cm-1 (18)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−アリルオキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−
2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフェ
ム−4−カルボン酸(シン異性体)。
mp:145℃(分解) IR(ヌジョール):1770,1670,1530cm-1 (19)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−(2−プロピニルオキシイミノ)アセトアミド〕−
3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1760,1660,1570,1530cm-1 (20)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド〕
−3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチ
ル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1720,1670,1610,1520cm-1 (21)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド〕
−3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチ
ル〕−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1670,1620,1580,1530,1400cm
-1 (22)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド〕
−3−〔(Z)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セ
フェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3300,2210,1780,1720,1680,1620cm
-1 (23)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド〕
−3−〔(Z)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セ
フェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3250,2210,1765,1670,1615cm-1 (24)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−(2−プロピニルオキシイミノ)アセトアミド〕−
3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン
異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1710,1660,1600,1520cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.3-3.4(1H,m),3.67(2H,ブロ-ドs),3.8-
4.1(2H,m),4.72(2H,d,J=2Hz),5.3(1H,d,J=5Hz),5.81
(1H,dd,J=5Hz,8Hz),6.4,6.57(2H,ABq,J=11Hz),6.8(1
H,s),7.0(1H,s),7.1-7.67(11H,ブロードs),7.88(1H,dt,
J=2Hz,8Hz),8.4(1H,dd,J=2Hz,6Hz),8.6(1H,d,J=2H
z),9.7(1H,d,J=8Hz) (25)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−アリルオキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−
2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフェ
ム−4−カルボン酸1−アセトキシエチル(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3150-3300(ブロード),1760-1780
(ブロード),1670,1255,1220,1075cm-1 実施例19 7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3
−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3−
〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3
−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)(1.80g)のテトラヒドロフラン(16ml)と水
(6ml)との混合溶液に、沃化メチル(1.6ml)を常温
で加える。混合物を同温で暗所中4日間攪拌する。この
混合物を減圧濃縮して残渣を得る。残渣をジエチルエー
テル中で粉砕して、7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−
チアジアゾール−3−イル)−2−エトキシイミノアセ
トアミド〕−3−〔(Z)−2−(1−メチル−3−ピリ
ジニオ)ビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カル
ボン酸ベンズヒドリル・沃化物(シン異性体)(2.21
g)を得る。
IR(ヌジョール):1770,1720,1670,1610,1570,1520cm
-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.23(3H,t,J=8Hz),3.67(2H,ブロー
ドs),3.77-4.43(2H,m),4.17(2H,q,J=8Hz),4.33(3H,s),
5.27(1H,d,J=5Hz),6.90(1H,dd,J=5,8Hz),6.50(1H,d,J
=11Hz),6.93(1H,s),7.00(1H,d,J=11Hz),7.13-7.60(10
H,m),7.93-8.30(3H,m),8.33-8.60(1H,m),8.66-9.00(2H,
m),9.53(1H,d,J=8Hz) 実施例20 実施例19と同様にして下記化合物を得る。
7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3
−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3−
〔(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニルチ
オメチル〕−3−セフェム−4−カルボキシレート(シ
ン異性体)。
IR(ヌジョール):1755,1660,1590cm-1 実施例21 7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−
アリルオキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−2−
(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフェム−
4−カルボン酸(シン異性体)のN,N−ジメチルホルム
アミド(30ml)溶液に、炭酸セシウム(0.47g)を加
える。混合物を25℃で30分間攪拌し、酢酸1−ブロモ
エチル(1.35g)をこれに0〜3℃で滴下する。1時間
攪拌後、反応混合物を酢酸エチル(200ml)中に注
ぎ、不溶物を去する。液を水(200ml,2回)、
炭酸水素ナトリウム水溶液(100ml,1回)および塩
化ナトリウム飽和水溶液で順次洗浄し、硫酸マグネシウ
ムで乾燥する。酢酸エチルを減圧下に留去し、残渣をジ
イソ プロピルエーテル中で粉砕して、7−〔2−(2
−アミノチアゾール−4−イル)−2−アリルオキシイ
ミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−2−(3−ピリジ
ル)ビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボン
酸1−アセトキシエチル(シン異性体)(0.63g)を得
る。
IR(ヌジョール):3150-3300(ブロード),1760-1780
(ブロード),1670,1255,1220,1075cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.52(3H,d,J=6Hz),2.06(3H,s),3.6-
3.76(2H,m),3.6-4.2(2H,m),4.58(2H,d,J=5Hz),5.0-5.4
8(3H,m),5.68-6.16(2H,m),6.64(2H,dd,J=12Hz,24Hz),
6.72(1H,s),6.84-7.07(1H,m),7.44(1H,dd,J=5Hz,9Hz),
7.88(1H,d,J=8Hz),8.36-8.52(1H,m),8.52-8.68(1H,m),
9.59(1H,d,J=8Hz) 実施例22 実施例21と同様にして下記化合物を得る。
(1)7−〔2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)
−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフ
ェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3250,1775,1715,1690,1660cm-1 (2)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−
3−イル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド〕−
3−〔(Z)−2−フェニルビニルチオメチル〕−3−セ
フェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):1770,1720,1670,1620,1520cm-1 (3)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−
3−イル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド〕−
3−〔(Z)−2−(2−ピリジル)ビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン
異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1715,1670,1610,1590,1520cm
-1 (4)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−
3−イル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド〕−
3−〔(E)−2−(2−ピリジル)ビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン
異性体)。
IR(ヌジョール):1780,1720,1670,1600,1580,1520cm
-1 (5)7−〔2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)
−2−(2−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフ
ェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1710,1690,1660,1580,1540cm
-1 (6)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−2−
(2−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフェム−
4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1775,1715,1665,1610,1590,1520cm
-1 (7)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−
3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3−
〔(Z)−2−(2−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3
−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。
NMR(DMSO-d6,δ):1.23(3H,t,J=7Hz),3.67(2H,ブロー
ドs),3.53-4.30(2H,m),4.17(2H,q,J=7Hz),5.27(1H,d,J
=5Hz),5.90(1H,dd,J=5Hz,8Hz),6.33(1H,d,J=11Hz),
6.70(1H,d,J=11Hz),6.97(1H,s),7.07-7.90(13H,m),8.1
0(2H,ブロードs),8.47-8.67(1H,m),9.57(1H,d,J=8Hz) (8)7−(2−フェニルアセトアミド)−3−〔(Z)−2
−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフェム
−4−カルボン酸ベンズヒドリル。
IR(ヌジョール):1770,1705,1640cm-1 (9)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−2−
(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフェム−
4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1710,1670,1610,1530,1300,12
40cm-1 (10)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕−
3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異
性体)。
IR(ヌジョール):3300,3150,1780,1720,1675,1610,15
30cm-1 (11)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニル
チオメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒ
ドリル・沃化物(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1720,1670,1610,1570,1520cm
-1 (12)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔2−(3−ピリジル)エチニルチオメチル〕−3−
セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):2170,1775,1720,1670,1520cm-1 (13)7−〔2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド〕−3−
〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3
−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3250,1775,1710,1650m-1 (14)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−アリルオキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−
2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフェ
ム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1720,1670,1610,1530,1300,12
40cm-1 (15)7−〔2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−プロピニルオキシイミノ)アセトアミ
ド〕−3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメ
チル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1715,1660,1530cm-1 (16)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−(2−プロピニルオキシイミノ)アセトアミド〕−
3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン
異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1710,1660,1600,1520cm-1 (17)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド〕
−3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチ
ル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1720,1670,1610,1520cm-1 (18)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド〕
−3−〔(Z)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セ
フェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3300,2210,1780,1720,1680,1620cm
-1 (19)7−アミノ−3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビ
ニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベン
ズヒドリル。
IR(ヌジョール):1760,1710cm-1 製造例10 3−〔(Z)−2−(トリチルチオ)ビニル〕ピリジン
(5g)および沃化メチル(8.3ml)の乾燥塩化メチレ
ン(100ml)中混合物を常温で24時間攪拌する。反応
混合物をジエチルエーテル中に攪拌下に注ぐ。生成する
沈殿を取してジエチルエーテルで洗浄し、常温で風乾
して、3〔(Z)−2−(トリチルチオ)ビニル〕−1−
メチルピリジニウム・沃化物(6.64g)を黄色粉末とし
て得る。
NMR(DMSO-d6,δ):4.33(3H,s),6.35,6.55(2H,ABq,J=
12Hz),7.0-7.4(18H,m),8.40(1H,dd,J=5Hz,8Hz),8.57(1
H,d,J=8Hz),8.73(1H,d,J=5Hz),8.90(1H,s) 製造例11 (E)−3−クロロアクリロニトリル(0.1g)のテトラヒ
ドロフラン(2ml)溶液に、トリフェニルメタンチオー
ル(0.332g)およびトリエチルアミン(0.175ml)を氷
冷下に加える。混合物を常温で16時間攪拌し、氷水中
に注ぐ。混合物を酢酸エチルで抽出する。抽出液を食塩
水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下
に留去して、(E)−3−トリチルチオアクリロニトリル
(0.37g)を得る。
IR(フィルム):2210,1560,1490,1440cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):5.26(1H,d,J=16Hz),5.78(1H,d,J
=16Hz),7-7.3(15H,m) 製造例12 製造例5と同様にして下記化合物を得る。
〔(E)−2−シアノビニルチオ〕銀。
IR(ヌジョール):2210,1540,920,860cm-1 製造例13 製造例3と同様にして下記化合物を得る。
2−メチル−5−〔(Z)−2−(トリチルチオ)ビニ
ル〕ピリジン。
IR(ヌジョール):1590,1490,1445cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):2.43-2.60(3H,hidden),5.93,6.40
(2H,ABq,J=10Hz),6.93-7.50(16H,m),7.80(1H,dd,J=3H
z,7Hz),8.50(1H,d,J=3Hz) 製造例14 製造例5と同様にして下記化合物を得る。
〔(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチ
オ〕銀。
IR(ヌジョール):1570,1540cm-1 製造例15 N,N−ジイソプロピルアミン(3.39ml)の無水テトラヒ
ドロフラン(80ml)溶液に、1.55Mn−ヘキサン中n
−ブチルリチウムを14.9mlを60℃で加える。混合物を
0℃で30分間攪拌する。この溶液に2−エトキシ−1,
3−オキサチオラン(3ml)のテトラヒドロフラン(5m
l)溶液を−60〜−70℃で加える。混合物を−65
℃で30分間攪拌後、混合物を硝酸銀(8.46g)の水
(20ml)とメタノール(80ml)との混合物溶液に氷
冷下に注ぎ、30分間攪拌して希塩酸でpH6.5に調整す
る。沈殿を取して水、メタノールおよびジエチルエー
テルで順次洗浄し、乾燥してビニルチオ銀(7.41g)を
得る。
製造例16 五塩化燐(624mg)の塩化メチレン(15ml)中懸濁
液にピリジン(0.242ml)を−20℃で加える。混合物
を同温で20分間攪拌後、7−(2−フェニルアセトア
ミド)−3−クロロメチル−3−セフェム−4−カルボ
ン酸p−ニトロベンジル(502mg)を混合物に−20
℃で加える。混合物を氷冷下に30分間攪拌する。混合
物にメタノール(0.65ml)を−20℃で加え、この混合
物を−20〜−5℃で1時間攪拌する。これに水(0.7m
l)を氷冷下に加える。混合物を同温で1時間攪拌して
沈殿を得る。沈殿を取して塩化メチレン、水およびジ
イソプロピルエーテルで順次洗浄し、五酸化燐で乾燥し
て、7−アミノ−3−クロロメチル−3−セフェム−4
−カルボン酸p−ニトロベンジル・モノ塩酸塩(0.35
g)を得る。
IR(ヌジョール):2600,1780,1715,1610,1530,1500,13
60,1310,1235cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.77(2H,s),4.51および4.65(2H,AB
q,J=14Hz),5.22(1H,d,J=5Hz),5.31(1H,d,J=5Hz),5.4
5(2H,s),7.70(2H,d,J=8Hz),8.23(2H,d,J=8Hz) 製造例17 製造例8と同様にして下記化合物を得る。
(1)7−〔2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−イソプロポキシイミノアセトアミド〕−3−
クロロメトル−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒ
ドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1780,1720,1540cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.23(2H,d,J=6Hz),3.5-3.8(2H,
m),4.2-4.6(3H,m),5.27(1H,d,J=5Hz),5.93(1H,dd,J=5
Hz,8Hz),6.93(1H,s),7.1-7.6(11H,m),8.46(1H,s),9.60
(1H,d,J=8Hz) (2)7−〔2−メトキシイミノ−2−{2−(2,2,2−ト
リフルオロアセトアミド)チアゾール−4−イル}アセ
トアミド〕−3−クロロメチル−3−セフェム−4−カ
ルボン酸p−ニトロベンジル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3240,1775,1720,1660,1520,1345,12
60,1210cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.4-4.0(2H,m),3.93(3H,s),4.58(2
H,ブロードs),5.30(1H,d,J=5Hz),5.47(2H,s),5.95(1H,
dd,J=5Hzおよび8Hz),7.55(1H,s),7.73(2H,d,J=8Hz),
8.28(2H,d,J=8Hz),9.78(1H,d,J=8Hz) (3)7−〔2−{(Z)−2−シアノビニルチオ}アセトア
ミド〕−3−クロロメチル−3−セフェム−4−カルボ
ン酸ベンズヒドリル。
IR(ヌジョール):2210,1780,1720,1690cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.67(2H,ブロードs),3.7(2H,s),4.
4(2H,ブロードs),5.2(1H,d,J=5Hz),5.7(1H,d,J=10H
z),5.8(1H,dd,J=8Hz,5Hz),6.98(1H,s),7.2-7.67(10H,
m),7.63(1H,d,J=10Hz),9.22(1H,d,J=8Hz) 実施例23 7−アミノ−3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニル
チオメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸(0.72
g)の乾燥テトラヒドロフラン(10ml)中懸濁液に、
ビス(トリメチルシリル)アセトアミド(1.7ml)を常
温で加え、混合物を同温で1時間攪拌する。一方別に、
2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(3−
チエタニルオキシイミノ)酢酸(シン異性体)(0.42
g)およびジイソプロピルエチルアミン(0.56mmol)の
N,N−ジメチルホルムアミド(15ml)溶液に、塩化メ
シル(0.25ml)を−55℃で加え、混合物を1時間攪拌
する。この溶液を上記反応混合物に−30℃で加える。
混合物を−30〜0℃で1時間攪拌し、水と酢酸エチル
との混合物に攪拌下に加える。混合物を炭酸水素ナトリ
ウム飽和水溶液でpH7に調整する。水層を分離し、減圧
濃縮して酢酸エチルを回収し、非イオン性吸着樹脂「ダ
イヤイオンHP−20」(20ml)を使用するカラムク
ロマトグラフィーに付す。カラムを水洗後、20%イソ
プロピルアルコール水溶液で溶出する。目的化合物を含
む画分を集め、イソプロピルアルコールを減圧下に留去
し、凍結乾燥して、7−〔2−(2−アミノチアゾール
−4−イル)−2−(3−チエタニルオキシイミノ)ア
セトアミド〕−3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニ
ルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸(アン
チ異性体)(0.2g)を得る。
mp:150℃(分解) IR(ヌジョール):1780,1660,1520cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.0-4.3(8H,m),5.0-5.5(2H,m),5.7
5(1H,dd,J=5Hz,8Hz),6.45,6.80(2H,ABq,J=12Hz),7.07
(2H,ブロードs),7.38(1H,dd,J=5Hz,8Hz),7.57(1H,s),
7.8(1H,d,J=8Hz),8.37(1H,d,J=5Hz),8.60(1H,m),9.40
(1H,d,J=8Hz) 実施例24 実施例1と同様にして下記化合物を得る。
(1)7−〔2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−イソプロポキシイミノアセトアミド〕−3−
〔(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニルチ
オメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒド
リル・硝酸塩)シン異性体)。
IR(ヌジョール):1780,1720,1670,1540cm-1 (2)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−イソプロポキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)
−2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニルチオメチ
ル〕−3−セフェム−4−カルボキシレート(シン異性
体)。
mp:145℃(分解) IR(ヌジョール):1770,1670,1600cm-1 (3)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−
3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3−
(2−トリメチルシリルエチニルチオメチル)−3−セ
フェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
mp:123℃(分解) IR(ヌジョール):3300,3190,2080,1765,1670,1615,15
15cm-1 (4)7−〔2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−(3−チエタニルオキシイミノ)アセトアミ
ド〕−3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメ
チル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1660,1240,1160cm-1 (5)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−(3−チエタニルオキシイミノ)アセトアミド〕−
3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン
異性体)。
IR(ヌジョール):1780,1720,1670,1620,1530cm-1 (6)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−(3−チエタニルオキシイミノ)アセトアミド〕−
3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
mp:160℃(分解) IR(ヌジョール):1760,1660,1620,1540cm-1 (7)7−〔2−(2−シクロペンテン−1−イル)オキ
シイミノ−2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)アセトアミド〕−3−〔(Z)−2−(3−ピリジ
ル)ビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボン
酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1660,1530cm-1 (8)7−〔2−(2−シクロペンテン−1−イル)オキ
シイミノ−2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)アセトアミド〕−3−〔(Z)−2−(3−ピリジ
ル)ビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボン
酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1760,1690,1650,1610,1560,1530cm
-1 (9)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−(2−シクロペンテン−1−イル)オキシイミノア
セトアミド〕−3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニ
ルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸(シン
異性体)。
IR(ヌジョール):1760,1660,1620,1580,1520cm-1 (10)7−〔2−(2−シクロペンテン−1−イル)オキ
シイミノ−2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)アセトアミド〕−3−〔(Z)−2−シアノビニルチ
オメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒド
リル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2220,1780,1720,1680cm-1 (11)7−〔2−(2−シクロペンテン−1−イル)オキ
シイミノ−2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)アセトアミド〕−3−〔(Z)−2−シアノビニルチ
オメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3230,2220,1780,1670cm-1 (12)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−(2−シクロペンテン−1−イル)オキシイミノア
セトアミド〕−3−〔(Z)−2−シアノビニルチオメチ
ル〕−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,2210,1760,1660cm-1 (13)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(5−アミノ
−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトアミド〕
−3−〔(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニ
ルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸(シン
異性体)。
IR(ヌジョール):3300,3150,1760,1670,1610,1580,15
20cm-1 (14)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(5−アミノ
−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトアミド〕
−3−〔(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニ
ルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズ
ヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,3150,1780,1720,1680,1610,15
30,1490,1300,1240cm-1 (15)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(2−アミノ
チアゾール−4−イル)アセトアミド〕−3−〔(Z)−
2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,3150,1760,1670,1610,1580,15
20cm-1 (16)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(2−アミノ
チアゾール−4−イル)アセトアミド〕−3−〔(Z)−
2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン
異性体)。
IR(ヌジョール):3300,3150,1780,1720,1670,1610,15
30,1300,1240cm-1 (17)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(2−ホルム
アミドチアゾール−4−イル)アセトアミド〕−3−
〔(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチオ
メチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリ
ル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3250,3150,1780,1710,1690,1660,15
40,1270,1240cm-1 (18)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチ
オメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒド
リル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1710,1670,1610,1515cm-1 (19)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチ
オメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性
体)。
mp:175℃(分解) IR(ヌジョール):1770,1665,1610,1530cm-1 (20)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェ
ム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2210,1780,1720,1675,1610cm-1 (21)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェ
ム−4−カルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,2210,1770,1680,1620cm-1 (22)7−〔2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)
−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−
カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2210,1780,1710,1680,1660cm-1 (23)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−2−
シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボ
ン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2210,1770,1715,1670,1610cm-1 (24)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−2−
シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボ
ン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,2220,1775,1670cm-1 (25)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(2−ホルム
アミドチアゾール−4−イル)アセトアミド〕−3−
〔(Z)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム
−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2210,1780,1715,1680cm-1 (26)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(2−アミノ
チアゾール−4−イル)アセトアミド〕−3−〔(Z)−
2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カ
ルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2210,1770,1715,1665,1610cm-1 (27)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(2−アミノ
チアゾール−4−イル)アセトアミド〕−3−〔(Z)−
2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カ
ルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,2220,1770,1670,1620cm-1 (28)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−メトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェ
ム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2210,1770,1715,1670,1610cm-1 (29)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−メトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェ
ム−4−カルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,2210,1770,1670,1620cm-1 (30)7−〔2−{(Z)−2−シアノビニルチオ}アセト
アミド〕−3−〔(Z)−2−シアノビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル。
IR(ヌジョール):2210,1780,1715,1665cm-1 (31)7−〔2−{(Z)−2−シアノビニルチオ}アセト
アミド〕−3−〔(Z)−2−シアノビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸。
IR(ヌジョール):3300,2210,1775,1710,1670cm-1 (32)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(E)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェ
ム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2210,1780,1720,1680cm-1 (33)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(E)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェ
ム−4−カルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,2220,1780,1675,1620cm-1 (34)7−〔2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(E)
−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−
カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2210,1780,1715,1680cm-1 (35)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(E)−2−
シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボ
ン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2220,1780,1720,1675,1615cm-1 (36)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(E)−2−
シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボ
ン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,2210,1765,1665,1620cm-1 (37)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(2−ホルム
アミドチアゾール−4−イル)アセトアミド〕−3−
〔(E)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム
−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2220,1780,1720,1680cm-1 (38)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(2−アミノ
チアゾール−4−イル)アセトアミド〕−3−〔(E)−
2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カ
ルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2220,1780,1720,1670,1615cm-1 (39)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(2−アミノ
チアゾール−4−イル)アセトアミド〕−3−〔(E)−
2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カ
ルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2200,1765,1660cm-1 (40)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(5−アミノ
−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトアミド〕
−3−〔(E)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セ
フェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):2210,1770,1720,1670,1610cm-1 (41)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(5−アミノ
−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトアミド〕
−3−〔(E)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セ
フェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,2220,1770,1675,1620cm-1 実施例25 7−〔2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イル)
−2−イソプロポキシイミノアセトアミド−3−〔(Z)
−2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニルチオメチ
ル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル・
硝酸塩(8.25g)を、濃塩酸(2.9ml)とメタノール
(215ml)との混合溶媒溶液に加える。混合物を30
℃で数時間攪拌し、テトラヒドロフランと塩化ナトリウ
ム水溶液との混合物中に注ぐ。有機層を分取して塩化ナ
トリウム飽和水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥
してジエチルエーテルで粉砕、過して粉末(5.18g)
を得る。この粉末(1.38g)のアニソール(1.3ml)と
塩化メチレン(4ml)との混合物溶液に、トリフルオロ
酢酸(2.6ml)を0℃で加える。混合物を同温で1時間
攪拌し、ジエチルエーテル中に滴下する。生成する沈殿
を取してジエチルエーテルで洗浄する。沈殿を水に、
炭酸水素ナトリウムで調整しながらpH4で溶解し、水溶
液を非イオン性吸着樹脂「ダイヤイオンHP−20」
(26ml)を使用するカラムクロマトグラフィーに付
す。20%イソプロピルアルコール水溶液で溶出する。
目的化合物を含む溶出液を集め、減圧下にイソプロピル
アルコールを留去し、凍結乾燥して粉末(300mg)を
得る。粉末を濃塩酸(0.1ml)、メタノール(10ml)
およびテトラヒドロフラン(5ml)の混合物に溶解し、
混合物を30℃で半時間攪拌する。反応混合物を水中に
注ぎ、炭酸水素ナトリウムでpH6.4に調整する。水溶液
を非イオン性吸着樹脂「ダイヤイオンHP−20」を使
用するカラムクロマトグラフィーに付す。20%イソプ
ロピルアルコール水溶液で溶出する。目的化合物を含む
溶出液を集め、イソプロピルアルコールを減圧下に留去
し、凍結乾燥して、7−〔2−(2−アミノチアゾール
−4−イル)−2−イソプロポキシイミノアセトアミ
ド〕−3−〔(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニ
オ)ビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボキ
シレート(シン異性体)(170mg)を得る。
mp:145℃ IR(ヌジョール):1770,1670,1600cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.18(6H,d,J=6Hz),4.0-4.5(5H,
m),4.98(1H,d,J=5Hz),5.53(1H,dd,J=5Hz,8Hz),6.5,7.
9(2H,ABq,J=12Hz),6.65(1H,s),7.13(2H,s),8.05(1H,d
d,J=5Hz,8Hz),8.53(1H,d,J=8Hz),8.7(1H,d,J=5Hz),
9.0(1H,s),9.33(1H,d,J=8Hz) 実施例26 実施例3〜7と同様にして下記化合物を得る。
(1)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−(3−チエタニルオキシイミノ)アセトアミド〕−
3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸(アンチ異性体)。
mp:150℃(分解) IR(ヌジョール):1780,1660,1520cm-1 (2)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−
3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド−3−
〔2−トリメチルシリルエチニルチオメチル)−3−セ
フェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
mp:123℃(分解) IR(ヌジョール):3300,3190,2080,1765,1670,1615,15
15cm-1 (3)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−(3−チエタニルオキシイミノ)アセトアミド〕−
3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
mp:160℃(分解) IR(ヌジョール):1760,1660,1620,1540cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.0-4.3(6H,m),5.1-5.3(2H,m),5.7
5(1H,dd,J=5Hz,8Hz),6.47,6.77(2H,ABq,J=12Hz),6.75
(1H,s),7.20(2H,ブロードs),7.35(1H,dd,J=5Hz,8Hz),
7.80(1H,m),9.57(1H,d,J=8Hz) (4)7−〔2−(2−シクロペンテン−1−イル)オキ
シイミノ−2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)アセトアミド〕−3−〔(Z)−2−(3−ピリジ
ル)ビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボン
酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1760,1690,1650,1610,1560,1530cm
-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.70-2.40(4H,m),3.60(2H,s),3.9
0,4.17(2H,ABq,J=12Hz),5.10-5.40(2H,m),5.60-6.2(3
H,m)6.50,6.85(2H,ABq,J=10Hz),7.35(1H,s),7.52(1H,d
d,J=5Hz,8Hz),7.97(1H,dt,J=2Hz,8Hz),8.4-8.6(2H,
m),8.65(1H,d,J=2Hz),9.57(1H,d,J=8Hz) (5)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−(2−シクロペンテン−1−イル)オキシイミノア
セトアミド〕−3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニ
ルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸(シン
異性体)。
IR(ヌジョール):1760,1660,1620,1580,1520cm-1 (6)7−〔2−(2−シクロペンテン−1−イル)オキ
シイミノ−2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)アセトアミド〕−3−〔(Z)−2−シアノビニルチ
オメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3230,2220,1780,1670cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.9-2.4(4H,m),3.6(2H,ブロード
s),3.77および4.23(2H,ABq,J=14Hz),5.17(1H,d,J=5H
z),5.2-6.2(4H,m)5.7(1H,d,J=11Hz),7.34(1H,s),7.73
(1H,d,J=11Hz),8.5(1H,s),9.60(1H,d,J=8Hz) (7)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−(2−シクロペンテン−1−イル)オキシイミノア
セトアミド〕−3−〔(Z)−2−シアノビニルチオメチ
ル〕−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,2210,1760,1660cm-1 (8)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(5−アミノ
−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトアミド〕
−3−〔(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニ
ルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸(シン
異性体)。
mp:161〜166℃(分解) IR(ヌジョール):3300,3150,1760,1670,1610,1580,15
20cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):2.59(3H,s),3.62(2H,ブロードs),
3.80および4.20(2H,ABq,J=14Hz),4.6-4.8(2H,m)5.0-5.
5(3H,m),5.18(1H,d,J=5Hz),5.82(1H,dd,J=5Hzおよび8
Hz),6.49(1H,d,J=11Hz),6.79(1H,d,J=11Hz),7.3-7.5
(1H,m),7.7-8.0(1H,m),8.10(2H,ブロードs),8.4-8.5(1
H,m),8.57(1H,d,J=8Hz) (9)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(2−アミノ
チアゾール−4−イル)アセトアミド〕−3−〔(Z)−
2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
mp:157〜163℃ IR(ヌジョール):3300,3150,1760,1670,1610,1580,15
20cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):2.59(3H,s),3.62(2H,ブロードs),
3.80および4.20(2H,ABq,J=14Hz),4.6-4.8(2H,m)5.0-5.
5(3H,m),5.18(1H,d,J=5Hz),5.82(1H,dd,J=5Hzおよび8
Hz),6.49(1H,d,J=11Hz),6.79(1H,d,J=11Hz),7.3-7.5
(1H,m),7.7-8.0(1H,m),8.10(2H,ブロードs),8.4-8.5(1
H,m),8.57(1H,d,J=8Hz) (10)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチ
オメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性
体)。
mp:175℃(分解) IR(ヌジョール):1770,1665,1610,1530cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.23(3H,t,J=7Hz),2.43-2.63(3H,
s,hidden),3.63(2H,ブロードs),3.77および4.17(2H,AB
q,J=14Hz),4.20(2H,q,J=7Hz),5.30(1H,d,J=5Hz)5.80
(1H,dd,J=5Hz,8Hz),6.43および6.73(2H,ABq,J=11Hz),
7.30(1H,d,J=8Hz),7.83(1H,dd,J=3Hz,8Hz),8.07(2H,
ブロードs),8.50(1H,d,J=3Hz)および9.50(1H,d,J=8H
z) (11)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェ
ム−4−カルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,2210,1770,1680,1620cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.23(3H,t,J=7Hz),3.6(2H,ブロー
ドs),3.9-4.12(2H,m),4.2(2H,q,J=7Hz),5.2(1H,d,J=5
Hz)5.7(1H,d,J=11Hz),5.8(1H,dd,J=8Hz,5Hz),7.75(1
H,d,J=11Hz),8.10(2H,ブロードs),9.53(1H,d,J=8Hz) (12)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−イトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−2−
シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボ
ン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,2220,1775,1670cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.5(2H,ブロードs),3.73(3H,s),
3.6-4.3(2H,m),5.1(1H,p,J=5Hz),5.63(1H,d,J=11Hz)
5.7(1H,dd,J=8Hz,5Hz),6.63(1H,s),7.65(1H,d,J=11H
z),9.50(1H,d,J=8Hz) (13)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(2−アミノ
チアゾール−4−イル)アセトアミド〕−3−〔(Z)−
2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カ
ルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,2220,1770,1670,1620cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.53(2H,ブロードs),3.6および4.2
(2H,ABq,J=13Hz),4.57(2H,d,J=5Hz),5.1-6.2(4H,m),
5.17(1H,d,J=5Hz),5.67(1H,d,J=11Hz)6.7(1H,s),7.7
(1H,d,J=11Hz),9.60(1H,d,J=8Hz) (14)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−メトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェ
ム−4−カルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,2210,1770,1670,1620cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.6(2H,ブロードs),4.8および4.23
(2H,ABq,J=13Hz),4.9(3H,s),5.17(1H,d,J=5Hz),5.7(1
H,d,J=11Hz),5.8(1H,dd,J=8Hz,5Hz),7.75(1H,d,J=11
Hz),8.1(2H,ブロードs),9.57(1H,d,J=8Hz) (15)7−〔2−{(Z)−2−シアノビニルチオ}アセト
アミド〕−3−〔(Z)−2−シアノビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸。
IR(ヌジョール):3300,2210,1775,1710,1670cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.62(2H,m),3.71(2H,s),3.82およ
び4.28(2H,ABq,J=13Hz),5.17(1H,d,J=5Hz),5.71(2H,
d,J=10Hz),5.74(1H,dd,J=8Hz,5Hz),7.67(1H,d,J=10H
z),7.80(1H,d,J=10Hz),9.32(1H,d,J=8Hz) (16)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(E)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェ
ム−4−カルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,2220,1780,1675,1620cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.27(3H,t,J=7Hz),3.6(2H,ブロー
ドs),3.83-4.2(2H,m),4.2(2H,q,J=7Hz),5.2(1H,d,J=5
Hz),5.73(1H,d,J=15Hz),5.83(1H,dd,J=8Hz,5Hz),7.90
(1H,d,J=15Hz),8.12(2H,ブロードs),9.60(1H,d,J=8H
z) (17)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(E)−2−
シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボ
ン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,2210,1765,1665,1620cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.5-3.75(2H,m),3.75-4.2(2H,m),
3.88(2H,s),5.20(1H,d,J=5Hz),5.78(1H,d,J=15Hz),5.
80(1H,dd,J=8Hz,5Hz),7.92(1H,d,J=15Hz),9.67(1H,d,
J=8Hz) (18)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(2−アミノ
チアゾール−4−イル)アセトアミド〕−3−〔(E)−
2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カ
ルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2200,1765,1660cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.67(2H,ブロードs),3.87および4.
2(2H,ABq,J=14Hz),4.65(2H,d,J=5Hz),5.15-6.2(4H,
m),5.23(1H,d,J=5Hz),5.77(1H,d,J=16Hz),6.8(1H,s),
7.9(1H,d,J=16Hz),9.67(1H,d,J=8Hz) (19)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(5−アミノ
−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトアミド〕
−3−〔(E)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セ
フェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,2220,1770,1675,1620cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.35-4.33(4H,m),4.69(2H,dJ=5H
z),5.15-6.2(4H,m),5.22(1H,d,J=5Hz),5.75(1H,d,J=1
5Hz),7.91(1H,d,J=15Hz),8.15(2H,ブロードs),9.67(1
H,d,J=8Hz) (20)7−アミノ−2−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビ
ニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸。
IR(ヌジョール):1780,1620cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.3-4.3(4H,m),4.85(1H,d,J=5H
z),5.07(1H,d,J=5Hz),6.50,6.80(2H,ABq,J=12Hz),7.2
-7.5(1H,m),7.6-7.9(1H,m),8.2-8.8(2H,m) 実施例27 3−〔(Z)−2−(トリチルチオ)ビニル〕−1−メチ
ルピリジニウム・沃化物(10g)のメタノール(40
0ml)溶液に、硝酸銀(7.2g)の水(20ml)とピリ
ジン(2ml)との混合物溶液を氷冷、攪拌下に加える。
混合物を1時間攪拌してジエチルエーテル中に注ぎ、沈
殿を得る。沈殿を取し、真空乾燥して、〔(Z)−2−
(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニルチオ〕銀・硝酸
塩(10g)の粗生成物を得る。〔(Z)−2−(1−メ
チル−3−ピリジニオ)ビニルチオ〕銀・硝酸塩(0.8
g)粗生成物と沃化ナトリウム(2.67g)との混合物
を、N,N−ジメチルホルムアミド(15ml)およびアセ
トニトリル(5ml)の混合物に加え、この混合物を常温
で20分間攪拌する。反応混合物に7−〔2−(2−ホ
ルムアミドチアゾール−4−イル)−2−イソプロポキ
シイミノアセトアミド〕−3−クロロメチル−3−セフ
ェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)
(0.65g)を氷冷下に加える。混合物を同温で3時間、
常温で1時間攪拌する。混合物を過し、液を塩化ナ
トリウム飽和水溶液中に注ぐ。
水層をジエチルエーテルで洗浄し、テトラヒドロフラン
で抽出する。抽出液を塩化ナトリウム飽和水溶液で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥して減圧濃縮し、ジエチル
エーテルで粉砕して、7−〔2−(2−ホルムアミドチ
アゾール−4−イル)−2−イソプロポキシイミノアセ
トアミド〕−3−〔(Z)−2−(1−メチル−3−ピリ
ジニオ)ビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カル
ボン酸ベンズヒドリル・硝酸塩(シン異性体)(670
mg)を得る。
IR(ヌジョール):1780,1720,1670,1540cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.25(6H,d,J=6Hz),3.45-4.1(4H,
m),4.33(3H,s),5.28(1H,d,J=5Hz),5.93(1H,dd,J=5Hz,
8Hz),6.50,7.0(2H,ABq,J=12Hz),6.93(1H,s),7.2-7.6(1
1H,m),8.08(1H,dd,J=5Hz,8Hz),8.3-8.6(2H,m),8.75(1
H,d,J=8Hz),8.88(1H,s),9.57(1H,d,J=8Hz) 実施例28 7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3
−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3−ア
セトキシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸(シン
異性体)(10g)および塩化トリメチルシリル(5.95
g)のテトラヒドロフラン(200ml)溶液に、トリエ
チルアミン(6.23ml)を氷冷下に加える。混合物を常温
で2時間攪拌する。沈殿を去して乾燥テトラヒドロフ
ランで洗浄する。液を洗液とを合わせて減圧濃縮す
る。残渣をアセトニトリル(100ml)に溶解してこの
溶液に沃化トリメチルシリル(5.7ml)を常温で加え
る。混合物を30分間攪拌し、減圧濃縮して残渣(A)を
得る。
一方別に、トリメチルシリルアセチレン(5.7ml)のテ
トラヒドロフラン(70ml)溶液に1.55Nn−ヘキサン
中n−ブチルリチウム(20.6ml)を−60℃で加える。
混合物の温度を−25℃に上昇せしめる。混合物にイオ
ウ(1.15g)を−25℃で一挙に加える。混合物を氷冷
下に30分間攪拌し、温度を15℃に上昇せしめて残渣
(A)のテトラヒドロフラン(150ml)溶液に−40℃
に加える。混合物の温度を0℃に上昇せしめて氷水と酢
酸エチルとの混合物中に注ぎ、混合物を炭酸水素ナトリ
ウム飽和水溶液でpH7.5に調整する。水層を分取して希
塩酸でpH2に調整し、酢酸エチルで抽出する。抽出液を
塩化ナトリウム飽和水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウム
で乾燥して減圧濃縮し、ジイソプロピルエーテルで粉砕
して、7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾー
ル−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−
3−(2−トリメチルシリルエチニルチオメチル)−3
−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)(6.67g)
を得る。
mp:123℃(分解) IR(ヌジョール):3300,3190,2080,1765,1670,1615,15
15cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.27(3H,t,J=8Hz),3.67(2H,ブロ
ードs),3.73,4.13(2H,ABq,J=14Hz),4.20(2H,q,J=8H
z),5.14(1H,d,J=5Hz),5.80(1H,dd,J=5Hz,8Hz),8.07(2
H,ブロードs),9.53(1H,d,J=8Hz) 実施例29 実施例9〜12,14および27と同様にして下記化合
物を得る。
(1)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−(3−チエタニルオキシイミノ(アセトアミド〕−
3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸(アンチ異性体)。
mp:150℃(分解) IR(ヌジョール):1780,1660,1520cm-1 (2)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−イソプロポキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)
−2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニルチオメチ
ル〕−3−セフェム−4−カルボキシレート(シン異性
体)。
mp:145℃(分解) IR(ヌジョール):1770,1670,1600cm-1 (3)7−〔2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−(3−チエタニルオキシイミノ)アセトアミ
ド〕−3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメ
チル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1660,1240,1160cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.3-4.0(6H,m),5.1-5.4(2H,m),5.9
3(1H,dd,J=5Hz,8Hz),6.35,6.53(2H,ABq,J=12Hz),6.97
(1H,s),7.10-7.60(11H,m),7.77(2H,m),8.37(1H,dd,J=2
Hz,5Hz),8.48(1H,s),8.55(1H,d,J=2Hz),9.70(1H,d,J=
8Hz) (4)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−(3−チエタニルオキシイミノ)アセトアミド〕−
3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン
異性体)。
IR(ヌジョール):1780,1720,1670,1620,1530cm-1 (5)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−(3−チエタニルオキシイミノ)アセトアミド〕−
3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
mp:160℃(分解) IR(ヌジョール):1760,1660,1620,1540cm-1 (6)7−〔2−(2−シクロペンテン−1−イル)オキ
シイミノ−2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)アセトアミド〕−3−〔(Z)−2−(3−ピリジ
ル)ビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボン
酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1660,1530cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.70-2.40(4H,m),3.5-4.3(4H,m),
5.3-5.5(2H,m),5.7-6.4(3,m),6.6(2H,m),7.03(1H,s),7.
2-7.67(11H,m),7.7-8.0(1H,m),8.3-8.8(3H,m),9.75(1H,
d,J=8Hz) (7)7−〔2−(2−シクロペンテン−1−イル)オキ
シイミノ−2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)アセトアミド〕−3−〔(Z)−2−(3−ピリジ
ル)ビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボン
酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1760,1690,1650,1610,1560,1530cm
-1 (8)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−(2−シクロペンテン−1−イル)オキシイミノア
セトアミド〕−3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニ
ルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸(シン
異性体)。
IR(ヌジョール):1760,1660,1620,1580,1520cm-1 (9)7−〔2−(2−シクロペンテン−1−イル)オキ
シイミノ−2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)アセトアミド〕−3−〔(Z)−2−シアノビニルチ
オメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒド
リル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2220,1780,1720,1680cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.8-2.4(4H,m),3.6(2H,ブロード
s),3.95(2H,ブロードs),5.23-6.2(5H,m),5.65(1H,d,J=
11Hz),7.0(1H,s),7.3-7.68(12H,m),8.6(1H,s),9.72(1H,
d,J=8Hz) (10)7−〔2−(2−シクロペンテン−1−イル)オキ
シイミノ−2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)アセトアミド〕−3−〔(Z)−2−シアノビニルチ
オメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3230,2220,1780,1670cm-1 (11)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−(2−シクロペンテン−1−イル)オキシイミノア
セトアミド〕−3−〔(Z)−2−シアノビニルチオメチ
ル〕−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,2210,1760,1660cm-1 (12)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(5−アミノ
−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトアミド〕
−3−〔(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニ
ルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸(シン
異性体)。
IR(ヌジョール):3300,3150,1760,1670,1610,1580,15
20cm-1 (13)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(5−アミノ
−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトアミド〕
−3−〔(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニ
ルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズ
ヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,3150,1780,1720,1680,1610,15
30,1490,1300,1240cm-1 NMR(CDCl3,δ):2.50(3H,s),3.50(2H,ブロードs),3.7
2および3.95(2H,ABq,J=14Hz),4.6-4.9(2H,m),5.1-6.3
(3H,m),5.10(1H,d,J=5Hz),6.01(1H,dd,J=5Hzおよび8H
z),6.20(2H,s),6.75(2H,ブロードs),6.98(1H,s),7.1-7.
5(11H,m),7.5-7.8(1H,m),8.35(1H,d,J=8Hz),8.4(1H,m) (14)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(2−アミノ
チアゾール−4−イル)アセトアミド〕−3−〔(Z)−
2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,3150,1760,1670,1610,1580,15
20cm-1 (15)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(2−アミノ
チアゾール−4−イル)アセトアミド〕−3−〔(Z)−
2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン
異性体)。
IR(ヌジョール):3300,3150,1780,1720,1670,1610,15
30,1300,1240cm-1 (16)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(2−ホルム
アミドチアゾール−4−イル)アセトアミド〕−3−
〔(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチオ
メチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリ
ル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3250,3150,1780,1710,1690,1660,15
40,1270,1240cm-1 NMR(CDCl3,δ):2.52(3H,s),3.53(2H,ブロードs),3.0
9および4.02(2H,ABq,J=14Hz),4.6-4.8(2H,m),5.0-6.2
(3H,m),5.10(1H,d,J=5Hz),6.06(1H,dd,J=5Hzおよび8H
z),6.23(2H,s),7.00(1H,s),7.1-7.7(12H,m),7.7-8.0(1
H,m),8.48(1H,s),8.5(1H,m) (17)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチ
オメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒド
リル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1710,1670,1610,1515cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.24(3H,t,J=7Hz),2.36-2.60(3H,
s,hidden),3.66(2H,ブロードs),3.74,3.98(2H,ABq,J=1
4Hz),4.18(2H,q,J=7Hz),5.26(1H,d,J=5Hz),5.92(1H,d
d,J=5Hz,8Hz),6.41(2H,s),6.98(1H,s),7.12-7.60(11H,
m),7.70(1H,dd,J=3Hz,8Hz),8.10(2H,ブロードs),8.45
(1H,d,J=3Hz),9.58(1H,d,J=8Hz) (18)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチ
オメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性
体)。
mp:175℃(分解) IR(ヌジョール):1770,1665,1610,1530cm-1 (19)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェ
ム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2210,1780,1720,1675,1610cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.25(3H,t,J=7Hz),3.65(2H,ブロ
ードs),4.0(2H,m)4.20(2H,q,J=7Hz),5.28(1H,d,J=5H
z),5.63(1H,d,J=11Hz),5.97(1H,dd,J=8Hz,5Hz),6.95
(1H,s),7.17-7.67(10H,m),7.53(1H,d,J=11Hz),8.10(2
H,ブロードs),9.60(1H,d,J=8Hz) (20)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェ
ム−4−カルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,2210,1770,1680,1620cm-1 (21)7−〔2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)
−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−
カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2210,1780,1710,1680,1660cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.65(2H,ブロードs),3.9(3H,s)4.0
(2H,ブロードs)5.30(1H,d,J=5Hz),5.63(1H,d,J=11H
z),5.93(1H,dd,J=8Hz,5Hz),6.95(1H,s),7.2-7.70(11H,
m),7.52(1H,d,J=11Hz),8.52(1H,s),9.70(1H,d,J=8Hz) (22)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−2−
シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボ
ン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2210,1770,1715,1670,1610cm-1 (23)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−2−
シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボ
ン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,2220,1775,1670cm-1 (24)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(2−ホルム
アミドチアゾール−4−イル)アセトアミド〕−3−
〔(Z)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム
−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2210,1780,1715,1680cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.67(2H,ブロードs),3.83-4.17(2
H,m),4.67(2H,d,J=5Hz),5.12-6.10(4H,m),5.30(1H,d,J
=5Hz),5.65(1H,d,J=11Hz),6.95(1H,s),7.2-7.7(11H,
m),7.53(1H,d,J=11Hz),8.53(1H,s),9.73(1H,d,J=8Hz) (25)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(2−アミノ
チアゾール−4−イル)アセトアミド〕−3−〔(Z)−
2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カ
ルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2210,1770,1715,1665,1610cm-1 (26)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(2−アミノ
チアゾール−4−イル)アセトアミド〕−3−〔(Z)−
2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カ
ルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,2220,1770,1670,1620cm-1 (27)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−メトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェ
ム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2210,1770,1715,1670,1610cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.63(2H,ブロードs),3.9-4.2(2H,
m),3.92(3H,s),5.27(1H,d,J=5Hz),5.63(1H,d,J=11H
z),5.93(1H,dd,J=8Hz,5Hz),6.95(1H,s),7.2-7.6(10H,
m),7.53(1H,d,J=11Hz),8.10(2H,ブロードs),9.6(1H,d,
J=8Hz) (28)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−メトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェ
ム−4−カルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,2210,1770,1670,1620cm-1 (29)7−〔2−{(Z)−2−シアノビニルチオ}アセト
アミド〕−3−〔(Z)−2−シアノビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル。
IR(ヌジョール):2210,1780,1715,1665cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.7(2H,ブロードs),3.76(2H,s)3.8
-4.3(2H,m),5.30(1H,d,J=5Hz),5.7(1H,d,J=10Hz),5.7
5(1H,d,J=10Hz),5.83(1H,dd,J=8Hz,5Hz),7.0(1H,s),
7.2-7.69(10H,m),7.58(1H,d,J=10Hz),7.72(1H,d,J=10
Hz),9.27(1H,d,J=8Hz) (30)7−〔2−{(Z)−2−シアノビニルチオ}アセト
アミド〕−3−〔(Z)−2−シアノビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸。
IR(ヌジョール):3300,2210,1775,1710,1670cm-1 (31)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(E)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェ
ム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2210,1780,1720,1680cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.24(3H,t,J=7Hz),3.48-3.7(2H,
m),3.80(2H,ブロードs),4.12(2H,q,J=7Hz),5.15(1H,d,
J=5Hz),5.52(1H,d,J=15Hz),3.81(1H,dd,J=8Hz,5Hz),
6.82(1H,s),7.0-7.5(10H,m),7.61(1H,d,J=15Hz),7.93
(2H,ブロードs),9.38(1H,d,J=8Hz) (32)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(E)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェ
ム−4−カルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,2220,1780,1675,1620cm-1 (33)7−〔2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(E)
−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−
カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2210,1780,1715,1680cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.7(2H,ブロードs),3.97-4.1(2H,
m),3.97(3H,s),5.33(2H,d,J=5Hz),5.68(1H,d,J=16H
z),5.98(1H,dd,J=8Hz,5Hz),7.02(1H,s),7.3-7.67(10H,
m),7.8(1H,d,J=16Hz),8.57(1H,s),9.75(1H,d,J=8Hz) (34)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(E)−2−
シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボ
ン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2220,1780,1720,1675,1615cm-1 (35)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(E)−2−
シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボ
ン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,2210,1765,1665,1620cm-1 (36)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(2−ホルム
アミドチアゾール−4−イル)アセトアミド〕−3−
〔(E)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム
−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2220,1780,1720,1680cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.54-3.78(2H,m),3.78-3.9(2H,m),
4.67(2H,d,J=5Hz),5.2-6.18(5H,m),5.63(1H,d,J=14H
z),6.98(1H,s),7.25-7.67(11H,m),7.78(1H,d,J=14Hz),
8.53(2H,s),9.8(1H,d,J=8Hz) (37)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(2−アミノ
チアゾール−4−イル)アセトアミド〕−3−〔(E)−
2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カ
ルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2220,1780,1720,1670,1615cm-1 (38)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(2−アミノ
チアゾール−4−イル)アセトアミド〕−3−〔(E)−
2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カ
ルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2200,1765,1660cm-1 (39)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(5−アミノ
−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトアミド〕
−3−〔(E)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セ
フェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):2210,1770,1720,1670,1610cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.65(2H,ブロードs),3.90(2H,ブロ
ードs),4.7(2H,d,J=5Hz),5.13-6.13(4H,m),5.3(1H,d,J
=5Hz),5.67(1H,d,J=16Hz),7.0(1H,s),7.2-7.67(10H,
m),7.8(1H,d,J=16Hz),8.13(2H,ブロードs),9.63(1H,d,
J=8Hz) (40)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(5−アミノ
−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトアミド〕
−3−〔(E)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セ
フェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,2220,1770,1675,1620cm-1 (41)7−アミノ−3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビ
ニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸。
IR(ヌジョール):1780,1620cm-1 (42)7−アミノ−3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビ
ニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベン
ズヒドリル・ジ塩酸塩。
IR(ヌジョール):1780,1700,1580cm-1 (43)7−ヒドロキシベンジリデンアミノ)−3−〔(Z)
−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3−セフ
ェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル。
IR(ヌジョール):1770,1710,1620cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.5-4.0(4H,m),5.4(1H,d,J=5Hz),
5.7(1H,d,J=5Hz),6.4(2H,m),6.8-7.0(3H,m),7.1-7.7(1
4H,m),7.7-7.9(1H,m),8.3-8.6(2H,m),8.77(1H,s) 実施例30 実施例16および17と同様にして下記化合物を得る。
(1)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−(3−チエタニルオキシイミノ)アセトアミド〕−
3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸(アンチ異性体)。
mp:150℃(分解) IR(ヌジョール):1780,1660,1520cm-1 (2)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−イロプロポキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)
−2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニルチオメチ
ル〕−3−セフェム−4−カルボキシレート(シン異性
体)。
mp:145℃(分解) IR(ヌジョール):1770,1670,1600cm-1 (3)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−
3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3−
(2−トリメチルシリルエチニルチオメチル)−3−セ
フェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
mp:123℃(分解) IR(ヌジョール):3300,3190,2080,1765,1670,1615,15
15cm-1 (4)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−(3−チエタニルオキシイミノ)アセトアミド〕−
3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン
異性体)。
IR(ヌジョール):1780,1720,1670,1620,1530cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.4-4.0(6H,m),5.1-5.4(2H,m),5.8
8(1H,dd,J=5Hz,8Hz),6.40,6.53(2H,ABq,J=12Hz),6.80
(1H,s),6.97(1H,s),7.10-7.60(11H,m),7.80(1H,m),8.44
0(1H,dd,J=2Hz,5Hz),8.57(1H,d,J=2Hz),9.60(1H,d,J
=8Hz) (5)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−(3−チエタニルオキシイミノ)アセトアミド〕−
3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
mp:160℃(分解) IR(ヌジョール):1760,1660,1620,1540cm-1 (6)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−(2−シクロペンテン−1−イル)オキシイミノア
セトアミド〕−3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニ
ルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸(シン
異性体)。
IR(ヌジョール):1760,1660,1620,1580,1520cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.70-2.40(4H,m),3.60(2H,s),3.9
0,4.17(2H,ABq,J=12Hz),5.10-5.40(2H,m),5.60-5.95(2
H,m),5.95-6.15(1H,m),6.53,6.87(2H,ABq,J=10Hz),6.7
0(1H,s),7.55(1H,dd,J=5Hz,8Hz),8.00(1H,d,J=8Hz),
8.47(1H,d,J=8Hz),8.65(1H,s),9.50(1H,d,J=8Hz) (7)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−(2−シクロペンテン−1−イル)オキシイミノア
セトアミド〕−3−〔(Z)−2−シアノビニルチオメチ
ル〕−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,2210,1760,1660cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.8-2.4(4H,m),3.56(2H,ブロード
s),3.77および4.22(2H,ABq,J=14Hz),5.17(1H,d,J=5H
z),5.2-6.1(3H,m),5.69(1H,d,J=11Hz),5.73(1H,dd,J=
8Hz,5Hz),6.67(1H,s),7.17(2H,ブロードs),7.72(1H,d,J
=11Hz),9.48(1H,d,J=8Hz) (8)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(5−アミノ
−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトアミド〕
−3−〔(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニ
ルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸(シン
異性体)。
IR(ヌジョール):3300,3150,1760,1670,1610,1580,15
20cm-1 (9)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(5−アミノ
−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトアミド〕
−3−〔(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニ
ルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズ
ヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,3150,1780,1720,1680,1610,15
30,1490,1300,1240cm-1 (10)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(2−アミノ
チアゾール−4−イル)アセトアミド〕−3−〔(Z)−
2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,3150,1760,1670,1610,1580,15
20cm-1 (11)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(2−アミノ
チアゾール−4−イル)アセトアミド〕−3−〔(Z)−
2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン
異性体)。
IR(ヌジョール):3300,3150,1780,1720,1670,1610,15
30,1300,1240cm-1 NMR(CDCl3,δ):2.50(3H,s),3.53(2H,ブロードs),3.6
7および4.00(2H,ABq,J=14Hz),4.6-4.9(2H,m),5.09(1H,
d,J=5Hz),5.2-6.0(3H,m),5.99(1H,dd,J=5Hz,および8H
z),6.23(2H,s),6.83(1H,s),7.0(1H,s),7.1-7.5(11H,m),
7.5-7.8-(1H,m),8.4-8.6(1H,m) (12)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチ
オメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒド
リル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1710,1670,1610,1515cm-1 (13)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチ
オメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性
体)。
mp:175℃(分解) IR(ヌジョール):1770,1665,1610,1530cm-1 (14)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェ
ム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2210,1780,1720,1675,1610cm-1 (15)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェ
ム−4−カルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,2210,1770,1680,1620cm-1 (16)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−2−
シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボ
ン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2210,1770,1715,1670,1610cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.7(2H,ブロードs),3.80-4.2(2H,
m),3.88(3H,s),5.3(1H,d,J=5Hz),5.68(1H,d,J=11Hz),
5.93(1H,dd,J=8Hz,5Hz),6.80(1H,s),6.98(1H,s),7.1-
7.7(12H,m),7.61(1H,d,J=11Hz),9.67(1H,d,J=8Hz) (17)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−2−
シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボ
ン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,2220,1775,1670cm-1 (18)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(2−アミノ
チアゾール−4−イル)アセトアミド〕−3−〔(Z)−
2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カ
ルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2210,1770,1715,1665,1610cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.65(2H,ブロードs),3.8-4.2(2H,
m),3.60(2H,d,J=5Hz),5.0-6.1(4H,m),5.3(1H,d,J=5H
z),5.63(1H,d,J=11Hz),6.75(1H,s),6.95(1H.s),7.0-7.
7(12H,m),7.6(1H,d,J=11Hz),9.63(1H,d,J=8Hz) (19)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(2−アミノ
チアゾール−4−イル)アセトアミド〕−3−〔(Z)−
2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カ
ルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,2220,1770,1670,1620cm-1 (20)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−メトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェ
ム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2210,1770,1715,1670,1610cm-1 (21)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−メトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェ
ム−4−カルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,2210,1770,1670,1620cm-1 (22)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(E)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェ
ム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2210,1780,1720,1680cm-1 (23)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(E)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェ
ム−4−カルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,2220,1780,1675,1620cm-1 (24)7−〔2−アミノチアゾール−4−イル)−2−メ
トキシイミノアセトアミド〕−3−〔(E)−2−シアノ
ビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベ
ンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2220,1780,1720,1675,1615cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.4-3.75(2H,m),3.77(3H,s),3.8-
4.0(2H,m),5.15(1H,d,J=5Hz),5.52(1H,d,J=16Hz),5.7
7(1H,dd,J=8Hz,5Hz),6.61(1H,s),6.81(1H,s),7.03(2H,
ブロードs),7.1-7.5(10H,m),7.62(1H,d,J=16Hz),9.40
(1H,d,J=8Hz) (25)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(E)−2−
シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボ
ン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,2210,1765,1665,1620cm-1 (26)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(2−アミノ
チアゾール−4−イル)アセトアミド〕−3−〔(E)−
2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カ
ルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2220,1780,1720,1670,1615cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.5-3.8(2H,m),3.93(2H,ブロード
s),4.64(2H,d,J=5Hz),5.16-6.2(5H,m),5.67(1H,dd,J=
15Hz),6.8(1H,s),7.0(1H,s),7.18-7.67(12H,m),7.82(1
H,d,J=15Hz),9.72(1H,d,J=8Hz) (27)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(2−アミノ
チアゾール−4−イル)アセトアミド〕−3−〔(E)−
2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カ
ルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2200,1765,1660cm-1 (28)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(5−アミノ
−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトアミド〕
−3−〔(E)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セ
フェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):2210,1770,1720,1670,1610cm-1 (29)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(5−アミノ
−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトアミド〕
−3−〔(E)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セ
フェム−4−カルボン酸(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,2220,1770,1675,1620cm-1 実施例31 実施例19と同様にして下記化合物を得る。
(1)7−〔2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−イソプロポキシイミノアセトアミド〕−3−
〔(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニルチ
オメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒド
リル・硝酸塩(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1780,1720,1670,1540cm-1 (2)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−イロプロポキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)
−2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニルチオメチ
ル〕−3−セフェム−4−カルボキシレート(シン異性
体)。
mp:145℃(分解) IR(ヌジョール):1770,1670,1600cm-1 実施例32 実施例21と同様にして下記化合物を得る。
(1)7−〔2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル
メトキシイミノ)−2−{2−(2,2,2−トリフルオロ
アセトアミド)チアゾール−4−イル}アセトアミド〕
−3−ビニルチオメチル−3−セフェム−4−カルボン
酸p−ニトロベンジル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1760,1730,1680,1605,1580,1520,13
50,1260,1210cm-1 (2)7−〔2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−イソプロポキシイミノアセトアミド〕−3−
〔(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニルチ
オメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒド
リル・硝酸塩(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1780,1720,1670,1540cm-1 (3)7−〔2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−(3−チエタニルオキシイミノ)アセトアミ
ド〕−3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメ
チル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1660,1240,1160cm-1 (4)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−(3−チエタニルオキシイミノ)アセトアミド〕−
3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン
異性体)。
IR(ヌジョール):1780,1720,1670,1620,1530cm-1 (5)7−〔2−(2−シクロペンテン−1−イル)オキ
シイミノ−2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)アセトアミド〕−3−〔(Z)−2−(3−ピリジ
ル)ビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボン
酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1660,1530cm-1 (6)7−〔2−(2−シクロペンテン−1−イル)オキ
シイミノ−2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)アセトアミド〕−3−〔(Z)−2−シアノビニルチ
オメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒド
リル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2220,1780,1720,1680cm-1 (7)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(5−アミノ
−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトアミド〕
−3−〔(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニ
ルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズ
ヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,3150,1780,1720,1680,1610,15
30,1490,1300,1240cm-1 (8)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(2−アミノ
チアゾール−4−イル)アセトアミド〕−3−〔(Z)−
2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチオメチル〕
−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン
異性体)。
IR(ヌジョール):3300,3150,1780,1720,1670,1610,15
30,1300,1240cm-1 (9)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(2−ホルム
アミドチアゾール−4−イル)アセトアミド〕−3−
〔(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチオ
メチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリ
ル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3250,3150,1780,1710,1690,1660,15
40,1270,1240cm-1 (10)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチ
オメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒド
リル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1710,1670,1610,1515cm-1 (11)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェ
ム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2210,1780,1720,1675,1610cm-1 (12)7−〔2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)
−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−
カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2210,1780,1710,1680,1660cm-1 (13)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(Z)−2−
シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボ
ン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2210,1770,1715,1670,1610cm-1 (14)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(2−ホルム
アミドチアゾール−4−イル)アセトアミド〕−3−
〔(Z)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム
−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2210,1780,1715,1680cm-1 (15)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(2−アミノ
チアゾール−4−イル)アセトアミド〕−3−〔(Z)−
2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カ
ルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2210,1770,1715,1665,1610cm-1 (16)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−メトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェ
ム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2210,1770,1715,1670,1610cm-1 (17)7−〔2−(Z)−2−シアノビニルチオ)アセトア
ミド〕−3−〔(Z)−2−シアノビニルチオメチル〕−
3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル。
IR(ヌジョール):2210,1780,1715,1665cm-1 (18)7−〔2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド〕−3
−〔(Z)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェ
ム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2210,1780,1720,1680cm-1 (19)7−〔2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(E)
−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−
カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2210,1780,1715,1680cm-1 (20)7−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−〔(E)−2−
シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボ
ン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2220,1780,1720,1675,1615cm-1 (21)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(2−ホルム
アミドチアゾール−4−イル)アセトアミド〕−3−
〔(E)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム
−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2220,1780,1720,1680cm-1 (22)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(2−アミノ
チアゾール−4−イル)アセトアミド〕−3−〔(E)−
2−シアノビニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カ
ルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):2220,1780,1720,1670,1615cm-1 (23)7−〔2−アリルオキシイミノ−2−(5−アミノ
−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトアミド〕
−3−〔(E)−2−シアノビニルチオメチル〕−3−セ
フェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):2210,1770,1720,1670,1610cm-1 (24)7−アミノ−3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビ
ニルチオメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベン
ズヒドリル・ジ塩酸塩。
IR(ヌジョール):1780,1700,1580cm-1 (25)7−(2−ヒドロキシベンジリデンアミノ)−3−
〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル−3−
セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル。
IR(ヌジョール):1770,1710,1620cm-1 実施例33 7−(2−ヒドロキシベンジリデンアミノ)−3−
〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル〕−3
−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(2.3g)
の酢酸エチル(46ml)溶液に、濃塩酸(1ml)を常温
で加え、混合物を30分間攪拌して粘稠な油状物の沈殿
を得る。上層を傾斜して除き、残渣の油状物をエタノー
ルとジエチルエーテルとの混合物で粉砕して、7−アミ
ノ−3−〔(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチ
ル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル・
ジ塩酸塩(2.2g)を得る。
IR(ヌジョール):1780,1700,1580cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.7-4.3(4H,m),5.3(2H,m),6.90(1
H,s),7.1-7.7(10H,m),8.0(1H,m),8.3-9.0(3H,m)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−170789(JP,A) 特開 昭56−128786(JP,A) 特開 昭58−96092(JP,A)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式: [式中、Rはアミノまたは保護されたアミノ、R
    適当な置換基を有していてもよいアリール、適当な置換
    基を有していてもよい複素環基、シアノまたはトリ(低
    級)アルキルシリル、Rはカルボキシまたは保護され
    たカルボキシ、およびAは−CH=CH−または−C≡C
    −]で示される新規セフェム化合物およびその塩。
  2. 【請求項2】Rがアミノ、アシルアミノまたはヒドロ
    キシを有していてもよいアル(低級)アルキリデンアミ
    ノである特許請求の範囲第1項記載の化合物。
  3. 【請求項3】Rがアミノ、アリール(低級)アルカノ
    イルアミノ、低級アルコキシイミノ基を有する保護され
    たアミノチアゾリル(低級)アルカノイルアミノ、低級
    アルコキシイミノ基を有するアミノチアゾリル(低級)
    アルカノイルアミノ、低級アルキニルオキシイミノ基を
    有する保護されたアミノチアゾリル(低級)アルカノイ
    ルアミノ、低級アルキニルオキシイミノ基を有するアミ
    ノチアゾリル(低級)アルカノイルアミノ、低級アルケ
    ニルオキシイミノ基を有する保護されたアミノチアゾリ
    ル(低級)アルカノイルアミノ、低級アルケニルオキシ
    イミノ基を有するアミノチアゾリル(低級)アルカノイ
    ルアミノ、保護されたカルボキシ(低級)アルコキシイ
    ミノ基を有する保護されたアミノチアゾリル(低級)ア
    ルカノイルアミノ、カルボキシ(低級)アルコキシイミ
    ノ基を有する保護されたアミノチアゾリル(低級)アル
    カノイルアミノ、カルボキシ(低級)アルコキシイミノ
    基を有するアミノチアゾリル(低級)アルカノイルアミ
    ノ、シクロ(低級)アルケニルオキシイミノ基を有する
    保護されたアミノチアゾリル(低級)アルカノイルアミ
    ノ、シクロ(低級)アルケニルオキシイミノ基を有する
    アミノチアゾリル(低級)アルカノイルアミノ、チエタ
    ニルオキシイミノ基を有する保護されたアミノチアゾリ
    ル(低級)アルカノイルアミノ、チエタニルオキシイミ
    ノ基を有するアミノチアゾリル(低級)アルカノイルア
    ミノ、低級アルコキシイミノ基を有するアミノチアジア
    ゾリル(低級)アルカノイルアミノ、低級アルケニルオ
    キシイミノ基を有するアミノチアジアゾリル(低級)ア
    ルカノイルアミノ、シアノ(低級)アルケニルチオ(低
    級)アルカノイルアミノまたはヒドロキシを有していて
    もよいベンジリデンアミノ、Rがシアノ、アリール、
    ピリジル、低級アルキルピリジルまたはトリ(低級)ア
    ルキルシリル、Aが−CH=CH−または−C≡C−、およ
    びRがカルボキシまたは保護されたカルボキシである
    特許請求の範囲第2項に記載の化合物。
  4. 【請求項4】Rがアミノ、フェニル(低級)アルカノ
    イルアミノ、低級アルコキシイミノ基を有するアシルア
    ミノチアゾリル(低級)アルカノイルアミノ、低級アル
    コキシイミノ基を有するアミノチアゾリル(低級)アル
    カノイルアミノ、低級アルキニルオキシイミノ基を有す
    るアシルアミノチアゾリル(低級)アルカノイルアミ
    ノ、低級アルキニルオキシイミノ基を有するアミノチア
    ゾリル(低級)アルカノイルアミノ、低級アルケニルオ
    キシイミノ基を有するアシルアミノチアゾリル(低級)
    アルカノイルアミノ、低級アルケニルオキシイミノ基を
    有するアミノチアゾリル(低級)アルカノイルアミノ、
    エステル化されたカルボキシ(低級)アルコキシイミノ
    基を有するアシルアミノチアゾリル(低級)アルカノイ
    ルアミノ、カルボキシ(低級)アルコキシイミノ基を有
    するアシルアミノチアゾリル(低級)アルカノイルアミ
    ノ、カルボキシ(低級)アルコキシイミノ基を有するア
    ミノチアゾリル(低級)アルカノイルアミノ、シクロ
    (低級)アルケニルオキシイミノ基を有するアシルアミ
    ノチアゾリル(低級)アルカノイルアミノ、シクロ(低
    級)アルケニルオキシイミノ基を有するアミノチアゾリ
    ル(低級)アルカノイルアミノ、チエタニルオキシイミ
    ノ基を有するアシルアミノチアゾリル(低級)アルカノ
    イルアミノ、チエタニルオキシイミノ基を有するアミノ
    チアゾリル(低級)アルカノイルアミノ、低級アルコキ
    シイミノ基を有するアミノチアジアゾリル(低級)アル
    カノイルアミノ、低級アルケニルオキシイミノ基を有す
    るアミノチアジアゾリル(低級)アルカノイルアミノ、
    シアノ(低級)アルケニルチオ(低級)アルカノイルア
    ミノまたはヒドロキシを有していてもよいベンジリデン
    アミノ、Rがシアノ、フェニル、ピリジル、低級アル
    キルピリジルまたはトリ(低級)アルキルシリル、Aが
    −CH=CH−または−C≡C−、およびRがカルボキシ
    またはエステル化されたカルボキシである特許請求の範
    囲第3項に記載の化合物。
  5. 【請求項5】Rが低級アルケニルオキシイミノ基を有
    するアミノチアゾリル(低級)アルカノイルアミノまた
    はシクロ(低級)アルケニルオキシイミノ基を有するア
    ミノチアゾリル(低級)アルカノイルアミノ、Rがピ
    リジル、Aが−CH=CH−、およびRがカルボキシであ
    る特許請求の範囲第4項に記載の化合物。
  6. 【請求項6】7−[2−(2−アミノチアゾール−4−
    イル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド]−3−
    [(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオメチル]−
    3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)、および
    7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−
    (2−シクロペンテン−1−イル)オキシイミノアセト
    アミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニル
    チオメチル]−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異
    性体)から成る群から選ばれる特許請求の範囲第5項に
    記載の化合物。
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