JPH0646375U - スピードメータドリブンギヤ装置 - Google Patents

スピードメータドリブンギヤ装置

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JPH0646375U
JPH0646375U JP8249692U JP8249692U JPH0646375U JP H0646375 U JPH0646375 U JP H0646375U JP 8249692 U JP8249692 U JP 8249692U JP 8249692 U JP8249692 U JP 8249692U JP H0646375 U JPH0646375 U JP H0646375U
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JP
Japan
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groove
driven gear
shaft portion
sleeve
engagement groove
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Pending
Application number
JP8249692U
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English (en)
Inventor
章裕 中神
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】バリが生じない油溝をもち、クリップがスリー
ブから抜けて脱落することを未然に防止する。 【構成】切欠溝10をもつ筒状のスリーブ1と、スリー
ブ内に回転自在に挿入され軸部20にリング状の係合溝
22と螺旋状の油溝23をもつドリブンギヤ2と、切欠
溝10及び係合溝22に嵌合された略e字状のクリップ
3と、よりなるスピードメータドリブンギヤ装置であっ
て、係合溝22の両側では油溝23は係合溝22と連通
せず、軸部20の外周表面が所定幅で周方向に連続して
いることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のスピードメータにタイヤの回転数を伝達するためのスピー ドメータドリブンギヤ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のスピードメータドリブンギヤ装置は、図4に示すようにスリーブ100 と、ドリブンギヤ200と、クリップ300と、から構成されている。 スリーブ100は筒状をなし、外周から内周に貫通し軸方向に対して直角に交 差する方向に設けられた切欠溝101をもつ。ドリブンギヤ200は、スリーブ 100内に回転自在に挿入され、周方向に一周するリング状の係合溝203をも つ軸部201と、軸部201先端に設けられたギヤ部202とから構成され、軸 部201には螺旋状の油溝204が形成されている。
【0003】 このドリブンギヤ200は、軸部201がスリーブ100内に挿入され、切欠 溝101と係合溝203とが同位置とされる。そしてクリップ300が切欠溝1 01から嵌合されて係合溝203と係合することにより一体化される。そしてギ ヤ部202側が内部側となるようにOリング102を介してトランスミッション ケースに装着され、トランスミッションの回転がギヤ部202から軸部201及 びメータケーブルを介してスピードメータに伝達される。
【0004】 なお、ドリブンギヤ200の回転時には、油が油溝204を介して摩擦摺動部 を潤滑し、焼き付きが防止される。またスリーブ100に設けられたシールリン グ103が、油が外部に漏れるのをシールしている。 また、クリップ300は、図5に示すように係合溝203と係合する直線部3 01と、直線部301の一端から円弧状に延びスリーブ100の外周表面を把持 する円弧部302とからなり、切欠溝101に嵌合されて係合溝203と係合し 、ドリブンギヤ200のスリーブ100との軸方向の相対移動を規制している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、ドリブンギヤ200の回転時にクリップ300が脱落するという不 具合が発生する場合があった。そして本願考案者はこの問題の原因を追求した結 果、係合溝203にはみ出すバリが一つの原因であることを見出した。 すなわち、図6に示すように、軸部201の油溝204が係合溝203で分断 された部分では、油溝204が斜めに係合溝204と交差するために、軸部20 1の幅が徐々に狭くなる。そのため先端の針状の部分が変形しやすく、発生した バリ205が係合溝203に一部はみ出す場合がある。このような場合には、軸 部201の回転時にバリ205がクリップ300の直線部301と干渉し、クリ ップ300が抜ける場合があった。
【0006】 本考案はこのような事情に鑑みてなされたものであり、バリが生じない油溝を もち、クリップがスリーブから抜けて脱落することを未然に防止することを目的 とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本考案のスピードメータドリブンギヤ装置は、外周から内 周に貫通し軸方向に対して直角に交差する方向に設けられた切欠溝をもつ筒状の スリーブと、スリーブ内に回転自在に挿入され周方向に一周するリング状の係合 溝をもつ軸部と軸部先端に設けられたギヤ部とからなるドリブンギヤと、切欠溝 に嵌合されて係合溝と係合しドリブンギヤのスリーブとの軸方向の相対移動を規 制する略e字状のクリップと、よりなるスピードメータドリブンギヤ装置であっ て、 軸部の外周表面には螺旋状に延びる油溝をもち、係合溝の両側では油溝は係合 溝と連通せず軸部の外周表面が所定幅で周方向に連続していることを特徴とする 。
【0008】
【作用】 本考案のスピードメータドリブンギヤ装置では、係合溝の両側で油溝は係合溝 と連通せず、軸部の外周表面が所定幅で周方向に連続している。したがってバリ となるような幅の狭い変形しやすい部分をなくすことができ、バリの発生を防止 することができる。
【0009】 なお、変形しにくい強度とするには、軸部の外周表面が連続する部分の幅を1 mm以上とすることが望ましい。
【0010】
【実施例】
以下、実施例により具体的に説明する。 図1に本考案の一実施例のスピードメータドリブンギヤ装置を示す。このスピ ードメータドリブンギヤ装置は、スリーブ1と、ドリブンギヤ2と、クリップ3 と、から構成されている。
【0011】 スリーブ1は金属製で筒状をなし、外周から内周に貫通し軸方向に対して直角 に交差する方向に設けられた切欠溝10をもつ。また外周にはOリング11が配 置され、内周部にはゴム製のシールリング12が固定されている。 ドリブンギヤ2は、スリーブ1内に回転自在に挿入された軸部20と、軸部2 0先端に設けられたギヤ部21とから構成されている。軸部20は金属製であり 、周方向に一周するリング状の係合溝22と螺旋状の油溝23がそれぞれ転造で 形成されている。また先端部にはローレット加工が施され、一体成形により樹脂 製のギヤ部21が形成されている。
【0012】 このドリブンギヤ2は、軸部20がスリーブ1内に挿入され、切欠溝10と係 合溝22とが同位置とされる。そしてクリップ3が切欠溝10から嵌合されて係 合溝22と係合することにより、ドリブンギヤ2はスリーブ1内に回転自在に保 持されている。またシールリング12が軸部20と摺接することで、油溝23を 流れる油が外部へ漏れるのを防止している。
【0013】 ここで、軸部20の油溝23は、図2に拡大して示すように係合溝22の両側 で止められ、係合溝22の両側には油溝23の無い部分24が幅tでリング状に 形成されている。したがって油溝23の無い部分24は充分な強度を有している ため、バリとなって係合溝22内に進入し、クリップ3と干渉してクリップ3の 脱落の原因となるような心配がない。
【0014】 なお、油溝23の無い部分24により、油の潤滑性能が低下する恐れがある。 そこで、図3に示すように、スリーブ1の内周面を一周し係合溝22の両側の油 溝23端部を連通する凹溝13を形成するとよい。このようにすれば、油を凹溝 13を介して流すことができ、バリの発生を防止するとともに従来と同等の潤滑 性能を得ることができる。
【0015】
【考案の効果】
すなわち本考案のスピードメータドリブンギヤ装置によれば、係合溝のバリの 発生を確実に防止することができ、バリとの干渉によるクリップの脱落を未然に 防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のスピードメータドリブンギ
ヤ装置の全体断面図である。
【図2】本考案の一実施例のスピードメータドリブンギ
ヤ装置の軸部の要部正面図である。
【図3】本考案の実施例のスピードメータドリブンギヤ
装置の他の態様を示す要部断面図である。
【図4】従来のスピードメータドリブンギヤ装置の全体
断面図である。
【図5】従来のスピードメータドリブンギヤ装置の要部
断面図である。
【図6】従来のスピードメータドリブンギヤ装置の軸部
の要部正面図である。
【符号の説明】
1:スリーブ 2:ドリブンギヤ
3:クリップ 10:切欠溝 13:凹溝
22:係合溝 23:油溝 24:油溝の無い部分

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周から内周に貫通し軸方向に対して直
    角に交差する方向に設けられた切欠溝をもつ筒状のスリ
    ーブと、 該スリーブ内に回転自在に挿入され周方向に一周するリ
    ング状の係合溝をもつ軸部と該軸部先端に設けられたギ
    ヤ部とからなるドリブンギヤと、 該切欠溝に嵌合されて該係合溝と係合し該ドリブンギヤ
    の該スリーブとの軸方向の相対移動を規制する略e字状
    のクリップと、よりなるスピードメータドリブンギヤ装
    置であって、 前記軸部の外周表面には螺旋状に延びる油溝をもち、前
    記係合溝の両側では該油溝は該係合溝と連通せず該軸部
    の外周表面が所定幅で周方向に連続していることを特徴
    とするスピードメータドリブンギヤ装置。
JP8249692U 1992-11-30 1992-11-30 スピードメータドリブンギヤ装置 Pending JPH0646375U (ja)

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JP8249692U JPH0646375U (ja) 1992-11-30 1992-11-30 スピードメータドリブンギヤ装置

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JP8249692U JPH0646375U (ja) 1992-11-30 1992-11-30 スピードメータドリブンギヤ装置

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JPH0646375U true JPH0646375U (ja) 1994-06-24

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JP8249692U Pending JPH0646375U (ja) 1992-11-30 1992-11-30 スピードメータドリブンギヤ装置

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