JPH0646376U - スピードメータドリブンギヤ装置 - Google Patents

スピードメータドリブンギヤ装置

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JPH0646376U
JPH0646376U JP8249992U JP8249992U JPH0646376U JP H0646376 U JPH0646376 U JP H0646376U JP 8249992 U JP8249992 U JP 8249992U JP 8249992 U JP8249992 U JP 8249992U JP H0646376 U JPH0646376 U JP H0646376U
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JP
Japan
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sleeve
clip
driven gear
groove
gear device
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Pending
Application number
JP8249992U
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English (en)
Inventor
章裕 中神
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】クリップがスリーブから抜けて脱落することを
未然に防止する。 【構成】切欠溝10をもつ筒状のスリーブ1と、スリー
ブ内に回転自在に挿入されたドリブンギヤ2と、直線部
30と直線部30の一端から円弧状に延びスリーブ1の
外周表面を把持する円弧部31とからなり切欠溝10に
嵌合された略e字状のクリップ3と、よりなるスピード
メータドリブンギヤ装置であって、クリップ3の直線部
30の他端部は切欠溝10内でスリーブ1と係合し、ク
リップ3はスリーブ1に対する径方向の移動が規制され
ていることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のスピードメータにタイヤの回転数を伝達するためのスピー ドメータドリブンギヤ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のスピードメータドリブンギヤ装置は、図5に示すようにスリーブ100 と、ドリブンギヤ200と、クリップ300と、から構成されている。 スリーブ100は筒状をなし、外周から内周に貫通し軸方向に対して直角に交 差する方向に設けられた切欠溝101をもつ。ドリブンギヤ200は、スリーブ 100内に回転自在に挿入され、周方向に一周するリング状の係合溝203をも つ軸部201と、軸部201先端に設けられたギヤ部202とから構成され、軸 部201には螺旋状の油溝204が形成されている。
【0003】 このドリブンギヤ200は、軸部201がスリーブ100内に挿入され、切欠 溝101と係合溝203とが同位置とされる。そしてクリップ300が切欠溝1 01から嵌合されて係合溝203と係合することにより一体化される。そしてギ ヤ部202側が内部側となるようにOリング102を介してトランスミッション ケースに装着され、トランスミッションの回転がギヤ部202から軸部201及 びメータケーブルを介してスピードメータに伝達される。
【0004】 なお、ドリブンギヤ200の回転時には、油が油溝204を介して摩擦摺動部 を潤滑し、焼き付きが防止される。またスリーブ100に設けられたシールリン グ103が、油が外部に漏れるのをシールしている。 ここで、クリップ300は、図6に示すように係合溝203と係合する直線部 301と、直線部301の一端から円弧状に延びスリーブ100の外周表面を把 持する円弧部302とからなり、切欠溝101に嵌合されて係合溝203と係合 し、ドリブンギヤ200のスリーブ100との軸方向の相対移動を規制している 。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところでクリップ300は、円弧部302の弾性力でスリーブ100を把持し て係止されているのみである。そのため円弧部300の弾性力が弱くなったり、 スリーブ100への装着の際に塑性変形が生じたりした場合などには、クリップ 300がスリーブ100から脱落する場合があった。
【0006】 また、軸部201の油溝204が係合溝203で分断された部分では、油溝2 04が斜めに係合溝204と交差するために、軸部201の幅が徐々に狭くなる 。そのため先端の針状の部分が変形しやすく、発生したバリが係合溝203に一 部はみ出す場合がある。このような場合には、軸部201の回転時にバリがクリ ップ300の直線部301と干渉し、クリップ300が抜ける場合があった。
【0007】 本考案はこのような事情に鑑みてなされたものであり、クリップがスリーブか ら抜けて脱落することを未然に防止することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本考案のスピードメータドリブンギヤ装置は、外周から内 周に貫通し軸方向に対して直角に交差する方向に設けられた切欠溝をもつ筒状の スリーブと、スリーブ内に回転自在に挿入され周方向に一周するリング状の係合 溝をもつ軸部と軸部先端に設けられたギヤ部とからなるドリブンギヤと、係合溝 に係合する直線部と直線部の一端から円弧状に延びスリーブの外周表面を把持す る円弧部とからなり切欠溝に嵌合されて係合溝と係合しドリブンギヤのスリーブ との軸方向の相対移動を規制する略e字状のクリップと、よりなるスピードメー タドリブンギヤ装置であって、 クリップの直線部の他端部は切欠溝内でスリーブと係合し、クリップはスリー ブに対する径方向の移動が規制されていることを特徴とする。
【0009】
【作用】
本考案のスピードメータドリブンギヤ装置では、クリップの直線部は一端側よ り切欠溝に嵌合され、他端部はクリップが切欠溝から抜ける方向へ延びている。 そして、切欠溝に嵌合されたクリップの直線部の他端部がスリーブと係合するこ とにより、スリーブから抜ける方向の径方向の移動が規制され、脱落が防止され る。
【0010】
【実施例】
以下、実施例により具体的に説明する。 (実施例1) 図1に本考案の一実施例のスピードメータドリブンギヤ装置を示す。このスピ ードメータドリブンギヤ装置は、スリーブ1と、ドリブンギヤ2と、クリップ3 と、から構成されている。
【0011】 スリーブ1は金属製で筒状をなし、外周から内周に貫通し軸方向に対して直角 に交差する方向に設けられた切欠溝10をもつ。また外周にはOリング11が配 置され、内周部にはゴム製のシールリング12が固定されている。 ドリブンギヤ2は、スリーブ1内に回転自在に挿入された軸部20と、軸部2 0先端に設けられたギヤ部21とから構成されている。軸部20は金属製であり 、周方向に一周するリング状の係合溝22と螺旋状の油溝23がそれぞれ転造で 形成されている。また先端部にはローレット加工が施され、一体成形により樹脂 製のギヤ部21が形成されている。
【0012】 このドリブンギヤ2は、軸部20がスリーブ1内に挿入され、切欠溝10と係 合溝22とが同位置とされる。そしてクリップ3が切欠溝10から嵌合されて係 合溝22と係合することにより、ドリブンギヤ2はスリーブ1内に回転自在に保 持されている。またシールリング12が軸部20と摺接することで、油溝23を 流れる油が外部へ漏れるのを防止している。
【0013】 ここでクリップ3は、図2に示すように係合溝22と係合する直線部30と、 直線部30の一端から円弧状に延びスリーブ1の外周表面を把持する円弧部31 とから構成され、直線部30の他端部にはドッグレッグ状に内径側へ曲折した曲 折部32が形成されている。 このクリップ3は、図2の矢印方向よりスリーブ1の切欠溝10に嵌合される 。このとき円弧部31が拡径されるとともに、曲折部32が切欠溝10の底部で 押圧されて直線部30も弾性変形しながら嵌合される。
【0014】 そして曲折部32の先端が係合溝22に入ると、直線部30は弾性反力で元の 形状に復帰し、図3に示すように曲折部32が係合溝22内に入って切欠溝10 内でスリーブ1と係合する。また円弧部31は弾性反力でスリーブ1外周を把持 する。すなわちクリップ3は、直線部30が切欠溝10の底部に当接することで 軸方向と回転方向の移動が規制され、曲折部32がスリーブ1の内周表面に当接 することで径方向の移動が規制されている。
【0015】 したがって本実施例の構成によれば、クリップ3がスリーブ1から脱落するの が確実に回避されている。 (実施例2) 本考案の第2の実施例のスピードメータドリブンギヤ装置は、スリーブ1の切 欠溝10底部の形状及びクリップ3の形状が異なること以外は実施例1と同様で ある。その要部断面図を図4に示す。
【0016】 本実施例では、クリップ3’は直線部30’は曲折部32をもたず従来より短 くされている。またスリーブ1’には、切欠溝10’の底部で直線部30’の端 面に対向する部分にテーパ表面をもつ凸部13が形成され、直線部30’先端が 凸部13に当接することで径方向の移動が規制されている。 本実施例では、クリップ3’の切欠溝10’への嵌合時に、直線部30’が凸 部13のテーパ表面に案内されて徐々に弾性変形しながら嵌合され、先端が凸部 13を乗り越えると直線部30’は弾性反力で元の形状に復帰し、凸部13と係 合する。したがって実施例1と同様にクリップ3’の脱落が回避されている。
【0017】
【考案の効果】
すなわち本考案のスピードメータドリブンギヤ装置によれば、クリップ又はス リーブの極めて僅かの形状変更のみで、工数の増大も僅かとしてクリップがスリ ーブから脱落するような不具合を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のスピードメータドリブンギ
ヤ装置の全体断面図である。
【図2】本考案の一実施例のスピードメータドリブンギ
ヤ装置において、クリップを嵌合する状態を示す説明図
である。
【図3】本考案の一実施例のスピードメータドリブンギ
ヤ装置の要部断面図である。
【図4】本考案の第2の実施例のスピードメータドリブ
ンギヤ装置の要部断面図である。
【図5】従来のスピードメータドリブンギヤ装置の全体
断面図である。
【図6】従来のスピードメータドリブンギヤ装置の要部
断面図である。
【符号の説明】
1:スリーブ 2:ドリブンギヤ
3:クリップ 10:切欠溝 22:係合溝
23:油溝 30:直線部 31:円弧部
32:曲折部 13:凸部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周から内周に貫通し軸方向に対して直
    角に交差する方向に設けられた切欠溝をもつ筒状のスリ
    ーブと、 該スリーブ内に回転自在に挿入され周方向に一周するリ
    ング状の係合溝をもつ軸部と該軸部先端に設けられたギ
    ヤ部とからなるドリブンギヤと、 該係合溝に係合する直線部と該直線部の一端から円弧状
    に延び該スリーブの外周表面を把持する円弧部とからな
    り該切欠溝に嵌合されて該係合溝と係合し該ドリブンギ
    ヤの該スリーブとの軸方向の相対移動を規制する略e字
    状のクリップと、よりなるスピードメータドリブンギヤ
    装置であって、 前記クリップの前記直線部の他端部は前記切欠溝内で前
    記スリーブと係合し、該クリップは該スリーブに対する
    径方向の移動が規制されていることを特徴とするスピー
    ドメータドリブンギヤ装置。
JP8249992U 1992-11-30 1992-11-30 スピードメータドリブンギヤ装置 Pending JPH0646376U (ja)

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JP8249992U JPH0646376U (ja) 1992-11-30 1992-11-30 スピードメータドリブンギヤ装置

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Publication Number Publication Date
JPH0646376U true JPH0646376U (ja) 1994-06-24

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ID=13776193

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JP8249992U Pending JPH0646376U (ja) 1992-11-30 1992-11-30 スピードメータドリブンギヤ装置

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JP (1) JPH0646376U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3637996A1 (de) * 1985-11-08 1987-05-21 Mitsubishi Motors Corp Hinterrad-lenkanlage fuer ein fahrzeug

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3637996A1 (de) * 1985-11-08 1987-05-21 Mitsubishi Motors Corp Hinterrad-lenkanlage fuer ein fahrzeug

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