JPH0646062B2 - 遊星歯車変速装置 - Google Patents

遊星歯車変速装置

Info

Publication number
JPH0646062B2
JPH0646062B2 JP59041851A JP4185184A JPH0646062B2 JP H0646062 B2 JPH0646062 B2 JP H0646062B2 JP 59041851 A JP59041851 A JP 59041851A JP 4185184 A JP4185184 A JP 4185184A JP H0646062 B2 JPH0646062 B2 JP H0646062B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
planetary gear
output shaft
transmission
pinion carrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59041851A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60188646A (ja
Inventor
一美 平岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP59041851A priority Critical patent/JPH0646062B2/ja
Priority to DE19853507600 priority patent/DE3507600A1/de
Publication of JPS60188646A publication Critical patent/JPS60188646A/ja
Priority to US07/102,300 priority patent/US4774856A/en
Publication of JPH0646062B2 publication Critical patent/JPH0646062B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structure Of Transmissions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、自動車の自動変速機等に用いられる遊星歯
車変速装置、特に2組の遊星歯車機構を用いた装置に関
する。
〔従来技術〕
従来の、2組の遊星歯車機構を用いた遊星歯車変速装置
としては、例えば米国特許明細書第4237749号公
報に記載されている4速の遊星歯車変速装置があり、そ
の図を第1図に示す。
〔従来技術の問題点〕
しかしながら、このような従来の遊星歯車変速装置にあ
っては、4速の変速段数しか得られない構造となってい
たため、燃費や回転伝達効率等の見地から、車両の連続
的な速度変化に対応したより相応しい変速比が得られ
ず、4速では変速段数が少ないという問題があった。
〔発明の目的〕
この発明は、このような従来の問題点に着目してなされ
たものであり、遊星歯車機構と出力軸との間に変速ギヤ
等の変速手段を挿入することにより、簡単且つコンパク
トな構成で歯車列の変速段数を遊星歯車機構で得られる
変速段数より増加して、車両の連続的な速度変化に対応
したより相応しい変速比を得ることを目的としている。
〔発明の構成〕
而して、この発明は、入力軸と出力軸との間に設けられ
た第1遊星歯車機構と第2遊星歯車機構とを備え、前記
第1遊星歯車機構は、第1サンギヤ、第1インターナル
ギヤ及び第1ピニオンキャリヤを有し、前記第2遊星歯
車機構は、第2サンギヤ、第2インターナルギヤ及び第
2ピニオンキャリヤを有してこれら各要素を組合せて複
数の変速比を得、前記第1及び第2遊星歯車機構のう
ち、一方の遊星歯車機構のピニオンキャリヤを前記出力
軸に連結可能とし、他方の遊星歯車機構のインターナル
ギヤを前記出力軸に連結可能にすると共に、前記一方の
遊星歯車機構のピニオンキャリヤと出力軸とは変速手段
を介して連結可能とした遊星歯車変速装置に係わる。
〔実施例〕
以下、この発明を図示実施例に基づいて説明する。
第2図は、この発明に係わる遊星歯車変速装置の第1実
施例を示す図である。
まず、構成を説明すると、図中Iは、図示しないエンジ
ンの出力軸に連結された入力軸であり、この入力軸I
は、第1クラッチC及び第1ワンウェイクラッチOC
を直列的に介して第1インターナルギヤRと断続可
能に連結していると共に、両クラッチC,OCに対
して並列的に配置された第2クラッチCをも介して該
第1インターナルギヤRと断続可能に連結している。
さらに、入力軸Iは、第3クラッチCを介して第1サ
ンギヤSと断続可能に連結している。
第1サンギヤSは、第1ピニオンキャリヤPCに回
転自在に支持された第1プラネタリギヤPと外接噛合
し、この第1プラネタリギヤPは、第1インターナル
ギヤRと内接噛合する。従って、第1サンギヤS
と、第1プラネタリギヤPと、第1ピニオンキャリ
ヤPCと、第1インターナルギヤRとは、全体とし
て第1遊星歯車機構Xを構成する。
また、第1サンギヤSは、第4クラッチCを介して
第2ピニオンキャリヤPCと断続可能に連結してお
り、従って入力軸Iと第2ピニオンキャリヤPC
は、第3クラッチC及び第4クラッチCを介して断
続可能に連結される。さらに、第1サンギヤSは、第
5クラッチCを介して第2サンギヤSと断続可能に
連結していると共に、この第5クラッチCと並列的に
設けられた第2ワンウェイクラッチOCをも介して第
2サンギヤSに連結している。従って入力軸Iと第2
サンギヤSとは、第3クラッチC、第4クラッチC
及び第5クラッチCを介して断続可能に連結され
る。
第2サンギヤSは、第2ピニオンキャリヤPCに回
転自在に支持された第2プラネタリギヤPと外接噛合
し、この第2プラネタリギヤPは、第2インターナル
ギヤRと内接噛合している。従って、第2サンギヤS
と、第2プラネタリギヤPと、第2ピニオンキャリ
ヤPCと、第2インターナルギヤRとは、全体とし
て第2遊星歯車機構Yを構成する。
第2インターナルギヤRは、出力軸Oと一体的に連結
されている。さらに、出力軸Oは、変速手段の一具体例
を示す歯車変速機構Hを介して第1ピニオンキャリヤP
と常に連結している。歯車変速機構Hは、第1ピニ
オンキャリヤPCに一体的に連結された第1ギヤG
と、この第1ギヤGと噛合する第1フリーギヤF
と、この第1フリーギヤFと一体の第2フリーギヤ
と、この第2フリーギヤFと噛合し且つ出力軸O
に一体的に連結された第2ギヤGとから構成してい
る。そして、第1及び第2フリーギヤF,Fは、入
力軸I及び出力軸Oと平行に設けられた副軸Aに一体的
に形成している。
前記第2サンギヤSは、第1ブレーキBによってケ
ーシング等の静止部Kに固定可能であり、また第2ピニ
オンキャリヤPCは、第2ブレーキBによって同様
に静止部Kに固定可能であって、この静止部Kと第2ピ
ニオンキャリヤPCとは、第2ブレーキBと並列的
に設けられた第3ワンウェイクラッチOCをも介して
連結している。
以上の構成よりなる遊星歯車変速装置の各クラッチ
,C,C,C,C、各ブレーキB
、及び各ワンウェイクラッチOC,OC,OC
を、第3図に示すような組合せで選択的に作動させる
ことにより、同図に示すように前進5速及び後退1速を
得ることができる。
第3図において、○印は作動状態を示し、無印は非作動
(解放)状態を示すものである。また、同図において、
ρは、第1遊星歯車機構Xの減速比、ρは、第2遊
星歯車機構Yの減速比、iは、歯車変速機機Hの減速比
であり、これら減速比ρ,ρ及びiは、以下のよう
に求められる。
ρ=(第1サンギヤSの歯数)/ (第1インターナルギヤRの歯数) ρ=(第2サンギヤSの歯数)/ (第2インターナルギヤRの歯数) i=(第1フリーギヤFの歯数)×(第2 ギヤGの歯数)/(第1ギヤGの歯 数)×(第2フリーギヤFの歯数) 而して、第3図から明らかなように、2組の遊星歯車機
構に2組(4枚)のギヤを追加して組合せることによ
り、変速段数を5速とすることができる。しかも、必要
とされる遊星歯車機構が2組であるため、入力軸Iと出
力軸Oとの間の長さを従来のものよりも短くすることが
でき、特に前置きエンジン前輪駆動車に用いるオートマ
チックトランスアクスルには好都合である。
第4図には、この発明の第2実施例を示す。
この実施例は、前記第1実施例における副軸Aを、出力
軸Oとしたものである。
この第2実施例に係わる遊星歯車変速装置の各クラッチ
,C,C,C,C、各ブレーキB,B
及び各ワンウェイクラッチOC,OC,OCの作
動は第3図に示した前記実施例におけるものと同様であ
り、このような組合せで選択的に作動させることによ
り、第5図に示すような変速比が得られる。第5図にお
いて、減速比i,iは、以下のように求められる。
=(第1ギヤGの歯数)/ (第1フリーギヤFの歯数) i=(第2フリーギヤFの歯数)/ (第2ギヤGの歯数) なお、減速比ρ,ρは、前記実施例と同様である。
而して、この実施例では、出力軸Iと平行に設けられた
副軸を出力軸Oとしたため、本遊星歯車変速装置の入力
軸軸方向の長さを、従来の遊星歯車機構を3組用いたも
のに比べて大幅に短くすることができ、従って、特に前
輪駆動車の横置きエンジンに本遊星歯車変速装置を用い
た場合に大きなメリットがある。
第6図には、この発明の第3実施例を示す。
この実施例は、第2図に示した前記第1実施例の第2ク
ラッチCを、第1ピニオンキャリヤPCと出力軸O
との断続に用いると共に、この第2クラッチCと並列
的に第2ワンウェイクラッチOCを設けたものであ
る。他の構成及び作用は同実施例と同様であり、このよ
うに構成することによっても同様の効果を得ることがで
きる。
なお、前記第1、第2及び第3実施例における各遊星歯
車機構の位置は、必ずしも第1、第2遊星歯車機構X,
Yの順で並べる必要はなく、各クラッチやブレーキの連
結関係を調整して逆側に配列してもよい。また、前記第
1、第2及び第3実施例における各ワンウェイクラッチ
は、各歯車の無用な逆転を規制するものであり、本発明
の目的を達成する上において必ずしも必要なものではな
く、従って各ワンウェイクラッチがないものであっても
よい。さらに、前記変速手段としては、チエーン伝動機
構やVベルト伝動機構等の各種の変速伝動機構を採用す
ることができる。
〔発明の効果〕
以上説明してきたように、この発明では、遊星歯車機構
と出力軸との間に歯車変速機構等の変速手段を挿入する
構造としたため、従来の2組の遊星歯車機構を用いなが
ら簡単な構成で歯車列の変速段数を、上記2組の遊星歯
車機構で得られる変速段数より増加することができる。
従って、車両の連続的な速度変化に対応した、より相応
しい変速比を得ることができるという効果が得られる。
しかも、必要とされる遊星歯車機構が2組ですむため、
入力軸及び出力軸の軸方向長さを短くすることができ、
この遊星歯車変速装置やその他の装置のレイアウト上の
自由度を大きくすることができるという効果もある。
なお、出力軸を変速手段の副軸とした実施態様では、横
置きのオートマチックトランスアクスルに用いるのに適
したレイアウトになっている。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の遊星歯車変速装置の歯車列を示す概略骨
組図、第2図はこの発明の一実施例による歯車列を示す
概略骨組図、第3図は第2図に示した遊星歯車変速装置
の作動要素の組合せとその変速比を示す図表、第4図は
この発明の第2実施例による歯車列を示す概略骨組図、
第5図は第4図に示した遊星歯車変速装置の変速比を示
す図表、第6図はこの発明の第3実施例による歯車列を
示す概略骨組図である。 I……入力軸、O……出力軸、X……第1遊星歯車機
構、Y……第2遊星歯車機構、S……第1サンギヤ、
……第2サンギヤ、PC……第1ピニオンキャリ
ヤ、PC……第2ピニオンキャリヤ、R……第1イ
ンターナルギヤ、R……第2インターナルギヤ、C
……第1クラッチ、C……第2クラッチ、C……第
3クラッチ、C……第4クラッチ、C……第5クラ
ッチ、B……第1ブレーキ、B……第2ブレーキ、
H……歯車変速機構(変速手段)、G……第1ギヤ、
……第2ギヤ、F……第1フリーギヤ、F……
第2フリーギヤ、A……副軸、K……静止部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力軸と出力軸との間に設けられた第1遊
    星歯車機構と第2遊星歯車機構とを備え、前記第1遊星
    歯車機構は、第1サンギヤ、第1インターナルギヤ及び
    第1ピニオンキャリヤを有し、前記第2遊星歯車機構
    は、第2サンギヤ、第2インターナルギヤ及び第2ピニ
    オンキャリヤを有してこれら各要素を組合せて複数の変
    速比を得、前記第1及び第2遊星歯車機構のうち、一方
    の遊星歯車機構のピニオンキャリヤを前記出力軸に連結
    可能とし、他方の遊星歯車機構のインターナルギヤを前
    記出力軸に連結可能にすると共に、前記一方の遊星歯車
    機構のピニオンキャリヤと出力軸とは変速手段を介して
    連結可能としたことを特徴とする遊星歯車変速装置。
  2. 【請求項2】前記出力軸は、前記入力軸に対して平行に
    設けた前記変速手段の副軸であることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の遊星歯車変速装置。
JP59041851A 1984-03-05 1984-03-05 遊星歯車変速装置 Expired - Lifetime JPH0646062B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59041851A JPH0646062B2 (ja) 1984-03-05 1984-03-05 遊星歯車変速装置
DE19853507600 DE3507600A1 (de) 1984-03-05 1985-03-04 Planetengetriebe
US07/102,300 US4774856A (en) 1984-03-05 1987-09-25 Planetary gear train

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59041851A JPH0646062B2 (ja) 1984-03-05 1984-03-05 遊星歯車変速装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60188646A JPS60188646A (ja) 1985-09-26
JPH0646062B2 true JPH0646062B2 (ja) 1994-06-15

Family

ID=12619754

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59041851A Expired - Lifetime JPH0646062B2 (ja) 1984-03-05 1984-03-05 遊星歯車変速装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0646062B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2896844B1 (fr) * 2006-01-27 2010-03-12 Antonov Automotive Tech Bv "dispositif de transmission a rapports multiples et activation individuelle"

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5455264A (en) * 1977-10-11 1979-05-02 Aisin Warner Automatic transmission
DE3248350A1 (de) * 1982-12-28 1984-07-05 Daimler-Benz Ag, 7000 Stuttgart Antriebsaggregat fuer kraftfahrzeuge, mit einer geometrischen hauptachse fuer die hauptwelle einer antriebsmaschine und einer parallelen hauptachse fuer die ausgangswelle eines gangwechselgetriebes der umlaufraederbauart

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60188646A (ja) 1985-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4528869A (en) Automatic transmission for vehicles
CA1087422A (en) Vehicle transmission
US5049116A (en) Automatic planetary gear transmission
GB2132289A (en) A drive unit for motor vehicles
US5471892A (en) Multi-speed parallel axis three countershafts and an output shaft power transmission
JPS6169546U (ja)
US5853345A (en) Transmission with coupled planetary gear sets
JPH06323377A (ja) 車両用変速機の遊星歯車列
JP3102046B2 (ja) 自動変速機の遊星歯車列
JPS645177B2 (ja)
US4063468A (en) Change-speed gear system for use in automatic transmissions
KR100305479B1 (ko) 차량용5속자동변속기의파워트레인
JPH0646062B2 (ja) 遊星歯車変速装置
JPS58109750A (ja) 車両用自動車変速機
JPS61124747A (ja) 車両用自動変速機
KR19990031061A (ko) 차량용 5속 자동변속기의 파워 트레인
JPH039337B2 (ja)
JPH039336B2 (ja)
JPS6088251A (ja) 遊星歯車変速装置
JPH0544799A (ja) 自動変速機の遊星歯車列
JP3521953B2 (ja) 自動変速機用歯車列
JP2956172B2 (ja) 自動変速機の遊星歯車列
JPH04302748A (ja) 車両用自動変速機
JPH09291987A (ja) 変速機
JPS6174940A (ja) 遊星歯車列