JPH0646042B2 - 射出成形機における制御装置 - Google Patents

射出成形機における制御装置

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JPH0646042B2
JPH0646042B2 JP61193788A JP19378886A JPH0646042B2 JP H0646042 B2 JPH0646042 B2 JP H0646042B2 JP 61193788 A JP61193788 A JP 61193788A JP 19378886 A JP19378886 A JP 19378886A JP H0646042 B2 JPH0646042 B2 JP H0646042B2
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pressure
speed
circuit
valve
control
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昭司 宮嶋
澄夫 佐藤
正昭 吉田
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株式会社新潟鐵工所
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、射出成形機において、油圧ポンプ駆動用電動
機の回転速度を変化させて、型閉、ノズル前進、射出、
供給、ノズル後退、型開、エジェクタ前後進等の一連の
射出成形工程を制御する制御装置に関する。
「従来の技術」 従来の射出成形機における速度制御および圧力制御装置
では、第4図、第5図に示すように、定吐出ポンプ1ま
たは可変吐出ポンプ11によって、油タンクT内の油を
汲み上げ、該定吐出ポンプ1または可変吐出ポンプ11
から吐出された圧油を、流量制御弁2,12、および圧
力制御弁3,13を介して各装置の操作用シリンダへ送
り、射出成形の各工程の速度および圧力を制御してい
た。
この場合、各ポンプ1,11を駆動する電動機4,14
は一定の速度で回転するものである。なお、第5図中、
15はリリーフ弁、16はコンペンセータ部である。
「発明が解決しようとする問題点」 しかし、上述した従来の装置では、油圧アクチュエータ
が必要とする最大流量の圧油を油圧ポンプで常時流し、
アクチュエータを少量の圧油で作動させる場合に、余剰
な圧油を油タンクに戻す構成とされているため、無駄が
多く省エネルギでない。また、射出成形機には特性の異
なる数多くの油圧アクチュエータが使用されているが、
流量制御弁2,12と圧力制御弁3,13による速度及
び圧力の制御幅を広くすることには設計上かなり無理が
あるため、各アクチュエータをそれらの特性に合わせて
最適に制御することが難しいといった問題点がある。
本発明は、速度と圧力の制御幅が広く、各種の油圧アク
チュエータをそれらの特性に合わせて最適に制御するこ
とができる上、省エネルギ化が可能な、射出成形機にお
ける制御装置を提供することを目的とする。
「問題点を解決するための手段」 上記の目的を達成するために、本発明は、油圧ポンプか
ら供給回路を介して供給される圧油により、型閉、型
開、射出、供給、エジェクタ、ノズル前後進等の各工程
を行う一以上の油圧アクチュエータの作動を制御する射
出成形機における制御装置において、上記油圧ポンプを
駆動する可変速電動機と、上記圧油の圧力を検出する圧
力センサと、上記供給回路から分岐されたアンロード回
路に互いに並列に設けられた流量制御弁及びリリーフ弁
と、上記アンロード回路に設けられ、第1位置において
供給回路と流量制御弁及びリリーフ弁との連絡を断つと
ともに、第2位置において流量制御弁を供給回路に連絡
し、また第3位置においてリリーフ弁を供給回路に連絡
する切換用電磁弁と、上記圧力センサの検出信号と上記
可変速電動機に付設された速度検出手段の検出信号とを
受け、速度制御の際は上記各工程毎に予め設定された速
度設定値と上記速度検出手段の検出信号に基づき、また
圧力制御の際は上記各工程毎に予め設定された圧力設定
値と圧力センサの検出信号に基づいて上記可変速電動機
の回転速度を制御する速度・圧力制御部と、上記切換用
電磁弁と速度・圧力制御部及び上記油圧アクチュエータ
の電磁弁に励磁信号と指令信号とを出力するシーケンス
制御部とを具備した構成とした。
「作用」 可変速電動機は、速度・圧力制御部の制御で油圧ポンプ
を駆動し、必要な量の油圧を供給させる。このため、圧
油を無駄に流す必要がなくなる省エネルギである。ま
た、シーケンス制御部が励磁信号を切換用電磁弁に出力
してアンロード回路を開かせた場合は、圧油の一部がア
ンロード回路に逃れるため、ポンプ流量の変化が敏感に
圧力変化として作用するのが防止されることとなり、圧
油の圧力を迅速かつ正確に設定値にすることができる。
「実施例」 以下、第1図ないし第3図に基づいて本発明の一実施例
を説明する。
第1図中20は、基台21の上に立設されたエンドプレ
ートであり、このエンドプレート20の左端側には、型
締シリンダ22が固定されている。そして、この型締シ
リンダ22のピストンロッド22aの先端部は、上記エ
ンドプレート20を貫通して、トグル機構23の中央部
に連結されている。このトグル機構23の上下に分岐し
た左右端は、それぞれエンドプレート20と可動盤24
とに連結されており、上記型締シリンダ22のピストン
ロッド22aを前後進することにより、トグル機構23
を介して可動盤24が、図示せぬガイド軸に支持され
て、水平方向に往復移動するようになっている。また、
上記可動盤24に対向して、上記エンドプレート20と
反対側の、基台21の上に固定盤25が立設されてお
り、型締シリンダ22によって可動盤24が固定盤25
に接近することにより、可動盤24に取付けられた可動
型24aと固定盤25に取付けられた固定型25aとが密
着して、両金型24a,25aにより内部にキャビデイ
(空隙)26が形成されるようになっている。そして、上
記可動盤24の、上記可動型24aが取付けられた面と
反対側の面には、エジェクタシリンダ27が固定されて
おり、このエジェクタシリンダ27のピストンロッド2
7aを前進させることにより、該ピストンロッド27a
の先端部が、可動盤24及び可動型24aを貫通して可
動型24aの内部の成形品を外方に突き出すようになっ
ている。さらに、上記固定盤25の、固定型25aが取
付けられた面と反対側の面(第1図において右側の面)側
に先端部のノズル28aを対向させた状態で、射出筒2
8が水平に設置されており、射出筒28の上部には、射
出筒28の内部に樹脂を供給するホッパ29が配設され
ている。そして、射出筒28の内部には、スクリュ30
が挿入されており、このスクリュ30の基端部には、ス
クリュ回転油圧モータ31の回転軸31aが連結されて
いる。さらに、スクリュ回転油圧モータ31の、上記回
転軸31aと反対側の端部には、射出シリンダ32のピ
ストンロッド32aが連結されており、このピストンロ
ッド32aを前後進することにより、スクリュ回転油圧
モータ31を介してスクリュ30が水平方向に往復移動
するようになっている。そして、上記射出筒28と射出
シリンダ32とは、連結部材33を介して連結されてい
ると共に、該射出シリンダ32の基端部には、上記基台
21に固定されたノズル前後進シリンダ34のピストン
ロッド34aの先端部が連結されており、該ピストンロ
ッド34aを前後進することにより、射出シリンダ32
とスクリュ回転油圧モータ31と共に、射出筒28が水
平方向に往復移動するようになっている。
上記型締シリンダ22及びエジェクタシリンダ27の第
1図において左右端には、それぞれ、型開閉切換用電磁
弁35及びエジェクタ前後進切換用電磁弁36の各負荷
側ポートA,Bが連結されている。また、上記スクリュ
回転油圧モータ31の一端及び射出シリンダ32の右端
には、それぞれ、射出・供給切換用電磁弁38の負荷側
ポートA,Bが連結されており、該スクリュ回転油圧モ
ータ31の他端には、油タンクTが、かつ射出シリンダ
32の左端には、無転後退用電磁弁37がそれぞれ連結
されている。さらに、上記ノズル前後進シリンダ34の
左右端にはノズル前後進切換用電磁弁39の負荷側ポー
トA,Bが連結されている。これらの電磁弁35,36,
38,39 と無転後退用電磁弁37のポンプ側ポート
P、及びその他のアクチュエータA1とが、それぞれ、
定吐出油圧ポンプ40の吐出口に圧油の供給回路Kを介
して連結されている。
符号K1は分岐回路、K2はアンロード回路であり、共
に供給回路Kから分岐されている。分岐回路K1には回
路圧用リリーフ弁43が設けられ、分岐回路K1とアン
ロード回路K2の間の供給回路Kに圧力センサ41が設
けられている。また、アンロード回路K2には、圧力制
御・低圧型閉切換用電磁弁46と、低圧用リリーフ弁4
7、および流量制御弁48が設けられている。
切換用電磁弁46は、クローズドセンタ形の4ポート3
位置切換弁であり、2つの出力側ポートは、互いに並列
に設けられた、低圧用リリーフ弁47、および流量制御
弁48を介して油タンクTに各々連結されている。
この切換用電磁弁47は、中立位置においてアンロード
回路K2を閉とし供給回路Kと流量制御弁48及びリリ
ーフ弁47との連絡を断つとともに、ソレノイドaが励
磁された他の位置においてアンドロード回路K2を開い
て流量制御弁48を供給回路Kに連絡し、またソレノイ
ドbが励磁された別の位置(ソレノイドaは消磁)におい
てリリーフ弁47を供給回路Kに連絡する。
さらに、上記射出・供給切換用電磁弁38の戻りポート
Rには、背圧用のリリーフ弁44が連結されている。
上記定吐出油圧ポンプ40には、この定吐出油圧ポンプ
40を駆動する可変速電動機45が連結され、該可変速
電動機45の回転速度がパルスエンコーダ(速度検出手
段)45aによって検出されるようになっている。
上記型開閉切換用電磁弁35の各ソレノイドa,bと、エ
ジェクタ前後進切換用電磁弁36の各ソレノイドa,b
と、無転後退用電磁弁37のソレノイドbと、射出・供
給切換用電磁弁38の各ソレノイドa,bと、ノズル前後
進切換用電磁弁39のソレノイドa,bと、圧力制御・低
圧型閉切換用電磁弁46のソレノイドa,bとには、シー
ケンス制御部49からの励磁信号S1〜S11がそれぞ
れ供給されるようになっている。
このシーケンス制御部49は、図示しないが、各部の工
程信号、および、各部の動作位置検出器からの位置信号
と位置設定器からの設定値との比較により得られる一致
信号等の組合せによって、射出成形工程の総合的なシー
ケンス(手順)を制御するものである。また、第2図に示
すごとく、上記シーケンス制御部49が上記工程信号、
一致信号等に応じて順次出力する型閉1速、2速、ノズ
ル前進、射出1速〜4速、供給1速、2速、内圧除去、
ノズル後退、型開1速、2速、エジェクタ前進、後退、
射出1圧〜3圧の各指令信号S20〜S37が、それぞ
れ、速度・圧力制御部50に入力されるようになってい
る。
上記速度・圧力制御部50に入力された各速度指令信号
S20〜S34は、15個のインバータINVを介し
て、15個のアナログスイッチASW1の各制御端に供
給される。アナログスイッチASW1の各入力端には、
型閉1速、2速、ノズル前進、射出1速〜4速、供給1
速、2速、内圧除去、ノズル後退、型開1速、2速、エ
ジェクタ前進、後退の各速度を設定する、速度設定部5
1内の15個の速度設定器51a〜51n、51pの出力
が供給されている。また、上記15個のアナログスイッ
チASW1の出力端は共通接続され、それらの出力がア
ナログスイッチASW3の入力端に供給されている。
一方、上記各圧力指令信号S35〜S37は、インバー
タINVを介して、3個のアナログスイッチASW2の
制御端に供給されるとともに、オア回路ORの入力端に
供給されている。また、アナログスイッチASW2の入
力端には、第1〜第3射出の各圧力が設定された、圧力
設定部52の3個の圧力設定器52a〜52cの出力が供
給される一方、アナログスイッチASW2の各出力端は
共通接続されて、その各出力が積分回路55の入力端に
供給されている。
積分回路55は、演算増幅器55aと、フイードバック
抵抗Rfと、積分用のコンデンサCと、積分用の可変抵
抗Rと、ダイオードDとから構成され、可変抵抗Rの値
を変化させることにより、積分定数を変化できるように
なっている。また、フィードバック抵抗Rfの値を変え
て増幅率を変えることができる。積分回路55には、ま
た、圧力センサ41の出力信号S38が、インターフェ
イス56および微分回路57を介して供給されている。
この微分回路57は、抵抗57aとコンデンサ57cの直
列回路に抵抗57bを並列接続した構成になっている。
積分回路55の出力は、アナログスイッチASW4の入
力端に供給されている。また、アナログスイッチASW
3の制御端には、オア回路ORの出力がインバータIN
V1によって反転されて供給されるとともに、アナログ
スイッチASW4の制御端にはオア回路ORの出力が直
接供給されている。これにより、圧力設定信号の出力が
ないときには、アナログスイッチASW3がオンとな
り、圧力設定出力があるときには、アナログスイッチA
SW4がオンとなる。そして、アナログスイッチASW
3,4の出力端は共通接続されて可変速モータドライバ
ー60の入力端に接続されている。
可変速モータドライバー60は、アナログスイッチAS
W3,4の出力、即ち速度設定部51および圧力設定部
52の各設定値に応じて、可変速電動機45の速度制御
を行うもので、その速度はパルスエンコーダ45aによ
って検出されて、可変速モータドライバー60にフイー
ドバックされ、可変速電動機45の速度が設定値と一致
するようにフイードバック制御される。
次に、上記のように構成され射出成形機における制御装
置の動作について説明する。
まず、射出成形機の運転に先立って、第2図に示した速
度設定部51の各速度設定器51a〜51n、51pと圧
力設定部52の各圧力設定器52a〜52cdとに予め所
定の値を設定しておく。
次いで、連続して繰り返し射出成形工程を行なうが、そ
の1サイクルの工程について第3図に示す動作チャート
図に基づいて説明する。
1つの射出成形工程の開始時に、シーケンス制御部49
が型閉1速(型閉開始)指令信号S20を速度・圧力制御
部50に対して出力すると、インバータINVを介し
て、アナログスイッチASW1がオンとなり、速度設定
部51の型閉1速目設定器51aに設定された型閉1速
がアナログスイツチASW3の入力端に供給される。こ
の場合、圧力を制御するための各指令信号S35〜S3
7は、速度・圧力制御部50に入力されていないため、
インバータINVを介して各指令信号S35〜S37が
入力されるオア回路ORの出力は低レベルのままであ
る。このため、アナログスイッチASW3の制御端には
高レベルが供給され、アナログスイッチASW3がオン
となる。この結果、設定器51aの出力は可変速モータ
ドライバー60に供給され、この設定値に見合った速度
で可変速電動機45が回転制御される。
この時、シーケンス設定部49は、上記型閉1速指令信
号S20を出力すると共に、型開閉切換用電磁弁35の
ソレノイドa を励磁する励磁信号S1を出力しているか
ら、圧油が型締シリンダ22のボトム側に供給されて、
型締シリンダ22のピストンロッド22aが前進し始め
る。従って、該ピストンロッド22aの先端にトグル機
構23を介して連結された可動盤24が固定盤25側に
近づき始める。ここで、上記圧油の供給量は、可変速電
動機45の回転速度に比例し、該圧油が型開閉切換用電
磁弁35を介して型締シリンダ22のボトム側(第1図
において左側)に供給され続けるから、トグル機構23
を介して、上記可動盤24が上記設定部51の型閉1速
目設定器51aの設定値に基づいた速度で固定盤25側
に近づく。
次いで、各部の工程信号及び、各部の動作位置検出器か
らの位置信号と位置設定器の出力値との比較により得ら
れる一致信号等の組合せによって、シーケンス制御部4
9が各指令信号S21〜S34を順次速度・圧力制御部
50に対して出力すると共に、各電磁弁35〜39に対
して第3図に示すように励磁信号S1〜S9を出力する
と、上述したのと同様にして、順次、速度設定部51の
各速度設定器51b〜51n、51pの設定値が出力さ
れ、この設定値に基づいて、可変速電動機45の回転制
御が行なわれ、定吐出油圧ポンプ40の吐出量が操作さ
れると共に、各励磁信号S1〜S9に基づいて、各電磁
弁35〜39が順次切換わる。
これにより、可動盤24の型閉速度が型閉1速から型閉
2速に切り換わり(指令信号S21出力時)、射出筒28
がスクリュ回転油圧モータ31と射出シリンダ32とと
もに、設定されたノズル前進速度に基づいて固定盤25
側に接近し(指令信号S22出力時)、射出筒28内のス
クリュ30が、射出1速〜射出4速に基づいて前進し
(指令信号S23〜S26出力時)、該スクリュ30が、
供給1,2速に基づいて回転しながら後退し(指令信号S
27,S28出力時)、スクリュ30が内圧除去速度に基
づいて無転後退し(指令信号S29出力時)、射出筒28
がノズル後退速度に基づいて固定盤25から離れ(指令
信号S30出力時)、可動盤24が型開1速、2速に基
づいて固定盤25から離れ(指令信号S31,S32出
力時)、エジェクタシリンダ27のピストンロッド27
aが、エジェクタ前進、後進速度に基づいて、前進して
成形品を突き出し、元に戻る(指令信号S33,S34出
力時)、一連の動作が行なわれる。
また、前述のように、型閉工程では、可変速電動機45
の回転数を変化させて型閉速度を制御しているが、圧力
制御ができない。しかし、金型保護のため、金型が閉じ
る直前の型閉圧力を低くする必要があり、型閉工程の後
期においては、低圧型閉制御が行なわれる。この場合、
圧力制御・低圧型閉切換用電磁弁46のソレノイドbが
シーケンス制御部49からの信号S11によって励磁さ
れ、定吐出油圧ポンプ40の吐出側が、低圧用リリーフ
弁47に連結され、吐出圧が一定の低圧に保持される。
一方、射出工程時の後期においては、第3図中、射出工
程の圧力設定の項において実線で示すような圧力制御が
行なわれる。この場合、圧力制御・低圧型閉切換用電磁
弁46のソレノイドaがシーケンス制御部49からの信
号S10によって励磁され、定吐出油圧ポンプ40の吐
出側が流量制御弁48に連結される。そして、吐出量の
一部を油タンクTに戻しながら、圧力センサ41の出力
と圧力設定値とを比較し、これらが一致するように可変
速電動機45の回転を制御し、フイードバック制御を行
う。
すなわち、シーケンス制御部49が速度・圧力制御部5
0に対して、指令信号S35〜S37を出力すると、第
2図において、インバータINVを介してアナログスイ
ッチASW2の1つがオンとなり、圧力設定部52の各
圧力設定器52a〜52cに設定された設定値のうち1つ
が積分回路55に供給されると共に、オア回路ORを介
してアナログスイッチASW4がオンとなり、積分回路
55の出力が可変速モータドライバー60に供給され、
可変速電動機45が回転制御されて圧力制御が行なわれ
る。
この場合、定吐出油圧ポンプ40の吐出圧力は圧力セン
サ41によって検出され、インターフェイス56と微分
回路57とを介して積分回路55に供給され、設定器5
2a〜52cから供給された設定値との差に基づいて圧力
のフイードバック制御が実行される。すなわち、積分回
路55と可変速モータドライバー60との作用により、
圧力センサ41の出力が設定値より低い場合は可変速電
動機45の回転数を上げ、逆に、圧力センサ41の出力
が設定値より高いときは可変速電動機45の回転数を下
げて、定吐出油圧ポンプ40の吐出圧が前記設定値と等
しくなるように、可変速電動機45のフイードバック制
御を実行する。
こうして、可動盤24が固定盤25へ接近して両金型2
4a,25aが閉じる直前の型締めが型締リリーフ弁4
7により低圧の設定値に抑えられ金型が保護されると共
に、射出筒28内のスクリュ30が第1〜第3射出圧力
に基づいて前進して所定の各射出圧力を維持する。
このようにして、射出成形工程の各工程を連続して繰り
返すことにより、多数の成形品が円滑に取出される。
なお、上記実施例では、速度制御は開ループ制御、圧力
制御は閉ループ制御としたが、これに限定されない。例
えば、射出シリンダ、型締シリンダおよびエジェクタシ
リンダに速度センサを取り付けることにより、速度制御
も閉ループ制御とすることができる。これにより、繰り
返し特性の向上を図ることができる。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明は前記の構成とされてるの
で、次の効果がある。
可変速電動機による油圧ポンプの駆動で、対象油圧
アクチュエータの作動に必要な油圧を過不足なく供給す
る構成とされているので、無駄がなく省エネルギであ
る。
低速から高速まで、及び低圧から高圧まで、制御幅
を非常に広くすることが容易なので、射出成形の各工程
において作動する特性の異なる様々な油圧アクチュエー
タをその特性に応じて最適に制御することができる。
一般に、射出工程の後期においては、圧力を、成形
品に対応して、第3図の実線のように三段程度に徐々に
下げたり、徐々に段階的に上げたり、或いは上げたり下
げたりしている。アンロード回路が無いと、圧力制御に
おいて、圧油の流量変化が敏感にきくため、例えば、設
定値以上に圧力が瞬間的に上昇する(第3図中、破線の
(a)部参照。)などの圧力制御時の不都合、及び、圧力
を積極的に下げることができず、バルブ等からの圧油の
漏出による圧力低下となるため、第3図中破線の(b)部
のような圧力制御になるという不都合があるが、本発明
においては、圧油の一部をアンロード回路の流量制御弁
から逃がすことができるので可変速電動機の回転数を変
化させ、ポンプ流量を変化させることにより、回路圧力
を敏速に制御することができ、設定値に迅速、かつ正確
に安定状態で追従させることができる。
流量制御弁は、圧力制御において圧油を僅かに逃が
すだけであるので、小形のものでよい。
実施例のように、流量制御弁48にリリーフ弁47
を並列に設け、型閉工程における両金型が閉じる直前の
圧力制御を切換用電磁弁46を介してリリーフ弁47で
微小圧力に制御することにより金型の保護が容易であ
る。
万が一、圧力制御時に電動機や制御系に異常が発生
して電動機が最高回転数で回転する事態が発生しても、
供給回路Kの最高圧力が流量制御弁48の設定開度にも
とづき許容値に規制されるため、リリーフ弁43による
回路圧の制御と相俟って高い安全性が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の全体構成を示す概略構成
図、第2図は同実施例の電気的構成を示すブロック図、
第3図は射出成形工程の1サイクルの内容を説明する動
作チャート図、第4図、第5図は従来の射出成形機の油
圧回路を説明するための図である。 40……定吐出油圧ポンプ 41……圧力センサ 45……可変速電動機 45a……パルスエンコーダ(速度検出手段) 46……圧力制御・低圧型閉切換用電磁弁 48……流量制御弁 49……シーケンス制御弁 50……速度・圧力制御部 K……供給回路 K2……アンロード回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−159136(JP,A) 特開 昭59−86703(JP,A) 実開 昭60−109918(JP,U) 実開 昭54−158992(JP,U) 実開 昭59−192686(JP,U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧ポンプ(40)から供給回路(K)を介し
    て供給される圧油により、型閉、型開、射出、供給、エ
    ジェクタ、ノズル前後進等の各工程を行う一以上の油圧
    アクチュエータ(22,27,31,32,34)の作
    動を制御する射出成形機における制御装置において、上
    記油圧ポンプ(40)を駆動する可変速電動機(45)
    と、上記圧油の圧力を検出する圧力センサ(41)と、上
    記供給回路(K)から分岐されたアンロード回路(K2)に
    互いに並列に設けられた流量制御弁(48)及びリリーフ
    弁(47)と、上記アンロード回路(K2)に設けられ、第
    1位置において供給回路(K)と流量制御弁(48)及びリ
    リーフ弁(47)との連絡を断つとともに、第2位置にお
    いて流量制御弁(48)を供給回路(K)に連絡し、また第
    3位置においてリリーフ弁(47)を供給回路(K)に連絡
    する切換用電磁弁(46)と、上記圧力センサ(41)の検
    出信号と上記可変速電動機(45)に付設された速度検出
    手段(45a)の検出信号とを受け、速度制御の際は上記
    各工程毎に予め設定された速度設定値と上記速度検出手
    段(45a)の検出信号に基づき、また圧力制御の際は上
    記各工程毎に予め設定された圧力設定値と圧力センサ
    (41)の検出信号に基づいて上記可変速電動機(4
    5)の回転速度を制御する速度・圧力制御部(50)と、
    上記切換用電磁弁(46)と速度・圧力制御部(50)及び
    上記油圧アクチュエータ(22,27,31,32,3
    4)の電磁弁(35,36,37,38,39)に励磁信
    号(S1〜S11)と指令信号(S20〜S37)とを出力
    するシーケンス制御部(49)とを具備したことを特徴と
    する射出成形機における制御装置。
  2. 【請求項2】供給回路(K)から分岐回路(K1)が分岐さ
    れ、該分岐回路(K1)に回路圧用リリーフ弁(43)が設
    けられたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    射出成形機における制御装置。
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