JPH0441896B2 - - Google Patents

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JPH0441896B2
JPH0441896B2 JP61025365A JP2536586A JPH0441896B2 JP H0441896 B2 JPH0441896 B2 JP H0441896B2 JP 61025365 A JP61025365 A JP 61025365A JP 2536586 A JP2536586 A JP 2536586A JP H0441896 B2 JPH0441896 B2 JP H0441896B2
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pressure
speed
hydraulic
discharge pump
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JP61025365A
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Shoji Myajima
Sumio Sato
Makoto Sudo
Naoya Niizeki
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Niigata Engineering Co Ltd
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Niigata Engineering Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、射出成形機において、可変吐出ポン
プの吐出油量を変更して、型閉、ノズル前進、射
出、供給、ノズル後退、型開、エジエクタ前後進
等の一連の射出成形工程を制御する制御装置に関
する。
「従来の技術」 従来、この種の射出成形機において使用されて
いる可変吐出ポンプとしては、第11図ないし第
13図に示すように、吐出圧力P0をコンペンセ
ータ部1に導き、圧力調整ボルト2により設定さ
れた圧力以上になつた時、圧油を流量調整部3に
導き、コントロールピストン4を移動させること
によつて、斜坂5を変化され吐出量を変えるもの
が知られているが、この可変吐出ポンプにおいて
は、第13図の吐出し量−圧力特性に示すよう
に、圧力設定が1圧のみしかできない。
また、第14図と第15図に示すように、2つ
のコンペンセータ部6,7と電磁切換弁8とを備
えて、電磁切換弁8のソレノイドのオンオフ切換
により、2圧(第15図において圧力PL、PH)
の圧力設定を行なう可変吐出ポンプや、あるい
は、第16図と第17図に示すように、電磁切換
弁9をコンペンセータ部1と流量調整部3との間
に配設して、電磁切換弁9のソレノイドのオンオ
フ切換により、アンロード用機能(第17図にお
いて点線で示す機能)を持たせた可変吐出ポンプ
も実用に供されている。
「発明が解決しようとする問題点」 ところで、精密成形品の需要が高まるにつれ
て、連続的に繰り返し成形をする際に、より一層
高精度の速度・圧力制御を行なう必要が生じてき
ており、上記各可変吐出ポンプを用いた射出成形
機においては、対処できないという問題がある。
このため、第18図と第19図に示すように、
流量及び圧力制御用の比例電磁弁10,11及び
リリーフ弁12を付加して、吐出し量及び圧力を
任意に制御する(第19図において、圧力制御用
の比例電磁弁11の入力電流i1により、圧力を制
御すると共に、流量制御用の比例電磁弁10の入
力電流i2により、吐出し量を制御する)、いわゆ
る比例電磁式ロードセンシング制御を行ない、射
出成形における一連の各工程(型閉、ノズル前
進、射出、供給、ノズル後退、型開、エジエクタ
前後進)の速度及び圧力を高精度に制御して、精
密成形品を成形するようにしている。
しかしながら、上記従来の比例電磁式ロードセ
ンシング制御を行なう場合には、流量及び圧力制
御用の比例電磁弁10,11が必要となり、油圧
回路が複雑となる上に、該各比例電磁弁10,1
1が油温、室温等の影響を受け易く、繰り返し成
形を行なう場合の制御性能が十分でなく、高精度
の制御要求に対応できない不満がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、高精度で繰り返し特性
が良好な上に、きめの細かい制御ができ、かつ油
圧系が簡単な構造で保守点検が容易な射出成形機
における制御装置を提供することにある。
「問題点を解決するための手段」 上記目的を達成するために、本発明は、油圧回
路に、可変吐出ポンプと該可変吐出ポンプから吐
出される作動油により駆動される複数の油圧アク
チユエータとを設け、前記可変吐出ポンプの吐出
量変更機構を操作して、型閉、型開、射出、供
給、エジエクタ前後進、ノズル前後進等の各工程
を制御する射出成形機における制御装置におい
て、上記吐出量変更機構に連結された制御用モー
タと、上記各工程における油圧回路の作動油の圧
力を設定する圧力設定器に予め設定された設定値
の一つと、圧力検出手段で検出された上記油圧回
路における作動油の圧力の現在値とを圧力用比較
器で比較し、また上記各工程において作動する各
油圧アクチユエータの作動速度を設定する速度設
定器に予め設定された設定値の一つと、速度検出
手段で検出された各油圧アクチユエータの速度の
現在値とを速度用比較器で比較してそれらの比較
結果に基づく指令信号を上記制御用モータに送
り、上記吐出量変更機構の制御操作子の位置決め
制御を行つて上記各工程を制御するモータ駆動制
御装置とを具備した構成とした。
「作用」 本発明の射出成形機における制御装置にあつて
は、モータ駆動制御装置によつて、制御用モータ
を駆動して、該制御用モータに連結された可変吐
出モータの吐出量変更機構の位置決め制御を行な
つて、可変吐出モータの吐出量を変更し、射出成
形の各工程の制御を行なう。
「実施例」 以下、第1図ないし第6図に基づいて本発明の
第1実施例を説明する。
第1図中20は、基台21の上に立設されたエ
ンドプレートであり、このエンドプレート20の
左端側には、型締シリンダ油圧アクチユエータ2
2が固定されている。そして、この型締シリンダ
22のピストンロツド22aの先端部には上記エ
ンドプレート20を貫通して、トグル機構23の
中央部に連結されている。このトグル機構23の
上下に分岐した左右端は、それぞれエンドブレー
ト20と可動盤24とに連結されており、上記型
締シリンダ22のピストンロツド22aを前後進
することにより、トグル機構23を介して可動盤
24が、図示せぬガイド軸に支持されて、水平方
向に往復移動するようになつている。また、上記
可動盤24に対向して、上記エンドプレート20
と反対側の基台21の上には、固定盤25が立設
されており、型締シリンダ22によつて可動盤2
4が固定盤25に接近することにより、可動盤2
4に取付けられた可動型24aと固定盤25に取
付けられた固定型25aとが密着して、両金型2
4a,25aにより内部にキヤビテイ(空隙)2
6が形成されるようになつている。そして、、上
記可動盤24の、上記可動型24aが取付けられ
た面と反対側の面には、エジエクタシリンダ(油
圧アクチユエータ)27が固定されており、この
エジエクタシリンダ27のピストンロツド27a
を前進させることにより、該ピストンロツド27
aの先端部が、可動盤24及び可動型24aを貫
通して可動型24aの内部の成形品を外方に突き
出すようになつている。さらに、上記固定盤25
の、固定型25aが取付けられた面と反対側の面
(第1図において右側の面)側に先端部のノズル
28aを対向させた状態で、射出筒28が水平に
設置されており、射出筒28の上部には、射出筒
28の内部に樹脂を供給するホツパ29が配設さ
れている。そして、射出筒28の内部には、スク
リユ30が挿入されており、このスクリユ30の
基端部には、スクリユ回転油圧モータ(油圧アク
チユエータ)31の回転軸31aが連結されてい
る。さらにまた、スクリユ回転油圧モータ31
の、上記回転軸31aと反対側の端部には、射出
シリンダ(油圧アクチユエータ)32のビストン
ロツド32aが連結されており、このピストンロ
ツド32aを前後進することにより、スクリユ回
転油圧モータ31を介して、スクリユ30が水平
方向に往復移動するようになつている。そして、
上記射出筒28と射出シリンダ32とは、連結部
材33を介して連結されていると共に、該射出シ
リンダ32の基端部には、上記基台21に固定さ
れたノズル前後進シリンダ(油圧アクチユエー
タ)34のピストンロツド34aの先端部が連結
されており、該ピストンロツド34aを前後進す
ることにより、射出シリンダ32とスクリユ回転
油圧モータ31と共に、射出筒28が水平方向に
往復移動するようになつている。
上記型締シリンダ22及びエジエクタシリンダ
27の第1図において左右端には、それぞれ、型
開閉用電磁弁35及びエジエクタ前後進用電磁弁
36の各負荷側ポートA,Bが連結されている。
また、上記スクリユ回転油圧モータ31の一端及
び射出シリンダ32の右端には、それぞれ、射
出・供給用電磁弁38の負荷側ポートA,Bが連
結されており、該スクリユ回転油圧モータ31の
他端には、油タンクTが、かつ射出シリンダ32
の左端には、無転後退用電磁弁37がそれぞれ連
結されている。さらに、上記ノズル前後進シリン
ダ34の左右端にはノズル前後進用電磁弁39の
負荷側ポートA,Bが連結されている。そして、
上記各電磁弁35,36,38,39は、ABR
接続形4ポート3位置電磁弁であり、これらの電
磁弁35,36,38,39と無転後退用電磁弁
37のポンプ側ポートP及びその他のアクチユエ
ータA1とが、それぞれ、第4図に示すような流
量特性を有する双方向可変吐出ポンプ40と、圧
力センサ(圧力検出手段)41と、逆止弁42及
び回路圧用のリリーフ弁43を介して油タンクT
とに連結されている。さらにまた、上記射出・供
給用電磁弁37の戻りポートRには、背圧用のリ
リーフ弁44が連結されている。
上記可変吐出ポンプ40には、該可変吐出ポン
プ40を駆動する電動機45が連結されていると
共に、第2図に示す可変吐出ポンプ40の斜板
(制御操作子)40aを制御する制御用モータ4
6が、伝達機構47を介して連結されている。こ
の伝達機構47は、例えば、第2図に示すよう
に、傾転軸40bに回動自在に設置した斜板40
aの一端に、リンク47aを介して、制御棒47
bの一端が回動自在に連結され、かつこの制御棒
47bの他端にボールネジ47cの一端が螺着さ
れると共に、ボールネジ47cの他端に上記制御
用モータ46が連結されたものであり、制御用モ
ータ46によつてボールネジ47cが回転するこ
とにより、制御棒47bが支持部材47に支持さ
れた状態で左右に移動し、それに伴つて、リンク
47aを介して斜板40aが傾転軸40bを中心
にして回動するようになつている。なお、上記伝
達機構47としては、第3図に示すように、制御
棒47eの中間部に形成された溝部47fに、斜
板40aに突設されたローラー47gが嵌入され
ると共に、支持部材47hに摺動自在に支持され
た制御棒47eの一端側にバネ47iが装着さ
れ、かつ他端側にボールネジ47cが螺着された
構成のものでもよい。そして、上記制御用モータ
46には、該制御用モータ46の回転数を検出す
るパルスエンコーダ48が装着されている。
上記型開閉用電磁弁35の各ソレノイドa,b
と、エジエクタ前後進用電磁弁36の各ソレノイ
ドa,bと、無転後退用電磁弁37のソレノイド
bと、射出・供給用電磁弁38の各ソレノイド
a,bと、ノズル前後進用電磁弁39のソレノイ
ドa,bには、それぞれ、射出成形工程の総合的
なシーケンス(手順)を、各部の工程信号及び、
各部の動作位置検出器からの位置信号と位置設定
器との比較により得られる一致信号の組合せによ
つて制御するシーケンス制御部49の各励磁信号
S1〜S9が入力されるようになつている。ま
た、上記シーケンス制御部49が上記工程信号、
一致信号に応じて順次出力する型閉1速、2速、
ノズル前進、射出1速〜4速、供給1速、2速、
内圧除去、ノズル後退、型開1速、2速、エジエ
クタ前進、後進、低圧型閉圧、射出1圧〜3圧の
各指令信号S10〜S28が、それぞれ、速度・
圧力制御部50に入力されるようになつている。
上記速度・圧力制御部50に入力された各指令
信号S10〜S24は、インバータINVを介し
て、第1、第2型閉、ノズル前進、第1〜第4射
出、第1、第2供給、内圧除去、ノズル後退、第
1、第2型開、エジエクタ前進、後退を行う各油
圧アクチユエータ22,27,31,32,34
の作動速度を設定する速度設定部51の15個の速
度設定器51a〜51n、51pにそれぞれ送ら
れると共に、上記各指令信号S25〜S28は、
インバータINVを介して、それぞれ、低圧型閉、
第1〜第3射出の各圧力が設定された圧力設定部
52の4個の圧力設定器52a〜52dのうち1
つを有効にする4個のアナログスイツチSW1〜
SW4及び、オア回路ORにそれぞれ入力される
ように構成されている。
上記速度設定部51の各速度設定器51a〜5
1n、51pは、信号選択回路53のデジタル比
較器54の一方の入力端に接続されている。この
信号選択回路53は、上記デジタル比較器54
と、4個の3入力のナンド回路NAND1〜
NAND4と、2個の2入力のナンド回路NAND
5、NAND6と、上記オア回路ORと、1個のイ
ンバータINV1と、アナログ比較器55と、パ
ルス発生器PGとから構成されており、上記指令
信号S10〜S28に基づき、各設定部51,5
2に設定された設定値に応じて、正転、逆転パル
スPP、PNが選択されるようになつている。そし
て、上記各アナログスイツチSW1〜SW4はそ
れぞれ上記アナログ比較器55の一方の入力端に
接続され、かつ該アナログ比較器55の他方の入
力端には、インターフエース56を介して、上記
圧力センサ41の信号S29が入力されており、
アナログ比較器55は、これらの各アナログスイ
ツチSW1〜SW4からの入力値Xと、圧力セン
サ41からの入力値(圧力の現在値)Yとを比較
し、X>Yの時には、上記ナンド回路NAND3
に、かつX<Yの時には上記ナンド回路NAND
4に信号(高レベル)を出力するようになつてい
る。また、上記信号選択回路53の2つのナンド
回路NAND5、NAND6の各出力端は、それぞ
れ偏差カウンタ57に接続されており、この偏差
カウンタ57の出力は、デジタルアナログ回路5
8を介して比較点59に送られている。そして、
この比較点59においては、上記偏差カウンタ5
7の出力(デジタル値)をアナログ化した数値
と、上記パルスエンコーダ48からの信号S30
をインターフエース60を介してアナログ化した
数値とが比較され、この結果に基づいて、駆動回
路61が駆動信号S31を出力して上記制御用モ
ータ46を駆動するようになつている。さらに、
上記パルスエンコーダ48の検出値は、上記イン
ターフエース60を介して、帰還パルスとして上
記偏差カウンタ57及び現在値カウンタ62に入
力され、該偏差カウンタ57は、上記ナンド回路
NAND5からの正転パルスあるいはナンド回路
NAND6からの逆転パルスと上記インターフエ
ース60からの帰還パルスとの偏差をとり、これ
を上記デジタルアナログ回路58に送るものであ
る。また、上記現在値カウンタ62は、上記帰還
パルスを計数し、この計数値を上記デジタル比較
器54の他方の入力端に送るもので、該デジタル
比較器54は、速度設定器51からの値Xと現在
値カウンタ62からの値(速度の現在値)Yとを
比較して、X>Yならナンド回路NAND1に、
かつX<Yならナンド回路NAND2にそれぞれ
信号(高レベル)を送るようになつている。
次に、上記のように構成された射出成形機にお
ける制御装置の動作について説明する。
まず、射出成形機の運転に先立つて、第5図に
示した速度設定部51の各速度設定器51a〜5
1n、51pと圧力設定部52の各圧力設定器5
2a〜52dとにあらかじめ所定の値を設定して
おく。
次いで、連続して繰り返し射出成形工程を行な
うが、その1サイクルの工程について第6図に示
す動作チヤート図に基づいて説明する。
1つの射出成形工程の開始時に、シーケンス制
御部49が型閉1速(型閉開始)指令信号S10
を速度・圧力制御部50に対して出力すると、イ
ンバータINVを介して、速度設定部51の第1
型閉速度設定器51aに反転入力された該型閉1
速指令信号S10によつて、第1型閉速度設定器
51aに設定された第1型閉速度がデジタル比較
器54の一方の入力端に入力される。この場合、
制御用モータ46は回転しておらず、パルスエン
コーダ48からインターフエース60を介して現
在値カウンタ62にパルス信号S30が入力され
ていないから、上記デジタル比較器54はナンド
回路NAND1に対して高レベル信号を出力する。
また、圧力を制御するための各指令信号S25〜
S28は、速度・圧力制御部50に入力されてい
ないため、インバータINVを介して各指令信号
S25〜S28が入力されるオア回路ORの出力
は低レベルのままであり、このオア回路ORの出
力が入力される各ナンド回路NAND3、NAND
4及びインバータINV1の出力は高レベルに維
持されて、各ナンド回路NAND1、NAND2、
NAND5、NAND6に入力されている。従つ
て、圧力制御系のアナログ比較器55の出力は無
視されて、速度制御に影響を与えることがない。
そして、ナンド回路NAND1には、上記デジタ
ル比較器54及びインバータINV1から高レベ
ル信号が、かつパルス発生器PGから正転パルス
PPが入力されているから、この正転パルスPPが
有効となつて、ナンド回路NAND5を介して偏
差カウンタ57に入力される。これにより、偏差
カウンタ57は、上記正転パルスPPを計数し、
インターフエース60を介して入力されてくるパ
ルスエンコーダ48の検出値(この場合には、制
御用モータ46がまだ回転していないから0)と
の偏差をとつて、この結果をデジタルアナログ回
路58、比較点59を介して駆動回路61に送る
から、駆動回路61は制御用モータ46の回転を
開始させる。このため、制御用モータ46に連結
された伝達機構47を介して可変吐出ポンプ40
の斜板40aが回動して、可変吐出ポンプ40は
油の供給を開始する。この時、シーケンス制御部
49は、上記型閉1速指令信号S10を出力する
と共に、型開閉用電磁弁35のソレノイドaを励
磁する励磁信号S1を出力しているから、圧油が
型締シリンダ22のピストン側端に供給されて、
型締シリンダ22のピストンロツド22aが前進
し始める。従つて、該ピストンロツド22aの先
端にトグル機構23を介して連結された可動盤2
4が固定盤25側に近づき始める。
次いで、上記制御用モータ46の回転に伴い、
パルスエンコーダ48の出力S30がインターフ
エース60を介して現在値カウンタ62に入力さ
れ、現在値が計数されて、この現在値Yと上記第
1型閉速度設定器51aに設定された設定値Xと
が一致すると、デジタル比較器54は、高レベル
信号を出力しなくなるから、偏差カウンタ57に
は、各ナンド回路NAND5、NAND6からの正
転、逆転パルスのいずれも入力されなくなる。こ
れと共に、該偏差カウンタ57には、インターフ
エース60を介してパルスエンコーダ48の帰還
パルスが入力されているから、上記正転パルスと
帰還パルスとの偏差が0になつた時点で、偏差カ
ウンタ57の出力が0となり、これに基づいて、
比較点59、駆動回路61、制御用モータ46、
パルスエンコーダ48、インターフエース60で
構成されるフイードバツク制御系により、該制御
用モータ46の回転が停止される。従つて、制御
用モータ46に伝達機構47を介して連結されて
いる可変吐出ポンプ40の斜板40aの回動が停
止されるから、可変吐出ポンプ40は、その時の
斜板40aの傾転角に応じた量の油を吐出し続け
る。これにより、上記所定量の圧油が型開閉用電
磁弁35を介して型締シリンダ22のピストン側
端(第1図において左端)に供給され続けるか
ら、トグル機構23を介して、上記可動盤24が
上記速度設定部51の第1型閉速度設定器51a
の設定値に基づいた速度で固定盤25側に近づ
く。
次いで、各部の工程信号及び、各部の動作位置
検出器からの位置信号と位置設定器との比較によ
り得られる一致信号等の組合せによつて、シーケ
ンス制御部49が各指令信号S11〜S24を順
次速度・圧力制御部50に対して出力すると共
に、各電磁弁35〜39に対して第6図に示すよ
うに励磁信号S1〜S9を出力すると、上述した
のと同様にして、順次、速度設定部51の各速度
設定器51b〜51n,51pの設定値がデジタ
ル比較器54に入力されて、この設定値に基づく
制御用モータ46の回転制御が行なわれ、可変吐
出ポンプ40の斜板40aの位置決め制御が行な
われて、可変吐出ポンプ40の吐出量が操作され
ると共に、各励磁信号S1〜S9に基づいて、各
電磁弁35〜39が順次切換わる。これにより、
可動盤24の型閉速度が第1型閉速度から第2型
閉速度に切り換わり(指令信号S11出力時)、
射出筒28がスクリユ回転油圧モータ31と射出
シリンダ32とともに、設定されたノズル前進速
度に基づいて固定盤25側に接近し(指令信号S
12出力時)、射出筒28内のスクリユ30が、
第1〜第4射出速度に基づいて前進し(指令信号
S13〜S16出力時)、該スクリユ30が、第
1、第2供給速度に基づいて回転しながら後退し
(指令信号S17,S18出力時)、スクリユ30
が内圧除去速度に基づいて無転後退し(指令信号
S19出力時)、射出筒28がノズル後退速度に
基づいて固定盤25から離れ(指令信号S20出
力時)、可動盤24が第1、第2型開速度に基づ
いて固定盤25から離れ(指令信号S21,S2
2出力時)、エジエクタシリンダ27のピストン
ロツド27aが、エジエクタ前進、後退速度に基
づいて、前進して成形品を突き出し、元に戻る
(指令信号S23,S24出力時)、一連の動作が
行なわれる。
また、型閉工程時及び射出工程時の後期におい
て、シーケンス制御部49が速度・圧力制御部5
0に対して、指令信号S25〜S28を出力する
と、第5図において、インバータINV、アナロ
グスイツチSW1〜SW4を介して圧力設定部5
2の各圧力設定器52a〜52dに設定された設
定値のうち1つが有効になると共に、オア回路
OR、インバータINV1を介して、各ナンド回路
NAND1、NAND2の入力が常に低レベルに維
持される。従つて、速度制御系のデジタル比較器
54の出力は無視されて、圧力制御系の信号のみ
が有効となる。すなわち、アナログ比較器55に
おいて、上記圧力設定部52で選択された設定値
Xと、インターフエース56を介して入力された
圧力センサ41の検出値Yとが比較され、X>Y
の時には、ナンド回路NAND3が有効とされて、
パルス発生器PGの正転パルスPPがナンド回路
NAND5を介して偏差カウンタ57に、かつX
<Yの時には、ナンド回路NAND4が有効とな
り、パルス発生器PGの逆転パルスPNがナンド回
路NAND6を介して偏差カウンタ57にそれぞ
れ入力される。そして、この正逆転パルスに基づ
いて、偏差カウンタ57、デジタルアナログ回路
58、比較点59、インターフエース60、駆動
回路61、制御用モータ46、パルスエンコーダ
48で構成されるフイードバツク制御系により、
該制御用モータ46の回転制御が行なわれ、可変
吐出ポンプ40の斜板40aの位置決め制御が行
なわれて、該可変吐出ポンプ40の吐出方向及び
吐出量が操作される。これにより、可動盤24
の、固定盤25への接近に基づく両金型24a,
25a間の型締力が低圧型閉圧力の設定値に抑え
られ金型が保護されると共に(指令信号S25出
力時)、射出筒28内のスクリユ30が第1〜第
3射出圧力に基づいて前進して所定の各射出圧力
を維持する。
このようにして、射出成形工程の各工程を連続
して繰り返すことにより、多数の成形品が円滑に
取出される。この場合、可変吐出ポンプ40の斜
板40aを直接、制御用モータ46で駆動し、斜
板40aの位置決め制御を行なうと共に、制御用
モータ46の回転制御にデジタル制御を組込んだ
から、電源変動、温度変化等の外乱要素の影響を
受けにくいと共に、繰返し特性の向上が図れる。
また、圧力センサ41の出力に基づいて制御用モ
ータ46を駆動制御することによつて、容易にか
つ確実に圧力制御が行なわれる。さらに可変吐出
ポンプ40の斜板40aを制御するだけで、速
度・圧力制御がされるから、油圧回路が簡単にな
り、保守点検作業が行ない易い。
また、第7図に示すように、上記パルス発生器
PGに、シーケンス制御部49からの各指令信号
S10〜S28に基づいて選択される19個の周波
数設定器からなるパルス周波数設定部70を付設
して、上記各指令信号S10〜S28に基づいて
パルス周波数設定部70にあらかじめ設定された
値を選択して、この値に基づいて、上記パルス発
生器PGが出力する正転、逆転パルスPP、PNの
周波数を変更することにより、各工程における変
速、変圧時の立上り、立下り特性を制御して(第
8図において、斜板40aの位置の斜板変更速度
を制御して)、より高精度の射出成形制御を行な
うようにしてもよい。
なお、本実施例においては、双方向可変吐出ポ
ンプ40の斜板40aを位置決め制御したが、第
9図に示すような流量特性を有する一方向可変吐
出ポンプを用いる場合には、第10図に示すよう
に一方向可変吐出ポンプ71の吐出端に、第1図
に示す逆止弁42の代わりに、流量調整弁72及
び電磁切換弁73を連結し、この電磁切換弁73
のソレノイドに第5図に示す上記オア回路ORの
出力信号を増幅して入力することによつて、圧力
制御時(各指令信号S25〜S28出力時)に
は、電磁切換弁73を切換えて、可変吐出ポンプ
71が供給する圧油の一部を流量調整弁72、電
磁切換弁73を介して油タンクTに戻すと共に、
可変吐出ポンプ71の吐出量を、斜板を操作する
ことにより制御して所定の圧力を得るようにして
もよい。この場合には、上記第1実施例の双方向
可変ポンプ40による速度・圧力制御と同様の制
御が一方向可変ポンプ71でも可能となる。
なお、パルスエンコーダ48と現在値カウンタ
62は速度検出手段を構成し、またシーケンス制
御部49と速度・圧力制御部50はモータ駆動制
御装置を構成している。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明は、油圧回路に、
可変吐出ポンプと該可変吐出ポンプから吐出され
る作動油により駆動される複数の油圧アクチユエ
ータとを設け、前記可変吐出ポンプの吐出量変更
機構を操作して、型閉、型開、射出、供給、エジ
エクタ前後進、ノズル前後進等の各工程を制御す
る射出成形機における制御装置において、上記吐
出量変更機構に連結された制御用モータと、上記
各工程における油圧回路の作動油の圧力を設定す
る圧力設定器に予め設定された設定値の一つと、
圧力検出手段で検出された上記油圧回路における
作動油の圧力の現在値とを圧力用比較器で比較
し、また上記各工程において作動する各油圧アク
チユエータの作動速度を設定する速度設定器に予
め設定された設定値の一つと、速度検出手段で検
出された各油圧アクチユエータの速度の現在値と
を速度用比較器で比較してそれらの比較結果に基
づく指令信号を上記制御用モータに送り、上記吐
出量変更機構の制御操作子の位置決め制御を行つ
て上記各工程を制御するモータ駆動制御装置とを
具備した構成とされているので、モータ駆動制御
装置によつて制御用モータを駆動して、該制御用
モータに連結された可変吐出ポンプの吐出量変更
機構の位置決め制御を行なつて、可変吐出ポンプ
の吐出量を変更することにより、連続成形時の繰
り返し特性の向上が図れ、かつきめの細かい高精
度の速度・圧力制御ができ、精密な樹脂成形品の
成形が実施できる上に、油圧系の構成が簡単にな
り、保守点検が容易に行なえるという優れた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明の第1実施例を示
すもので、第1図は全体構成を示す概略構成図、
第2図は伝達機構の一例を示す説明図、第3図は
伝達機構の他の一例を示す説明図、第4図は双方
向可変吐出ポンプの流量特性を示す特性図、第5
図は電気回路部を示すブロツク図、第6図は射出
成形工程の1サイクルの内容を説明する動作チヤ
ート図、第7図と第8図は本発明の第2実施例を
示すもので、第7図はパルス周波数設定部を示す
ブロツク図、第8図は斜板の位置と時間との関係
を示す特性図、第9図と第10図は本発明の第3
実施例を示すもので、第9図は一方向可変吐出ポ
ンプの流量特性を示す特性図、第10図は、圧油
供給部を説明する油圧回路図、第11図ないし第
19図は従来の可変吐出ポンプを示すもので、第
11図は断面図、第12図は油圧回路図、第13
図は吐出し量と圧力との関係を説明する特性図、
第14図は2圧コンペンセータ制御を説明する油
圧回路図、第15図は2圧コンペンセータ制御時
の吐出し量と圧力との関係を説明する特性図、第
16図はアンロード付プレツシヤコンペセータ制
御を説明する油圧回路図、第17図は同制御時の
吐出し量と圧力との関係を示す特性図、第18図
は比例電磁式ロードセンシング制御を説明する油
圧回路図、第19図は同制御時の吐出し量と圧力
との関係を示す特性図である。 22……型締シリンダ(油圧アクチユエータ)、
27……エジエクタシリンダ(油圧アクチユエー
タ)、31……スクリユ回転油圧モータ(油圧ア
クチユエータ)、32……射出シリンダ(油圧ア
クチユエータ)、34……ノズル前後進シリンダ
(油圧アクチユエータ)、40……双方向可変吐出
ポンプ、40a……斜板(制御操作子)、40b
……傾転軸、41……圧力センサ(圧力検出手
段)、46……制御用モータ、47……伝達機構、
48……パルスエンコーダ、49……シーケンス
制御部、50……速度・圧力制御部、51a〜5
1n,51p……速度設定器、52a〜52d…
…圧力設定器、54……デジタル比較器(速度用
比較器)、55……アナログ比較器(圧力用比較
器)、71……一方向可変吐出ポンプ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 油圧回路に、可変吐出ポンプと該可変吐出ポ
    ンプから吐出される作動油により駆動される複数
    の油圧アクチユエータとを設け、前記可変吐出ポ
    ンプの吐出量変更機構を操作して、型閉、型開、
    射出、供給、エジエクタ前後進、ノズル前後進等
    の各工程を制御する射出成形機における制御装置
    において、上記吐出量変更機構に連結された制御
    用モータと、上記各工程における油圧回路の作動
    油の圧力を設定する圧力設定器に予め設定された
    設定値の一つと、圧力検出手段で検出された上記
    油圧回路における作動油の圧力の現在値とを圧力
    用比較器で比較し、また上記各工程において作動
    する各油圧アクチユエータの作動速度を設定する
    速度設定器に予め設定された設定値の一つと、速
    度検出手段で検出された各油圧アクチユエータの
    速度の現在値とを速度用比較器で比較してそれら
    の比較結果に基づく指令信号を上記制御用モータ
    に送り、上記吐出量変更機構の制御操作子の位置
    決め制御を行つて上記各工程を制御するモータ駆
    動制御装置とを具備したことを特徴とする射出成
    形機における制御装置。
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