JPH064566B2 - 含窒素テルペンアルコ−ル類及びこれを有効成分とする抗アレルギ−剤 - Google Patents

含窒素テルペンアルコ−ル類及びこれを有効成分とする抗アレルギ−剤

Info

Publication number
JPH064566B2
JPH064566B2 JP61050784A JP5078486A JPH064566B2 JP H064566 B2 JPH064566 B2 JP H064566B2 JP 61050784 A JP61050784 A JP 61050784A JP 5078486 A JP5078486 A JP 5078486A JP H064566 B2 JPH064566 B2 JP H064566B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
hydrogen atom
compound
nitrogen
hydroxyl group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61050784A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62207244A (ja
Inventor
浩一 金平
勝司 江尻
万蔵 塩野
芳司 藤田
條二 山原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
Priority to JP61050784A priority Critical patent/JPH064566B2/ja
Priority to CA000514072A priority patent/CA1320724C/en
Priority to EP86109915A priority patent/EP0209158B1/en
Priority to AT86109915T priority patent/ATE98217T1/de
Priority to DE3689369T priority patent/DE3689369T2/de
Priority to US06/887,431 priority patent/US4946857A/en
Publication of JPS62207244A publication Critical patent/JPS62207244A/ja
Priority to US07/533,395 priority patent/US5143921A/en
Priority to US07/894,567 priority patent/US5284850A/en
Priority to US08/151,039 priority patent/US5428056A/en
Publication of JPH064566B2 publication Critical patent/JPH064566B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Hydrogenated Pyridines (AREA)
  • Pyridine Compounds (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Epoxy Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規な含窒素テルペンアルコール又はその薬理
学的に許容される塩及びこれらを有効成分とする抗アレ
ルギー剤に関する。
〔従来の技術〕
生体は細菌又はウイルスによる感染、異種タンパク質又
は薬物の浸入に対する生体防御反応として免疫反応を起
こし、この免疫反応によって生体は維持されている。し
かし、免疫反応は生体に都合のよいことばかりではな
く、場合によって障害を与えるアレルギー反応にもな
る。アレルギー炎症が起こる部位では肥満細胞又は好塩
基球の細胞表面で抗原抗体反応が起こり、その結果、脱
顆粒が生じ、ついで顆粒中のヒスタミン、セロトニン、
SRS−A、ECF−A、プロスタグランジンなどの化
学伝達物質が遊離、放出される。これらの化学伝達物質
は多くの血管系に作用し、血圧低下、脈拍微弱、意識障
害、皮膚蒼白、チアノーゼ、冷汗などの急性循環不全症
状、声門浮腫、気道収縮、粘液分泌増加による喘鳴、呼
吸困難などの呼吸症状、その他、腹痛、腹鳴、下痢、嘔
吐などの消化器症状、ジン麻疹などの皮膚症状などを生
起させ、重症例ではショック死をきたす。化学伝達物質
の遊離を抑制する化合物についての研究がなされ、クロ
モリンナトリウム、トラニラスト、ケトチフェンなどが
細胞膜脂質二重層に作用してその流動性を低下させ、細
胞膜を安定化させることによって細胞表面からの化学伝
達物質の遊離を抑制する効果を奏することが見出され、
抗アレルギー剤として使用されるに至っている。また、
テルペン系化合物が細胞膜安定化作用を有することが知
られており、テルペンアミンである塩酸イプロヘプチン
が注射投与型の抗アレルギー剤として使用されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記のクロモリンナトリウムは最も便利な投与方法であ
る経口投与では抗アレルギー効果が発現しないこと、ト
ラニラストは血尿、膿尿、排尿困難などの膀胱炎様副作
用を呈すること、またケトチフェンは投与後、約4〜6
週間経過しはじめて抗アレルギー効果が発現するという
遅効性であり、しかも眠けなどの副作用を有することな
ど、化学伝達物質遊離、抑制剤はそれぞれ薬剤として望
ましくない性質を有しており、また塩酸イプロヘプチン
は眠け、むかつきなどの副作用を有することが知られて
いる。このような実状から毒性や副作用が少なくて長期
の連用に付することができ、しかも経口投与可能な優れ
た抗アレルギー剤の開発が望まれているのが現状であ
る。
しかして、本発明の目的の1つは、優れた抗アレルギー
作用を持続的に発揮し、かつ安全な新規な化合物を提供
するにある。また本発明の他の目的は該新規な化合物の
抗アレルギー剤としての用途を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によれば、上記の目的は、一般式 (式中、X1は水素原子若しくはヒドロキシル基を表わ
し、かつY1は水素原子を表わすか、又はX1とY1は一
緒になって結合を形成し、Xは水素原子若しくはヒド
ロキシル基を表わし、かつY2は水素原子を表わすか、
又はX2とY2は一緒になって結合を形成し、X3は水素
原子若しくはヒドロキシル基を表わし、Y3はX3が水素
原子である場合ヒドロキシル基を表わし、X3がヒドロ
キシル基である場合水素原子若しくはヒドロキシル基を
表わし、R1及びR2は同一若しくは異なりそれぞれ水素
原子;ヒドロキシル基、フェニル基、ピリジリルカルボ
ニルオキシ基またはモルホリノ基で置換されていてもよ
い低級アルキル基;ベンジル基で置換されていてもよい
4−ピペリジニル基;ピリジル基;ピリジリルカルボニ
ル基若しくはイソキノリル基を表わすか、又はR1とR2
はこれらが結合している窒素原子と一緒になって員数が
5若しくは6である複素環を形成する。ここで、該複素
環は環内に−O−,−S−, る群から選ばれる基を1〜3個有してもよく、R3は水
素原子;メトキシ基を有していてもよいフェニル基で置
換されていてもよい低級アルキル基を表わす。)で示さ
れる含窒素テルペンアルコール又はその薬理学的に許容
される塩を提供することによって達成され、また該含窒
素テルペンアルコール又はその薬理学的に許容される塩
を有効成分とする抗アレルギー剤を提供することによっ
て達成される。
上記一般式(I)において、R1及びR2が表わす低級ア
ルキル基としてはメチル基、エチル基、プロピル基、ブ
チル基などの基が挙げられ、これらの低級アルキル基は
ヒドロキシル基、フェニル基、ピリジルカルボニルオキ
シ基又はモルホリノ基のごとき置換基を有していてもよ
い。R1及びR2が表わすことがあるベンジル基で置換さ
れていてる4−ピペリジニル基としては、N−ベンジル
−4−ピペリジニル基などが例示される。またR1とR2
がこれらが結合している窒素原子と一緒になって形成す
る員数が5若しくは6である複素環としては、 3が表わす低級アルキル基としてはメチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基などの基が挙げられ、これら
の低級アルキル基はフェニル基で置換されていてもよ
く、該フェニル基はメトキシ基を有していてもよい。メ
トキシ基を有していてもよいフェニル基で置換されてい
る低級アルキル基としては、ジフェニルメチル基、2−
メトキシベンジル基、3,4,5−トリメトキシベンジ
ル基などが例示される。
一般式(I)で示される含窒素デンペンアルコールの代
表例として次のものを挙げることができる。2−アミノ
−3,7−ジメチル−6−オクテン−1,3−ジオール〔化合
物(1)〕 2−(ジメチルアミノ)−3,7−ジメチル−6−オクテ
ン−1,3−ジオール〔化合物(2)〕 2−(プロピルアミノ)−3,7−ジメチル−6−オクテ
ン−1,3−ジオール〔化合物(3)〕 2−(ジブチルアミノ)−3,7−ジメチル−6−オクテ
ン−1,3−ジオール〔化合物(4)〕 3,7−ジメチル−2−(1−ピロリジニル)−6−オク
テン−1,3−ジオール〔化合物(5)〕 3,7−ジメチル−2−(1−ピペリジノ)−6−オクテ
ン−1,3−ジオール〔化合物(6)〕 3,7−ジメチル−2−(4−モルホリノ)−6−オクテ
ン−1,3−ジオール〔化合物(7)〕 2−〔(2−ヒドロキシエチル)メチルアミノ〕−3,7
−ジメチル−6−オクテン−1,3−ジオール〔化合物
(8)〕 2−アミノ−3,7−ジメチル−1,3−オクタンジオール
〔化合物(9)〕 2−(ジブチルアミノ)−3,7−ジメチル−1,3−オクタ
ンジオール〔化合物(10)〕 2−〔(2−ヒドロキシエチル)メチルアミノ〕−3,7
−ジメチル−1,3−オクタンジオール〔化合物(11)〕 2−アミノ−3,7,11−トリメチル−3−ドデカノール
〔化合物(12)〕 2−(メチルアミノ)−3,7,11−トリメチル−1,3−ド
デカンジオール〔化合物(13)〕 2−〔4−(N−ベンジル)ピペリジノアミノ〕−3,7,
11−トリメチル−1,3−ドデカンジオール〔化合物(1
4)〕 2−(1H−イミダゾール−1−イル)−3,7,11−トリ
メチル−1,3−ドデカンジオール〔化合物(15)〕 3,7,11−トリメチル−2−〔4−〔(2,3,4−トリメト
キシフエニル)メチル〕ピペラジニル〕−1,3−ドデカ
ンジオール〔化合物(16)〕 N−メチル−N−(1,3−ジヒドロキシ−3,7,11−トリ
メチルドデカン−2−イル)ニコチンアミド〔化合物(1
7)〕 2−〔(2−ヒドロキシエチル)アミノ〕−3,7,11−ト
リメチル−1,3−ドデカンジオール〔化合物(18)〕 2−(テトラヒドロ−2H−1,4−チアジン−4−イ
ル)−3,7,11−トリメチル−1,3−ドデカンジオール
〔化合物(19)〕 2−〔3−(4−モルホリノ)プロピル〕アミノ−3,7,
11−トリメチル−1,3−ドデカンジオール〔化合物(2
0)〕 2−(メチルアミノ)−3,7,11−トリメチル−3,7−ド
デカンジオール〔化合物(21)〕 2−(ベンジルメチルアミノ)−3,7,11−トリメチル−
3,7−ドデカンジオール〔化合物(22)〕 2−(ジメチルアミノ)−3,7,11,15−テトラメチル−
1,3−ヘキサデカンジオール〔化合物(23)〕 2−〔(2−ヒドロキシエチル)メチルアミノ〕−3,7,
11,15−テトラメチル−1,3−ヘキサデカンジオール〔化
合物(24)〕 2−〔(2−ニコチノイルオキシエチル)メチルアミ
ノ〕−3,7,11,15−テトラメチル−1,3−ヘキサデカンジ
オール〔化合物(25)〕 一般式(I)で示される窒素テンペルアルコールの薬理
学的に許容される塩としては塩酸、硫酸などの鉱酸の
塩;メタンスルホン酸、P−トルエンスルホン酸などの有機スルホン酸
の塩;酢酸、プロピオン酸、コハク酸、乳酸、酒石酸、
リンゴ酸、クエン酸などの有機カルボン酸の塩などが挙
げられる。
一般式(I)で示される含窒素テルペンアルコールは例
えば次の方法(i)、方法(ii)などによって製造すること
ができる。
(i)一般式(I)においてX3がヒドロキシル基である化
合物 (上記式中、X1、Y1、X2、Y2、Y3、R1、R2及び
nは前記定義のとおりである。
この方法は、一般式(II)で示されるエポキシテルペン
と一般式(III)で示される含窒素化合物とを加熱下に
反応させるか、又は一般式(III)で示される含窒素化
合物をリチウム、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ
金属;メチルリチウム、n−ブチルリチウム、フェニル
リチウムなどの有機リチウム;若しくはメチルマグネシ
ウムブロマイド、メチルマグネシウムクロライド、エチ
ルマグネシウムブロマイド、エチルマグネシウムクロラ
イドなどのグリニヤール試薬と反応させることにより対
応する金属含窒素化合物に変換したのち、該金属含窒素
化合物と一般式(II)で示されるエポキシテルペンを反
応させることにより行われる。一般式(II)で示される
エポキシテルペンと一般式(III)示される含窒素化合
物との反応はメチルアルコール、エチルアルコール、ジ
オキサンなどの不活性溶媒の存在下又は不存在下に通常
約80〜200℃の温度で行う。含窒素化合物の使用量
はエポキシテルペン1モルに対して約1〜5モル量であ
る。使用される含窒素化合物の沸点が反応温度よりも低
い場合には加圧下に反応を行うのが好ましい。また含窒
素化合物はアンモニア水、メチルアミン水溶液など水を
含む状態で使用できる。反応時間は反応温度により変動
するが、通常約1〜24時間である。一般式(III)で
示される含窒素化合物を対応する金属含窒素化合物に変
換する反応は、該含窒素化合物を常法に従って等モル量
のアルカリ金属、有機リチウム又はグリニヤール試薬と
反応させることにより行われる。得られた金属含窒素化
合物と一般式(II)で示されるエポキシテルペンとの反
応は、一般式(II)で示されるエポキシテルペンと一般
式(III)で示される含窒素化合物との反応において反
応温度として約0〜100℃の温度を採用する以外は同
様にして行うことができる。
原料として使用される一般式(II)で示されるエポキシ
テルペンは例えば次の方法によって製造することができ
る。
(上記式中、X1、Y1、X2、Y2、Y3及びnは前記定
義のとおりである。) 一般式(IV)で示されるアリル型アルコールをバナジウ
ム又はモリブデンの誘導体からなる触媒の存在下にt−
ブチルヒドロペルオキシド、クメンヒドロペルオキシド
などの過酸化物と常法に従って反応させることにより一
般式(II)で示されるエポキシテルペンを製造すること
ができる。〔J.Am.Chem.Soc.,95,6136(1973)参照〕。
(ii)一般式(I)においてX2及びX3が各々ヒドロキ
シル基であり、Y2が水素原子であり、かつnが1であ
る化合物 (式中、X1、Y1、Y3、R1及びR2は前記定義のとお
りであり、haloはハロゲン原子を表わす。) この方法は、一般式(V)で示されるアルコールを塩化
イソブチルマグネシウム、臭化イソブチルマグネシウム
などのハロゲン化イソブチルマグネシウムとチタノセン
ジクロライドの存在下に反応させ、生成したグリニヤー
ル試薬と一般式(VI)で示されるアミノケトンとを反応
させることにより行われる。グリニヤール試薬生成反応
はテトラヒドロフランなどの溶媒中で行うのが好まし
い。チタノセンジクロライドの使用量は原料の一般式
(V)で示されるアルコールに対して約1〜10モル%
の範囲であるが、好ましくは約3〜7モル%の範囲であ
る。ハロゲン化イソブチルマグネシウムの使用量は一般
式(V)で示されるアルコールが有するヒドロキシル基
の数によって変化し、ヒドロキシル基を1個有するアル
コールに対してはその約2倍モル、ヒドロキシル基を2
個有するアルコールに対してはその約3倍モル、ヒドロ
キシル基を3個有するアルコールに対してはその約4倍
モルである。この反応は通常、一般式(V)で示される
アルコールのテトラヒドロフラン溶液中に約−10℃〜
50℃の温度でハロゲン化イソブチルマグネシウムのテ
トラヒドロフラン溶液を滴下し、ついで約15〜35℃
の温度でチタノセンジクロライドを添加し約3〜10時
間攪拌することにより行う。このようにして調製したグ
リニヤール試薬と一般式(VI)で示されるアミノケトン
との反応は通常、グリニヤール試薬の調製液にアミノケ
トンを滴下し、ついで約0〜50℃の温度で約1〜10
時間攪拌することにより行う。アミノケトンはグリニヤ
ール試薬の調製に用いた一般式(V)で示されるアルコ
ールの1モル当り約0.7〜2モル用いるのが好まし
い。
上記の方法により得られた一般式(I)で示される含窒
素テルペンアルコールを含む反応混合物をそのまま蒸留
するか、又は該反応混合物から低沸点化合物を留去し、
その残渣を減圧蒸留若しくはカラムクロマトグラフィー
に付するか、又は該反応混合物を水、飽和塩化アンモニ
ウム水溶液などにあけ、ジエチルエーテル、ジクロルエ
タンなどで抽出し、抽出液を水、重曹水などで洗滌後、
無水硫酸マグネシウムなどで乾燥し、溶媒を留去したの
ち、その残渣を減圧蒸留若しくはカラムクロマトグラフ
ィーに付することにより、一般式(I)で示される含窒
素テルペンアルコールを分離取得することができる。
以下、本発明化合物及び対照薬として用いたクロモリン
ナトリウム、トラニラストなどについての抗アレルギー
作用の試験及びその結果を示す。
試験方法 Hartley系雄性モルモット(体重約250g)に卵製ア
ルブミン(投与量100mg/kg)を腹腔内及び筋肉内投
与し、投与後3日目に同様の操作を行う。3〜4週間
後、モルモットを放血致死せしめ感作した気管支筋を摘
出し、幅1.5mmの輪状とし、これを3個繋いで標本を
作製する。Tissue浴中に該標本を釣下げ1gの負荷を与
える。浴温度を37℃に保ち、浴中に95%酸素−5%炭
酸ガスの混合ガスを常時吹き込む。標本が安定したのち
(約1時間を要す)、Tissue浴中にヒスタミン塩酸塩を
浴中の温度が10-5Mとなるように加え、収縮曲線を描
かせる。収縮が安定したのち、リンゲル液を用いて10
分間隔で3回洗浄し、標本の収縮を安定させる(約1時
間を要す)。次に、Tissue浴中に被検化合物を加え、そ
の10分後に卵製アルブミンを5mg/mlの割合で加え、
標本の収縮高を測定し、抑制率を算出する。抑制率は次
の計算式により算出する。
A:対照群の卵製アルブミン添加時の収縮高 A′:被検化合物投与群の卵製アルブミン添加時の収縮
高 H:対照群のヒスタミン塩酸塩添加時の収縮高 H′:被検化合物投与群のヒスタミン塩酸塩添加時の収
縮高 試験成績 被検化合物の濃度と抑制率を第1表に示す。
第1表から明らかなように被検化合物のすべてにおいて
抗アレルギー作用が認められ、ほとんどの本発明化合物
は対照薬のトラニラスト、クロモリン酸ナトリウムに比
べ強い抗アレルギー作用を示した。
このように本発明化合物は抗アレルギー剤として優れた
特性を有するものであり、さらに毒性試験においても低
毒性であることが確認された。前記の代表例として挙げ
た本発明化合物の急性毒性値〔LD50(ddY系雄性マウ
ス、体重20〜23g、1群10匹、経口投与)〕はい
ずれも3500mg/kg以上であった。
以上の薬理試験の結果より、本発明化合物はアレルギー
反応に起因する各種の症状、例えば気管支喘息、アレル
ギー性鼻炎、蕁麻疹などの予防・治療剤として使用する
ことができる。
本発明化合物の臨床用量は、一般に成人1日当り約25
〜200mg、好ましくは50〜100mgの量で、1〜3
回に分服される。
本発明化合物は任意慣用の製剤方法を用いて経口又は非
経口投与用に調製することができる。従って、本発明は
人体医薬として好適な少なくとも1種の本発明の化合物
を含有する製剤組成物をも包含するものである。このよ
うな組成物は任意所要の製薬用担体又は賦形剤により慣
用の方法で使用に供される。
この組成物が経口用製剤である場合には、該製剤は消化
管からの吸収に好適な形態で提供れされるのが望まし
い。経口投与の錠剤及びカプセルは単位量投与形態であ
り、結合剤、例えばシロップ、アラビアゴム、ゼラチ
ン、ソルビット、トラガカント、ポリビニルピロリドン
など;賦形薬、例えば乳糖、とうもろこし澱粉、りん酸
カルシウム、ソルビット、グリシンなど;潤滑剤、例え
ばステアリン酸マグネシウム、タルク、ポリエチレング
リコール、シリカなど;崩壊剤、例えば馬鈴薯澱粉な
ど;又は許容し得る湿潤剤、例えばラウリル硫酸ナトリ
ウムなどのような慣用の賦形剤を含有していてもよい。
錠剤は当業界において周知の方法でコーティングしても
よい。経口用液体製剤は水性又は油性懸濁剤、溶液、シ
ロップ、エリキシル剤、その他であってもよく、あるい
は使用する前に水又は他の適当なビヒクルで再溶解させ
る乾燥生成物であってもよい。このような液体製剤は普
通に用いられる添加剤、例えば懸濁化剤、例えばソルビ
ットシロップ、メチルセルロース、グルコース/糖シロ
ップ、ゼラチン、ヒドロキシエチルセルロ-ス、カルボキシメチルセ
ルロース、ステアリン酸アルミニウムゲル、水素化食用
脂など;乳化剤、例えばレシチン、モノオレイン酸ソル
ビタン、アラビアゴムなど;非水性ヒビクル、例えばア
ーモンド油、分別ココナット油、油性エステル、プロピレン
グリコール、エチルアルコールなど;防腐剤、例えばp
−ヒドロキシ安息香酸メチル、p−ヒドロキシ安息香酸
プロピル、ソルビン酸などを含有してもよい。
また注射剤を調製する場合には、本発明化合物に必要に
よりpH調製剤、緩衝剤、安定化剤、保存剤、可溶化剤な
どを添加し、常法により皮下、筋肉内、静脈内注射剤と
する。
本発明化合物は皮膚親和性を有することから、化粧品の
基剤成分に混入し、化粧品によるアレルギー反応に起因
する接触性皮膚炎の予防に用いることもできる。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を説明するが、本発明はこれ
らの実施例により限定されるものではない。
実施例1 攪拌機、冷却器及び温度計を付けた2容三口フラスコ
にフイトール463.6g(1.57mole)、70%(重量)t−
ブチルヒドロペルオキシド水溶液221.8g(1.72mole)及
び五酸化バナジウム710mgを仕込み、90℃で6時間
反応させた。反応終了後、反応混合物に14%(重量)
亜硫酸ナトリウム水溶液350.4gを加え、室温で30分
間攪拌混合したのち、この混合液を分液漏斗に移し、分
液した。上層液を等容量の1N−水酸化ナトリウム水溶
液と室温で攪拌混合したのち、n−ヘキサンで抽出し
た。抽出液を等容量の水で3回洗滌した。ついで抽出液
からn−ヘキサンを留去させることにより2,3−エポキ
シ−3,7,11,15−テトラメチルヘキサデカン−1−オー
ルを467.0g得た。収率96%。
Massスペクトル(m/z):312(M+) 上記の方法においてフイトールの代りにゲラニオール、
3,7−ジメチル−2−オクテン−1−オール又は3,7,11
−トリメチル−2−ドデセン−1−オールを用いて同様
に反応及び分離操作を行った。結果を第2表に示す。
2,3−エポキシ−3,7−ジメチル−1−オクタノール1
7.2g及び(2−ドロキシエチル)メチルアミン1
5.0g及びトルエン20mlをフラスコ内へ入れ、4時
間貨物還流した。反応終了後、反応混合物を減圧下に蒸
留することにより、下記の物性を有する2−〔(2−ヒ
ドロキシエチル)メチルアミン〕−3,7−ジメチル−1,3
−オクタンジオール〔化合物(11)〕を21.0g得た。
収率85%。
沸点:154℃/0.2mmHg Massスペクトル(m/z):247(M+1 H-NMRスペクトル(90MHz)▲δCDCl3 HMS▼:0.8
2(d,J=7Hz,6H),1.13(a,6H),
0.8〜1.7(m,7H),2.48(s,3H),
2.5〜2.75(m,1H),2.8〜3.0(m,
2H),3.35〜4.1(m,7H) 実施例2 2,3−エポキシ−3,7−ジメチル−6−オクテン−1−オ
ール17.0g及びアンモニア水溶液(28%)10ml
をオートクレーブ内に入れ、100℃で6時間加熱攪拌
した。反応終了後、反応混合物から低沸点化合物を留去
し、その残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(エタノール95%及びトリエチルアミン5%の溶液で
展開)に付することにより、下記の特性を有する2−ア
ミノ−3,7−ジメチル−6−オクテン−1−オール〔化
合物(1)〕7.9gを得た。収率42%。
Massスペクトル(m/z):187(M+1.27(s,3H);1.59,1.66(each
s,6H);1.3〜1.7〜(m,2H);1.9
〜2.25(m,2H);2.4〜2.6(broa
d,1H);2.92(dd,J=5Hz及び6Hz,
1H);3.5〜3.9(m,2H);4.9〜5.2
(m,1H) 実施例3〜21 第3表に示されるエポキシテルペン(II)と含窒素化合物
(III)とをそれぞれ実施例1又は実施例2におけると同
様にして反応させ、処理することにより、それぞれ対応
する一般式(I−1)で示される含窒素テルペンアルコ
ールを得た。生成物の収率と物性値を第3表に示す。
実施例22 窒素雰囲気下、ジ−n−ブチルアミン12.9gのテト
ラヒドロフラン30ml溶液中にn−ブチルリチウム
(1.6M/ヘキサン溶液)65mlを−78℃で滴下し、
滴下終了後、0℃で30分間攪拌した。この溶液に2,3
−エポキシ−3,7−ジメチル−1−オクタノール8.6gの
テトラヒドロフラン20mlの溶液を0℃でゆっくり滴下
した。滴下終了後、室温で2時間攪拌したのち、氷水中
に注ぎ、ジエチルエーテルで抽出した。抽出液を水洗
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥したのち、溶媒を留去
し、その残渣を減圧下に蒸留することにより、2−(ジ
ブチルアミノ)−3,7−ジメチル−1,3−オクタンジオー
ル〔化合物(10)〕を12g得た。収率80%。
実施例23 2−(メチルアミノ)−3,7,11−トリメチル−1,3−ド
デカンジオール10gとピリジン8.7gのジクロルエタ
ン100mlの溶液を−30℃に冷却し、この溶液に塩酸
ニコチン酸クロリド7.2gを徐々に添加したのち、室温
で3時間攪拌した。反応終了後、反応混合物を水にあ
け、ジクロルエタンで抽出した。有機層を重曹水で洗滌
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥したのち、溶媒を留去
し、その残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(エタノールで展開)に付することにより、下記の物性
を有するN−メチル−N−(1,3−ジヒドロキシ−3,7,1
1−トリメチルドデカン−2−イル)ニコチンアミド
〔化合物(17)〕を12.0g得た。収率93%。
FD-Massスペクトル:378(M+) 実施例24 実施例23において2−(メチルアミノ)−3,7,11−ト
リメチル−1,3−ドデカンジオール10gの代りに2−
〔(2−ヒドロキシエチル)メチルアミノ〕−3,7,11,1
5−テトラメチル−1,3−ヘキサデカンジオール14.2
gを用いる以外は同様にして反応させ、得られた反応混
合物を同様にして処理することにより、2−〔(2−ニ
コチノイルオキシエチル)メチルアミノ〕−3,7,11,15
−テトラメチル−1,3−ヘキサデカンジオール〔化合物
(25)〕12.6gを得た。収率70%。
FD-Massスペクトル:492(M+) 実施例25 マグネシウム14.6g、臭化イソブチル68.5g及
びジエチルエーテル500mlから調製した臭化イソブチ
ルマグネシウム溶液に、氷冷下に4,8−ジメチル−1
−ノネン−4−オール34gのジエチルエーテル100
ml溶液を滴下し、滴下後、20分間室温で攪拌した。こ
の溶液に2塩化チタノセン2.5gを室温で添加し、同
温度で18時間攪拌したのち、3−(ベンジルメチルア
ミノ)−2−ブタノン38.2gを氷冷下に滴下し、同
温度で30分攪拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニ
ウム水中に注ぎ、ジエチルエーテルで抽出した。エーテ
ルを留去し、その残渣にクロロホルムを加え、飽和食塩
水、小量の重曹水で順次洗滌し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥した。クロロホルムを留去し、その残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(塩化メチレン95%及び
トリエチルアミン5%の溶液で展開)に付することによ
り、下記の物性を有する2−(ベンジルメチルアミノ)
−3,7,11−トリメチル−3,7−ドデカンジオール〔化合
物(22)〕を11.3g得た。収率17%。
Massスペクトル(m/z):363(M+) 実施例26 2−(ベンジルメチルアミノ)−3,7,11−トリメチル−
3,7−ドデカンジオール7.5g、パラジウムカーボン0.
75g及びエタノール30mlをオートクレーブに入れ、
水素加圧下(10atm)に40℃で反応させた。反応終了
後、反応混合物からエタノールを留去し、その残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(エタノール95%
及びトリエチルアミン5%の溶液で展開)に付すること
により、下記の物性を有する2−(メチルアミノ)−3,
7,11−トリメチル−3,7−ドデカンジオール〔化合物(2
1)〕を3.6g得た。収率65%。
Massスペクトル(m/z):273(M+) 次に本発明の化合物のうち2−(ジブチルアミノ)−3,
7−ジメチル−6−オクテン−1,3−ジオール〔化合物
(4)〕を活性成分として製剤例を示す。
実施例27 カプセル剤 本発明化合物(4) 5g 微結晶セルローズ 80g トウモロコシデンプン 20g 乳 糖 22gポリビニルピロリドン 3g 全 量 130g 上記成分を常法により顆粒化したのち、ゼラチン硬カプ
セル1000カプセルに充填した。1カプセル中に本発明化
合物(4)5mgを含有する。
実施例28 散 剤 本発明化合物(4) 50g 微結晶セルローズ 400gトウモロコシデンプン 550g 全 量 1000g 本発明化合物(4)をアセトンに溶解し、次いでこれを微
結晶セルローズに吸着させたのち、乾燥した。これをト
ウモロコシデンプンと混合し、常法により散剤として、
本発明化合物(4)の20倍散剤を調製した。
実施例29 錠 剤 本発明化合物(4) 5g トウモロコシデンプン 10g 乳 糖 20gカルボキシメチルセルロ -ズカルシウム 10g 微結晶セルローズ 40g ポリビニルピロリドン 5gタ ル ク 10g 全 量 100g 本発明化合物(4)をアセトンに溶解し、次いでこれを微
結晶セルローズに吸着させたのち、乾燥した。これにト
ウモロコシデンプン、乳糖、カルボキシメチルセルロー
ズカルシウムを混合し、次いでポリビニルピロリドンの
水溶液を結合剤として加えて常法より顆粒化した。これ
に滑沢剤としてタルクを加えて混合したのち、1錠10
0mgの錠剤に打錠した。1錠中には本発明化合物(4)5m
gを含有する。
実施例30 注射剤 本発明化合物(4) 10g Nikkol HCO-F60(日光ケミカル社製品名) 37g ゴ マ 油
2g 塩化ナトリウム
9g プロピレングリコール 4
0gリン酸緩衝液(0.1M.pH6.0) 100g 蒸 留 水 全 量 100
0g 本発明化合物(4)、Nikkol HCO-60、ゴマ油及び半量のプ
ロピレングリコールを混合して約80℃で加温溶解し、
これにリン酸緩衝液及び塩化ナトリウムとプロピレング
リコールを予め溶解した蒸留水を約80℃に加温して加
え、全量1000mlの水溶液とした。この水溶液を2mlのア
ンプルに分注して熔閉したのち、加熱滅菌した。
1管中、本発明化合物(4)20mgを含有する。
〔発明の効果〕
本発明により提供される一般式(I)で示される含窒素
テルペンアルコール又はその薬理学的に許容される塩
は、上記の薬理試験の結果から明らかなとおり、優れた
抗アレルギー作用を有しており、また一般式(I)で示
される含窒素テルペンアルコール又はその薬理学的に許
容される塩を有効成分とする抗アレルギー剤は該含窒素
テルペンアルコール又はその薬理学的に許容される塩の
有する優れた抗アレルギー作用を効果的に発現させる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/495 C07C 215/12 7457−4H 215/24 7457−4H C07D 211/58 9165−4C 213/80 213/82 233/60 103 295/08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】 一般式
  1. 【請求項1】 (式中、X1は水素原子若しくはヒドロキシル基を表わ
    し、かつY1は水素原子を表わすか、又はX1とY1は一
    緒になって結合を形成し、X2は水素原子若しくはヒド
    ロキシル基を表わし、かつY2は水素原子を表わすか、
    又はX2とY2は一緒になって結合を形成し、X3は水素
    原子若しくはヒドロキシル基を表わし、Y3はX3が水素
    原子である場合ヒドロキシル基を表わし、X3がヒドロ
    キシル基である場合水素原子若しくはヒドロキシル基を
    表わし、R1及びR2は同一若しくは異なりそれぞれ水素
    原子;ヒドロキシル基、フェニル基、ピリジルカルボニ
    ルオキシ基またはモルホリノ基で置換されていてもよい
    低級アルキル基;ベンジル基で置換されていてもよい4
    −ピペリジニル基;ピリジル基;ピリジルカルボニル基
    若しくはイソキノリル基を表わすか、又はR1とR2はこ
    れらが結合している窒素原子と一緒になって員数が5若
    しくは6である複素環を形成する。ここで、該複素環は
    環内に −O−,−S−, −C=C−,−C=N−及び から成る群から選ばれる基を1〜3個有していてもよ
    く、R3は水素原子;メトキシ基を有していてもよいフ
    ェニル基で置換されていてもよい低級アルキル基を表わ
    す。nは0〜2の整数を表わす。) で示される含窒素テルペンアルコール又はその薬理学的
    に許容される塩。
  2. 【請求項2】 (式中、X1は水素原子若しくはヒドロキシル基を表わ
    し、かつY1は水素原子を表わすか、又はX1とY1は一
    緒になって結合を形成し、X2は水素原子若しくはヒド
    ロキシル基を表わし、かつY2は水素原子を表わすか、
    又はX2とY2は一緒になって結合を形成し、X3は水素
    原子若しくはヒドロキシル基を表わし、Y3はX3が水素
    原子である場合ヒドロキシル基を表わし、X3がヒドロ
    キシル基である場合水素原子若しくはヒドロキシル基を
    表わし、R1及びR2は同一若しくは異なりそれぞれ水素
    原子;ヒドロキシル基、フェニル基、ピリジルカルボニ
    ルオキシ基またはモルホリノ基で置換されていてもよい
    低級アルキル基;ベンジル基で置換されていてもよい4
    −ピペリジニル基;ピリジル基;ピリジルカルボニル基
    若しくはイソキノリル基を表わすか、又はR1とR2はこ
    れらが結合している窒素原子と一緒になって員数が5若
    しくは6である複素環を形成する。ここで、該複素環は
    環内に−O−,−S−, −C=C−,−C=N−及び から成る群から選ばれる基を1〜3個有していてもよ
    く、R3は水素原子;メトキシ基を有していてもよいフ
    ェニル基で置換されていてもよい低級アルキル基を表わ
    す。nは0〜2の整数を表わす。)で示される含窒素テ
    ルペンアルコール又はその薬理学的に許容される塩を有
    効成分とする抗アレルギー剤。
JP61050784A 1985-07-19 1986-03-07 含窒素テルペンアルコ−ル類及びこれを有効成分とする抗アレルギ−剤 Expired - Lifetime JPH064566B2 (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61050784A JPH064566B2 (ja) 1986-03-07 1986-03-07 含窒素テルペンアルコ−ル類及びこれを有効成分とする抗アレルギ−剤
CA000514072A CA1320724C (en) 1985-07-19 1986-07-17 Terpene amino alcohols and medicinal uses thereof
EP86109915A EP0209158B1 (en) 1985-07-19 1986-07-18 Terpene amino alcohols and medicinal uses thereof
AT86109915T ATE98217T1 (de) 1985-07-19 1986-07-18 Terpen-amino-alkohole und deren medizinische verwendung.
DE3689369T DE3689369T2 (de) 1985-07-19 1986-07-18 Terpen-amino-Alkohole und deren medizinische Verwendung.
US06/887,431 US4946857A (en) 1985-07-19 1986-07-21 Terpene amino alcohols and medicinal uses thereof
US07/533,395 US5143921A (en) 1985-07-19 1990-06-04 Terpene amino alcohols and medicinal uses thereof
US07/894,567 US5284850A (en) 1985-07-19 1992-06-05 Terpene amino alcohols and medicinal uses thereof
US08/151,039 US5428056A (en) 1985-07-19 1993-11-12 Terpene amino alcohols and medicinal uses thereof

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61050784A JPH064566B2 (ja) 1986-03-07 1986-03-07 含窒素テルペンアルコ−ル類及びこれを有効成分とする抗アレルギ−剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62207244A JPS62207244A (ja) 1987-09-11
JPH064566B2 true JPH064566B2 (ja) 1994-01-19

Family

ID=12868444

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61050784A Expired - Lifetime JPH064566B2 (ja) 1985-07-19 1986-03-07 含窒素テルペンアルコ−ル類及びこれを有効成分とする抗アレルギ−剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH064566B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102545773A (zh) * 2012-01-18 2012-07-04 苏州凯营自动化设备有限公司 一种电动机控制方法、装置及其倍捻机

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102545773A (zh) * 2012-01-18 2012-07-04 苏州凯营自动化设备有限公司 一种电动机控制方法、装置及其倍捻机

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62207244A (ja) 1987-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0209158B1 (en) Terpene amino alcohols and medicinal uses thereof
RU2073666C1 (ru) 4-[2-(2-гидрокси-2-фенилэтиламино)этокси] фенилуксусная кислота или ее биопредшественник или фармацевтически приемлемая соль, способ ее получения, композиция на ее основе
JPS62230722A (ja) 肥満および/または関連状態の治療剤
BE899448A (fr) Derives de phenethanol-amine.
JPH0153671B2 (ja)
JPH04507421A (ja) 5―(1―アミノシクロヘキシル)―2(1h)―ピリジノン及び関連化合物
HU203076B (en) Process for producing arylhydroxamic acid derivatives and pharmaceutical compositions comprising such compounds, as well as composition regulating plant growth and delaying fading of cut flowers
JPH0474345B2 (ja)
KR880001466B1 (ko) 피리딜 화합물의 제조방법
NL8502012A (nl) Aminofenolverbindingen.
CA1327364C (fr) ¬(diarylmethoxy)alcoyl|-1 pyrrolidines et piperidines, procede de preparation et medicaments les contenant
JPH072831A (ja) ベータ−3選択性アドレナリン作動剤としてのアミノシクロアルカノベンゾジオキソール類
JP3158638B2 (ja) 新規アミノフェノール誘導体及びその医薬用途
JPH0153266B2 (ja)
JPH064566B2 (ja) 含窒素テルペンアルコ−ル類及びこれを有効成分とする抗アレルギ−剤
JP2567593B2 (ja) イミダゾリジントリオン誘導体及び該化合物を有効成分として含有するアレルギ−性疾患治療剤
GB2160863A (en) Ethanolamine compounds
EP0434070B1 (en) Pyrrolealdehyde derivative
JPH0372448A (ja) 化合物
JPH01131150A (ja) エタノールアミン誘導体
CA1061343A (en) Substituted n-(1-(3,4-methylendioxyphenyl)-propyl(2))-n'-substituted phenylpiperazines
JPH0227355B2 (ja) 88benzoiruaminoarukirupirorichijinjudotai
JPS62132879A (ja) 3,4−ジヒドロ−2h−ベンゾピラン誘導体類及びこれを有効成分とする抗アレルギ−剤
JPH02250831A (ja) 3,4―ジヒドロ―2h―ベンゾピラン誘導体及びそれを有効成分とする抗消化性潰瘍剤
JPH06726B2 (ja) 含窒素テルペンアルコ−ル類及びこれを有効成分とする抗アレルギ−剤