JPH0645656Y2 - エアクリーナ - Google Patents
エアクリーナInfo
- Publication number
- JPH0645656Y2 JPH0645656Y2 JP7292588U JP7292588U JPH0645656Y2 JP H0645656 Y2 JPH0645656 Y2 JP H0645656Y2 JP 7292588 U JP7292588 U JP 7292588U JP 7292588 U JP7292588 U JP 7292588U JP H0645656 Y2 JPH0645656 Y2 JP H0645656Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- casing
- air cleaner
- resonator
- gap
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
- Exhaust Silencers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この考案は内燃機関などに装着されるエアクリーナに関
する。
する。
（従来の技術） 従来内燃機関などに装着されるエアクリーナは、吸入空
気の浄化とともに吸気側への騒音の放散を防ぐ使命を持
たせてある。
気の浄化とともに吸気側への騒音の放散を防ぐ使命を持
たせてある。
（考案が解決しようとする課題） 従来のエアクリーナはケーシングが一枚の壁で成形され
ており騒音の透過を防ぐ効果が少なかった。特に合成樹
脂製の場合壁にリブを設けて剛性をあげるよう試みてい
るが、材質の柔軟性の故にケーシング自体の振動を伴な
い透過音を外部へ放出する。また空気入口からの騒音の
放出を減少させるためレゾネータが取付けられるが従来
は別体の共鳴箱を空気入口管などに連通させたもので嵩
ばったものになっていた。
ており騒音の透過を防ぐ効果が少なかった。特に合成樹
脂製の場合壁にリブを設けて剛性をあげるよう試みてい
るが、材質の柔軟性の故にケーシング自体の振動を伴な
い透過音を外部へ放出する。また空気入口からの騒音の
放出を減少させるためレゾネータが取付けられるが従来
は別体の共鳴箱を空気入口管などに連通させたもので嵩
ばったものになっていた。
（課題を解決するための手段） この考案のエアクリーナはケーシングを外壁と内壁とで
なる二重壁とし、それらの間に隔壁を設けて二重壁内に
複数の空室を設け、その一部を連通孔によってケーシン
グ内と連通させてレゾネータを形成させたものである。
なる二重壁とし、それらの間に隔壁を設けて二重壁内に
複数の空室を設け、その一部を連通孔によってケーシン
グ内と連通させてレゾネータを形成させたものである。
（作用） この考案のエアクリーナはケーシングが外壁と内壁とで
二重壁となっており、 両者は隔壁によって連結されているから、剛性が高めら
れ、ケーシング壁自体の振動が少ない。また二重壁内の
空室により音の減衰作用があるからケーシングから外部
へ放出される透過音は減少する。また空室の一部はケー
シング内に連通してレゾネータとなっているから吸気管
から放出される騒音が減衰される。
二重壁となっており、 両者は隔壁によって連結されているから、剛性が高めら
れ、ケーシング壁自体の振動が少ない。また二重壁内の
空室により音の減衰作用があるからケーシングから外部
へ放出される透過音は減少する。また空室の一部はケー
シング内に連通してレゾネータとなっているから吸気管
から放出される騒音が減衰される。
（実施例） 第１図にこの考案の実施例を示す。エアクリーナ１はケ
ーシング２内にハニカム型のフィルタエレメント３を収
納したものである。ケーシング２は入口管４を備えた前
ケース５と出口管６を備えた後ケース７とに分割されて
おりクリップ８で前ケース５と後ケース７とが結合され
るようになっている。後ケース７は外壁10と内壁11とで
なる二重壁となり、外壁10と内壁11との間隙を複数の空
室13に区画する複数の隔壁12が設けられている。複数の
空室13の一部のものは内壁11に穿設された連通孔14でケ
ーシング２内に連通してレゾネータを形成している。前
ケース５も後ケース７と同様二重壁構造となりその間隙
は一部がレゾネータを形成する複数の空室となってい
る。
ーシング２内にハニカム型のフィルタエレメント３を収
納したものである。ケーシング２は入口管４を備えた前
ケース５と出口管６を備えた後ケース７とに分割されて
おりクリップ８で前ケース５と後ケース７とが結合され
るようになっている。後ケース７は外壁10と内壁11とで
なる二重壁となり、外壁10と内壁11との間隙を複数の空
室13に区画する複数の隔壁12が設けられている。複数の
空室13の一部のものは内壁11に穿設された連通孔14でケ
ーシング２内に連通してレゾネータを形成している。前
ケース５も後ケース７と同様二重壁構造となりその間隙
は一部がレゾネータを形成する複数の空室となってい
る。
第２図に他の実施例を示す。エアクリーナ21は環状のプ
リーツ型エレメント22とこれを収納したケーシング23と
でなる。ケーシング23は入口管24と出口孔25を有する有
底円筒状のボディ26と浅皿状のカバー27がセンタボルト
28で締付けられている。ボディ26は外壁31と内壁32とで
二重壁をなしその間隙は複数の隔壁33によって空室34が
複数個形成せられ、その一部は内壁32に設けた連通孔35
でケーシング内に連通しレゾネータを形成している。カ
バー27も同様外壁36、内壁37、隔壁38によって複数の空
室39を備えその一部は内壁に設けた連通孔40によってレ
ゾネータを形成している。
リーツ型エレメント22とこれを収納したケーシング23と
でなる。ケーシング23は入口管24と出口孔25を有する有
底円筒状のボディ26と浅皿状のカバー27がセンタボルト
28で締付けられている。ボディ26は外壁31と内壁32とで
二重壁をなしその間隙は複数の隔壁33によって空室34が
複数個形成せられ、その一部は内壁32に設けた連通孔35
でケーシング内に連通しレゾネータを形成している。カ
バー27も同様外壁36、内壁37、隔壁38によって複数の空
室39を備えその一部は内壁に設けた連通孔40によってレ
ゾネータを形成している。
この考案のエアクリーナのケーシングは第３図に成形過
程の展開図を示すようにその形状によっては合成樹脂材
料でブロー成形により一体成形が出来る。すなわちブロ
ー成形において、垂下する円筒状のパリソンのほぼ半周
は外壁41に他のほぼ半周は内壁42および隔壁43に充てる
ようにほぼ半周ずつの金型でパリソンを囲み、パリソン
内へ空気を吹き入れたのち、この部分が空室44となるよ
うに量金型を接近させて押しつぶすようにして二重壁を
形成する。外壁部分と内壁部分のおのおののほぼ中央は
縦に直線状に密着させられ、蝶番部45となり、この部分
で折り曲げて両側の部分を閉じ合わせるとケーシングが
形成される。図中46は空室44をレゾネータにするための
連通孔である。47a,47b,および48a,48bはケーシングの
入口管および出口管が形成されるための半円周筒部分で
あり、おのおの内壁部分と外壁部分とが密着させられて
半周筒の管壁面を形成するものである。
程の展開図を示すようにその形状によっては合成樹脂材
料でブロー成形により一体成形が出来る。すなわちブロ
ー成形において、垂下する円筒状のパリソンのほぼ半周
は外壁41に他のほぼ半周は内壁42および隔壁43に充てる
ようにほぼ半周ずつの金型でパリソンを囲み、パリソン
内へ空気を吹き入れたのち、この部分が空室44となるよ
うに量金型を接近させて押しつぶすようにして二重壁を
形成する。外壁部分と内壁部分のおのおののほぼ中央は
縦に直線状に密着させられ、蝶番部45となり、この部分
で折り曲げて両側の部分を閉じ合わせるとケーシングが
形成される。図中46は空室44をレゾネータにするための
連通孔である。47a,47b,および48a,48bはケーシングの
入口管および出口管が形成されるための半円周筒部分で
あり、おのおの内壁部分と外壁部分とが密着させられて
半周筒の管壁面を形成するものである。
（考案の効果） この考案のエアクリーナはケーシングを二重壁としてそ
の間隙に隔壁を設けたから、ケーシングの剛性が増すと
ともに二重壁によって騒音の減衰効果が高められ透過音
は減少する。また二重壁の内部の一部はレゾネータとし
て作用するから、別途に嵩高なレゾネータを併設しない
で、騒音防止効果の大きいエアクリーナである。
の間隙に隔壁を設けたから、ケーシングの剛性が増すと
ともに二重壁によって騒音の減衰効果が高められ透過音
は減少する。また二重壁の内部の一部はレゾネータとし
て作用するから、別途に嵩高なレゾネータを併設しない
で、騒音防止効果の大きいエアクリーナである。
第１図は実施例の斜視図、第２図は他の実施例の断面図
である。第３図（イ）、（ロ）はケーシングの成形状態
を示す図である。 ２……ケーシング 10、31、36……外壁 11、32、37……内壁 12、33、38……隔壁 13、34、39……空室 14、35、40……連通孔
である。第３図（イ）、（ロ）はケーシングの成形状態
を示す図である。 ２……ケーシング 10、31、36……外壁 11、32、37……内壁 12、33、38……隔壁 13、34、39……空室 14、35、40……連通孔
Claims (1)
- 【請求項１】フィルタエレメントを収納し空気入口と空
気出口を備えた合成樹脂製のケーシングが外壁と内壁と
その間の間隙を区画する隔壁とでなり、間隙に形成され
る複数の空室の一部が内壁に穿設した連通孔によりケー
シング内と連通してなるエアクリーナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7292588U JPH0645656Y2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 | エアクリーナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7292588U JPH0645656Y2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 | エアクリーナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01176743U JPH01176743U (ja) | 1989-12-18 |
| JPH0645656Y2 true JPH0645656Y2 (ja) | 1994-11-24 |
Family
ID=31298078
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7292588U Expired - Lifetime JPH0645656Y2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 | エアクリーナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0645656Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998022705A1 (fr) * | 1996-11-22 | 1998-05-28 | Denso Corporation | Dispositif d'admission d'un moteur a combustion interne |
-
1988
- 1988-05-31 JP JP7292588U patent/JPH0645656Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01176743U (ja) | 1989-12-18 |
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