JPH0584391B2 - - Google Patents

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JPH0584391B2
JPH0584391B2 JP59228341A JP22834184A JPH0584391B2 JP H0584391 B2 JPH0584391 B2 JP H0584391B2 JP 59228341 A JP59228341 A JP 59228341A JP 22834184 A JP22834184 A JP 22834184A JP H0584391 B2 JPH0584391 B2 JP H0584391B2
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Japan
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chamber
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air cleaner
intake
air
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Yamaha Motor Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M35/00Combustion-air cleaners, air intakes, intake silencers, or induction systems specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
    • F02M35/14Combined air cleaners and silencers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M35/00Combustion-air cleaners, air intakes, intake silencers, or induction systems specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
    • F02M35/02Air cleaners
    • F02M35/024Air cleaners using filters, e.g. moistened

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ユニツトスイング式のエンジンユニ
ツトを有する自動二輪車において、特にそのエン
ジンユニツトに連なるエアクリーナ装置の構造に
関する。
[従来の技術] スクータ形の自動二輪車では、例えば「実開昭
58−104352号公報」に見られるように、シートの
下方にユニツトスイング式のエンジンユニツトを
配置した構成が採用されている。
このエンジンユニツトは、エンジンと、このエ
ンジンの一側から後方に延び、その後端部に後輪
を有する伝動ケースを備えており、このエンジン
ユニツトの前部が車体に揺動可能に枢支されてい
る。そして、伝動ケース上には、エンジンの気化
器や、この気化器に連なるエアクリーナが前後に
並べて配置されている。
このエアクリーナとしては、従来、例えば「実
開昭58−59960号公報」に示されるように、中空
の箱状をなしたエアクリーナケース内を、板状の
エレメントにより二室に区画し、その一方の室に
吸気入口を設けるとともに、他方の室に気化器が
連なる吸気出口を設け、吸気入口から吸い込んだ
外気を、エレメントで浄化した後、吸気出口を通
じて気化器に導くようにしたものが知られてい
る。
[発明が解決しようとする課題] ところが、この先行技術のように、単にエアク
リーナケース内をエレメントで二室に仕切つた構
成では、このエアクリーナケース内に作用する吸
気負圧は、エンジン側に連なる吸気出口に近づく
程高くなるので、吸気入口からエアクリーナケー
ス内に吸い込まれた外気は、負圧が高いところを
短絡して流通するようになり、エアクリーナケー
ス内での外気の流れに偏りが生じ易くなる。
したがつて、エレメントに局部的に吸気負圧が
作用するような状態となり、これが原因で吸気抵
抗が増加するとともに、エレメントが局部的に汚
損するといつた不具合がある。
しかも、限らてた大きさの伝動ケース上に、エ
アクリーナと気化器とが並んでいるので、エアク
リーナの容量を大きくしようとしても、気化器が
邪魔となつてしまう。このため、エアクリーナの
大きさが制約されてしまい、吸気騒音や吸気抵抗
の低減を図る上での妨げとなるといつた問題もあ
る。
本発明は、このような事情にもとづいてなされ
たもので、エアクリーナケース内での外気の流れ
に偏りが生じるのを防止して、第1の室に吸い込
まれた外気を、エレメントの全面を隅々まで有効
に活用して濾過することができ、エレメントの局
部的な汚損を防止できるとともに、吸気抵抗や吸
気騒音も小さく抑えることができ、しかも、エア
クリーナケースを車幅方向外側に無闇に突出させ
ることなく、このエアクリーナケースの容量を充
分に確保できる自動二輪車のエアクリーナ装置の
提供を目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明は、エンジ
ンと、このエンジンの一側から後方に延び、その
後端部に後輪を有する伝動ケースとで構成される
エンジンユニツトを備え、このエンジンユニツト
の前部を、車体に揺動可能に連結するとともに、
このエンジンユニツトの伝動ケース上に、エアク
リーナと他の機能部品とを並べて配置した自動二
輪車を前提としている。
そして、上記エアクリーナは、平板状のエレメ
ントを収容するエアクリーナケースを備えてお
り、このエアクリーナケースは、第1のケースと
第2のケースとに左右に二分割され、これらケー
スのうち、その車幅方向内側に位置する一方のケ
ースは、その前部を上記機能部品を車幅方向外側
から覆うように前方に膨出させるとともに、後部
は上記機能部品を避けて車幅方向内側に膨出さ
せ、また、車幅方向外側に位置する他方のケース
は、上記機能部品の車幅方向外側にクリーナ室を
形成すべく上記一方のケースに接合され、このエ
アクリーナケース内に収容された上記エレメント
は、上記クリーナ室を第1の室と第2の室とに左
右二室に区画するように前後方向に沿つて配置さ
れ、このエレメントよりも吸気の流れ方向下流側
に位置する第2の室と上記エンジンとの間を、吸
気通路を介して連通させるとともに、この吸気通
路の第2の室への連通口を、上記エレメントを避
けて、このエレメントが面する上記ケースの内側
面に対向し合うように配置し、かつ、上記エレメ
ントよりも吸気の流れ方向上流側に位置する第1
の室内には、この第1の室に外気を導入する吸気
ダクトを配置し、この吸気ダクトは、上記第1の
室内で上記エレメントに沿つて延びており、しか
も、この吸気ダクトの第1の室への開口部は、エ
レメントに対し直交するような位置に設けられて
いるとともに、この開口部が上記吸気通路の第2
の室への通通口に対し前後方向に離間して配置さ
れていることを特徴としている。
[作用] このような構成によれば、エアクリーナケース
を構成する第1のケースと第2のケースは、機能
部品を避けるようにして、車幅方向および前後方
向に膨出されているので、エレメントを挾んだ左
右両側とこのエレメントの前方の充分な広さの空
間を確保できる。このため、エアクリーナケース
を車幅方向外側に無闇に膨出させることなく、エ
アクリーナの容量を増やすことができるととも
に、限られた広さの伝動ケース上に無理なく配置
することができる。
また、吸気通路の第2の室への連通口は、エレ
メントを避けた位置に開口され、この開口部がケ
ースの内側面と対向されているので、エンジンの
吸気負圧が第2の室全体に拡散された状態でエレ
メント全面に作用する。それとともに、第1の室
に外気を導く吸気ダクトも、エレメントに沿つて
延びており、その第1の室への開口部がエレメン
トを指向していないとともに、この開口部自体が
吸気通路の連通口に対し前後方向に大きく離間し
ているので、第1の室に導入された外気は、この
室の隅々にまで充分に行き渡る。
このため、第1の室に吸い込まれた外気の流れ
に偏りが生じるのを防止でき、エレメントの全面
を隅々まで有効に活用して濾過することができ
る。したがつて、上記エアクリーナの容量を増や
せることと合せて、吸気抵抗や吸気騒音を小さく
押えることができるとともに、エレメントの局部
的な汚損も防止できる。
また、吸気ダクトの存在により、エアクリーナ
に外気を導入するための開口位置を設定する上で
の自由度が増大するといつた利点もある。
[実施例] 以下本発明を、図面に示す一実施例にもとづい
て説明する。
第6図は、スクータ形の自動二輪車を示し、そ
のシート1の下方には、スイング式のエンジンユ
ニツト2が配置されている。
エンジンユニツト2は、強制空冷式のエンジン
3と、このエンジン3の一側部から後方に延びる
伝動ケース4とを一体に備えており、この伝動ケ
ース4の内部には、図示しない自動無段変速機が
収容されている。
エンジンユニツト2の前端部は、車体に揺動可
能に連結されており、このエンジンユニツト2の
後端部は、緩衝器42によつて懸架されている。
伝動ケース4の後端部には、後輪5が支持されて
おり、この後輪5は、上記自動無段変速機を介し
て駆動されるようになつている。
エンジン3は、直立形のシリンダ6を備えてい
る。シリンダ6の周囲は、エアシユラウド7によ
つて覆われており、このシリンダ6の後面に開口
する吸気口8には、第7図に示すように、エルボ
状に折れ曲がつた吸気管9を介して気化器10が
接続されている。気化器10は、伝動ケース4上
に配置されており、この気化器10の吸気上流端
は、車幅方向外側に向けて開口されている。
そして、この気化器10の吸気上流端に、本発
明に係るエアクリーナ11が接続されている。こ
れら気化器10およびエアクリーナ11は、第7
図に示すように、伝動ケース4上において前後に
並んで配置されており、本実施例の場合は、気化
器10および吸気管9が、エンジン3の吸気通路
を構成している。
次に、上記エアクリーナ11の詳細について第
1図ないし第5図を加えて説明する。
図中符号12で示すエアクリーナケースは、合
成樹脂材料にて中空箱状に形成されている。この
エアクリーナケース12は、第1のケース13と
第2のケース14とに左右に二分割されている。
第1および第2のケース13,14は、ねじ15
によつて着脱可能に結合されており、この結合に
より、ケース13,14の間にクリーナ室12a
が形成されている。
これらケース13,14のうち、車幅方向内側
に位置する第1のケース13の前端部は、気化器
10を外側方から覆うように前方に膨出されてい
る。このケース13の側面13aの前端部には、
気化器10の吸気上流端が連なる連通口が開口さ
れている。第1のケース13の側面13aは、連
通口よりも後方において車幅方向内側、つまり後
輪5側に向つて膨出されており、この膨出部16
は、気化器10を避けて、その後方に位置されて
いる。
また、車幅方向外側に位置する第2のケース1
4の前端部は、気化器10を車幅方向外側から覆
うように前方に膨出されており、この膨出部43
の内側面が、連通口と対向されている。
第1のケース13の膨出部16の内面には、仕
切り壁19が立設されている。仕切り壁19は、
第1のケース13の内部を前部室17と後部室1
8との二室に仕切つている。これら両室17,1
8は、第1のケース13の開口部に開口されてお
り、その前部室17に上記連通口が位置されてい
る。
後部室18の開口部分は、例えば平板状をなす
湿式のエレメント20によつて塞がれている。エ
レメント20は、第3図に示すように、エアクリ
ーナ11の前後方向に沿つて延びており、その外
周部が第1のケース13と第2のケース14の合
面21,22の間で気密に挾持されている。そし
て、このエレメント20の外周部の三箇所には、
第1のケース13の内面から延びる三本のエレメ
ント支持突起23が刺し通されている。仕切り壁
19に隣接する二本の支持突起23の貫通端に
は、金属製の押えプレート24が嵌合されてお
り、この押えプレート24は、仕切り壁19の先
端面との間でエレメント20の一端部を挾持して
いる。そして、このエレメント20によつて、エ
アクリーナケース12の内部のクリーナ室12a
が吸気上流側の第1の室25と、吸気下流側の第
2の室26との二室に左右に区画されている。こ
の場合、第1の室25は、上記後部室18によつ
て構成され、第1のケース13の後部側に偏つて
位置されているとともに、第2の室26は、第1
のケース13の前部室17と第2のケース14の
内部空間全体によつて構成されている。
このことから、第1の室25は、第2の室26
に比べて容量が格段に少なく形成されている。し
たがつて、エレメント20は、両ケース13,1
4の合面21,22全面ではなく、エアクリーナ
ケース12内の後半部に部分的に収容されてお
り、このエレメント20と上記連通口31とは、
互いに対向することなく、前後に並んで設けられ
ている。
なお、第2のケース14の内面には、第1のケ
ース13側に向つて延びる複数の押圧突起27が
突設されている。これら押圧突起27は、第1お
よび第2のケース13,14を衝合した状態にお
いて、上記押えプレート24に当接し、この押え
プレート24を仕切り壁19側に押圧するように
なつている。
第1のケース13における膨出部16の前端面
には、外気を取り入れる吸気入口28が開口され
ている。吸気入口28の開口部分は、滑らかな曲
線を描いて拡開されているとともに、吸気騒音を
低減するための吸気ダクト29を介して第1の室
25に連通されている。吸気ダクト29は、第1
のケース13と一体に形成され、仕切り壁19を
貫通して第1の室25内に所定長さ入り込んでい
る。吸気ダクト29の第1の室25への導入部分
は、第3図に示すように、エレメント20に沿つ
て延びている。この吸気ダクト29の第1の室2
5への開口部は、エレメント20に対し直交する
ような位置関係に設けられているとともに、上記
第2の室26の連通口31から後方に遠ざかつて
位置されている。そして、吸気ダクト29の第1
の室25の導入部分の周面には、ある特定周波数
域の吸気音を消すための小孔30が開口されてい
る。
なお、第2のケース14の膨出部43の上部に
は、吸気入口28および連通口31の上方を覆う
カバー部32が形成されている。
また、エアクリーナケース12の後部は、緩衝
器42の下部の外側方にまで延長されており、こ
の緩衝器42の下部を側方から覆い隠している。
このような構成によれば、エンジン運転中、吸
気入口28から吸入された外気は、第3図中矢印
で示すように、吸気ダクト29を通じてエアクリ
ーナケース12の第1の室25に導かれる。この
際、第1の室25は、エアクリーナケース12の
後部側に偏つて位置に設けられ、その容量が少な
く形成されているとともに、吸気ダクト29の第
1の室25への開口部は、エレメント20と対向
することなく第1の室25の後方を指向している
ので、外気は第1の室25の隅々にまで行き渡
る。そして、この外気は、エレメント20を通過
して第2の室26に導かれる。この場合、第2の
室26と吸気通路との連通口31は、エレメント
20と対向することなく、このエレメント20の
前方にずれた位置に配置され、第2のケース14
の膨出部43の内面と対向されているので、エレ
メント20を通過した外気は、第2の室26で流
れ方向が反転されることになり、エレメント20
で浄化された外気が、第2の室26の隅々にまで
行き渡る。
ところで、上記構成のエアクリーナ11におい
て、エンジン3の吸気負圧が作用する連通口31
は、エレメント20を避けて第2のケース14の
膨出部43の内面と対向し合う位置に設けられて
いるので、エンジン3の吸気負圧は、第2の室2
6の全体からエレメント20に作用することにな
る。このことから、エレメント20の全面に亘つ
て吸気負圧が略均等に作用し、第2の室26内で
の外気の流れに偏りがなくなるので、この第2の
室26を隅々にまで有効に活用できる。
それとともに、第1の室25に外気を導く吸気
ダクト29は、第1の室25内でエレメント20
に沿つて延びており、その第1の室25への開口
部がエレメント20と対向することなく後方を指
向しているので、第1の室25に導入された外気
は、この室25が狭いことと合せて隅々にまで拡
散する。
このため、第1の室25に吸い込まれた外気の
流れに偏り生じるのを防止でき、上記エレメント
20の全面に略均等に吸気負圧が作用することと
相まつて、第1の室25に吸い込まれた外気を、
エレメント20の全面の隅々まで有効に活用して
濾過することができ、エレメント20の局部的な
汚損を防止できる。
加えて、吸気ダクト29の存在により、エアク
リーナ11に外気を導入するための開口位置を設
定する上での自由度が増大し、エンジンユニツト
2回りの限られたスペースに吸気系をレイアウト
する上で好都合となる。
また、第1のケース13は、気化器10を避け
るようにして車幅方向内側に膨出され、第2のケ
ース14は、気化器10を外側方から覆うように
前方に膨出されているので、エレメント20を挾
んだ左右両側に充分な広さの室25,26を確保
することができる。このため、エアクリーナケー
ス12を車幅方向外側に無闇に突出させることな
く、エアクリーナ11の容量を増大させることが
でき、限られた広さの伝動ケース4上に、エアク
リーナ11と気化器10を無理なく配置すること
ができる。
その上、エアクリーナ11の容量増大に伴つ
て、エアクリーナ11内での外気の流れが円滑と
なり、上記エアクリーナ11内での外気の流れに
偏りがなくなることと合わせて、吸気抵抗や吸気
騒音を少なく抑えることができる。
また、エンジンユニツト2を側方から見た場合
に、複雑な形状の気化器10や緩衝器42の一部
がエアクリーナケース12によつて覆い隠される
ので、伝動ケース4の上方がすつきりと纒まり、
その分、外観が向上するといつた利点がある。
[発明の効果] 以上詳述した本発明によれば、エンジンの吸気
負圧がエレメントの全面に亘つて略均等に作用す
るので、第2の室内での外気の流れに偏りがなく
なり、この第2の室を隅々まで有効に活用でき
る。それとともに、第1の室に外気を導く吸気ダ
クトも、エレメントに沿つて延びており、その第
1の室への開口部がエレメントを指向していない
とともに、この開口部自体が連通口に対しエアク
リーナケース内で前後に大きく離間しているの
で、第1の室に導入された外気は、この室の隅々
にまで充分に行き渡る。
このため、第1の室に吸い込まれた外気の流れ
に偏り生じるのを防止でき、上記エレメントの全
面に略均等に吸気負圧が作用することと合せて、
第1の室に吸い込まれた外気をエレメントの全面
の隅々まで有効に活用して濾過することができ
る。したがつて、エレメントの局部的な汚損を防
止でき、エレメントの寿命が長くなる。
また、吸気ダクトの存在により、エアクリーナ
に外気を導入するための開口位置を設定する上で
の自由度が増大し、伝動ケース上の限られたスペ
ースに吸気系をレイアウトする上で好都合とな
る。
しかも、第1および第2のケースは、伝動ケー
ス上の機能部品を避けるようにして、車幅方向お
よび前後方向に膨出されているので、エレメント
の周囲に充分な広さの空間を確保できる。したが
つて、エアクリーナケースを車幅方向外側に無闇
に突出させることなく、エアクリーナの容量を確
保でき、伝動ケース上にエアクリーナと機能部品
とを無理なく配置できるとともに、容量の増大に
伴つてクリーナ室内での吸気の流れが円滑とな
り、吸気抵抗や吸気騒音を小さく抑えることがで
きるといつた利点である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は、エ
アクリーナ装置全体の側面図、第2図は、第1の
ケースの側面図、第3図は、第1図中−線に
沿う断面図、第4図は、第1図中−線に沿う
断面図、第5図は、第1図中−線に沿う断面
図、第6図は、スクータ形自動二輪車の側面図、
第7図は、エンジンユニツトの平面図である。 2……エンジンユニツト、3……エンジン、4
……伝動ケース、9……吸気通路(吸気管)、1
0……機能部品(気化器)、11……エアクリー
ナ、12……エアクリーナケース、12a……ク
リーナ室、13……第1のケース、14……第2
のケース、20……エレメント、25……第1の
室、26……第2の室、29……吸気ダクト、3
1……連通口。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 エンジンと、このエンジンの一側から後方に
    延び、その後端部に後輪を有する伝動ケースとで
    構成されるエンジンユニツトを備え、 このエンジンユニツトの前部を、車体に揺動可
    能に連結するとともに、 このエンジンユニツトの伝動ケース上に、エア
    クリーナと他の機能部品とを並べて配置した自動
    二輪車において、 上記エアクリーナは、平板状のエレメントを収
    容するエアクリーナケースを備えており、 このエアクリーナケースは、第1のケースと第
    2のケースとに左右に二分割され、 これらケースのうち、その車幅方向内側に位置
    する一方のケースは、その前部を上記機能部品を
    車幅方向外側から覆うように前方に膨出させると
    ともに、後部は上記機能部品を避けて車幅方向内
    側に膨出させ、 また、車幅方向外側に位置する他方のケース
    は、上記機能部品の車幅方向外側にクリーナ室を
    形成すべく上記一方のケースに接合され、 このエアクリーナケース内に収容された上記エ
    レメントは、上記クリーナ室を第1の室と第2の
    室とに左右二室に区画するように前後方向に沿つ
    て配置され、 このエレメントよりも吸気の流れ方向下流側に
    位置する第2の室と上記エンジンとの間を、吸気
    通路を介して連通させるとともに、 この吸気通路の第2の室への連通口を、上記エ
    レメントを避けて、このエレメントが面する上記
    ケースの内側面に対向し合うように配置し、 かつ、上記エレメントよりも吸気の流れ方向上
    流側に位置する第1の室内には、この第1の室に
    外気を導入する吸気ダクトを配置し、 この吸気ダクトは、上記第1の室内で上記エレ
    メントに沿つて延びており、しかも、この吸気ダ
    クトの第1の室への開口部は、エレメントに対し
    直交するような位置に設けられているとともに、
    この開口部が上記吸気通路の第2の室への連通口
    に対し前後方向に離間して配置されていることを
    特徴とする自動二輪車のエアクリーナ装置。
JP59228341A 1984-10-30 1984-10-30 自動二輪車のエアクリーナ装置 Granted JPS61106969A (ja)

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