JPH064563Y2 - 高圧用可変抵抗器 - Google Patents
高圧用可変抵抗器Info
- Publication number
- JPH064563Y2 JPH064563Y2 JP10357591U JP10357591U JPH064563Y2 JP H064563 Y2 JPH064563 Y2 JP H064563Y2 JP 10357591 U JP10357591 U JP 10357591U JP 10357591 U JP10357591 U JP 10357591U JP H064563 Y2 JPH064563 Y2 JP H064563Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lead wire
- side wall
- variable resistor
- output
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Details Of Resistors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、テレビ等のフライバッ
クトランスに取付けられる高圧用可変抵抗器に関するも
のである。
クトランスに取付けられる高圧用可変抵抗器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】テレビ等のフライバックトランスに取付
けられる一般的な高圧用可変抵抗器では、フォーカス出
力用のリード線とスクリーン出力用のリード線とが絶縁
ケースの側壁部に設けたリード線挿入部から引き出され
ている。そして作業性の向上等の理由から、フォーカス
出力用のリード線とスクリーン出力用のリード線とを近
付けて配置することが多い。
けられる一般的な高圧用可変抵抗器では、フォーカス出
力用のリード線とスクリーン出力用のリード線とが絶縁
ケースの側壁部に設けたリード線挿入部から引き出され
ている。そして作業性の向上等の理由から、フォーカス
出力用のリード線とスクリーン出力用のリード線とを近
付けて配置することが多い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながらフォーカ
ス出力用のリード線をリード線挿入部に挿入して電気的
な接続を行なわせるようにした場合で、前述のようにフ
ォーカス出力用のリード線とスクリーン出力用のリード
線とを近付けて配置すると、最悪の条件が整うと、フォ
ーカス出力用のリード線と絶縁ケース内部の電気回路と
の接続部とスクリーン出力用のリード線との間で放電が
発生することがあった。
ス出力用のリード線をリード線挿入部に挿入して電気的
な接続を行なわせるようにした場合で、前述のようにフ
ォーカス出力用のリード線とスクリーン出力用のリード
線とを近付けて配置すると、最悪の条件が整うと、フォ
ーカス出力用のリード線と絶縁ケース内部の電気回路と
の接続部とスクリーン出力用のリード線との間で放電が
発生することがあった。
【0004】本考案の目的は、上記課題を解決すること
ができる高圧用可変抵抗器を提供することにある。
ができる高圧用可変抵抗器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、一端開口状の
絶縁ケース1の前面部1aから可変抵抗器の操作軸が突
出し、絶縁ケース1の開口部1dを囲む4つの側壁部
(1c,1i,1k)のうちの一つの側壁部1cには、
隣接する他の側壁部1i寄りの位置にフォーカス出力を
外部に引き出すためのリード線が挿入される第1のリー
ド線挿入部3が設けられ、一つの側壁部1cと隣接する
他の側壁部1iにはスクリーン出力を外部に引き出すリ
ード線が挿入される第2のリード線挿入部3´が設けら
れ、第1のリード線挿入部3の近傍にスクリーン出力を
外部に引き出すリード線を保持するリード線保持片7が
設けられてなる高圧用可変抵抗器を対象とする。そして
本考案においては、第1のリード線挿入部3を一つの側
壁部1cから離れる方向に延びるリード線保持筒から構
成する。
絶縁ケース1の前面部1aから可変抵抗器の操作軸が突
出し、絶縁ケース1の開口部1dを囲む4つの側壁部
(1c,1i,1k)のうちの一つの側壁部1cには、
隣接する他の側壁部1i寄りの位置にフォーカス出力を
外部に引き出すためのリード線が挿入される第1のリー
ド線挿入部3が設けられ、一つの側壁部1cと隣接する
他の側壁部1iにはスクリーン出力を外部に引き出すリ
ード線が挿入される第2のリード線挿入部3´が設けら
れ、第1のリード線挿入部3の近傍にスクリーン出力を
外部に引き出すリード線を保持するリード線保持片7が
設けられてなる高圧用可変抵抗器を対象とする。そして
本考案においては、第1のリード線挿入部3を一つの側
壁部1cから離れる方向に延びるリード線保持筒から構
成する。
【0006】
【作用】フォーカス出力を外部に引き出すためのリード
線が挿入される第1のリード線挿入部3を側壁部1cか
ら離れる方向に延びるリード線保持筒から構成すると、
フォーカス出力用のリード線とケース内部の電気回路と
の接続部とスクリーン出力用のリード線との間の絶縁距
離を増大させることができて両者間の絶縁耐力を高める
ことができ、両者間での放電の発生を防止できる。
線が挿入される第1のリード線挿入部3を側壁部1cか
ら離れる方向に延びるリード線保持筒から構成すると、
フォーカス出力用のリード線とケース内部の電気回路と
の接続部とスクリーン出力用のリード線との間の絶縁距
離を増大させることができて両者間の絶縁耐力を高める
ことができ、両者間での放電の発生を防止できる。
【0007】
以下図面を参照して本考案の実施例を詳細に説明する。
【0008】図1は、テレビのフライバックトランスに
取付けられる本考案の高圧用可変抵抗器の一実施例の部
分断面図である。また図2は、図1の抵抗器の側面図を
示している。
取付けられる本考案の高圧用可変抵抗器の一実施例の部
分断面図である。また図2は、図1の抵抗器の側面図を
示している。
【0009】これらの図において、1は絶縁性樹脂材料
により成形された一端開口状の絶縁ケースであり、該ケ
ースの前面部1aには2つの可変抵抗器の操作軸2a及
び2bがそれぞれ貫通する管状の突出部1b1 及び1b
2 が突設されている。ケース1の長手方向の一方の側壁
部1cにはケース1と一体にリード線を保持するリード
線保持筒3が第1のリード線挿入部として突設されてい
る。なおこのリード線保持筒3には、フォーカス出力を
外部に引き出すためのフォーカス出力用のリード線が挿
入され、リード線は図示しない電気回路と電気的に接続
される。図に示すように、後述するスクリーン出力用の
リード線が挿入されるリード線保持筒3´の長さと比べ
て、このリード線保持筒3の長さは長くなっている。
により成形された一端開口状の絶縁ケースであり、該ケ
ースの前面部1aには2つの可変抵抗器の操作軸2a及
び2bがそれぞれ貫通する管状の突出部1b1 及び1b
2 が突設されている。ケース1の長手方向の一方の側壁
部1cにはケース1と一体にリード線を保持するリード
線保持筒3が第1のリード線挿入部として突設されてい
る。なおこのリード線保持筒3には、フォーカス出力を
外部に引き出すためのフォーカス出力用のリード線が挿
入され、リード線は図示しない電気回路と電気的に接続
される。図に示すように、後述するスクリーン出力用の
リード線が挿入されるリード線保持筒3´の長さと比べ
て、このリード線保持筒3の長さは長くなっている。
【0010】ケース1の開口部1dの周囲にはフランジ
部1eが設けてある。またケース1の開口部1d側から
突出する符号4で示した部材は、ケース1の内部に配置
された図示しない電気回路のアースを外部に導出するた
めの端子である。端子4は、接続部を構成する一対の端
子の一方を構成するもので、端子4には接続部を構成す
る他方の端子(相手方端子)5の雄電極5aが挿入され
る。端子4は、雌電極を構成する円柱状の導電性ゴム4
aと、軸線方向に延びる切欠部4cを有し断面が略C字
状を呈する筒状の導電性ゴム収容部4bとから構成され
る。導電性ゴム4aには、ケース1内に収容された部品
のアース回路に接続された接続端子6が挿入されてい
る。
部1eが設けてある。またケース1の開口部1d側から
突出する符号4で示した部材は、ケース1の内部に配置
された図示しない電気回路のアースを外部に導出するた
めの端子である。端子4は、接続部を構成する一対の端
子の一方を構成するもので、端子4には接続部を構成す
る他方の端子(相手方端子)5の雄電極5aが挿入され
る。端子4は、雌電極を構成する円柱状の導電性ゴム4
aと、軸線方向に延びる切欠部4cを有し断面が略C字
状を呈する筒状の導電性ゴム収容部4bとから構成され
る。導電性ゴム4aには、ケース1内に収容された部品
のアース回路に接続された接続端子6が挿入されてい
る。
【0011】図示しない他方の電気部品に設けられた端
子5は、先端が尖った雄電極5aを有している。2つの
電気部品の電気的な接続は、端子5の雄電極5aを端子
4の導電性ゴム4aに刺し込むことにより行うことがで
きる。図1の実施例では、導電性ゴム収容部4bの軸線
方向のケース1と反対の端部側から雄電極5aを挿入す
るように図示してあるが、図2に示される導電性ゴム収
容部4bに設けた切欠部4cを通して、即ち導電性ゴム
収容部4bの側面側から雄電極を挿入することもでき
る。
子5は、先端が尖った雄電極5aを有している。2つの
電気部品の電気的な接続は、端子5の雄電極5aを端子
4の導電性ゴム4aに刺し込むことにより行うことがで
きる。図1の実施例では、導電性ゴム収容部4bの軸線
方向のケース1と反対の端部側から雄電極5aを挿入す
るように図示してあるが、図2に示される導電性ゴム収
容部4bに設けた切欠部4cを通して、即ち導電性ゴム
収容部4bの側面側から雄電極を挿入することもでき
る。
【0012】尚端子5の構成は任意であり、電気部品か
ら引出されたリード線の端部を端子5とすることもでき
る。この場合には、リード線の芯線が雄電極を構成する
ことになる。リード線の芯線の挿入を容易にするために
は、リード線の芯線の先端を尖らせておくのが好まし
い。
ら引出されたリード線の端部を端子5とすることもでき
る。この場合には、リード線の芯線が雄電極を構成する
ことになる。リード線の芯線の挿入を容易にするために
は、リード線の芯線の先端を尖らせておくのが好まし
い。
【0013】ケース1の長手方向の他方の端面1k側に
突出する棒状の部材は、導電性金属材料からなる他の接
続端子8である。また7は、リード線保持筒3のケース
1の側壁部1c寄りの外周部に設けられたリード線保持
片である。リード線保持片7は、側壁部1iに設けられ
たスクリーン出力を外部に引き出すリード線保持筒3´
(第2のリード線挿入部)から導出されるリード線を保
持するものである。リード線保持片7には、スクリーン
出力用のリード線が嵌入される嵌入溝7aが設けられて
いる。スクリーン出力用のリード線がリード線保持片7
の嵌入溝7aに嵌合されると、スクリーン出力用のリー
ド線とフォーカス出力用のリード線とは近付いて配置さ
れることになる。
突出する棒状の部材は、導電性金属材料からなる他の接
続端子8である。また7は、リード線保持筒3のケース
1の側壁部1c寄りの外周部に設けられたリード線保持
片である。リード線保持片7は、側壁部1iに設けられ
たスクリーン出力を外部に引き出すリード線保持筒3´
(第2のリード線挿入部)から導出されるリード線を保
持するものである。リード線保持片7には、スクリーン
出力用のリード線が嵌入される嵌入溝7aが設けられて
いる。スクリーン出力用のリード線がリード線保持片7
の嵌入溝7aに嵌合されると、スクリーン出力用のリー
ド線とフォーカス出力用のリード線とは近付いて配置さ
れることになる。
【0014】
【考案の効果】本考案のように、フォーカス出力を外部
に引き出すためのリード線が挿入される第1のリード線
挿入部をリード線保持筒により構成すると、スクリーン
出力を外部に引き出すリード線が第1のリード線挿入部
の近傍に設けられたリード線保持片に保持されて、フォ
ーカス出力用のリード線とスクリーン出力用のリード線
6とが近接した状態で配置されても、第1のリード線挿
入部を構成するリード線保持筒がフォーカス出力用のリ
ード線とケース内の電気回路との接続部とスクリーン出
力用のリード線との絶縁距離を増大させて両者間の絶縁
耐力を高めることができるため、両者間での放電の発生
を防止できる利点がある。
に引き出すためのリード線が挿入される第1のリード線
挿入部をリード線保持筒により構成すると、スクリーン
出力を外部に引き出すリード線が第1のリード線挿入部
の近傍に設けられたリード線保持片に保持されて、フォ
ーカス出力用のリード線とスクリーン出力用のリード線
6とが近接した状態で配置されても、第1のリード線挿
入部を構成するリード線保持筒がフォーカス出力用のリ
ード線とケース内の電気回路との接続部とスクリーン出
力用のリード線との絶縁距離を増大させて両者間の絶縁
耐力を高めることができるため、両者間での放電の発生
を防止できる利点がある。
【図1】本考案の高電圧用可変抵抗器の一実施例の部分
断面図である。
断面図である。
【図2】図1に示した可変抵抗器の側面図である。
【符号の説明】1…ケース、3…リード線保持筒、4,
5…端子、4a…導電性ゴム、4b…導電性ゴム収容
部、4c…切欠部、5a…雄電極、7…リード線保持
片。
5…端子、4a…導電性ゴム、4b…導電性ゴム収容
部、4c…切欠部、5a…雄電極、7…リード線保持
片。
Claims (1)
- 【請求項1】 一端開口状の絶縁ケース(1)の前面部
(1a)から可変抵抗器の操作軸が突出し、 前記絶縁ケース(1)の開口部(1d)を囲む4つの側
壁部(1c,1i,1k)のうちの一つの側壁部(1
c)には、隣接する他の側壁部(1i)寄りの位置にフ
ォーカス出力を外部に引き出すためのリード線が挿入さ
れる第1のリード線挿入部(3)が設けられ、 前記一つの側壁部(1c)と隣接する前記他の側壁部
(1i)にはスクリーン出力を外部に引き出すリード線
が挿入される第2のリード線挿入部(3´)が設けら
れ、 前記第1のリード線挿入部(3)の近傍に前記スクリー
ン出力を外部に引き出すリード線を保持するリード線保
持片(7)が設けられてなる高圧用可変抵抗器であっ
て、 前記第1のリード線挿入部(3)は前記一つの側壁部
(1c)から離れる方向に延びるリード線保持筒からな
ることを特徴とする 高圧用可変抵抗器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10357591U JPH064563Y2 (ja) | 1991-12-16 | 1991-12-16 | 高圧用可変抵抗器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10357591U JPH064563Y2 (ja) | 1991-12-16 | 1991-12-16 | 高圧用可変抵抗器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0497307U JPH0497307U (ja) | 1992-08-24 |
JPH064563Y2 true JPH064563Y2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=31848512
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10357591U Expired - Lifetime JPH064563Y2 (ja) | 1991-12-16 | 1991-12-16 | 高圧用可変抵抗器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH064563Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-16 JP JP10357591U patent/JPH064563Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0497307U (ja) | 1992-08-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4102558A (en) | Non-shocking pin for fluorescent type tubes | |
US2904619A (en) | Shielded wire connectors | |
JP3253054B2 (ja) | 接続端子およびコネクタ | |
US3277423A (en) | High-voltage electrical connector | |
JP2002252050A (ja) | コネクタ | |
US20080248669A1 (en) | High voltage electrical connectors | |
JPH064563Y2 (ja) | 高圧用可変抵抗器 | |
US4810899A (en) | High-voltage connection device, especially for a high-voltage transformer, without lead-out cables and with detachable potentiometer set | |
GB2013042A (en) | Electric motor | |
JPH037025Y2 (ja) | ||
JPH07288145A (ja) | 挿入力が弱くてよい、めすおよびおすコネクタ | |
JP2002165351A (ja) | ケーブル端末部およびこれを用いたケーブル終端接続部 | |
JP2561262Y2 (ja) | 高電圧用可変抵抗器 | |
JP2561263Y2 (ja) | 高電圧発生装置 | |
JP3326389B2 (ja) | 接続端子並びに該接続端子を具えた接続機器及び電気機器 | |
US1953593A (en) | Circuit continuing device | |
JP3352529B2 (ja) | 接続箱用ケーブル端末構造およびその外方プラグ | |
KR960032524A (ko) | 플라이백 변성기 | |
JPH05205801A (ja) | 高電圧接続装置 | |
KR20220057746A (ko) | 플러그, 소켓 및 플러그-소켓 조립체 | |
JP3020841U (ja) | 棒型圧着端子 | |
JPS6231311A (ja) | ガス絶縁密閉高圧開閉設備の導体間の差し込み接続用結合接触子 | |
JP3461095B2 (ja) | フライバックトランス装置 | |
JP2001338732A (ja) | コネクタ | |
JPH0554926A (ja) | 高圧コネクタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19940802 |