JPH064558A - 原価管理装置 - Google Patents

原価管理装置

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JPH064558A
JPH064558A JP16566292A JP16566292A JPH064558A JP H064558 A JPH064558 A JP H064558A JP 16566292 A JP16566292 A JP 16566292A JP 16566292 A JP16566292 A JP 16566292A JP H064558 A JPH064558 A JP H064558A
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JP
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inventory
sales
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child
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JP16566292A
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Fumitsugu Oohata
史嗣 大畠
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NEC Solution Innovators Ltd
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NEC Software Hokuriku Ltd
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Publication date
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 1商品に対して複数のレコードを持つ在庫フ
ァイルと、仕入情報を持つ売上レコードを持つ売上げフ
ァイルとから、先入れ先出し法で売上原価を管理して、
正確な売上原価を容易に把握すること目的とする。 【構成】 入力手段1より入力された入力データを判別
手段6と設定部10に設定されている日付や各更新ファ
イルの索引情報と制御部5の演算手段7とから、メモリ
8のファイル部9に設定されている群構造をなす在庫フ
ァイルから引当てを行い、在庫総量を管理する親レコー
ドを更新し、引当てした在庫レコードの数だけ売上レコ
ードを作成し、それぞれに引当てした在庫情報を設定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製造業や卸売り業など
における原価管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、製造業や卸売り業などにおける原
価管理装置は、1在庫商品の数量などの情報を管理すレ
コードが1レコードであったために商品の売上原価を最
終原価法で行っていたり移動平均法で行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の原価管
理装置は、移動平均法で原価管理を行うために月次で該
当月の全売上データと全仕入データの集計を行う必要性
が生じるなど、在庫商品の仕入価格に変動が合った場合
に正確な原価を把握することが困難であり、また、移動
平均法で原価管理を行うために、月次で、該当月の全売
上データと全仕入データを集計する必要性が生じるな
ど、在庫商品の原価を容易に把握できないという弊害を
有することとなる。
【0004】本発明はこのような従来の原価管理装置に
おける問題を解決し、先入れ先出し法に基づいた原価管
理を高速に行いかつ正確な売上原価を容易に把握する原
価管理装置を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の原価管理装置
は、入力データを入力する入力手段と、入力確認手段と
しての出力手段と、制御部と、入力データの種類を判別
し入力データの数量と単価と1商品に対して単価と入力
日付の違いから複数の子レコードと1つの親レコードを
持つ群構造を成す在庫ファイルと、前記子レコードの単
価と前記入力データの単価の違いから1入力データに対
して複数のレコードを持ち在庫引当時の在庫ファイルの
単価が設定されておりかつ売上ファイルより在庫ファイ
ルが一意に特定可能な索引構造を有する売上ファイルと
前記売上ファイルの単価より在庫引当を行い前記売上フ
ァイルと前記在庫ファイルを更新し前記在庫引当の結果
および前記売上ファイルと前記在庫ファイルの更新結果
をディスプレイ又は印字手段に発行指示を行う判別手段
と、在庫引当数を計算する演算手段と、ファイル部およ
び設定部とから成るメモリとを有する。
【0006】
【作用】本発明による先入れ先出し法に基づく原価管理
装置は、1商品にたいして複数の子レコードと在庫の総
量と原価管理する1つの親レコードとからなる群構造を
成す在庫ファイルと在庫引当を行った子レコードの在庫
情報(単価・在庫レコード索引情報)を持ちかつ在庫引
当を行った子レコードの数だけ分割して作成されるレコ
ードを持つ売上ファイルにより、正確な売上原価の把握
が容易に行えることとなる。
【0007】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0008】図1は本発明の一実施例を示すブロック
図、図2は本実施例における在庫データを格納する在庫
ファイルの構造を表した図、図3(a)は本実施例にお
ける売上データを格納する売上ファイルの構造を表した
図、図3(b)は図3(a)に示すものと別の領域に格
納された売上ファイルの構造を示す図、図4は本実施例
の動作を説明するフローチャート、図5は本実施例にお
ける在庫データを更新する動作(図4のステップ41
3)を説明するフローチャート、図6は本実施例におけ
る在庫データを更新する為の基礎情報を取得する動作
(図4のステップ416)を説明するフローチャート、
図7は本実施例における在庫データを更新する動作(ス
テップ417)を説明するフローチャート、図8は本実
施例における売上データを更新する動作(ステップ41
8)を説明するフローチャートである。
【0009】本実施例は、キー2を備えた入力手段とし
てのキーボード1と、入力確認手段としてのディスプレ
イ3と、帳票印字手段としての印字手段4と、制御部5
と、入力データの種類を判別し入力データの数量と単価
と1商品に対して単価と入力日付の違いから複数の子レ
コードと1つの親レコードを持つ群構造を成す在庫ファ
イルと、前記在庫子レコードの単価と前記入力データの
単価の違いから1入力データに対しての複数のレコード
をもち在庫引当時の在庫ファイルの単価が設定されてお
りかつ売上レコードより在庫子レコードを特定可能な索
引情報を有する売上ファイルと在庫引当を行い前記売上
ファイルと前記在庫ファイルを更新し在庫引当の結果お
よび前記売上ファイルと、前記在庫ファイルの更新結果
をディスプレイ3又は印字手段4に発行指示を行う判別
手段6と、在庫引当数を計算する演算手段7と、ファイ
ル部9および設定部10から成るメモリ8とから構成さ
れている。
【0010】メモリ8中のファイル部9には在庫データ
と売上データが格納され、図1のAは、受注データ、仕
入データ、及び、棚卸データ(在庫ファイルまたは売上
ファイルを更新するデータ)を示す。また、設定部10
には当日の日付、及び、在庫ファイルと売上ファイルの
索引部となる索引情報が設定されている。
【0011】次に図2と図3により在庫ファイル、及び
売上ファイルの構成要件を説明する。
【0012】図2は在庫ファイルの構造を示す。
【0013】201は在庫ファイルの領域を表し、1商
品毎の在庫の合計数量、及び、先入れ先出し法による売
上原価(現在在庫として存在する商品の、単品毎の仕入
価格の合計)が設定されている親レコードのデータ部2
06と商品が一意であること及び親レコードであること
が識別できる要素が設定されている在庫レコードの索引
部204を有する事を要件とする親レコード203と1
入力データ(一般に仕入データと呼ばれる)毎の商品の
数量及び仕入単価または仕入単価が容易に特定できる項
目(数量×仕入単価)が設定されている子レコードのデ
ータ部205と、商品が一意であること及び親レコード
が一致に特定できること及び子レコード同士の発生の前
後関係を明確にすることができる要素が設定されている
在庫レコードの索引部204を有する事を要件とする子
レコード群202が存在する領域である。従って、領域
とは、例えば物理的に親レコードと子レコードが同一フ
ァイル内に格納されていることを要件とするものではな
い。
【0014】子レコード202、及び親レコード203
は、1商品に対して、一つの親レコードと複数の子レコ
ードから成る商品レコード群構造を有していることを説
明するもので、親レコードは構成要件を満たしていれ
ば、時に独立して存在する必要はなく、例えば子レコー
ドの索引順の先頭レコード、又は最終レコードを親レコ
ードとするような、親レコードのデータ部と子レコード
のデータ部と在庫レコードの索引部を有する親レコード
と子レコードぐから成る構成も考えられる。
【0015】図3は売上ファイルの構造を示す。
【0016】301は売上ファイルの領域を表し、1売
上レコード312から子レコード202及び親レコード
203を一意に特定できる在庫レコードの索引情報と1
子レコードからの在庫引当の結果の数量と引当先の子レ
コードの仕入単価が設定されている在庫情報305と売
上レコードが1入力データ(受注データ)に対して在庫
引当の対象となった子レコードの数により複数に分割さ
れる構造311を有し、前記明細分割の場合に納品情報
と受注、出庫情報との数量の整合性(1受注データに対
して在庫引当を行った結果を印字手段4に1商品1行と
して印字する場合等)を保つために、売上レコードを前
記明細分割の場合に一意にする売上レコードのプライマ
リキー302と分割された売上レコードの親レコードを
一意にするキー303を有することを構成要件とする売
上レコード311または312が格納されている領域で
ある。例えば図3(b)に示すように、前記売上レコー
ドの構成要件のみを持ち、一般に売上レコードと呼ばれ
る売上情報の設定されているレコードを索引部302で
一意に判別でき、かつ、物理的に別領域に格納されてい
る場合にも売上ファイルと同一である。
【0017】次に図4〜図8により本実施例の動作を説
明する。
【0018】まず在庫登録を行うオペレータは、キーボ
ード1のキー2を操作して、在庫更新データ(商品コー
ド、数量、仕入単価、入力データの種類を表す区分等)
を入力する。制御部5は、このデータ中の入力データの
種類を表す区分RKを判別手段6で判断(図4のステッ
プ411)し(この場合はRKが1または2)、在庫フ
ァイルを更新し(ステップ413)、更新結果をディス
プレイ3および印字手段4に出力情報Bまたは印字情報
Cとして出力する(ステップ420)。但し、ディスプ
レイ3と印字手段4は、必ずしも両方必要ではなく、ま
た、RK(RK=1は在庫レコード群の登録,2は在庫
レコード群の削除,3は仕入データ,4は仕入返品デー
タ,5は売上登録(受注)データ,6は売上返品データ
を表す)で表される入力データの種類を表す区分も、フ
ローチャートで処理な流れを説明するために便宜上設定
したものであり、入力データの種類が判別できれば特に
入力の必要はない。
【0019】次に、仕入データの入力を行うオペレータ
はキーボード1のキー2を操作して在庫更新データ(商
品コード、数量、仕入単価、入力データの種類を表す区
分等)を入力する。制御部5はこの中の入力データの種
類を表す区分RKを判別手段6で判断(ステップ41
1)し、(この場合はRKが3または4)在庫ファイル
を更新し(ステップ413)、更新結果をディスプレイ
3および印字手段4に出力情報Bまたは印字情報Cとし
て出力する(ステップ420)。 次に、この場合の在
庫更新(ステップ413)について図5を用いて説明す
る。
【0020】まず、入力された在庫データ、及び仕入デ
ータが1在庫商品群のレコードを全て削除するデータか
を制御部5は判別手段6で判断し(ステップ511)、
該当する場合は、該当する1商品群を在庫レコードの索
引部204を辿って全て削除する(ステップ511、5
20)。前記に該当しない場合は在庫レコードの登録処
理として、まず、新規登録商品群かを制御部5は判別手
段6で判断し(ステップ512)、新規登録レコードの
場合は親レコードを1件作成し、親レコードのデータ部
に数量と売上原価(数量×金額…それぞれ入力データの
数量TS,入力データの単価T)を設定し(在庫ファイ
ルの親レコードの在庫総数OS,在庫ファイルの親レコ
ードの売上原価OK)、在庫レコードの索引部に設定部
10に設定されている在庫レコードの索引情報を設定す
る(ステップ514・515)。その後に子レコードを
1件作成し、子レコードのデータ部に数量と仕入単価を
設定し、子レコードの索引部に設定部10に設定されて
いる在庫レコードの索引情報を設定する(ステップ51
7・519)。また、ステップ517・519の処理中
に子レコードの登録日付および更新日付に設定部10に
設定されている当日の日付(入力データの発生した日付
TB)を設定しているが(在庫ファイルの子レコードの
更新日付KTB,在庫ファイルの子レコードの更新日付
KKB)、これは、本フローチャートで説明されている
動作の一例の在庫ファイルの子レコードの登録の前後関
係を一意にするのに、日付の設定を行うのが汎用的であ
り、かつ、本動作での在庫ファイルの子レコードの構造
が、1商品の連続した登録順序での仕入単価が同一であ
る入力データを1子レコードにまとめているためで、本
発明を実現するために必ずしも必要なものではない。
【0021】次にステップ512で前記に該当しない場
合は(ステップ411でRKが3または4に該当す
る)、親レコードに対して前記終了および売上原価の更
新(ステップ515)のみを演算手段7を用いて行う。
次に判別手段6を用いて、在庫レコードの索引順の昇順
に検索できる最終の子レコードのデータ部に設定されて
いる仕入単価と入力データの単価とを比較し、等しい場
合は子レコードの更新日付を当日の日付で置き換え、子
レコードの数量に入力データの数量を演算手段7を用い
て追加し(ステップ519)、前記演算で得られた結果
が0であった場合に(ステップ518)、該当する子レ
コードの削除を行う(ステップ520)。ただし、該当
子レコードは特に削除しなくとも本発明の目的は達成す
ることが可能であるが、当処理を除いた場合には、不要
レコードが多量に発生することと、発生した不要レコー
ドを一括で削除する仕組みの考慮が必要となる。
【0022】次に、ステップ516で入力データの単価
と最終子レコードの仕入単価が等しくない場合に制御部
5は判別手段6と演算手段7と設定部10と入力データ
を用いて前記在庫レコードの索引の昇順に最終子レコー
ドを1件作成する(ステップ517・519)。
【0023】次に、図4より売上データによる在庫ファ
イルと売上ファイルの更新について説明する。
【0024】まず売上登録を行うオペレータは、キーボ
ード1のキー2を操作して、受注データを入力する。制
御部5は、このデータ中の入力データの種類を表す区分
RKを判別手段6で判断(ステップ411・412・4
13)し(この場合はRKが5)、在庫子レコードを、
入力数量と在庫引当を行った数量とが等しくなるまで在
庫子レコードの索引の昇順の最終レコードより降順に在
庫子レコードを更新した後に、在庫引当を行った在庫子
レコードの数だけ売上レコードを作成する(ステップ4
15・417・418・419)。この場合の入力デー
タと在庫更新の結果を比較する領域に設定される値につ
いては、本処理では入力数量と在庫引当を行った結果引
当できた数量とを比較の対照として設定しているが、こ
れは、本処理と同様の処理を行うことができれば設定値
が特に数値である必要はない。
【0025】その後に判別手段5は在庫引当の結果をデ
ィスプレイ3、または印字手段4に出力指示を行う(ス
テップ420)。ただし、本処理では入力データと在庫
更新の結果を比較する領域に任意の値を設定しているの
で(後述)、前記領域を直接表示、または印字するもの
ではない。
【0026】次に売上返品を行うオペレータは、キーボ
ード1のキー2を操作して、売上返品データを入力す
る。制御部5は、このデータ中の入力データの種類を表
す区分RKを判別手段6で判断(ステップ411・41
2・413)し(この場合RKが6)、返品の数量を追
加し売上原価を更新する在庫親レコードと、在庫引当の
元となった在庫子レコード、もしくは前記子レコードが
既に削除済の場合には新規に在庫子レコードを在庫レコ
ードの索引順の先頭に作成するための情報を売上レコー
ド、又は入力データより得た(ステップ416)後、在
庫ファイルを更新する(ステップ418)。本処理で
は、売上返品時の売上ファイルの更新処理は特に必要が
無いので説明を省略しているが、通常の販売管理業務に
照らし合わせた場合には、売上ファイルに売上返品デー
タを登録する処理は必須であるため、ステップ418の
処理をステップ416からステップ419までの間に追
加することが妥当であると思われる。
【0027】在庫ファイル交信処理の後、制御部5は交
信結果をディスプレイ3または印字手段4に出力する
(ステップ420)。
【0028】次に、図6より、ステップ416の在庫フ
ァイルを更新すための情報を作成する処理(在庫ファイ
ル更新情報作成処理)を説明する。
【0029】まず、売上返品を行うオペレータが入力手
段1のキーボード1のキー2から入力したデータの内の
売上レコードのキー項目で判別手段6は売上ファイルよ
り、売上返品の元となる売上レコードを検索する(ステ
ップ611)。検索できた場合には在庫子レコードを更
新するために、在庫引当の元となった在庫子レコードの
キーの値と、在庫レコード群の売上原価を更新するため
の仕入単価をそれぞれ取得する(ステップ616・61
7)。もし、売上返品を行うオペレータが売上返品の元
となる売上レコードを検索するための情報を入力できな
かった場合や、売上返品の元となる売上レコードが何ら
かの理由で削除済だった場合には、本処理の説明では入
力データの内の売上を行った日付と仕入単価より前記在
庫子レコードを判別手段6を用いて特定する(ステップ
612・613・614)が、売上レコードが削除され
る可能性が無い場合には本処理は不要である。前記売上
ファイルの検索処理で売上レコードが特定できた場合に
は、ステップ616と617の処理を行い、前記売上レ
コードが特定できなかった場合には、在庫子レコードを
検索するキー値として、検索の対象となる商品群の在庫
子レコードのキー値の内、最小である値よりも小さい値
を制御部5は設定部10より設定する。
【0030】次に図7より、ステップ417の売上登録
と売上返品時の在庫ファイルの更新(在庫ファイル更新
処理2)を説明する。
【0031】まず、オペレータが入力したデータで制御
部5は在庫ファイルに該当する商品群を検索する(ステ
ップ711)商品群が検索できなかった場合には、入力
エラーとしてその旨をディスプレイ3に表示するなどの
エラー処理(ステップ713)を行う。親レコードが検
索できた場合には、制御部が在庫引当の対象となる子レ
コード(売上登録の場合は子レコード群の先頭のレコー
ド、売上返品の場合はステップ416の処理の結果設定
された値)で子レコードを検索する(ステップ71
4)。検索できた場合には、該当子レコードから在庫引
当を行い、在庫引当を行った結果引当できた数量HSと
元の数量の差を在庫子レコードの数量KSに、設定部1
0に設定されている当日の日付を在庫子レコードの更新
日付に、それぞれ設定する(ステップ716)。ただ
し、前記数量は自然数であり、前記更新日付は本処理の
説明で在庫子レコードの検索を行うのに日付を使用して
いるために設定するのであり、日付を検索に使用しない
のであれば特に設定する必要はない。
【0032】次に制御部5は判別手段6を用いて在庫引
当の対象となった在庫子レコードの数量と0とを比較し
(ステップ719)、0の場合には、在庫子レコードを
削減する(ステップ720)。ただし、ステップ720
については、ファイル容量の節約と検索効率の向上のた
めに在庫子レコードの件数を減す例を説明しているため
に必要なのであって、在庫子レコードを削減する必要の
無い場内には、ステップ719と720の処理は不要で
ある。その後に在庫親レコードの在庫数と売上原価を制
御部5は演算手段7を用いて更新する(ステップ72
1)。
【0033】ステップ714で親レコードが見つからな
かった場合は、売上登録データで在庫引当を行った結果
欠品した場合と、売上返品時に図6の処理で返品の元と
なる在庫子レコードが検索できなかった場合で、判別手
段6が欠品だと判断した場合には(ステップ715)在
庫の引当を終了する(ステップ720)。後者の場合に
は、在庫レコードの索引の昇順に検索できる最小の子レ
コードを作成した後に、入力データの数量と入力データ
の単価又は図6の処理で売上レコードより取得した仕入
単価と入力データの日付より在庫子レコードの数量と単
価と登録日付と、更新日付を更新した(ステップ717
・718)後に、在庫親レコードを更新する(ステップ
721)。本処理の説明では、在庫子レコードの削除さ
れた商品に売上返品データがなされた場合には、前記売
上返品レコードの入力順に在庫子レコードを逐次作成し
ていく方式を説明しているが、これを実業務に照らし合
わせた場合に、1商品を1つの棚(棚番)で管理してい
る場合には、売上登録データよりも売上返品データの絶
対数が少ないことも考慮すれば、仕入商品を後ろから、
在庫引当を行った商品(売上返品商品を含む)を前から
随時入出庫する仕組みさえあれば、先入れ先出し方によ
る在庫管理という当初の目的は十分に達成できると考え
られるためで、もし、売上返品商品も売上げた順序で在
庫管理を行いたい場合や、入出庫のタイムラグなどが発
生する可能性のある場合には、本説明での売上返品処理
のほかに、日時で売上返品データの在庫子レコードの索
引を再作成する処理と1商品群を在庫子レコードの数だ
け複数の棚番で管理する仕組みを考慮する必要がある。
【0034】次に図8より、売上レコードの作成処理
(売上ファイル登録処理)を説明する。
【0035】まず、制御部5は判別手段6を用いて売上
ファイルを更新する必要があるかを判断する(ステップ
811)。売上ファイルの更新の必要が無い場合は、本
処理を終了し、売上ファイルの更新の必要がある場合
は、売上レコードを作成し(ステップ812)、今回登
録する売上レコードが1売上登録に対する最初のレコー
ドであるかを制御部5は判別手段6を用いて判別し(ス
テップ813)、最初のレコードである場合には売上レ
コード分割時の親レコードを一意にするキーに設定する
採番された売上ファイルのキーに格納される値を設定部
10より設定する(ステップ814)。なお、本説明の
場合には、売上ファイルのプラリマリキーの設定値をそ
のまま使用している。次に、売上ファイルのプライマリ
キーと売上レコード分割時の親レコードを一意にするキ
ーに設定する採番された売上ファイルのキーの格納され
る値を制御部5は設定する(ステップ815)。次に、
売上レコードに在庫引当の結果引当できた数量や、売上
金額などの売上情報と、在庫引当先の在庫子レコードの
仕入単価や在庫レコードの索引部に設定されていた値な
どの在庫情報を制御部5は設定し(ステップ816)、
入力データと在庫更新の結果を比較する領域を更新する
(ステップ817)。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
在庫商品の在庫引当を在庫子レコード群の登録順に行い
不要な在庫データを削除し在庫親レコードに売上原価と
在庫の総量を設定し、売上返品時の在庫情報を売上登録
時に売上レコードに設定しているために、先入れ先出し
法の原価管理を行うのに特別の商品の管理(複雑な棚管
理や商品の製造番号に基づく在庫データ管理や在庫マス
タに登録する商品の仕入単価の数の制限による原価管理
上の制限)が必要なく、かつ、一時点での在庫商品の売
上原価が総量が高速に検索でき、かつ移動平均法や最終
原価法による原価管理とは違い、売上原価(仕入単価)
が著しく変動する商品についても売上原価が正確に把握
できるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本実施例における在庫データを格納する在庫フ
ァイルの構造を表した図である。
【図3】(a)は本実施例における売上データを格納す
る売上ファイルの構造を表した図、(b)は(a)に示
すものとは別の領域に格納された売上ファイル構造の一
例を表した図である。
【図4】本実施例の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図5】図4中のステップ413を説明するフローチャ
ートである。
【図6】図4中のステップ416を説明するフローチャ
ートである。
【図7】図4中のステップ417を説明するフローチャ
ートである。
【図8】図4中のステップ418を説明するフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 入力手段(キーボード) 2 キー 3 ディスプレイ 4 印字手段 5 制御部 6 判別手段 7 演算手段 8 メモリ 9 ファイル部 10 設定部 201 在庫ファイル 202 子レコード群 203 親レコード 204 在庫レコードの索引部 205 子レコードのデータ部 206 親レコードのデータ部 301 売上ファイル 302 売上レコードのプライマリキー 303 売上レコード分割時の親レコードを一意にす
るキー 304 売上レコードのデータ項目 305 在庫情報 311 売上レコードの分割例 312 売上レコード 313 在庫情報のみを持った売上レコード RK 入力データの種別を区分 TTS 入力データと在庫更新の結果を比較する領域 TS 入力データの数量 OS 在庫ファイルの親レコードの在庫総数 OK 在庫ファイルの親レコードの売上原価 T 入力データの単価 KTB 在庫ファイルの子レコードの登録日付 TB 入力データの発生した日付(当日の日付) KS 在庫ファイルの子レコードの在庫数 KT 在庫ファイルの子レコードの単価 KKB 在庫ファイルの子レコードの更新日付 SKT 在庫レコードの索引順の昇順に検索した最終
の子レコードの単価 HS 在庫引当を行った結果引当できた数量 OPW 売上ファイルの分割元(在庫ファイルの複数
の子レコードから在庫 引当を行った場合に分割レコードが発生する)のキーを
格納する領域 NOP 採番された売上ファイルのキーに格納される

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力データを入力する入力手段と、入力
    確認手段としての出力手段と、制御部と、入力データの
    種類を判別し入力データの数量と単価と1商品に対して
    単価と入力日付の違いから複数の子レコードと1つの親
    レコードを持つ群構造を成す在庫ファイルと、前記子レ
    コードの単価と前記入力データの単価の違いから1入力
    データに対して複数のレコードを持ち在庫引当時の在庫
    ファイルの単価が設定されておりかつ売上ファイルより
    在庫ファイルが一意に特定可能な索引構造を有する売上
    ファイルと前記売上ファイルの単価より在庫引当を行い
    前記売上ファイルと前記在庫ファイルを更新し前記在庫
    引当の結果および前記売上ファイルと前記在庫ファイル
    の更新結果をディスプレイ又は印字手段に発行指示を行
    う判別手段と、在庫引当数を計算する演算手段と、ファ
    イル部および設定部とから成るメモリとを含むことを特
    徴とする原価管理装置。
JP16566292A 1992-06-24 1992-06-24 原価管理装置 Withdrawn JPH064558A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16566292A JPH064558A (ja) 1992-06-24 1992-06-24 原価管理装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001195530A (ja) * 2000-01-17 2001-07-19 Sony Computer Entertainment Inc 販売管理システム、および、代理販売方法
JP2002373379A (ja) * 2001-06-15 2002-12-26 Dainippon Printing Co Ltd 商品データ管理装置及び商品データ管理システム
JP2019016242A (ja) * 2017-07-07 2019-01-31 株式会社オービック 振替装置、振替方法、および、振替プログラム

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