JPH0645430Y2 - 自転車用ブレーキ - Google Patents
自転車用ブレーキInfo
- Publication number
- JPH0645430Y2 JPH0645430Y2 JP1989038291U JP3829189U JPH0645430Y2 JP H0645430 Y2 JPH0645430 Y2 JP H0645430Y2 JP 1989038291 U JP1989038291 U JP 1989038291U JP 3829189 U JP3829189 U JP 3829189U JP H0645430 Y2 JPH0645430 Y2 JP H0645430Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brake
- return spring
- support shaft
- spring
- bicycle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自転車用のキャリパーブレーキ、カンテイレ
バーブレーキ等のブレーキに関する。
バーブレーキ等のブレーキに関する。
(従来の技術) 従来、自転車用ブレーキの一例として、実開昭63-19312
7号公報にて公開されたセンタープル式キヤリパーブレ
ーキがある。このブレーキは、下端にブレーキシユーを
備えた拡縮自在な左右一対のブレーキアームと、該アー
ムを支持しかつ自転車の車体に取付けられるアーム取付
ブラケットと、ブレーキシユーが相互に離反するように
ブレーキアームを常時拡開方向に付勢するリターンスプ
リングとからなっている。そして、両ブレーキアームの
ボス部に、支軸回りにリターンスプリング収納凹部が形
成され、この凹部内に支軸に外嵌されたリターンスプリ
ングが収納され、リターンスプリングの一端が各ブレー
キアームのボス部に係合されると共に、他端が支軸にラ
チェットスリーブを介して嵌合された調整金具に係合せ
られており、ラチェットスリーブのラチェットに、これ
に対向して調整金具に嵌装されたラチェット爪が係合す
るように構成されている。したがって、調整金具を回動
させることによって、リターンスプリングの付勢力調整
を行ない、ブレーキシユーの車輪リムに対する位置を適
正にし、かつシユークリアランスを均一にすることがで
きるようになっている。
7号公報にて公開されたセンタープル式キヤリパーブレ
ーキがある。このブレーキは、下端にブレーキシユーを
備えた拡縮自在な左右一対のブレーキアームと、該アー
ムを支持しかつ自転車の車体に取付けられるアーム取付
ブラケットと、ブレーキシユーが相互に離反するように
ブレーキアームを常時拡開方向に付勢するリターンスプ
リングとからなっている。そして、両ブレーキアームの
ボス部に、支軸回りにリターンスプリング収納凹部が形
成され、この凹部内に支軸に外嵌されたリターンスプリ
ングが収納され、リターンスプリングの一端が各ブレー
キアームのボス部に係合されると共に、他端が支軸にラ
チェットスリーブを介して嵌合された調整金具に係合せ
られており、ラチェットスリーブのラチェットに、これ
に対向して調整金具に嵌装されたラチェット爪が係合す
るように構成されている。したがって、調整金具を回動
させることによって、リターンスプリングの付勢力調整
を行ない、ブレーキシユーの車輪リムに対する位置を適
正にし、かつシユークリアランスを均一にすることがで
きるようになっている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、従来の上記ブレーキは、調整金具がラチェッ
ト爪及びこれをラチェット側に付勢するコイルばねを内
蔵しているため、調整金具の厚さが大きくなり、ブレー
キアームからの突出量が長く、外観を損ねるという問題
がある。また、調整量を外部から確認することができな
い。
ト爪及びこれをラチェット側に付勢するコイルばねを内
蔵しているため、調整金具の厚さが大きくなり、ブレー
キアームからの突出量が長く、外観を損ねるという問題
がある。また、調整量を外部から確認することができな
い。
本考案は、上記のような実状に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、ブレーキアームから前方に突
出する長さを可及的に短かくして外観を良好となし、ス
プリング付勢力の調整量が外部から確認できる自転車用
ブレーキを提供するにある。
その目的とするところは、ブレーキアームから前方に突
出する長さを可及的に短かくして外観を良好となし、ス
プリング付勢力の調整量が外部から確認できる自転車用
ブレーキを提供するにある。
(課題を解決するための手段) 本考案では、上記目的を達成するために、次の技術的手
段を講じた。
段を講じた。
すなわち、本考案は、ブレーキシユー8を備えた拡縮自
在な左右一対のブレーキアーム5,6と、ブレーキアーム
5,6を支持しかつ自転車の車体2に取付けられる支軸3
を備えたアーム取付台座1と、前記ブレーキシユー8が
相互に離反するようにブレーキアーム5,6を常時拡開方
向に付勢するリターンスプリング14と、支軸3に直接又
は間接的に連結固定されたスプリングキャップ17とから
なる自転車用ブレーキにおいて、前記両ブレーキアーム
5,6のボス部7に支軸3回りにリターンスプリング収納
凹部13が形成され、この凹部13に支軸3に外嵌されたリ
ターンスプリング14が収納され、リターンスプリング14
の一端14Aが各アーム5,6のボス部7に係合されると共
に、他端14Bがスプリングキャップ17に係合され、少く
とも一方のリターンスプリング14の他端14Bが、外部か
ら支軸3の軸心回りに回動操作可能にスプリングキャッ
プ17に固定されている付勢力調整部材22を介して係合せ
られていることを特徴としている。
在な左右一対のブレーキアーム5,6と、ブレーキアーム
5,6を支持しかつ自転車の車体2に取付けられる支軸3
を備えたアーム取付台座1と、前記ブレーキシユー8が
相互に離反するようにブレーキアーム5,6を常時拡開方
向に付勢するリターンスプリング14と、支軸3に直接又
は間接的に連結固定されたスプリングキャップ17とから
なる自転車用ブレーキにおいて、前記両ブレーキアーム
5,6のボス部7に支軸3回りにリターンスプリング収納
凹部13が形成され、この凹部13に支軸3に外嵌されたリ
ターンスプリング14が収納され、リターンスプリング14
の一端14Aが各アーム5,6のボス部7に係合されると共
に、他端14Bがスプリングキャップ17に係合され、少く
とも一方のリターンスプリング14の他端14Bが、外部か
ら支軸3の軸心回りに回動操作可能にスプリングキャッ
プ17に固定されている付勢力調整部材22を介して係合せ
られていることを特徴としている。
(作用) 本考案によれば、ブレーキを操作すると、左右ブレーキ
アーム5,6が支軸3回りに対向内方に回動して、左右の
ブレーキシユー8がリム26の両側面に圧接して制動力が
作用する。このとき、リターンスプリング14は、ブレー
キアーム5,6によって巻締め方向に作用せられるが、リ
ターンスプリング14の両端14A,14Bはボス部7及び付勢
力調整部材22に係合された状態で摺動しないため、摩擦
抵抗が作用せず、したがって、ブレーキ操作が軽く、き
しみ音などは発生しない。
アーム5,6が支軸3回りに対向内方に回動して、左右の
ブレーキシユー8がリム26の両側面に圧接して制動力が
作用する。このとき、リターンスプリング14は、ブレー
キアーム5,6によって巻締め方向に作用せられるが、リ
ターンスプリング14の両端14A,14Bはボス部7及び付勢
力調整部材22に係合された状態で摺動しないため、摩擦
抵抗が作用せず、したがって、ブレーキ操作が軽く、き
しみ音などは発生しない。
そして、左右のリターンスプリング14の弾発力にバラツ
キがあって各ブレーキシユー8のリム26に対する間隔が
不均一になっている場合、調整部材22の固定を緩めて、
該部材22を外部から回動操作し、リターンスプリング14
の巻締め又は巻戻しを行なった後、調整部材22を固定す
ることにより、リターンスプリング14のテンション強弱
を調整して、各ブレーキシユー8とリム26との間の間隔
を均一にすることができる。
キがあって各ブレーキシユー8のリム26に対する間隔が
不均一になっている場合、調整部材22の固定を緩めて、
該部材22を外部から回動操作し、リターンスプリング14
の巻締め又は巻戻しを行なった後、調整部材22を固定す
ることにより、リターンスプリング14のテンション強弱
を調整して、各ブレーキシユー8とリム26との間の間隔
を均一にすることができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
図面は、本考案がカンテイレバーブレーキに採用された
例を示しており、第1図は右側のブレーキアームをその
支軸中心に沿って切断した断面図であるが、左側のブレ
ーキアームもリターンスプリングの巻き方向が逆になる
だけで、他は同一構造であり、第2図に左右のブレーキ
アームについて分解斜視図で示している。
例を示しており、第1図は右側のブレーキアームをその
支軸中心に沿って切断した断面図であるが、左側のブレ
ーキアームもリターンスプリングの巻き方向が逆になる
だけで、他は同一構造であり、第2図に左右のブレーキ
アームについて分解斜視図で示している。
図面において、1はアーム取付台座で、自転車の車体た
とえば前フオーク2に、ボルト等により固定され、前方
に支軸3が突設されており、前端面3B中央には軸線方向
にねじ孔4が設けられている。
とえば前フオーク2に、ボルト等により固定され、前方
に支軸3が突設されており、前端面3B中央には軸線方向
にねじ孔4が設けられている。
5,6は左右一対のカンテイレバー式ブレーキアームで、
各下端にボス部7が形成され、該ボス部7が前記支軸3
にブシユ3Aを介して回動可能に外嵌されており、中途部
位にブレーキシユー8が互に対向状に設けられ、上端に
掛止具9を介して吊ワイヤ10の両端が着脱自在に取付け
られている。
各下端にボス部7が形成され、該ボス部7が前記支軸3
にブシユ3Aを介して回動可能に外嵌されており、中途部
位にブレーキシユー8が互に対向状に設けられ、上端に
掛止具9を介して吊ワイヤ10の両端が着脱自在に取付け
られている。
なお、吊ワイヤ10は、ブレーキ操作用ボーデンケーブル
11の下端部に連結した吊具12に吊下げられている。
11の下端部に連結した吊具12に吊下げられている。
また、ブレーキアーム5,6のボス部7には、リターンス
プリング収納凹部13が、前方に開口するように軸孔7Aと
同心的に設けられ、この凹部13にコイル状のリターンス
プリング14が収納されており、該リターンスプリング14
の一端14Aが、前記凹部13の後壁に設けられた孔15に挿
入係合されている。このリターンスプリング14は、左右
それぞれ巻き方向が逆で、左側は左巻き、右側は右巻き
とされている。
プリング収納凹部13が、前方に開口するように軸孔7Aと
同心的に設けられ、この凹部13にコイル状のリターンス
プリング14が収納されており、該リターンスプリング14
の一端14Aが、前記凹部13の後壁に設けられた孔15に挿
入係合されている。このリターンスプリング14は、左右
それぞれ巻き方向が逆で、左側は左巻き、右側は右巻き
とされている。
16はリング状の鍔付ブシユで、リターンスプリング収納
凹部13の開口端に嵌入され、鍔部がボス部7前端面に当
接されている。
凹部13の開口端に嵌入され、鍔部がボス部7前端面に当
接されている。
17はスプリングキャップで、中央には軸線方向に貫通さ
れた取付ボルト18を挿通するための段付孔19を備え、後
面には該段付孔19と同心的に、リング状の調整部材嵌入
凹所20が形成されており、段付孔19にその前方から挿通
した取付ボルト18を、前記支軸3のねじ孔4に螺合する
ことによって、支軸3に着脱自在に固着される。このと
きスプリングキャップ17の段付孔19の後端面17Aは、支
軸3の前端面3Bに圧着固定され、スプリングキャップ17
の後端面外周側17Bは前記鍔付ブシユ16の鍔部前端面16A
に摺接せられ、したがって、ブレーキアーム5,6が回動
しても、スプリングキャップ17が回動することはない。
なお、スプリングキャップ17の調整部材嵌入凹所20の外
周壁面には、周方向に長孔21が貫通状に設けられてい
る。
れた取付ボルト18を挿通するための段付孔19を備え、後
面には該段付孔19と同心的に、リング状の調整部材嵌入
凹所20が形成されており、段付孔19にその前方から挿通
した取付ボルト18を、前記支軸3のねじ孔4に螺合する
ことによって、支軸3に着脱自在に固着される。このと
きスプリングキャップ17の段付孔19の後端面17Aは、支
軸3の前端面3Bに圧着固定され、スプリングキャップ17
の後端面外周側17Bは前記鍔付ブシユ16の鍔部前端面16A
に摺接せられ、したがって、ブレーキアーム5,6が回動
しても、スプリングキャップ17が回動することはない。
なお、スプリングキャップ17の調整部材嵌入凹所20の外
周壁面には、周方向に長孔21が貫通状に設けられてい
る。
22は付勢力調整部材で、環状部22Aとねじ部22Bが一体的
に形成され、環状部22Aにはリターンスプリング14の他
端14Bを挿通係合するスプリング端挿通孔23が設けられ
ており、環状部22Aがスプリングキャップ17の調整部材
嵌入凹所20に嵌入され、該凹所20の内側筒状面20Aに環
状部22A内面が回動可能に嵌合されている。そして、前
記ねじ部22Bは、前記長孔21に挿通され、その外方に突
出した端部に座金24を介して袋状の調整ナット25が螺合
されており、該調整ナットを25を締付けることによっ
て、付勢力調整部材22をスプリングキャップ17に固定す
るようになっている。
に形成され、環状部22Aにはリターンスプリング14の他
端14Bを挿通係合するスプリング端挿通孔23が設けられ
ており、環状部22Aがスプリングキャップ17の調整部材
嵌入凹所20に嵌入され、該凹所20の内側筒状面20Aに環
状部22A内面が回動可能に嵌合されている。そして、前
記ねじ部22Bは、前記長孔21に挿通され、その外方に突
出した端部に座金24を介して袋状の調整ナット25が螺合
されており、該調整ナットを25を締付けることによっ
て、付勢力調整部材22をスプリングキャップ17に固定す
るようになっている。
上記実施例において、図外のブレーキ操作レバーを操作
すると、左右のブレーキアーム5,6が支軸3回りに回動
して、上端部間隔が縮められ、左右のブレーキシユー8
が車輪のリム26の両側面に圧接して制動力が作用する。
このとき、リターンスプリング14は、その前端14Bが付
勢力調整部材22、スプリングキャップ17、取付ボルト18
及び支軸3を介してアーム取付台座1に固定されている
ため、後端14Aがブレーキアーム5,6により巻締め方向に
作用せられる。そして、ブレーキ操作力を解放すると、
リターンスプリング14の弾発力によって、ブレーキアー
ム5,6は逆方向に回され、互に外方に拡開され、中途部
位のブレーキシユー8はリム26から離れ、初期位置に復
帰する。
すると、左右のブレーキアーム5,6が支軸3回りに回動
して、上端部間隔が縮められ、左右のブレーキシユー8
が車輪のリム26の両側面に圧接して制動力が作用する。
このとき、リターンスプリング14は、その前端14Bが付
勢力調整部材22、スプリングキャップ17、取付ボルト18
及び支軸3を介してアーム取付台座1に固定されている
ため、後端14Aがブレーキアーム5,6により巻締め方向に
作用せられる。そして、ブレーキ操作力を解放すると、
リターンスプリング14の弾発力によって、ブレーキアー
ム5,6は逆方向に回され、互に外方に拡開され、中途部
位のブレーキシユー8はリム26から離れ、初期位置に復
帰する。
そこで、リターンスプリング14のテンション強弱の調整
を行なう場合は、調整ナット25を手で回して緩めた後上
下方向に押動することによって、付勢力調整部材22が支
軸3の軸心回りに回動して、リターンスプリング14は巻
締め又は巻戻され、所望の位置で調整ナット25を締付け
て固定する。このようにして、リターンスプリング14の
テンションの強弱、並びに左右ブレーキアーム5,6のバ
ランス調整をすることができ、この調整ナット25の位置
によって、調整量及びテンション強弱を、外部から目視
により確認することができる。
を行なう場合は、調整ナット25を手で回して緩めた後上
下方向に押動することによって、付勢力調整部材22が支
軸3の軸心回りに回動して、リターンスプリング14は巻
締め又は巻戻され、所望の位置で調整ナット25を締付け
て固定する。このようにして、リターンスプリング14の
テンションの強弱、並びに左右ブレーキアーム5,6のバ
ランス調整をすることができ、この調整ナット25の位置
によって、調整量及びテンション強弱を、外部から目視
により確認することができる。
上記実施例において、座金24をスプリングキャップ17の
外周面に密着するように弯曲させると共に長孔21の2倍
の長さとすることにより、スプリング収納凹部13内にグ
リスを充填し、発錆を効果的に防止することができる。
また、支軸3は、アーム取付台座1と分割構成し、ボル
ト等により連結させてもよい。なお、付勢力調整部材22
は、左又は右ブレーキ5,6のいずれか一方に設けてもよ
く、同様の効果が期待できる。
外周面に密着するように弯曲させると共に長孔21の2倍
の長さとすることにより、スプリング収納凹部13内にグ
リスを充填し、発錆を効果的に防止することができる。
また、支軸3は、アーム取付台座1と分割構成し、ボル
ト等により連結させてもよい。なお、付勢力調整部材22
は、左又は右ブレーキ5,6のいずれか一方に設けてもよ
く、同様の効果が期待できる。
(考案の効果) 本考案は、上述のように、ブレーキシユー8を備えた拡
縮自在な左右一対のブレーキアーム5,6と、ブレーキア
ーム5,6を支持しかつ自転車の車体2に取付けられる支
軸3を備えたアーム取付台座1と、前記ブレーキシユー
8が相互に離反するようにブレーキアーム5,6を常時拡
開方向に付勢するリターンスプリング14と、支軸3に直
接又は間接的に連結固定されたスプリングキャップ17と
からなる自転車用ブレーキにおいて、前記両ブレーキア
ーム5,6のボス部7に支軸3回りにリターンスプリング
収納凹部13が形成され、この凹部13に支軸3に外嵌され
たリターンスプリング14が収納され、リターンスプリン
グ14の一端14Aが各アーム5,6のボス部7に係合されると
共に、他端14Bがスプリングキャップ17に係合され、少
くとも一方のリターンスプリング14の他端14Bが、外部
から支軸3の軸心回りに回動操作可能にスプリングキャ
ップ17に固定されている付勢力調整部材22を介して係合
せられていることを特徴とするものであるから、スプリ
ングキャップ17の先端のブレーキアーム5,6ボス部7か
らの突出量が短かくなると共に、調整部材22の一部が外
側に出ているので、リターンスプリング14の付勢力調整
状況を外部から目視確認でき、無段階調整が可能である
うえその調整作業が容易であり、ブレーキの片利きを確
実に防止できる。
縮自在な左右一対のブレーキアーム5,6と、ブレーキア
ーム5,6を支持しかつ自転車の車体2に取付けられる支
軸3を備えたアーム取付台座1と、前記ブレーキシユー
8が相互に離反するようにブレーキアーム5,6を常時拡
開方向に付勢するリターンスプリング14と、支軸3に直
接又は間接的に連結固定されたスプリングキャップ17と
からなる自転車用ブレーキにおいて、前記両ブレーキア
ーム5,6のボス部7に支軸3回りにリターンスプリング
収納凹部13が形成され、この凹部13に支軸3に外嵌され
たリターンスプリング14が収納され、リターンスプリン
グ14の一端14Aが各アーム5,6のボス部7に係合されると
共に、他端14Bがスプリングキャップ17に係合され、少
くとも一方のリターンスプリング14の他端14Bが、外部
から支軸3の軸心回りに回動操作可能にスプリングキャ
ップ17に固定されている付勢力調整部材22を介して係合
せられていることを特徴とするものであるから、スプリ
ングキャップ17の先端のブレーキアーム5,6ボス部7か
らの突出量が短かくなると共に、調整部材22の一部が外
側に出ているので、リターンスプリング14の付勢力調整
状況を外部から目視確認でき、無段階調整が可能である
うえその調整作業が容易であり、ブレーキの片利きを確
実に防止できる。
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は要部断面
図、第2図は前方からみた分解斜視図、第3図は正面図
である。 1……アーム取付台座、2……車体、3……支軸、5,6
……ブレーキアーム、7……ボス部、8……ブレーキシ
ユー、13……リターンスプリング収納凹部、14……リタ
ーンスプリング、14A……一端、14B……他端、17……ス
プリングキャップ、22……付勢力調整部材。
図、第2図は前方からみた分解斜視図、第3図は正面図
である。 1……アーム取付台座、2……車体、3……支軸、5,6
……ブレーキアーム、7……ボス部、8……ブレーキシ
ユー、13……リターンスプリング収納凹部、14……リタ
ーンスプリング、14A……一端、14B……他端、17……ス
プリングキャップ、22……付勢力調整部材。
Claims (1)
- 【請求項1】ブレーキシユー(8)を備えた拡縮自在な
左右一対のブレーキアーム(5)(6)と、ブレーキア
ーム(5)(6)を支持しかつ自転車の車体(2)に取
付けられる支軸(3)を備えたアーム取付台座(1)
と、前記ブレーキシユー(8)が相互に離反するように
ブレーキアーム(5)(6)を常時拡開方向に付勢する
リターンスプリング(14)と、支軸(3)に直接又は間
接的に連結固定されたスプリングキャップ(17)とから
なる自転車用ブレーキにおいて、 前記両ブレーキアーム(5)(6)のボス部(7)に支
軸(3)回りにリターンスプリング収納凹部(13)が形
成され、この凹部(13)に支軸(3)に外嵌されたリタ
ーンスプリング(14)が収納され、リターンスプリング
(14)の一端(14A)が各アーム(5)(6)のボス部
(7)に係合されると共に、他端(14B)がスプリング
キャップ(17)に係合され、少くとも一方のリターンス
プリング(14)の他端(14B)が、外部から支軸(3)
の軸心回りに回動操作可能にスプリングキャップ(17)
に固定されている付勢力調整部材(22)を介して係合せ
られていることを特徴とする自転車用ブレーキ。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989038291U JPH0645430Y2 (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | 自転車用ブレーキ |
DE69004210T DE69004210T2 (de) | 1989-03-31 | 1990-03-26 | Fahrradbremse. |
KR1019900702543A KR940010760B1 (ko) | 1989-03-31 | 1990-03-26 | 자전차용 브레이크 |
PCT/JP1990/000402 WO1990011925A1 (fr) | 1989-03-31 | 1990-03-26 | Frein de bicyclette |
EP90904935A EP0422240B1 (en) | 1989-03-31 | 1990-03-26 | Brake for bicycle |
US07/623,406 US5117948A (en) | 1989-03-31 | 1990-03-26 | Brake for bicycles |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989038291U JPH0645430Y2 (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | 自転車用ブレーキ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02128692U JPH02128692U (ja) | 1990-10-23 |
JPH0645430Y2 true JPH0645430Y2 (ja) | 1994-11-24 |
Family
ID=31546161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989038291U Expired - Lifetime JPH0645430Y2 (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | 自転車用ブレーキ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0645430Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-03-31 JP JP1989038291U patent/JPH0645430Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02128692U (ja) | 1990-10-23 |
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