JPH0645404A - リードのボンディング装置 - Google Patents
リードのボンディング装置Info
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- JPH0645404A JPH0645404A JP19810992A JP19810992A JPH0645404A JP H0645404 A JPH0645404 A JP H0645404A JP 19810992 A JP19810992 A JP 19810992A JP 19810992 A JP19810992 A JP 19810992A JP H0645404 A JPH0645404 A JP H0645404A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- lead
- bonding
- holder
- positioning portion
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 アウターリードボンディングなどにおいて、
基板の上面が傾斜している場合でも、デバイスのリード
を押圧むらなく基板に押し付けてボンディングできる手
段を提供する。 【構成】 電気部品20の位置決め部2がホルダー12
に揺動自在に保持され、このホルダー12の下方にはホ
ルダー12の押し上げ手段17が設けられており、この
押し上げ手段17を駆動して位置決め部2に搭載された
電気部品20の電極70をボンディングヘッド26の押
圧子28に上方から押圧されたリードLに押し付けるよ
うにした。
基板の上面が傾斜している場合でも、デバイスのリード
を押圧むらなく基板に押し付けてボンディングできる手
段を提供する。 【構成】 電気部品20の位置決め部2がホルダー12
に揺動自在に保持され、このホルダー12の下方にはホ
ルダー12の押し上げ手段17が設けられており、この
押し上げ手段17を駆動して位置決め部2に搭載された
電気部品20の電極70をボンディングヘッド26の押
圧子28に上方から押圧されたリードLに押し付けるよ
うにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリードのボンディング装
置に係り、詳しくは、基板や半導体チップなどの電気部
品を位置決めし、この電気部品の電極にデバイスのリー
ドをボンディングするリードのボンディング装置に関す
る。
置に係り、詳しくは、基板や半導体チップなどの電気部
品を位置決めし、この電気部品の電極にデバイスのリー
ドをボンディングするリードのボンディング装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】TAB法として知られるデバイスの製造
工程は、フィルムキャリヤのリードにチップをボンディ
ングするインナーリードボンディング工程と、このフィ
ルムキャリヤを打ち抜いて得られたデバイスのリードを
基板にボンディングするアウターリードボンディング工
程から成っている。
工程は、フィルムキャリヤのリードにチップをボンディ
ングするインナーリードボンディング工程と、このフィ
ルムキャリヤを打ち抜いて得られたデバイスのリードを
基板にボンディングするアウターリードボンディング工
程から成っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】インナーリードボンデ
ィングを自動的に行うためのインナーリードボンディン
グ装置は、現在、かなり普及して実用に供されている。
ところがアウターリードボンディングは、要求される精
度がきわめて高く、殊に基板の上面が成形誤差等のため
にわずかでも傾斜していると、すべてのリードを基板の
電極に押圧むらなく均等な力でボンディングすることが
きわめて困難なこともあって、これを自動的に行うため
の技術は十分に確立されておらず、このため現在、アウ
ターリードボンディングは専らマニュアル的な作業によ
り行われている実情にある。
ィングを自動的に行うためのインナーリードボンディン
グ装置は、現在、かなり普及して実用に供されている。
ところがアウターリードボンディングは、要求される精
度がきわめて高く、殊に基板の上面が成形誤差等のため
にわずかでも傾斜していると、すべてのリードを基板の
電極に押圧むらなく均等な力でボンディングすることが
きわめて困難なこともあって、これを自動的に行うため
の技術は十分に確立されておらず、このため現在、アウ
ターリードボンディングは専らマニュアル的な作業によ
り行われている実情にある。
【0004】そこで本発明は、基板や半導体チップなど
の電気部品の電極とリードをボンディングするボンディ
ング装置、殊に基板の上面が傾斜していても、すべての
リードを均等な力で電気部品の電極にボンディングでき
るリードのボンディング装置を提供することを目的とす
る。
の電気部品の電極とリードをボンディングするボンディ
ング装置、殊に基板の上面が傾斜していても、すべての
リードを均等な力で電気部品の電極にボンディングでき
るリードのボンディング装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】このために本発明は、ホ
ルダーと、このホルダーに揺動自在に保持された電気部
品の位置決め部と、この位置決め部に搭載された電気部
品の電極を、ボンディングヘッドの押圧子に上方から押
圧されたリードに押し付けるべく、この位置決め部を下
方から押し上げる押し上げ手段とを構成している。
ルダーと、このホルダーに揺動自在に保持された電気部
品の位置決め部と、この位置決め部に搭載された電気部
品の電極を、ボンディングヘッドの押圧子に上方から押
圧されたリードに押し付けるべく、この位置決め部を下
方から押し上げる押し上げ手段とを構成している。
【0006】
【作用】上記構成において、ボンディングヘッドにより
デバイスを位置決め部に位置決めされた基板などの電気
部品上に位置させ、押圧子によりデバイスのリードを基
板の電極に押し付ける。この場合、基板の上面が傾斜し
ていても、基板は揺動自在なホルダーに保持されている
ので、押圧子をリードに押し付けると、その荷重により
基板は押圧子の下面にならうように姿勢を補正する。そ
こで押し上げ手段を駆動して基板を押し上げると、リー
ドは押圧子に強く押し付けられ、すべてのリードは均等
な力で基板の電極にボンディングされる。
デバイスを位置決め部に位置決めされた基板などの電気
部品上に位置させ、押圧子によりデバイスのリードを基
板の電極に押し付ける。この場合、基板の上面が傾斜し
ていても、基板は揺動自在なホルダーに保持されている
ので、押圧子をリードに押し付けると、その荷重により
基板は押圧子の下面にならうように姿勢を補正する。そ
こで押し上げ手段を駆動して基板を押し上げると、リー
ドは押圧子に強く押し付けられ、すべてのリードは均等
な力で基板の電極にボンディングされる。
【0007】
【実施例】次に、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。図1はボンディング装置の斜視図、図2は正
面図である。この装置は、電気部品としての基板20の
電極70に、TAB法で製造されたデバイスPのリード
Lをアウターリードボンディングするものである。この
デバイスPは、ウェハから切出された半導体チップがボ
ンディングされたフィルムキャリヤを上型41と下型4
2とにより打抜いて作られたものである。
説明する。図1はボンディング装置の斜視図、図2は正
面図である。この装置は、電気部品としての基板20の
電極70に、TAB法で製造されたデバイスPのリード
Lをアウターリードボンディングするものである。この
デバイスPは、ウェハから切出された半導体チップがボ
ンディングされたフィルムキャリヤを上型41と下型4
2とにより打抜いて作られたものである。
【0008】1は極薄円板状のジンバルばねであって、
その中央部には基板20の位置決め部2が装着されてい
る。この位置決め部2は円板状であって、その上面には
基板20の受部3が枠形に突設されており、またその内
部には、吸着孔4が穿孔されている。この吸着孔4は、
受部3上の基板20がボンディング中にがたつかないよ
うに、これを真空吸着して固定する。5は止めねじであ
る。
その中央部には基板20の位置決め部2が装着されてい
る。この位置決め部2は円板状であって、その上面には
基板20の受部3が枠形に突設されており、またその内
部には、吸着孔4が穿孔されている。この吸着孔4は、
受部3上の基板20がボンディング中にがたつかないよ
うに、これを真空吸着して固定する。5は止めねじであ
る。
【0009】ジンバルばね1には円弧状のスリット11
が交互に位置をずらして多数条形成されており(図3も
参照)、したがってこのジンバルばね1は、全方向に屈
曲自在であって、その中央部に装着された位置決め部2
は上下方向に揺動自在となっている。
が交互に位置をずらして多数条形成されており(図3も
参照)、したがってこのジンバルばね1は、全方向に屈
曲自在であって、その中央部に装着された位置決め部2
は上下方向に揺動自在となっている。
【0010】ジンバルばね1は、止めねじ13によりそ
の外縁部をホルダー12に保持されている。図2におい
て14は位置決め部2の下方に設けられた下受部材であ
り、上記止めねじ5によりジンバルばね1の内周縁を位
置決め部2とこの下受部材14にて挟持するように結合
されている。また位置決め部2の下面には、ヒータ15
が設けられている。このヒータ15はリードLを基板2
0の電極に容易にボンディングできるように、位置決め
部2を介して基板20を加熱する。
の外縁部をホルダー12に保持されている。図2におい
て14は位置決め部2の下方に設けられた下受部材であ
り、上記止めねじ5によりジンバルばね1の内周縁を位
置決め部2とこの下受部材14にて挟持するように結合
されている。また位置決め部2の下面には、ヒータ15
が設けられている。このヒータ15はリードLを基板2
0の電極に容易にボンディングできるように、位置決め
部2を介して基板20を加熱する。
【0011】図2において、下受部材14とホルダー1
2の間には、鋼球16から成る自在継手が介装されてい
る。したがって下受部材14及びこれと一体の位置決め
部2は、この鋼球16上に下方から揺動自在に支持され
ている。また位置決め部2にかかる大きな荷重は、鋼球
16を介してホルダー12に支持される。
2の間には、鋼球16から成る自在継手が介装されてい
る。したがって下受部材14及びこれと一体の位置決め
部2は、この鋼球16上に下方から揺動自在に支持され
ている。また位置決め部2にかかる大きな荷重は、鋼球
16を介してホルダー12に支持される。
【0012】ホルダー12の下面には円筒部12aが垂
設されており、この円筒部12aは軸受43を介して昇
降板44に水平方向に回転自在に保持されている。54
はホルダー12の外周面に当接された摩擦ローラであっ
て、昇降板44の端部に設けられたモータ55の回転軸
56に挿着されている。モータ55の駆動によりローラ
54を回転させると、その摺接摩擦力によりホルダー1
2は軸受43の軸心を中心に水平方向に回転する。な
お、ローラ54に替えてギヤを設け、またホルダー12
の周面にこのギヤに係合する歯形を形成してもよく、こ
のようにすればホルダー12をスリップなく確実に所定
量回転させることができる。
設されており、この円筒部12aは軸受43を介して昇
降板44に水平方向に回転自在に保持されている。54
はホルダー12の外周面に当接された摩擦ローラであっ
て、昇降板44の端部に設けられたモータ55の回転軸
56に挿着されている。モータ55の駆動によりローラ
54を回転させると、その摺接摩擦力によりホルダー1
2は軸受43の軸心を中心に水平方向に回転する。な
お、ローラ54に替えてギヤを設け、またホルダー12
の周面にこのギヤに係合する歯形を形成してもよく、こ
のようにすればホルダー12をスリップなく確実に所定
量回転させることができる。
【0013】図1及び図2において、昇降板44の4隅
の下面には、ガイドシャフト45が突設されており、こ
のガイドシャフト45は、昇降板44の下方に設けられ
た基台46の4隅に立設されたガイドリング47に昇降
自在に挿着されている。図2において、基台46の中央
部には鋼球16を押し上げる押し上げ手段としてのシリ
ンダ17が設けられており、そのロッド18の先端部に
装着された受座18aには位置決め部2にかかる荷重を
検出する荷重検出素子としてのロードセル48が配設さ
れている。このロードセル48の上面に突出する荷重検
出部49は、ホルダー12の下面中央に当接している。
シリンダ17のロッド18を突没させると、ホルダー1
2はガイドロッド45とガイドリング47に案内されて
垂直に昇降し、これにより位置決め部2が昇降する。こ
の基台46は、Xテーブル21、Yテーブル22上に設
置されており、これらのテーブル21,22が駆動する
ことにより、位置決め部2はXY方向に水平移動する。
の下面には、ガイドシャフト45が突設されており、こ
のガイドシャフト45は、昇降板44の下方に設けられ
た基台46の4隅に立設されたガイドリング47に昇降
自在に挿着されている。図2において、基台46の中央
部には鋼球16を押し上げる押し上げ手段としてのシリ
ンダ17が設けられており、そのロッド18の先端部に
装着された受座18aには位置決め部2にかかる荷重を
検出する荷重検出素子としてのロードセル48が配設さ
れている。このロードセル48の上面に突出する荷重検
出部49は、ホルダー12の下面中央に当接している。
シリンダ17のロッド18を突没させると、ホルダー1
2はガイドロッド45とガイドリング47に案内されて
垂直に昇降し、これにより位置決め部2が昇降する。こ
の基台46は、Xテーブル21、Yテーブル22上に設
置されており、これらのテーブル21,22が駆動する
ことにより、位置決め部2はXY方向に水平移動する。
【0014】図2において、50はシリンダ17に接続
されるスイッチバルブ、51はシリンダ17に接続され
る圧力調整用レギュレータである。51aはエアチュー
ブ、53はロードセル48や圧力調整用レギュレータ5
1などを制御する制御部としてのCPU、59とスイッ
チバルブ50に接続されたコンプレッサである。
されるスイッチバルブ、51はシリンダ17に接続され
る圧力調整用レギュレータである。51aはエアチュー
ブ、53はロードセル48や圧力調整用レギュレータ5
1などを制御する制御部としてのCPU、59とスイッ
チバルブ50に接続されたコンプレッサである。
【0015】図1において、24は第1のヘッドであ
り、トレイ(図外)に備えられた基板20をそのノズル
25に真空吸着してピックアップし、位置決め部2上に
移送搭載する。26は第2のヘッドであり、下型42上
のデバイスPをそのノズル27に真空吸着してピックア
ップし、位置決め部2に搭載された基板20上に移送搭
載する。ヘッド26には、リードLを基板20の電極に
押し付けてボンディングする押圧子としての熱圧着子2
8が設けられている。第1のヘッド24は第1の移動テ
ーブル62に、また第2のヘッド26は第2の移動テー
ブル63に装着されており、それぞれXY方向に移動す
る。
り、トレイ(図外)に備えられた基板20をそのノズル
25に真空吸着してピックアップし、位置決め部2上に
移送搭載する。26は第2のヘッドであり、下型42上
のデバイスPをそのノズル27に真空吸着してピックア
ップし、位置決め部2に搭載された基板20上に移送搭
載する。ヘッド26には、リードLを基板20の電極に
押し付けてボンディングする押圧子としての熱圧着子2
8が設けられている。第1のヘッド24は第1の移動テ
ーブル62に、また第2のヘッド26は第2の移動テー
ブル63に装着されており、それぞれXY方向に移動す
る。
【0016】29は第2のヘッド26の移動路上の下方
に配設されてデバイスPを観察するカメラである。この
カメラ29の側部にはリードLの浮きを検出するレーザ
装置57が設けられている。このレーザ装置57は、発
光部57aからリードLにレーザ光を照射し、その反射
光を受光部57bで受光することにより、リードLの浮
き(上方への屈曲の有無)を検出する。また位置決め部
2の上方には、これに搭載された基板20を観察するカ
メラ58が配置されている。60はカメラ29やレーザ
装置57が設置されたテーブル、61はこのテーブル6
0上に設けられた投棄ボックスである。本装置は上記の
ような構成より成り、次に動作を説明する。
に配設されてデバイスPを観察するカメラである。この
カメラ29の側部にはリードLの浮きを検出するレーザ
装置57が設けられている。このレーザ装置57は、発
光部57aからリードLにレーザ光を照射し、その反射
光を受光部57bで受光することにより、リードLの浮
き(上方への屈曲の有無)を検出する。また位置決め部
2の上方には、これに搭載された基板20を観察するカ
メラ58が配置されている。60はカメラ29やレーザ
装置57が設置されたテーブル、61はこのテーブル6
0上に設けられた投棄ボックスである。本装置は上記の
ような構成より成り、次に動作を説明する。
【0017】まず、第1のヘッド24が位置決め部2の
直上に到来し、ノズル25に真空吸着した基板20を位
置決め部2に搭載して側方へ退避する。また上型41と
下型42により打ち抜かれて下型42上に位置するデバ
イスPを真空吸着してピックアップした第2のヘッド2
6は、カメラ29やレーザ装置57の上方に到来し、リ
ードLのXYθ方向の位置ずれや浮きが計測される。な
おレーザ装置57により許容値以上のリードLの浮きが
検出された場合には、そのデバイスPは不良デバイスと
して投棄ボックス61に投棄される。
直上に到来し、ノズル25に真空吸着した基板20を位
置決め部2に搭載して側方へ退避する。また上型41と
下型42により打ち抜かれて下型42上に位置するデバ
イスPを真空吸着してピックアップした第2のヘッド2
6は、カメラ29やレーザ装置57の上方に到来し、リ
ードLのXYθ方向の位置ずれや浮きが計測される。な
おレーザ装置57により許容値以上のリードLの浮きが
検出された場合には、そのデバイスPは不良デバイスと
して投棄ボックス61に投棄される。
【0018】次いで、ヘッド26は位置決め部2の上方
に移動するが、これに先立って、カメラ58により位置
決め部2に搭載された基板20の電極70の位置が検出
されており、リードLと基板20の電極70の計測結果
にしたがって、リードLと電極70が合致するように、
Xテーブル21、Yテーブル22を駆動して基板20を
XY方向に移動させ、またモータ55を駆動して基板2
0を水平回転させる。このようにしてXYθ方向の位置
ずれを補正したうえで、図4(a)に示すように熱圧着
子28を下降させて、その下面をリードLの上面に押し
付け、水平なリードLを破線で示すようにカギ形に屈曲
フォーミングする。そして熱圧着子28をリードLに押
し付けた状態のまま、図4(b)に示すようにノズル2
7と熱圧着子28を下降させてデバイスPを基板20に
搭載する。すると、リードLは熱圧着子28により基板
20の電極70に押し付けられる。この時、シリンダ1
7のロッド18は弱い力でホルダー12を支持してい
る。
に移動するが、これに先立って、カメラ58により位置
決め部2に搭載された基板20の電極70の位置が検出
されており、リードLと基板20の電極70の計測結果
にしたがって、リードLと電極70が合致するように、
Xテーブル21、Yテーブル22を駆動して基板20を
XY方向に移動させ、またモータ55を駆動して基板2
0を水平回転させる。このようにしてXYθ方向の位置
ずれを補正したうえで、図4(a)に示すように熱圧着
子28を下降させて、その下面をリードLの上面に押し
付け、水平なリードLを破線で示すようにカギ形に屈曲
フォーミングする。そして熱圧着子28をリードLに押
し付けた状態のまま、図4(b)に示すようにノズル2
7と熱圧着子28を下降させてデバイスPを基板20に
搭載する。すると、リードLは熱圧着子28により基板
20の電極70に押し付けられる。この時、シリンダ1
7のロッド18は弱い力でホルダー12を支持してい
る。
【0019】ここで図4(a)に示すように、基板20
の上面が傾斜していると(傾斜角度α)、ジンバルばね
1が屈曲することにより、図4(b)に示すように基板
20の上面が水平となるように基板20の姿勢が補正さ
れる。このように本手段によれば、基板20の上面が傾
斜していても、この上面を熱圧着子28の下面にならう
ようにその姿勢を補正できる。
の上面が傾斜していると(傾斜角度α)、ジンバルばね
1が屈曲することにより、図4(b)に示すように基板
20の上面が水平となるように基板20の姿勢が補正さ
れる。このように本手段によれば、基板20の上面が傾
斜していても、この上面を熱圧着子28の下面にならう
ようにその姿勢を補正できる。
【0020】このように基板20の上面を水平にする理
由は次のとおりである。すなわち位置決め部2に位置決
めされた基板20の上面は完全な水平面とは限らず、成
形誤差などのために傾斜している場合があり、基板20
がわずかでも傾斜していると、熱圧着子28はすべての
リードLを均等な力で基板20の電極70に押圧でき
ず、押圧むらが生じて良好にボンディングすることはで
きないためである。
由は次のとおりである。すなわち位置決め部2に位置決
めされた基板20の上面は完全な水平面とは限らず、成
形誤差などのために傾斜している場合があり、基板20
がわずかでも傾斜していると、熱圧着子28はすべての
リードLを均等な力で基板20の電極70に押圧でき
ず、押圧むらが生じて良好にボンディングすることはで
きないためである。
【0021】以上のようにして基板20の姿勢を補正し
たならば、次にシリンダ17のロッド18の押し上げ力
を強くする。すると、ホルダー12が強く押し上げら
れ、これにより鋼球16を介して位置決め部2が押し上
げられて、基板20の電極70がリードLに強く押し付
けられリードLは電極70にしっかりボンディングされ
る。このようなシリンダ17の力の切替えは圧力調整用
レギュレータ51により行われる。またこの際、電極7
0をリードLに押圧する力の制御は、その押圧力をロー
ドセル48が検出してその信号をCPU53に送り、こ
の押圧力が設定された押圧力となるようにシリンダ17
を駆動することにより行われる。
たならば、次にシリンダ17のロッド18の押し上げ力
を強くする。すると、ホルダー12が強く押し上げら
れ、これにより鋼球16を介して位置決め部2が押し上
げられて、基板20の電極70がリードLに強く押し付
けられリードLは電極70にしっかりボンディングされ
る。このようなシリンダ17の力の切替えは圧力調整用
レギュレータ51により行われる。またこの際、電極7
0をリードLに押圧する力の制御は、その押圧力をロー
ドセル48が検出してその信号をCPU53に送り、こ
の押圧力が設定された押圧力となるようにシリンダ17
を駆動することにより行われる。
【0022】このように本装置では、デバイスPを基板
20に搭載した際にジンバルばね1により基板20の上
面が水平となるように基板20の姿勢を補正した後、シ
リンダ17によりロッド18を突出させてすべてのリー
ドLに熱圧着子28を均等な荷重で押し付けるようにし
たので、すべてのリードLを押圧むらなく基板20にボ
ンディングできる。なおシリンダ17によりロッド18
をわずかに突出させて基板20の上面が水平となるよう
に基板20の姿勢を補正した後、さらにシリンダ17に
よりロッド18を突出させて大きな押圧力を得るように
してもよい。なお、本装置は、アウターリードボンディ
ングに限らず、インナーリードボンディングにも適用で
きる。
20に搭載した際にジンバルばね1により基板20の上
面が水平となるように基板20の姿勢を補正した後、シ
リンダ17によりロッド18を突出させてすべてのリー
ドLに熱圧着子28を均等な荷重で押し付けるようにし
たので、すべてのリードLを押圧むらなく基板20にボ
ンディングできる。なおシリンダ17によりロッド18
をわずかに突出させて基板20の上面が水平となるよう
に基板20の姿勢を補正した後、さらにシリンダ17に
よりロッド18を突出させて大きな押圧力を得るように
してもよい。なお、本装置は、アウターリードボンディ
ングに限らず、インナーリードボンディングにも適用で
きる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ホルダー
と、このホルダーに揺動自在に保持された電気部品の位
置決め部と、この位置決め部に搭載された電気部品の電
極を、ボンディングヘッドの押圧子に上方から押圧され
たリードに押し付けるべく、この位置決め部を下方から
押し上げる押し上げ手段とからボンディング装置を構成
しているので、ボンディング時に基板などの電気部品が
傾斜していても、その姿勢を補正して、すべてのリード
を均等な力で押圧むらなく電極にボンディングできる。
と、このホルダーに揺動自在に保持された電気部品の位
置決め部と、この位置決め部に搭載された電気部品の電
極を、ボンディングヘッドの押圧子に上方から押圧され
たリードに押し付けるべく、この位置決め部を下方から
押し上げる押し上げ手段とからボンディング装置を構成
しているので、ボンディング時に基板などの電気部品が
傾斜していても、その姿勢を補正して、すべてのリード
を均等な力で押圧むらなく電極にボンディングできる。
【図1】本発明の一実施例に係るリードのボンディング
装置の斜視図
装置の斜視図
【図2】本発明の一実施例に係るリードのボンディング
装置の断面図
装置の断面図
【図3】本発明の一実施例に係るリードのボンディング
装置に使用されるジンバルばねの平面図
装置に使用されるジンバルばねの平面図
【図4】(a)本発明の一実施例に係るアウターリード
ボンディング中の要部側面図 (b)本発明の一実施例に係るアウターリードボンディ
ング中の要部側面図
ボンディング中の要部側面図 (b)本発明の一実施例に係るアウターリードボンディ
ング中の要部側面図
2 位置決め部 12 ホルダー 17 押し上げ手段 20 電気部品(基板) 26 ボンディングヘッド 28 押圧子(熱圧着子) 70 電極 L リード
Claims (1)
- 【請求項1】ホルダーと、このホルダーに揺動自在に保
持された電気部品の位置決め部と、この位置決め部に搭
載された電気部品の電極を、ボンディングヘッドの押圧
子に上方から押圧されたリードに押し付けるべく、この
位置決め部を下方から押し上げる押し上げ手段とを備え
たことを特徴とするリードのボンディング装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP19810992A JP3173153B2 (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | リードのボンディング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JPH0645404A true JPH0645404A (ja) | 1994-02-18 |
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ID=16385630
Family Applications (1)
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JP19810992A Expired - Fee Related JP3173153B2 (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | リードのボンディング装置 |
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JP (1) | JP3173153B2 (ja) |
-
1992
- 1992-07-24 JP JP19810992A patent/JP3173153B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3173153B2 (ja) | 2001-06-04 |
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