JPH0645395A - フィルムキャリア型半導体装置 - Google Patents
フィルムキャリア型半導体装置Info
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- JPH0645395A JPH0645395A JP4193591A JP19359192A JPH0645395A JP H0645395 A JPH0645395 A JP H0645395A JP 4193591 A JP4193591 A JP 4193591A JP 19359192 A JP19359192 A JP 19359192A JP H0645395 A JPH0645395 A JP H0645395A
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/50—Tape automated bonding [TAB] connectors, i.e. film carriers; Manufacturing methods related thereto
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フィルムキャリア型半導体装置におけるフィ
ルムキャリアテ−プの反りを低減し、実装性を向上させ
ることを目的とする。 【構成】 フィルムキャリア型半導体装置において、ア
ウタ−リ−ド孔106と樹脂112との間のベ−スフィ
ルム104に窪み113を形成したことを特徴としてい
る。
ルムキャリアテ−プの反りを低減し、実装性を向上させ
ることを目的とする。 【構成】 フィルムキャリア型半導体装置において、ア
ウタ−リ−ド孔106と樹脂112との間のベ−スフィ
ルム104に窪み113を形成したことを特徴としてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルムキャリア型半
導体装置に関する。
導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6aは、従来のフィルムキャリア型半
導体装置の平面図である。図6bは図6aをAB線に沿
って矢印し方向から眺めた図である。また、図7は、フ
ィルムキャリアテ−プのインナ−リ−ドボンディング工
程を示す図である。従来のフィルムキャリア型半導体装
置は、図6に示すように、フィルムキャリアテ−プ20
1及びあらかじめ電極端子上に金属突起物であるバンプ
202を設けた半導体チップ203及び半導体チップ2
03とフィルムキャリアテ−プ201の接続部を覆う樹
脂から構成される。フィルムキャリアテ−プ201は、
ポリイミド樹脂、ポリエステル樹脂、ガラスエポキシ等
より成るベ−スフィルム204をもとに製造される。こ
のベ−スフィルム204には、フィルムキャリアテ−プ
201のほぼ中心線にそって半導体チップ203を搭載
するためのデバイスホ−ル205が設けられると共に、
デバイスホ−ル205の周囲には所定の間隔をおいてア
ウタ−リ−ド孔206が設けられている。また、ベ−ス
フィルム204の両サイドにはテ−プ製造時、半導体チ
ップ203実装時に搬送や位置合わせのために用いられ
るスプロケットホ−ル207が所定のピッチで連設され
ている。そして、ベ−スフィルム204上には、リ−ド
208がその端部すなわちインナ−リ−ド208aをデ
バイスホ−ル205の開口部に突き出すようにすなわち
オ−バ−ハング状態で形成されており、そのインナ−リ
−ド208aの先端と半導体チップ203のバンプ20
2が接合されるようになっている。また、リ−ド208
のアウタ−リ−ド208bは、デバイスホ−ル205の
周囲に設けられたアウタ−リ−ド孔206を横架するよ
うに形成されており、アウタ−リ−ド208bを所定の
位置で切断するとともに所定の形状に加工してプリント
配線板の端子部に接合するようになっている。次に、こ
のように構成されたフィルムキャリアテ−プ201の製
造方法について説明する。
導体装置の平面図である。図6bは図6aをAB線に沿
って矢印し方向から眺めた図である。また、図7は、フ
ィルムキャリアテ−プのインナ−リ−ドボンディング工
程を示す図である。従来のフィルムキャリア型半導体装
置は、図6に示すように、フィルムキャリアテ−プ20
1及びあらかじめ電極端子上に金属突起物であるバンプ
202を設けた半導体チップ203及び半導体チップ2
03とフィルムキャリアテ−プ201の接続部を覆う樹
脂から構成される。フィルムキャリアテ−プ201は、
ポリイミド樹脂、ポリエステル樹脂、ガラスエポキシ等
より成るベ−スフィルム204をもとに製造される。こ
のベ−スフィルム204には、フィルムキャリアテ−プ
201のほぼ中心線にそって半導体チップ203を搭載
するためのデバイスホ−ル205が設けられると共に、
デバイスホ−ル205の周囲には所定の間隔をおいてア
ウタ−リ−ド孔206が設けられている。また、ベ−ス
フィルム204の両サイドにはテ−プ製造時、半導体チ
ップ203実装時に搬送や位置合わせのために用いられ
るスプロケットホ−ル207が所定のピッチで連設され
ている。そして、ベ−スフィルム204上には、リ−ド
208がその端部すなわちインナ−リ−ド208aをデ
バイスホ−ル205の開口部に突き出すようにすなわち
オ−バ−ハング状態で形成されており、そのインナ−リ
−ド208aの先端と半導体チップ203のバンプ20
2が接合されるようになっている。また、リ−ド208
のアウタ−リ−ド208bは、デバイスホ−ル205の
周囲に設けられたアウタ−リ−ド孔206を横架するよ
うに形成されており、アウタ−リ−ド208bを所定の
位置で切断するとともに所定の形状に加工してプリント
配線板の端子部に接合するようになっている。次に、こ
のように構成されたフィルムキャリアテ−プ201の製
造方法について説明する。
【0003】まず、ベ−スフィルム204にデバイスホ
−ル205、アウタ−リ−ド孔206、スプロケットホ
−ル207等を設ける。次に、ベ−スフィルム204の
面上に接着剤を付けその上にメッキ等によって金属箔例
えばCu箔を形成した後、この金属箔から例えばパタ−
ン焼き付け、エッチング、メッキ等の各工程を経て、所
定パタ−ンを形成する。この時、ベ−スフィルム204
の面上に金属からなるリ−ド208が形成される。
−ル205、アウタ−リ−ド孔206、スプロケットホ
−ル207等を設ける。次に、ベ−スフィルム204の
面上に接着剤を付けその上にメッキ等によって金属箔例
えばCu箔を形成した後、この金属箔から例えばパタ−
ン焼き付け、エッチング、メッキ等の各工程を経て、所
定パタ−ンを形成する。この時、ベ−スフィルム204
の面上に金属からなるリ−ド208が形成される。
【0004】そして、図7に示すように、フィルムキャ
リアテ−プ201のリ−ド208と半導体チップ203
のバンプ202とを熱圧着法または共晶法等によりイン
ナ−リ−ドボンディングして半導体チップ203を搭載
する。インナ−リ−ドボンディングする時、ボンディン
グツ−ル温度は400乃至600℃に設定し、時間は1
乃至3秒加熱する。ツ−ル211からリ−ド208a、
バンプ202に熱が伝わり接合する。半導体チップ20
3をボンディングした後、デバイスホ−ル205を形成
するベ−スフィルム204の端から2乃至3ミリメ−ト
ルの領域にあるベ−スフィルム204上まで樹脂212
で保護してフィルムキャリア型半導体装置を完成する。
リアテ−プ201のリ−ド208と半導体チップ203
のバンプ202とを熱圧着法または共晶法等によりイン
ナ−リ−ドボンディングして半導体チップ203を搭載
する。インナ−リ−ドボンディングする時、ボンディン
グツ−ル温度は400乃至600℃に設定し、時間は1
乃至3秒加熱する。ツ−ル211からリ−ド208a、
バンプ202に熱が伝わり接合する。半導体チップ20
3をボンディングした後、デバイスホ−ル205を形成
するベ−スフィルム204の端から2乃至3ミリメ−ト
ルの領域にあるベ−スフィルム204上まで樹脂212
で保護してフィルムキャリア型半導体装置を完成する。
【0005】このように、フィルムキャリア型半導体装
置は、ボンディングがリ−ドの数と無関係に一度で可能
であるため、ボンディングスピ−ドが速いこと、フィル
ムキャリアテ−プ201を使用するためボンディング等
の組み立て等、自動化がはかれ量産性が優れている等の
利点を有している。
置は、ボンディングがリ−ドの数と無関係に一度で可能
であるため、ボンディングスピ−ドが速いこと、フィル
ムキャリアテ−プ201を使用するためボンディング等
の組み立て等、自動化がはかれ量産性が優れている等の
利点を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したようなフィル
ムキャリア型半導体装置では、フィルムキャリアテ−プ
201が連続してつながって帯状になっており、また、
デバイスホ−ル205を形成するベ−スフィルム204
の端から2乃至3ミリメ−トルの領域を樹脂212で覆
う。ベ−スフィルム204上を樹脂212で覆うと、樹
脂212が収縮しベ−スフィルム204に応力が発生
し、樹脂212の周辺のフィルムキャリアテ−プ201
において、フィルムキャリアテ−プ201の反りが大き
く発生してしまう。一方、半導体装置の微細化に伴いア
ウタ−リ−ドピッチの狭小化が起こる。すなわち、フィ
ルムキャリアテ−プの反りにより、ますます狭小化した
アウタ−リ−ド間での接触が起き、ショ−トしてしまう
等の問題があった。
ムキャリア型半導体装置では、フィルムキャリアテ−プ
201が連続してつながって帯状になっており、また、
デバイスホ−ル205を形成するベ−スフィルム204
の端から2乃至3ミリメ−トルの領域を樹脂212で覆
う。ベ−スフィルム204上を樹脂212で覆うと、樹
脂212が収縮しベ−スフィルム204に応力が発生
し、樹脂212の周辺のフィルムキャリアテ−プ201
において、フィルムキャリアテ−プ201の反りが大き
く発生してしまう。一方、半導体装置の微細化に伴いア
ウタ−リ−ドピッチの狭小化が起こる。すなわち、フィ
ルムキャリアテ−プの反りにより、ますます狭小化した
アウタ−リ−ド間での接触が起き、ショ−トしてしまう
等の問題があった。
【0007】例えば、344Pinの半導体装置におい
ては、フィルムキャリアテ−プの反り量が800乃至1
000ミクロンとなり、実装性のマ−ジンがない状態で
ある。そこで、本発明は、フィルムキャリア型半導体装
置におけるフィルムキャリアテ−プの反りを低減し、実
装性を向上させることを目的とする。
ては、フィルムキャリアテ−プの反り量が800乃至1
000ミクロンとなり、実装性のマ−ジンがない状態で
ある。そこで、本発明は、フィルムキャリア型半導体装
置におけるフィルムキャリアテ−プの反りを低減し、実
装性を向上させることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、デバイスホ−ル及びアウタ−リ−ド孔
を有するベ−スフィルムと、このベ−スフィルムの面上
に形成され前記デバイスホ−ル内に先端が突出したイン
ナ−リ−ドとこのインナ−リ−ドと接続して前記アウタ
−リ−ド孔を横切って外方に延びるアウタ−リ−ドを有
するリ−ドと、前記インナ−リ−ドの先端と接続された
半導体チップと、前記デバイスホ−ル内に充填し、前記
半導体チップ及び前記インナ−リ−ドとの接続部を保護
する樹脂とを具備するフィルムキャリア型半導体装置に
おいて、前記アウタ−リ−ド孔と樹脂との間の前記ベ−
スフィルムに窪みを形成したことを特徴としている。
に、この発明は、デバイスホ−ル及びアウタ−リ−ド孔
を有するベ−スフィルムと、このベ−スフィルムの面上
に形成され前記デバイスホ−ル内に先端が突出したイン
ナ−リ−ドとこのインナ−リ−ドと接続して前記アウタ
−リ−ド孔を横切って外方に延びるアウタ−リ−ドを有
するリ−ドと、前記インナ−リ−ドの先端と接続された
半導体チップと、前記デバイスホ−ル内に充填し、前記
半導体チップ及び前記インナ−リ−ドとの接続部を保護
する樹脂とを具備するフィルムキャリア型半導体装置に
おいて、前記アウタ−リ−ド孔と樹脂との間の前記ベ−
スフィルムに窪みを形成したことを特徴としている。
【0009】
【作用】以上のように、窪みは、アウタ−リ−ド孔10
6と樹脂112の間のベ−スフィルム104に形成され
ている。
6と樹脂112の間のベ−スフィルム104に形成され
ている。
【0010】樹脂の収縮による応力が発生しても、ベ−
スフィルム内に窪みを有するので窪みを境として応力が
削減され、フィルムキャリアテ−プの反りを低減し、実
装性を向上させることができる。
スフィルム内に窪みを有するので窪みを境として応力が
削減され、フィルムキャリアテ−プの反りを低減し、実
装性を向上させることができる。
【0011】
【実施例】この発明の実施例を図1乃至図5を用いて、
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0012】図1aは、本発明の実施例におけるのフィ
ルムキャリア型半導体装置の平面図である。図1bは図
1aをAB線に沿って矢印し方向から眺めた図である。
また、図2は、フィルムキャリアテ−プのインナ−リ−
ドボンディング工程を示す図である。
ルムキャリア型半導体装置の平面図である。図1bは図
1aをAB線に沿って矢印し方向から眺めた図である。
また、図2は、フィルムキャリアテ−プのインナ−リ−
ドボンディング工程を示す図である。
【0013】本発明のフィルムキャリア型半導体装置
は、図1に示すように、フィルムキャリアテ−プ101
及びあらかじめ電極端子上に金属突起物であるバンプ1
02を設けた半導体チップ103及び半導体チップ10
3とフィルムキャリアテ−プ101の接続部を覆う樹脂
112から構成される。フィルムキャリアテ−プ101
は、ポリイミド樹脂、ポリエステル樹脂、ガラスエポキ
シ等より成るベ−スフィルム104をもとに製造され
る。このベ−スフィルム104には、フィルムキャリア
テ−プ101のほぼ中心線にそって半導体チップ103
を搭載するためのデバイスホ−ル105が設けられると
共に、デバイスホ−ル105の周囲には所定の間隔をお
いてアウタ−リ−ド孔106が設けられている。また、
デバイスホ−ル105を形成するベ−スフィルム104
の端から2乃至3ミリメ−トルの領域の外側で且つアウ
タ−リ−ド孔106より内側に窪み113が設けられて
いる。本例での窪み113はデバイスホ−ル105及び
アウタ−リ−ド孔106と同様にベ−スフィルム104
を貫通している。また、この窪み113は、例えばデバ
イスホ−ル105の周囲を包囲するリング状に形成され
る。また、ベ−スフィルム104の両サイドにはテ−プ
製造時、半導体チップ103実装時に搬送や位置合わせ
のために用いられるスプロケットホ−ル107が長手方
向に所定のピッチで連設されている。そして、ベ−スフ
ィルム104上には、リ−ド108がその端部すなわち
インナ−リ−ド108aをデバイスホ−ル105の開口
部に突き出すようにオ−バ−ハング状態で形成されてお
り、そのインナ−リ−ド108aと半導体チップ103
の先端が接合されるようになっている。また、リ−ド1
08のアウタ−リ−ド108bは、デバイスホ−ル10
5の周囲に設けられたアウタ−リ−ド孔106を横架す
るように形成されている。例えばこのようなリ−ドの太
さ(幅)はインナ−リ−ド108aよりアウタ−リ−ド
108bのほうが厚くなっている。また、インナ−リ−
ド108aとアウタ−リ−ド108bのピッチはそれぞ
れ80ミクロン、200ミクロンとなっている。そし
て、アウタ−リ−ド108bを所定の位置で切断すると
ともに所定の形状に加工してプリント配線板の端子部に
接合するようになっている。次に、このように構成され
たフィルムキャリア型半導体装置の製造方法は特に限定
されるものではないが、特に上記に示した例において説
明する。
は、図1に示すように、フィルムキャリアテ−プ101
及びあらかじめ電極端子上に金属突起物であるバンプ1
02を設けた半導体チップ103及び半導体チップ10
3とフィルムキャリアテ−プ101の接続部を覆う樹脂
112から構成される。フィルムキャリアテ−プ101
は、ポリイミド樹脂、ポリエステル樹脂、ガラスエポキ
シ等より成るベ−スフィルム104をもとに製造され
る。このベ−スフィルム104には、フィルムキャリア
テ−プ101のほぼ中心線にそって半導体チップ103
を搭載するためのデバイスホ−ル105が設けられると
共に、デバイスホ−ル105の周囲には所定の間隔をお
いてアウタ−リ−ド孔106が設けられている。また、
デバイスホ−ル105を形成するベ−スフィルム104
の端から2乃至3ミリメ−トルの領域の外側で且つアウ
タ−リ−ド孔106より内側に窪み113が設けられて
いる。本例での窪み113はデバイスホ−ル105及び
アウタ−リ−ド孔106と同様にベ−スフィルム104
を貫通している。また、この窪み113は、例えばデバ
イスホ−ル105の周囲を包囲するリング状に形成され
る。また、ベ−スフィルム104の両サイドにはテ−プ
製造時、半導体チップ103実装時に搬送や位置合わせ
のために用いられるスプロケットホ−ル107が長手方
向に所定のピッチで連設されている。そして、ベ−スフ
ィルム104上には、リ−ド108がその端部すなわち
インナ−リ−ド108aをデバイスホ−ル105の開口
部に突き出すようにオ−バ−ハング状態で形成されてお
り、そのインナ−リ−ド108aと半導体チップ103
の先端が接合されるようになっている。また、リ−ド1
08のアウタ−リ−ド108bは、デバイスホ−ル10
5の周囲に設けられたアウタ−リ−ド孔106を横架す
るように形成されている。例えばこのようなリ−ドの太
さ(幅)はインナ−リ−ド108aよりアウタ−リ−ド
108bのほうが厚くなっている。また、インナ−リ−
ド108aとアウタ−リ−ド108bのピッチはそれぞ
れ80ミクロン、200ミクロンとなっている。そし
て、アウタ−リ−ド108bを所定の位置で切断すると
ともに所定の形状に加工してプリント配線板の端子部に
接合するようになっている。次に、このように構成され
たフィルムキャリア型半導体装置の製造方法は特に限定
されるものではないが、特に上記に示した例において説
明する。
【0014】まず、ベ−スフィルム104にデバイスホ
−ル105、アウタ−リ−ド孔106、スプロケットホ
−ル107、窪み113等を設ける。次に、ベ−スフィ
ルム104の面上にメッキ等によって金属箔例えばCu
箔を形成した後、この金属箔から例えばパタ−ン焼き付
け、エッチング、メッキ等の各工程を経て、所定パタ−
ンを形成する。この時、ベ−スフィルム104の面上に
金属からなるリ−ド108が形成される。
−ル105、アウタ−リ−ド孔106、スプロケットホ
−ル107、窪み113等を設ける。次に、ベ−スフィ
ルム104の面上にメッキ等によって金属箔例えばCu
箔を形成した後、この金属箔から例えばパタ−ン焼き付
け、エッチング、メッキ等の各工程を経て、所定パタ−
ンを形成する。この時、ベ−スフィルム104の面上に
金属からなるリ−ド108が形成される。
【0015】そして、図2に示すように、フィルムキャ
リアテ−プ101のリ−ド108と半導体チップ103
のバンプ102とを熱圧着法または共晶法等によりイン
ナ−リ−ドボンディングして半導体チップ103を搭載
する。インナ−リ−ドボンディングする時、ボンディン
グツ−ル温度は400乃至600℃に設定し、時間は1
乃至3秒加熱する。ツ−ル111からリ−ド108aそ
してバンプ102に熱が伝わり接合する。半導体チップ
103をボンディングした後、デバイスホ−ル105を
形成するベ−スフィルム104の端から2乃至3ミリメ
−トルの領域にあるベ−スフィルム104上まで樹脂1
12で保護する。すなわち、窪み113は、アウタ−リ
−ド孔106と樹脂112の間のベ−スフィルム104
に設けられる。言い換えれば、樹脂112と窪み113
とアウタ−リ−ド孔106の相互の関係は次のようにな
る。半導体チップ103からの距離をそれぞれLa、L
b、Lcとすると、La<Lb<Lcとなる。また、樹
脂112と窪み113とは接しても良い。しかし、窪み
113中に樹脂112が入ってはいけない。
リアテ−プ101のリ−ド108と半導体チップ103
のバンプ102とを熱圧着法または共晶法等によりイン
ナ−リ−ドボンディングして半導体チップ103を搭載
する。インナ−リ−ドボンディングする時、ボンディン
グツ−ル温度は400乃至600℃に設定し、時間は1
乃至3秒加熱する。ツ−ル111からリ−ド108aそ
してバンプ102に熱が伝わり接合する。半導体チップ
103をボンディングした後、デバイスホ−ル105を
形成するベ−スフィルム104の端から2乃至3ミリメ
−トルの領域にあるベ−スフィルム104上まで樹脂1
12で保護する。すなわち、窪み113は、アウタ−リ
−ド孔106と樹脂112の間のベ−スフィルム104
に設けられる。言い換えれば、樹脂112と窪み113
とアウタ−リ−ド孔106の相互の関係は次のようにな
る。半導体チップ103からの距離をそれぞれLa、L
b、Lcとすると、La<Lb<Lcとなる。また、樹
脂112と窪み113とは接しても良い。しかし、窪み
113中に樹脂112が入ってはいけない。
【0016】また、他の窪みの形状を図3乃至図5に示
す。図面上に図示した符号は上記と同様とする。図3a
乃至図5aは、種々の窪みを有するフィルムキャリア型
半導体装置の平面図である。図3b乃至図5bはそれぞ
れ図3a乃至図5aをAB線に沿って矢印し方向から眺
めた図である。
す。図面上に図示した符号は上記と同様とする。図3a
乃至図5aは、種々の窪みを有するフィルムキャリア型
半導体装置の平面図である。図3b乃至図5bはそれぞ
れ図3a乃至図5aをAB線に沿って矢印し方向から眺
めた図である。
【0017】図3は、デバイスホ−ル105を形成する
ベ−スフィルム104の端から2乃至3ミリメ−トルの
領域の外側で、すなわち、アウタ−リ−ド孔106と樹
脂112の間のベ−スフィルム104に2本の窪み11
3が設けられている。この2本の窪み113は、例えば
デバイスホ−ル105の周囲を包囲し、リング状に形成
される。このように、窪みの本数は何本であっても良
く、窪みの本数が多いほどフィルムキャリアテ−プの反
りは低減される。この際、樹脂は少なくとも、一番アウ
タ−リ−ド108b側の窪み113は覆わないようにす
る。
ベ−スフィルム104の端から2乃至3ミリメ−トルの
領域の外側で、すなわち、アウタ−リ−ド孔106と樹
脂112の間のベ−スフィルム104に2本の窪み11
3が設けられている。この2本の窪み113は、例えば
デバイスホ−ル105の周囲を包囲し、リング状に形成
される。このように、窪みの本数は何本であっても良
く、窪みの本数が多いほどフィルムキャリアテ−プの反
りは低減される。この際、樹脂は少なくとも、一番アウ
タ−リ−ド108b側の窪み113は覆わないようにす
る。
【0018】図4に示すような窪み113は、デバイス
ホ−ル105を形成するベ−スフィルム104の端から
2乃至3ミリメ−トルの領域の外側で、すなわち、アウ
タ−リ−ド孔106と樹脂112の間のベ−スフィルム
104に、デバイスホ−ル105の周囲を包囲して個別
に形成される。
ホ−ル105を形成するベ−スフィルム104の端から
2乃至3ミリメ−トルの領域の外側で、すなわち、アウ
タ−リ−ド孔106と樹脂112の間のベ−スフィルム
104に、デバイスホ−ル105の周囲を包囲して個別
に形成される。
【0019】図5に示すような窪み113は、デバイス
ホ−ル105を形成するベ−スフィルム104の端から
2乃至3ミリメ−トルの領域の外側で、すなわち、アウ
タ−リ−ド孔106と樹脂112の間のベ−スフィルム
104に、デバイスホ−ル105の周囲に、窪みを点在
させて形成させる。以上のように図3乃至図5の窪みも
図1に示した窪みと同様、窪みはアウタ−リ−ド孔10
6と樹脂112の間のベ−スフィルム104に形成され
ている。また、以上述べた窪みは、選択的にベ−スフィ
ルムを貫通しリ−ドに達した窪みであるが、貫通せずに
リ−ドに達しない窪みでも良い。
ホ−ル105を形成するベ−スフィルム104の端から
2乃至3ミリメ−トルの領域の外側で、すなわち、アウ
タ−リ−ド孔106と樹脂112の間のベ−スフィルム
104に、デバイスホ−ル105の周囲に、窪みを点在
させて形成させる。以上のように図3乃至図5の窪みも
図1に示した窪みと同様、窪みはアウタ−リ−ド孔10
6と樹脂112の間のベ−スフィルム104に形成され
ている。また、以上述べた窪みは、選択的にベ−スフィ
ルムを貫通しリ−ドに達した窪みであるが、貫通せずに
リ−ドに達しない窪みでも良い。
【0020】
【発明の効果】以上のように、窪みは、アウタ−リ−ド
孔106と樹脂112の間のベ−スフィルム104に形
成されている。そのため、樹脂の収縮によるフィルムキ
ャリアテ−プの反りを低減し、実装性を向上させること
ができる。
孔106と樹脂112の間のベ−スフィルム104に形
成されている。そのため、樹脂の収縮によるフィルムキ
ャリアテ−プの反りを低減し、実装性を向上させること
ができる。
【図1】本発明の実施例におけるフィルムキャリア型半
導体装置を示す図である。
導体装置を示す図である。
【図2】フィルムキャリアテ−プのインナ−リ−ドボン
ディング工程を示す図である。
ディング工程を示す図である。
【図3】本発明の実施例におけるフィルムキャリア型半
導体装置を示す図である。
導体装置を示す図である。
【図4】本発明の実施例におけるフィルムキャリア型半
導体装置を示す図である。
導体装置を示す図である。
【図5】本発明の実施例におけるフィルムキャリア型半
導体装置を示す図である。
導体装置を示す図である。
【図6】従来におけるフィルムキャリア型半導体装置を
示す図である。
示す図である。
【図7】フィルムキャリアテ−プのインナ−リ−ドボン
ディング工程を示す図である。
ディング工程を示す図である。
101、 201 フィルムキャリアテ
−プ 102、 202 バンプ 103、 203 半導体チップ 104、 204 ベ−スフィルム 105、 205 デバイスホ−ル 106、 206 アウタ−リ−ド孔 107、 207 スプロケットホ−ル 108、 208 リ−ド 108a、208a インナ−リ−ド 108b、208b アウタ−リ−ド 111、 211 ツ−ル 112、 212 樹脂 113 窪み
−プ 102、 202 バンプ 103、 203 半導体チップ 104、 204 ベ−スフィルム 105、 205 デバイスホ−ル 106、 206 アウタ−リ−ド孔 107、 207 スプロケットホ−ル 108、 208 リ−ド 108a、208a インナ−リ−ド 108b、208b アウタ−リ−ド 111、 211 ツ−ル 112、 212 樹脂 113 窪み
Claims (1)
- 【請求項1】 デバイスホ−ル及びアウタ−リ−ド孔を
有するベ−スフィルムと、このベ−スフィルムの面上に
形成され前記デバイスホ−ル内に先端が突出したインナ
−リ−ドとこのインナ−リ−ドと接続して前記アウタ−
リ−ド孔を横切って外方に延びるアウタ−リ−ドを有す
るリ−ドと、前記インナ−リ−ドの先端と接続された半
導体チップと、前記デバイスホ−ル内に充填し、前記半
導体チップ及び前記インナ−リ−ドとの接続部を保護す
る樹脂とを具備するフィルムキャリア型半導体装置にお
いて、 前記アウタ−リ−ド孔と樹脂との間の前記ベ−スフィル
ムに窪みを形成したことを特徴とするフィルムキャリア
型半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4193591A JPH0645395A (ja) | 1992-07-21 | 1992-07-21 | フィルムキャリア型半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4193591A JPH0645395A (ja) | 1992-07-21 | 1992-07-21 | フィルムキャリア型半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0645395A true JPH0645395A (ja) | 1994-02-18 |
Family
ID=16310512
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4193591A Pending JPH0645395A (ja) | 1992-07-21 | 1992-07-21 | フィルムキャリア型半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0645395A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9289953B2 (en) | 2012-04-16 | 2016-03-22 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Tire repair device and tire repair method using the same |
WO2016047028A1 (ja) * | 2014-09-25 | 2016-03-31 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 熱交換形換気装置 |
-
1992
- 1992-07-21 JP JP4193591A patent/JPH0645395A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9289953B2 (en) | 2012-04-16 | 2016-03-22 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Tire repair device and tire repair method using the same |
WO2016047028A1 (ja) * | 2014-09-25 | 2016-03-31 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 熱交換形換気装置 |
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