JPH0645375Y2 - モール部材の取付構造 - Google Patents

モール部材の取付構造

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JPH0645375Y2
JPH0645375Y2 JP1988094936U JP9493688U JPH0645375Y2 JP H0645375 Y2 JPH0645375 Y2 JP H0645375Y2 JP 1988094936 U JP1988094936 U JP 1988094936U JP 9493688 U JP9493688 U JP 9493688U JP H0645375 Y2 JPH0645375 Y2 JP H0645375Y2
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JP
Japan
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wiper pivot
molding member
hook
glass plate
hole
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JP1988094936U
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JPH0216316U (ja
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啓次 武長
三郎 八木
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ウインドシールドガラス等のガラス板の下
端部とボデーパネルとの隙間を覆うように取付けられる
モール部材の取付構造に関する。
(従来の技術とその課題) 近年、車両用ワイパのピボットをウインドシールドガラ
スに貫通配置したワンボックスカーが提案されており、
この種のワンボックスカーの一例を第5図に示す。同図
に示すように、このワンボックスカー1は、ボデーパネ
ル2に接着剤によりウインドシールドガラス3が貼り付
けられ、このウインドシールドガラス3の下端に設けら
れたワイパピボット挿通用切欠4にワイパピボット5が
貫通して取付けられている。
ところで、このようなワンボックスカー1のウインドシ
ールドガラス3の下端においては、ウインドシールドガ
ラス3の下端とボデーパネル2との間に生じた隙間を隠
蔽するために、その隙間に沿ってモール部材が取付けら
れている。従来のモール部材の取付けは、モール部材の
裏面側にフックを設ける一方、そのフックと対応させて
ボデーパネルにクリップを取付けて、フックとクリップ
とを係合させることにより行なわれる。
しかしながら、このようなモール部材の取付構造は、一
般に取付強度が低く、モール部材が外れてしまう恐れが
あり、特にモール部材のワイパピボット挿通用切欠4に
対応する広幅領域は外れやすいという問題があった。
(考案の目的) この考案は、上記従来技術の問題を解消し、モール部材
の取付強度、特にワイパピボット取付位置の周辺部の取
付強度を十分に確保でき、しかもモール部材の着脱を容
易に行えるモール部材の取付構造を提供することを目的
とする。
(目的を達成するための手段) この考案は、ボデーパネルの凹陥形成されたガラス板取
付領域にワイパピボットを前記ボデーパネルの内面側か
ら貫設し、ガラス板の下端部に設けられた切欠内に前記
ワイパピボットが配置されるように前記ガラス板の下端
部を前記ガラス板取付領域に貼り付け、モール部材に透
設されたワイパピボット貫通穴内に前記ワイパピボット
が貫通されるように前記ガラス板の下端部と前記ボデー
パネルとの間に前記モール材を取付けた車両において、
前記ボデーパネルの前記ガラス板取付領域と前記モール
部材とに、前記モール部材のスライドによって互いに係
止,脱離するフック受及びフックをそれぞれ取付け、前
記ワイパピボットを前記ワイパピボット貫通穴に貫通し
た状態で前記フックが前記フック受に係止し前記フック
受から脱離するまで前記モール部材をスライドしうる大
きさに前記ワイパピボット貫通穴を形成し、外径が裾す
ぼまりに形成され前記フックを前記フック受に係止した
状態で前記ワイパピボット貫通穴に嵌合されて前記モー
ル部材の前記ワイパピボット貫通穴周縁部領域を前記ワ
イパピボットの周胴部に固定するリング状のクリップを
設けている。
〔作用) この考案においては、モール部材のワイパピボット貫通
穴にワイパピボットを貫通させ、モール部材をスライド
してフックをフック受けに係止させ、この状態でクリッ
プをワイパピボット貫通穴に嵌合することによって、モ
ール部材がボデーパネルに取付けられると同時に、ワイ
パピボット貫通穴周縁部領域がワイパピボットの周胴部
に固定され、モール部材の取付けが強固になされる。
(実施例) 第1図はこの考案の一実施例であるモール部材の取付構
造が適用された車両の前部斜視図である。同図に示すよ
うに、ボデーパネル10にはウインドシールドガラス12が
貼り付けられるとともに、このウインドシールドガラス
12の下端部に形成された切欠13,13内にワイパピボット1
4,14が配置されるように構成され、さらにウインドシー
ルドガラス12の下端部とボデーパネル10との間に板金で
構成されたモール部材15が取付けられる。そして、この
モール部材15を取付けるにあたり、この考案の一実施例
であるモール部材の取付構造16,16と、その構造16,16と
は別の4個のモール取付部材17とが用いられる。
第2図は第1図のII-II線断面図、第3図は第1図のIII
-III線断面図である。両図に示すように、ボデーパネル
10の縁部領域が車内側に凹陥形成されてガラス板取付領
域11が形成され、ウインドシールドガラス12の下端がそ
の裏面に配された接着剤18により貼り付けられる。
第2図に示すように、ワイパピボット14は、その下部外
周に鍔部14aが突設されるとともに、上部外周に雄ねじ1
4bが刻設される。このワイパピボット14をその鍔部14a
がガラス板取付領域11の裏面側に係止されるようにガラ
ス板取付領域11に貫通配置して、上記雄ねじ14bに螺合
したナット19でガラス板取付領域11の表面側を圧締する
ことにより、ワイパピボット14がガラス板取付領域11に
貫設される。
また、第1図ないし第3図に示すように、ウインドシー
ルドガラス12とボデーパネル10との間に掛け渡されるモ
ール部材15には、その上下両端に沿ってプロテクタ15a,
15bが嵌合されるとともに、ワイパピボット14,14に対応
してワイパピボット貫通穴15c,15cが形成される。さら
に、第3図および第4図に示すように、モール部材15の
裏面側には、上記モール取付部材17、すなわちモール部
材15側に取付けられるブラケット21および連結部材22
と、ガラス板取付領域11側に取付けられるフック受20と
が設けられる。ブラケット21は、断面略ハット形で中央
のウェブ21aが狭幅に仕上げられ、両側のフランジ部21
b,21bがモール部材15の裏面に溶着される。連結部材22
は、断面コ字型の取付部22aと、先端に抜止突起22cの形
成されたフック22bとを備え、取付部22aの一側片の外面
中央部に上記フック22bが連設されている。この連結部
材22が、その取付部22aのコ字溝を上記ブラケット21の
ウェブ21aに嵌合するようにして取付けられる。一方、
ガラス板取付領域11に取付けられるフック受20には、上
下に配置された一対の係合片20a,20bが車外方向に延び
るように設けられるとともに、両片20a,20bの先端が相
互に対向するように屈曲形成される。そして、モール部
材15のワイパピボット貫通穴15c,15c内にワイパピボッ
ト14,14が貫通配置された状態で、フック受20の係合片2
0a,20b間に上記フック22bの抜止突起22cが係止されて、
モール部材15のモール取付部材17による取付けが図られ
る。
このとき、ワイパピボット貫通穴15c,15c内にワイパピ
ボット14,14が貫通配置された状態で、モール部材15が
スライドされることによりフック22bがフック受20に係
止されるため、このような状態でフック22bがフック受2
0に係止しフック受20から脱離するまで前記モール部材
をスライドできる大きさにワイパピボット貫通穴15c,15
cが形成されている。
第2図に示すように、ワイパピボット14の胴部に設けら
れるリング状のクリップ23は、外径が裾すぼまり,即ち
外径が上面から下面に向けて縮少されるように仕上げら
れて外周にテーパー面24が設けられるとともに、内周に
ワイパピボット14の雄ねじ14bに係合可能な係止突部25
が形成される。そして、テーパー面24でモール部材15の
ワイパピボット貫通穴15cの周縁領域を押圧するように
して係止突部25を雄ねじ14bに係着させることにより、
クリップ23によるモール部材15のワイパピボット14への
取付けが図られている。
このモール部材の取付構造16におけるモール部材15の取
付手順は、まずモール部材15のワイパピボット貫通穴15
c,15c内にワイパピボット14,14を貫通させるようにして
フック22bをフック受20に対向させ、そのままモール部
材15を車内側に押し込む。これにより、フック22bがフ
ック受20の係合片20a,20bの間に押し込まれ、両片20a,2
0bを押し開くようにしてその間を通り抜けた後、フック
22bの抜止突起22cが係合片20a,20bに係止されて、モー
ル部材15のモール取付部材17による取付が図られる。次
に、ワイパピボット14の胴部に車外側からクリップ23を
ワイパピボット14の胴部に押し込んで、テーパー面24で
モール部材15のワイパピボット貫通穴15cの周縁部領域
を押圧させながら、係止突部25を雄ねじ14bに係着させ
る。これによりモール部材15が、クリップ23を介してワ
イパピボット14に対し位置決めされた状態で固定され
る。更に、テーパー面24がワイパピボット貫通穴15cに
圧着されるので、両者の隙間から雨水等が浸入すること
もない。
この状態からモール部材15を取外すには、まずクリップ
23をワイパピボット14から外す。次に、ワイパピボット
14とワイパピボット貫通穴15c間の隙間を利用してモー
ル部材15を車幅方向にスライドさせることにより、連結
部材22のフック22bとフック受け20との係合を解除す
る。その後、ワイパピボット貫通穴15からワイパピボッ
ト14を離脱させるようにしてモール部材15を上方へ持ち
上げればよい。
このモール部材の取付構造16によれば、ワイパピボット
14の胴部に係合したクリップ23のテーパー面24でモール
部材15のワイパピボット貫通穴15cの周縁領域を圧締し
ているため、モール部材15の取付強度、特にワイパピボ
ット14の周辺部の取付強度を十分に確保できる。また、
モール部材15を車内側に押し込むようにしてクリップ23
をワイパピボット14に係合するだけでモール部材15が取
付けられるとともに、クリップ23を外してモール部材15
を側方へ少しスライドさせてから上方へ持ち上げるだけ
でモール部材15を取外せるので、モール部材15の着脱作
業が容易である。
(考案の効果) この考案のモール部材のスライドによりフックをフック
受に係止させてモール部材をボデーパネルに取付けると
ともに、ワイパピボット貫通穴にリング状のクリップを
嵌合させてモール部材のこの貫通穴周縁部領域をワイパ
ピボットの周胴部に固定しているため、モール部材の特
にワイパピボット取付位置の周辺の取付強度を十分に確
保でき、モール部材のボデーパネルへの取付けを強固に
行うことが可能になり、しかもモール部材のスライドに
よってフックとフック受との係止,脱離を行えるため、
モール部材の着脱作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例であるモール部材の取付構
造が適用された車両の前部斜視図、第2図は第1図のII
-II線断面図、第3図は第1図のIII-III線断面図、第4
図はモール取付部材の分解斜視図、第5図は従来のワン
ボックスカーの前部斜視図である。 10……ボデーパネル、11……ガラス板取付領域、 12……ウインドシールドガラス、 13……切欠、14……ワイパピボット、 15……モール部材、 15c……ワイパピボット貫通穴、 16……モール部材の取付構造、 20……フック受、22b……フック、23……クリップ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボデーパネルの凹陥形成されたガラス板取
    付領域にワイパピボットを前記ボデーパネルの内面側か
    ら貫設し、ガラス板の下端部に設けられた切欠内に前記
    ワイパピボットが配置されるように前記ガラス板の下端
    部を前記ガラス板取付領域に貼り付け、モール部材に透
    設されたワイパピボット貫通穴内に前記ワイパピボット
    が貫通されるように前記ガラス板の下端部と前記ボデー
    パネルとの間に前記モール材を取付けた車両において、 前記ボデーパネルの前記ガラス板取付領域と前記モール
    部材とに、前記モール部材のスライドによって互いに係
    止,脱離するフック受及びフックをそれぞれ取付け、前
    記ワイパピボットを前記ワイパピボット貫通穴に貫通し
    た状態で前記フックが前記フック受に係止し前記フック
    受から脱離するまで前記モール部材をスライドしうる大
    きさに前記ワイパピボット貫通穴を形成し、外径が裾す
    ぼまりに形成され前記フックを前記フック受に係止した
    状態で前記ワイパピボット貫通穴に嵌合されて前記モー
    ル部材の前記ワイパピボット貫通穴周縁部領域を前記ワ
    イパピボットの周胴部に固定するリング状のクリップを
    設けたことを特徴とするモール部材の取付構造。
JP1988094936U 1988-07-18 1988-07-18 モール部材の取付構造 Expired - Lifetime JPH0645375Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5962063U (ja) * 1982-10-19 1984-04-23 旭硝子株式会社 ワイパ−付き複層ガラス窓
JPS608170U (ja) * 1983-06-29 1985-01-21 日野自動車株式会社 2階バスにおける2階用のウインドシ−ルドワイパ

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JPH0216316U (ja) 1990-02-01

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