JPH0645280U - 電子素子内蔵コネクタ - Google Patents

電子素子内蔵コネクタ

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JPH0645280U
JPH0645280U JP8718292U JP8718292U JPH0645280U JP H0645280 U JPH0645280 U JP H0645280U JP 8718292 U JP8718292 U JP 8718292U JP 8718292 U JP8718292 U JP 8718292U JP H0645280 U JPH0645280 U JP H0645280U
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JP
Japan
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connector
terminal
electronic element
housing
capacitor
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Pending
Application number
JP8718292U
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English (en)
Inventor
尚史 丸尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コネクタを構成する各部材、特に各種の電子
素子の保持性に優れかつ組付け作業が簡単で、しかも信
頼性の高い電子素子内蔵コネクタを提供する。 【構成】 ハウジング15に形成した挿入部18に、電
線12を接続すると共に防水性水栓13を被嵌した端子
14を挿入し、且つハウジング15に形成した電子素子
17を位置決め状態で収納する収納部16に電子素子1
7を半固定状態で収納し、電子素子17を端子14に接
続した後に収納部16にハウジング15と同一材質の樹
脂を注入してインサート成形する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は電線と電線、或いは所望装置に電線を断接自在に接続する際に多用さ れているコネクタに関するものであり、更に詳しくはサージ電圧を吸収するため のコンデンサ等の電子素子を内蔵した電子素子内蔵コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から電線接続用コネクタは多用されているものであるが、以下に図9及び 図10を参照して従来例を説明する。 図9に示すコネクタ1は、電線2や例えばコンデンサ3等の電子素子が接続さ れた端子4、ハウジング5、及び充填材8等により構成されている。電線2は端 子4に加締めにより接続され、コンデンサ3のリード線が接続部4aに半田付け 等により接続されている。 なお、ハウジング5には隔壁部6が設けられ、この隔壁部6には端子4のうち の外部接続部4bを挿通させるための挿通孔7が形成されている。
【0003】 コネクタ1の組み立ては、電線2及びコンデンサ3を接続した端子4の外部接 続部4bを挿通孔7に挿通して組み込む。この段階では端子4とコンデンサ3の いずれも固着されておらず、また位置も定まっていない。そこで、特別な治具を 用いて端子4やコンデンサ3を位置決め固定して組付けを行い、エポキシ樹脂等 の充填材8を注入して固化している。 このようにして、ハウジング5内に端子4と電子素子3を一体に固定したコネ クタ1が完成する。コネクタ1と他の装置、或いは電線2との接続は、ハウジン グ5の前端に突出した外部接続部4bにより行われる。
【0004】 図10に示すコネクタ10は、電線2やコンデンサ3等の電子素子を接続した 端子4を図示を省略した金型内に位置決めした後に、熱可塑性樹脂9を注入して 固化したものである。なお、電線2と端子4とは加締めにより接続され、コンデ ンサ3のリード線が接続部4aに半田付けにより接続される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
図9について説明したコネクタ1は、ハウジング5に端子4等を挿入した段階 では端子4及びコンデンサ3が不安定であるため、特別な治具を用いて位置決め 固定する必要がある。このため、作業性が悪く、信頼性に欠ける上に、治具を準 備するために製造コストがアップする等の問題がある。 更に、エポキシ樹脂等の充填材8を注入、固化するための作業性が悪く、充填 材の硬化に時間がかかる等の欠点もある。
【0006】 一方、図10について説明したコネクタ10についても、金型内に端子4等を 挿入した段階ではコンデンサ3等は不安定な状態になっているので、端子4等を 位置決め固化するための治具が必要であり、前記同様の問題点がある。 更に、端子4、コンデンサ3、電線2等は異種の熱可塑性樹脂9に接触してい るが、異種材料間の接着性の信頼度は高くない。このため、電線2と熱可塑性樹 脂9との接着面から水分が浸潤することがあり、これが防水性低下の一因になっ ていた。 本考案の目的は、コネクタを構成する各部材、特に各種の電子素子の保持性に 優れかつ組付け作業が簡単で、しかも信頼性の高い電子素子内蔵コネクタを提供 することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る前記目的は、一端に電線が接続され、他端が外部接続用端子とな る端子部材と、前記端子を挿入する挿入部及び挿入された前記端子に接続される 所望電子素子を収納する収納部を有し、該収納部に前記電子素子を収納してイン サート成形されるハウジングとを備えてなる電子素子内蔵コネクタによって達成 される。
【0008】
【作用】 すなわち、ハウジングには電子素子を収納する収納部と端子を挿入する挿入部 とが形成されているので、電子素子を収納部に収納することにより電子素子の位 置決めを正確に行うことができる。そして、電子素子が位置決めされた後、ハウ ジングと同一材質の樹脂を収納部内に注入してインサート成形するので、信頼性 を高めて生産性を改善できる。また端子、電線、電子素子が水密に一体化され、 防水対策にも優れた電子素子内蔵コネクタを効率よく完成させることができる。
【0009】
【実施例】
以下、図1〜図8を参照して本考案の実施例を詳細に説明する。なお、本考案 は、本実施例に限定されるものではないことは言うまでもない。 図1は電子素子内蔵コネクタの基本的構成を示す断面図、図2及び図3は組付 け作業を示す説明図、図4は具体例を示す斜視図、図5は図4のA−A線断面図 、図6は組み立て状況を説明する断面図、図7は図4のB−B線断面図、図8は 外観構造を示す斜視図である。
【0010】 電子素子内蔵コネクタ(以下、単にコネクタと略称する)11は、電線12を 加締めにより接続すると共に防水用ゴム栓13を加締めにより被嵌した端子14 をハウジング15に挿入すると共に、収納部16内に位置決めしたコンデンサ1 7等の電子素子を接続部14aに半田付け等により接続した構造になっている。
【0011】 ここで説明の便宜のため、図2及び図3を参照してハウジング15の構造と組 み立て手順を説明する。図2に示すようにハウジング15は熱可塑性樹脂を一体 成形したものであり、コンデンサ17を収納するための言わばポケット状の収納 部16、端子14を挿入するための挿入部18が形成されている。 そして、組み付けに際しては、電線12が接続された端子14は、防水用ゴム 栓13を被嵌した状態で挿入部18に挿入される。防水用ゴム栓13の外径は、 挿入部18の内径よりやや大きく設定されているので、端子14の挿入時には圧 入されるようになる。 従って、図3に示すように挿入部18内に端子14を圧入した状態では、端子 14は防水用ゴム栓13の圧入によって固定状態になり、接続部14aが収納部 16内に突出するようになる。
【0012】 この状態で、収納部16内にコンデンサ17を収納するのであるが、収納部1 6内のスペースは、コンデンサ17を容易に差し込むことができると共に、適度 に遊動できる程度に設定されている。従って、コンデンサ17の収納を容易に行 い得ると共に、コンデンサ17を位置決めすることができる。 コンデンサ17を収納した後、コンデンサ17のリード線を接続部14aに半 田付け等により接続することによりコンデンサ17は半固定状態になる。よって 、次の工程へ以降する場合等において不安定に動いたり、リード線の切断等の不 所望な事故を未然に防止することができる。
【0013】 このように組付けが行われた後、外部接続部14b側からインサート成形によ りコネクタ前方部19を形成すると共に、インサート成形用の樹脂を収納部16 内にも注入し、コンデンサ17を収納部16内に固化する。 この結果、端子14は防水状態で挿入部18内に固定され、コンデンサ17は 収納部16内に樹脂により固定されて、一体化された強固なコネクタ11が完成 する。 ここで注目すべきは、インサート成形に使用する樹脂がハウジング15を構成 する樹脂と同一のものを使用することであり、両者の接着性が向上して、防水性 が良好になることである。また、防水用ゴム栓13は電線12に加締めにより被 嵌しているので、電線12と防水用ゴム栓13との接触面の防水性が向上して、 防水用ゴム栓13とハウジング15との防水性が高められる。
【0014】 そして、組付けに際しては、従来例で説明したような端子14やコンデンサ1 7の固定作業、充填材の注入作業、硬化工程が不要になるので、生産性を大幅に 向上させることができる。
【0015】 次に、図4以下を参照して本考案の具体例を説明する。図4に示すようにコネ クタ21は2連構造であり、ハウジング22には幅広の収納部23が形成され、 前方側には外部接続部を突出させるための2個の挿通孔24、更にコンデンサを 接続するための接続部を突出させるための2個の凹部26が設けられている。
【0016】 次に、内部構造及び組付け作業を説明すると、図5に示すように収納部23は 奥深く、しかもコンデンサの遊びを低減するために角型空間に形成されている。 そして、図4に示した凹部26には、図7に示すように端子31に形成した凸状 の接続部31aを位置決めするためのランス27が形成されている。 端子31には電線32が加締めにより接続され、防水用ゴム栓33もまた加締 めにより被嵌されている。 組付けに際しては、電線32を接続し防水用ゴム栓33を被嵌した端子31を 挿入部28内に圧入する。次に、収納部23内に図6に示すようにコンデンサ2 9を差し込み、コンデンサ29のリード線を接続部31aに半田付けにより接続 する。 この状態で、コネクタ21の前方側から樹脂を注入して、図8に示すような前 方部30が形成される。この際、収納部23内にも樹脂が注入され、コンデンサ 29の固定が行われる。 従って、具体例として示したコネクタ21においても、防水性が優れている上 に、組付け作業が容易であるため生産性を向上させることができる。
【0017】
【考案の効果】
以上に説明したように、本考案に係る電子素子内蔵コネクタは、ハウジングに 形成した挿入部に、電線を接続するとともに防水用水栓を被嵌した端子を挿入し 、且つハウジングに形成した電子素子を位置決め状態で収納する収納部に電子素 子を半固定状態で収納し、電子素子を端子に接続した後に収納部にハウジングと 同一材質の樹脂を注入してインサート成形したものである。 従って、ハウジングに端子を挿入した段階で、更に電子素子を端子に接続する 段階で端子や電子素子の位置決め固定が不要になり、また特殊治具を不要にして 生産性を向上させることができる。また、電子素子の位置決めが正確に行われて 保持されることにより、信頼性の高い電子素子内蔵コネクタが得られる。更に、 電子素子は注入される樹脂により、端子は被嵌した防水用水栓により水密になる ので、コネクタ全体の防水性向上を図ることができる。
【提出日】平成5年5月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【実施例】
以下、図1〜図8を参照して本考案の実施例を詳細に説明する。なお、本考案 は、本実施例に限定されるものではないことは言うまでもない。 図1は電子素子内蔵コネクタの基本的構成を示す断面図、図2及び図3は組付 け作業を示す説明図、図4はハウジングの具体例を示す斜視図、図5は図4のA −A線断面図、図6は組み立て状況を説明する断面図、図7は図4のB−B線断 面図、図8は外観構造を示す斜視図である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】 次に、内部構造及び組付け作業を説明すると、図5に示すように収納部23は 奥深く、しかもコンデンサの遊びを低減するために角型空間に形成されている。 そして、図4に示した凹部26には、図7に示すように端子31に形成した凸状 の接続部31aを位置決めするためのランス27が形成されている。 端子31には電線32が加締めにより接続され、防水用ゴム栓33もまた加締 めにより被嵌されている。 組付けに際しては、電線32を接続し防水用ゴム栓33を被嵌した端子31を 挿入部28内に圧入する。次に、収納部23内に図6に示すようにコンデンサ2 9を差し込み、コンデンサ29のリード線を接続部31aに半田付けにより接続 する。 この状態で、図8に示すように外部接続部31b側からインサート成形により コネクタ前方部30を形成すると共に、インサート成形用樹脂が収納部23内に も注入され 、コンデンサ29の固定が行われる。 従って、具体例として示したコネクタ21においても、防水性が優れている上 に、組付け作業が容易であるため生産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の基本的構成を示すコネクタの断面図で
ある。
【図2】コネクタの組付けを示す要部の断面図である。
【図3】コネクタの組付けを示す要部の断面図である。
【図4】本考案を適用したコネクタの具体例を示すハウ
ジングの斜視図である。
【図5】図4のA−A断面図である。
【図6】コネクタの組付けを示す断面図である。
【図7】図4のB−B線断面図である。
【図8】コネクタの外観形状を示す斜視図である。
【図9】従来のコネクタの構成を示す断面図である。
【図10】従来の別のコネクタの構成を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
11、21 コネクタ 12、32 電線 13、33 防水用ゴム栓 14、31 端子 14a、31a 接続部 14b、31b 外部接続部 15、22 ハウジング 16、28 収納部 18、23 挿入部 17、29 コンデンサ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月13日
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に電線が接続され、他端が外部接続
    用端子となる端子部材と、前記端子を挿入する挿入部及
    び挿入された前記端子に接続される所望電子素子を収納
    する収納部を有し、該収納部に前記電子素子を収納して
    インサート成形されるハウジングとを備えてなる電子素
    子内蔵コネクタ。
JP8718292U 1992-11-27 1992-11-27 電子素子内蔵コネクタ Pending JPH0645280U (ja)

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JP8718292U JPH0645280U (ja) 1992-11-27 1992-11-27 電子素子内蔵コネクタ

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JPH0645280U true JPH0645280U (ja) 1994-06-14

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ID=13907849

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