JPH0645101A - チップ抵抗器およびその製造方法 - Google Patents

チップ抵抗器およびその製造方法

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JPH0645101A
JPH0645101A JP4199375A JP19937592A JPH0645101A JP H0645101 A JPH0645101 A JP H0645101A JP 4199375 A JP4199375 A JP 4199375A JP 19937592 A JP19937592 A JP 19937592A JP H0645101 A JPH0645101 A JP H0645101A
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JP
Japan
Prior art keywords
resistance
chip resistor
substrate
surface electrode
alumina substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP4199375A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Hashimoto
正人 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多連形のチップ抵抗器において、異種抵抗値
を含むチップ抵抗器を従来と同様の工数にて製造し、提
供することを目的とする。 【構成】 96アルミナ基板1の幅方向の一辺に設けた
複数個の上面電極層2aと、前記96アルミナ基板1の
幅方向の他辺に設けた前記上面電極2aに対応する複数
個の上面電極層2bと、それぞれ対応した上面電極層2
a,2bに電気的に接続する複数個の抵抗層4を備え、
少なくとも1組の隣接する抵抗層4を、96アルミナ基
板1の幅方向において隣合うように分離して配置し、か
つその抵抗層4に、96アルミナ基板1の長さ方向に向
かってトリミング溝7を形成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高密度配線回路に用いら
れるチップ抵抗器およびその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の軽薄短小化に対する要
求がますます増大していく中、回路基板の配線密度を高
めるため、抵抗素子には非常に小型な面実装抵抗器が多
く用いられるようになってきた。
【0003】更に近年、角形チップ抵抗器よりも実装密
度が高められ、実装コストも低減できる多連形のチップ
抵抗器も使用されるようになってきている。このチップ
抵抗器は同じ抵抗値を有する複数個の抵抗素子より成っ
ていることが一般的である。
【0004】従来の多連形のチップ抵抗器の構造の一例
を、図3(a),(b)に示す。図3(a)は外観を示
す上面図、図3(b)は図3(a)の抵抗パターンを示
す上面図である。
【0005】従来のチップ抵抗器は96アルミナ基板1
0上に形成された一対の銀系厚膜電極による2対の上面
電極層11と前記上面電極層11と接続するように形成
されたルテニウム系厚膜抵抗による抵抗層12と、抵抗
層12を完全に覆うガラス層13、上面電極層11の一
部と重なるスルーホール側面電極層14とから構成され
ている。なお、露出電極面にははんだ付け性を確保する
ためにNiメッキとはんだメッキを形成している。ま
た、抵抗層12には抵抗値を修正するためにトリミング
15が施されている。
【0006】従来例では2連のものを示したが、4連、
8連のものも一般的には製造されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】更に、近年では同一抵
抗値によるチップ抵抗器連ではその使用用途が比較的限
られるため、異種抵抗値によるチップ抵抗器連も要望と
しては多くなってきている。
【0008】異種抵抗値のそれぞれの抵抗値は同一レン
ジ(異種抵抗値の最小値が10Ωで有ると仮定すると最
大のものは100Ω以下である)に入る場合がほとんど
であるが、従来のチップ抵抗器連にてこの異種抵抗値を
実現しようとすると、トリミングによる抵抗値修正の倍
率が限られるため(トリミングにてカットし過ぎると抵
抗体の信頼性が劣化する。)、抵抗体材料を多種類用い
てそれぞれの抵抗値の抵抗体を個別に印刷・形成する必
要があるといった課題を有する。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、絶縁性の基板と、前記基板の幅方向
の一辺に設けた複数個の第1電極と、前記基板の幅方向
の他辺に設けた前記第1電極に対応する複数個の第2電
極と、それぞれ対応した第1電極と第2電極に電気的に
接続する複数個の抵抗体とを備え、少なくとも1組の隣
接する抵抗体を、基板の幅方向において隣合うように分
離して配置し、かつその抵抗体に基板の長さ方向に向か
ってトリミング溝を形成したものである。
【0010】
【作用】抵抗パターンとして、隣接する抵抗体を、基板
の幅方向において隣合うように分離して配置することに
よってトリミングによる修正倍率を拡大し(抵抗体の長
さをトリミングにより長くするハットパターンを基本と
することによって高修正倍率を実現できるため初期抵抗
値の10倍程度の倍率で修正可能。)、同一抵抗値の抵
抗体材料をトリミングだけによって異なる抵抗値に切り
分けることができる。このため、現行の工数のままで異
種抵抗値を実現した多連形のチップ抵抗器を提供でき
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図1及び
図2を用いて説明する。
【0012】図1(a)は本発明の一実施例によるチッ
プ抵抗器を示す上面図、図1(b)は抵抗パターンを示
す上面図である。
【0013】図1において、本発明のチップ抵抗器は、
絶縁性の96アルミナ基板1と、前記96アルミナ基板
1上の銀系厚膜の2対の上面電極層2a,2bと、前記
上面電極層2a,2bの一部に重なるルテニウム形厚膜
の抵抗層4と、前記抵抗層4を完全に覆うガラス層6
と、前記上面電極層2a,2bの一部に重なるようにそ
れぞれ形成された銀系厚膜のスルーホール側面電極層3
a,3bと、この露出電極面に形成されたNiメッキと
はんだメッキ(図示せず)により構成される。
【0014】ここで、前記上面電極層2aは、96アル
ミナ基板1の幅方向の一辺に並設され、また前記上面電
極層2aに対応する上面電極層2bは96アルミナ基板
1の幅方向の他辺に並設されている。そして、それぞれ
対応する2対の上面電極層2a,2bには、2個の抵抗
層4が電気的に接続されかつ互いに隣接するように配設
されている。
【0015】また、この2個の抵抗層4は、図1(b)
に示すように96アルミナ基板1の幅方向において隣合
うように分離して配置され、しかもその抵抗層4には9
6アルミナ基板1の長さ方向に向かってトリミング溝7
が設けられている。
【0016】次に、図1に示した本発明の実施例の製造
方法について説明する。まず、耐熱性および絶縁性に優
れた96アルミナ基板1を受け入れる。このアルミナ基
板1には短冊状、および個片状に分割するために、分割
のための溝(グリーンシート時に金型成形)が形成さ
れ、更にスルーホール電極を形成するための透孔も形成
されている。次に、前記96アルミナ基板1の表面およ
びスルーホール表面部分に厚膜銀ペーストをスクリーン
印刷・乾燥し(スルーホール部分にも吸引を行い同時に
印刷乾燥する)、ベルト式連続焼成炉によって850℃
の温度で、ピーク時間6分、IN−OUT 45分のプ
ロファイルによって焼成し上面電極層2a,2bおよび
スルーホール側面電極層3a,3bを同時に形成した。
次に、上面電極層2a,2bの一部に重なるように、R
uO2を主成分とする厚膜抵抗ペーストをスクリーン印
刷し、ベルト式連続焼成炉により850℃の温度でピー
ク時間6分、IN−OUT時間45分のプロファイルに
よって焼成し、抵抗層4を形成した。次に、2対の前記
上面電極層2a,2b間の前記抵抗層4の抵抗値を揃え
るために、レーザー光によって、前記抵抗層4をそれぞ
れの一部を破壊し抵抗値修正(100mm/秒,12KH
z,5W)を行った。一方の抵抗値を10Ω、他方の抵
抗値を47Ωとした。続いて、前記抵抗層4を完全に覆
うように、ホウケイ酸鉛系ガラスペーストをスクリーン
印刷し、更にそれぞれの電極間の抵抗値を示す捺印ガラ
スを印刷乾燥した。その後、ベルト式連続焼成炉によっ
て590℃の温度で、ピーク時間6分、IN−OUT
50分の焼成プロファイルによって焼成し、ガラス層6
を形成した。更に電極メッキの準備工程として、前記ア
ルミナ基板を個片に分割し、そして最後に、露出してい
る上面電極層2a,2bとスルーホール側面電極3a,
3b上に、電解メッキによってNiメッキ層とはんだメ
ッキ層を形成した。
【0017】以上の工程により、抵抗印刷を1回で行い
異種抵抗値を有する多連形のチップ抵抗器を作製した。
【0018】なお、本実施例では2連のものを作製した
が、当然これは、2組の隣接する抵抗体を、基板の幅方
向において隣合うように分離して配置し4連のチップ抵
抗器連を作製しても良いし、また従来の抵抗パターンを
組み合わせた図2(a),(b)に示す様な5連のチッ
プ抵抗器を作製しても良い。
【0019】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように本発明
は、絶縁性の基板と、前記基板の幅方向の一辺に設けた
複数個の第1電極と、前記基板の幅方向の他辺に設けた
前記第1電極に対応する複数個の第2電極と、それぞれ
対応した第1電極と第2電極に電気的に接続する複数個
の抵抗体とを備え、少なくとも1組の隣接する抵抗体
を、基板の幅方向において隣合うように分離して配置
し、かつその抵抗体に基板の長さ方向に向かってトリミ
ング溝を形成した構成であるため、抵抗パターンとし
て、隣接する抵抗体を、基板の幅方向において隣合うよ
うに分離して配置することによってトリミングによる修
正倍率を拡大し(抵抗体の長さをトリミングにより長く
するハットパターンを基本とすることによって高修正倍
率を実現できるため初期抵抗値の10倍程度の倍率で修
正可能。)、同一抵抗値の抵抗体材料をトリミングだけ
によって異なる抵抗値に切り分けることができる。この
ため、現行の工数のままで異種抵抗値を有するチップ抵
抗器を提供することができる。
【0020】また従来は異種抵抗材料を個別に印刷形成
する場合は抵抗温度特性が異なるという課題があった
が、本発明では、同一ロットの抵抗材料を用いて異種抵
抗値を実現するため、各素子間の抵抗温度特性の差が小
さくできるといった効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例によるチップ抵抗器
を示す上面図 (b)は同チップ抵抗器の抵抗パターンを示す上面図
【図2】(a)は本発明の他の実施例によるチップ抵抗
器(5連)を示す上面図 (b)は同チップ抵抗器の抵抗パターンを示す上面図
【図3】(a)は従来のチップ抵抗器を示す上面図 (b)は従来のチップ抵抗器の抵抗パターンを示す上面
【符号の説明】
1 96アルミナ基板 2a,2b 上面電極層 3a,3b スルーホール側面電極層 4 抵抗層 6 ガラス層 7 トリミング溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁性の基板と、前記基板の幅方向の一辺
    に設けた複数個の第1電極と、前記基板の幅方向の他辺
    に設けた前記第1電極に対応する複数個の第2電極と、
    それぞれ対応した第1電極と第2電極に電気的に接続す
    る複数個の抵抗体とを備え、少なくとも1組の隣接する
    抵抗体を、基板の幅方向において隣合うように分離して
    配置し、かつその抵抗体に、基板の長さ方向に向かって
    トリミング溝を形成したことを特徴とするチップ抵抗
    器。
  2. 【請求項2】少なくとも1組の隣接する抵抗体は、同時
    に形成されることを特徴とする請求項1記載のチップ抵
    抗器の製造方法。
JP4199375A 1992-07-27 1992-07-27 チップ抵抗器およびその製造方法 Pending JPH0645101A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6727111B2 (en) * 2001-06-12 2004-04-27 Rohm Co., Ltd. Process for making electronic chip device incorporating plural elements

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6727111B2 (en) * 2001-06-12 2004-04-27 Rohm Co., Ltd. Process for making electronic chip device incorporating plural elements

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