JPH0644727Y2 - 車両用空気吹出口装置 - Google Patents

車両用空気吹出口装置

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JPH0644727Y2
JPH0644727Y2 JP15140988U JP15140988U JPH0644727Y2 JP H0644727 Y2 JPH0644727 Y2 JP H0644727Y2 JP 15140988 U JP15140988 U JP 15140988U JP 15140988 U JP15140988 U JP 15140988U JP H0644727 Y2 JPH0644727 Y2 JP H0644727Y2
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JP
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barrel
air outlet
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mounting hole
vehicle
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は車両用空気吹出口装置に関し、特にバレルタイ
プの車両用空気吹出口装置におけるバレルとブレードの
組み付け構造に関するものである。
[従来の技術] 車両用空調装置の車室内への空気吹出口においては、空
気吹出口を形成するケース状のバレル自身が回動され、
該バレルの前面側にはバレルに固定された横ブレードが
設けられるとともに、バレル内に回動可能な複数枚の縦
ブレードが設けられ、バレル自身の回動角度及び縦ブレ
ードの回動角度によって空気の吹出方向を規制するよう
にしたいわゆるバレルタイプの空気吹出口装置が広く用
いられている。
そしてかかるバレルタイプの空気吹出口において、上記
複数枚の縦ブレードには、夫々その両端部に回動中心を
なす一対の取付軸が立設され、その取付軸がバレルの上
下の壁面に形成された一対の取付穴内に夫々嵌め入れら
れることにより一軸回りに回動自在とされているのが一
般的である。
第8図にこのような空気吹出口装置を示す。
なお、本説明において、取付穴については便宜上、バレ
ルに凹設したものを取付穴、バレルに貫設したものを取
付孔とする。
図において、51はバレルであり、52は縦ブレード、53は
横ブレードである。縦ブレード52はその取付軸52a、52b
をバレルに凹設した取付穴51aと、バレルを貫通した取
付孔51bに夫々嵌め込むことによりバレル51に回動自在
に取り付けられる。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、上記のようなバレルとブレードの組み付け構
造においては、次のような問題点がある。すなわち、バ
レル51の上壁に形成された取付穴51aは、バレル51の裏
側面に凹設されているため、バレル51の上壁自体に肉厚
変化ができるため、バレル51を成形した後、通称ヒケと
よばれる陥没ができ易くなり、またバレル51の上壁表側
面全体のツヤにムラかせ発生しやすくなるといった問題
点が存する。
上記問題点を回避するため、バレル51の上壁の取付穴51
aをバレル51の下壁に形成された取付穴51bのような貫通
孔とした場合、バレルを回動させると、車両座席側より
貫通孔が可視状態となり、見栄えの悪いものとなってし
まう。
また、バレル上壁の肉厚が薄い場合、取付穴を凹設する
と誤ってバレル上壁を貫通してしまうという問題点もあ
った。
[本考案の目的] 本考案は前記問題点に鑑みなされたものであり、その目
的とするところは、バレルに陥没、ツヤのムラ等の品質
不良が発生することなく、加えてどのような操作状態に
あっても、見栄えがよく、バレル成形時においてもバレ
ルに損傷を与えない車両用空気吹出口装置を提供するこ
とにある。
[問題点を解決するための手段] 前記目的を達成するため、本考案は次のように構成され
ている。
すなわち、所定のハウジング内に回動自在に支持される
バレル内部に複数の縦ブレードを配置し、該縦ブレード
の上下端部に立設された取付軸が、前記バレル内に形成
された一対の取付穴に回動可能に嵌合されてなる車両用
空気吹出口装置において、 前記バレル内に形成された一対の取付穴のうち少なくと
も一方は、その底面にリブが立設された取付穴であると
ともに、前記ブレードの取付軸の少なくともその一端側
には前記リブを回動可能に嵌合する凹所が形成されてい
る車両用空気吹出口装置とした。
[作用] 本考案の車両用空気吹出口装置は、縦ブレードをバレル
に組み付ける際に、縦ブレードの両側に立設された取付
軸のうち、少なくとも一方側に形成された凹所を、バレ
ルの上下壁に形成された取付穴に立設されたボスに挿入
して取付穴に嵌め付ける構成であるため、バレルの壁部
に肉厚変化が少なく、そのためバレルの成形後、陥没や
ツヤのムラが殆ど生じない。また、バレルの壁部の肉厚
が薄くても、縦ブレードをしっかりと取り付けることが
できる。
[実施例] 以下に本考案の望ましい実施例を図面を参照に詳しく説
明する。
本考案の実施例においては、バレルに形成される取付穴
については、バレルに凹設したものを取付穴、バレルに
貫設したものを取付孔という。
第1図乃至第3図は本考案の一実施例に係る車両用空気
吹出口装置を示している。図において1は、車室内への
空気吹出口2を有し、回動軸3を中心にハウジング(図
示せず)内に回動自在に支持され、自身の回動に伴って
空気吹出口2の方向を変更可な合成樹脂性のバレルを示
している。バレル1の前面側には、空気吹出口2をバレ
ル1の回動軸3の軸心と並行な方向に横断して伸びる複
数の横ブレード4が設けられており、本実施例では、横
ブレード4はバレル1と一体に成形されている。
また、バレルには、後述する縦ブレード5を回動自在に
取り付けるため、その上壁にはその底面中央部にリブ1b
が立設された取付穴1aが、下壁には該下壁を貫通した取
付孔1cが設けられている。
バレル1内の横ブレード4の背部には、横ブレード4に
対し実質的に直交する方向に伸びる複数の縦ブレード5
が上下の取付軸5a,5bを夫々前記バレル1に形成された
取付穴1a、取付孔1bに嵌め付けることにより、回動可能
に設けられている。取付軸5aは前述したバレル1の上壁
に凹設された取付穴1aに嵌め付けられるとともに該取付
穴1aの底面中央部に立設されたリブ1bを回動可能に嵌め
付ける凹所5bが凹設されている。各縦ブレード5は各ピ
ン5dを介して連結棒7により連結されており、連結棒
7、各ピン5aを介して連動回動可能に構成されている。
以上説明したように、本考案による車両用空気吹出口装
置におけるバレル1と縦ブレード5の組み付けにおいて
は、バレル1の上壁に凹設された取付穴1aにリブ1bを立
設するとともに縦ブレード5に立設された取付軸5aに凹
設された凹所5bに前記リブ1bを挿入しつつ、取付軸5aを
取付穴1aに、取付軸5cを取付孔1cに夫々嵌め込むことに
よって組み付けられる。バレル1の上壁に形成される取
付穴1aの底面には、リブ1bが立設されているため、バレ
ル1の上壁自体の肉厚変化はごく僅かなものとなる。そ
のため、バレルを成形してもバレル上壁側面には陥没や
ツヤのムラも発生しにくくなる。また、陥没やツヤのム
ラの発生を回避するためバレル上壁を貫通した取付孔と
する必要もないことから、バレルを回動させても陥没、
ツヤのムラ、孔が車両座席より、可視となることはな
い。
以上、本考案の一実施例について説明したが、本考案は
このものに限定されない。
バレルの上壁全体が薄肉であった場合、取付穴を凹設し
ようとすると、上壁を貫通してしまう虞があった。ま
た、上壁の貫通を回避するため、取付穴を浅く凹設する
と、縦ブレードの取付軸がしっかりと嵌め込まず、外れ
てしまう虞があった。
しかしながら、本考案の構成によればこの問題は容易に
解決できる。すなわち第4図に示されるようにバレル11
に凹設された取付穴11a底面に立設されるリブ11bを長さ
a分高くすれば、取付穴を少々浅く凹設しても縦ブレー
ドが取付穴より外れることは防止できる。
また、取付穴に立設されるリブの形状も先の実施例に図
示された円柱状のものに限定されない。成形により、リ
ブ自体に発成する陥没及び変形を防止するため、第6図
に示されるように十字形状のリブ21としてもよい。その
他の構成は先の実施例と同様であるため、先の実施例の
符号に20を加えて、その詳しい説明は省略する。
また、第6図に示すように、バレル31の取付穴31aにテ
ーパー31dを形成して縦ブレードの取付軸を取り付けや
すくしても良い。
さらに、第7図において示されるように、凹所45bが形
成された縦ブレード45の取付軸45aにスリット45cを形成
すれば、さらに組み付け易くなる。
また、本考案においては、バレルの上壁にのみリブを立
設した取付穴を形成したが、これも上壁、下壁の両方に
設けても何ら支障はない。
[考案の効果] 本考案に係る車両用空気吹出口装置は、前記のように構
成されているため、バレルを成形してもバレルの取付穴
が形成された壁に陥没やツヤのムラが発生することが極
めて少なく、またバレルの肉厚が薄くてもバレルに貫通
孔を形成せずに縦ブレードをしっかりと取り付けること
ができるため、見栄えもよくなる。加えて縦ブレードの
軸部をリブと取付穴で支持するため縦ブレードをガタ付
きなく強固に取り付けることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例に係る車両用空気吹出口装
置の斜視図、 第2図は、第1図のII−II線に沿う断面図、 第3図は、第2図のA部を示す部分斜視図、 第4図は、本考案の別の実施例に係る断面図、 第5図(A)は本考案のまた別の実施例に係る部分斜視
図、(B)はそのリブの形状を示す斜視図、 第6図は、取り付け穴に特徴を有する本考案の別の実施
例を示す断面図、 第7図は、縦ブレードの取付軸に特徴を有する本考案の
別の実施例を示す要部斜視図である。 第8図は、従来の空気吹出口を示す断面図、 である。 1,11,21,31,51……バレル 1a,11a,21a,31a,51a……取付穴 1b,11b,21b,31b……リブ 1c,51b……取付孔 5,25,52……縦ブレード 5a,5c,25a,45a,52a,52b……取付軸 5b,25b,45b……凹所

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定のハウジング内に回動自在に支持され
    るバレル内部に複数の縦ブレードを配置し、該縦ブレー
    ドの上下端部に立設された取付軸が、前記バレル内に形
    成された一対の取付穴に回動可能に嵌合されてなる車両
    用空気吹出口装置において、 前記バレル内に形成された一対の取付穴のうち少なくと
    も一方は、その底辺にリブが立設された取付穴であると
    ともに、前記ブレードの取付軸の少なくともその一端側
    には前記リブを回動可能に嵌合する凹所が形成されてい
    ることを特徴とする車両用空気吹出口装置。
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JPH0271017U JPH0271017U (ja) 1990-05-30
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