JPH0644649Y2 - ダイヤモンドビット - Google Patents

ダイヤモンドビット

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JPH0644649Y2
JPH0644649Y2 JP10643191U JP10643191U JPH0644649Y2 JP H0644649 Y2 JPH0644649 Y2 JP H0644649Y2 JP 10643191 U JP10643191 U JP 10643191U JP 10643191 U JP10643191 U JP 10643191U JP H0644649 Y2 JPH0644649 Y2 JP H0644649Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
diamond
abrasive grain
diamond bit
attached
outer peripheral
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP10643191U
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English (en)
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JPH0546404U (ja
Inventor
忠雄 根本
規央 隅田
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Sankyo Diamond Industrial Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Diamond Industrial Co Ltd
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Publication date
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Drilling Tools (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はダイヤモンドビットに係
り、特にコンクリート,石材等の硬脆材料の穿孔等に用
いられるダイヤモンドビットに関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート・石材等の穴あけに用いら
れるダイヤモンドビットの場合、切屑は、円筒状のボデ
ィの外周面と、穿孔した穴の内壁との間隙を通って、ダ
イヤモンドビットの入口側に排出されなければならな
い。しかしながら冷却水を使用しない、いわゆる乾式作
業では、ボディと穴の内壁との間に、切屑が詰る傾向が
ある。また作業中にダイヤモンドビットが垂直に進行せ
ずに傾けば、ボディが穿孔した穴の内壁に接触して摩擦
熱が発生するため、切屑詰りと相まって回転に対する抵
抗が増大し、回転数が低下して作業性が著しく低下して
しまうという不都合がある。この不都合を解消するため
に、ダイヤモンドビットのボディの円筒面外周に螺旋状
条帯を形成し、この条帯に沿って硬質砥粒を溶射法等に
より取付けた技術等が提案されている(例えば実開昭6
3−166360号公報,図7参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記提案技術であるボ
ディの円筒面外周に螺旋状砥粒層を形成したダイヤモン
ドビットによって、穴あけ作業をすると、ダイヤモンド
ビットを傾けた場合に、ボディと穴内壁との接触面積は
小さくなり、摩擦抵抗による障害が避けられるという効
果を奏するが、硬質砥粒を螺旋状に連続して溶射法等で
ボディに固着する作業に手間がかかり、ダイヤモンドビ
ットの製作に時間を要してしまうという不都合があっ
た。また切屑排出に関しては、螺旋状砥粒層がガイドに
沿って切屑が排出されるため、穿孔が容易な脆弱材料を
穿孔するときには、螺旋状砥粒層によって切屑の排出を
規制してしまう場合があるという不都合もある。
【0004】本考案の目的は、ダイヤモンドビットのボ
ディ外周面と穿孔した穴の内壁との摩擦抵抗を極力少な
くでき、切屑排出効果が大きく、製作が容易で安価に製
造できるダイヤモンドビットの提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、円筒状のボデ
ィの先端にダイヤモンド砥粒層を取着してなるダイヤモ
ンドビットであって、薄鋼板に電着法にてダイヤモンド
砥粒を固着した砥粒片を前記ボディ外周面の片側半分の
範囲内における複数個所で、ボディの軸方向に取付けた
ことを特徴とする。
【0006】また砥粒片を取着した部分のボディ外周面
が、ダイヤモンドチップの外側面と略同じ或はボディ側
寄りに形成すると好適である。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本考案を
限定するものでなく、本考案の趣旨の範囲内で種々改変
することができるものである。
【0008】図1乃至図5は本考案の一実施例を示すも
のであり、本例のダイヤモンドビット10は、中空円筒
状のボディ11と、このボディ11の先端にダイヤモン
ド砥粒層であるダイヤモンドチップ12・・・を12
個、均等に配置してろう付け等の取着手段により取着し
たものであり、本例のダイヤモンドチップ12はボディ
11の外周面11aより1.0mm程度外側位置に張出
しているが、ボディ11,ダイヤモンドチップ12は、
従来公知の構成と同様に構成されている。
【0009】上記ダイヤモンドビット10のボディ11
は、その外周面11aの片側半分の範囲内における複数
個所で、ボディ11の軸方向に、砥粒片13,14,1
5を固着している。そして本例の砥粒片13,14,1
5は、図3で示すように、薄鋼板16にダイヤモンド砥
粒17を電着法によって固着したものである。具体的に
は、厚さ0.3mm程度の薄鋼板16に、0.3mm程
度の粒径をもつダイヤモンド砥粒17を電着法で固着し
たものを用いている。
【0010】そして、図4で示すように、ボディ11の
外周面11aにおいて、中心Oからの角度αが概略90
°範囲内で、前記のようにして予め製作しておいた3個
の砥粒片13,14,15を適宜な間隔を置いて取付け
ている。本例においてダイヤモンドチップ12に一番近
い位置に取着された砥粒片13の反チップ側の端部13
aと、次に取着された砥粒片14のダイヤモンドチップ
12側の端部14bとは、軸方向に部分的に重複するよ
うに取着され、砥粒片14の反チップ側端部14aは砥
粒片15のダイヤモンドチップ12側の端部15bと軸
方向に部分的に重複するように構成されている。本例で
は砥粒片の外周位置がダイヤモンドチップ12の外側面
より内側になるように各砥粒片13,14,15を取着
しているが、各砥粒片13,14,15を構成する薄鋼
板16或はダイヤモンド砥粒17の厚さを厚くしてボデ
ィ11の外周面11aと略同じに形成してもよい。以上
のように、砥粒片13,14,15をボディ11の外周
面11aにおける90°の範囲内に取付けるようにすれ
ば、各砥粒片13,14,15をボディ11へろう付け
する作業が簡単になる。
【0011】次に、上記構成に係るダイヤモンドビット
10によって壁18を穿孔する場合について説明する
と、通常の使用時においては、回転するボディ11に取
着された各砥粒片13,14,15によって、切屑が排
出案内されて、穴の入り口方向に排出される。また図5
で示すように、ダイヤモンドビット10を傾けて作業し
た場合には、穿孔される壁18の穴内壁18aは、砥粒
片13,14,15によって切削されることとなり、ボ
ディ11の外周面11aが穴壁18aと摺接してしまう
のを防止でき、またボディ11と、穿孔される壁18の
穴内壁18aとの接触面積を極端に小さくすることがで
き、ボディ11と穴内壁18aとの間の間隙を大きくす
ることができ、切屑排出の通路を十分確保できる。
【0012】なお上記実施例では、ボディ11の外周面
11aの90°範囲内に砥粒片13を3個用いて、適宜
な間隔を置いて取付けたが、4個以上でも良く、またボ
ディ11の外周面11aの90°の範囲内で取付けてい
るが、最大180°の範囲内であれば、同様にろう付け
作業が容易にできる。またボディ11の外周面11aの
片側の任意な個所に、予め製作しておいた砥粒片13を
取付けるだけでよいので製造作業がきわめて容易で、効
率的である。
【0013】図6は本考案の他の実施例を示すものであ
り、本例では、2つの砥粒片21,22を用いている
が、この砥粒片21,22の取着位置を円筒状のボディ
11において、円筒状のボディ11の製造過程によって
歪等が生じてアンバランスになっている箇所Xの位置に
取着した例を示すものである。ボディ11の歪等のアン
バランスは、周知公知の検査器によって検出し、重量の
軽い箇所がバランスするように、砥粒片21,22を取
着する。その他の構成については、前記実施例と同様で
ある。このように構成すると、前記実施例と同様な作用
効果を奏すると共に、歪が生じてしまったボディ11で
あっても、バランスを良好にすることができて、通常の
使用においては問題とならないが、ダイヤモンドビット
10をより高速回転したときに生じるブレや騒音を防止
することができる。
【0014】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、ダイヤ
モンドビットのボディ外周面と穿孔した穴の内壁との摩
擦抵抗を極力少なくでき、切屑排出効果が大きく、砥粒
片を任意の個所に取付けることができるので、製作が容
易で安価に製造できるダイヤモンドビットを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るダイヤモンドビットの斜視図であ
る。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図2の要部拡大図である。
【図4】砥粒片13の取着状態の一例を示す説明図であ
る。
【図5】作業状態を示す側面図である。
【図6】本考案の他の実施例を示す斜視図である。
【図7】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ダイヤモンドビット 11 ボディ 11a 外周面 12 ダイヤモンド砥粒層(ダイヤモンドチップ) 13,14,15,21,22 砥粒片 16 薄鋼板 17 ダイヤモンド砥粒 18 壁 18a 穴内壁

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状のボディの先端にダイヤモンド砥
    粒層を取着してなるダイヤモンドビットであって、薄鋼
    板に電着法にてダイヤモンド砥粒を固着した砥粒片を前
    記ボディ外周面の片側半分の範囲内における複数個所
    で、ボディの軸方向に取付けたことを特徴とするダイヤ
    モンドビット。
  2. 【請求項2】 前記砥粒片を取着した部分のボディ外周
    面が、ダイヤモンドチップの外側面と略同じ或はボディ
    側寄りに形成された請求項1記載のダイヤモンドビッ
    ト。
JP10643191U 1991-12-02 1991-12-02 ダイヤモンドビット Expired - Lifetime JPH0644649Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10643191U JPH0644649Y2 (ja) 1991-12-02 1991-12-02 ダイヤモンドビット

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10643191U JPH0644649Y2 (ja) 1991-12-02 1991-12-02 ダイヤモンドビット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0546404U JPH0546404U (ja) 1993-06-22
JPH0644649Y2 true JPH0644649Y2 (ja) 1994-11-16

Family

ID=14433473

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10643191U Expired - Lifetime JPH0644649Y2 (ja) 1991-12-02 1991-12-02 ダイヤモンドビット

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CN108015906A (zh) * 2016-10-28 2018-05-11 圣戈班磨料磨具有限公司 空芯钻头及其制造方法

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JPH0546404U (ja) 1993-06-22

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