JP3522102B2 - コアビット - Google Patents

コアビット

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JP3522102B2
JP3522102B2 JP08747098A JP8747098A JP3522102B2 JP 3522102 B2 JP3522102 B2 JP 3522102B2 JP 08747098 A JP08747098 A JP 08747098A JP 8747098 A JP8747098 A JP 8747098A JP 3522102 B2 JP3522102 B2 JP 3522102B2
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誠也 緒方
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Noritake Co Ltd
Noritake Super Abrasive Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート、ア
スファルト舗装などの穿孔に用いられるコアビットに関
する。 【0002】 【従来の技術】従来から、パイプ状台金の先端に複数個
のダイヤモンドチップあるいは超硬チップを取り付けた
コアビットが、コンクリート、アスファルト舗装、石
材、耐火物、セラミックス、タイル、れんがなどの穿孔
に用いられている。 【0003】このコアビットの基本的な構成は、パイプ
状台金の先端周面に、間隔をおいて複数個のダイヤモン
ドチップあるいは超硬チップを単独にあるいは組み合わ
せて取り付けたものであり、台金を回転させながらチッ
プを被加工物に押し付けて穿孔するものである。 【0004】このようなコアビットにおいて、加工時の
切削抵抗を低減させたり、ダイヤモンドチップの破損を
防止したりするために、チップの形状や取り付けに関し
て従来から種々の改良が提案されている。 【0005】たとえば、実開平3−36085号公報に
は、ダイヤモンドチップの間にダイヤモンドチップより
摩擦抵抗の小さいチップを配設することにより、穿孔に
寄与するダイヤモンドチップの負荷断面積を低減して、
切削抵抗を円滑に減らすようにしたコアビットが記載さ
れている。 【0006】また、実開平7−20384号公報には、
支持筒の端部にその支持筒の厚みより突出するようにチ
ップを溶着し、チップとチップの間の間隔をチップの寸
法より広く設けることにより、ダイヤモンドチップの破
損の原因を少なくしたコアビットが記載されている。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のコ
アビットにおいては、内周部が外周部より周速度が遅
く、ダイヤモンドチップの内周部の砥材に働く力が外周
部に比べて大きいため、ダイヤモンドチップの外周側に
比して内周側の磨耗が大きくなり、切れ味が低下して、
寿命の低下をきたす。 【0008】また、鉄筋コンクリートに深穴を穿孔する
場合、パイプ状の台金を延長していくが、先端のチップ
部の回転ブレや鉄筋とコンクリートの被削性の違いによ
り、ダイヤモンドチップの内周側のみならず、外周側も
磨耗することがある。このような偏磨耗により、コアビ
ットの切れ味が低下して、寿命が低下する。 【0009】この内周側および外周側の磨耗が大きくな
るのを防ぐために、ダイヤモンドチップの内周側および
外周側の砥粒の集中度を磨耗の程度に応じて高くするこ
とが考えられる。しかし、ダイヤモンドチップの部位に
よって砥粒の集中度を変えるような製造法をとることは
製造コストの上昇につながるので実際には採用しがた
い。このようなコスト上昇を伴う製造法によることな
く、ダイヤモンドチップの偏磨耗を防ぐ手段の開発が望
まれているのが現状である。 【0010】一方、この種のコアビットを用いてコンク
リートなどの穿孔作業を行う場合、パイプ状台金の内側
から外側に向けて冷却水を流して、コアビットを冷却す
ることが行われている。この冷却水は、台金の先端に取
り付けた複数個のダイヤモンドチップのそれぞれのチッ
プの間を通って内側から外側に流れるので、冷却水を円
滑に流すためには、適正なチップ間隔を確保する必要が
ある。上記したダイヤモンドチップの偏磨耗を防ぐ手段
の開発にあたっては、この冷却水の円滑な流れを阻害す
ることのないようにしなければならない。 【0011】本発明が解決すべき課題は、パイプ状台金
の先端に複数個のダイヤモンドチップを取り付けたコア
ビットにおいて、冷却水の円滑な流れを維持したうえ
で、ダイヤモンドチップの偏磨耗を抑制することにあ
る。 【0012】 【課題を解決するための手段】本発明は、パイプ状台金
の先端に複数個のダイヤモンドチップを取り付けたコア
ビットにおいて、穿孔作用面の形状が異なるダイヤモン
ドチップとして、内周側の円弧の長さを外周側の円弧の
長さよりも短くした形状のダイヤモンドチップ、内周側
の円弧の長さを外周側の円弧の長さと同じとした形状の
ダイヤモンドチップ、内周側の円弧の長さを外周側の円
弧の長さよりも長くした形状のダイヤモンドチップのい
ずれか2以上の形状のダイヤモンドチップを組み合わせ
て取り付けたことを特徴とする。 【0013】本発明は、穿孔作用面の形状の異なるダイ
ヤモンドチップを組み合わせることにより、コアビット
の内周側および外周側のチップ率の調節を可能とし、こ
れによって、ダイヤモンドチップのコスト上昇を伴う製
造法によることなく、かつ冷却水の円滑な流れを阻害す
ることなく、ダイヤモンドチップの偏磨耗を抑制するこ
とを可能としたものである。なお、ここでいうチップ率
とは、台金先端の円周長に占めるダイヤモンドチップ部
分の長さの割合を示すものである。 【0014】複数個のダイヤモンドチップの穿孔作用面
の形状が全て同じである場合は、台金先端の外周側と内
周側のチップ率の調節および冷却水の通路としてのチッ
プ間隔の調節の自由度が小さく、ダイヤモンドチップの
偏磨耗の抑制効果をあげにくい。これに対し、穿孔作用
面の形状の異なるダイヤモンドチップを組み合わせるこ
とによって、外周側と内周側のチップ率をほぼ同じと
し、かつ、隣り合うチップ間の形状、すなわち冷却水の
通路の形状を冷却水の流れが円滑になるような形状にす
ることができる。 【0015】前記穿孔作用面の形状の組合せとしては、
内周側の円弧の長さを外周側の円弧の長さよりも短くし
た形状(以下、扇形形状という)、内周側の円弧の長さ
を外周側の円弧の長さと同じとした形状(以下、短冊形
状という)、内周側の円弧の長さを外周側の円弧の長さ
よりも長くした形状(以下、逆扇形形状という)のいず
れか2以上の形状を組み合わせたものとする。これによ
り、冷却水の通路の形状の調節と台金先端の外周側と内
周側のチップ率の差の調節の自由度を大きくすることが
できる。 【0016】このように穿孔作用面の形状の異なるダイ
ヤモンドチップを組み合わせることによって、冷却水の
円滑な流れを維持したうえで、台金先端の外周側と内周
側のチップ率の差を小さくすることができる。これによ
り、ダイヤモンドチップの偏磨耗を抑制して、長期間に
わたって切れ味を維持し、コアビットの寿命を長くする
ことができる。 【0017】 【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施形態に
おけるコアビットの正面図、図2は台金先端側からみた
平面図である。 【0018】本実施形態のコアビット10は、パイプ状
台金11の先端に、穿孔作用面の形状の異なるダイヤモ
ンドチップ12aと12bを組み合わせて取り付けたも
のである。 【0019】パイプ状台金11は、基本的な構造は従来
のコアビットの台金と同様な、鋼製の台金である。この
パイプ状台金11の先端に、図2に示すように、穿孔作
用面の形状が短冊形状のダイヤモンドチップ12aと、
扇形形状のダイヤモンドチップ12bとを、交互に合計
6個配置している。 【0020】穿孔作用面の形状の異なるダイヤモンドチ
ップ12aと12bを隣り合うように配置したことによ
り、同じ扇形形状のダイヤモンドチップのみを配置した
従来のコアビットに比べると、台金先端の外周側と内周
側のチップ率の差を小さくすることができる。これによ
り、ダイヤモンドチップ12a,12bの内周側の磨耗
が外周側の磨耗より大きくなるのを抑制することができ
る。 【0021】この場合、隣り合うチップどうしの間隔
は、同じ扇形形状のダイヤモンドチップのみを配設した
場合に比べると、内周側の間隔が小さくなるが、チップ
そのものの周方向の長さと個数の調節により、冷却水の
円滑な流れを妨げないような冷却水通路を確保すること
が可能である。 【0022】図3は上記の第1の実施形態におけるダイ
ヤモンドチップ12a,12bの別の配置形態を示す図
である。同図(a)は、2個の短冊形状のダイヤモンド
チップ12aと、4個の扇形形状のダイヤモンドチップ
12bを配置したものであり、同図(b)は、2個の短
冊形状のダイヤモンドチップ12aと、6個の扇形形状
のダイヤモンドチップ12bを配置したものである。 【0023】図4は本発明の第2の実施形態におけるダ
イヤモンドチップの配置形態を示す図である。本実施形
態においては、2個の短冊形状のダイヤモンドチップ1
2aと、2個の扇形形状のダイヤモンドチップ12b
と、2個の逆扇形形状のダイヤモンドチップ12cとを
配置したものである。 【0024】図3(a),(b)および図4に示すダイ
ヤモンドチップの配置形態の場合も、第1の実施形態の
場合と同様に、従来のコアビットに比べて台金先端の外
周側と内周側のチップ率の差を小さくすることができ、
ダイヤモンドチップの内周側の磨耗が外周側の磨耗より
大きくなるのを抑制することができる。 【0025】 【発明の効果】本発明によって以下の効果を奏すること
ができる。 【0026】(1)穿孔作用面の形状の異なるダイヤモ
ンドチップを組み合わせることによって、冷却水の円滑
な流れを維持したうえで、台金先端の外周側と内周側の
チップ率の差を小さくすることができる。これにより、
ダイヤモンドチップの偏磨耗を抑制して、長期間にわた
って切れ味を維持し、コアビットの寿命を長くすること
ができる。 【0027】(2)ダイヤモンドチップの穿孔作用面の
形状を、内周側の円弧の長さを外周側の円弧の長さより
も短くした形状、内周側の円弧の長さを外周側の円弧の
長さと同じとした形状、内周側の円弧の長さを外周側の
円弧の長さよりも長くした形状のいずれか2以上を組み
合わせたものとすることにより、冷却水の通路の形状の
調節と台金先端の外周側と内周側のチップ率の差の調節
の自由度を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の第1の実施形態におけるコアビット
の正面図である。 【図2】 図1のコアビットの台金先端側からみた平面
図である。 【図3】 第1の実施形態におけるダイヤモンドチップ
の別の配置形態を示す図である。 【図4】 第2の実施形態におけるコアビットの台金先
端側からみた平面図図である。 【符号の説明】 10 コアビット 11 台金 12a,12b,12c ダイヤモンドチップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−95806(JP,A) 実開 昭63−166361(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21B 10/48 E21B 10/02 B23B 51/00 - 51/14

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 パイプ状台金の先端に複数個のダイヤモ
    ンドチップを取り付けたコアビットにおいて、穿孔作用
    面の形状が異なるダイヤモンドチップとして、内周側の
    円弧の長さを外周側の円弧の長さよりも短くした形状の
    ダイヤモンドチップ、内周側の円弧の長さを外周側の円
    弧の長さと同じとした形状のダイヤモンドチップ、内周
    側の円弧の長さを外周側の円弧の長さよりも長くした形
    状のダイヤモンドチップのいずれか2以上の形状のダイ
    ヤモンドチップを組み合わせて取り付けたことを特徴と
    するコアビット。
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