JP3081000B2 - カッターブレード - Google Patents

カッターブレード

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JP3081000B2
JP3081000B2 JP02404427A JP40442790A JP3081000B2 JP 3081000 B2 JP3081000 B2 JP 3081000B2 JP 02404427 A JP02404427 A JP 02404427A JP 40442790 A JP40442790 A JP 40442790A JP 3081000 B2 JP3081000 B2 JP 3081000B2
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延元 笠原
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有限会社カサノ工業
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28DWORKING STONE OR STONE-LIKE MATERIALS
    • B28D1/00Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor
    • B28D1/18Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by milling, e.g. channelling by means of milling tools
    • B28D1/186Tools therefor, e.g. having exchangeable cutter bits

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンクリート面等に
溝を形成するのに用いられるカッターブレードに関し、
詳しくは、10mm以上の比較的広巾の溝、特に雪解け
水の排水溝としての融雪溝を形成するのに好適なカッタ
ーブレードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】融雪溝の大きさは日本道路公団で指定さ
れており、図5に示すように、巾Wが50mmで、深さ
Dが40mmの規格となっている。このような融雪溝G
を例えばコンクリート面Cに形成する場合には、従来、
ほぼ一様の厚みを有するディスク状の回転基板の外周面
に例えば回転基板の厚みより若干厚い3mm程度の巾を
有する切削チップを固定したものが用いられている。そ
して、このようなカッターブレードで融雪溝Gを形成す
る場合、まず、形成すべき融雪溝の両端を切削して切削
チップの巾Nに対応する溝50を形成し、中央部に残る
芯部52をエアブレーカ等で砕いて除去することが行わ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な従来のものでは芯部を砕いて除去する工程とならざる
を得ないが、芯部を取り除いた後の除去面54は切削チ
ップによる切削面に比べて起伏の多い粗面となり、排水
性の低下とともに水の侵入による劣化を来し易い。この
ため、除去面54に乳剤等を塗布する表面処理を要して
いる。
【0004】また、このような表面処理に加えて、細巾
の溝を少なくとも2つ以上形成しなければならないとと
もに、溝形成後、芯部を除去しなければならないなど、
作業工程の多さと煩雑さを来していた。
【0005】そこで、この発明は、融雪溝等の広巾の溝
を少ない作業量で形成できるとともに滑らかな切削面を
得ることができ、表面処理等の手間を要することなく作
業能率の向上並びに排水性の向上を図れるカッターブレ
ードの提供をその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成すべく創案されたもので、その特徴は、中央部に駆
動軸への取付用孔とともに軸方向に突出する取付部とこ
の取付部から外周端近傍にかけて一定の厚みt1 を有す
る基本厚み部と外周端部に軸方向の厚みが漸増して最終
厚みt2 を有する厚肉部とが形成されている回転基板
と、この回転基板の外周面に周方向に等間隔に固着され
上記回転基板の回転方向における先端面が上記回転基板
の軸方向に対して傾斜を有し且つ先端面の外側端が鋭角
角部に形成され、併せて回転基板の厚肉部の両外側に切
削有効巾t3 を広巾として突出するとともに回転方向に
おいて切削有効巾t3 よりも狭巾t4 を有する略々並行
四辺形状の切削チップとが備えられている構成にある。
【0007】
【作用】この発明によれば、切削チップの切削有効巾を
例えば融雪溝等の広巾の溝巾と同等とすることにより、
融雪溝等が一回の切削作業で形成される。切削チップは
回転方向における先端面が軸方向に対して傾斜を有し且
つ狭巾となって等間隔に固着されるので、回転方向の切
削荷重が緩和され、融雪溝等を一回で切削し得る広巾と
したことによる切削抵抗の増大が回避される。また、切
削チップの傾斜する先端面が鋭角角部になって回転基板
から突出しているので、切削初期の切り込み力が向上す
る。
【0008】
【実施例】図1乃至図4はこの発明の一実施例を示すも
ので、融雪溝への適用例を示したものである。
【0009】融雪溝Gを形成するためのカッターブレー
ド2は、中央部にカッター装置の駆動軸(図示しない)
への取付用孔4を有する回転基板6と、この回転基板6
の外周面8に周方向に等間隔に固定される複数の切削チ
ップ10とから概略構成されている。
【0010】回転基板6は、例えば2枚のディスク1
2,14による重ね合わせ構造とすることができる。符
号15は両ディスク12,14間の締結ボルトを示す。
回転基板6の中央部位には、駆動軸への取付用孔4とと
もに軸方向に突出する取付部16が形成され、中央部か
ら外周側近傍にかけては一定の厚みt1 を有する基本厚
み部18が形成されている。そして、外周端部には、回
転基板6の軸方向に厚みが漸増して切削チップ10の巾
にわずかに小さく近似する最終厚みt2 を有する厚肉部
20が形成されている(図4参照)。なお、符号22は
カラー部材の固定ネジ用孔を示す。
【0011】切削チップ10は、例えばダイヤモンド粒
や立方晶窒化硼素粒等の超硬質砥粒をバインダを介して
焼結して形成されるもので、融雪溝Gを一回の切削工
程、すなわち、コンクリート面Cに対して40mmの深
さまで切り込んだ後カッター装置本体を所定距離移動さ
せる工程のみで形成するために、切削有効巾t3 は50
mmに設定されている。
【0012】また、回転方向(矢印R方向)における先
端面10aが軸方向に対してθ°傾斜する状態に設けら
れている。なお、この例では、傾斜角θを27°30′
とし、先端面10aに直角方向の巾t4 は約10mmと
して切削有効巾t3 に比較して狭くしている。また、径
方向の厚みt5 は約9mmとし、そのうちの2mm分相
当が外周面8に埋没する固着形態となっている。
【0013】また、切削チップ10は略平行四辺形の平
面を有する形状に形成されており、回転基板6の厚肉部
20よりも外側に突出した鋭角角部10bによって切削
初期における切込み性能の向上が得られるようになって
いる。この場合、対角線の反対側にも鋭角角部10bを
有するので正逆回転対応となる。
【0014】以上の構成とすることによって、融雪溝G
の形成を一回の切削工程で行うことができる。すなわ
ち、厚肉部20によって回転基板6に対する切削チップ
10の固着強度が保障され切削チップ10の先端面10
aが傾斜を有することによって、切削有効巾t3 を50
mmの広巾としたことによる切削抵抗の増大が緩和され
る。すなわち、この種のカッターブレードでは、ある程
度の切削効率を維持するには切削有効巾t3 は10mm
程度が限度とされ、それ以上では切削効率が極端に低下
し、あるいは切削不能を来すが、先端面10aの傾斜に
よって切削抵抗は低減される。
【0015】従って、一回の切削工程で規格に適合した
融雪溝Gを形成することができ、しかもすべての面が滑
らかな切削面となるので、乳剤等による表面処理が不要
となり、よって作業能率の大幅な向上と排水性の向上を
得ることができる。
【0016】また、この例で示すカッターブレード2
は、水冷機能を有する構造となっている。すなわち、図
2及び図3に明らかなように、回転基板6の中央部には
取付用孔4に連通して環状溝24が形成されており、こ
の環状溝24に連通して径方向に延びる放射状給水路2
6が形成されている。そして、厚肉部20には放射状給
水路26に連通して環状給水路28が形成されていると
ともに、この環状給水路28に連通して各切削チップ0
1間に開口する吐出口30が形成されている。
【0017】給水源から駆動軸を介して回転基板6の環
状溝24に送られる(公知技術のため省略する。)水L
は、放射状給水路26を経て環状給水路28に至り、吐
出口30から噴出する。水Lの噴出によって、切削チッ
プ10の摩擦熱による熱劣化が抑制されるとともに、切
削屑の排出が促進され、切削効率の向上がなされる。勿
論、水Lの他に空気等の冷却流体を使用することもでき
る。また、切削屑の処理は、本出願人による実願平1ー
83005号公報や実願平1ー128038号公報所載
の技術を利用することにより効率的に行うことがきる。
【0018】なお、この例では切削チップ10の特定形
状並びに特定傾斜度を示したが、これに限られるもので
はなく、支障のない切削効率を維持できる範囲で種々採
用できるものである。
【0019】
【発明の効果】この発明によれば、切削抵抗の増大によ
る不具合を来すことなく一回の切削工程で融雪溝等の広
巾の溝を形成することができ、且つ、形成面もすべて滑
らかな切削面となるので、作業能率の大幅な向上並びに
作業コストの低減を図ることができるとともに、溝の排
水性の向上を図ることができる。また、回転基板の外側
に切削チップを広い巾に突出させ、突出した鋭角角部の
部分と回転方向において狭巾として傾斜する先端面を間
隔をおいて固着したことによって、切削初期における切
込み性能の向上が得られ、回転方向の切削加重が緩和さ
れ、広巾であっても切削が確実に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るカッターブレードの一実施例を
示す使用状態の斜視図である。
【図2】この発明に係るカッターブレードの一実施例に
おける概要断面図である。
【図3】この発明に係るカッターブレードの一実施例に
おける部分概要側面図である。
【図4】この発明に係るカッターブレードの一実施例に
おける切削チップの配設状態を示す部分平面図である。
【図5】従来における融雪溝の形成状態を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
4 取付用孔 6 回転基板 8 外周面 10 切削チップ 10a 先端面 18 基本厚み部 20 厚肉部(外周端部) t1 一定の厚み t2 最終厚み t3 切削有効巾 t4 狭い巾

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部に駆動軸への取付用孔とともに軸
    方向に突出する取付部とこの取付部から外周端近傍にか
    けて一定の厚みt1 を有する基本厚み部と外周端部に軸
    方向の厚みが漸増して最終厚みt2 を有する厚肉部とが
    形成されている回転基板と、この回転基板の外周面に周
    方向に等間隔に固着され上記回転基板の回転方向におけ
    る先端面が上記回転基板の軸方向に対して傾斜を有し且
    つ先端面の外側端が鋭角角部に形成され、併せて回転基
    板の厚肉部の両外側に切削有効巾t3 を広巾として突出
    するとともに回転方向において切削有効巾t3 よりも狭
    巾t4 を有する略々並行四辺形状の切削チップとが備え
    られているカッターブレード。
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