JPH0644568Y2 - 工具の取付装置 - Google Patents

工具の取付装置

Info

Publication number
JPH0644568Y2
JPH0644568Y2 JP2723789U JP2723789U JPH0644568Y2 JP H0644568 Y2 JPH0644568 Y2 JP H0644568Y2 JP 2723789 U JP2723789 U JP 2723789U JP 2723789 U JP2723789 U JP 2723789U JP H0644568 Y2 JPH0644568 Y2 JP H0644568Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reamer
end surface
insertion hole
tool
central angle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2723789U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02117807U (ja
Inventor
義和 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2723789U priority Critical patent/JPH0644568Y2/ja
Publication of JPH02117807U publication Critical patent/JPH02117807U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0644568Y2 publication Critical patent/JPH0644568Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gripping On Spindles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、穿孔工具を着脱可能に取り付ける取付装置
に関する。
[従来の技術] 従来より、例えば、特開昭61−279407号公報に示される
ように、1台の加工装置に、面加工する第1の工具と、
穿孔加工するための第2の工具とを備え、これら第1及
び第2の工具を選択的に使用することにより、同一部材
に面加工と穿孔加工とを効率的に行なうことが出来るよ
うにする技術は知られている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の加工装置においては、
第2の工具としての穿孔工具の着脱動作が非常に面倒で
あり、例えば、穿孔する穴径を変更するため、第2の工
具を取り換えようとすると、その取り換え操作に時間が
かかり、全体の作業効率が悪くなる問題点が指摘されて
いる。
この考案は上述した課題に鑑みてなされたもので、この
考案の目的は、穿孔工具を簡単、且つ確実に着脱するこ
との出来る工具の取付装置を提供することである。
[課題を解決するための手段] 上述した課題を解決し、目的を達成するため、この考案
に係わる工具の取付装置は、穿孔工具を着脱可能に取り
付ける取付装置において、この穿孔工具の後部に形成さ
れた係止部と、この係止部が挿入される挿入孔が前端面
に形成された工具取付軸と、この挿入孔内に配設され、
この挿入孔内に挿入された穿孔工具の係止部を前方に付
勢する付勢部材とを具備し、前記係止部は、後端に所定
の第1の中心角度を有して形成された第1の切り欠き部
と、この第1の切り欠き部の前方に隣接して、前記第1
の中心角度より大きな第2の中心角度を有して形成され
た第2の切り欠き部と、第1の切り欠き部により規定さ
れる凸部の前端面に、前記第1の中心角度よりも小さい
第3の中心角度を有して形成された凹部とを備え、前記
挿入孔の入口部には、前記第1の切り欠き部が軸方向に
沿つて嵌入されると共に、前記凹部内に嵌合し、前記第
2の切り欠き部の軸方向長さより短い軸方向長さを有す
るように形成された突起部が形成されている事を特徴と
している。
[作用] 以上のように構成される工具の取付装置においては、穿
孔工具の取り付けに際して、先ず、穿孔工具の後端に形
成された第1の切り欠き部を、軸方向に沿つて突起部に
嵌入させつつ、付勢部材の付勢力に抗して挿入孔内に挿
入し、第2の切り欠き部の前端面を規定する起立面が、
突起部の前端面に当接した時点で、第2の切り欠き部内
において開放された所の、突起部の一方の面が、第2の
切り欠き部の底面に当接するまで、穿孔工具を穿孔時に
おける回転方向と同じ方向に回転する。
この後、この穿孔工具の挿入力を解除することにより、
この穿孔工具は、付勢部材の付勢力により前方に偏倚し
て、第1の切り欠き部により規定される凸部の前端面に
形成された凹部内に、突起部は嵌合することになる。こ
のようにして、工具取付軸と穿孔工具とは、前方への抜
けが阻止された状態で、何れの回転方向に関しても一体
的に回転することになる。即ち、この穿孔工具は工具取
付軸に確実に取り付けられた状態となる。
一方、この穿孔工具の取り外しに際しては、付勢部材の
付勢力に抗して穿孔工具を挿入孔内に押し込み、一旦、
逆方向に回転する。そして、第2の切り欠き部の底面
に、突起部の他方の面が当接した状態で、穿孔工具の押
し込み力を解除すると、付勢部材の付勢力により、穿孔
工具は挿入孔から前方に押し出され、工具取付軸から外
れることになる。
[実施例] 以下に、この考案に係わる工具の取付装置の一実施例の
構成を添付図面を参照して、詳細に説明する。
この一実施例の取付装置10は、第1図に示すように、第
1及び第2の工具12,14を備えた加工装置16に設けられ
ている。先ず、この加工装置16の概略について説明す
る。
この加工装置16は第1図に示すように、被加工物として
のシリンダヘツド18における吸気ポートまたは排気ポー
トでの、弁座20の端面加工及び弁ステムのガイド穴22の
穿孔加工を行なうことが出来るように構成されている。
即ち、この加工装置16には、端面加工用の第1の工具と
してのスローアウエイチツプ12と、穿孔加工用の第2の
工具としてのリーマ14とが備えられている。
即ち、この加工装置16は周知の構成であるため、その詳
細な説明は省略するが、先端部の周囲に等間隔にスロー
アウエイチツプ12が固定された加工本体18を備えてい
る。この加工本体18は、図示しない駆動源により第1の
回転数で回転駆動されるよう構成されている。一方、こ
の加工本体18の中心部には、軸方向に沿つて、リーマ14
が挿通される挿通孔24が形成されている。
また、この加工本体18の後部には、これの中心軸と同軸
な状態で円筒状の凹部26が形成されており、この凹所26
は、上述した挿通孔24と連通している。また、この凹所
26内には、リーマ14を回転駆動すると共に、軸方向に沿
つて送り駆動するための取付軸28が配設されている。こ
の取付軸28は、上述した駆動源により回転駆動されるも
のであるが、スローアウエイチツプ12の回転数とは異な
る第2の回転数で回転駆動されるよう設定されている。
尚、この取付軸28の軸方向に沿う送り動作は、回転駆動
する駆動源とは異なる駆動源により行なわれるものであ
る。
ここで、この一実施例の取付装置10は、このリーマ14を
取付軸28に着脱自在に取り付けるためのもので、取付軸
28の前端面に開口し、リーマ14の後端部が挿入される挿
入孔30と、この挿入孔30内に配設され、当て部材32を介
して挿入されたリーマ14を軸方向に沿つて矢印Aで示す
ように前方に付勢するコイルスプリング34と、取付軸28
の前端面にボルト36を介して固着された固定用金具38
と、リーマ14の後部に形成され、この固定用金具38に係
合する係止部40とから構成されている。
以下に、この取付装置10の構成を詳細に説明する。
この取付装置10においては、第2図に示すように、固定
用金具38は、取付軸28に形成された挿入孔30と整合した
状態で形成された嵌合穴42が、軸方向に貫通した状態で
形成されている。この嵌合穴42には、内周面から中心に
向けて突出した状態で、突起部44が一体的に形成されて
いる。
ここで、この突起部44の中心角度は、約78度に設定され
ている。即ち、この固定用金具38に形成された嵌合穴42
は、約282度に渡る円弧状の内周面42aと、突起部44にお
ける矢印Aで示す方向に見ての時計方向側の一方の端面
42bと、反時計方向側の他方の端面42cとから構成されて
いる。尚、この固定用金具38の軸方向に沿う長さは、符
号l1で示すように第1の長さに設定されている。
また、上述した係止部40は、約90度の中心角度を有する
と共に、軸方向に沿う第2の長さl2を有するようにリー
マ14の後端部の外周面に形成された第1の切り欠き部46
を備えている。即ち、この第1の切り欠き部46は、時計
方向側の一方の端面46aと、反時計方向側の他方の端面4
6bとから、両者を互いに約90度離間した状態で構成され
ている。
そして、この第1の切り欠き部46の前方に隣接して、リ
ーマ14の外周面には、約180度の中心角度を有して第2
の切り欠き部48が形成されている。ここで、この第2の
切り欠き部48は、略平坦に形成された中心を通る底面48
aと、前端面を規定する一方の起立面48bと、後端面を規
定する他の起立面48cとから囲まれるようにして構成さ
れている。
尚、この第2の切り欠き部48の軸方向の長さは、符号l3
で示すように、第1の長さl1よりも短い第3の長さに設
定されている。
ここで、第1の切り欠き部46の他方の端面46bと、第2
の切り欠き部48の底面48aとは、同一面から面一に設定
されている。この結果、見方を換えれば、リーマ14の後
端部には、これら他方の端面46b及び底面48aから構成さ
れる所の直径を通る平面上に、側面略1/4円に相当する
凸部50が、軸方向に沿つて第2の長さl2だけ延出した状
態で一体的に形成されていると表現することも出来る。
従つて、上述した他方の起立面48cは、この凸部50の前
端面を規定すると見ることが出来るものである。
一方、この凸部50の前端面48aには、底面48aから約80度
の中心角を有する扇状に、軸方向の長さl4の深さを有す
る凹部52が形成されている。即ち、この凹部52は、上述
した第2の切り欠き部48の底面48aの延出面として規定
される時計方向側の一方の端面52aと、上述した他方の
端面48cより長さl4だけ後方に偏倚された底面52bと、反
時計方向側の他方の端面52cとから構成されている。換
言すれば、この底面52bには、これの反時計方向側の端
縁から前方に向けて、約10度の中心角度で扇状の係止片
54が一体的に形成されていると表現することが出来るこ
とになる。
以上のように構成される取付装置10において、以下に、
穿孔工具14の取付軸28への着脱動作を説明する。
リーマ14の取り付け動作に際して、先ず、リーマ14の後
端に形成された係止部40の第1の切り欠き部46を、軸方
向に沿つて後方に向けて(即ち、矢印Aで示す方向とは
反対の方向に向けて)、突起部44に嵌入させつつ、固定
用金具38の嵌合穴42内に挿入する。この結果、第1の切
り欠き部46の一方の端面46aと、突起部44を規定する一
方の端面42bとが、また、第1の切り欠き部46の他方の
端面と、突起部44を規定する他方の端面42cとが、夫々
互いに摺接しつつ、リーマ14の後部は、固定用金具38を
介して、取付軸28の挿入孔30内に挿入されることとな
る。
この後、この挿入動作を続けると、このリーマ14の後端
面は当て部材32を介してコイルスプリング34に当接し、
このコイルスプリング34の付勢力に抗して、更に、挿入
孔30内に挿入されることとなる。そして、第3図に示す
ように、第2の切り欠き部48の前端面を規定する起立面
48bが、固定用金具38に形成された突起部44の前端面に
当接して時点で、一旦、この挿入動作は中断される。
ここで、図示の都合上、第3図以降においては、固定用
金具38における隠れ線は破線で示し、また、係止部40に
おける隠れ線は一点鎖線で示している。
尚、このように第2の切り欠き部48の起立面48b、が突
起部44の前端面に当接した時点で、第3図に示すよう
に、突起部44は全体として第2の切り欠き部48内に入り
込み、突起部44を規定する一方の端面42bは、第2の切
り欠き部48内で開放されることとなる。
そして、第2の切り欠き部48内において開放された所
の、突起部44を規定する一方の端面42bが、第4図に示
すように、第2の切り欠き部48の底面48aに当接するま
で、リーマ14を時計方向(正方向;即ち、穿孔時におけ
るリーマ14の回転方向と同一方向))に回転する。この
後、このリーマ14の挿入力を解除することにより、この
リーマ14は、コイルスプリング34の付勢力により矢印A
で示す方向に沿つて前方に偏倚して、第5図に示すよう
に、凸部52の前端面、及び第2の切り欠き部48の後端面
を規定する起立面48cに形成された凹部52内に、突起部4
4は嵌合することになる。
尚、この第5図から明かなように、突起部44の凹部52内
への嵌合に伴ない、突起部44の前端面は、第2の切り欠
き部48の前端面を規定する一方の起立面48bから、所定
の間隙g(g=l3+l4−l1)だけ後方に離間することに
なる。
このようにして、取付軸28とリーマ14とは、前方への抜
けが阻止された状態で、何れの回転方向に関しても一体
的に回転することになる。
即ち、突起部44を規定する一方の端面42bは、第2の切
り欠き部48の底面48a及び凹部52の一方の端面52aに対向
し、また、突起部44を規定する他方の端面42cは、凹部5
2の他方の端面52cに対向し、この結果、突起部44は、両
端面52a,52cにより挾持されることとなる。このように
して、このリーマ14は取付軸28に確実に取り付けられた
状態となる。
この取り付け状態において、穿孔動作を開始すべく、取
付軸28が時計方向に回転駆動され始めると、この取付軸
28に一体的に固着された固定用金具38も時計方向に回転
し始めることとなる。この結果、突起部44を規定する一
方の端面42bは、第2の切り欠き部48の底面48a及び凹部
52の一方の端面52aに当接し、リーマ14を時計方向に一
体的に回転させることとなる。そして、この回転状態が
維持されたままで、取付軸28が矢印Aで示す前方に送ら
れることにより、リーマ14はスラスト力を受けて、これ
の先端が被加工物の表面に当接して、実際の穿孔動作が
開始される。
尚、この実際の穿孔動作に際して、リーマ14は、矢印A
で示すようにスラスト方向とは反対の方向に反力を受
け、全体として、コイルスプリング34の付勢力に抗し
て、上述した間隙gだけ後退することになる。しかしな
がら、この一実施例においては、この間隙gだけリーマ
14が後方に偏倚した時点で、第4図に示すように、第2
の切り欠き部48の前端面を規定する一方の起立面48b
が、突起部44の前端面に当接し、この状態で、スラスト
方向の力が受けられることになる。このようにして、第
4図に示す状態で、穿孔動作が行なわれることになる。
そして、このような穿孔動作が終了すると、取付軸28に
よるリーマ14を前方に送るスラスト力が解除されるの
で、コイルスプリング34の付勢力により、リーマ14は前
方に間隙gだけ送られ、再び、第5図に示す状態とな
る。この第5図に示す状態において、リーマ14を被加工
物18から抜き取る場合には、リーマ14に形成されたねじ
刃の螺刻状態に基づき、リーマ14は反時計方向に沿う反
力を受けることになる。
しかしながら、この一実施例においては、リーマ14が反
時計方向の回転力を受けたとしても、突起部44を規定す
る他方の端面42cが、凹部52の他方の端面52cに当接し
て、それ以上の回転が禁止されることになる。このよう
にして、リーマ14の抜き取り動作時においては、突起部
44が凹部52内に完全に嵌合することにより、リーマ14の
取付軸28からの脱落は確実に防止されることとなる。
一方、このリーマ14の取付軸28からの取り外しに際して
は、第5図に示す状態から、コイルスプリング34の付勢
力に抗してリーマ14を挿入孔30内に押し込み、第4図に
示す状態にもたらす。そして、一旦、逆方向(反時計方
向)にリーマ14を回転し、第3図に示す状態にもたら
す。
この後、第2の切り欠き部48の底面48bに、突起部44を
規定する他方の端面42cが当接した状態で、リーマ14の
押し込み力を解除すると、コイルスプリング34の付勢力
により、リーマ14は挿入孔30から矢印Aで示すように、
前方に押し出され、取付軸28及び固定用金具38から外れ
ることになる。
以上詳述したように、この一実施例においては、リーマ
14の取り付けに際しては、単に、リーマ軸14を把持し、
これをコイルスプリング34の付勢力に抗して挿入孔30内
に押し込み、完全に押し込んだ状態で、リーマ14による
穿孔方向と同一方向にリーマ14を回転させ、この回転が
係止された時点で、リーマ14の把持を解除することによ
り、このリーマ14の取付軸28への取り付けは完了するこ
とになる。
一方、リーマ14の取り外しに際しては、リーマ14を把持
して、これをコイルスプリング34の付勢力に抗して後方
に押し込み、完全に押し込んだ状態で、穿孔方向とは逆
方向にリーマ14を回転させ、この回転が係止された時点
で、リーマ14の把持を解除することにより、リーマ14は
コイルスプリング34の付勢力により前方に押し出され、
挿入孔30から抜き取り可能な状態となる。
このようにして、この一実施例においては、簡単な動作
で、リーマ14を取付軸28に対して着脱することが出来、
取り換え操作が短時間で済み、全体の作業効率が極めて
向上することになる効果が達成されることになる。
また、上述した一実施例においては、リーマ14が取付軸
28に取り付けられた状態は、被加工物18への穿孔動作に
おいても、また、被加工物18からのリーマ14の抜き取り
動作においても、確実に維持され、これら動作を損なう
ことが無いようになされている。
この考案は、上述した一実施例の構成に限定されること
なく、この考案の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能
であることは言うまでもない。
例えば、上述した一実施例においては、穿孔工具14とし
て、リーマを用いるように説明したが、この考案は、こ
のような構成に限定されることなく、ドリルを用いる場
合にも同様に適用できるものである。
上述した一実施例においては、加工装置16は、第1及び
第2の2種類の工具を備えるように説明したが、この考
案は、このような構成に限定されることなく、第2の工
具としての穿孔工具のみを備える構成であつても良いこ
とは言うまでもない。
[考案の効果] 以上詳述したように、この考案に係わる工具の取付装置
は、穿孔工具を着脱可能に取り付ける取付装置におい
て、この穿孔工具の後部に形成された係止部と、この係
止部が挿入される挿入孔が前端面に形成された工具取付
軸と、この挿入孔内に配設され、この挿入孔内に挿入さ
れた穿孔工具の係止部を前方に付勢する付勢部材とを具
備し、前記係止部は、後端に所定の第1の中心角度を有
して形成された第1の切り欠き部と、この第1の切り欠
き部の前方に隣接して、前記第1の中心角度より大きな
第2の中心角度を有して形成された第2の切り欠き部
と、第1の切り欠き部により規定される凸部の前端面
に、前記第1の中心角度よりも小さい第3の中心角度を
有して形成された凹部とを備え、前記挿入孔の入口部に
は、前記第1の切り欠き部が軸方向に沿つて嵌入される
と共に、前記凹部内に嵌合し、前記第2の切り欠き部の
軸方向長さより短い軸方向長さを有するように形成され
た突起部が形成されている事を特徴としている。
従つて、この考案によれば、穿孔工具を簡単、且つ確実
に着脱することの出来る工具の取付装置が提供されるこ
とになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係わる工具の取付装置の一実施例が
適用される加工装置の構成を示す縦断面図; 第2図は取付装置を構成する固定用金具と係止部とを、
取付前の状態で取り出して示す斜視図; 第3図は固定用金具と係止部とを、リーマを単に後方に
押し込んだ状態で示す斜視図; 第4図は固定用金具と係止部とを、第3図に示す状態か
らリーマを正方向に回転した状態で示す斜視図;そし
て、 第5図は固定用金具と係止部とを、第4図に示す状態か
らリーマを前方に偏倚した状態で示す斜視図である。 図中、10…取付装置、12…第1の工具(スローアウエイ
チツプ)、14…第2の工具(リーマ)、16…加工装置、
18…被加工物(シリンダヘツド)、20…弁座、22…ガイ
ド穴、24…挿通孔、26…凹所、28…取付軸、30…挿入
孔、32…当て部材、34…コイルスプリング、36…ボル
ト、38…固定用金具、40…係止部、42…嵌合穴、42a…
内周面、42b…一方の端面、42c…他方の端面、44…突起
部、46…第1の切り欠き部、46a…一方の端面、46b…他
方の端面、48…第2の切り欠き部、48a…底面、48b…一
方の起立面、48c…他方の起立面、50…凸部、52…凹
部、52a…一方の端面、52b…底面、52c…他方の端面、5
4…係止片である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】穿孔工具を着脱可能に取り付ける取付装置
    において、 この穿孔工具の後部に形成された係止部と、 この係止部が挿入される挿入孔が前端面に形成された工
    具取付軸と、 この挿入孔内に配設され、この挿入孔内に挿入された穿
    孔工具の係止部を前方に付勢する付勢部材とを具備し、 前記係止部は、後端に所定の第1の中心角度を有して形
    成された第1の切り欠き部と、この第1の切り欠き部の
    前方に隣接して、前記第1の中心角度より大きな第2の
    中心角度を有して形成された第2の切り欠き部と、第1
    の切り欠き部により規定される凸部の前端面に、前記第
    1の中心角度よりも小さい第3の中心角度を有して形成
    された凹部とを備え、 前記挿入孔の入口部には、前記第1の切り欠き部が軸方
    向に沿つて嵌入されると共に、前記凹部内に嵌合し、前
    記第2の切り欠き部の軸方向長さより短い軸方向長さを
    有するように形成された突起部が形成されている事を特
    徴とする工具の取付装置。
JP2723789U 1989-03-13 1989-03-13 工具の取付装置 Expired - Fee Related JPH0644568Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2723789U JPH0644568Y2 (ja) 1989-03-13 1989-03-13 工具の取付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2723789U JPH0644568Y2 (ja) 1989-03-13 1989-03-13 工具の取付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02117807U JPH02117807U (ja) 1990-09-20
JPH0644568Y2 true JPH0644568Y2 (ja) 1994-11-16

Family

ID=31249555

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2723789U Expired - Fee Related JPH0644568Y2 (ja) 1989-03-13 1989-03-13 工具の取付装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0644568Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6185972B2 (ja) * 2015-11-16 2017-08-23 本田技研工業株式会社 工具ホルダ、加工工具、及び工作機械

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02117807U (ja) 1990-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0522202B1 (en) Drilling tool
JPS643633B2 (ja)
EP1404476B1 (en) Apparatus for cutting tools
JP3843237B2 (ja) ホールソー
JPH0644568Y2 (ja) 工具の取付装置
CN100366398C (zh) 钻孔和/或锤击工具
EP1551585A1 (en) Spur point drill insert
JPH079210A (ja) 工具保持用チャック
JP2006305673A (ja) ツールホルダ
JPH0768475A (ja) 取り外しスロットを具えた工具ホルダ
JP4272455B2 (ja) スローアウェイ式回転切削工具
JP3169339B2 (ja) 工具着脱装置
JP2008302445A (ja) バリ除去方法、バリ除去工具及びバリ除去装置
JPH10277824A (ja) コアドリル
JP4511661B2 (ja) 穴開け工具及びその製造方法
JP3265335B2 (ja) 工具ホルダ
WO2021177388A1 (ja) 加工工具
JP3939146B2 (ja) 切削工具装置
JPH0634916Y2 (ja) ツ−ルホルダ−の誤装着防止装置
JPH0731252U (ja) 工具ホルダーの流体供給装置
JPH0214889Y2 (ja)
JPH0750085Y2 (ja) 加工工具保持装置
JP2004050352A (ja) 工具の角状シャンク用チャック
JP2001009617A (ja) スローアウェイ式切削工具
JP6110471B1 (ja) 焼嵌め式工具ホルダと周方向位置表示器の組み合わせ構造、および周方向位置表示器

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees