JPH064434B2 - 自転車用キヤリパ−ブレ−キ装置 - Google Patents

自転車用キヤリパ−ブレ−キ装置

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JPH064434B2
JPH064434B2 JP17058986A JP17058986A JPH064434B2 JP H064434 B2 JPH064434 B2 JP H064434B2 JP 17058986 A JP17058986 A JP 17058986A JP 17058986 A JP17058986 A JP 17058986A JP H064434 B2 JPH064434 B2 JP H064434B2
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JP
Japan
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spring
arms
fixed shaft
arm
brake device
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JP17058986A
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JPS6328781A (ja
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寿治 吉貝
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Yoshigai Kikai Kinzoku KK
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Yoshigai Kikai Kinzoku KK
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自転車用キャリパーブレーキ装置に係り、よ
り具体的にサイドプル型式で、戻しバネを内蔵した新し
いタイプのブレーキ装置の提供に関する。
(従来の技術) 一般にサイドプル式キャリパーブレーキ装置は、第5図
に示す如く、Y型の第1アーム30とC型の第2アーム31
とを備え、両アーム30,31が固定軸32回りに揺動自在に
支持されている。各アーム30,31はアウター、インナー
ワイヤー(図示省略)の各々が接続され、インナーワイ
ヤーの牽引によって制動すべく構成されている。
この構成のものは両アーム30,31を互いに離反する方向
に付勢する戻しバネ33(所謂眼鏡バネ)が両アーム30,3
1の背面側に設けられ、該バネ33はその中央部がバネ保
持体34に保持されると共に、その遊端部は、第6図に示
す如く、各アーム30,31に取付けられたピン36の切欠部3
5に内側から弾発的に係合されている。
前記構成のブレーキ装置で制動を行なわせるには、戻し
バネ33に抗してアーム30,31を内側方へ揺動させるので
あるが、この際、バネ33の遊端部は互いに内側方に移行
されると同時に、ピン36に対して矢印方向に摺動し、こ
の当接部分に大きな摩擦抵抗が生じていた。そこでこの
当接部分にグリースを供給して、摩擦抵抗の軽減を図っ
ていたが、この当接部分が露出されていることから、長
期間の使用においては結局当接部分が摩耗され、制動操
作が重くなり制動がスムーズに行なわれないばかりか、
きしみ音の発生及び片利きの原因にもなっていた。
そこで、前記の欠点を補うものとして、この当接部分の
摩擦抵抗を軽減する構造のものが、実公昭51-25416号公
報にに開示されている。この構造のものは、第7図に示
す如く、ピン36には固設又は回転自在に取付けられたロ
ーラ状のバネ受け37に、前記バネ33の遊端部が当接され
ており、各遊端部表面に合成樹脂層38が形成されてい
る。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、前述のバネ受け37を具備したものにおいて、
例えばバネ受け37がピン36に固設されている場合、やは
りバネ33はバネ受け37を摺動せざるをえない。他方、バ
ネ受け37が回転自在の場合、バネ受け37に泥等が付着す
ると、バネ受け37の回転がスムーズに行なわれない場合
があったり、また長期使用によりピン36とバネ受け37間
にガタが生じてしまうことから、これらの両場合におい
ても制動の際におけるバネ33とピン36間の摺動部分の摩
擦抵抗の軽減を十分に期待できるものではなかった。
さらに、バネ33を保持するバネ保持体34を必要とするの
と、摺動部分にバネ受け37等を設けてあるので、構造を
複雑化してしまい生産性に問題があった。
また、バネ33はアーム30,31の外部背面に取付けられて
いるため、錆発生の原因となるのと、泥等の付着により
その機能が十分に発揮できなかった。
さらに、ピン36が外部に突出されているので、き損の恐
れがあった。
本発明は、前述の従来の問題点に鑑みて、制動操作を長
期にわたっても、常に軽く行え得ると共に、本来サイド
プルの欠点である片利きを助長するのを好適に防止し、
併せてきしみ音を簡単な構造で防止し、制動をスムーズ
に行なうことのできる新しいタイプのブレーキ装置を提
供することを目的とする。
(問題を解決するための手段) 本発明が前記目的を達成するために講じた技術的手段は
次の通りである。
車輪のリムに接離するブレーキシュ5,5を備えた第1ア
ーム3と第2アーム6のボス部7,8が、固定軸1にそれ
ぞれ揺動自在に軸支され、アーム3,6を互いに離反する
方向に付勢するようにしたものにおいて、 前記各アーム3,6のボス部7,8の対向面側に、固定軸1に
おける軸心回りに凹部9,10を設け、この凹部9,10により
バネ収納室11が形成され、該バネ収納室11内に、固定軸
1に外嵌されたコイル戻しバネ17が収納され、該バネ17
の両脚18,18が、各々アーム3,6のボス部7,8に係合され
ていると共に、一方、各ボス部7,8に対応しかつ固定軸
1と相対回動不能であり、更にアーム3,6の揺動範囲を
決めるバネ逃がし部16を設けた回り止め体12,13の、該
バネ逃がし部16に挿入係合されている点にある。
(作用) 第1図及び第2図において、制動時以外の場合には、回
り止め体12,13こ小判孔14,14が、固定軸1のアーム保持
部2に係合されていることから、回り止め体12,13は固
定軸1と相対回動不能とされている。一方、コイル戻し
バネ17の両脚18,18は、回り止め体12,13のバネ逃がし部
16,16に挿通されると共に、アーム3,6のボス部7,8に係
合され、バネ17はアーム3,6を互いに離反しようとする
が、両脚18,18がバネ逃がし部16,16の一端にそれぞれ当
接されて、アーム3,6の姿勢が維持され、ブレーキ装置
は、固定軸1の軸心回りに回動するのを防止されてい
る。
制動の場合には、インナーワイヤーの牽引によって各ア
ーム3,6は、バネ17の付勢に抗する方向に揺動され、前
記バネ逃がし部16,16の範囲内を両脚18,18が移動し、こ
の範囲内でアーム3,6の姿勢変更が可能とされ制動が行
なわれる。
(実施例) 本発明の実施例を図面を参照して詳述する。
第1図及び第2図は第1実施例を示し、第1図は自転車
用キャリパーブレーキ装置(サイドプル型)の分解斜視
図を示し、同図において、1は固定軸で、自転車側に固
定され、その前部に断面小判状に形成されたアーム保持
部2を有している。
3は小アーチ又はY字アーチと呼ばれる第1アームで、
その一端にホルダ4を介してブレーキシュ5を有する。
6は大アーチ又はC字アーチと呼ばれる第2アームで、
その一端にホルダ4を介してブレーキシュ5を有する。
前記第1アーム3の端部のボス部7と、第2アーム6の
中途部のボス部8が、互いに重ね合わされるように固定
軸1のアーム保持部2にそれぞれ揺動自在に挿通支持さ
れている。各ボス部7,8には、互いの対向面に固定軸1
における軸心回りに凹部9,10がそれぞれ設けられ、該凹
部9,10によりバネ収納室11が形成されている。
12,13は回り止め体で、一側が閉塞された筒状を有し、
各アーム3,6の凹部9,10に内嵌され、かつ、該回り止め
体12,13は前記アーム保持部2の断面形状と略同等の小
判孔14が、その側壁15,15′に設けられ、該小判孔14を
介して、回り止め体12,13は固定軸1に相対回動不能に
外嵌されている。さらに、前記側壁15,15′には円弧状
の通孔としたバネ逃がし部16,16が設けられている。
17はコイル戻しバネで、前記バネ収納室11内に収納さ
れ、かつ、ブッシュ24を介して固定軸1に外嵌されてい
る。該バネ17の両脚18,18が、前記回り止め体12,13のバ
ネ逃がし部16,16内に挿通されていると共に、各アーム
3,6のボス部7,8に挿入支持され、該両脚18,18はバネ17
の弾発力で逃がし部16,16の各一端に当接されて、各ア
ーム3,6の姿勢を維持し、ここに両アーム3,6からなるブ
レーキ装置全体が固定軸1の軸心回りに回動するのを防
止している。
19は平座金で、固定軸1のフランジ1′と第1アーム3
に挟持され、20はセンターリングで、各アーム3,6のボ
ス部7,8間に介在されている。21は平座金で、偏平ナッ
ト22と第2アーム6に挟持され、23はナットで、ネジ部
を介して固定軸1に螺合されている。
以上の構成において、回り止め体12,13と固定軸1の回
動防止構造としては、第1実施例に限定されるものでは
なく、要するに回り止め体12,13と固定軸1が相対回動
不能であればよい。
また、前記バネ収納室11内にグリースを充填しておけ
ば、バネ17の防錆及び、制動の際の潤滑効果が得られ
る。
第3図は第2実施例を示し、第1実施例が筒状の回り止
め体12,13を使用したのに対し、平座金の回り止め体12,
13を使用したものである。
第4図は第3実施例を示し、厚手の平座金の回り止め体
12,13が両アーム3,6を挟持した構造としたものである。
(発明の効果) 本発明は、第1、第2アーム3,6のボス部7,8の対向面側
に、固定軸1における軸心回りに凹部9,10を設け、この
凹部9,10によりバネ収納室11が形成され、該バネ収納室
11内に、コイル戻しバネ17が収納されているので、バネ
17は外部から保護されて、錆る機会が少ないのと、泥等
の付着も防止され、バネ17の機能が十分に発揮される。
さらに、バネ17が内蔵されていることから、外観上のシ
ンプル化が図られ、体裁のよいブレーキ装置が提供でき
る。
また、固定軸1に外嵌されたコイル戻しバネ17の両脚1
8,18が、各アーム3,6のボス部7,8に係合され、アーム3,
6を互いに離反する方向に付勢しているので、バネ17の
付勢に抗して制動を行なう際に、従来のような戻しバネ
とピンとの摺動がなく、この摺動部分に生じていた摩擦
抵抗が解消され、制動操作が軽く行なえる。さらに、従
来のバネとピンの摩耗が起因していた、片利き及びきし
み音が防止される。
また、各ボス部7,8に対応しかつ固定軸1と相対回動不
能であり、更にアーム3,6の揺動範囲を決めるバネ逃が
し部16を設けた回り止め体12,13の、該バネ逃がし部16
に、固定軸1に外嵌されたコイル戻しバネ17の両脚18,1
8が挿入係合されているので、バネ17は固定軸1に保持
され、かつ、固定軸1の軸心回りにブレーキ装置が回動
不能とされることから、従来使用されていたバネ保持体
が不要となり、構造を複雑にすることなく、前述の効果
の得られる新しいタイプのブレーキ装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の第1実施例を示し、第1図
はブレーキ装置の分解斜視図、第2図は同組立時の縦断
面図、第3図及び第4図は第2実施例及び第3実施例を
それぞれ示す要部縦断面図、第5図乃至第7図は従来例
を示し、第5図は全体背面図、第6図及び第7図は要部
拡大説明図である。 1…固定軸、3…第1アーム、5…ブレーキシュ、6…
第2アーム、7,8…ボス部、9,10…凹部、11…バネ収納
室、12,13…回り止め体、16…バネ逃がし部、17…コイ
ル戻しバネ、18,18…両脚。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輪のリムに接離するブレーキシュ5,5を
    備えた第1アーム3と第2アーム6のボス部7,8が、固
    定軸1にそれぞれ揺動自在に軸支され、アーム3,6を互
    いに離反する方向に付勢するようにしたものにおいて、 前記各アーム3,6のボス部7,8の対向面側に、固定軸1に
    おける軸心回りに凹部9,10を設け、この凹部9,10により
    バネ収納室11が形成され、該バネ収納室11内に、固定軸
    1に外嵌されたコイル戻しバネ17が収納され、該バネ17
    の両脚18,18が、各アーム3,6のボス部7,8に係合されて
    いると共に、一方、各ボス部7,8に対応しかつ固定軸1
    と相対回動不能であり、更にアーム3,6の揺動範囲を決
    めるバネ逃がし部16を設けた回り止め体12,13の、該バ
    ネ逃がし部16に挿入係合されていることを特徴とする自
    転車用キャリパーブレーキ装置。
JP17058986A 1986-07-19 1986-07-19 自転車用キヤリパ−ブレ−キ装置 Expired - Lifetime JPH064434B2 (ja)

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