JPH064418Y2 - テープ弛み除去装置を備えたカセットテープレコーダ - Google Patents

テープ弛み除去装置を備えたカセットテープレコーダ

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JPH064418Y2
JPH064418Y2 JP1990062000U JP6200090U JPH064418Y2 JP H064418 Y2 JPH064418 Y2 JP H064418Y2 JP 1990062000 U JP1990062000 U JP 1990062000U JP 6200090 U JP6200090 U JP 6200090U JP H064418 Y2 JPH064418 Y2 JP H064418Y2
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JP
Japan
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tape
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reel
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zero
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JP1990062000U
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晃 今村
真吾 竹浪
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ナカミチ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、コンパクトカセットテープレコーダ、マイク
ロカセットテープレコーダ等のカセットテープを使用す
るカセットテープレコーダに関し、特にテープ弛み除去
装置を備えたカセットテープレコーダに関する。
[従来の技術] コンパクトカセットテープやマイクロカセットテープの
ごとく、リールハブの回転規制手段を有さない構造のカ
セットテープにあっては、専用の収納ケースに入れない
状態で振動、衝撃を加えると、リールハブが回転してカ
セット内部でテープが弛むことがあり、この弛みが生じ
たカセットテープをカセットテープレコーダに装着して
再生もしくは録音状態にすると、テープ走行の不安定や
テープ伸び等の原因となる問題が発生する。
そこで、従来からカセットテープレコーダにカセットテ
ープを装着した時、少なくともどちらか一方のリール軸
を所定時間回転させ、テープの弛みを除去していた。
しかしながら、単に一方のリール軸を所定時間回転させ
てテープの弛みを除去しているので、テープの弛みが殆
どないとテープ位置が大きく変化する欠点があった。
そこで、本願出願人は供給側リール軸と巻取側リール軸
とを交互に同一時間回転させ、テープ位置の変化を最小
限としたテープ弛み除去装置を実開昭61−21036
号公報によって提案した。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上述のテープ弛み除去装置においてもテ
ープ位置が略中間にあればよいが、テープ位置が巻始め
や巻終りに近いと、テープ巻径が大きく相違することか
ら、テープ弛み除去動作によりテープ位置が変化してし
まい上述の欠点は完全に解消されていなかった。
したがって、プログラムの頭出しが行われたカセットテ
ープをテープレコーダに装着すると、テープ弛み除去動
作によりその頭出し位置が変化し、再び選曲動作を行わ
なければならなくなるため、直ちに再生状態とすること
ができなかった。
[課題を解決するための手段] 上記欠点を解消すべく本考案の第1のテープ弛み除去装
置を備えたカセットテープレコーダは、巻取側リール軸
の回転に基づきリールパルスを出力するリールパルス出
力手段と、上記リールパルスをテープ走行方向に応じて
アップ又はダウンカウントするカウント手段と、カセッ
トテープレコーダへのカセットテープの装着を検出する
装着検出手段と、少なくとも上記装着検出手段の出力に
基づき、供給側リール軸を所定時間回転させ、上記所定
時間後に上記カウント手段のカウント値が上記供給側リ
ール軸を所定時間回転させる前の値に対して変化してい
る際、上記巻取側リール軸をFFモード時よりも遅い速
度で上記カウント値が上記供給側リールを所定時間回転
させる前の値になるまで回転させる制御手段とからなる
構成とするものである。
本考案の第2のテープ弛み除去装置を備えたカセットテ
ープレコーダは、巻取側リール軸の回転に基づきリール
パルスを出力するリールパルス出力手段と、上記リール
パルスをテープ走行方向に応じてアップ又はダウンカウ
ントするカウント手段と、上記カウント手段のカウント
値に基づきテープ走行量を表示する表示手段と、カセッ
トテープレコーダへのカセットテープの装着を検出する
装着検出手段と、少なくとも上記装着検出手段の出力に
基づき、上記カウント値をゼロリセットすると共に供給
側リール軸を所定時間回転させ、上記所定時間後に上記
カウント値がゼロ以外の際、上記巻取側リール軸をFF
モード時よりも遅い速度で上記カウント値がゼロになる
まで回転させる制御手段とからなる構成とする。
本考案の第3のテープ弛み除去装置を備えたカセットテ
ープレコーダは、巻取側リール軸の回転に基づきリール
パルスを出力するリールパルス出力手段と、上記リール
パルスをテープ走行方向に応じてアップ又はダウンカウ
ントするカウント手段と、上記カウント手段のカウント
値に基づきテープ走行量を表示する表示手段と、カセッ
トテープレコーダへのカセットテープの装着を検出する
装着検出手段と、少なくとも上記巻取側リール軸をFF
モード時よりも遅い速度で上記カウント値がゼロになる
まで回転させる第1の制御手段を含み、FFモード又は
REWモード時に上記表示手段の表示値がゼロとなる位
置にテープ走行を収束停止させるメモリーストップ制御
手段と、少なくとも上記装着検出手段の出力に基づき、
上記カウント値をゼロリセットすると共に供給側リール
軸を所定時間回転させ、該所定時間後に上記カウント値
がゼロ以外の際、上記第1の制御手段によって巻取側リ
ール軸をFFモード時よりも遅い速度で上記カウント値
がゼロになるまで回転させる弛み除去制御手段とからな
る構成とする。
[作用] 本考案の第1のテープ弛み除去装置を備えたカセットテ
ープレコーダによれば、カセットテープレコーダへのカ
セットテープの装着を検出する装着検出手段の出力に基
づいて供給側リール軸を所定時間回転させ、この所定時
間後にカウント手段のカウント値が供給側リール軸を所
定時間回転させる前の値に対して変化している際、この
カウント値が供給側リール軸を所定時間回転させる前の
値になるまで巻取側リール軸をFFモード時よりも遅い
速度で回転させることで、装着検出手段が出力したとき
のテープ位置を変化させることなくテープの弛みを除去
することができる。
また、本考案の第2のテープ弛み除去装置を備えたカセ
ットテープレコーダによれば、テープ走行量を表示する
表示手段用のカウント手段のカウント値を利用してテー
プ弛みを除去させることにより、テープ位置を変化させ
ることなくテープの弛みを除去すると共に、テープ弛み
除去用のカウント手段と表示手段用のカウント手段とを
共通化させることができる。
更に、本考案の第3のテープ弛み除去装置を備えたカセ
ットテープレコーダによれば、メモリーストップ制御手
段における少なくとも巻取側リール軸をFFモード時よ
りも遅い速度でカウント値がゼロになるまで回転させる
第1の制御手段を利用してテープ弛み除去動作を行わせ
ることにより、テープ位置を変化させることなくテープ
の弛みを除去すると共に、本考案のテープ弛み除去動作
の制御プログラムを、メモリーストップ動作の制御プロ
グラムの一部と共通化させることができる。
[実施例] 以下、図面を参照しながら本考案の第1実施例を説明す
る。
なお、第1図は本考案テープ弛み除去装置を備えたカセ
ットテープレコーダのブロック図、第2図は本考案カセ
ットテープレコーダの動作を示すフローチャートであ
る。
1は第2図フローチャートに基づきカセットテープレコ
ーダの動作制御を行うマイクロコンピュータから成る論
理演算回路であり、この理論演算回路1には巻取側リー
ル軸2a、供給側リール軸2b、巻取側リール軸2aの
1回転に伴い、例えば8個のリールパルスを出力する光
学センサー等から成るリールパルス出力手段2c等を備
えたメカニズム2と、テープ走行量を表示するためのテ
ープカウンタ3を接続し、また、メカニズム2の動作モ
ードを指示するためのモードスイッチ(PLAYスイッ
チSW、FFスイッチSW、REWスイッチS
、STOPスイッチSW)、カセットテープを収
納するカセットリッド(図示しない)が閉成している時
にON状態となるリッドスイッチSW、FF又はRE
Wモード時にテープカウタン3の表示値ゼロでテープ走
行を停止させる、所謂メモリーストップの設定を行うメ
モリースイッチSWをそれぞれ接続している。
上記構成からなる本考案の動作を第2図フローチャート
を参照しながら説明する。
まず、カセットテープレコーダの電源が投入されると、
論理演算回路1は所定の初期設定(入出力ポート、内部
メモリーのイニシャライズ等)を行い(ステップS
1)、ステップS2のループでリッドスイッチSW
ON状態か否かを検出し続ける。
リッドスイッチSWが既にON状態になっているかO
FF状態からON状態になると、論理演算回路1はテー
プ弛み除去動作を開始すべく、リールパルス出力手段2
cのパルス数を計測するためのカウント値をゼロリセッ
トし(ステップS3)、メカニズム2をREWモードに
して供給側リール軸2bを回転させる(ステップS
4)。
また、論理演算回路1はリールパルス出力手段2cから
出力されるリールパルスのマイナスカウントを開始し
(ステップS5)、ステップS6,S7のループでメカ
ニズム2をREWモードにしてから2秒が経過したか否
かとテープ巻始め(BOT)になったか否かとを交互に
判断し続ける。
そして、2秒が経過したか又はテープ巻始めになると、
論理演算回路1はメカニズム2をSTOPモードにし
(ステップS8)、リールパルスのカウント値がゼロか
否かを判断する(ステップS9)。
カウント値がゼロ以外の時には、テープ弛みが除去さ
れ、更に巻取側リールのテープがこのカウント値に対応
する長さ分だけ供給リール側に移動したと考えられるの
で、テープをテープ弛みのみが除去された位置(カウン
ト値がゼロの位置)まで正確に戻す動作が行われる。
即ち、論理演算回路1は再生音が出力されないよう出力
ミュートを掛けてメカニズム2をPLAYモードにし
(ステップS22,S23)、リールパルス出力手段2
cから出力されるリールパルスのプラスカウントを開始
し(ステップS24)、ステップS25のループでリー
ルパルスのカウント値がゼロになるのを判断し続ける。
そして、テープ弛みのみが除去された位置までテープが
巻取リール側に移動し、カウント値がゼロになると、論
理演算回路1はメカニズム2をSTOPモードにしてテ
ープ弛み除去動作を終了し(ステップS26)、その
後、ステップS10〜S14のループでモードスイッチ
(SW〜SW)の何れかがON状態になったか否
か、また、リッドスイッチSWがOFF状態になった
か否かを検出し続ける。
一方、カウント値がゼロの時(ステップS9)、カセッ
トテープが既にテープ巻始め状態であったか、カセット
リッドにカセットテープが挿入されていなかったと考え
られるので、論理演算回路1はテープ弛み除去動作を終
了し、上述したステップS10〜S14のループに進
む。
その後、モードスイッチ(SW〜SW)の何れかが
操作されると、論理演算回路1はメカニズム2を対応す
るモードに制御した後、ステップS10〜S14のルー
プ内に戻る。例えば、FFスイッチSWが操作される
と、論理演算回路1はメカニズム2を一旦STOPモー
ドにした後(ステップS17)、FFモードにし(ステ
ップS18)、ステップS12に進む。
また、カセットリッドが開放されてリッドスイッチSW
がOFF状態になると、論理演算回路1はカセットリ
ッドが閉成された時に再び上述したテープ弛み除去動作
を行うべくステップS2に戻り、リッドスイッチSW
がON状態になるのを検出し続ける。
次に、本考案の第2実施例を説明するが、ブロック図は
上記第1実施例で用いた第1図を兼用するのでその詳細
な説明を省略し、以下、第3図(a),(b)フローチ
ャートを参照しながらその動作のみを説明する。
なお、この第2実施例はテープカウンタ3に表示する為
のテープ走行量を表わす表示値を上述したテープ弛み除
去動作に用いるカウント値と兼用し、更に、メモリース
トップ動作のフローチャートの一部を上述したテープ弛
み除去動作のフローチャートと兼用したものである。
ここで、本考案におけるメモリーストップ動作を簡単に
説明する。
先ず、メモリースイッチSWがON状態とされている
時にメカニズム2をFFモードにすると、テープカウン
タ3の表示値ゼロで自動的にSTOPモードになる。し
かしながら、メカニズム2をテープカウンタ3の表示値
ゼロの位置でSTOPモードにしても、巻取側リール軸
2aが高速で回転しているために慣性が大きく、ブレー
キ時間を必要とするので、テープが巻取リール側にオー
バーランしてから停止する。
そこで、メカニズム2をREWモードにして、テープカ
ウンタ3の表示値がゼロになったところでSTOPモー
ドにして今度はテープを供給リール側にオーバーランし
て停止させ、最後に出力ミュートを掛けてPLAYモー
ドにし、テープカウンタ3の表示値ゼロでSTOPモー
ドにする。
一方、メモリースイッチSWがON状態とされている
時にメカニズム2をREWモードにすると、テープカウ
ンタ3の表示値ゼロで自動的にSTOPモードになり、
上述同様にして出力ミュートを掛けてPLAYモードに
し、テープカウンタ3の表示ゼロでSTOPモードにす
る。
このメモリストップ動作によれば、最後にテープをPL
AYモードで移動させて停止させるので、テープを表示
値ゼロの位置で正確に停止させることができる。
以下、本考案の動作を説明すると、まず、論理演算回路
1はカセットテープレコーダの電源が投入されると、所
定の初期設定を行い(ステップS30)、ステップS3
1のループでリッドスイッチSWがON状態か否かを
検出し続ける。
リッドスイッチSWが既にON状態になっているか又
はOFF状態からON状態になると、論理演算回路1は
テープ弛み除去動作を開始すべく、カウント値をゼロリ
セットし(ステップS32)、メカニズム2をREWモ
ードにする(ステップS33)。
また、論理演算回路1はリールパルスのマイナスカウン
トを開始し(ステップS34)、ステップS35,S3
6のループでメカニズム2をREWモードにしてから2
秒が経過したか否かをテープ巻始め(BOT)になった
か否かを交互に判断し続ける。
そして、2秒が経過したか或いはテープ巻始めになる
と、論理演算回路1はメカニズム2をSTOPモードに
し(ステップS37)、カウント値がゼロか否かを判断
する(ステップS38)。
カウント値がゼロ以外の時、論理演算回路1はテープを
テープ弛みのみが除去された位置(カウント値がゼロの
位置)まで正確に戻すべく、出力ミュートを掛けてメカ
ニズム2をPLAYモードにし(ステップS62,S6
3)、リールパルスのプラスカウントを開始し(ステッ
プS64)、ステップS65のループでカウント値がゼ
ロになるのを判断し続ける。
そして、テープ弛みのみが除去された位置までテープが
巻取リール側に移動し、カウント値がゼロになると、論
理演算回路1はメカニズム2をSTOPモードにしてテ
ープ弛み除去動作を終了し(ステップS66)、その
後、ステップS39〜S44のループでモードスイッチ
(SW〜SW)の何れかがON状態になったか否
か、リッドスイッチSWがOFF状態になったか否
か、また、メモリスイッチSWがON状態になったか
否かを検出し続ける。
一方、ステップS38でカウント値がゼロであると判断
すると、論理演算回路1はテープ弛み除去動作を終了
し、上述したステップS39〜S44のループに進む。
その後、モードスイッチ(SW〜SW)の何れかが
操作されると、論理演算回路1はメカニズム2を対応す
るモードに制御した後、再びステップS39〜S44の
ループ内に戻る。
また、カセットリッドが開放されてリッドスイッチSW
がOFF状態になると、論理演算回路1はカセットリ
ッドが閉成された時に再び上述したテープ弛み除去動作
を行うべくステップS31に戻り、リッドスイッチSW
がON状態になるのを検出し続ける。
更に、メモリースイッチSWがON状態になると、論
理演算回路1はカウント値がゼロか否かを判断し(ステ
ップS55)、カウント値がゼロであると論理演算回路
1はメカニズムがFFモード中か否かを判断し(ステッ
プS56)、FFモード中であるとメカニズム2をST
OPモードにした後(ステップS57)、REWモード
にし(ステップS58)、リールパルスのマイナスカウ
ントを開始して(ステップS59)、再びカウント値ゼ
ロを判断するステップS55に戻る。
一方、ステップS56でFFモード中でないと判断する
と、論理演算回路1はメカニズムがREWモード中か否
かを判断し(ステップS60)REWモード中であると
メカニズム2をSTOPモードにする(ステップS6
1)。以後、上述したテープ弛み除去動作の時と同様
に、出力ミュートを掛けてメカニズム2をPLAYモー
ドにし(ステップS62,S63)、プラスカウントを
開始し(ステップS64)、ステップS65のループカ
ウント値がゼロになるのを判断し続ける。
カウント値ゼロの位置までテープが巻取リール側に移動
すると、論理演算回路1はメカニズム2をSTOPモー
ドにしてメモリーストップ動作を終了し(ステップS6
6)、その後、上述したステップS39〜S44のルー
プに戻る。
なお、ステップS55でカウント値がゼロ以外と判断し
た時とステップS60でREWモード中でないと判断し
た時、論理演算回路1は上述したステップS39に進
む。
なお、本考案は上記実施例に限定されることなく種々の
態様を取り得るものであり、例えば、上記第1実施例に
おいて、カウント値をゼロリセットして(S3)、RE
Wモード(S4)におけるテープ位置の変化量を検出す
るようにしているが、第2実施例の如くメモリーストッ
プのプログラムと兼用しないのであれば、REWモード
(S2)にする前のカウント値をメモリーし、ステップ
S9でカウント値がメモリーしたカウント値か否か判断
するようにし、また、ステップS25をメモリーしたカ
ウント値か否かを判断すれば、カウント値をリセットし
なくも良く、特にカウント値をテープカウンタ3に表示
している場合において表示値をリセットしたくない時に
有効である。
また、テープカウンタ3の表示値は、単にカウント値を
そのまま表示するのでなく、カウント値に基づいた表示
値を表示するようにしても良く、例えばカウント値が4
アップ/ダウンすると表示値が1アップ/ダウンするよ
うにしてもよい。
また、上記実施例において、論理演算回路1がリールパ
ルス出力手段2cから出力されるリールパルスをテープ
走行方向に応じてアップ又はダウンカウントしている
が、リールパルスをカウントする専用のアップ/ダウン
カウンタを設け、論理演算回路1はこのアップ/ダウン
カウンタのアップ/ダウン制御及びリセットを行い、ア
ップ/ダウンカウンタからカウント値を得るように構成
しても良い。
また、テープ弛み除去動作中において、出力ミュートを
掛けたPLAYモードでテープの弛みのみが除去された
位置まで戻しているが、これに限定されることなくテー
プレコーダが低速FFモードを取り得るのであればこれ
に変えることもできる。
更に、メモリーストップ動作も上記実施例においては、
出力ミュートを掛けたPLAYモードでテープをオバー
ラン分戻しているが、低速FFモードを取り得るのであ
ればこれに変えることもでき、また、FFモード中のメ
モリーストップ動作も上記実施例においては、テープカ
ウンタの表示値がゼロになるとREWモードにして、テ
ープを供給リール側にオーバーランして停止させ、最後
に出力ミュートを掛けてPLAYモードにし、テープカ
ウンタ3の表示値ゼロで停止させているが、低速REW
モードを取り得るのであれば、FFモード中にテープカ
ウンタの表示値がゼロになると停止させ、直ちに低速R
EWモードにして表示値ゼロで停止させるようにしても
よく、本実施例同様の効果が得られる。
[考案の効果] 以上の如く、本考案によれば、テープ位置を変化させる
ことなくテープの弛みのみを確実に除去することができ
る。したがって、プログラムの頭出しが行われたカセッ
トテープをテープレコーダに装着しても、テープ弛み除
去動作によりその頭出し位置が変化することなく、直ち
に再生状態とすることができる。
また、第2実施例に示されるように本考案におけるテー
プ弛み除去動作の制御プログラムはメモリーストップ動
作の制御プログラムの一部と共通化させることができる
ので、従来のメモリーストップ機能を備えたカセットテ
ープレコーダに最小限の制御プログラムの変更で組み込
むことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案テープ弛み除去装置を備えたカセットテ
ープレコーダのブロック図、第2図は第1実施例におけ
る本考案カセットテープレコーダの動作を示すフローチ
ャート、第3図(a),(b)は第2実施例における本
考案カセットテープレコーダの動作を示すフローチャー
トである。 1……論理演算回路、2a……巻取側リール軸、2b…
…供給側リール軸、2c……リールパルス出力手段、2
……メカニズム、3……テープカウンタ、SW……リ
ッドスイッチ、SW……メモリースイッチ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻取側リール軸の回転に基づきリールパル
    スを出力するリールパルス出力手段と、 上記リールパルスをテープ走行方向に応じてアップ又は
    ダウンカウントするカウント手段と、 カセットテープレコーダへのカセットテープの装着を検
    出する装着検出手段と、 少なくとも上記装着検出手段の出力に基づき、供給側リ
    ール軸を所定時間回転させ、上記所定時間後に上記カウ
    ント手段のカウント値が上記供給側リール軸を所定時間
    回転させる前の値に対して変化している際、上記巻取側
    リール軸をFFモード時よりも遅い速度で上記カウント
    値が上記供給側リール軸を所定時間回転させる前の値に
    なるまで回転させる制御手段とからなるテープ弛み除去
    装置を備えたカセットテープレコーダ。
  2. 【請求項2】巻取側リール軸の回転に基づきリールパル
    スを出力するリールパルス出力手段と、 上記リールパルスをテープ走行方向に応じてアップ又は
    ダウンカウントするカウント手段と、 上記カウント手段のカウント値に基づきテープ走行量を
    表示する表示手段と、 カセットテープレコーダへのカセットテープの装着を検
    出する装着検出手段と、 少なくとも上記装着検出手段の出力に基づき、上記カウ
    ント値をゼロリセットすると共に供給側リール軸を所定
    時間回転させ、上記所定時間後に上記カウント値がゼロ
    以外の際、上記巻取側リール軸をFFモード時よりも遅
    い速度で上記カウント値がゼロになるまで回転させる制
    御手段とからなるテープ弛み除去装置を備えたカセット
    テープレコーダ。
  3. 【請求項3】巻取側リール軸の回転に基づきリールパル
    スを出力するリールパルス出力手段と、 上記リールパルスをテープ走行方向に応じてアップ又は
    ダウンカウントするカウント手段と、 上記カウント手段のカウント値に基づきテープ走行量を
    表示する表示手段と、 カセットテープレコーダへのカセットテープの装着を検
    出する装着検出手段と、 少なくとも上記巻取側リール軸をFFモード時よりも遅
    い速度で上記カウント値がゼロになるまで回転させる第
    1の制御手段を含み、FFモード又はREWモード時に
    上記表示手段の表示値がゼロとなる位置にテープ走行を
    収束停止させるメモリーストップ制御手段と、 少なくとも上記装着検出手段の出力に基づき、上記カウ
    ント値をゼロリセットすると共に供給側リール軸を所定
    時間回転させ、該所定時間後に上記カウント値がゼロ以
    外の際、上記第1の制御手段によって巻取側リール軸を
    FFモード時よりも遅い速度で上記カウント値がゼロに
    なるまで回転させる弛み除去制御手段とからなるテープ
    弛み除去装置を備えたカセットテープレコーダ。
JP1990062000U 1990-06-12 1990-06-12 テープ弛み除去装置を備えたカセットテープレコーダ Expired - Lifetime JPH064418Y2 (ja)

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JPH0420624U JPH0420624U (ja) 1992-02-20
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JPH064417Y2 (ja) * 1984-07-09 1994-02-02 ナカミチ株式会社 テ−プ弛み除去装置
JPS63129293U (ja) * 1987-02-09 1988-08-24

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