JPH0644142B2 - 銀塩拡散転写による画像形成方法 - Google Patents

銀塩拡散転写による画像形成方法

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JPH0644142B2
JPH0644142B2 JP61018400A JP1840086A JPH0644142B2 JP H0644142 B2 JPH0644142 B2 JP H0644142B2 JP 61018400 A JP61018400 A JP 61018400A JP 1840086 A JP1840086 A JP 1840086A JP H0644142 B2 JPH0644142 B2 JP H0644142B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、銀塩拡散転写による画像形成方法並びにそこ
で使用するフイルムユニツトに関するものである。
(従来の技術) ハロゲン化銀等の銀塩を使用する拡散転写による画像形
成方法は周知である。該方法は具体的に説明すると、例
えば画像露光された感光性ハロゲン化銀乳剤層を現像
剤、ハロゲン化銀溶剤およびフイルム形成剤(増粘剤)
を含むアルカリ水溶液で処理して、露光されたハロゲン
化銀粒子を現像剤により銀に還元し、一方未露光のハロ
ゲン化銀粒子をハロゲン化銀溶剤により転写性の銀錯塩
とし、この銀錯塩を前記乳剤層と重ね合わされた銀沈殿
剤含有層(受像層)へインビビシヨンにより拡散・転写
させ、そこで銀錯塩を銀沈殿剤の助けを借りて現像剤で
還元して銀像を得ることからなる。
この方法を実施するに際しては、例えば通常支持体上に
感光性ハロゲン化銀乳剤層を設けた感光要素、支持体上
に銀沈殿剤を含有する受像層を設けた受像要素および現
像剤、ハロゲン化銀溶剤およびフイルム形成剤を含む活
性アルカリ水溶液を収納する破壊可能な容器よりなる処
理要素を組み合わせてなるフイルムユニツトが使用され
る。先ず感光要素の乳剤層を画像露光したのち、当該乳
剤層と受像要素の受像層とが対向するように感光要素と
受像要素を重ね合わせつつ、その間に処理要素を破壊し
て粘性アルカリ水溶液が展開されるように一対のローラ
ーの間を通し、所定の時間放置したのちに受像要素を感
光要素から剥離することにより受像層に所望の画像が形
成されたプリントを得ることができる。
(発明が解決しようとする問題点) このような拡散転写法において、プリントの画質を良く
する重要な因子である「白さ」は受像層の銀沈殿剤濃度
を上げると低下してしまう傾向にある。銀沈殿剤は前記
の銀錯塩が還元されて銀になるときその銀が沈積されや
すくするために、そのサイズを小さく(約20Å)して
表面積を大きくすることが好ましい。ところがそのサイ
ズでは不安定であるためそれらの核は弱い力で凝集して
大きなサイズになつており、その銀沈殿剤を受像層に塗
布するとそれは茶褐色を呈する。そこで銀沈殿剤の濃度
を下げると茶褐色濃度は下がるが、画像形成時間が遅れ
たり最高濃度が上がらなくなつてしまう。そのため、螢
光増白剤が用いられたりするが、これの濃度を上げると
「青白さ」が強調されて好ましくない。また沈殿剤濃度
を下げると画像の色調が冷調になる欠点が生じる。
(発明の目的) 本発明の目的は、銀塩拡散転写による新規な画像形成方
法を提供することにある。
本発明の他の目的は、画像形成時間を遅らせたり、最高
濃度を下げたりさらに画像の色調を冷調にすることな
く、プリントの「白さ」を増す方法を提供することにあ
る。
(問題点を解決するための手段) 前記の目的は画像露光された感光性ハロゲン化銀乳剤層
を含む感光要素をハロゲン化銀溶剤の存在下で、アルカ
リ処理組成物を用いて現像して、該乳剤層の末露光ハロ
ゲン化銀の少なくとも一部を転写性銀錯塩とし、該錯塩
の少なくとも一部を銀沈殿剤含有受像層へ転写して該受
像層に画像を形成させることを含む銀塩拡散転写による
画像形成方法において、 該受像層の銀沈殿剤濃度が2×10-6〜8×10-6mol/
m2であり、かつ下記一般式(I)で示される化合物及び
一般式(II)で示される化合物の少なくとも1つを該感
光要素及び該処理組成物の少なくとも1つに含有させる
ことを特徴とする銀塩拡散転写による画像形成方法によ
つて達成された。
一般式(I) 式中、Rはフエニル基、又は炭素数1〜2のアルキル
置換フエニル基;R、Rは各々同じであつても異な
つてもよく、水素、炭素数1〜3のアルキル基、又は炭
素数1〜3のヒドロキシアルキル基;R、Rは各
々、同じであつても異なつてもよく、水素、炭素数1〜
3のアルキル基、フエニル基、又は炭素数1〜3のアル
キル置換フエニル基を表わす。
一般式(II) 式中、R、Rは各々、同じであつても異なつていて
もよく、水素、又は炭素数1〜3のアルキル基;R
炭素数1〜4のアルキル基を表わす。
前記の画像形成方法のうち、好ましくは、支持体上に感
光性ハロゲン化銀乳剤層を有する感光要素をハロゲン化
銀溶剤の存在下で、アルカリ処理組成物を用いて現像し
て、該乳剤層の未露光ハロゲン化銀の少なくとも一部を
転写性銀錯塩とし、該錯塩の少なくとも一部を別の支持
体上にある銀沈殿剤含有受像層へ転写して該受像層に画
像を形成させることを含む銀塩拡散転写による像形成方
法において、該受像層の銀沈殿剤濃度が2×10-6〜8
×10-6mol/m2であり、かつ前記一般式(I)で示され
る化合物及び一般式で示される化合物の少なくとも1つ
を該感光要素及び該処理組成物の少なくとも1つに含有
させることを特徴とする銀塩拡散転写による画像形成方
法である。
さらに本発明においては、銀沈殿剤濃度が3×10-6
7×10-6mo/m2である場合がとくに好ましい。
前記の画像形成方法に用いる現像剤としては、とくに好
ましくは後述の如きヒドロキシルアミン現像剤である。
そして、本発明の好ましい態様としては、ヒドロキシル
アミン現像剤及び一般式(I)で示される化合物、又は
一般式(II)で示される化合物との存在下で画像を形成
する方法である。
ヒドロキシルアミン、一般式(I)で示される化合物、
一般式(II)で示される化合物を処理組成物に含有させ
る態様が特に好ましい。
上記の化合物の使用量は、処理組成物100g当り2×
10-5〜5×10-3moが好ましく、3×10-5〜4
×10-3moがさらに好ましく、4×10-5〜2×1
-3moが特に好ましい。
感材要素では、1×10-8〜1×10-4mo/m2が好
ましく、1×10-7〜1×10-5mo/m2が特に好ま
しい。
一般に、1−アリール−3−ピラゾリジノン化合物やp
−アミノフエノール化合物はヒドロキノン、p−フエニ
レンジアミンやヒドロキシルアミンと共存すると現像が
促進して最高濃度が上がることがよく知られているが、
銀塩拡散転写による画像形成法では、物理現像でも現像
促進され、最高濃度が上がるが、受像層内における銀錯
塩の拡散より物理現像が優先されると還元銀が受像層表
面に並らび、プリントが金属光沢をもつといつた欠点を
示すようになる。
そこで、受像層の銀沈殿剤の濃度を8×10-6mo/
m2以下にすると、その金属光沢が殆んど発生しないこと
が判明した。
また、1−アリール−3−ピラゾリジノン化合物やp−
アミノフエノール化合物を用いると驚くことに色調が温
調になつた。
以上のように、画像形成時間を遅らせることなく、また
最高濃度を下げることなく画像の色調を冷調にすること
なく、さらにプリントが金属光沢をもつことなくプリン
トの「白さ」を増す方法は受像層の沈殿剤濃度を2×1
-6〜8×10-6mo/m2にしたとき、1−アリール
−3−ピラゾリジノン化合物及びp−アミノフエノール
化合物の少なくとも1つの存在下で画像形成することに
より上記問題点を解決することができた。
以下に本発明で用いられる一般式(I)又は(II)で表
わされる化合物の具体例を示すが、本発明の範囲はこの
化合物に限定されるものではない。
銀沈殿剤の具体例としては重金属、例えば、鉄、鉛、亜
鉛、ニツケル、カドミウム、スズ、クロム、銅、コバル
ト、特に貴金属、例えば金、銀、白金およびパラジウム
がある。他の有用な銀沈殿剤は重金属の硫化物およびセ
レン化物、特に水銀、銅、アルミニウム、亜鉛、カドミ
ウム、コバルト、ニツケル、銀、鉛、アンチモン、ビス
マス、セリウム、マグネシウム、金、白金およびパラジ
ウムの硫化物、および鉛、亜鉛、アンチモンおよびニツ
ケルのセレン化物をあげることができる。
特に、金、白金、パラジウムかそれらの硫化物が好まし
い。
以下、本発明を更に詳細に説明する。
本発明の画像形成方法並びにフイルムユニツトにおい
て、現像剤は感光要素もしくは処理組成物要素に存在し
うる。好ましくは現像剤は処理組成物に含まれる。現像
剤はたとえばヒドロキノン、第三ブチルヒドロキノン、
パラまたはオルト位にヒドロキシ基を有するベンゼンま
たはナフタレン系の有機化合物が用いられる。
さらに米国特許3,615,440号に記載されている
ようなレダクチン酸や米国特許3,730,716号に
記載されているようなα,β−エンジオールが好ましく
用いられる。さらに、米国特許3,287,125号及
び同3,293,034号に記載されているようなヒド
ロキシルアミン現像剤が特に好ましく用いられる。
現像剤の使用量は処理組成物100g当り0.1g〜4
0g含有させることが好ましく、1〜20gが最も好ま
しい。
ハロゲン化銀溶剤は処理要素、感光要素および/又は受
像要素に存在しうる。その中でも処理要素が最も好まし
い。米国特許2,857,274号、同2,857,2
75号および同2,857,276号に記載されている
環状化合物が適しており、中でもウラシル、ウラゾー
ル、6−メチルウラシルなどが好ましい例である。
更にアルカリ金属チオ硫酸塩、特にナトリウムまたはカ
リウム塩が好ましく、また米国特許3,958,992
号、同3,976,647号、同4,009,167
号、同4,032,538号、同4,046,568
号、同4,047,954号、同4,047,955
号、同4,107,176号および特開昭47−330
のジスルホニルメタン化合物や米国特許4,126,4
59号、同4,150,228号、同4,211,55
9号および同4,211,562号のチオエーテル基を
もつジヒドロキシポリミジン化合物などや米国特許4,
251,167号、同4,267,254号及び同4,
267,256号のアミノチオエーテルから選ぶことが
できる。これらは単独または複数で使用することもで
き、二種以上の環状イミド化合物やチオエーテル基をも
つジヒドロキシピリミジン化合物を併用する場合には長
期間プリントを保存してもその表面に白い結晶が析出す
ることがなくなる利点がある。
ハロゲン化銀溶剤の添加量はアルカリ性処理組成物10
0g当り0.1〜30g含有させることが好ましく、
0.5g〜10gが最も好ましい。処理組成物はさら
に、銀塩拡散転写法において公知の別の助剤、例えばか
ぶり防止剤、色調剤(toning agents)、安定化剤等を
含有させてもよい。特に、オキシエチルアミノ化合物、
例えばトリエタノールアミンを含有させることは、米国
特許3,619,185号に記載のように、処理液の貯
蔵寿命を増加させるのに有用である。
上述のような処理組成物は、好ましくは破壊可能な容器
に収納されて処理要素とされる。破壊可能な容器および
その材質については、公知のいかなるものを使用するこ
ともでき、これらについては例えば米国特許3,05
6,491号、同3,056,492号、同3,17
3,580号、同3,750,907号、同3,83
3,381号、同4,303,750号、同4,30
3,751号等に詳しく記載されている。
本発明における受像要素は、銀沈殿剤を含有する受像層
を担持する支持体、例えばバライタ紙、三酢酸セルロー
スあるいはポリエステル類上に塗布される。このような
受像要素は、好ましくは、銀沈殿剤を分散させた適当な
セルロースエステル、例えば二酢酸セルロースの被覆用
溶液で、必要により、下塗した支持体を被覆することに
よりつくることができる。えられたセルロースエステル
の層をアルカリ加水分解させて、セルロースエステルの
深度方向の少くとも一部分をセルロースに変える。特に
有用な具体例において、銀沈殿層および(あるいは)下
にある加水分解を受けなかつた下層のセルロースエステ
ル、例えば二酢酸セルロースを含有するセルロースエス
テル層の加水分解を受けなかつた部分は、銀転写像の色
調、安定性あるいは他の写真的性質を改良するのに適し
ている1種あるいはそれ以上のメルカプト化合物を含ん
でいる。このようなメルカプト化合物はインビビシヨン
中に、これが最初に置かれた位置から拡散して利用され
る。この型の受像要素は米国特許3,607,269号
に記載されている。
また受像シートには、画像保存性を良化するための画像
安定化層を有することが好ましく、この安定化剤として
カチオン高分子電解質が好ましく、特に特開昭59−1
66940、米国特許3958995、特開昭55−1
42339、同54−126027、同54−1558
35、同53−30328、同54−92274に記載
されている水分散ラテツクスや米国特許254856
4、同3148061、同3756814に記載のポリ
ビニルピリジニウム塩や米国特許3709690に記載
の水溶性四級アンモニウム塩ポリマーや米国特許389
8088に記載の水不溶性四級アンモニウム塩ポリマー
が好ましい。
また、画像安定化層のバインダーとして、酢酸セルロー
スが好ましく、とくに酢化度が40〜49%の酢酸セル
ロースが好ましい。
さらに、受像層と色調剤や安定剤を含有する層の間に中
間層を設けることが好ましい。中間層として好ましいも
のは、アラビアゴム、ポリビニルアルコール、ポリアク
リルアミドなどを挙げることができる。
また受像層の表面には、処理液展開後の剥離時に処理液
が受像層の表面に付着するのを防止する為に、剥離層を
設けることが好ましい。このような剥離層として好まし
いものは、アラビアゴム、ヒドロキシエチルセルロー
ス、メチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリア
クリルアミド、アルギン酸ソーダの他に、米国特許3,
772,024号、同3,820,999号および英国
特許1,360,653号に記載されているものを挙げ
ることができる。
本発明の特別な態様においては受像層を以下に述べる感
光要素の中に組み込むことができる。例えば、ポリエチ
レンテレフタレートシートの上に、順に銀沈殿剤を含有
する受像層、二酸化チタンなどの白色顔料を含む光反射
層、カーボンブラツクのような光吸収性物質を含む遮光
層、感光性ハロゲン化銀乳剤層を設けたものは、その好
ましい例である。このような態様においては、拡散転写
処理後に感光性ハロゲン化銀乳剤層を剥離しなくとも、
光反射層により背後の層が遮蔽されるので、ポリエチレ
ンテレフタレートシートを通して受像層に形成された像
を観察することができる。
更に、本発明では感光性ハロゲン化銀乳剤を支持体上に
塗布して得られる感光要素が好ましく用いられる。
本発明に用いる感光性ハロゲン化銀乳剤にはハロゲン化
銀として臭化銀、沃臭化銀、沃塩臭化銀、塩臭化銀およ
び塩化銀のいずれを用いてもよい。好ましいハロゲン化
銀は10モル%以下の沃化銀を含む沃臭化銀または沃塩
臭化銀である。特に好ましいのは3モル%から10モル
%まで沃化銀を含む沃臭化銀である。
感光性乳剤中のハロゲン化銀粒子の平均粒子サイズ(球
状または球に近似の粒子の場合は粒子直径、立方体粒子
の場合は稜長を粒子サイズとし、投影面積にもとづく平
均で表わす)は特に問わないが3μ以下が好ましく、さ
らに、1.5μ以下が好ましいが、特に好ましいのは
0.8〜1.2μである。
粒子サイズ分布はせまくても広くてもいずれでもよい。
感光性乳剤中のハロゲン化銀粒子は、立方体、八面体の
ような等軸晶系結晶形を有するものでもよく、また球
状、板状などのような異形結晶形をもつもの、あるいは
これらの結晶形の複合形をもつものでもよい。種々の結
晶形の粒子の混合物から成つていてもよい。
ハロゲン化銀粒子は内部と表層とが異なる相で構成され
ていても、均一な相から成つていてもよい。また潜像が
主として表面に形成されるような粒子でもよく、粒子内
部に主として形成されるような粒子であつてもよい。潜
像が主として表面に形成される粒子の方が好ましい。
感光性乳剤層の厚さは0.5〜8.0μ、特に0.6〜
6.0μであり、ハロゲン化銀粒子の塗布量は0.1〜
3g/m2、好ましくは0.2〜1.5g/m2である。
感光性乳剤はハロゲン化銀写真乳剤として通常用いられ
る方法で調製され、化学増感、分光増感が必要に応じて
なされ、乳剤へはカブリ防止剤、安定剤、硬膜剤、塗布
助剤、帯電防止剤などを含有せしめうる。又乳剤にはゼ
ラチンなどのベヒクルを使用する。
写真像を得るための露光は通常の方法を用いて行なえば
よい。すなわち、自然光(日光)、タングステン電灯、
螢光灯、水銀灯、キセノンアーク灯、炭素アーク灯、キ
セノンフラツシユ灯、陰極線管フライングスポツトなど
公知の多種の光源をいずれでも用いることができる。露
光時間は通常カメラで用いられる1/1000秒から1秒の露
光時間はもちろん、1/1000秒より短い露光、たとえばキ
セノン閃光灯や陰極線管を用いた1/104〜1/106秒の露光
を用いることもできるし、1秒より長い露光を用いるこ
ともできる。必要に応じて色フイルターで露光に用いら
れる光の分光組成を調節することができる。露光にレー
ザー光を用いることもできる。また電子線、X線、γ
線、α線などによつて励起された螢光体から放出される
光によつて露光してもよい。
以上説明したような感光要素、受像要素および処理要素
を組み合わせてフイルムユニツトとするための各要素の
配置ならびに結合方法については、例えばネブレツト(N
ebletts)、ハンドブツク オブ フオトグラフイ ア
ンド リプログラフイ(HAND BOOK OF P
HOTOGRAPHY AND REPROGRAPH
Y)、第7版、第282〜285頁に記載されており、
特に好ましい態様は米国特許3,350,991号に詳
しく説明されているので、これらを参考にすることがで
きる。
なお本発明は処理組成物展開後、受像要素と感光要素を
剥離するタイプだけでなく、フイルムユニツトが一体成
型タイプにも適用できる。
(発明の効果) 本発明によれば、受像層の銀沈殿剤を2×10-6〜8×
10-6mo/m2のとき、前記一般式の1−アリール−
3−ピラゾリジノン化合物及び/又はp−アミノフエノ
ール化合物を感光要素及び/又は処理組成物に含有させ
ると、画像形成時間を遅らせたり、最高濃度を下げたり
金属光沢を与えたり、さらに色調を冷調にしたりするこ
となくプリントの「白さ」を増すことができる。
(実施例) 以下、本発明を実施例に基き、更に具体的に説明するが
本発明はこれら実施例により何等限定されるものではな
い。
実施例1 感光シート シングルジエツト法によりハロゲン化銀粒子を形成し通
常の方法により物理熟成し、脱塩処理し、更に化学熟成
して沃臭化銀乳剤(ヨード含有5.5モル%)を得た。
この乳剤に含まれるハロゲン化銀粒子の平均直径は0.
9ミクロンであつた。この乳剤1kg中には0.65モル
のハロゲン化銀が含まれていた。この乳剤を1kgずつポ
ツトに採取し、50℃の恒温バス中において溶解した。
それぞれにオルソ増感色素3−{5−クロロ−2−〔2
−エチル−3−(3−エチル−2−ベンゾチアゾリニリ
デン)プロペニル〕−3−ベンズオキサゾリオ}プロパ
ン−スルホナート、パンクロ増感色素(4−〔2−
〔(3−エチルベンゾチアゾリン−(2−イリデン)−
2−メチル−1−プロペニル〕−3−ベンゾチアゾリ
オ}ブタン−スルホナート)と4−ヒドロキシ−6−メ
チル−1,3,3a,7−テトラザインデンの1重量%
水溶液10m、2−ヒドロキシ−4,6−ジクロロト
リアジンナトリウム塩の1重量%水溶液10m、更に
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムの1重量%水溶
液10m、リポ酸0.1重量%メタノール溶液10m
とを添加し40℃のもとで混合攪拌した。この完成乳
剤を下塗り済の二酸化チタン含有のポリエチレンテレフ
タレートフイルムベースに乾燥膜厚が3ミクロンとなる
ように塗布、乾燥して試料を得た。同時に、ゼラチン水
溶液にポリメチルメタクリレートのラテツクス(平均サ
イズ3.5μ)を添加し乾燥膜厚が1ミクロンとなるよ
うに塗布した。塗布された銀量は0.5g/m2であつ
た。
受像シート ポリエチレンラミネート紙の上にセルロースアセテート
(酢化度54%)18gとスチレン−無水マレイン酸共
重合体12gとをアセトン270mとメタノール30
mに溶解した溶液を54m/m2の厚さで塗布乾燥し
た。この上に、下記化合物2g/m2を酢化度46%酢酸
セルロースに混合してそれぞれ2g/m2と4g/m2にな
るように塗布乾燥した。
x:y:z=5:47.5:47.5 この上に、3,6−ジフエニール−1,4−ジメルカプ
ト−3H,6H−2,3a,5,6a−テトラザペンタ
レン(0.05g/m2)の10%セルロースアセテート
アセトン溶液を乾燥膜厚が10g/m2となるように塗布
した。更にこの上にポリアクリルアミドの5%水溶液に
ジメチロール尿素(5%)水溶液と酢酸(50%)をそ
れぞれ5%、1.25%濃度で添加混合し、25m/
m2の塗布厚で塗布した。更にこの上に、3%セルロース
アセテートのアセトン/メタノール(9/1)溶液に次
に示す銀沈殿剤が微分散された液を塗布した。この塗布
液には1.25×10-6モル/m2の塗布量となるように
1−フエニル−5−メルカプトイミダゾールを含有させ
た。乾燥膜厚は0.8μmであつた。この塗布物に下記
のアルカリ液を18m/m2の割合で塗布し、水洗乾燥
して受像シートを作製した。
アルカリ液 水酸化カリウム(純度86%) 44.3g 水 200m メタノール 800m 処理液 水酸化カリウム(85%) 260g 二酸化チタン 3g ウラシル 45g 6−メチルウラシル 45g ヒドロキシエチルセルロース 70g 酸化亜鉛 10g N,N−ビスメトキシエチルヒ ドロキシルアミン 50g トリエタノールアミン 7g テトラヒドロピリミジンチオン 0.4g 2,4−ジメルカプトピリミジン 0.35g 6−nプロピルチオウラシル 0.35g この処理液に次の化合物2×10-3モルを添加し、さら
に水を加えて総量が2kgに上記の処理液を前記感光シー
トと受像シートとの間に展開した後、45秒と2分経過
してから剥離した。
そのときの440nmの反射率、最大濃度、相対感度(D
=0.6)、金属光沢の程度および色調を表−1に示
す。
実施例2 実施例1で使用した感光要素に次の化合物を1×10-6
モル/m2添加して実施例1と同様にテストした。(表−
2参照) このとき処理組成物には本発明の化合物は添加していな
い。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像露光された感光性ハロゲン化銀乳剤層
    を含む感光要素をハロゲン化銀溶剤の存在下で、アルカ
    リ処理組成物を用いて現像して、該乳剤層の未露光ハロ
    ゲン化銀の少なくとも一部を転写性銀錯塩とし、該錯塩
    の少なくとも一部を銀沈殿剤含有受像層へ転写して該受
    像層に画像を形成させることを含む銀塩拡散転写による
    画像形成方法において、 該受像層の銀沈殿剤濃度が2×10-6〜8×10-6mol/
    m2であり、かつ下記一般式(I)で示される化合物及び
    一般式(II)で示される化合物の少なくとも1つを該感
    光要素及び該処理組成物の少なくとも1つに含有させる
    ことを特徴とする銀塩拡散転写による画像形成方法。 一般式(I) 式中、Rはフエニル基、又は炭素数1〜2のアルキル
    置換フエニル基;R、Rは各々同じであっても異な
    ってもよく、水素、炭素数1〜3のアルキル基、又は炭
    素数1〜3のヒドロキシアルキル基;R、Rは各
    々、同じであっても異なっていてもよく、水素、炭素数
    1〜3のアルキル基、フエニル基、又は炭素数1〜3の
    アルキル置換フエニル基を表わす。 一般式(II) 式中、R、Rは各々、同じであっても異なっていて
    もよく、水素、又は炭素数1〜3のアルキル基;R
    炭素数1〜4のアルキル基を表わす。
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