JPH0644020A - マンマシン画面表示装置及び方法、並びにこれを利用した産業設備用制御装置及び方法 - Google Patents

マンマシン画面表示装置及び方法、並びにこれを利用した産業設備用制御装置及び方法

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JPH0644020A
JPH0644020A JP4198483A JP19848392A JPH0644020A JP H0644020 A JPH0644020 A JP H0644020A JP 4198483 A JP4198483 A JP 4198483A JP 19848392 A JP19848392 A JP 19848392A JP H0644020 A JPH0644020 A JP H0644020A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 併用される操作卓上での操作とディスプレー
上での操作感覚が統一され、運転員への負担を軽減した
マンマシン画面表示装置及び方法、並びに、これを利用
した産業設備用制御装置及び方法。 【構成】 プラント14を制御するコントローラ装置1
0は、入力装置3、CRT表示装置7及び電子計算機1
と、さらに、併設された操作卓30を備えている。この
電子計算機1は、入力装置1からの入力を入力要求判定
部4で判定し、表示指令の場合にはCRT表示装置7上
に操作卓30の操作盤面を表示し、他方、操作指令の場
合には、入力装置からの機器の操作指令に対応する操作
情報を編集する。なお、この電子計算機1には、操作卓
30の操作盤面画像を記憶する画面表示情報ファイル1
2や表示情報ファイル2が設けられており、CRT表示
装置30上に表示される操作盤面画像の操作ボタンスイ
ッチは操作卓30の操作盤面のスイッチと同一であり、
同一操作環境が保たれるので、可視性の向上及び操作性
の向上が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子計算機を用いたマ
ンマシンシステムにおける画面表示処理方法及び装置に
関し、さらには、これを利用しての産業設備等の機器入
切操作等を行うに好適な産業設備用制御装置及び方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プラント等、いわゆる産業設備の
監視制御システム機器の入切操作は、ハードウェア機器
で構成される操作卓を用い、運転員がこれを操作するこ
とによって行われていた。ところで、近年、上記ハード
ウェア機器で構成される操作卓に代わり、CRTディス
プレイ装置等の表示装置を用いた電子計算機監視制御シ
ステムが採用されてきており、かかるシステムでの機器
入切操作は、ライトペンやタッチパネル、あるいは、マ
ウスやキーボード等の入力装置を使って運転員が操作す
るようになっている。
【0003】ところで、かかるCRTマンマシンによる
機器入切操作画面における表示方法に着目すると、従
来、例えば特開昭63−250725号公報等に知られ
るように、入切操作対象機器の選択を容易に、かつ、確
実に行うことを目的として、プラント設備を模擬したグ
ラフイック画面の内から操作対象となる機器のシンボル
をタッチパネル等の入力装置を使って選択して操作する
方法、あるいは、入切操作対象機器を文字や記号で指定
して操作する方法等が知られていた。
【0004】また、特開昭60−218118号公報に
よれば、プラント運転操作をセンサからの入力(事象入
力)に基づいて自動的に操作対象を選択しながら、対象
となる操作スイッチをCRT上に表示させ、このCRT
ディスプレー上でのスイッチ操作によりプラントの監視
・運転を行うプラント運転操作ガイド装置が知られてい
る。さらに、特開昭63−70277号公報によれば、
制御盤の運転訓練用のシミュレータを目的として、ハー
ド機器で構成される操作卓の操作盤面の全部または一部
を疑似してCRTディスプレー上に表示するものが知ら
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、キーボー
ド、マウス、ライトペン等を具備したCRTディスプレ
ー装置からなるこれら監視制御システムは、一般に、故
障時等におけるバックアップをも考慮し、従来からのハ
ード構成による操作卓と共に併用して設備の監視・操作
に供している場合が多く、そのため、運転員に対して
は、それら何れの装置からの操作にも同一性があるこ
と、また、それらからの操作指令の競合を防止する等の
配慮が、操作性の向上、信頼性の向上、オペレータの負
担軽減の面より不可欠である。
【0006】しかしながら、上記の従来技術では、ハー
ドウェア機器で構成される操作卓による機器入切操作方
法と、CRTディスプレイ装置を使用した機器入切操作
方法には、その操作上での同一性は全く考慮されておら
ず、そのため、運転員にとってはこれら2系統の制御装
置を同一感覚で操作することは困難であった。すなわ
ち、電子計算機監視制御システムと、そのバックアップ
装置としてのハードウェア構成の操作卓を併設するシス
テムにおいては、ハードウェアで構成した操作卓面とC
RT画面に表示した操作用画面とが異なる。そのため、
両者の外観や配列、その操作手順等も異なる感覚であ
り、このことは、運転員にそれぞれの対応関係の記憶及
び確認を必要とすることともなり、運転員に多大な負担
を強いることとなり、しいては誤操作の発生につながる
という問題があった。
【0007】また、上述の特開昭63−70277号公
報の小型運転訓練用シミュレータによれば、ハード機器
構成の操作卓の操作盤面の全部または一部を疑似してC
RTディスプレー上に表示するものが知られているもの
の、これは制御盤の運転訓練用のシミュレータを目的と
するものであり、そのため、ハード機器で構成される操
作卓の操作盤面の全部または一部をCRTディスプレー
上に表示して操作卓上での監視・操作とCRTディスプ
レー上での監視・操作の環境を類似させ、もって、その
監視・操作環境の向上を図るという考慮は払われていな
い。そのため、CRTディスプレー装置による操作と操
作卓とを併用した場合に生じる操作指令出力の競合につ
いては何等の考慮が払われておらず、その操作性を向上
させるまで配慮したものではない。
【0008】そこで、本発明の目的は、上記の従来技術
における種々の問題点に鑑み、ハードウェアで構成され
る操作卓と併用されても、操作卓上での操作とCRTデ
ィスプレー上での操作感覚が統一されており、もって、
運転員への負担を軽減し、運転員が操作する際の操作性
及び信頼性を向上することの可能なマンマシン画面表示
装置及び方法を提供することにある。
【0009】さらに、本発明によれば、マンマシン画面
表示装置と操作卓との併用時における操作指令出力の競
合の防止を行い、確実かつ安全な運転操作が可能な産業
設備用制御装置及びその方法が提供される。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記の
目的を達成するため、まず、入力装置と、画面表示装置
と、演算制御装置とを備えたマンマシン画面表示装置で
あって、前記マンマシン画面表示装置とは異なる操作卓
と併用されるものにおいて、前記演算制御装置は、前記
入力装置から入力される画面の表示指令あるいは機器の
操作指令を判別する入力要求判定部と、前記入力要求判
定部からの出力により起動され、前記画面表示装置上に
表示する前記操作卓の操作盤面の画像を編集する表示情
報編集部と、前記表示情報編集部により編集された情報
を前記表示装置に出力表示する表示出力制御部と、さら
に、前記入力要求判定部からの出力により起動され、前
記入力装置による前記画面表示装置上での機器の操作指
令に基づいて前記操作卓の操作盤面に対応する操作を選
択する操作情報選択編集部とを備えたマンマシン画面表
示装置が提案される。
【0011】このマンマシン画面表示装置には、さら
に、操作情報選択編集部からの出力を停止するインター
ロック手段を設けることも出来る。
【0012】また、本発明の上記の目的を達成するため
の方法としては、入力装置、画面表示装置及び演算制御
装置を備えたマンマシン画面表示装置と、前記マンマシ
ン画面表示装置とは異なる操作卓とを併用して行うマン
マシン画面表示方法において、前記演算制御装置は、前
記入力装置からの入力要求が画面の表示指令かあるいは
機器の操作指令かを判別し、前記入力要求が画面の表示
指令であると判別される場合には、前記操作卓の操作盤
面の画像を編集し、この編集された情報を前記画面表示
装置上に出力表示し、一方、前記入力要求が機器の操作
指令であると判別される場合には、前記入力装置からの
入力に基づいて前記画面表示装置上に表示された操作卓
の対応する操作を選択して操作出力を出力するマンマシ
ン画面表示方法が提案される。
【0013】加えるに、本発明によれば、上記のマンマ
シン画面表示装置及び方法を産業設備用制御装置に適用
したものとして、プラント設備を制御するコントローラ
装置を操作入力するための産業設備用制御装置であり、
入力装置、画面表示装置及び演算制御装置とを備えたマ
ンマシン画面表示装置と、前記マンマシン画面表示装置
とは個別の操作卓とを併用するものにおいて、前記マン
マシン画面表示装置は、前記入力装置から入力される画
面の表示指令あるいは機器の操作指令を判別する入力要
求判定部と、前記入力要求判定部からの出力により起動
され、前記画面表示装置上に表示する前記操作卓の操作
盤面の画像を編集する表示情報編集部と、前記表示情報
編集部により編集された情報を前記表示装置に出力表示
する表示出力制御部と、さらに、前記入力要求判定部か
らの出力により起動され、前記入力装置からの機器の操
作指令に基づいて前記操作卓の対応する操作を選択する
操作情報選択編集部とを備えた産業設備用制御装置が提
案される。
【0014】さらに、プラント設備を制御するコントロ
ーラ装置を操作入力するための産業設備用制御方法とし
ては、プラント設備を制御するコントローラ装置を操作
入力するための産業設備用制御方法であり、入力装置、
画面表示装置及び演算制御装置とを備えたマンマシン画
面表示装置と、前記マンマシン画面表示装置とは個別の
操作卓とを併用するものにおいて、前記マンマシン画面
表示装置は、さらに、前記操作卓の操作盤面の画面情報
を記憶する記憶手段を備え、前記入力装置からの入力に
対応し、前記記憶手段からの画面情報に基づいて前記操
作卓の操作盤面を前記画面表示装置上に表示する産業設
備用制御方法が提案されている。
【0015】
【作用】すなわち、上記の本発明によるマンマシン画面
表示装置及び方法、並びにこれを利用した産業設備用制
御装置によれば、表示装置上に操作卓の操作盤面のスイ
ッチを模したボタンを表示することを可能とするため、
運転員に対し操作卓の盤面と同一配列の操作スイッチを
表示して統一的な環境を提供することが出来る。また、
操作情報編集部の働きにより、表示装置上に操作卓の操
作盤面のスイッチと同一配列で表示されているボタンス
イッチを操作することによりプラントを操作するコント
ローラ装置に操作出力することを可能とするため、運転
員に統一性のとれた操作環境を提供することが出来、も
って、その操作性を著しく向上させることが出来る。更
に、前記マンマシン画面の画面表示装置と共に併設され
る操作卓から入力される操作指令出力との競合も、前記
操作情報選択編集部からの出力を停止するインターロッ
ク手段を設けることにより解決されている。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について、添付の図面
を参照しながら詳細に説明する。まず、添付の図8に
は、本発明のマンマシン画面表示方法を実施するための
マンマシン装置を採用した、産業用プラントの監視制御
システムの構成が示されている。この図において、産業
用プラントの監視制御システムは、運転員が操作入力す
るための入力装置3と、運転員に対して選択表示状態あ
るいは操作指令状態を表示するための、例えばCRT等
から構成された画面表示装置(CRT表示装置)7とを
具備した電子計算機1を有している。この電子計算機1
には、被操作対象である産業用プラント14を直接制御
するための複数のコントローラ装置10、10…が、例
えばLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)13を
介して接続され、もって、プラント操作機器の操作を行
う構成となっている。なお、本実施例では、上記の入力
装置3としては、例えば押しボタンスイッチ、キーボー
ド、マウス、あるいはライトペンやタッチパネル等が使
用され得る。
【0017】一方、上記のマンマシン装置とは個別に、
いわゆるバックアップ用としての従来から知られたハー
ド構成による操作卓30が併設されており、この操作卓
30は、インターフェイス装置15を介して前記電子計
算機1に結合され、同時に、複数のコントローラ装置1
0へ接続されている。そのため、このシステムでは、上
記入力装置3及びCRT表示装置7を介して産業用プラ
ント14のコントローラ装置10、10…の操作を行う
ことが可能であると共に、上記バックアップ用の操作卓
30によって操作を行うことも可能になっている。
【0018】次に、図1には、上記電子計算機1におい
て、本発明のCRTマンマシン画面表示方法を実行する
ための概略構成を示すブロック図が示されている。図に
も示す通り、図示の構成において、この電子計算機1
は、前記入力装置3からの入力信号に基づいて運転員の
入力要求を判別するための入力要求判別部4と、上記入
力要求のうち、特に、「画面表示要求」に沿って表示画
面上に表示される表示情報の中の操作卓面等の固定表示
部分の表示情報を記憶するための、いわゆる、画面表示
情報ファイル12と、後にその詳細を説明するが、複数
の操作指令入力用ボタンスイッチ等の画面毎の個別の表
示部分の表示情報を記憶しいてる表示情報ファイル2と
を備えている。また、これら画面表示情報ファイル12
及び表示情報ファイル2に基づいて、運転員により表示
要求が入力された画面番号(画面NO)に対応して必要
な表示情報を編集するための、いわゆる表示情報編集部
5が設けられている。このシステムでは、さらに、表示
出力制御部6を有し、前記表示情報編集部5からの出力
はこの表示出力制御部6を介してCRT表示装置7へ供
給され、その表示画面上に表示されることとなる。
【0019】一方、前記入力要求判別部4にて判別され
た入力要求のうち、機器の操作を行うための「操作要
求」に対しては、その操作要求に沿った画面番号(画面
NO)の複数の操作指令入力用ボタンスイッチ等、画面
毎の個別の表示部分の操作情報を記憶している操作情報
ファイル11が設けられており、その内部に記憶される
内容の詳細については後に説明する。さらに、この操作
情報ファイル11からの操作情報に基づいて、運転員に
より入力された操作要求の画面番号(画面NO)に対応
した操作情報を選択編集するための操作情報選択編集部
8が設けられている。そして、この操作情報選択編集部
8には、前記コントローラ装置10へ操作指令を出力す
るための操作出力制御部9が接続されている。
【0020】さらに、上記操作情報選択編集部8と上記
操作出力制御部9との間には、インターロック判定部1
8が設けられており、このインターロック判定部18
は、図8に示した操作卓30に接続されたインターフェ
イス装置15から操作卓の情報を入力するための操作卓
情報入力部16と、この操作卓情報を操作卓のインター
ロック条件として編集するためのインターロック条件編
集部17とに接続されている。
【0021】以上に詳細にその構成を説明した本発明に
なるCRTマンマシン画面表示装置の動作について、上
記の図1を参照しながら、以下に説明を加える。まず、
図1の入力装置3によって運転員が要求する入力要求に
は、「画面表示要求」と、機器入切指令出力等の「操作
要求」とがある。これらの入力要求は、電子計算機1の
入力要求判別部4により判別され、同時に、入力された
要求毎に付随する入力情報を取り込む。
【0022】続いて、例えば入力要求が「画面表示要
求」の場合には、入力要求判別部4によってそれを判別
し、表示情報編集部5により、各画面共通の固定表示情
報(例えば操作卓の操作盤面の表示情報)を画面表示情
報ファイル12から索引し、更に、表示情報ファイル2
より該当する画面NOに対応したボタン表示情報(例え
ば操作指令入力用ボタンスイッチの表示情報)を索引す
る。その後、これら読み出した情報を表示出力制御部6
を介して表示装置7に出力し、もって、CRT表示装置
7の画面上に上記操作卓の操作盤面及びその操作指令入
力用ボタンスイッチを表示することとなる。
【0023】一方、操作指令要求の場合(例えば、上記
において「操作要求」と判断された場合)には、入力要
求判別部4によって判断され、さらに、画面が表示中か
否かが判断される。その結果、入力要求が「操作要求」
であり、かつ、画面が表示中であると判断された場合、
前記操作情報選択編集部8により、操作情報ファイル1
1から該当する画面番号(画面NO)に対応したボタン
操作情報(例えば、CRT表示装置7の表示画面上の操
作指令入力用ボタンスイッチに対応した操作出力情報)
を索引して読み出す。その後、前記のインターロック判
定部18により、操作卓30による操作出力が出力され
ていないことを確認することによって電子計算機1によ
り操作出力が可能か否かを判断し、操作された画面上の
座標(X i,Yi)、(Xe,Ye)により操作対象のボタ
ンスイッチを選択決定し、操作出力制御部9を介して編
集を行うと共に、その編集した操作出力をコントローラ
装置10へ出力する。なお、その際、同時に前記操作卓
30による操作出力があった場合には、インターフェイ
ス装置15を介して操作卓入力部16へ入力し、インタ
ーロック条件編集部17にて所定のインターロック条件
が成立するか否かを編集し、そして、インターロック判
定部18によりインターロックが判定され、コントロー
ラ装置10への出力は停止されることとなる。すなわ
ち、CRTマンマシンと操作卓30による操作が競合し
た場合には、操作卓30の方が優先されることとなり、
このことからも、従来からハードウェアで構成されてい
る操作卓と併用されても、併用時における操作指令出力
の競合が防止され、確実かつ安全なプラントの運転操作
が可能となる。
【0024】次に、図2には、上述した表示情報ファイ
ル2(図1を参照)の内容の具体的な一例を示してい
る。図にも示す通り、この表示情報ファイル2は、画面
番号(画面NO)毎に、表示画面内に表示する全てのボ
タン表示情報が格納されている。なお、これらの各々の
ボタン表示情報は、具体的にはボタン名称、先頭及び最
終表示座標(Xin,Yin)、(Xen,Yen)、ボタン厚
み(dn)、及び表示色に関する情報から構成されてい
る。また、添付の図3には、前記表示情報ファイル2を
解釈し、前記表示装置7上に表示される操作指令入力用
ボタンスイッチ22の一つの表示例である。すなわち、
ボタンの先頭、最終表示座標(Xen,Yen)、(Xe1
e1)、及びボタン厚み(dn)によって、表示される
ボタンの表示位置並びにボタンの形状は変化する。ま
た、ボタンの名称は、図中に「ボタン名称」と表示され
た部分に、そのボタンスイッチ22に対応した操作指令
の名前を表示することとなる。
【0025】続いて、図4には、操作情報ファイル11
内に記憶された情報の具体的内容の一例が示されてい
る。図にも示す通り、この操作情報ファィル11には、
各画面番号(画面NO)毎に、表示画面内に表示される
操作可能な全てのボタン操作情報が格納されており、各
々のボタン操作情報の内容は、図に示した一例では、操
作ボタン出力情報(1、2…n)、先頭、最終操作座標
(Xen,Yen)、(Xe1,Ye1)より構成されている。
【0026】さらに、図5には、上述した本発明による
CRTマンマシン画面表示方法の動作を示すフローチャ
ートの一例である。この実施例では、先ず、ステップS
11では、入力装置3より入力される運転員の入力要求
を受け付け、ステップS12で入力要求は表示要求か操
作要求かを判断し、「表示要求」の場合には、ステップ
S13で表示情報ファイルより画面NOに対応したボタ
ン表示情報を読み出し、ステップS14の編集および表
示出力にて表示装置7に表示出力する。
【0027】また、ステップS15にて入力要求が「操
作要求」と判断された場合には、ステップS16にて現
在画面は表示中かを判定し、表示中の場合にはステップ
S17にて操作情報ファイル11より画面NOに対応し
たボタン操作情報を読み出し、ステップ18にて、電子
計算機1よりの操作出力の可否を判定し(すなわち、操
作卓30による操作が行われていないことを判定し)、
判定の結果が可能である場合には、ステップS19で操
作入力情報(操作座標)に該当する操作出力情報を選
択、決定した後、ステップS20の編集及び操作出力に
てコントローラ装置10に操作指令を出力する。
【0028】次に、ハードウェアで構成される操作卓3
0の盤面と、ソフトウェアでCRT表示装置7上にに表
示される操作卓面とについて、添付の図6及び図7を用
いながら具体的に説明する。まず、図6の(A)は、ハ
ードウェアで構成される一般的な操作卓30の外観構成
を示している。これら操作卓30は、操作対象設備毎に
操作卓30−1〜30−nに分割して構成されており、
その各々の操作卓には、図6の(B)に示す監視部(卓
面)31と、図6の(C)に示す操作部(操作盤面)3
2とが配置されている。すなわち、運転員は、監視部3
1上に表示されたプラントの運転状態を監視し、その操
作部(操作盤面)32の操作ボタンスイッチ33、33
…を操作することによって、プラント機器入切等の操作
指令を出力し、監視部31の表示画面上にてその結果の
監視を行うものである。
【0029】図7は、本発明によるCRTマンマシン画
面における表示の一例を示している。すなわち、運転員
は、上記図6に示した操作卓30によらず、図1に示し
たマンマシン画面表示装置のCRT表示装置7を用いて
プラントの監視・操作を行っている。この運転員がマン
マシン画面表示装置を用いてプラントの操作を行う場
合、CRT表示装置7の表示画面21上には、上記図6
の(B)に示した操作卓30の監視卓21上のプラント
系統図等を表示し、その操作を行う場合には、運転員は
入力装置3により、操作部20をもCRTディスプレー
7上に表示させる。すなわち、CRTディスプレー7上
に表示された操作部20には、複数の操作指令入力用ボ
タンスイッチ22、22…がCRTディスプレー7上に
表示される。図7の(B)には、このCRTディスプレ
ー7上に表示された操作部20の一例を示す拡大図が示
されており、なおこの実施例においては、この操作部2
0の大きさ、あるいは、ディスプレー上での表示位置
は、上記入力装置3からの所定の操作により、ディスプ
レー上に表示される他の情報等を考慮しながらプラント
の監視上支障のない任意の位置に配置することが出来る
ようになっている。また、場合によってはその一部だけ
を表示させてもよい。
【0030】また、図7の(B)に示す上記CRT表示
装置7上に表示された操作部20の拡大図を上記図6の
(C)と比較することにより明らかなように、この表示
された操作部20は上記操作卓30の操作部32の操作
用ボタンスイッチ33、33…を、あるいは、これに類
似したものをグラフィック表示したものである。そこ
で、運転員はこのCRTディスプレー上に表示された操
作用ボタンスイッチ22、22…を操作しながらプラン
トの機器入切操作を行うことが可能であり、その際、こ
のCRTディスプレー上に表示される操作用ボタンスイ
ッチ22、22…は、その形状、配置、操作手順など、
上記操作卓30の操作用ボタンスイッチ33、33…と
同じように設定されており、そのため、運転員は操作卓
30上の操作ボタンスイッチ33、33…による操作と
の相違を意識することなく、違和感なく同じ操作感覚で
操作することが可能になる。
【0031】また、上記の実施例では、上記CRT表示
装置7の画面上に表示された操作部20には、操作卓3
0の操作盤面全体でも、あるいは、その一部のみを表示
するようにすることも可能であるが、特に後者では、操
作卓30の操作盤面上の操作ボタンスイッチの数が多い
場合に、その必要な部分だけを選択的に表示させること
が有効である。また、操作卓30の複数の操作部32、
32…に対しては、入力装置3からの入力信号によっ
て、上記CRT表示装置7の画面上に適宜選択して表示
することが出来るようになっている。
【0032】
【発明の効果】以上の本発明の詳細な説明からも明かな
ように、本発明になるマンマシン画面表示装置及び方
法、並びに、これを利用した産業設備用制御装置及び方
法によれば、運転員が、プラント等の制御装置をマンマ
シン装置の表示装置から操作する場合、表示装置上には
バックアップ用として併設される従来からのハード構成
による操作卓の操作盤面が、操作ボタンスイッチを同一
配列で表示されることから、運転員は、マンマシン装置
及び操作卓を統一的に同じ操作感覚で操作することが可
能であり、運転員に負担を強いることなく、誤操作の少
ない操作性に優れた操作環境を提供することが可能にな
る。
【0033】また、複数台の操作卓の情報を表示画面
(画面NO)を切り換えることにより、1台の表示装置
上に表示し操作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の特徴部であるマンマシン装置の全体概
略構成を示すブロック図である。
【図2】上記マンマシン装置の表示情報ファイルに格納
されるデータ配列の一例を示す図である。
【図3】上記マンマシン装置のCRT表示装置上に表示
される操作指令入力用ボタンスイッチの一表示例を示す
図である。
【図4】上記マンマシン装置の操作情報ファイルに格納
されるデータ配列の一例を示す図である。
【図5】上記マンマシン装置の動作である本発明のマン
マシン画面表示方法を示すフローチャートである。
【図6】ハードウェアで構成される一般的な操作卓及び
卓面スイッチ等の一構成例を示す図である。
【図7】本発明によるCRTマンマシン装置の画面表示
の一例を示す図である。
【図8】本発明のマンマシン装置を採用した監視制御シ
ステムの全体構成概要を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 電子計算機 2 表示情報ファイル 3 入力装置 4 入力要求判別部 5 表示情報編集部 6 表示出力制御部 7 表示装置 8 操作情報選択編集部 9 操作出力制御部 10 コントローラ装置 11 操作情報ファイル 12 画面表示情報ファイル 13 LAN 14 プラント 15 インターフェイス装置 16 操作卓情報入力装置 17 インターロック条件編集部 18 インターロック判定部 20 マンマシン装置の操作部 22 マンマシン装置の操作用ボタンスイッチ 30 操作卓 32 操作卓の操作部 33 操作用ボタンスイッチ
フロントページの続き (72)発明者 山田 喜一 茨城県日立市幸町3丁目2番1号 日立エ ンジニアリング株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力装置と、画面表示装置と、演算制御
    装置とを備えたマンマシン画面表示装置であって、前記
    マンマシン画面表示装置とは異なる操作卓と併用される
    ものにおいて、前記演算制御装置は、前記入力装置から
    入力される画面の表示指令あるいは機器の操作指令を判
    別する入力要求判定部と、前記入力要求判定部からの出
    力により起動され、前記画面表示装置上に表示する前記
    操作卓の操作盤面の画像を編集する表示情報編集部と、
    前記表示情報編集部により編集された情報を前記表示装
    置に出力表示する表示出力制御部と、さらに、前記入力
    要求判定部からの出力により起動され、前記入力装置に
    よる前記画面表示装置上での機器の操作指令に基づいて
    前記操作卓の操作盤面に対応する操作を選択する操作情
    報選択編集部とを備えたことを特徴とするマンマシン画
    面表示装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1のマンマシン画面表示装置
    において、さらに、前記操作卓による入力操作が行われ
    ている時には、前記操作情報選択編集部からの出力を停
    止するインターロック手段を備えたことを特徴とするマ
    ンマシン画面表示装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1のマンマシン画面表示装置
    において、前記表示情報編集部は、前記画面表示装置上
    に表示される前記操作盤面画像の大きさ及び表示画面上
    の位置を任意に変えることが可能なことを特徴とするマ
    ンマシン画面表示装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項1のマンマシン画面表示装置
    において、前記表示情報編集部は、複数の前記操作卓に
    対応する各操作盤面を表示するための画面表示情報を記
    憶する表示情報ファイルを備えたことを特徴とするマン
    マシン画面表示装置。
  5. 【請求項5】 入力装置、画面表示装置及び演算制御装
    置を備えたマンマシン画面表示装置と、前記マンマシン
    画面表示装置とは異なる操作卓とを併用して行うマンマ
    シン画面表示方法において、前記演算制御装置は、前記
    入力装置からの入力要求が画面の表示指令かあるいは機
    器の操作指令かを判別し、前記入力要求が画面の表示指
    令であると判別される場合には、前記操作卓の操作盤面
    の画像を編集し、この編集された情報を前記画面表示装
    置上に出力表示し、一方、前記入力要求が機器の操作指
    令であると判別される場合には、前記入力装置からの入
    力に基づいて前記画面表示装置上に表示された操作卓の
    対応する操作を選択して操作出力を出力することを特徴
    とするマンマシン画面表示方法。
  6. 【請求項6】 前記請求項5のマンマシン画面表示方法
    において、さらに、前記操作卓による入力操作が行われ
    ている時には、前記操作出力を停止することを特徴とす
    るマンマシン画面表示装置。
  7. 【請求項7】 前記請求項5のマンマシン画面表示方法
    において、前記画面表示装置の表示画面上に表示される
    前記操作卓画像の大きさ及び表示画面上の位置は任意に
    変えることが可能なことを特徴とするマンマシン画面表
    示方法。
  8. 【請求項8】 プラント設備を制御するコントローラ装
    置を操作入力するための産業設備用制御装置であり、入
    力装置、画面表示装置及び演算制御装置とを備えたマン
    マシン画面表示装置と、前記マンマシン画面表示装置と
    は個別の操作卓とを併用するものにおいて、前記マンマ
    シン画面表示装置は、前記入力装置から入力される画面
    の表示指令あるいは機器の操作指令を判別する入力要求
    判定部と、前記入力要求判定部からの出力により起動さ
    れ、前記画面表示装置上に表示する前記操作卓の操作盤
    面の画像を編集する表示情報編集部と、前記表示情報編
    集部により編集された情報を前記表示装置に出力表示す
    る表示出力制御部と、さらに、前記入力要求判定部から
    の出力により起動され、前記入力装置からの機器の操作
    指令に基づいて前記操作卓の対応する操作を選択する操
    作情報選択編集部とを備えたことを特徴とする産業設備
    用制御装置。
  9. 【請求項9】 前記請求項8の産業設備用制御装置にお
    いて、前記マンマシン画面表示装置は、さらに、前記操
    作卓による入力操作が行われている時には、前記操作情
    報選択編集部からの出力を停止するインターロック手段
    を備えたことを特徴とする産業設備用制御装置。
  10. 【請求項10】 前記請求項8の産業設備用制御装置に
    おいて、前記マンマシン画面表示装置の表示情報編集部
    は、複数の前記操作卓に対応する各操作卓面を表示する
    ための画面表示情報を記憶する表示情報ファイルを備え
    たことを特徴とするマンマシン画面表示装置。
  11. 【請求項11】 前記請求項8の産業設備用制御装置に
    おいて、前記マンマシン画面表示装置の表示情報編集部
    は、前記画面表示装置の表示画面上に表示される前記操
    作卓画像の大きさ及び表示画面上の位置を任意に変える
    ことが可能なことを特徴とする産業設備用制御装置。
  12. 【請求項12】 プラント設備を制御するコントローラ
    装置を操作入力するための産業設備用制御方法であり、
    入力装置、画面表示装置及び演算制御装置とを備えたマ
    ンマシン画面表示装置と、前記マンマシン画面表示装置
    とは個別の操作卓とを併用するものにおいて、前記マン
    マシン画面表示装置は、さらに、前記操作卓の操作盤面
    の画面情報を記憶する記憶手段を備え、前記入力装置か
    らの入力に対応し、前記記憶手段からの画面情報に基づ
    いて前記操作卓の操作盤面を前記画面表示装置上に表示
    することを特徴とする産業設備用制御方法。
  13. 【請求項13】 前記請求項12の産業設備用制御方法
    において、前記マンマシン画面表示装置は、前記画面表
    示装置の表示画面上に表示される前記操作卓画像の大き
    さ及び表示画面上の位置を任意に変えることが可能なこ
    とを特徴とする産業設備用制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006102524A (ja) * 2005-11-14 2006-04-20 Namco Ltd ゲームシステム、プログラム及び情報記憶媒体
CN113859368A (zh) * 2021-09-30 2021-12-31 贵州航天南海科技有限责任公司 一种车载驾驶舱人机交互操控台

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