JPH0643785A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH0643785A
JPH0643785A JP4197044A JP19704492A JPH0643785A JP H0643785 A JPH0643785 A JP H0643785A JP 4197044 A JP4197044 A JP 4197044A JP 19704492 A JP19704492 A JP 19704492A JP H0643785 A JPH0643785 A JP H0643785A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
state
abnormality
detection signal
temperature
switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4197044A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Hirooka
和彦 廣岡
Masao Watabe
昌雄 渡部
Shiyoukiyou Kou
松強 黄
Mitsuo Nimura
光夫 仁村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP4197044A priority Critical patent/JPH0643785A/ja
Publication of JPH0643785A publication Critical patent/JPH0643785A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Control Of Temperature (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 定着器内の発熱部分が過昇温状態となる以前
にその異常を検知し得るよう構成した画像形成装置を提
供する。 【構成】 画像形成装置本体の電源投入後に、所定時間
だけ(ステップS507)スイッチ手段をオフ状態にし
て上記異常検出を行い、異常時には、画像形成装置本体
への電力の供給を遮断する(ステップS506)ことが
できるので、定着器が実際に過昇温状態となってしまう
以前に異常を検出でき、定着器からの発煙や熱によるダ
メージを受けることを防止し、安全性および信頼性の向
上を図ることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成装置に関し、特
に、加熱手段を組み込んだ定着器を備えた画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の画像形成装置のひと
つとして、熱定着を行う電子写真式複写機が知られてい
る。この複写機に含まれている定着器では、定着ローラ
にハロゲンヒータ等の加熱手段を組み込み、定着ローラ
の表面温度をサーミスタ等の温度検出素子で検出し、加
熱手段に接続されたトライアック等のスイッチ素子をオ
ン・オフ制御することによって、定着ローラの表面温度
が所定温度になるように制御している。
【0003】また、定着ローラの表面に温度ヒューズや
サーモスイッチ等を配置し、上記加熱手段に接続するこ
とによって、加熱制御の異常等による定着ローラの過昇
温時に、加熱手段への電力の供給を遮断して、発火防止
等の安全対策を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例において、
トライアック等のスイッチ素子が出力ショート状態とな
って故障した場合、温度制御手段により過昇温状態が検
出されるまで、あるいは、サーモスイッチ等により電力
の供給が遮断されるまでは加熱手段に通電が行われ続け
るため、定着ローラが温度上昇を続けることとなる。
【0005】しかしながら、異常検知の機構は、誤検知
防止のため、通常の制御温度に対して多少の余裕を持た
せているため、異常検出時には、発火までは至らないも
のの、発煙したり、定着ローラが熱によるダメージを受
けた状態となってしまう等という不都合が生じることが
あった。
【0006】よって本発明の目的は上述の点に鑑み、定
着器内の発熱部分が過昇温状態となる以前にその異常を
検知し得るよう構成した画像形成装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は加熱手段を有する定着ローラの表面温度
を温度検出手段で検出し、所定温度となるよう制御を行
う定着器を備えた画像形成装置において、前記加熱手段
への電力の供給と遮断を切り換えるスイッチ手段と、前
記温度検出手段から得られた温度検出信号に応答して、
前記スイッチ手段を電力供給状態または電力遮断状態に
するためのスイッチ制御信号を出力し、前記定着ローラ
の表面温度を所定温度に制御するコントローラ手段と、
前記加熱手段へ電力が供給状態にあるか、または遮断状
態にあるかを検出して状態検出信号を出力する状態検出
手段と、前記スイッチ制御信号と前記状態検出信号の不
一致により異常を検出し、異常検出信号を出力する異常
検出手段とを具備したものである。
【0008】ここで、前記状態検出手段は、前記スイッ
チ手段における出力側の両端子間に所定の電圧が発生し
ていないことを検出することにより前記加熱手段へ電力
が供給状態にあることを判別し、また該両端子間に所定
の電圧が発生していることを検出することにより遮断状
態にあることを判別して、前記状態検出信号を出力し、
前記異常検出手段は、前記スイッチ制御信号が電力遮断
状態で前記状態検出信号が供給状態を示しているとき、
または、前記スイッチ制御信号が電力供給状態で前記状
態検出信号が遮断状態を示しているときに、異常を検出
して前記異常検出信号を出力するのが好適である。
【0009】また、前記状態検出手段は、前記加熱手段
における両端子間に所定の電圧が発生していることを検
出することにより前記加熱手段へ電力が供給状態にある
ことを判別し、また該両端子間に所定の電圧が発生して
いないことを検出することにより遮断状態にあることを
判別して、前記状態検出信号を出力し、前記異常検出手
段は、前記スイッチ制御信号が電力遮断状態で前記状態
検出信号が供給状態を示しているとき、または、前記ス
イッチ制御信号が電力供給状態で前記状態検出信号が遮
断状態を示しているときに、異常を検出して前記異常検
出信号を出力することも可能である。
【0010】さらに加えて、前記異常検出信号が出力さ
れている時間を計数するタイマー手段を有し、前記タイ
マー手段により前記異常検出信号が所定時間以上連続し
て出力されたことが検出されたとき、異常状態として所
定の異常対処処理を実行し、異常表示をすると共に装置
を停止状態にすることも可能である。
【0011】ここで、前記コントロール手段は、前記タ
イマー手段の出力に基づいて異常状態が検出されるに要
する前記所定時間以上にわたり、前記温度検出信号に拘
りなく、前記スイッチ手段がオフ状態またはオン状態に
固定されるよう前記スイッチ制御信号を出力するのが好
適である。
【0012】あるいは、前記加熱手段への電力の供給お
よび遮断を切り換える前記スイッチ手段の上流側に、前
記定着器を含む画像形成装置全体に対して電力の供給と
遮断を切り換える第2のスイッチ手段を備え、前記スイ
ッチ制御信号を前記温度検出信号によらない固定出力に
するタイミングとして、前記コントロール手段は、前記
第2のスイッチ手段の投入時を基準にしたタイミングに
設定することも可能である。
【0013】また、加熱手段を有する定着ローラの表面
温度を温度検出手段で検出し、所定温度となるよう制御
を行う定着器を備えた画像形成装置において、前記加熱
手段への電力の供給と遮断とを切り換える第1のスイッ
チ手段と、前記温度検出手段から得られた温度検出信号
に応答して、前記第1のスイッチ手段を電力供給状態ま
たは電力遮断状態にするためのスイッチ制御信号を出力
し、前記定着ローラの表面温度を所定温度に制御するコ
ントロール手段と、前記加熱手段へ電力が供給状態にあ
るか、または遮断状態にあるかを検出して状態検出信号
を出力する状態検出手段と、前記スイッチ制御信号と前
記状態検出信号の不一致により異常を検出し、異常検出
信号を出力する異常検出手段と、前記異常検出信号が第
1の設定時間以上連続して出力されたことを検出する第
1のタイマー手段と、前記異常検知信号が第2の設定時
間以上連続して出力されたことを検出する第2のタイマ
ー手段と、前記第1のスイッチ手段の上流側に配置さ
れ、前記定着器を含む画像形成装置全体に対して電力の
供給と遮断を切り換える第2のスイッチ手段とを備え、
前記第2のスイッチ手段は、前記第1のタイマー手段か
らの出力信号、または、前記コントロール手段からの出
力信号に応答して、電力遮断状態に設定されるよう構成
するのも可能である。
【0014】このとき、前記第2のタイマー手段におけ
る第2の設定時間を、少なくとも、前記第1のタイマー
手段における第1の設定時間より短くするのが好適であ
る。
【0015】
【作用】本発明によれば、スイッチ手段をオン・オフす
るスイッチ制御信号と、加熱手段への電力の供給状態を
表す状態検出信号と、の不一致により異常を検出する構
成としてあるので、画像形成装置本体の電源投入後に、
所定時間だけスイッチ手段をオフ状態にして上記異常検
出を行い、異常時には、画像形成装置本体への電力の供
給を遮断することができるので、定着器が実際に過昇温
状態となってしまう以前に異常を検出でき、定着器から
の発煙や熱によるダメージを受けることを防止し、安全
性および信頼性の向上を図ることが可能となる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
【0017】実施例1 図2は、本発明を適用した画像形成装置の一例を示す断
面構成図である。
【0018】本実施例による画像形成装置は電子写真方
式の画像形成装置であり、機能的に分類することによ
り、給紙搬送系,露光系,作像系,制御系の4つのブロ
ックで構成される。
【0019】露光系は、原稿台、原稿照明部、光路部等
からなり、原稿台に置かれた原稿を原稿照明ランプ4で
走査し、原稿光像は複数のミラーとズームレンズ8を介
して感光ドラム12に投影される。
【0020】原稿照明ランプ4の走査は不図示の光学駆
動用ステッピングモーターで駆動され、ズームレンズ8
は不図示のレンズ駆動用ステッピングモーターで駆動さ
れ、原稿照明ランプ4の走査スピードの変更およびレン
ズモーターの位置の移動により、出力画像の変倍を行っ
ている。
【0021】作像系は、感光ドラム12、1次帯電器
9、現像器16、ドラムクリーナ部6等からなる。向っ
て時計方向に回転している感光ドラム12上に、1次帯
電器9によって一様に帯電されたドラム表面電荷は、ブ
ランク露光ランプ10によって非画像部の電荷が除去さ
れ、画像部が前記露光系からの原稿の投影光により露光
される。画像露光によって感光ドラム上に作成された静
電潜像は、現像器16、またはCDユニット13により
現像された後、転写帯電器24により、給紙部から搬送
されてきた転写紙に転写される。
【0022】転写後の感光ドラム12はクリーニングユ
ニット6によって残留トナーが取り除かれ、さらに、前
露光ランプ7により残留電荷が除電され、再び、1次帯
電、画像露光、現像、転写といったプロセスが繰り返さ
れる。
【0023】給紙搬送系は、給紙部、搬送部、定着部等
からなる。1段目カセット28からの給紙動作は、カセ
ット1給紙ローラ21によりカセットから転写紙が給紙
され、タテパスローラ18によりレジストローラ22ま
で搬送される。2段目カセット29からの給紙動作は、
カセット2給紙ローラ20によりカセットから転写紙が
給紙され、タテパスローラ19および18によりレジス
トローラ22まで搬送される。手差しによる給紙動作
は、手差しにより給紙された転写紙が、手差し給紙ロー
ラ17によりレジストローラ22まで搬送される。
【0024】レジストローラ22まで搬送された転写紙
は、レジストローラ22に突き当てループを形成し、斜
行取りや画像先端合わせのタイミング補正が行われる。
また、本機では、感光ドラム12上の画像横方向端部と
転写紙の端部を一致させるために、不図示のステッピン
グモータにより、レジストローラ22を横方向に動かす
制御も行っている。
【0025】レジストローラ22から搬送された転写紙
には、転写帯電器24により感光ドラム12上に現像さ
れたトナー像が転写され、転写紙は分離帯電器25によ
り感光ドラム12から分離され、搬送部27を通って、
定着ローラ30まで搬送される。
【0026】定着ローラ30は、定着ヒータ311(図
3)で加熱され、その表面温度をサーミスタ302(図
3)で検出して、定着ローラ30の表面温度が所定値に
なるように制御されている。定着ローラ30に搬送され
た転写紙は、定着ローラ30により、転写紙上に転写さ
れたトナー像が熱と圧力により定着される。定着後の定
着ローラはウェブ5によりクリーニングされる。
【0027】トナー像が定着された転写紙は、通常コピ
ーの場合、排紙ローラ31および33により搬送され、
機外に排出される。
【0028】多重コピーの場合、紙偏向板32が上部に
向けられ、1面目コピー定着後の転写紙は、排紙ローラ
31から下搬送部入口ローラ34へ搬送され、セットバ
ックローラ26、下搬送部出口ローラ35を通ってレジ
ストローラ22へ搬送される。以後、通常コピーと同様
にして2面目のコピーが行われ、多重コピーされた転写
紙は排出される。
【0029】両面コピーの場合、1面目コピー定着後の
転写紙は、排紙ローラ31から排紙ローラ32へ搬送さ
れ、転写紙の後端が紙偏向板32を通過してから排紙ロ
ーラ32を抜けるまでの間に、不図示のステッピングモ
ータで駆動されている排紙ローラ32は逆転し、紙偏向
板32が上部に向けられ、スイッチバックされた転写紙
は下搬送部入口ローラ34へ搬送され、セットバックロ
ーラ26、下搬送部出口ローラ35を通ってレジストロ
ーラ22へ搬送される。以後、通常コピーと同様にして
2面目のコピーが行われ、両面コピーされた転写紙は排
出される。
【0030】図3は、本発明の一実施例による画像形成
装置の制御系の一例を示すブロック図である。
【0031】図3において、300は制御部(コントロ
ーラ)で、CPU300a、ROM300b、RAM3
00c等から構成され、ROM300bに格納されたプ
ログラムに基づいて複写シーケンスを総轄制御する。
【0032】操作部312は、コピーモード(片面・両
面・多重モード、複写倍率、カセット選択等)設定キ
ー、複写枚数等を設定するテンキー、複写動作開始を指
示するスタートキー、複写動作停止を指示するストップ
キー、動作モードを標準状態に復帰するリセットキー、
等のキー入力部、および、動作モードの設定状態等を表
示するLED・液晶等の表示部が配置されている。
【0033】サーミスタ302は、定着ローラ30の表
面温度を検出し、A/D変換器301でA/D変換され
た値がコントローラ300に入力される。コントローラ
300は、サーミスタ302の検出値により、定着ロー
ラ30の表面温度が所定値になるように制御している。
【0034】高圧制御部303は、1次帯電器9、転写
帯電器24等の帯電系、および現像器16等に所定の電
位を印加する高圧ユニット304の制御を行う。
【0035】モータ制御部305は、各種ステッピング
モータやメイン駆動モータ等のモータ306の駆動を制
御する。
【0036】DC負荷制御部307は、カセット1給紙
ローラ21用等のソレノイド、タテパスローラ18用等
のクラッチ、および、ファン等の駆動を制御する。
【0037】308は、転写紙の紙づまり検知用等のセ
ンサー類で、制御部300に入力される。
【0038】ACドライバー309は、原稿照明ランプ
4等のAC負荷310、および、定着ヒータ311への
AC電源供給を制御する。また、原稿照明ランプ4、定
着ヒータ311等の異常を検出し、シャットオフ機能付
きのメインスイッチ314をオフ状態にする。
【0039】DC電源313は、コントローラ300等
にDC電源を供給し、電源プラグ316から入力された
AC電源は、ドアスイッチ315、メインスイッチ31
4を介してDC電源313に入力される。
【0040】ペーパーデッキ351は、転写紙の積載枚
数を増やすための給紙装置で、オプションとして接続さ
れる。
【0041】エディター352は、トリミング・マスキ
ング処理等の位置情報を入力するためのもので、オプシ
ョンで接続される。
【0042】フィーダー353は、複数枚の原稿を自動
的にセットするためのもので、オプションで接続され
る。
【0043】ソーター354は、排出される転写紙を仕
分けするためのもので、オプションとして接続される。
【0044】図1は、図3に示した制御系から、定着ヒ
ータ制御に関連する部分のみを抜き出して示した回路図
である。
【0045】図1において、定着ヒータ311には、ド
アスイッチ315およびメインスイッチ314を介して
AC電源が供給され、SSR103がオンしたときに定
着ヒータは通電されて、定着ローラ30を加熱する。
【0046】SSR103は、コントローラ300によ
り制御され、コントローラ300からTr104のベー
スにHigh信号が出力されるとTr104がオンさ
れ、Tr104のオンによりTr103もオンされて、
TR103のエミッタからコレクタに電流が流れること
により、SSR103はオンされる。コントローラ30
0からLow信号が出力されると、TR14,Tr10
3がオフするため、SSR103もオフされる。
【0047】サーミスタ302は、定着ローラの表面温
度を検出するためのもので、定着ローラの表面温度に従
ってサーミスタ302の抵抗値が変化する(温度が高く
なると抵抗値は低くなる)ことにより、R101とサー
ミスタ302で分圧された電圧(温度が高くなると分圧
された電圧は低くなる)を、A/Dコンバータ301で
アナログ/ディジタル変換して、コントローラ300で
検出している。コントローラ300には、サーミスタ3
02の特性に従った、表面温度とA/D変換値の対応デ
ータがあらかじめ設定されており、定着ローラが所定の
温度になるように、SSR103を制御している。
【0048】また、コントローラ300は、サーミスタ
によるA/D変換値により、定着ローラの表面温度が規
定値を越えたことを検出した場合、異常状態として、T
r101のベースにHigh信号を出力し、メインスイ
ッチ314のシャットオフ機能を動作させ、メインスイ
ッチをオフして、定着ヒータへのAc電源供給を遮断す
る。さらに、後述するSSR103の異常信号を検出し
た場合にも、Tr101にHigh信号を出力して、メ
インスイッチをオフする動作を行う。
【0049】次に、本制御回路の異常検知回路(過昇温
検知およびSSR異常検知)について説明する。
【0050】過昇温検知回路は、コンパレータ101、
102等で構成され、サーミスタ302による温度検知
信号は、コンパレータ101の負入力に入力され、R1
02,R103により設定された規定値(過昇温検知温
度に対応した値)が、コンパレータ101の正入力に基
準値として入力されている。
【0051】また、コンパレータ102の正入力にはコ
ンパレータ101の出力信号が入力され、正入力にはR
107,R108で設定された基準値が入力されてい
る。
【0052】ここで、サーミスタで検出された温度が規
定温度より低い場合(検知電圧が高い場合)には、コン
パレータ101の負入力が正入力より大きくなり、コン
パレータの出力はLow信号となり、コンパレータ10
2の正入力が負入力より低くなるため、コンパレータ4
102の出力信号はLow信号となる。
【0053】一方、サーミスタによる検出温度が規定温
度よりも高く(検知電圧が低く)なると、負入力が正入
力より低くなるため、コンパレータ101の出力はハイ
インピーダンス状態となり、コンパレータ102の正入
力は、R105とC101で決定される時定数に従って
電圧が上昇する(なお、R104はR105に対して十
分小さい値となっている)。
【0054】コンパレータ102の正入力が負入力の基
準値を越えると、出力はハイインピーダンス状態とな
り、D101を介してTr101をオンさせることによ
り、メインスイッチ314をオフ状態にして、定着ヒー
タに供給されているAC電源を遮断する。
【0055】なお、本実施例においてはノイズ等による
誤動作を防止するため、R105とC101により、約
3秒程度の時定数を持たせているが、必要に応じて時定
数を持たせない構成にしても良い。
【0056】SSR異常検知回路は、コントローラ30
0がSSR103に対してオフ信号を出力しているにも
かかわらず、SSR103がオン状態となっているのを
異常として検出する回路で、ダイオードブリッジ10
4、フォトカプラ105、コンパレータ106等により
構成される。
【0057】通常、SSR103が正常な場合には、S
SR103がオフ状態の時、SSR103の両端には電
圧が発生しており、ダイオードブリッジ104を介して
フォトカプラ105の入力に電流が流れ、フォトカプラ
105はオン状態となる(なお、ダイオードブリッジ1
04側に流れる電流は定着ヒータ311が発熱しない値
となっている)。
【0058】フォトカプラ105がオンしていると、T
r102もオンされ、Tr105がオフ、Tr106が
オンとなり、コンパレータ106の正入力が、R11
6,R117により設定された基準値が入力されている
負入力より低くなるため、コンパレータ106の出力は
Low信号となる。
【0059】また、Tr102の出力はSSR異常検知
信号として、コントローラに入力され、コントローラ3
00は検知信号がLow信号のとき、SSR103が正
常であると判断する。
【0060】一方、コントローラ300がSSR103
の入力に対してオフ信号を出しているにもかかわらず、
SSR103がオン状態となっていると、SSR103
の両端は同電位となり、フォトカプラ105がオフされ
るため、Tr102もオフ状態となり、Tr105がオ
ン、Tr106がオフとなるため、コンパレータ106
の正入力は、R114とC103で決定される時定数に
したがって電圧が上昇する(なお、R113はR114
に対して十分小さい値となっている)。
【0061】コンパレータ106の正入力が負入力の基
準値を越えると、出力はハイインピーダンス状態とな
り、D102を介してTr101をオンさせることによ
り、メインスイッチ314をオフ状態にして、定着ヒー
タに供給されているAC電源を遮断する。
【0062】なお、コントローラがSSR103をオン
状態にしているときには、D104によりコンパレータ
106の正入力は常にLowレベルとなっている。
【0063】また、本実施例においては、ノイズ等によ
る誤動作を防止するためR114とC103により、約
3秒程度の時定数をもたせているが、必要に応じて時定
数をもたせない構成にしても良い。
【0064】図5は、制御系の定着ヒータ制御手順を示
すフローチャートである。
【0065】電源が投入され定着ヒータ制御が開始され
ると、まず、所定時間だけ定着ヒータ311をオフ状態
にしてSSR103の異常検知を行うために、定着ヒー
タ311をオフのままにしておき(ステップS50
1)、上記所定時間をカウントするためのカウンタをク
リアして初期化しておく。
【0066】なお、本実施例では、図3のSSR異常検
知回路に約3秒の時定数を持たせているため、上記所定
時間は、5秒に設定されている。
【0067】次に、ステップS503で、サーミスタ3
02からの入力値により定着ローラの過昇温検知を行
い、定着ローラが所定温度(本実施例では200度)以
上と検知された場合には、不図示の異常処理ルーチンへ
ジャンプして、異常状態を表示すると共に所定の異常処
理を行い、所定時間後にメインスイッチ314をオフ
し、装置本体への電源を遮断する。
【0068】ステップS503で過昇温となっていない
ことが確認されたら、次にステップS504でSSR異
常検出を行う。SSR異常検出は、SSR103へ出力
している制御信号とSSR異常検知回路からの入力値と
を比較し、状態が一致していないときに異常状態と判断
し、SSR異常が検出されたときには、異常処理ルーチ
ンへジャンプし、過昇温検知の場合と同様の処理を行
う。
【0069】ステップS504でSSR異常となってい
ないことが確認されたら、次にステップS505で、サ
ーミスタ302からの入力値により、定着ローラが温調
温度以上となっているかどうか検知し、温調温度以上の
ときにはステップS506で定着ヒータをオフした後、
ステップS503へジャンプし、ステップS503から
S509を繰り返す。
【0070】ステップS505で定着ローラが温調温度
より低温と検知されたときには、ステップS507で、
電源投入時の定着ヒータをオフしてのSSR異常検知が
所定時間以上行われたかどうか判断し、行われていない
場合には、S509でカウンタをカウントし、ステップ
S503へジャンプし、所定時間経過するまでステップ
S503からS509を繰り返す。
【0071】ステップS507で所定時間以上行われた
ことが確認されたら、定着ヒータをオンし定着ローラを
加熱状態にし、ステップS503へジャンプして、以後
ステップS503からS508を繰り返す。
【0072】実施例2 図4は、図1で示した定着ヒータ制御回路の他の実施例
である。すなわち、図1ではSSRの両端の電圧を検出
してSSR異常検知をしているのに対し、定着ヒータの
両端の電圧を検出してSSR異常検知を行った場合の実
施例である。
【0073】以下に、図1に対して異なっているSSR
異常検知回路についてのみ説明を行う。
【0074】SSR異常検知回路は、コントローラ30
0がSSR103に対してオフ信号を出力しているにも
かかわらず、SSR103がオン状態となっているのを
異常として検出する回路で、ダイオードブリッジ10
4、フォトカプラ105、コンパレータ106等により
構成される。
【0075】通常、SSR103が正常な場合には、S
SR103がオフ状態のとき、定着ヒータ311の両端
は同電位となっており、フォトカプラ105がオフされ
るため、Tr102もオフ状態となり、Tr106がオ
ンとされ、コンパレータ106の正入力が、R116,
R117により設定された基準値が入力されている負入
力より低くなるため、コンパレータ106の出力はLo
w信号となる。
【0076】また、Tr102の出力はSSR異常検知
信号としてし、コントローラに入力され、コントローラ
300は検知信号がHigh信号のとき、SSR103
が正常であると判断する。
【0077】一方、コントローラ300がSSR103
の入力に対してオフ信号を出しているにもかかわらず、
SSR103がオン状態となっていると、定着ヒータ3
11の両端に電圧が発生され、ダイオードブリッジ10
4を介してフォトカプラ105の入力に電流が流れ、フ
ォトカプラ105はオン状態となる。
【0078】フォトカプラ105がオンしていると、T
r102もオンされ、Tr106がオフとなるため、コ
ンパレータ106の正入力は、R114とC103で決
定される時定数にしたがって電圧が上昇する(なお、R
113はR114に対して十分小さい値となってい
る)。
【0079】コンパレータ106の正入力が負入力の基
準値を越えると、出力はハイインピーダンス状態とな
り、D102を介してTr101をオンさせるとこによ
り、メインスイッチ314をオフ状態にして、定着ヒー
タに供給されているAC電源を遮断する。
【0080】なお、コントローラがSSR103をオン
状態にしているときには、D104によりコンパレータ
106の正入力は常にLowレベルとなっている。
【0081】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、加熱手段へ電力供給するためのスイッチ手段をオン
・オフする制御信号と、定着器に組み込まれた加熱手段
に対して電力が供給状態にあるかまたは遮断状態にある
かを実際に検出する手段からの検出信号とを参照し、こ
れら両信号の不一致により異常を検出する構成としてあ
るので、画像形成装置本体の電源投入直後に、所定時間
だけスイッチ手段をオフ状態にして上記異常検出を行
い、異常時には、画像形成装置本体への電力の供給を遮
断することができる。その結果、定着器が実際に過昇温
状態となってしまう以前に異常を検出でき、定着器から
の発煙や熱によるダメージを受けることを防止し、安全
性および信頼性の向上が図れるという、格別な効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における定着ヒータ制御部の
回路図である。
【図2】本発明を適用した画像構成装置の断面構成図で
ある。
【図3】本発明の一実施例における制御系のブロック図
である。
【図4】図1に示した定着ヒータ制御部の他の実施例を
示す回路図である。
【図5】本発明の一実施例における定着ヒータ制御手順
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 第3ミラー 2 第2ミラー 3 第1ミラー 4 原稿照明ランプ 5 ウェブ 6 クリーナ部 7 前露光ランプ 8 ズームレンズ 9 1次帯電器 10 ブランク露光ランプ 11 第6ミラー 12 感光ドラム 13 CDユニット 14 第4ミラー 15 第5ミラー 16 現像器(黒) 17 手差し給紙ローラ 18 タテパスローラ1 19 タテパスローラ2 20 カセット2給紙ローラ 21 カセット1給紙ローラ 22 レジストローラ 23 転写前帯電器 24 転写帯電器 25 分離帯電器 26 セットバックローラ 27 搬送部 28 カセット1 29 カセット2 30 定着ローラ 31 排紙ローラ1 32 紙偏向板 33 排紙ローラ2 34 下搬送部入口ローラ 35 下搬送部出口ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 仁村 光夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱手段を有する定着ローラの表面温度
    を温度検出手段で検出し、所定温度となるよう制御を行
    う定着器を備えた画像形成装置において、 前記加熱手段への電力の供給と遮断を切り換えるスイッ
    チ手段と、 前記温度検出手段から得られた温度検出信号に応答し
    て、前記スイッチ手段を電力供給状態または電力遮断状
    態にするためのスイッチ制御信号を出力し、前記定着ロ
    ーラの表面温度を所定温度に制御するコントローラ手段
    と、 前記加熱手段へ電力が供給状態にあるか、または遮断状
    態にあるかを検出して状態検出信号を出力する状態検出
    手段と、 前記スイッチ制御信号と前記状態検出信号の不一致によ
    り異常を検出し、異常検出信号を出力する異常検出手段
    とを具備したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記状態検出手段
    は、前記スイッチ手段における出力側の両端子間に所定
    の電圧が発生していないことを検出することにより前記
    加熱手段へ電力が供給状態にあることを判別し、また該
    両端子間に所定の電圧が発生していることを検出するこ
    とにより遮断状態にあることを判別して、前記状態検出
    信号を出力し、 前記異常検出手段は、前記スイッチ制御信号が電力遮断
    状態で前記状態検出信号が供給状態を示しているとき、
    または、前記スイッチ制御信号が電力供給状態で前記状
    態検出信号が遮断状態を示しているときに、異常を検出
    して前記異常検出信号を出力することを特徴とする画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記状態検出手段
    は、前記加熱手段における両端子間に所定の電圧が発生
    していることを検出することにより前記加熱手段へ電力
    が供給状態にあることを判別し、また該両端子間に所定
    の電圧が発生していないことを検出することにより遮断
    状態にあることを判別して、前記状態検出信号を出力
    し、 前記異常検出手段は、前記スイッチ制御信号が電力遮断
    状態で前記状態検出信号が供給状態を示しているとき、
    または、前記スイッチ制御信号が電力供給状態で前記状
    態検出信号が遮断状態を示しているときに、異常を検出
    して前記異常検出信号を出力することを特徴とする画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記異常検出信号が
    出力されている時間を計数するタイマー手段を有し、 前記タイマー手段により前記異常検出信号が所定時間以
    上連続して出力されたことが検出されたとき、異常状態
    として所定の異常対処処理を実行し、異常表示をすると
    共に装置を停止状態にすることを特徴とする画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記コントロール手
    段は、前記タイマー手段の出力に基づいて異常状態が検
    出されるに要する前記所定時間以上にわたり、前記温度
    検出信号に拘りなく、前記スイッチ手段がオフ状態また
    はオン状態に固定されるよう前記スイッチ制御信号を出
    力することを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記加熱手段への電
    力の供給および遮断を切り換える前記スイッチ手段の上
    流側に、前記定着器を含む画像形成装置全体に対して電
    力の供給と遮断を切り換える第2のスイッチ手段を備
    え、 前記スイッチ制御信号を前記温度検出信号によらない固
    定出力にするタイミングとして、前記コントロール手段
    は、前記第2のスイッチ手段の投入時を基準にしたタイ
    ミングに設定することを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 加熱手段を有する定着ローラの表面温度
    を温度検出手段で検出し、所定温度となるよう制御を行
    う定着器を備えた画像形成装置において、 前記加熱手段への電力の供給と遮断とを切り換える第1
    のスイッチ手段と、 前記温度検出手段から得られた温度検出信号に応答し
    て、前記第1のスイッチ手段を電力供給状態または電力
    遮断状態にするためのスイッチ制御信号を出力し、前記
    定着ローラの表面温度を所定温度に制御するコントロー
    ル手段と、 前記加熱手段へ電力が供給状態にあるか、または遮断状
    態にあるかを検出して状態検出信号を出力する状態検出
    手段と、 前記スイッチ制御信号と前記状態検出信号の不一致によ
    り異常を検出し、異常検出信号を出力する異常検出手段
    と、 前記異常検出信号が第1の設定時間以上連続して出力さ
    れたことを検出する第1のタイマー手段と、 前記異常検知信号が第2の設定時間以上連続して出力さ
    れたことを検出する第2のタイマー手段と、 前記第1のスイッチ手段の上流側に配置され、前記定着
    器を含む画像形成装置全体に対して電力の供給と遮断を
    切り換える第2のスイッチ手段とを備え、 前記第2のスイッチ手段は、前記第1のタイマー手段か
    らの出力信号、または、前記コントロール手段からの出
    力信号に応答して、電力遮断状態に設定されることを特
    徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記第2のタイマー
    手段における第2の設定時間を、少なくとも、前記第1
    のタイマー手段における第1の設定時間より短くしたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
JP4197044A 1992-07-23 1992-07-23 画像形成装置 Pending JPH0643785A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4197044A JPH0643785A (ja) 1992-07-23 1992-07-23 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4197044A JPH0643785A (ja) 1992-07-23 1992-07-23 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0643785A true JPH0643785A (ja) 1994-02-18

Family

ID=16367788

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4197044A Pending JPH0643785A (ja) 1992-07-23 1992-07-23 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0643785A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0098892A1 (en) * 1982-07-09 1984-01-25 Tanabe Seiyaku Co., Ltd. Process for preparing 1,5-benzothiazepine derivatives

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0098892A1 (en) * 1982-07-09 1984-01-25 Tanabe Seiyaku Co., Ltd. Process for preparing 1,5-benzothiazepine derivatives

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0082531B1 (en) Electrostatic copying apparatus
JPS60130758A (ja) 像形成装置
JPH0527643A (ja) 定着温度制御装置
JP3347384B2 (ja) 画像形成装置
JPH0643785A (ja) 画像形成装置
JP2001272892A (ja) 画像形成装置
JPH07140836A (ja) 画像形成装置
JPH0535012A (ja) 画像形成装置
JP4434419B2 (ja) 画像形成装置
JPH06202522A (ja) 画像形成装置
EP0193915B2 (en) Electrostatic copying apparatus
JP2688218B2 (ja) 画像処理装置
JPH0676140A (ja) 部品寿命監視システム
JPH07199719A (ja) 画像形成装置
JPH0430582B2 (ja)
JP2637455B2 (ja) 画像読取装置
JPH0237367A (ja) 画像形成装置
JP2000155494A (ja) 定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置
JPS59137965A (ja) 像形成装置
JPH09185307A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JPH07261596A (ja) 画像形成装置
JPH01209244A (ja) 複写装置
JPS6410830B2 (ja)
JPH0588586A (ja) 画像形成装置
JPH08297443A (ja) 画像形成装置および画像形成装置の電源制御方法