JPH0643716Y2 - 複数ローラ式シャシーダイナモメータにおけるローラ旋回用案内装置 - Google Patents

複数ローラ式シャシーダイナモメータにおけるローラ旋回用案内装置

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JPH0643716Y2
JPH0643716Y2 JP12999189U JP12999189U JPH0643716Y2 JP H0643716 Y2 JPH0643716 Y2 JP H0643716Y2 JP 12999189 U JP12999189 U JP 12999189U JP 12999189 U JP12999189 U JP 12999189U JP H0643716 Y2 JPH0643716 Y2 JP H0643716Y2
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roller
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Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 この考案は複数ローラ式シャシーダイナモメータにおけ
るローラ旋回用案内装置に関するものである。
B.考案の概要 この考案は複数のローラ本体にそれぞれ異なる路面パタ
ーンを形成したシャシーダイナモメータで、 異なる路面パターンが形成された複数組のローラ本体の
うち所望の1組を選択する際、車輪をローラに載置した
まま異なる路面パターンを持つローラに変更できるよう
に車輪を乗せるガイド体を設けたことにより路面パター
ンの変更による車輪の試験が極めて迅速にできるように
して試験効率を向上したものである。
C.従来の技術 シャシーダイナモメータは完成車両の各種試験を行うた
めの装置であり、ダイナモメータと車両の車輪を載置す
る単一のローラ本体等から構成されている。
最近の乗用車は高級車イメージの乗心地や操作性等が要
求されるようになってきた関係で、車両試験も実走行に
おける様々な状態での試験を行う必要がある。例えば、
実際に車両が走行する路面は平坦路や凹凸のあるラフロ
ード等様々である。
そこで、従来は第5図に示すようにローラ本体41の外周
表面に路面のパターンを擬似して作った路面パターンブ
ロック42をボルト43によって取り付けて各種の路面パタ
ーンにおける走行状態を試験上で再現できるようにして
いる。
D.考案が解決しようとする課題 以上のように従来は、各種の路面パターンブロックを取
り付けた単一のローラ本体を用いて車両試験を行ってい
るので、各種路面を再現するにはその都度ローラ本体に
取り付けた多数の路面パターンブロックを交換しなけれ
ばならず、以下のような問題があった。
(1)路面パターンブロックはアルミ鋳物等の金属で作
ってあるため重く、取り扱いが極めて不便であり、取り
付け、取り外しに多大な時間を要するため試験効率が著
しく悪いと共に、作業上安全性にかける。
(2)路面パターンブロックはアルミ鋳物で製作されて
いるため重く、回転慣性量が大きくなって車速度(ロー
ラ本体の回転速度)に限界がある。
(3)路面パターンブロックを交換する作業は多大な時
間を要するので、交換作業を行っている間に試験車両の
状態(例えばエンジンの状態)や試験環境(温度、湿度
等)が変化してしまい、同一の試験車両を用いて試験を
しても正確なデータが得られない恐れがある。
上述のように、従来は各種の路面パターンブロックを交
換して車両試験を行うので、路面パターンの交換作業が
短時間で速やかに、かつ安全に行えることが要望されて
いる。
この考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、路面パ
ターンの変更を迅速且つ安全に行うことができるように
するとともに作業効率を飛躍的に向上させることができ
るようにした複数ローラ式シャシーダイナモメータにお
けるローラ旋回用案内装置を提供することを目的とす
る。
E.課題を解決するための手段 この考案はダイナモメータ本体の回転軸に連結されるロ
ーラ本体をダイナモメータ本体と並設し、ローラ本体に
自動車の車輪を載置させ自動車の各種試験を行うシャシ
ーダイナモメータにおいて、 異なる路面パターンが形成されたローラ本体を複数個設
けるとともに、これら各ローラ本体をローラ本体選択回
転機構部にそれぞれ各別に支承し、この選択回転機構部
が旋回するときのローラ本体の旋回径に合わせてガイド
体を各ローラ本体を覆うように設け、このガイド体に各
ローラ本体の一部に車輪が接触する開口部を設けたこと
を特徴とするものである。
F.作用 複数個のローラ本体の外周面には予め異なる路面パター
ンが形成されているので、車両の試験時に所定の路面パ
ターンを有する所望のローラ本体をローラ本体選択回転
機構部により選択する。その後、ローラ本体の回転軸と
ダイナモメータ本体の回転軸とを連結させる。この後、
車両の試験を行い。次に異なる路面パターンにより試験
を行うには前述とは異なる路面パターンを有するローラ
本体を前記回転機構部により選択するが、このとき、車
輪はローラ本体に載置させたまま前記回転機構部を回転
させると車輪はガイド体に移行して選択されたローラ本
体に移る。その後、試験を行う。このように複数個のロ
ーラ本体を用いることにより各種試験に合せた路面パタ
ーンの変更が極めて簡単に行うことができるため試験効
率を飛躍的に向上させることができるようになる。
G.実施例 以下この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図および第2図において、1は直流電気動力計(以
下DCダイナモメータと称す)で、このDCダイナモメータ
1はダイナモメータ設置室2に配設された基台3に固定
される。DCダイナモメータ1の回転軸は継手4を介して
ローラ本体設置室5に延設される。6は防音壁で、この
防音壁6はダイナモメータ設置室2とローラ本体設置室
5とを区画するものである。ローラ本体の設置室5には
外周面に平坦路、ラフロード等に相当する状態のそれぞ
れ異なった路面パターン(図示省略)が形成された一対
のローラ本体7a,7b,8a,8b及び9a,9bを一定の間隔を隔て
設けるとともに、各一対のローラ本体7a,7b、8a,8bおよ
び9a,9bは第3図に示すように回転軸17の外周面にほぼ1
20度の角度の間隔を隔て設けられる。ローラ本体7a,7b
〜9a,9bの外周の軸方向にはガイド体10a,10b,〜12a,12b
を設けてローラ本体7a,7b〜9a,9bを覆う。ガイド体10a,
10b〜12a,12bの外径はローラ体7a,7b〜9a,9bの旋回径に
合わせて構成されるとともに、ガイド体10a,10b,〜12a,
12bは回転軸17に固定棒10c〜12cを介して固着される。
ガイド体10a,10b,〜12a,12bにはローラ体7a,7b〜9a,9b
と車輪が接触する開口部30〜32が形成される。ローラ本
体7a,7b〜9a,9bはそれぞれ各別の回転軸7c,8c,9cに固定
されるとともにその軸はローラ本体の7a,7b〜9a,9bを貫
通して軸受13a,13b〜15a,15bに支承される。この軸受13
a,13b〜15a,15bは旋回体16a,16bに固着される。旋回体1
6a,16bは一対のローラ本体の7a,7b〜9a,9bの外周面側に
沿って配設され、中央部には回転軸17が固着される。回
転軸17は軸受18a,18bに支承される。なお、回転軸17の
図示左端にはスプロケット19とブレーキ20が設けられ
る。21はローラ本体選択駆動モータで、このモータ21は
チェーン22を介して回転軸17に設けられたスプロケット
19に連結されている。従って、モータ21を駆動させるこ
とによりチェーン22、スプロケット19を介して回転軸17
が回転し、これに伴って旋回体16a,16bが回動してロー
ラ本体が選択駆動される。なお、ローラ本体選択回転機
構部は旋回体16a,16b、軸受18a,18b、スプロケット19、
駆動モータ21およびチェーン22から構成される。23はス
トッパ板で、このストッパ板23はローラ本体選択回転機
構部の停止保持用のものである。
なお、第1図中、24はクラッチで、このクラッチ24はDC
ダイナモメータ1の回転軸と、ローラ本体7a,7b〜9a,9b
のうち、例えば選択された1組のローラ本体7a,7bとを
連結させるものである。25は間軸、26はブレーキで、こ
のブレーキはローラ本体7a,7bの連結時にダイナモメー
タ1の回転軸を停止させるものである。また、第2図
中、33,34は軸受や旋回体等を収納した箱体である。
次に上記実施例の動作を述べる。
第1図に示すシャシーダイナモメータ装置のローラ本体
7a,7bに車両の車輪を載置して車両の試験を行う。ま
ず、ローラ本体7a,7bの外周面に形成されている図示し
ない路面パターンを用いて車両走行時のタイヤ騒音や振
動などの試験を行う。この路面パターンによる試験終了
後、つづいてローラ本体8a,8bの外周面の路面パターン
を用い試験を行うには、車両をローラ本体7a,7bに載置
させたまま図示しないローラ選択駆動用ボタンを操作し
ローラ選択駆動モータ21を駆動させる。このモータ21の
駆動力はチェーン22、スプロケット19を介して旋回体16
a,16bの回転軸17に伝達される。これにより旋回体16a,1
6bは回動される。旋回体16a,16bの回動とともにローラ
本体7a,7b〜9a,9bとガイド体10a,10b,〜12a,12bも回動
する。このため、車両の車輪はローラ本体7a,7bからガ
イド体11a,11bに乗り移ってそのまま、車輪が回転しな
がら車輪接触用の開口部31に達し、ローラ本体8a,8bに
載置されるようになる。そして、ローラ本体8a,8bが試
験可能な位置に達すると図示しないリミットスイッチ等
が動作する。この動作により駆動モータ21の電源供給が
断たれモータ21の駆動を停止するとともにブレーキ20が
作動して回転軸17の回転を停止する。この停止後、ロー
ラ本体選択回転機構部を停止した状態に保持して再び車
両の試験を行う。以下同様にしてローラ本体9a,9bを所
定の位置に達するまで駆動させた後、試験を行う。
第4図A,B,Cはこの考案の他の実施例を示すもので、こ
の第4図A,B,Cの実施例はローラ本体7a,7b〜9a,9bを円
筒状のガイド体27で覆うとともにそのガイド体27にロー
ラ本体7a,7b〜9a,9bの一部に車輪が接触する開口部28を
設けたものである。なお、ガイド体27はローラ本体7a,7
b〜9a,9bのブラケット29に固定させる。
この第4図のように構成すると、低騒音試験が可能とな
るとともに円筒状のガイド体27の内部に吸音剤を設けれ
ばさらに低騒音とすることができる。
H.考案の効果 以上述べたように、この考案によれば、予め異なる路面
パターンを有するローラ本体を複数個ローラ本体選択回
転機構部に設けて、車両試験時に異なる路面パターンを
有するローラ本体の1つを選択して試験を行うときに、
車両の車輪をローラ本体に載置させたまま、選択回転機
構部を回転させると、車輪はガイド体に移行して次の路
面パターンを有するローラ本体に移るので、試験時にそ
の都度多数の路面パターンブロックを交換する作業が不
要となり、路面パターンの交換が車輪をローラ本体に載
置させたまま行うことができるため迅速かつ安全に行う
ことができ作業効率を飛躍的に向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および第3図はこの考案の一実施例を示
すもので、第1図は平面図、第2図は軸受等を省略して
示す正面図、第3図はローラ本体とガイド体との関係を
示す第2図のA−A線断面図、第4図A,B,Cはこの考案
の他の実施例を示すもので、第4図Aは平面図、第4図
Bは断面図、第4図Cは側断面図、第5図は従来の路面
パターンブロックを示す斜視図である。 1…DCダイナモメータ、7a7b、8a,8b、9a,9b…ローラ本
体、10a,10b〜12a,12b…ガイド体、16a,16b…旋回体、2
1…駆動モータ、27…円筒状のガイド体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダイナモメータ本体の回転軸に連結される
    ローラ本体をダイナモメータ本体と並設し、ローラ本体
    に自動車の車輪を載置させ自動車の各種試験を行うシャ
    シーダイナモメータにおいて、 異なる路面パターンが形成されたローラ本体を複数個設
    けるとともに、これら各ローラ本体をローラ本体選択回
    転機構部にそれぞれ各別に支承し、この選択回転機構部
    が旋回するときのローラ本体の旋回径に合わせてガイド
    体を各ローラ本体を覆うように設け、このガイド体に各
    ローラ本体の一部に車輪が接触する開口部を設けたこと
    を特徴する複数ローラ式シャシーダイナモメータにおけ
    るローラ旋回用案内装置。
JP12999189U 1989-11-07 1989-11-07 複数ローラ式シャシーダイナモメータにおけるローラ旋回用案内装置 Expired - Fee Related JPH0643716Y2 (ja)

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