JPH0216278Y2 - - Google Patents

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JPH0216278Y2
JPH0216278Y2 JP1481383U JP1481383U JPH0216278Y2 JP H0216278 Y2 JPH0216278 Y2 JP H0216278Y2 JP 1481383 U JP1481383 U JP 1481383U JP 1481383 U JP1481383 U JP 1481383U JP H0216278 Y2 JPH0216278 Y2 JP H0216278Y2
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JP
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cam
vehicle
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roller stand
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JP1481383U
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JPS59120450U (ja
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  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は車輌の車輪と対応して設置されたロ
ーラ台上に車輌を載せ、前記ローラ台の回転によ
り車輌を走行状態になし、これによりサスペンシ
ヨンや車体の各構造部分の疲れ強度を試験する車
輌の耐久試験装置に関するものである。
イ 従来技術 自動車車輌は完成された状態で、走行状態におけ
る各構成部品、特にサスペンシヨンや車体の疲れ
強度(耐久性)を調べる試験がなされている。こ
れは一般の使用者が遭遇すると考えられる荷重や
応力条件において有害な破壊や変形を起さないこ
とを実証すると共に各部品の適合性を知る為にな
されている。
上記耐久試験は一般の使用者の使用条件を少な
い時間でシユミレートできる走行環境を決めるこ
とが必要であり、しかも実際に出合う最も苛酷な
条件で普通より高い頻度を受けるようになすこと
が重要である。
従来の耐久試験は前記条件を満足すべく路面の
凹凸の程度が実際に存在し得る範囲で最も苛酷と
された悪路の試験路を形成し、当該試験路上を実
際に運転し乍ら長時間に亘つて連続走行させて行
つていた。
しかし、上記方法によれば、試験路を設置する
為に広い敷地が必要であり、設備費が高くつくと
いつた問題がある。また長時間路面の状態を同一
に維持せねばならず、保守が困難であり、さらに
条件の異なる路面を設けることができなかつた。
また自動車を苛酷な状態で長時間連続運転する為
に運転者の被労が激しいといつた問題もあつた。
そこで上記問題点を解決するものとして、適当
な凹凸パターンを形成したローラ台を車輌の各車
輪に対応させて配置し、このローラ台上に車輌を
載せ、ローラ台を積極的に回転させることにより
車輌を振動させ乍ら走行状態になして試験を行う
ようになした耐久試験装置が用いられるようにな
つた。
上記試験装置によれば、広い設置スペースを必
要とせず、設備費が安くなり、しかも無人運転が
可能となる為に運転者の労働条件も改善されると
いつた利点がある。
ところで、前述の如き耐久試験装置では、通
常、凹凸パターンに実際に存在し得る範囲内で悪
路の凹凸成分をできるだけ多く含ませることが、
実走行における耐久性能と試験における耐久性と
の相関関係を一致させることができ、試験結果の
信頼性が向上する。しかし、当該装置は車輌の各
車輪を夫々別個のローラ台にて回転駆動させる為
にこれらローラ台の大きさが制約されており、そ
の周面の長さが短かくなつている。従つて各ロー
ラ台の周面に、実際に存在し得る範囲内で最も苛
酷とされる悪路をシユミレーシヨンさせた凹凸パ
ターンを形成したとしても、その範囲が狭く、試
験結果の評価が十分に満足できるものではなかつ
た。
ロ 考案の目的 車輌の少なくとも前輪と後輪とで凹凸パターン
による加振の周期を異ならせることにより、限ら
れた狭い範囲の凹凸パターンでもつて車輌に対し
て幅広いランダムな加振を行わせて信頼性の高い
評価を得ることのできる試験装置を提供せんとす
るものである。
ハ 考案の構成 この考案における耐久試験装置は表面に適宜の
凹凸パターンを形成した前輪駆動用ローラ台と、
該前輪駆動用ローラ台と異なる回転速度で回転
し、かつ表面に適宜の凹凸パターンを形成した後
輪駆動用ローラ台とを備えている。
上記耐久試験装置は、前輪駆動用ローラ台及び
後輪駆動用ローラ台を回転させれば、各ローラ台
上に載つている車両の前後輪を回転させ、同時に
各ローラ台に形成した凹凸パターンにて車両を加
振させて、耐久試験を行える。しかも、前輪駆動
用ローラ台と後輪駆動用ローラ台とで回転速度を
異ならせているので、各ローラ台の凹凸パターン
を変えなくても、一回転毎に車両への加振タイミ
ングをずらせることができ、幅広い加振を行え、
さらに凹凸パターンを換えれば様々な加振を行
え、あらゆる状況をシユミレーシヨンさせること
ができる。
ニ 実施例 第1図は本考案耐久試験装置を示す側面図で、
車輌の左側面のみ示しているが、右側面において
も同様に構成されている。同図において、1は耐
久試験される車輌、2,3は車輌1の前後輪であ
る。4,5は車輌1の前後輪2,3と対応する位
置に設けられた適当な径、例えば直径約1.4mの
ローラ台で、これの回転支軸6,7には夫々大径
の従動プーリ8,9を固着してある。前記従動プ
ーリ8,9はその径を異ならせてある。列えば前
部ローラ台4に設けられた従動プーリ8の径を後
部ローラ台5に設けられた従動プーリ9の径より
僅かに小径になしてあり、両者8,9間で一回転
毎に約3%の回転差を生じるようになしてある。
10はローラ台4,5を回転駆動させる電動モー
タで、これの出力軸11に小径の駆動プーリ12
を固着してあり、この駆動プーリ12と前記従動
プーリ8,9とをベルト13,14等で連結して
ある。従つてこの電動モータ10が動作すると、
駆動プーリ12及びベルト13,14、従動プー
リ8,9を介して前後のローラ台4,5が同時に
同一方向に回転駆動させられ、しかも両従動プー
リ8,9の径の違いにより前後のローラ台4,5
で約3%の回転差を生じ乍ら回転させられる。
尚、この実施例においては両ローラ台4,5は時
計方向に回転させられて車輪2,3を共に走行方
向に回転させる。
前記ローラ台4,5の表面には苛酷な悪路を想
定した凹凸パターン15を形成してある。この凹
凸パターン15は、例えば、ローラ台4,5の周
面に装着される複数の基板16,16…と、各基
板16に取付けられる適宜の高さのカム17,1
7…とで構成されている。前記基板2は、第2図
に示す様に、ローラ台4,5の表面と同一曲率の
内面を有する円弧状で、ローラ台4,5の外周を
複数に等分、例えば8等分された長さに形成さ
れ、その表面両側には幅方向に対向する対のカム
取付用ブラケツト18,19を周方向に沿つて等
間隔毎に複数個、例えば5個宛取付けてある。カ
ム取付用ブラケツト18,19は断面門型に形成
され、その両端下面を基板16の表面に合致する
曲面に形成し、上部支持面18a,19aの長手
方向2個所にボルト孔20,20,21,21を
穿設してあり、その長手方向を基板16の周方向
に沿わせて配置し、溶接等により基板16へ一体
結合させてある。またカム17は四角形のボツク
ス断面に形成され、その両端にT型フランジ2
2,23を一体に結合し、両端フランジ22,2
3にボルト孔24,24,25,25を穿設して
ある。このカム17は基板16の幅方向に沿つて
装着すると共に両端フランジ22,23を夫々対
向するカム取付用ブラケツト18,19に合致さ
せ、各ボルト孔20,20,24,24,21,
21,25,25へボルト(図示せず)を締付け
て固定する。尚、カム17は縦壁17aの高さを
種々の高さになしたものを形成しておく。例えば
5mm間隔で最大50mmまで多種類形成してある。但
し、カム17の下面から両端フランジ22,23
までの高さは常に一定になしておく。
そしてローラ台4,5の表面に装着する基板1
6やカム17の組合せは、これら16,17にて
形成される凹凸パターン15が一般の道路におい
て実際に存在し得る程度で最も苛酷とされる悪路
をシユミレーシヨンし、少ない時間でもつて車輌
1のサスペンシヨンや車体の各構造部品の耐久試
験を行い得るパターンになるように組合せる。例
えば、第3図に示す様に、ローラ台4,5の8分
割された第1セクシヨン27では基板16を直接
ローラ台4,5に取付け、当該基板16の表面に
は先端側から2番目のカム取付用ブラケツト1
8,19間に高さ25mmのカム17を取付け、これ
より後方に順次高さ15mmのカム17、高さ25mm
のカム17、高さ40mmのカム17を夫々のカム取
付用ブラケツト18,19間に取付けてある。第
2セクシヨン28では適当な高さの支持台26を
介して基板16をローラ台4,5を取付け、当該
基板16の表面には2番目のカム取付用ブラケツ
ト18,19間に高さ15mmのカム17を取付け、
続いて3番目のカム取付用ブラケツト18,19
間に高さ25mmのカム17を取付け、他の個所には
カム17を設けない。第3セクシヨン29では前
記と同様支持台26を介して基板16をローラ台
4,5に取付け、当該基板16の表面には2番目
及び3番目のカム取付用ブラケツト18,19間
に夫々高さ25mmのカム17,17を取付け、一個
所飛ばして5番目のカム取付用ブラケツト18,
19間に高さ15mmのカム17を取付け、他の個所
にはカム17を取付けない。第4セクシヨン30
では基板16を直接ローラ台4,5に取付け、当
該基板16の表面には1番目のカム取付用ブラケ
ツト18,19から後方に至り順次高さ25mmのカ
ム17、高さ15mmのカム17、高さ25mmのカム1
7、高さ50mmのカム17、高さ40mmのカム17を
夫々取付けてある。第5セクシヨン31では支持
台26を介して基板16をローラ台4,5に取付
け、当該基板16の表面には3番目のカム取付用
ブラケツト18,19に高さ25mmのカム17を取
付け、続いて4番目のカム取付用ブラケツト1
8,19に高さ15mmのカム17を取付け、他の個
所にカム17を取付けない。第6セクシヨン32
では基板16及びカム17を全く取付けない。第
7セクシヨン33では基板16を直接ローラ台
4,5へ取付け、当該基板16の表面には1番目
のカム取付用ブラケツト18,19から後方に至
り順次高さ25mmのカム17、高さ15mmのカム1
7、高さ25mmのカム17、高さ40mmのカム17、
高さ25mmのカム17を夫々取付けてある。第8セ
クシヨン34では基板16及びカム17を全く取
付けていない。
試験時は上記の如く凹凸パターン15を形成し
たローラ台4,5上に耐久試験を行う車輌1の前
後輪2,3を載せ、且つ車輌1を前後方向に飛び
出したり左右方向に振れたりしないように適宜の
手段で拘束させる。そして車輌1のギヤをニユー
トラルにした状態で電動モータ10を動作させ
る。すると、ベルト13,14及び従動プーリ
8,9を介してローラ台4,5が回転し、これに
より車輌1の前後輪2,3を回転させて走行状態
になし、且つ凹凸パターン15にて夫々前後輪
2,3を介して車輌1へ悪路走行時の振動を頻繁
に作用させてサスペンシヨンや車体の各構造部品
の疲れ強度を調べる。上記加振時、前後のローラ
台4,5の回転速度が異なるので、当該ローラ台
4,5による車輌1への加振の周期が少しずつ異
なるので変化に富むランダムな加振を行うことが
でき、幅広い悪路走行を行わせることができる。
尚、上記実施例では前部ローラ台4と後部ロー
ラ台5とで回転速度を異ならせたが、他に左右の
ローラ台の回転速度を異ならせてもよく、さらに
全てのローラ台の回転速度を異ならせるようにな
してもよい。
ホ 考案の効果 この考案は車輌を加振する複数のローラ台の中
で、少なくとも前輪駆動用ローラ台と後輪駆動用
ローラ台とでその回転速度を異ならせているの
で、ローラ台の周面の限られた狭い範囲内で形成
された凹凸パターンであつても、ローラ台毎に加
振パターンの繰り返し周期が少しずつ異なるた
め、それらが合成された車輌に対する加振パター
ンとしての周期は非常に長いものとなる。従つ
て、その1サイクル内に多くの加振パターンを組
込む事ができるので、変化に富むランダムな加振
を行わせることができ、実走行における耐久性能
と試験における耐久性能との相関関係をよりよく
近似させる事が可能で、この種試験装置における
試験結果の評価の信頼性が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る耐久試験装置の側面図、
第2図は凹凸パターンを形成する基板とカムの斜
視図、第3図は凹凸パターンの一例を示す展開図
である。 1……車輌、2,3……車輪、4,5……ロー
ラ台、8,9……従動プーリ、10……電動モー
タ、13,14……ベルト、15……凹凸パター
ン、16……基板、17……カム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表面に適宜の凹凸パターンを形成した前輪駆動
    用ローラ台と、該前輪駆動用ローラ台と異なる回
    転速度で回転し、かつ表面に適宜の凹凸パターン
    を形成した後輪駆動用ローラ台とを備えたことを
    特徴とする車両の耐久試験装置。
JP1481383U 1983-02-02 1983-02-02 車輌の耐久試験装置 Granted JPS59120450U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1481383U JPS59120450U (ja) 1983-02-02 1983-02-02 車輌の耐久試験装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1481383U JPS59120450U (ja) 1983-02-02 1983-02-02 車輌の耐久試験装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59120450U JPS59120450U (ja) 1984-08-14
JPH0216278Y2 true JPH0216278Y2 (ja) 1990-05-02

Family

ID=30146159

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1481383U Granted JPS59120450U (ja) 1983-02-02 1983-02-02 車輌の耐久試験装置

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JP (1) JPS59120450U (ja)

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JPS59120450U (ja) 1984-08-14

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