JPH0643693U - 鍵盤装置用軸受部材の取付構造 - Google Patents

鍵盤装置用軸受部材の取付構造

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JPH0643693U
JPH0643693U JP8522192U JP8522192U JPH0643693U JP H0643693 U JPH0643693 U JP H0643693U JP 8522192 U JP8522192 U JP 8522192U JP 8522192 U JP8522192 U JP 8522192U JP H0643693 U JPH0643693 U JP H0643693U
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hammer
keyboard
keyboard chassis
claw
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勉 山口
和宏 塚本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸受部材の小型化および薄肉化を実現するこ
とにより、製造コストおよび重量を低減するとともに、
周辺部品のレイアウトの自由度を高めることができる鍵
盤装置用軸受部材の取付構造を提供することである。 【構成】 軸受部材24は、連結部24aと、一端が連
結部24aによって互いに連結され、各々の他端にフッ
ク状の爪27を形成した、鍵1および/またはハンマー
2を両持ちで支持する一対の支持板26、26とを有
し、固定部材29は、軸受部材24の爪27を抜止め可
能に押圧する押圧部30を有し、軸受部材24は、支持
板26の爪27を鍵盤シャーシ4に形成した係合孔28
に係合させるとともに、係合した爪27を固定部材29
の押圧部30で押圧した状態で固定部材29を鍵盤シャ
ーシ4に固定することにより、鍵盤シャーシ4に取り付
けられていることを特徴とするものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電子ピアノや電子オルガンなどの電子楽器の鍵やハンマーを支持す る鍵盤装置用軸受部材の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電子鍵盤楽器では、鍵の押鍵状態を、各鍵の下側に配置された鍵スイ ッチで検出し、その検出結果に基づいて発音を行うようになっている。また、電 子鍵盤楽器には、鍵にアコースティックなピアノと同じような鍵タッチ感を与え るために、鍵の各々に、鍵と連動して回動するハンマーを設けたものがある。鍵 およびハンマーは、鍵盤シャーシに固定された別個または共通の軸受部材に回動 自在に支持されている。したがって、これらの軸受部材は、鍵が叩かれることに より大きな力が加わった場合にも、鍵盤シャーシから抜け出たり、ガタつきが生 じたりしないよう、鍵盤シャーシに強固に固定されることが必要である。また、 軸受部材には、雑音の発生や軸心のずれの原因になるような変形が生じないよう にすることも要求される。
【0003】 従来のハンマー用の軸受部材として、例えば、図6に示すものが知られている 。この軸受部材71は、同図(a)に示すように、互いに平行な支持板72、7 2(1枚のみ図示)と、支持板72、72の間に渡した軸部73とを一体に連結 して構成され、この軸部73にハンマー74の軸孔75が嵌合される。支持板7 2、72の前端間は、軸受部材71の剛性を確保して変形を防止するために、補 強板76で一体に連結されている。軸受部材71は、各支持板72の上端に形成 したフック状の爪77を、鍵盤シャーシ78の頂部に形成された係合孔79に下 側から掛け止めするとともに、鍵盤シャーシ78の底部にねじ80で止めること によって、鍵盤シャーシ78に固定されている(図6(b)参照)。また、ハン マー74の突起81が鍵盤シャーシ78の孔を通って鍵82の下面に当接し、鍵 82を押鍵したときにハンマー74が鍵82と連動して回動するようになってい る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来の鍵盤装置用の軸受部材71は、変形を防止すべく剛性を確保す るために、支持板72間に補強板76が設けられている。このため、補強板76 がハンマー74と干渉しないよう、補強板76をハンマー74の軸孔75から前 方にかなり隔たった位置に配置しなければならず、軸受部材71の前後方向の寸 法が大きくなってしまう。その結果、軸受部材71が全体として大型化すること により、製造コストおよび重量の増大を招くとともに、周辺部品のレイアウトを 制約してしまうという問題がある。
【0005】 また、軸受部材71は、鍵盤シャーシ78にねじ80で上下方向、すなわちハ ンマー74が軸受部材71に力を及ぼす方向と同じ方向に締め付けられている。 このため、温度変化による膨張率の差などの理由でねじ80が緩むことにより、 軸受部材71にガタつきが生じやすいという問題もある。
【0006】 本考案は、このような問題点を解決するためになされたものであり、軸受部材 の小型化および薄肉化を実現することにより、製造コストおよび重量を低減する とともに、周辺部品のレイアウトの自由度を高めることができる鍵盤装置用軸受 部材の取付構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、固定部材によって鍵盤シャーシに固定さ れ、鍵および/またはハンマーを回動自在に支持する鍵盤装置用軸受部材の取付 構造において、軸受部材は、連結部と、一端が連結部によって互いに連結され、 各々の他端にフック状の爪を形成した、鍵および/またはハンマーを両持ちで支 持する一対の支持板とを有し、固定部材は、軸受部材の爪を抜止め可能に押圧す る押圧部を有し、軸受部材は、支持板の爪を鍵盤シャーシに形成した係合孔に係 合させるとともに、係合した爪を固定部材の押圧部で押圧した状態で固定部材を 鍵盤シャーシに固定することにより、鍵盤シャーシに取り付けられていることを 特徴とするものである。
【0008】 この場合、固定部材の押圧部は、爪を掛止め方向に押圧する第1の押圧部と、 爪を掛止め方向にほぼ垂直な方向に押圧する第2の押圧部とによって構成されて いることが好ましい。
【0009】
【作用】
この電子楽器の鍵盤装置によれば、軸受部材は、一対の支持板の他端に形成さ れたフック状の爪を鍵盤シャーシの係合孔に係合させ、この係合した爪を固定部 材の押圧部で抜止め可能に押圧した状態で、固定部材を鍵盤シャーシに固定する ことによって、鍵盤シャーシに取り付けられる。したがって、支持板の爪が、固 定部材の押圧部で、常時、抜止め可能に押圧された状態にあるので、軸受部材は 、鍵盤シャーシに強固に固定され、ガタつきを生じることはない。また、支持板 の開放側端部が鍵盤シャーシに強固に固定されることにより、軸受部材の剛性の 一部を鍵盤シャーシに持たせることができるので、変形も生じにくくなり、支持 板の肉厚を小さくすることができる。さらに、支持板の取付け側端部が完全に開 放されていて、この部分でハンマーなどが軸受部材と干渉するおそれがないこと から、支持板の前後方向の寸法を短くでき、したがって、軸受部材を小型化する ことができる。
【0010】 この場合、請求項2に示すように、固定部材の押圧部を、爪を掛止め方向に押 圧する第1の押圧部と、爪を掛止め方向にほぼ垂直な方向に押圧する第2の押圧 部とによって構成すれば、例えば、固定部材を鍵盤シャーシ上で前後方向にスラ イドさせることによって、固定部材の第1および第2の押圧部によって、爪を前 後方向および左右方向に同時に、したがって、より強固に押圧することができる 。
【0011】
【実施例】 以下、本考案の好ましい実施例を、図面を参照しながら説明する。
【0012】 図1および図2は、本考案を適用したハンマー付きタイプの鍵盤装置を、押鍵 されていない状態と押された状態においてそれぞれ示している。これらの図に示 すように、この鍵盤装置は、鍵1と、鍵1にアコースティックなピアノと同じよ うな鍵タッチ感を与えるためのハンマー2と、鍵1の押鍵状態を検出する鍵スイ ッチ3と、これらを取り付ける鍵盤シャーシ4とを有している。
【0013】 鍵1は、その後端部(図中右端部)に形成された軸孔5が、鍵盤シャーシ4の 上側に配置された鍵1用の軸受部材6の軸部7にはめ合わされることによって、 軸受部材6に回動自在に支持されている。この軸受部材6は、図3(a)に示す ように、長方形の基板部8と、基板部8の中央から上方に突出する支持部9と、 支持部9から両側に突出する前記軸部7と、基板部8の下端部対角線位置に配置 され、前方に突出するフック状の2つの爪10、10とを、互いに一体に形成し て構成されている。
【0014】 軸受部材6は、図3(b)、(c)に示すように、固定板11により、次のよ うにして鍵盤シャーシ4に固定されている。すなわち、まず、軸受部材6の各爪 10を、鍵盤シャーシ4に形成された2つの孔12、12の各々に上側から挿入 し、次に、前方にスライドさせて鍵盤シャーシ4に掛け止めし、次いで、固定板 11を鍵盤シャーシ4上に乗せ、固定板11を、後ろ側の孔12を覆い且つ基板 8の後端面に押し付けた状態で、ねじ14で鍵盤シャーシ4に固定することによ り、軸受部材6が鍵盤シャーシ4に取り付けられる。
【0015】 固定板11の後部は、鍵盤シャーシ4に取り付けられた状態において、鍵盤シ ャーシ4の後端から斜め後ろ上がりに延びており、その下面には、ハンマー2の 上限位置を規制するためのハンマーストッパ15が取り付けられている。すなわ ち、固定板11は、軸受部材6を鍵盤シャーシ4に抜止め状態で固定する役割と ともに、ハンマーストッパ15としての役割を兼ねるものである。一方、図1に 示すように、ハンマー2の下限位置は、鍵盤シャーシ4の底部に設けられたスト ッパ16によって規制される。また、鍵1の前端(図中左端)下部にはフック状 のストッパ部17が形成され、一方、鍵盤シャーシ4の前端部の上面および下面 には、鍵1の下限位置および上限位置をそれぞれ規制する下限ストッパ18およ び上限ストッパ19がそれぞれ設けられている。
【0016】 鍵1には、後端から約1/3の長さの位置に、スイッチアクチュエータ部20 およびハンマー押下部21が、ともに鍵1から下方に突出して、且つ前者を前側 にして互いに一体に設けられている。スイッチアクチュエータ部20は、左右方 向に突出する複数の突起20aを備えている。スイッチアクチュエータ部20は 、鍵盤装置がハンマーなしタイプのときに、鍵スイッチ3を直接押して作動させ るためのものであり、ハンマー付きタイプのときはハンマー押下部21を補強材 としてのみ機能する。ハンマー押下部21は、スイッチアクチュエータ部20の 下端面よりもさらに下方に突出したピン状のものであり、その先端は、ハンマー 2の当接部22の上面に当接している。
【0017】 ハンマー2は、鍵盤シャーシ4の下側に配置されており、その軸部23が、鍵 盤シャーシ4に固定されたハンマー2用の軸受部材24の軸孔25にはめ合わさ れることにより、軸受部材24に回動自在に支持されている。この軸受部材24 は、本考案を適用したものであり、図4(a)に示すように、連結部24aの両 端から上方に平行に延びる一対の支持板26、26を有し、各支持板26には、 ほぼ中央に上記軸孔25が、上端にフック状の2つの爪27、27がそれぞれ形 成されている。
【0018】 軸受部材24は、各爪27を、鍵盤シャーシ4の対応する4つの係合孔28の 各々に下側から挿入し、前方にスライドさせて鍵盤シャーシ4に掛け止めし、次 いで、固定板29を鍵盤シャーシ4上に乗せ、前方にスライドしてその4つの押 圧部30を軸受部材24の各爪27に水平方向に押し付け、係合孔28を閉塞し た状態で、固定板29を鍵盤シャーシ4にねじ31で固定することによって、鍵 盤シャーシ4に強固に固定されている(図4(b)参照)。
【0019】 より具体的には、図4(c)に示すように、固定板29は左右対称の平面形状 を有するとともに、固定板29の各押圧部30は、固定板29の前方へのスライ ド時、爪27の後端面に当接して爪27を前方に押圧する前辺部30aと、前辺 部30aの内端から斜め前方に延び、爪27の内側面に当接して爪27を外方に 押圧する斜辺部30bとによって構成されている。このような構成により、固定 板29を爪27の間に配置し、前方にスライドさせるだけで、各爪27を前方お よび外方に強く且つ左右対称にバランス良く押圧することができる。また、この 場合、斜辺部30bは、「くさび」としての役割を果たすので、軸受部材24が 鍵盤シャーシ4から抜けにくくなるとともに、軸受部材24を鍵盤シャーシ4に 、より強固に固定することができる。
【0020】 固定板29の後端には、ばねフック32が起立して設けられる一方、ハンマー 2の前述した当接部22の後端には、ばね受け部33が上方に突出するように形 成されている(図1参照)。ばねフック32とばね受け部33の間には、復帰ば ね34が掛け渡されており、ハンマー2を図中時計方向に付勢している。すなわ ち、固定板29は、軸受部材24を鍵盤シャーシ4に固定する役割と、復帰ばね 34のばねフックとしての役割とを兼ねるものである。
【0021】 ハンマー2の前述した当接部22は、軸部23よりも前側に配置されており、 鍵盤シャーシ4に形成した孔35を通って鍵盤シャーシ4上に出没できるように なっている。ハンマー2は、軸部23から後方に湾曲して長く延びるアーム部3 6を有し、アーム部36の先端にはハンマー錘37が一体に設けられている。ま た、ハンマー2には、当接部22の前端下部から前方に張り出すようにスイッチ アクチュエータ部38が形成されており、このスイッチアクチュエータ部38の 下側に、前記鍵スイッチ3が、鍵1の非押下状態において所定の間隔を隔てて対 向するように配置されている。
【0022】 鍵スイッチ3は、鍵1の異なる2つの押下位置でONするように構成されたラ バースイッチであり、スペーサ39およびねじ40によって鍵盤シャーシ4に固 定されたスイッチ回路プリント基板41の上面に取り付けられている。鍵スイッ チ3のON/OFF信号は、図示しない発音装置に出力される。スイッチ回路プ リント基板41は、その周縁部が軸受部材24に支持されている。なお、図中の 符号42、43は、鍵1の横振れを防止するためのガイド、44は、ハンマー2 の横振れを防止するためのハンマーガイドである。
【0023】 以上のような構成により、鍵1が押されていないとき、鍵盤装置は、図1に示 す状態に保たれる。すなわち、ハンマー2は、復帰ばね34の付勢力ならびにア ーム部36およびハンマー錘37の重さにより、軸部23を中心として、図中時 計方向に回動し、ストッパ16またはハンマー押下部21によって規制された位 置にある。鍵1は、ハンマー2の回動に伴い、ハンマー2の当接部22によって 押し上げられ、軸孔5を中心として時計方向に回動し、ストッパ部17が上限ス トッパ19に当接することによって回動を規制された位置にある。また、この状 態では、鍵スイッチ3とハンマー2のスイッチアクチュエータ部38との間に所 定の間隔が保たれ、鍵スイッチ3はOFF状態にある。
【0024】 この状態から鍵1が押されると、図2に示すように、鍵1は反時計方向に回動 し、ハンマー押下部21がハンマー2の当接部22を押すことにより、復帰ばね 34の付勢力ならびにアーム部36およびハンマー錘37の重さに抗して、ハン マー2を押し下げ、反時計方向に回動させる。ハンマー2の回動中、スイッチア クチュエータ部38が鍵スイッチ3を押し、これをONさせる。鍵1の回動は、 その底面が下限ストッパ18に当接することによって、ハンマー2の回動は、ハ ンマーストッパ15に当接することによって、それぞれ規制される。
【0025】 以上のように、本実施例では、ハンマー2の軸受部材24は、その支持板26 の上端に形成されたフック状の爪27を鍵盤シャーシ4の係合孔28に係合させ 、この係合した爪27を固定板29の押圧部30で水平方向に押圧した状態で、 固定板29を鍵盤シャーシ4に固定することによって、鍵盤シャーシ4に取り付 けられる。したがって、支持板26の爪27が、固定板29の押圧部30で、常 時、水平方向に押圧された状態にあるので、軸受部材24は、鍵盤シャーシ4に 強固に固定され、ガタつきを生じることはない。また、支持板26の開放された 上端部が鍵盤シャーシ4に強固に固定されることにより、軸受部材24の剛性の 一部を鍵盤シャーシ4に持たせることができるので、変形も生じにくくなり、支 持板26の肉厚を小さくすることができる。
【0026】 また、固定板29の押圧部30が、前辺部30aと、前辺部30aの内端から 斜め前方に延びる斜辺部30bとによって構成されているので、固定板29を爪 27の間に配置し、前方にスライドさせるだけで、爪27を前方および外方に強 く且つバランス良く押圧することができる。この場合、斜辺部30bが、「くさ び」としての役割を果たすので、軸受部材24が鍵盤シャーシ4からさらに抜け にくくなり、軸受部材24を鍵盤シャーシ4に、より強固に固定することができ る。
【0027】 さらに、支持板26の上端部が完全に開放されていて、この部分でハンマー2 が軸受部材24と干渉するおそれがないことから、支持板26の前後方向の寸法 を短くでき、したがって、軸受部材24を小型化することができる。また、固定 板29に、復帰ばね34のばねフックとしての役割を兼ねさせることができる。
【0028】 なお、本考案は、上述した実施例に限定されることなく、種々の態様で実施す ることができる。例えば、実施例では、固定板29の押圧部30の前辺部30a の内端から斜めに延びる斜辺部30bによって、軸受部材24の爪27を外方に 押圧するようにしているが、図5に示すように、斜辺部30cを前辺部30aの 外端から延びるように形成し、この斜辺部30cで爪27を内方に押圧するよう にしてもよい。また、固定板29を複数の鍵に連結するようにしてもよい。
【0029】 また、支持板の爪の下面にテーパをつけて、軸受部材のガタつきをより確実に 防止するようにしてもよい。さらに、実施例の軸受部材は、支持板が軸孔を有し 、この軸孔にハンマーの軸部を嵌合するタイプのものであるが、支持板間に軸部 を掛け渡し、この軸部にハンマーの軸孔を嵌合するタイプのものに本考案を適用 できることは勿論である。また、実施例では、ハンマーの軸受部材にのみ本考案 を適用しているが、鍵の軸受部材にも本考案を適用し、ハンマーの軸受部材と同 様の取付構造とすることも可能である。
【0030】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案の鍵盤装置用軸受部材の取付構造によれば、軸受 部材の一対の支持板の開放側端部を鍵盤シャーシに強固に取り付けることができ 、したがって、軸受部材の小型化および薄肉化により、製造コストおよび重量を 低減するとともに、周辺部品のレイアウトの自由度を高めることができるなどの 効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用したハンマー付きタイプの鍵盤装
置を、押鍵されていない状態で示す断面図である。
【図2】図1の鍵盤装置を押鍵された状態で示す断面図
である。
【図3】鍵の軸受部材の構成およびその固定方法を説明
するための斜視図である。
【図4】ハンマーの軸受部材の構成およびその固定方法
を説明するための斜視図および平面図である。
【図5】軸受部材の固定板の別の実施例を示す平面図で
ある。
【図6】従来の軸受部材の取付構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 鍵 2 ハンマー 4 鍵盤シャーシ 24 軸受部材 24a 連結部 26 支持板 27 爪 28 係合孔 29 固定板 30 押圧部 30a 前辺部 30b 斜辺部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定部材によって鍵盤シャーシに固定さ
    れ、鍵および/またはハンマーを回動自在に支持する鍵
    盤装置用軸受部材の取付構造において、 当該軸受部材は、連結部と、一端が当該連結部によって
    互いに連結され、各々の他端にフック状の爪を形成し
    た、前記鍵および/またはハンマーを両持ちで支持する
    一対の支持板とを有し、前記固定部材は、前記軸受部材
    の前記爪を抜止め可能に押圧する押圧部を有し、前記軸
    受部材は、当該支持板の前記爪を前記鍵盤シャーシに形
    成した係合孔に係合させるとともに、当該係合した爪を
    前記固定部材の前記押圧部で押圧した状態で前記固定部
    材を前記鍵盤シャーシに固定することにより、前記鍵盤
    シャーシに取り付けられていることを特徴とする鍵盤装
    置用軸受部材の取付構造。
  2. 【請求項2】 前記固定部材の前記押圧部は、前記爪を
    掛止め方向に押圧する第1の押圧部と、前記爪を前記掛
    止め方向にほぼ垂直な方向に押圧する第2の押圧部とに
    よって構成されていることを特徴とする、請求項1に記
    載の鍵盤装置用軸受部材の取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005031492A (ja) * 2003-07-08 2005-02-03 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 鍵盤装置

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JP4508567B2 (ja) * 2003-07-08 2010-07-21 株式会社河合楽器製作所 鍵盤装置

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