JPH0643569A - ハロゲン化銀粒子、該粒子を含むハロゲン化銀写真乳剤およびハロゲン化銀写真乳剤の製造方法 - Google Patents

ハロゲン化銀粒子、該粒子を含むハロゲン化銀写真乳剤およびハロゲン化銀写真乳剤の製造方法

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JPH0643569A
JPH0643569A JP5796492A JP5796492A JPH0643569A JP H0643569 A JPH0643569 A JP H0643569A JP 5796492 A JP5796492 A JP 5796492A JP 5796492 A JP5796492 A JP 5796492A JP H0643569 A JPH0643569 A JP H0643569A
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silver halide
silver
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emulsion
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Masashi Matsuzaka
昌司 松坂
Hideo Akamatsu
秀夫 赤松
Shiyuu Nishiwaki
州 西脇
Yoshihiko Suda
美彦 須田
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Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感度-カブリ関係が良好で、階調性の優れた
ハロゲン化銀写真感光材料の提供。 【構成】 ハロゲン化銀粒子形成時に、テトラザインデ
ン系化合物の存在下に形成されたハロゲン化銀粒子表面
が(110)面を有し、かつコア/シェル構造を有する沃臭
化銀から実質的になることを特徴とするハロゲン化銀写
真乳剤による。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高感度で露光域の広い
ハロゲン化銀写真感光材料、及びこのような写真感光材
料に適する感光性ハロゲン化銀粒子とそのハロゲン化銀
乳剤の製造法に関する。
【0002】
【従来技術】近年、写真用のハロゲン化銀乳剤に対する
要請はますます厳しく、高感度、優れた粒状性、高鮮鋭
性、低いカブリ濃度、および十分広い露光域等の写真性
能に対してますます高水準の要求がなされている。
【0003】これらの要請に対して、高感度乳剤として
は、沃臭化銀乳剤で沃素を0〜10モル%含む乳剤が良く
知られている。そして、これらの乳剤を調製する方法と
しては、従来からアンモニア法、中性法、酸性法等のpH
条件、pAg条件を制御する方法、混合法としてはシング
ルジェット法、ダブルジェット法等が知られている。こ
れらの公知技術を基盤にして、更に高感度化粒状性の改
良、高鮮鋭性および低カブリを達成する目的のために精
緻なまでに技術手段が検討され、実用化されてきた。本
発明で対象としている沃臭化銀乳剤においては、晶癖、
粒度分布はもとより、個々のハロゲン化銀粒子内での沃
素の濃度分布まで制御された乳剤が研究されてきた。
【0004】上に述べてきたような高感度、優れた粒状
性、高鮮鋭性、低いカブリ濃度等の写真性能を達成する
ための最も正統な方法としては、ハロゲン化銀の量子効
率を向上させることである。この目的のために固体物理
の知見等が積極的に取り入られている。この量子効率を
理論的に計算し、粒度分布の影響を考察した研究が、例
えば写真の進歩に関する1980年東京シンポジュームの予
稿集“インターラクションズ・ビトウィーン・ライト・
アンド・マテリアルズ”91頁に記載されている。この研
究によれば粒度分布を狭くして、単分散乳剤をつくるこ
とが量子効率を向上させるのに有効であることが予言さ
れている。更に加えて、ハロゲン化銀乳剤の増感を達成
するために後で詳細に述べる化学増感と呼ばれる工程に
於いて、低カブリを保ったまま効率よく高感度を達成す
るためにも単分散乳剤が有利であろうという推論も理に
かなったものと考えられる。
【0005】工業的に単分散乳剤をつくるためには、特
開昭54-48521号公報に記載されているように厳密なpAg
およびpHの制御のもとに、理論上求められた銀イオンお
よびハロゲンイオンの反応系への供給速度の制御および
十分な撹拌条件が必要とされる。これらの条件下で製造
されるハロゲン化銀乳剤は立方体、八面体および14面体
のいずれかの形状を有している、(100)面と(111)面を様
々の割合で有しているいわゆる正常晶粒子からなる。そ
して、このような正常晶粒子により高感度化し得ること
が知られている。
【0006】一方、従来から高感度写真フィルムに適す
るハロゲン化銀乳剤として多分散の双晶粒子からなる沃
臭化銀乳剤が知られている。
【0007】また、特開昭58-113927号その他には平板
状双晶粒子を含む沃臭化銀乳剤が開示されている。
【0008】一方、広露光域化の技術としては、平均粒
径の異なる2種以上の乳剤を混合する等の手段により、
感度の異なる2種以上の乳剤を用いる技術が知られてい
る。上記の高感度化の技術と広露光域化の技術とを組合
せて、ある程度高感度でかつ広い露光域を有する写真感
光材料を得ることはできる。しかし、このような面で更
に高度の要求を実現し得る技術の開発が継続して存在し
ている。
【0009】
【発明の目的】本発明の目的は、第1に感度−カブリ関
係が優れ、露光域が広いハロゲン化銀写真感光材料を提
供することであり、第2に粒状性、鮮鋭性および感度−
カブリ関係が優れ、かつ露光域が広いハロゲン化銀写真
感光材料を提供することであり、第3に上記のようなハ
ロゲン化銀写真感光材料に適した感光性ハロゲン化銀粒
子を提供することである。
【0010】
【発明の構成】本発明の上記目的は、 (1)ハロゲン化銀粒子形成時に、テトラザインデン系化
合物の存在下に形成されたハロゲン化銀粒子表面が(11
0)面を有し、かつコア/シェル構造を有する沃臭化銀か
ら実質的になることを特徴とするハロゲン化銀粒子。
【0011】(2)ハロゲン化銀粒子形成時に、テトラザ
インデン系化合物の存在下に形成されたハロゲン化銀粒
子表面が(110)面を有し、かつコア/シェル構造を有す
る沃臭化銀から実質的になることを特徴とするハロゲン
化銀写真乳剤。
【0012】(3)保護コロイドの存在下で水溶性銀塩水
溶液および水溶性ハロゲン化物とを混合してハロゲン化
銀粒子を形成させる工程において、該形成工程をテトラ
ザインデン系化合物の存在下に行い、形成されたハロゲ
ン化銀表面が(110)面を有し、かつコア/シェル構造を
有する沃臭化銀から実質的になるハロゲン化銀粒子を含
むことを特徴とするハロゲン化銀乳剤の製造方法によっ
て達成される。
【0013】以下本発明について詳述する。
【0014】本発明に係るハロゲン化銀粒子は、ミラー
指数(110)面の中央に稜線を有する結晶面(以下、準(11
0)面という)および/またはミラー指数(110)面を外表
面に持つ結晶であって、正常晶でも双晶(多重双晶を包
含する)でもよい。該粒子は、結晶形態において下記
(1)および(2)項のうちの少なくとも1つの項に該当する
ものが包含される。
【0015】(1)(110)面および/または準(110)面の表
面積の全表面積に対する割合が少なくとも30%である。
【0016】この割合を求める場合に、2つの結晶面の
境界が不明瞭(例えば境界が丸みを持つ等により)なと
きは、これら2つの面の支線を境界として求める。
【0017】(2)後記図1〜図6の結晶形態の範囲に属
する。
【0018】本発明における準(110)面について図面に
より説明する。
【0019】図4の(j)は準(110)面を有するハロゲン
化銀粒子の一例の全体の形態を示す図である。図4の
(j)において、2が準(110)面である。
【0020】図4の(k)は、1の(110)面(破線で囲ま
れた菱形の面)に対して垂直方向から見たこの(110)面
を含む部分平面図であり、図4の(l)および図4の(m)
はそれぞれの正面図および側面図である。図4において
3は1の(110)面の中央の稜線を、2は準(110)面を示
す。
【0021】本発明に係るハロゲン化銀粒子において、
(110)面の中央の稜線の方向は図4の(j)〜図4の(m)
に示すものだけに制限されず、また、稜線を共有する屋
根型の2つの準(110)面のなす角度は110°より純角であ
る。これらの例を図5の(n)〜図6の(q)に示す。
【0022】本発明に係るハロゲン化銀粒子のハロゲン
化銀組成において沃臭化銀から実質的になるとは、本発
明の効果を阻害しない範囲で臭化銀および沃化銀以外の
ハロゲン化銀、例えば塩化銀を含有してもよいことを意
味し、具体的には、塩化銀の場合、その比率は1モル%
以下であることが望ましい。
【0023】本発明に係るハロゲン化銀粒子の沃化銀の
比率は好ましくは1〜20モル%で、1〜15モル%の範囲
が更に好ましい。
【0024】本発明に係るハロゲン化銀粒子は、写真感
光材料に含有する場合、沃化銀を3〜40モル%含むハロ
ゲン化銀からなるハロゲン化銀組成を有するコアと該コ
アを被覆する沃化銀の含有率が0〜10モル%のハロゲン
化銀からなるハロゲン化銀組成を有するシェルとからな
り、シェルとコアの沃化銀含有率の差が2〜30モル%で
あることが好ましい。
【0025】コアとシェルとの境界における沃化銀含有
率の変化は、連続的、段階的等任意である。コアはその
一部(例えば製造における種粒子に相当する部分等)に
沃化銀含有率が0の部分があっても差支えない。シェル
の厚さはコアの好ましい素質を隠蔽せぬ厚さであり、か
つ逆にコアの好ましからざる素質を隠蔽するに足る厚み
であることが好ましい。具体的には、上記シェルの厚さ
が0.01〜0.3μmの範囲であるハロゲン化銀粒子であるこ
とが好ましい。
【0026】本発明に係るハロゲン化銀粒子において、
ハロゲン化銀組成が沃臭化銀から実質的になるとは、本
発明の効果を損なわない限りにおいて沃臭化銀以外のハ
ロゲン化銀(例えば塩化銀)を含んでいてもよいことを
意味する。具体的には、沃臭化銀以外のハロゲン化銀の
量は10モル%未満であることが望ましい。
【0027】本発明に係るハロゲン化銀粒子の粒径は特
に制約はなく、好ましくは0.1〜3.0μmの範囲で本発明
は少なくとも有効である。なお、本明細書において、ハ
ロゲン化銀粒子の粒径は、その体積に等しい立方体の一
辺の長さをいう。
【0028】本発明に係るハロゲン化銀粒子は通常ゼラ
チン等の分散媒に分散された形態、すなわち乳剤と称さ
れる形態で製造されて用いられる。このときの該粒子の
群の粒径分布は単分散でも多分散でも、またこれらを混
合してなる分布でもよく、用途等に応じて適宜選択する
ことができるが、単分散が好ましい。
【0029】本発明に係るハロゲン化銀粒子を製造する
には保護コロイドの存在下で水溶性銀塩溶液と水溶性ハ
ロゲン化物溶液とを混合してハロゲン化銀粒子を形成さ
せる工程において、ある期間乳剤のpAgを8.0〜9.5の範
囲に制御し、かつ、この期間下記一般式(I)、(II)、(II
I)または(VI)で表される化合物および下記一般式(V)で
表される繰り返し単位を有する化合物から選ばれる少な
くとも1種の化合物を上記乳剤中に含有させる。
【0030】
【化1】
【0031】式中、R1,R2およびR3は同じでも異な
っていてもよく、各々水素原子、ハロゲン原子、アミノ
基、アミノ基の誘導体、アルキル基、アルキル基の誘導
体、アリール基、アリール基の誘導体シクロアルキル
基、シクロアルキル基の誘導体、メルカプト基の誘導体
または-CONH-R4(R4は水素原子、アルキル基、アミノ
基、アルキル基の誘導体、アミノ基の誘導体、ハロゲン
原子、シクロアルキル基、シクロアルキル基の誘導体、
アリール基またはアリール基の誘導体を表す。)を表
し、R5は水素原子またはアルキル基を表し、R1とR2
は結合して環(例えば、5〜7員の炭素環、複素環)を
形成してもよく、Xは一般式(I)、(II)、(III)または(I
V)で表される化合物から水素原子1個を除いた1価の基
(例えば、前記一般式(I)ないし(IV)におけるR1〜R3
またはOH部分から水素原子1個を除いたもの)を表し、
Jは2価の連結基を表す。
【0032】前記一般式(I)〜(V)において、R1〜R4
表されるアルキル基としては、例えばメチル基、エチル
基、プロピル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル
基、イソプロピル基、sec-ブチル基、2-ノルボニル基等
が挙げられ、アルキル基の誘導体としては、例えば芳香
族残基で置換された(2価の連結基、例えば-NHCO-等を
介していてもよい)アルキル基(例えばベンジル基、フ
ェネチル基、ベンズヒドリル基、1-ナフチルメチル基、
3-フェニルブチル基、ベンゾイルアミノエチル基等)、
アルコキシ基で置換されたアルキル基(例えばメトキシ
メチル基、2-メトキシエチル基、3-エトキシプロピル
基、4-メトキシブチル基等)、ハロゲン原子、ヒドロキ
シ基、カルボキシ基、メルカプト基、アルコキシカルボ
ニル基または置換もしくは非置換のアミノ基で置換され
たアルキル基(例えばモノクロロメチル基、ヒドロキシ
メチル基、ヒドロキシメチル基、3-ヒドロキシブチル
基、2-カルボキシエチル基、2-(メトキシカルボニル)エ
チル基、アミノメチル基、ジエチルアミノメチル基
等)、シクロアルキル基で置換されたアルキル基(例え
ばシクロペンチルメチル基等)、上記一般式(I)〜(IV)
で表される水素原子1個を除いた1価の基で置換された
アルキル基等が挙げられる。
【0033】R1〜R4で表されるアリール基としては、
例えばフェニル基、1-ナフチル基等が挙げられ、アリー
ル基の誘導体としては、例えばp-トリル基、m-エチルフ
ェニル基、m-クメニル基、メシチル基、2,3-キシリル
基、p-クロロフェニル基、o-ブロモフェニル基、p-ヒド
ロキシフェニル基、1-ヒドロキシ-2-ナフチル基、m-メ
トキシフェニル基、p-エトキシフェニル基、p-カルボキ
シフェニル基、o-(メトキシカルボニル)フェニル基、m-
(エトキシカルボニル)フェニル基、4-カルボキシ-1-ナ
フチル基等が挙げられる。
【0034】R1〜R4で表されるシクロアルキル基とし
ては、例えばシクロヘプチル基、シクロペンチル基、シ
クロヘキシル基等が挙げられ、シクロアルキル基の誘導
体としては、例えばメチルシクロヘキシル基等が挙げら
れる。R1〜R4で表されるハロゲン原子としては、例え
ば弗素、塩素、臭素、沃素等、R1〜R4で表されるアミ
ノ基の誘導体としては、例えばブチルアミノ基、ジエチ
ルアミノ基、アニリノ基等が挙げられる。R1〜R3とし
て表されるメルカプト基の誘導体としては、例えばメチ
ルチオ基、エチルチオ基、フェニルチオ基等が挙げられ
る。
【0035】R5で表されるアルキル基は、好ましくは
炭素数1〜6であり、例えばメチル基、エチル基等が挙
げられる。
【0036】R5としては特に水素原子およびメチル基
が好ましい。
【0037】Jは2価の連結基であるが、総炭素数が1
〜20であることが好ましい。そのような連結基の中でも
次の式(J−I)または(J−II)で表されるものが好
ましい。
【0038】
【化2】
【0039】式中、Yは-O-また-N(R5)-(ここではR5
は水素原子または炭素1〜6のアルキレン基を表す。)
Zはアルキレン基(好ましくは炭素数10までのもの。ア
ルキレン基の中間にはアミド結合、エステル結合、若し
くはエーテル結合が介在していてもよい。例えばメチレ
ン基、エチレン基、プロピレン基、-CH2OCH2-,-CH2CON
HCH2-,-CH2CH2COOCH2-,-CH2CH2OCOCH2-,-CH2NHCOCH2
-等)、-o-アルキレン基、-CONH-アルキレン基、-COO-
アルキレン基-OCO-アルキレン基もしくは-NHCO-アルキ
レン基(これらのアルキレン基は好ましくは炭素数10ま
でのもの)またはアリーレン基(好ましくは炭素数6〜
12のもの。例えばp-フェニレン基など)を表す。
【0040】Jとして特に好ましい2価の連結基として
は、つぎのものが挙げられる。
【0041】-CONHCH2-,-CONHCH2CH2-,-CONHCH2OCOCH
2-,-CONHCH2CH2CH2OCOCH2-,-COOCH2-,-COOCH2CH2-,
-COOCH2CH2OCOCH2-,-COOCH2CH2CH2OCOCH2-
【0042】
【化3】
【0043】一般式(V)で表される単位を有する化合物
は、ホモポリマーであっても、コポリマーであってもよ
く、コポリマーとしては、例えば、アクリルアミド、メ
タクリルアミド、アクリルエステル、メタクリルエステ
ル等が挙げられる。
【0044】次に、前記一般式(I)、(II)、(III)もしく
は(IV)で表される化合物または前記一般式(V)で表さ
れる繰り返し単位を有する化合物(以下、本発明に用い
られるテトラザインデン化合物という)の代表的具体例
を示す。
【0045】
【化4】
【0046】
【化5】
【0047】
【化6】
【0048】
【化7】
【0049】
【化8】
【0050】
【化9】
【0051】本発明に用いられるテトラザインデン化合
物の添加量は、所望のハロゲン化銀粒径、乳剤の温度、
pH、pAg、沃化銀含有率等の製造条件によって異なる
が、生成する全ハロゲン化銀1モル当り10-5〜2×10-1
モルの範囲が好ましい。尚、テトラザインデン化合物が
一般式(V)で表される単位を有する化合物である場合に
は、テトラザインデン部分のモル数をもって、添加量と
する。
【0052】テトラザインデン化合物の添加方法として
は予め保護コロイド溶液中に添加しておく方法、ハロゲ
ン化銀粒子の成長につれて除々に添加する方法、これら
を合わせて行う方法等がある。
【0053】本発明に係るハロゲン化銀粒子の製造方法
において、種粒子を使用し、その表面にハロゲン化銀を
生成させて粒子を成長させてもよい。種粒子を用いる場
合、そのハロゲン化銀組成は本発明に係るハロゲン化銀
粒子を形成し得る範囲であればよい。
【0054】上記pAgの制御の期間は、ハロゲン化銀が
生成する期間内であれば任意であり、ハロゲン化銀生成
工程の初めでも中途でもまた終りでもよい。また、この
期間は連続した期間であることが好ましいが、本発明の
効果を阻害しない範囲で断続的であってもよい。この期
間におけるpAgは好ましくは8.0〜9.5であり、更に好ま
しくは8.4〜9.2である。そしてこの期間、乳剤のpHは7
〜10の範囲に保つことが好ましい。この期間外のハロゲ
ン化銀のpAgは4〜11.5の範囲が適当であり、好ましく
は6〜11の範囲であり、pHは2〜12の範囲が適当であ
り、好ましくは5〜11の範囲である。
【0055】本発明に係るハロゲン化銀粒子の製造方法
においてハロゲン化銀を生成させハロゲン化銀粒子を形
成させる工程は、アンモニアの存在下において、アンモ
ニア性硝酸銀水溶液とハライド水溶液とをダブルジェッ
ト法で添加することが好ましい。また、この粒子成長過
程において、新たな結晶核が発生しないように銀および
ハライド溶液を添加することが好ましい。
【0056】コア/シェル型ハロゲン化銀粒子は、この
ようにして製造されたハロゲン化銀粒子をコアとしてこ
れにシェルを被露することによって製造することができ
る。シェルは可溶性ハロゲン化物溶液と可溶性銀塩倍液
をダブルジェット法によってコアに沈積させて形式させ
ることができる。
【0057】上記のコア/シェル型ハロゲン化銀粒子の
製造方法については、例えば西独特許1,169,290号、英
国特許1,027,146号、特開昭57-154232号、特公昭51-141
7号等にも記載されている。
【0058】本発明に係るハロゲン化銀粒子は製造工程
の任意の時点で還元増感を施すことができる。
【0059】還元増感は低pAg条件下に乳剤を撹拌する
即ち銀熟成によってもよいし、塩化スズ、ジメチルアミ
ンボラン、ヒドラジン、二酸化チオ尿素のような適当な
還元剤を用いてもよい。
【0060】本発明に係るハロゲン化銀粒子は、ハロゲ
ン化銀沈澱生成時、粒子生長時あるいは成長終了後にお
いて各種金属塩あるいは金属錯塩によってドーピングを
施してもよい。例えば金、白金、パラジウム、イリジウ
ム、ロジウム、ビスマス、カドミウム、銅等の金属塩ま
たは錯塩およびそれらの組合せを適用できる。
【0061】本発明に係るハロゲン化銀粒子の調製時に
生ずる過剰ハロゲン化合物あるいは副生するまたは不要
となった硝酸塩、アンモニア等の塩類、化合物類は該粒
子の分散媒から除去されてもよい。除去の方法は一般乳
剤において常用されるヌーデル水洗法、透析法あるいは
凝析沈澱法を適宜用いることができる。
【0062】また本発明に係るハロゲン化銀粒子は一般
乳剤に対して施される各種の化学増感法を施すことがで
きる。すなわち活性ゼラチン、水溶性金塩、水溶性白金
性、水溶性パラジウム塩、水溶性ロジウム塩、水溶性イ
リジウム塩等の貴金属増感剤;硫黄増感剤;セレン増感
剤;前述の還元増感剤等の化学増感剤等により単独にあ
るいは併用して化学増感することができる。更にこのハ
ロゲン化銀粒子は所望の波長域に光学的に増感すること
ができる。
【0063】本発明の乳剤の光学増感方法には特に制限
はなく、例えばゼロメチン色素、モノメチン色素、ジメ
チン色素、トリメチン色素等のシアニン色素あるいはメ
ロシアニン色素等の光学増感剤を単独あるいは併用して
(例えば超色増感)光学的に増感することができる。これ
らの技術については米国特許2,688,545号、 同2,912,329
号、 同3,397,060号、 同3,615,635号、同3,628,964号、
英国特許1,195,302号、同1,242,588号、 同1,293,862号、
西独特許(OLS)2,030,326号、同2,121,780号、特公昭43-4
936号、 同44-14030号等にも記載されている。 その選択
は増感すべき波長域、感度等、感光材料の目的、用途に
応じて任意に定めることが可能である。本発明に係るハ
ロゲン化銀粒子は、そのまま使用に供しても、また平均
粒径の異なる2種以上を粒子形成以後の任意の時期にブ
レンドして所定の階調度を得るよう調合して使用に供し
てもよい。そのほか本発明以外のハロゲン化銀粒子と混
合して用いることができる。
【0064】本発明に係るハロゲン化銀のバインダー、
または該粒子の製造に用いられる分散媒としては通常ハ
ロゲン化銀乳剤に用いられる親水性コロイドが用いられ
る。親水性コロイドとしては、ゼラチン(石灰処理また
は酸処理いずれでもよい)のみならず、ゼラチン誘導
体、例えば米国特許2,614,928号に記載されているよう
なゼラチンと芳香族塩化スルフォニル、 酸塩化物、 酸無
水物、 イソシアネート、1,4-ジケトン類との反応により
作られるゼラチン誘導体、米国特許3,118,766号に記載
されているゼラチンとトリメリット酸無水物との反応に
より作られるゼラチン誘導体、特公昭39-5514号に記載
された活性ハロゲンを有する有機酸とゼラチンとの反応
によるゼラチン誘導体、特公昭42-26845号に記載された
芳香族グリシジルエーテルとゼラチンとの反応によるゼ
ラチン誘導体、米国特許3,186,846号に記載されたマレ
イミド、マレアミン酸、不飽和脂肪族ジアミド等とゼラ
チンとの反応によるゼラチン誘導体、英国特許1,033,18
9号に記載されたスルフォアルキル化ゼラチン、米国特
許3,312,553号に記載されたゼラチンのポリオキシアル
キレン誘導体など;ゼラチンの高分子グラフト化物、例
えばアクリル酸、メタアクリル酸、それらの一価または
多価アルコールとのエステル、同じくアミド、アクリル
(またはメタアクリル)エトリル、スチレンその他のビ
ニル系モノマーの単独または組合せをゼラチンにグラフ
ト化させたもの;合成親水性高分子物質、例えばビニル
アルコール、N-ビニルピロリドン、ヒドロキシアルキル
(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミド、N置換
(メタ)アクリルアミド等の単量体を成分とするホモポリ
マーもしくはこれら相互の共重合体、これらと(メタ)ア
クリル酸エステル、酢酸ビニル、スチレンなどとの共重
合体、上記のいずれかと無水マレイン酸、マレアミン酸
などとの共重合体など;ゼラチン以外の天然親水性高分
子物質、例えばカゼイン、寒天、アルギン酸多糖類等も
単独もしくは混合して用いることができる。本発明に係
るハロゲン化銀粒子を含む乳剤は、目的に応じて通常用
いられる種々の添加剤を含むことができる。
【0065】これらの添加剤としては、例えばアザイン
デン類、トリアゾール類、テトラゾール類、イミダゾリ
ウム塩、テトラゾリウム塩、ポリヒドロキシ化合物等の
安定剤やカブリ防止剤;アルデヒド系、アジリジン系、
イソオキサゾール系、ビニルスルホン系、アクリロイル
系、カルボジイミド系、マレイミド系、メタンスルホン
酸エステル系、トリアジン系等の硬膜剤;ベンジルアル
コール、ポリオキシエチレン系化合物等の現像促進剤;
クロマン系、クラマン系、ビスフェノール系、亜リン酸
エステル系の画像安定剤;ワックス、高級脂肪酸のグリ
セライド、高級脂肪酸の高級アルコールエステル等の潤
滑剤等が挙げられる。また界面活性剤として塗布助剤、
処理液等に対する浸透性の改良剤、消泡剤あるいは感光
材料の種々の物理的性質のコントロールのための素材と
して、アニオン型、カチオン型、非イオン型あるいは両
性の各種のものが使用できる。
【0066】帯電防止剤としてはジアセチルセルロー
ス、スチレンパーフルオロアルキルソジウムマレエート
共重合体、スチレン-無水マレイン酸共重合体とp-アミ
ノベンゼンスルホン酸との反応物のアルカリ塩等が有効
である。
【0067】マット剤としてはポリメタクリル酸メチ
ル、ポリスチレンおよびアルカリ可溶性ポリマーなどが
挙げられる。またさらにコロイド状酸化珪素の使用も可
能である。また膜物性を向上するために添加するラテッ
クスとしてはアクリル酸エステル、ビニルエステル等と
他のエチレン基を持つ単量体との共重合体を挙げること
ができる。
【0068】ゼラチン可塑剤としてはグリセリン、グリ
コール系化合物を挙げることができ、増粘剤としてはス
チレン-マレイン酸ソーダ共重合体、アルキルビニルエ
ーテル-マレイン酸共重合体等が挙げられる。
【0069】本発明に係るハロゲン化銀粒子は、白黒一
般用、Xレイ用、カラー用、赤外用、マイクロ用、銀色
素漂白法用、反転用、拡散転写法用等の種々の用途の写
真感光材料に有効に適用することができる。
【0070】本発明に係るハロゲン化銀粒子を有する乳
剤は、少くなくとも2種の平均粒径が異なるが感度の異
なる乳剤を混合することによって、あるいは複層塗布す
ることによって豊かなラチチュードを有することができ
る。
【0071】本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料
は、支持体上に、少なくとも1層の本発明に係るハロゲ
ン化銀粒子を含む感光性ハロゲン化銀乳剤層を有するも
のである。
【0072】本発明に係るハロゲン化銀粒子をカラー用
の写真感光材料に適用するには、赤感性、緑感性および
青感性に調節された本発明に係るハロゲン化銀粒子を含
む乳剤にシアン、マゼンタおよびイエローカプラーを組
合せて含有せしめる等カラー用感光材料に使用される手
法及び素材を充当すればよく、イエローカプラーとして
は開鎖ケトメチレン系カプラーを用いることができる。
これらのうちベンゾイルアセトアニリド系およびピバロ
イルアセトアニリド系化合物が有用である。
【0073】マゼンタカプラーとしてはピラゾロン系化
合物、インダゾロン系化合物、シアノアセチル化合物、
シアンカプラーとしてはフェノール系化合物、ナフトー
ル系化合物などを用いることができる。
【0074】本発明に係る写真感光材料は、赤感性乳剤
層、緑感性乳剤層および青感性乳剤層はそれぞれ2層以
上から成っていてもよく例えばカラーネガ写真感光材料
においては、通常2層あるいは3層が好ましく用いられ
る。該各乳剤層の塗設位置は使用目的に応じて任意に定
めることができる。同一感色層を複数用いる場合、それ
ぞれ分離して塗設することができる。
【0075】本発明に係る写真感光材料は、このような
写真感光材料において、少なくとも1層の感光性乳剤層
が本発明に係るハロゲン化銀粒子を含むものである。
【0076】写真感光材料の支持体としては、例えば、
バライタ紙、ポリエチレン被覆紙、ポリプロピレン合成
紙、ガラス、セルロースアセテート、セルロースナイト
レート、ポリビニルアセタール、ポリプロピレン、例え
ばポリエチレンテレフタレート等のポリエステルフイル
ム、ポリスチレン等の通常用いられるものをそれぞれの
写真感光材料の使用目的に応じて適宜選択することがで
きるる。これらの支持体は必要に応じて下引加工が施さ
れる。
【0077】本発明に係るハロゲン化銀粒子を有する写
真感光材料は露光後通常用いられる公知の方法により現
像処理することができる。
【0078】黒白現像液は、ヒドロキシベンゼン類、ア
ミノフェノール類、アミノベンゼン類等の現像主薬を含
むアルカリ溶液であり、その他アルカリ金属塩の亜硫酸
塩、炭酸塩、重亜硫酸塩、臭化物および沃化物等を含む
ことができる。また該写真感光材料がカラー用の場合に
は通常用いられる発色現像法で発色現像することができ
る。
【0079】反転法ではまず黒白ネガ現像液で現像し、
次いで白色露光を与えるか、あるいはカブリ剤を含有す
る浴で処理し、さらに発色現像主薬を含むアルカリ現像
液で発色現像する。処理方法については特に制限はな
く、あらゆる処理方法が適用できるが、例えばその代表
的なものとしては、発色現像後、漂白定着処理を行い必
要に応じ、さらに水洗い、安定処理を行う方法あるいは
発色現像後、漂白と定着を分離して行い必要に応じ、さ
らに水洗い、安定処理を行う方式を適用することができ
る。
【0080】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらによって限定されるものではな
い。
【0081】実施例1 以下に示す7種類の溶液を用いて粒子内部から順次15モ
ル%、5モル%および0.3モル%の沃化銀含有理率のコ
ア/シェル沃臭化銀乳剤EM1およびEM2を作成し
た。種乳剤は2.6モル%の沃化銀含有率の単分散沃臭化
銀乳剤で、該乳剤粒子は平均粒径0.8μm,粒径分布の
変動係数は11%であった。
【0082】ここで変動係数とは粒子の単分散性を示す
パラメーターであって、次の様に定義される。
【0083】 変動係数=粒径の標準偏差/平均粒径×100(%) (溶液A−1) オセインゼラチン 22.5g 蒸留水 6799ml ポリイソプロピレン-ポリエチレンオキシ-ジコハク酸 エステルナトリウム塩10%エタノール水溶液 20mI 4-ヒドロキシ-6-メチル-1,3,3a,7-テトラザインデン 表1記載量 28%アンモニア水 469mI 種乳剤 0.8828モル相当量 (溶液B−1) オセインゼラチン 6.0g KBr 212g KI 52.3g 4-ヒドロキシ-6-メチル-1,3,3a,7-テトラザインデン 表1記載量 蒸留水 50mI (溶液C−1) オセインゼラチン 5.0g KBr 198g KI 14.5g 4-ヒドロキシ-6-メチル-1,3,3a,7-テトラザインデン 表1記載量 蒸留水 422ml (溶液D−1) オセインゼラチン 20ml KBr 830g KI 3.5g 4-ヒドロキシ-6-メチル-1,3,3a,7-テトラザインデン 表1記載量 蒸留水 1672ml (溶液E−1) AgNO3 1109g 28%アンモニア水 904ml 蒸留水で1866mlにする (溶液F−1) 50%KBr水溶液 pAg調整必要量 (溶液G−1) 56%酢酸水溶液 pH調整必要量 50℃において、特開昭57-92523号、同57-92524号に示さ
れる混合撹拌機を用いて溶液A−1にE−1とB−1と
を同時混合法によって添加1、B−1添加終了と同時に
G−1を添加し、C−1の添加終了と同時にD−1を添
加した。同時混合中のpAg、pH及び溶液E−1の添加
速度は表−2に示すように制御した。
【0084】pAg及びpHの制御は流量可変のローラー
チューブポンプにより、溶液F−1と溶液G−1の流量
を変えることによって行った。
【0085】溶液E−1の添加終了2分後に溶液F−1
によってpAgを10.4に、更に2分後に溶液G−1によっ
てpHを6.0に調整した。
【0086】
【表1】
【0087】
【表2】
【0088】次に、本発明に対する比較乳剤として、以
下に示す5種類の溶液を用いてコア/シェル構造をもた
ない3.7モル%の沃化銀含有率の沃臭化銀乳剤EM3及
びEM4を作製した。種乳剤は3.7モル%の沃化銀含有
率の単分散沃臭化銀乳剤で、核乳剤粒子は平均粒径0.8
μm、粒径分布の変動係数は12%であった。
【0089】 (溶液A−2) オセインゼラチン 22.5g 蒸留水 6799ml ポリイソプロピレン-ポリエチレンオキシ-ジコハク酸 エステルナトリウム塩10%エタノール水溶液 20ml 4-ヒドロキシ-6-メチル-1,3,3a,7-テトラザインデン 表3記載量 28%アンモニア水 469ml 種乳剤 0.8828モル相当量 (溶液B−2) オセインゼラチン 24.0g KBr 962g KI 51.6g 4-ヒドロキシ-6-メチル-1,3,3a,7-テトラザインデン 表3記載量 蒸留水 2024ml
【0090】
【表3】
【0091】 (溶液E−2) AgNO3 1109g 28%アンモニア水 904ml 蒸留水で1866mlにする。 (溶液F−2) 50%KBr水溶液 pAg調整必要量 (溶液G−2) 56%酢酸水溶液 pH調整必要量 50℃において、前記と同様の混合撹拌機を用いて溶液A
−2に溶液E−2と溶液B−2とを同時混合法によって
添加した。同時混合中のpAg、pH及び溶液E−2の添
加速度は表5に示すように制御した。pAg及びpHの制
御は流量可変のローラーチューブポンプにより、溶液F
−2と溶液G−2の流量を変えながら行った。溶液E−
2の添加終了2分後に、溶液F−2によってpAgを10.4
に、更に2分後に溶液G−2によってpHを6.0に調節し
た。
【0092】次に、常法により脱塩水洗を行い、オセイ
ンゼラチン127gを含む水溶液に分散したのち、蒸留水
で総量3000mlに調整した。EM1、EM2、EM3、お
よびEM4はすべて平均粒径1.6μm、粒径分布の変動
係数11%であった。それぞれのコア/シェル構造につい
て表4に示す。
【0093】
【表4】
【0094】〔注〕(1)粒子の中心から粒子の外表面
側へ順にコア、シェル(A)、シェル(B)およびシェ
ル(C)の順に位置している。
【0095】(2)*1は粒子の外表面が(100)面と
(110)面とから主としてなることを示す。
【0096】(3)*2および*3は粒子の外表面がそ
れぞれ(110)面または(100)面から主としてなること
を示す。(以下の記載においても同様)
【0097】
【表5】
【0098】実施例2 以下に示す6種類の溶液を用いて粒子内部から順次3.5
モル%および0.3モル%の沃化銀含有率のコア/シェル
沃臭化銀乳剤EM5およびEM6を作成した。種乳剤は
2.6モル%の沃化銀含有率の単分散沃臭化銀乳剤で、該
乳剤粒子は平均粒径0.27μm、粒径分布の変動係数は12
%であった。
【0099】 (溶液A−3) オセインゼラチン 34.6g 蒸留水 7643ml ポリイソプロピレン-ポリエチレンオキシ-ジコハク酸 エステルナトリウム塩10%エタノール水溶液 20ml 4-ヒドロキシ-6-メチル-1,3,3a,7-テトラザインデン 表6記載量 28%アンモニア水 117ml 種乳剤 0.2715モル相当量 (溶液B−3) オセインゼラチン 41.0g KBr 1615g KI 83g 4-ヒドロキシ-6-メチル-1,3,3a,7-テトラザインデン 表6記載量 蒸留水 3456ml (溶液C−3) オセインゼラチン 15.0g KBr 610g KI 2.6g 4-ヒドロキシ-6-メチル-1,3,3a,7-テトラザインデン 表6記載量 蒸留水 1266ml (溶液D−3) AgNO3 1213g 28%アンモニア水 950ml 蒸留水で2040mlにする (溶液E−3) 50%KBr水溶液 pAg調整必要量 (溶液F−3) 56%酢酸水溶液 pH調整必要量 40℃において、実施例1と同様の混合撹拌機を用いて溶
液A−3に溶液D−3とB−3とを同時混合法によって
添加し、B−3を添加終了と同時にC−3を添加した。
同時混合中のpAg、pH及び溶液D−3、B−3、C−
3の添加速度は表7に示すように制御した。pAg及びp
Hの制御は流量可変のローラーチューブポンプにより、
溶液E−3および溶液F−3の流量を変えることによっ
て行った。
【0100】溶液D−2の添加終了2分後に、溶液E−
2によってpAgを10.4に、更に2分後に溶液F−2によ
ってpHを6.0に調節した。
【0101】
【表6】
【0102】
【表7】
【0103】次に、常法により脱塩水洗を行い、オセイ
ンゼラチン128gを含む水溶液に分散したのち、蒸留水
で総量3000mlに調整した。EM5、およびEM6ともに
平均粒径0.8μm、粒径分布の変動係数10%であった。
それぞれのコア/シェル構造について表8に示す。
【0104】
【表8】
【0105】実施例3 実施例1の表4記載のEM2、EM3、およびEM4に
金・硫黄増感を最適に施し、かつ青感性に色増感したも
の0.8gに1.30gのα-ピバロイル-α-(1-ベンジル-2-
フエニル-3,5-ジオキソイミダゾリジン-4-イル)-2′-
クロロ-5′-〔α-ドデシルオキシカルボニル)エトキシカルボニル〕
アセトアニライド(Y−1)を溶解した0.6gのTCP
を1.5gのゼラチンを含む水溶液中に乳化分散した分散
物、および延展剤、硬膜剤等の一般的な写真添加剤を加
えた後、下引されたフイルムベース上に常法により塗
布、乾燥して試料No.1〜No.3を作成した。(EM2を
用いたのが試料No.1、EM3を用いたのが試料No.2、
EM4を用いたのが試料No.3である。) なお、上記の各成分の量は1m2当りの量を示す。ま
た、ハロゲン化銀は銀に換算して示した。
【0106】このようにして作製した各試料を白色光を
用いてウェッジ露光したのち、下記の現像処理を行っ
た。
【0107】 各処理工程において使用した処理液組成は下記のとおり
である。
【0108】 〔発色現像液〕 4-アミノ-3-メチル-N-エチル-N-(β-ヒドロキシエチル) -アニリン・硫酸塩 4.75g 無水亜硫酸ナトリウム 4.25g ヒドロキシルアミン1/2硫酸塩 2.0g 無水炭酸カリウム 37.5g 臭化ナトリウム 1.3g ニトリロトリ酢酸・3ナトリウム塩(1水塩) 2.5g 水酸化カリウム 1.0g 水を加えて1lとする。
【0109】 〔漂白液〕 エチレンジアミンテトラ酢酸鉄アンモニウム塩 100.0g エチレンジアミンテトラ酢酸2アンモニウム塩 10.0g 臭化アンモニウム 150.0g 氷酢酸 10.0ml 水を加えて1lとし、アンモニア水を用いてpH6.0に調整する。
【0110】 〔定着液〕 チオ硫酸アンモニウム 175.0g 無水亜硫酸ナトリウム 8.5g メタ亜硫酸ナトリウム 2.3g 水を加えて1lとし、酢酸を用いてpH6.0に調整する。 〔安定化液〕 ホルマリン(37%水溶液) 1.5ml コニダックス(コニカ株式会社製) 7.5ml 水を加えて1lとする。
【0111】得られた特性曲線を図7に示す。該図にお
いて5が試料No.1(EM2、本発明)、6が試料No.2
(EM3、比較)、7が試料No.3(EM4、比較)で
ある。また、S1感度およびS2感度を表9に示す。この
場合、S1感度およびS2感度は、最小濃度をDminとし
たとき、それぞれDmin+0.1およびDmin+0.5の濃度を
与える露光量の逆数を試料2に対する相対値で表した。
【0112】また、γは、2点LogE=1.7、LogE=
1.0間の特性曲線の傾きを表す値である。
【0113】
【表9】
【0114】図7および表9から、本発明に係るハロゲ
ン化銀粒子を有する乳剤は極めて高感度でかつ露光域が
広いことがわかる。
【0115】実施例4 下記表10に示す層構成で、多層カラーフィルム試料No.
4、No.5およびNo.6をハレーション防止層を塗設した
支持体上に設層して作製した。
【0116】表10において、B,G及びRはそれぞれ青
感性層、緑感性層及び赤感性層をH、H1、H2及びH3
は高感度層を、Lは低感度層を示し、Iは中間層、YC
はイエローフィルター層、Prは保護層、Baseは支持体
を示す。
【0117】なお、試料の各層の記載における成分の量
は1m2当りの量を示す。また、ハロゲン化銀とコロイ
ド銀は銀に換算して示した。
【0118】
【表10】
【0119】各層は、下記のとおりである。
【0120】RL 平均粒径0.40μm、粒径分布の変動係数18%、AgIが
2モル%のAgBrIからなる乳剤(EM7)を赤感性に
色増感したもの0.70gと、平均粒径0.80μm、粒径分布
の変動係数20%、AgIが4モル%のAgBrIからなる乳
剤(EM8)を赤感性に色増感したもの0.7gと、1.0gの
1-ヒドロキシ-4-〔β-(メトキシエチル)アミノカルボニ
ル〕メトキシ-N-〔δ-(2,4-ジ-t-アミルフェノキシ)ブ
チル〕-2-ナフトアミド(C−1)、0.075gの1-ヒドロ
キシ-4-〔4-(1-ヒドロキシ-8-アセトアミド-3,6-ジスル
ホ-2-ナフチルアゾ)フェノキシ〕-N-〔δ-(2,4-ジ-t-ア
ミルフェノキシ)ブチル〕-2-ナフトアミド・ジナトリウ
ム(CC−1)、0.01gの1-ヒドロキシ-2-〔δ-(2,4-ジ
-t-アミルフェノキシ)-n-ブチル〕ナフトアミド(C−
2)と、0.07gの2-ブロモ-4-(2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,
7,8,8,9,9-ヘキサデカフルオロノナノイルアミノ)-7-ニ
トロ-2-(1-フェニル-5-テトラゾリルチオ)-1-インダノ
ン(D−1)を0.8gのトリクレジルフォスフェート(T
CP)に溶解し、2.2gのゼラチンを含む水溶液中に乳化
分散した分散物を含有している低感度赤感性乳剤層。
【0121】RH 平均粒径1.50μm、粒径分布の変動係数40%、AgIが
6モル%のAgBrIからなる乳剤を赤感性に色増感され
た沃臭化銀乳剤(EM9)1.5gと、0.26gのシアンカプ
ラー(C−1)と、0.03gのカラードシアンカプラー
(CC−1)を溶解した0.30gのTCP1.2gのゼラチン
を含む水溶液中に乳化分散した分散物を含有している高
感度赤感性乳剤層。
【0122】GL EM8を緑感性に色増感したもの0.70gと、EM9を緑
感性に色増感したもの0.70gと、0.8gの1-(2,4,6-トリク
ロロフェニル)-3-〔3-(2,4-ジ-t-アミルフェノキシアセ
トアミド)ベンズアミド〕-5-ピラゾロン(M−1)、0.
15gの1-(2,4,6-)トリクロロフェニル)-4-(1-ナフチルア
ゾ)-3-(2-クロロ-5-オクタデセニルスクシンイミドアニ
リノ)-5-ピラゾロン(CM−1)、0.012gのDIR化合
物(D−1)を溶解した0.95gのTCPを2.2gのゼラチ
ンを含む水溶液中に乳化分散した分散物を含有している
低感度緑感性乳剤層。
【0123】GH EM9を緑感性に色増感した1.6gの乳剤と、0.20gのマ
ゼンタカプラー(M−1)と、0.049gのカラードマゼン
タカプラー(CM−1)を溶解した0.25gのTCPを1.9
gのゼラチンを含む水溶液中に乳化分散した分散物を含
有する高感度緑感性乳剤層。
【0124】BL EM9を青感性に色増感した0.5gの乳剤と、1.5gのα-
ビバロイル-α-(1-ベンジル-2-フェニル-3,5-ジオキソ
イミダゾリジン-4-イル)-2′-クロロ-5′-〔α-ドデシ
ルオキシカルボニルエトキシカルボニル〕アセトアニラ
イド(Y−1)を溶解した0.6gのTCPを19gのゼラチ
ンを含む水溶液中に乳化分散した分散物を含有する低感
度青感性乳剤層。
【0125】BH1 AgI含有量3.7モル%、平均粒径1.60μm、粒径分布の
変動係数11%のAgBrI立方体単分散乳剤(EM3)を
金イオウ増感を最適にほどこし、かつ青感性に色増感し
たもの0.8gと1.30gのイエローカプラー(Y−1)を溶
解した0.65gのTCPを1.5gのゼラチンを含む水溶液中
に乳化分散した分散物を含有する高感度青感性乳剤層。
【0126】BH2 上記BH1の乳剤(EM3)をAgI含有量3.7モル%、
平均粒径1.60μm、粒径分布の変動係数11%のAgBrI
12面体単分散乳剤(EM4)に変えたもの。
【0127】BH3 上記BH1の乳剤(EM3)を本発明によるAgI含有量
が粒子内部から粒子外表面へ順に2.6モル%、15モル
%、5モル%および0.3モル%で平均粒径1.60μm、粒
径分布の変動係数11%のAgBrI12面体単分散乳剤(E
M2)に変えたもの。
【0128】YC 0.15gの黄色コロイド銀、0.2gの2,5-ジ-t-オクチルハイ
ドロキノン(汚染防止剤)を溶解した0.04gのn-ジブチ
ルフタレート及び0.8gのゼラチンを含有する中間層。
【0129】I 0.8gのゼラチンと、0.07gの2,5-ジ-t-オクチルハイドロ
キノン(HQ−1)を溶解したジブチルフタレート(D
BP)を含有する中間層。
【0130】Pr ゼラチン保護層。
【0131】このようにして作製した各試料No.4、No.
5及びNo.6を白色光を用いてウェッジ露光したのち実
施例3と同様の現像処理を行った。
【0132】得られたS1感度およびS2感度を表11に示
す。
【0133】この場合、S1感度およびS2感度はそれぞ
れ最小濃度をDminとしたときDmin+0.1およびDmin+
0.5の濃度を与える露光量の逆数を試料1に対する相対
値で表したものである。
【0134】また、γは2点LogE=1.7、LogE=2.0
間の特性曲線の傾きを表す値である。
【0135】
【表11】
【0136】表11から、本発明に係る写真感光材料No.
6はNo.4と比べて極めて高感度であり、コア/シェル
構造を持たない12面体粒子を用いたNo.5に対しても硬
調すぎる欠点を改良し、高感度で、かつ階調性に優れて
いることが分かる。
【0137】
【発明の効果】本発明に係るハロゲン化銀粒子は、粒子
の外表面が(100)面と(111)面とからなる立方体、8面体
又は14面体の正常晶粒子、及び平板状双晶粒子と比較し
て、写真乳剤の形態において、感度-カブリ関係および
階調性において優れる。
【0138】本発明に係る写真感光材料は、粒子の外表
面が(100)面と(111)面とからなる上記のような粒子を用
いた写真感光材料と比較して、感度-カブリ関係および
階調性において優れる。
【図面の簡単な説明】
図1から図6は本発明のハロゲン化銀粒子の結晶形態を
示す図で、図7は実施例3の特性曲線を示す図である。
【符号の説明】 1 (110)面 2 準(110)面 3 (110)面の中央の稜線 4 (100)面 5 (111)面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須田 美彦 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハロゲン化銀粒子形成時に、テトラザイ
    ンデン系化合物の存在下に形成されたハロゲン化銀粒子
    表面が(110)面を有し、かつコア/シェル構造を有する
    沃臭化銀から実質的になることを特徴とするハロゲン化
    銀粒子。
  2. 【請求項2】 ハロゲン化銀粒子形成時に、テトラザイ
    ンデン系化合物の存在下に形成されたハロゲン化銀粒子
    表面が(110)面を有し、かつコア/シェル構造を有する
    沃臭化銀から実質的になることを特徴とするハロゲン化
    銀写真乳剤。
  3. 【請求項3】 保護コロイドの存在下で水溶性銀塩水溶
    液および水溶性ハロゲン化物とを混合してハロゲン化銀
    粒子を形成させる工程において、該形成工程をテトラザ
    インデン系化合物の存在下に行い、形成されたハロゲン
    化銀表面が(110)面を有し、かつコア/シェル構造を有
    する沃臭化銀から実質的になるハロゲン化銀粒子を含む
    ことを特徴とするハロゲン化銀乳剤の製造方法。
JP5796492A 1992-03-16 1992-03-16 ハロゲン化銀粒子、該粒子を含むハロゲン化銀写真乳剤およびハロゲン化銀写真乳剤の製造方法 Pending JPH0643569A (ja)

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