JPH0643518A - 振れ防止装置 - Google Patents

振れ防止装置

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JPH0643518A
JPH0643518A JP4215804A JP21580492A JPH0643518A JP H0643518 A JPH0643518 A JP H0643518A JP 4215804 A JP4215804 A JP 4215804A JP 21580492 A JP21580492 A JP 21580492A JP H0643518 A JPH0643518 A JP H0643518A
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JP
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shake
optical system
drive
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JP4215804A
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English (en)
Inventor
Yoshio Imura
好男 井村
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/64Imaging systems using optical elements for stabilisation of the lateral and angular position of the image
    • G02B27/646Imaging systems using optical elements for stabilisation of the lateral and angular position of the image compensating for small deviations, e.g. due to vibration or shake

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 振れ防止光学系の絶対位置検出手段を有して
いないカメラにおいて、振れ防止光学系の変位位置を簡
単な検出手段によって一義的に定める。 【構成】 像振れを防止する振れ防止光学系を、主光学
系の光軸に対し直交する方向に可動可能に支持する。こ
の振れ防止光学系の動きを規制する駆動範囲規制手段を
設ける。振れ防止光学系を、振れ検出手段60x,60
yでの振れ検出結果に基づいて駆動制御する駆動手段3
0,31を設ける。さらに、駆動手段による振れ防止光
学系の駆動量を検出する駆動量検出手段40x,41
x;40y,41yを設ける。そして、この振れ防止光
学系を、駆動手段によって、主光学系による露光動作前
において駆動範囲規制手段による規制限界位置まで一旦
移動させた後に主光学系の光軸に合致する位置までセン
タリング動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ等において手振
れ等による像振れを防止する際に用いて好適な振れ防止
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近のカメラにあっては、自動露出機
構、オートフォーカス機構等を始めとする各部において
電子化が著しく、高度に自動化されている。しかし、こ
の種のカメラにおいて自動化への試みとして不充分なと
ころとして、手持ち撮影時等に起こる手振れ等による像
振れに対しての対策がある。
【0003】このため、従来からこの種のカメラにおい
て、カメラの揺れ、特にカメラが傾いたりすることによ
って生じる像振れを防止しようとして、カメラの揺れを
検出し、この検出結果に応じて撮影レンズ系またはその
一部の光学系をシフト駆動させるといった構成をもつ振
れ防止装置が、種々提案されている。
【0004】このような振れ防止機能をもつカメラで
は、撮影レンズ系またはその一部の光学系を、振れ防止
光学系として可動可能に支持し、この振れ防止光学系を
主光学系の光軸に対し直交する面内において振れを吸収
する方向に移動させ、結果として像振れを解消しようと
するものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな従来の振れ防止装置において、振れ防止光学系を振
れの状況に合わせて駆動制御するにあたって問題とされ
ることの一つに、この振れ防止光学系のセンタリング位
置から変位している現位置、つまり主光学系の光軸によ
るセンタリング位置からの絶対的な変位位置を検知する
ことが、像振れを確実に防止するうえで必要とされるこ
とがある。
【0006】すなわち、このような振れ防止光学系の絶
対的な変位位置(以下絶対位置という)を検出するため
に最も簡単には、振れ防止光学系またはその支持系に絶
対位置検出用エンコーダ等の絶対位置検出手段を付設す
ればよいが、このような絶対位置検出手段はその組込み
構造が複雑となり易く、構造が複雑化し、またその組込
み部が大型化し易く、さらにコスト的にも高価であるこ
とから実用上で問題であり、現実的には使用することが
困難なものであった。
【0007】このため、従来から振れ防止光学系の現位
置を、基準となる位置からの移動量等を検出することに
よって推測して求めることが考えられているが、このよ
うな場合に、振れ防止光学系の支持構造によっては、カ
メラを携帯したり、保管したりしている時のがた付きに
よるずれや、振れ防止光学系を駆動する駆動手段の故障
等に対しての配慮は不十分で、常に振れ防止光学系の位
置を確実に把握し、振れ防止を行なうにあたって問題を
もつものであった。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、可能な限り簡単な構造を採用することによ
り、振れ防止光学系を振れの状況に合わせて所要の状態
で移動させ、手振れ等による像振れを確実に防止し得る
とともに、撮影露光前または露光後において常に所要の
位置にリセット動作させかつ撮影露光前にセンタリング
動作させることにより、振れ防止光学系の位置を常に確
実に把握し、振れ防止効果を発揮させることが可能とな
る安価でしかも構造容易な振れ防止装置を得ることを目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような要請に応える
ために本発明に係る振れ防止装置は、主光学系の光軸に
対し直交する方向に可動可能に支持されかつその動きに
よって像振れを防止する振れ防止光学系と、この振れ防
止光学系の動きを一定の駆動範囲内で規制する駆動範囲
規制手段と、振れ検出手段による振れ検出結果に基づい
てこの振れ防止光学系を駆動制御する駆動手段と、この
駆動手段による前記振れ防止光学系の駆動量を検出する
駆動量検出手段を備えてなり、振れ防止光学系を、前記
駆動手段によって、前記主光学系による露光動作前にお
いて前記駆動範囲規制手段による規制限界位置まで一旦
移動させた後に前記主光学系の光軸に合致する位置まで
センタリング動作させるように構成したものである。
【0010】また、本発明に係る振れ防止装置は、振れ
防止光学系を、駆動手段によって露光動作の終了後にお
いて駆動範囲規制手段による規制限界位置またはこの規
制限界位置に近接する位置まで一旦移動させて停止し、
かつこの規制限界位置から露光動作前に主光学系の光軸
に合致する位置までセンタリング動作させるように構成
したものである。
【0011】さらに、本発明では、振れ防止光学系を、
主光学系による露光動作開始直前において、駆動範囲規
制手段による規制限界位置まで一旦移動して停止させた
後、主光学系の光軸に合致する位置までセンタリング動
作される。このセンタリング動作量は、振れ防止光学系
の駆動手段による駆動量が駆動量検出手段により検出さ
れることで確認されるようになっている。
【0012】また、本発明装置によれば、駆動手段によ
って駆動される振れ防止光学系は、駆動範囲規制手段に
よる規制限界位置に近接する位置で停止され、かつ主光
学系による露光動作前にこの停止位置から一旦規制限界
位置まで移動された後、この規制限界位置から主光学系
の光軸に合致する位置まで、駆動量検出手段により検出
されながらセンタリング動作されるように構成されてい
る。
【0013】さらに、本発明によれば、振れ防止光学系
を、露光動作終了後において駆動範囲規制手段による規
制限界位置まで一旦移動させた後に、規制限界位置から
離れる方向に所定量移動させて停止させ、かつ主光学系
による露光動作前にこの停止位置から再度規制限界位置
まで移動された後、この規制限界位置から主光学系の光
軸に合致する位置まで駆動量検出手段により検出される
ことによりセンタリング動作するように構成されてい
る。
【0014】また、本発明によれば、振れ防止光学系
が、駆動手段によって停止位置から一旦規制限界位置ま
で移動する際に、駆動量検出手段により駆動状態が確認
されない時には、駆動手段が故障しているとの警告を行
なえるものである。
【0015】
【作用】本発明によれば、振れ防止光学系の位置検出
を、その駆動範囲を規制する規制手段による規制位置か
らの移動量を検出することにより行なうように構成して
いるので、絶対位置検出手段等を特別には必要とせず
に、この振れ防止光学系を所定の位置に駆動、停止さ
せ、さらに必要に応じて所要の状態で駆動させ得るもの
である。
【0016】
【実施例】図1ないし図12は本発明に係る振れ防止装
置の一実施例を示すものであり、これらの図において、
まず、本発明を適用して好適なレンズシャッタ付き撮影
レンズ系を有するカメラの概略構成を、図11を用いて
簡単に説明する。
【0017】すなわち、全体を符号1で示すカメラにお
いて撮影レンズ系2は、三枚のレンズ4a,4b,4c
がレンズ枠3に保持されることにより構成されている第
1のレンズ群4と、三枚、四枚のレンズ7a,7b,7
c;8a,8b,8c,8dがレンズ枠5,6に保持さ
れることにより構成されている前、後レンズ群7,8に
よる合計七枚のレンズからなる第2のレンズ群9と、三
枚のレンズ11a,11b,11cがレンズ枠10に保
持されることにより構成されている第3のレンズ群11
とからなるズームレンズとして構成されている。
【0018】ここで、図中12は上述した第2のレンズ
群9の前、後レンズ群7,8間に介在して設けられたレ
ンズシャッタで、シャッタ幕13,14とこれを駆動す
る駆動部15等から構成されている。なお、この駆動部
15は、前記第2のレンズ群9において前レンズ群7の
レンズ枠5の外周部等に配設され、さらにシャッタ幕1
3,14は、後述する像振れ防止レンズとして機能する
後レンズ群8の直前に配置される。
【0019】さらに、図中16は上述した撮影レンズ系
2を構成する第1、第2および第3のレンズ群4,9,
11によって被写体像が結像されるフィルムによる結像
面で、また図中Iは撮影レンズ系2の光軸である。
【0020】そして、この実施例では、上述した三群の
レンズ群4,9,11を有する撮影レンズ系2におい
て、第2のレンズ群9の後レンズ群8を、像振れ防止レ
ンズとして光軸Iと直交する方向にシフトさせることに
より前記結像面16に結ばれる像を像振れ状態に応じて
移動させるために、図6ないし図7に示したような像振
れ防止機構部20を用い、この像振れ防止機構部20
を、図7、図8および図11から明らかなように、第2
のレンズ群9における後レンズ群8の外周側空間内にレ
ンズシャッタ12側の基板21をベース部材として利用
して設けている。
【0021】これを図6ないし図8を用いて簡単に説明
すると、前記第2のレンズ群9における後レンズ群8
(以下、振れ防止レンズ8という)は、レンズ枠6内に
固定して保持された状態とされ、かつこのレンズ枠6
は、その外周部に設けたフランジ部6aが、基板21と
この基板21の後端側に設けられて内部に環状空間を形
成する蓋体22の4個所の押え部22a(図3に二個所
のみを図示する)との間で、それぞれ前、後四個づつの
ボール(硬球)23,24(二個所は省略する)を介し
て挾み込まれることにより、基板21の開口21a内側
で光軸Iに直交する方向に低負荷で移動可能に支持され
ている。なお、図中25,26は各ボール23,24を
保持するリテーナで、四個所のみを図示し、残りの四個
所は省略する。
【0022】30,31は前記像振れ防止レンズ8をx
軸方向およびy軸方向に移動させるための駆動手段とな
るx軸用およびy軸用のDCモータ(図中Mx,Myを
付している)、32,33はこれらのモータ30,31
から駆動力を伝達するギヤ32a,32b,32c,3
2d;33a,33b,33c,33dからなる回転伝
達用のギヤ列で、その回転は、基板21に設けられた軸
受部21b,21cにx軸方向およびy軸方向に延在し
て回動可能に軸支されている第1および第2の軸34,
35に伝達されるようになっている。なお、上述したモ
ータ30,31は基板21側に固定され、またギヤ列3
2,33を構成するギヤ32a,32b,32c;33
a,33b,33cは基板21上に回動可能に固定され
るとともに、最終ギヤ32d,33dは、それぞれ軸3
4,35と一体に回転可能に構成されている。
【0023】36,37はそれぞれに設けられているめ
ねじ部36a,37aが前記軸34,35のおねじ部3
4a,35aに螺合しているx軸側およびy軸側の連結
部材で、そのx軸側の連結部材36には、y軸方向に平
行する長穴36b,36cが形成され、これらの長穴3
6b,36cには前記レンズ枠6のフランジ部6aに設
けられているボス6b,6cが係合されている。また、
y軸側の連結部材37にも、上述したと同様に、x軸方
向に平行する長穴37b,37cが形成され、これらの
長穴37b,37cにも、レンズ枠6のフランジ部6a
に設けられているボス6d,6eが係合されている。
【0024】したがって、上述した振れ防止レンズ8
は、x軸側のモータ30により連結部材36を介してx
軸方向には駆動されるが、y軸方向には自由となる。ま
た、この振れ防止レンズ8は、同様な機構によって、y
軸側のモータ31により連結部材37を介してy軸方向
には駆動されるが、x軸方向には自由となる。よって、
この振れ防止レンズ8は、基板21の開口21a内部で
全ての方向に駆動可能となる。
【0025】さらに、上述した振れ防止光学系である振
れ防止レンズ8の位置検出は、図6および図9に示した
ギヤ32a,33aと一体に設けられかつ周縁部に多数
の孔を等間隔で設けてなる孔付き円板40x,40y
と、その周縁部を挾み込んだ状態で基板21側に設けら
れているフォトインタラプタ41x,41yとによっ
て、それぞれx軸、y軸側のモータ30,31の回転角
を検出することにより行なうようになっている。すなわ
ち、フォトインタラプタ41x,41yによって、円板
40x,40y側の孔の数をパルス信号として検出し、
これをカウントすることで、位置検出が行なえるもの
で、これが前記振れ防止レンズ8の駆動量を検出する駆
動量検出手段となる。
【0026】また、振れ防止レンズ8の位置出しは、次
のようにして行なわれる。すなわち、本実施例では、振
れ防止レンズ8の動きを一定の範囲内に規制する駆動範
囲規制手段として、図6および図10から明らかなよう
に、軸34,35上に一体に設けられたギヤ32d,3
3dの偏心した位置に、ストッパピン42x,42yを
設け、これらを、基板21側の軸受け部21b,21b
の両側縁に図10中C,Dの位置でそれぞれ当接させる
ようにし、これによりギヤ32d,33dの回転角を、
CとDの位置間での回動範囲内に規制し得るように構成
している。
【0027】このような構成によれば、振れ防止レンズ
8の振れ防止のためのシフト駆動範囲を、たとえば図3
または図4に示したように、x軸方向とy軸方向とにそ
れぞれ一定の範囲内で可動可能な状態とする略矩形状を
呈するように設定し、かつそれぞれの側縁部でレンズ駆
動をメカ的に規制することができるものである。そし
て、このような駆動範囲Aでの規制位置からの振れ防止
レンズ8のシフト量(駆動量)を検出すれば、この振れ
防止レンズ8の範囲内での位置出しを行なえる。ここ
で、この振れ防止レンズ8の中心位置出し(センタリン
グ)は、この規制範囲の中心位置(撮影レンズ系2にお
ける主光学系の光軸Iに相当する)と振れ防止レンズ8
の中心位置を一致させることによって行なうとよい。
【0028】そして、このような像振れ防止機構部20
によれば、前述した図11における第2のレンズ群9の
後レンズ群(振れ防止レンズ)8を、レンズ光軸Iに対
し直交する方向において上述した駆動範囲A内でシフト
移動させることで、結像面16に結ばれる像を、所要の
状態で移動させ、結果として像振れを防止し得るもので
ある。
【0029】また、図1は上述した像振れ防止機構部2
0を制御するための制御回路を含めたカメラの撮影回路
を示すブッロク図であり、同図において、符号50はカ
メラの撮影制御回路を構成するCPUによる制御回路
で、この制御回路50には、周知の測光回路51、測距
回路52からの入力信号が送り込まれるように構成され
ている。53はシャッタ制御回路、54はフィルム巻上
げモータ55を回転駆動するためのフィルム巻上げ回路
で、これらは制御回路50からの信号によって制御され
るようになっている。
【0030】また、制御回路50には、図示を省略した
レリーズ釦の半押し操作によって0Nする半押しスイッ
チS1とレリーズ釦の全押し操作によってONする全押
しスイッチS2とが接続され、これらのスイッチS1,
S2によって前記各回路が適宜制御されるようになって
いる。
【0031】さらに、図中60x,60yはカメラの上
下、左右方向での角速度をそれぞれ検出する公知の角速
度センサ、61はこれらの角速度センサ60x,60y
の出力を結像面での像の動く速度に変換処理する振れ検
出回路、62は前記振れ検出回路61からの信号を受け
た制御回路50から振れ情報を受けて前記振れ防止レン
ズ8を駆動するモータ30,31を駆動制御する振れ防
止回路である。そして、この振れ防止回路62によっ
て、前記センサ60x,60yによってカメラの上下方
向、左右方向での角速度ωx ,ωy が検出されることに
よって、振れ検出回路61は、これらをそれぞれ結像面
での像の動く速度に変換処理し、制御回路50、振れ防
止回路62により、モータ30,31を駆動制御し、像
振れを防止する。
【0032】ここで、この振れ検出回路62による変換
処理について、図12を用いて以下に説明する。すなわ
ち、カメラの傾く角速度は、レンズLから被写体までの
距離をa、結像面までの距離をb、レンズLの焦点距離
をfとすると、結像式
【0033】
【数1】
【0034】の関係から、光軸IがI’まで角速度ωで
傾いたとすると、この時の結像面での像の動く速度v
は、矢印の方向を正として、
【0035】
【数2】
【0036】で表せる。したがって、カメラの上下方向
では、
【0037】
【数3】
【0038】カメラの左右方向では、
【0039】
【数4】
【0040】となる。
【0041】次に、振れ防止回路62は、DCモータ3
0,31を、それぞれの像の速度vx 、vy を打ち消す
べく、振れ防止レンズ8を駆動するように制御する。そ
して、この時のDCモータ30,31の回転角および回
転速度は、x軸側のエンコーダ(円板40xとフォトイ
ンタラプタ41xとによる)、y軸側のエンコーダ(円
板40yとフォトインタラプタ41yとによる)で検出
されて、駆動回路62側にフィードバックされ、所要の
駆動制御が行われている。
【0042】さて、本発明によれば、上述した構成から
も明らかなように、撮影レンズ系2において光軸Iに対
し直交する方向に可動可能に支持されかつその動きによ
って像振れを防止する振れ防止光学系を構成する振れ防
止レンズ8と、この振れ防止レンズ8の動きを一定の駆
動範囲内で規制する駆動範囲規制手段としてのストッパ
ピン42x,42yと、振れ検出手段である振れセンサ
60x,60yによる振れ検出結果に基づいてこの振れ
防止レンズ8を駆動制御する駆動手段であるモータ3
0,31と、これらのモータ30,31による前記振れ
防止レンズ8の駆動量を検出する駆動量検出手段として
のエンコーダ40x,41x;40y,41yを備えて
なる振れ防止装置において、振れ防止レンズ8を、図3
または図4から明らかなように、前記モータ30,31
によって撮影レンズ系2による露光動作前において前記
駆動範囲規制手段(42x,42y)による規制限界位
置まで一旦移動させた後に撮影レンズ系2の光軸Iに合
致する位置までセンタリング動作させるように構成した
ところに特徴を有している。
【0043】すなわち、本発明によれば、上述した振れ
防止機構部20において、振れセンサ60x,60yに
よる検出結果に基づいて一定の駆動範囲A内で駆動され
像振れを防止する振れ防止レンズ8の現位置確認を、絶
対位置検出手段を用いることなく、簡単にしかも確実に
行なえるようにしたものである。
【0044】これを詳述すると、本発明は、上述した振
れ防止レンズ8が、駆動範囲A内でx軸方向とy軸方向
とに所定量だけ移動可能に構成され、その駆動量をカウ
ントすることにより、現位置を確認できることに鑑み、
振れ防止レンズ8を、撮影動作完了後から次の撮影動作
前までの間に、x軸方向とy軸方向とにおいてそれぞれ
いずれか一方に駆動し、駆動範囲規制手段であるストッ
パピン42x,42yによって、その動きを規制するこ
とにより、振れ防止レンズ8を初期リセット位置に位置
させるとともに、この初期リセット位置から駆動量検出
手段であるエンコーダ40x,41x;40y,41y
によって変位量をカウントしながら、駆動範囲Aの中央
位置(主光学系の光軸I)まで駆動することにより、セ
ンタリング動作を行なわせるとよいものである。
【0045】ここで、上述した振れ防止レンズ8のリセ
ット動作およびセンタリング動作は、図2と図3または
図4に示したように行なうとよいものである。すなわ
ち、上述した振れ防止レンズ8をリセット動作させるに
あたっては、 振れ防止レンズ8を、駆動範囲A内においてx軸方向
とy軸方向とにおいて一方に移動させてストッパピン4
2x,42yにて強制的にメカロックし、一つの角部で
停止させた場合、 振れ防止レンズ8を、駆動範囲A内においてx軸方向
とy軸方向とにおいて一方に移動させてストッパピン4
2x,42yにて強制的にメカロックし、一つの角部で
停止させた後、図4中符号3で示したように、駆動範囲
Aの内側にわずかに戻すように駆動させた場合、 振れ防止レンズ8を、駆動範囲A内においてx軸方向
とy軸方向での半分の変位量だけ駆動し、図3から明ら
かなように、駆動範囲Aの一つの角部寄りの部分に位置
させた場合(たとえば図3においてBで示す範囲内)、 の三通りが考えられる。
【0046】そして、上述した三通りのリセット動作
は、いずれを採用しても実用上は問題は小さい。しかし
ながら、上述したで示したリセット動作によれば、カ
メラにおいて撮影終了後に振れ防止レンズ8を駆動範囲
Aの角部にリセット動作させた状態でその位置を維持す
るものであるが、この状態で撮影操作を止め、電源を切
って携帯したり、保管したりした時に、振れ防止レンズ
8の動きを完全に防止することは実際上では不可能であ
り、たとえば再度電源を入れ、振れ防止レンズ8にて振
れ防止を行なおうとした場合に、上記振れ防止レンズ8
が上述したリセット位置にあるかについての信頼性は乏
しい。そして、このような問題を防ぐためには、上述し
たまたはで示すように、振れ防止レンズ8を駆動範
囲Aの角部から若干ずれた位置に位置させ、撮影動作時
において露光動作前に振れ防止レンズ8を規制位置まで
戻すというプレリセット動作を行ない、振れ防止レンズ
8が駆動範囲Aの規制位置にない状態でも、振れ防止を
行なう際の初期位置であるセンタリング位置に振れ防止
レンズ8をもって行くとよい。これは、上述した衝撃等
のほかにも、駆動系でのがたの問題もあることから、容
易に理解されよう。
【0047】また、上述したまたはのように振れ防
止レンズ8を一旦駆動範囲Aの規制位置まで移動させる
と、駆動手段であるモータ30,31が正常に駆動され
ているかについての判別も可能であり、その利点は大き
い。
【0048】ここで、上述した本発明に係る振れ防止装
置を用いて振れ防止を行なう際の動作を、図2のフロー
チャートにより簡単に説明する。すなわち、図示しない
メインスイッチがONされることによりスタートし、レ
リーズスイッチ(図示せず)の半押し操作によってスイ
ッチS1がONされると(ステップ101)、振れ防止
のステップがスタートする。そして、このスイッチS1
のONによって、測光、測距が行われる(ステップ10
2,103)。
【0049】この状態において、ステップ104によ
り、スイッチS1のON状態が確認されると、ステップ
105にて振れセンサ60x,60yによる振れ検出が
行われる。
【0050】そして、ステップ106により、レリーズ
スイッチが全押し操作され、スイッチS2がONされる
と、フォーカシングが行なわれ(ステップ107)、さ
らに本発明を特徴づける振れ防止レンズ8のセンタリン
グが、ステップ110から明らかなように行なわれる。
ここで、この振れ防止レンズ8のセンタリングにあたっ
ては、前述した三通りの方法があり、前記の方法で
は、振れ防止レンズ8が駆動範囲Aの角部に位置してい
るため、駆動範囲Aにおけるx、y軸方向の中央までそ
のまま駆動すればよい。このとき、振れ防止レンズ8の
駆動量をエンコーダ40x,41x;40y,41yに
よってカウントし、所定の位置で駆動を停止すればよ
い。
【0051】しかし、前述したまたはの方法では、
振れ防止レンズ8が駆動範囲Aにおける規制限界位置に
ないため、一旦規制限界位置まで戻し(ステップ108
のプリセット)、それからステップ110のセンタリン
グを行なうとよい。
【0052】ここで、このような場合において、エンコ
ーダ40x,41x;40y,41yにより振れ防止レ
ンズ8の動きを監視し、ステップ109に示すように駆
動パルスが送出されているかの判断を行なうとよい。こ
れは、モータ30,31が正常に駆動されているかの検
出を行なっているもので、このようなステップ109を
行なうことで、振れ防止装置の動作上での信頼性のチェ
ックを行なうことが好ましい。なお、この駆動パルスが
送出されていない場合には、振れ防止レンズ8の駆動系
が故障しているか、モータ30,31自身が故障してい
るかであり、この場合、ステップ120で示すように、
一旦モータ30,31を反転させ、レンズ8が駆動する
か否かのチェックを行なった後、警告表示または警告音
等のアラームをステップ121で行なった後、この撮影
動作を終了させるか、あるいは振れ防止動作をキャンセ
ルして、振れ防止を行わない撮影を行なうようにすると
よい。
【0053】また、上述したステップ108からステッ
プ110までの動作は、振れ防止レンズ8のセンタリン
グ動作としてまとめられるものである。要は、振れ防止
レンズ8が、上述した三通りのいずれであるかによっ
て、多少異なるが、駆動範囲Aの中央にセンタリングさ
れるとよいものである。
【0054】上述したセンタリングが行われた後、前記
振れセンサ60x,60yの振れ検出結果に基づき、振
れ検出回路61から送られた振れ情報から制御回路5
0、振れ防止回路62によってモータ30,31を駆動
し、振れ防止レンズ8の振れ防止動作が開始されること
になる(ステップ111)。
【0055】そして、その状態のままでステップ112
の露光が行なわれ、ステップ113で振れ防止動作が停
止された後、前述した三通りのうちの一つの振れ防止レ
ンズ8のリセット動作が、ステップ114で示すように
行われる。さらに、ステップ115、116に示すよう
に、フォーカシングレンズもリセットされ、フィルムの
巻上げも行われてから、元に戻ることで、一連の撮影動
作が完了することになる。
【0056】ここで、上述した振れ防止レンズ8のセン
タリング位置からの振れ防止動作、リセット動作、プレ
リセット動作、センタリング動作を、図3または図4に
示している。なお、図3は前記の方法に相当し、図4
は前記の方法に相当することは、容易に理解されよ
う。また、これらの図において数字は、センタリング位
置(光軸I)からの移動順序を示している。さらに、前
記の方法での順序は図示を省略しているが、リセット
位置が異なる以外は図3と略同様であることは言うまで
もない。
【0057】図5はレリーズ釦の全押し操作によるスイ
ッチS2がONしてから、フォーカシィング、リセット
動作までのシーケンスを説明するタイムチャートで、そ
の詳細は容易に理解されよう。これを簡単に説明する
と、同図(a) から明らかなように、レリーズ釦の全押し
操作でスイッチS2がONすると、フォーカシィングが
行なわれ、振れ防止レンズ8がセンタリングされる。こ
のとき、振れ防止レンズ8は、駆動範囲Aの一側寄りの
規制位置あるいはその近傍であるリセット位置からこの
規制位置まで駆動され、この規制位置から中心位置まで
駆動されることによりセンタリングされるものである。
このセンタリングに要する時間をt1 とする。次に、振
れ防止動作を開始し、シャッタを開閉して露光し、振れ
防止を停止し、その後に振れ防止レンズ8をリセットす
る。
【0058】ここで、振れ防止レンズ8が振れ防止を停
止した時、たとえば他側の規制位置にあったとしても、
リセット動作は常に振れ防止レンズ8を、駆動範囲Aに
おいて予め定められている片側の規制位置まで駆動し、
その位置あるいはそこから少し戻した位置であるリセッ
ト位置まで駆動する。その後にフォーカシィングリセッ
トが行なわれる。
【0059】次に、上述した場合とは違ったリセット動
作を行った場合について同図(b) を用いて考える。すな
わち、リセット動作で振れ防止レンズ8を、たとえば中
心位置まで戻した場合には、センタリング動作では一度
どちらかの規制位置まで駆動し、それから中心位置まで
駆動しないと、確実なセンタリングは不可能である。そ
して、この時には、図5の(b) から明らかなように、上
述した同図(a) の場合の倍近い時間のt2 もかかったし
まうものである。
【0060】さらに、リセットを行わなかった場合に
は、最悪他側の規制位置から片側の規制位置まで駆動
し、さらに中心位置まで駆動する必要があるために、よ
り長い時間のt3 もかかってしまう。これでは、レリー
ズの全押し操作によるスイッチS2がONしてからから
露光までに時間がかかってしまい、レリーズから露光ま
でタイムラグの大きいシーケンスとなるもので、本発明
による効果は明らかであろう。
【0061】そして、以上の構成によれば、振れ防止レ
ンズ8の駆動範囲Aをメカ的に規制する規制手段を設
け、その規制位置から振れ防止レンズ8の駆動位置を駆
動量検出によって検出するだけで、コスト高を招く振れ
防止レンズ8の絶対位置を検出する手段を必要とせず
に、振れ防止レンズ8を所定の位置(センタリング位
置)に駆動、停止することができる。また、露光後にお
いて、振れ防止レンズ8を、駆動範囲Aの予め定めた規
制位置あるいはその近傍にリセットすることにより、露
光直前にきわめて短時間に振れ防振レンズ8をセンタリ
ングすることができるという利点もある。
【0062】特に、上述したようなリセット、プレリセ
ット動作を行なうことにより、振れ防止レンズ8を、高
価な絶対位置検出手段を用いることなく、確実にしかも
短時間で所要のセンタリング位置に位置させ、振れ防止
を適切に行なえるもので、その実用上での利点は大き
い。
【0063】なお、本発明は上述した実施例構造には限
定されず、振れ防止装置を構成する像振れ防止機構部2
0を始めとする各部の形状、構造等を適宜変形、変更し
得ることは言うまでもない。要は振れ防止レンズ8を、
x軸方向、y軸方向に振れ防止動作させ得るような公知
の振れ防止機構を適宜採用すればよい。
【0064】また、上述した実施例では、レンズシャッ
タ12を有するカメラに、本発明を適用した場合を説明
したが、これに限定されず、従来から周知のカメラにお
いて、手振れ等による像振れを防止するために、光軸I
から直交する方向にシフトさせる振れ防止レンズに適用
すればよいもので、カメラ側の構造に限定されないこと
は言うまでもない。
【0065】さらに、本発明に係る振れ防止装置は、上
述したようなカメラに限定されず、各種の光学機器、装
置等に適用して効果を発揮し得ることも言うまでもな
い。要は振れ防止光学系を可動自在な状態で有し、しか
もその絶対位置を検出可能な絶対位置検出手段を用いな
いタイプのものであれば、適用して効果的である。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る振れ防
止装置によれば、主光学系の光軸に対し直交する方向に
可動可能に支持されかつその動きによって像振れを防止
する振れ防止光学系と、その動きを一定の駆動範囲内で
規制する駆動範囲規制手段と、その振れ検出結果に基づ
いてこの振れ防止光学系を駆動制御する駆動手段と、こ
れによる振れ防止光学系の駆動量を検出する手段を備え
てなり、振れ防止光学系を、駆動手段によって露光動作
前において前記駆動範囲規制手段による規制限界位置ま
で一旦移動させた後に主光学系の光軸に合致する位置ま
でセンタリング動作させるように構成したので、簡単な
構造であるにもかかわらず、特別でしかも高価な絶対位
置検出手段を用いることなく、振れ防止光学系を所要の
状態で駆動し、振れ防止を所要の状態で簡単にしかも短
時間で行なえるという優れた効果がある。
【0067】特に、本発明によれば、振れ防止光学系の
駆動範囲をメカ的に規制する規制手段を設け、その規制
位置から振れ防止光学系の駆動位置を駆動量検出によっ
て検出するだけで、コスト高を招く振れ防止光学系の絶
対位置を検出する手段を必要とせずに、振れ防止光学系
を所定の位置(センタリング位置)に駆動、停止するこ
とができる。また、露光後において、振れ防止光学系
を、駆動範囲の予め定めた規制位置あるいはその近傍に
リセットすることにより、露光直前にきわめて短時間に
振れ防振光学系をセンタリングすることができる。
【0068】さらに、振れ防止光学系のリセット、プレ
リセット動作を、露光後と露光前とに分けて行なうこと
により、振れ防止光学系を、高価な絶対位置検出手段を
用いることなく、確実にしかも短時間で所要のセンタリ
ング位置に位置させ、振れ防止を適切に行なえるという
利点もある。
【0069】また、本発明によれば、振れ防止光学系
が、駆動手段によって停止位置から一旦規制限界位置ま
で移動する際に駆動量検出手段により駆動状態が確認し
ており、この確認がされない時には駆動手段が故障して
いる等の警告を行なえるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る振れ防止装置の一実施例を示すカ
メラの撮影制御回路を示す回路ブロック図である。
【図2】本発明に係る振れ防止装置における制御動作を
説明するためのフローチャートである。
【図3】本発明に係る振れ防止装置において振れ防止レ
ンズのリセット、センタリング動作を説明するための概
略図である。
【図4】図3の変形例を示す概略図である。
【図5】本発明に係る振れ防止装置を用いたカメラにお
いて、(a) は撮影動作時における各部のタイムチャー
ト、(b) はその効果を説明するためのタイムチャートで
ある。
【図6】本発明に係る振れ防止装置の一実施例を示すカ
メラのレンズ鏡筒部分での振れ防止機構部の要部断面図
である。
【図7】図6のVII−VII線断面図である。
【図8】図6のVIII−VIII線断面図である。
【図9】振れ防止レンズの位置検出手段を説明するため
の要部拡大図である。
【図10】振れ防止レンズの中心位置出し手法を説明す
るための要部拡大図である。
【図11】本発明に係る振れ防止装置を適用して好適な
レンズシャッタ付きカメラの概略構成を説明するための
概略構成図である。
【図12】図1での振れ防止装置の制御手段による制御
を説明するための振れ防止光学系の概略説明図である。
【符号の説明】
1 カメラ 2 撮影レンズ系 4 第1のレンズ群(主光学系) 6 レンズ枠(レンズ枠部材) 6a フランジ部 6b ボス 6c ボス 6d ボス 6e ボス 7 前レンズ群(主光学系) 8 後レンズ群(振れ防止レンズ;振れ防止光学系) 9 第2のレンズ群(主光学系) 11 第3のレンズ群(主光学系) 12 レンズシャッタ 15 レンズシャッタの駆動部 16 フィルムによる結像面 20 像振れ防止機構部 21 基板 21a 開口 21b 軸受け部 21c 軸受け部 22 蓋体 23 ボール(硬球) 24 ボール(硬球) 30 x軸用DCモータ(駆動手段) 31 y軸用DCモータ(駆動手段) 32 駆動力伝達用ギヤ列 32d 最終ギヤ 33 駆動力伝達用ギヤ列 33d 最終ギヤ 34 第1の軸(変換手段の一部を構成する) 34a おねじ部 35 第2の軸(変換手段の一部を構成する) 35a おねじ部 36 x軸側の連結部材 36a めねじ部 36b 長穴 36c 長穴 37 y軸側の連結部材 37a めねじ部 37b 長穴 37c 長穴 40x 孔付き円板 40y 孔付き円板 41x フォトインタラプタ 41y フォトインタラプタ 42x ストッパピン 42y ストッパピン 50 制御回路 51 測光回路 52 測距回路 53 シャッタ制御回路 54 フィルム巻上げ回路 55 フィルム巻上げモータ 60x x軸側の振れセンサ 60y y軸側の振れセンサ 61 振れ検出回路 62 振れ防止回路 I 撮影レンズ系(主光学系)の光軸

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主光学系の光軸に対し直交する方向に可
    動可能に支持されかつその動きによって像振れを防止す
    る振れ防止光学系と、 この振れ防止光学系の動きを一定の駆動範囲内で規制す
    る駆動範囲規制手段と、 前記振れ防止光学系を、振れ検出手段による振れ検出結
    果に基づいて駆動制御する駆動手段と、 この駆動手段による前記振れ防止光学系の駆動量を検出
    する駆動量検出手段とを備えてなり、 前記振れ防止光学系を、前記駆動手段によって、前記主
    光学系による露光動作前において前記駆動範囲規制手段
    による規制限界位置まで一旦移動させた後に前記主光学
    系の光軸に合致する位置までセンタリング動作させるよ
    うに構成したことを特徴とする振れ防止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の振れ防止装置において、 振れ防止光学系は、駆動手段によって、主光学系による
    露光動作が終了した後において駆動範囲規制手段による
    規制限界位置まで一旦移動されて停止され、 かつこの規制限界位置から露光動作前に主光学系の光軸
    に合致する位置までセンタリング動作するように構成さ
    れていることを特徴とする振れ防止装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の振れ防止装置において、 駆動手段によって駆動される振れ防止光学系は、駆動範
    囲規制手段による規制限界位置で停止されることを特徴
    とする振れ防止装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の振れ防止装置において、 振れ防止光学系は、駆動手段によって、主光学系による
    露光動作開始直前において、駆動範囲規制手段による規
    制限界位置まで一旦移動して停止された後、主光学系の
    光軸に合致する位置までセンタリング動作されるように
    構成されていることを特徴とする振れ防止装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、請求項2または請求項4記載
    の振れ防止装置において、 振れ防止光学系は、駆動範囲規制手段による規制限界位
    置からの駆動量が駆動量検出手段により検出されること
    により、駆動手段によって主光学系の光軸に合致する位
    置まで移動されることを特徴とする振れ防止装置。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の振れ防止装置において、 駆動手段によって駆動される振れ防止光学系は、駆動範
    囲規制手段による規制限界位置に近接する位置で停止さ
    れることを特徴とする振れ防止装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の振れ防止装置において、 振れ防止光学系は、駆動手段によって、主光学系による
    露光動作が終了した後において駆動範囲規制手段による
    規制限界位置に近接する位置まで一旦移動されて停止さ
    れ、 かつ主光学系による露光動作前にこの停止位置から一旦
    規制限界位置まで移動された後、 この規制限界位置から主光学系の光軸に合致する位置ま
    でセンタリング動作するように構成されていることを特
    徴とする振れ防止装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の振れ防止装置において、 振れ防止光学系は、駆動範囲規制手段による規制限界位
    置からの駆動量が駆動量検出手段により検出されること
    により、駆動手段によって主光学系の光軸に合致する位
    置まで移動されることを特徴とする振れ防止装置。
  9. 【請求項9】 請求項2記載の振れ防止装置において、 駆動手段によって駆動される振れ防止光学系は、駆動範
    囲規制手段による規制限界位置まで一旦移動された後
    に、規制限界位置から離れる方向に所定量移動されて停
    止されることを特徴とする振れ防止装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の振れ防止装置におい
    て、 振れ防止光学系は、駆動手段によって、主光学系による
    露光動作が終了した後において駆動範囲規制手段による
    規制限界位置まで一旦移動されてから離れる方向に所定
    量移動されて停止され、 かつ主光学系による露光動作前にこの停止位置から再度
    規制限界位置まで移動された後、 この規制限界位置から主光学系の光軸に合致する位置ま
    でセンタリング動作するように構成されていることを特
    徴とする振れ防止装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の振れ防止装置におい
    て、 振れ防止光学系は、駆動範囲規制手段による規制限界位
    置からの駆動量が駆動量検出手段により検出されること
    により、駆動手段によって主光学系の光軸に合致する位
    置まで移動されることを特徴とする振れ防止装置。
  12. 【請求項12】 請求項9、請求項10または請求項1
    1記載の振れ防止装置において、 振れ防止光学系が、駆動手段によって停止位置から一旦
    規制限界位置まで移動する際に、駆動量検出手段により
    駆動状態が確認されない時には、駆動手段が故障してい
    るとの警告を行なうことを特徴とする振れ防止装置。
JP4215804A 1992-07-22 1992-07-22 振れ防止装置 Pending JPH0643518A (ja)

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JP4215804A JPH0643518A (ja) 1992-07-22 1992-07-22 振れ防止装置
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