JPH035738A - カメラの像安定化装置 - Google Patents

カメラの像安定化装置

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JPH035738A
JPH035738A JP14050289A JP14050289A JPH035738A JP H035738 A JPH035738 A JP H035738A JP 14050289 A JP14050289 A JP 14050289A JP 14050289 A JP14050289 A JP 14050289A JP H035738 A JPH035738 A JP H035738A
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JP
Japan
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cam
ring
centering
imaging system
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JP14050289A
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English (en)
Inventor
Toru Nagata
徹 永田
Hidefumi Nodagashira
英文 野田頭
Koichi Washisu
晃一 鷲巣
Masao Shikami
政雄 鹿海
Hiroshi Sumio
弘 角尾
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Canon Inc
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  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、画像のブレ状態を検出するブレ検出手段の出
力に応答して結像系を駆動し、前記ブレ状態を補正する
カメラの像安定化装置の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来から上述の如きカメラの像安定化装置は特開昭63
−49729号公報等により種々提案されている。
一般にこの種の像安定化装置は、手振れ等のカメラの振
動に由来して生ずる被写体像の振動を防ぐため被制御対
象である結像系をフィードバック系制御機構により、振
動の抑圧方向に駆動させる構成となっている。
例えばカメラのブレ振動(通常は撮影光軸に対するカメ
ラの傾斜振動)を加速度信号として検出し、この加速度
信号を信号処理系により積分して変位信号(あるいは速
度信号)を得、これに依存して前記レンズ系を振動抑圧
方向(結像の見掛は上の振動を抑圧する方向)に駆動さ
せるものとして構成される。
第7図はこのような従来の信号処理系を含む像安定化装
置の原理的構成を一例的に示したものであり、この第7
図において、■は加速度計であり、不図示のカメラの撮
影光軸に対する傾動を加速度信号として検出する。この
検出された加速度信号aは第1の積分器2で速度信号V
に積分され、さらに第2の積分器3で変位信号dに変換
される。
5はアクチュエータであり、像ブレ防止のために、径方
向の移動が可能に設けられているカメラの結像系4(通
常は結像レンズ系)を前記変位信号dの入力によって径
方向に駆動制御させるように動作する。
6は前記結像系4の実際の位置変位を検出する位置検知
手段を構成している位置検出センサであり、この位置検
知手段からの信号をアクチュエータ5の入力系であるオ
ペアンプ7にフィードバックさせて、結像系4の駆動制
御を振動変位に対応させるフィードバックループを構成
させている。
なお8は前記アクチュエータ5の非作動時に結像系4を
移動可能範囲の片側限界位置に押し付けているバネであ
り、非作動時に結像系4が無用な動きを起こさないよう
にしているものである。
この従来例の構成においては、アクチュエータが作動状
態となった時の結像系4の径方向の位置は、該バネ8と
アクチュエータ5が発生する力とのつりあ、いで決まる
ことになるが、前記バネ8が存在しているために像ブレ
防止の作動開始動作を適切に与えるために、更に結像系
センタリング手段を設けるのが普通となる。
このことを簡単に説明すると、前記構成における結像系
4の径方向の全ストロークをEとし、結像系4がその中
央位fi(A’/2の位置)にある場合を原点とすると
、前記アクチュエータ5の非動作時には結像系4はバネ
8で一1!/2の位置に押し付けられていることになる
。次にアクチュエータ5を非作動時から作動状態に切換
たとすると、上述のセンタリング手段がなければ結像系
4は前記−A/2の位置に押し付けられたままの状態で
像ブレ防止の動作を開始しなければならないことになる
。そうすると結像系4は負の限界位置にあるから、これ
ではこれ以上の負方向への移動を行なうことができず、
良好な像ブレ防止効果を期待できない。
そこでアクチュエータ5の作動によって結像系が任意に
正・負いずれの方向へも移動できるようにするため、該
アクチュエータ5の作動開始時点で結像系4を一1/2
位置から前記原点位置に直ちにもってくる(この動作を
センタリングという)ための手段を付加し、このセンタ
リング後に像ブレ防止の制御を開始させるようにしてい
るのである。
前記センタリングの動作は例えばカメラではシャッタの
レリーズ動作の直前において特に有効となる。即ち、レ
リーズ動作中のフィルム露光時には像安定化動作が有効
でなければならないが、結像系4がストローク中央から
大きく外れた位置にあるときに、レリーズ動作が開始さ
れるとストローク余裕が小さい側に対しては、結像系4
がストローク端に突き当たる可能性が大きくなり、像安
定化動作が無効になりやすい。
そのために、レリーズ動作を行う直前に、センタリング
動作を行い、結像系4をストローク中央に移動させてか
らレリーズ動作を開始する事が望ましい。
ところが、センタリング動作は、それに要する時間が、
第8図に示すように結像系4のセンタリングの動作時間
及びセンタリング後の振動減衰時間のために30〜10
0 m s e c程度の時間Tlが必要であり、従っ
てセンタリングの設定時間T2としては、Tl<T2と
なるように、それ以上長(設定し、センタリング設定時
間の間はレリーズ動作が開始しないようにする必要があ
り、撮影者がレリーズボタンを押してから、レリーズ動
作が開始するまでのいわゆるタイムラグが太き(なりシ
ャッターチャンスを逃すという欠点があった。
尚、第8図に於いてvlは結像系4の変位、v2は後述
するワンショット回路20の出力の反転信号である。v
lについては縦軸は0 、167 m m / d i
 v 。
待機位置−12/ 2=−0,6mm、 V 、 、 
V 2共通の横軸は時間で20 m s / d i 
vである。
〔発明の目的〕
本発明は以上の事情に鑑み為されたもので、画像のブレ
状態を検出するブレ検出手段と、該ブレ検出手段の出力
に応答して結像系を駆動し、前記ブレ状態を補正する駆
動手段を有するカメラの像安定化装置に於いて、前記駆
動手段は、前記結像系を駆動する為のカム手段を有し、
該カム手段の有効作動領域外に該カム手段の空走領域を
設け、センタリングに要する時間を短縮できるようにし
ようとするものである。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を基に説明する。
第2図は一眼レフカメラに本発明を適用した場合の全体
の構成図であり、第7図と同一の構成部分には同一の番
号を付して詳細な説明は省略する。
第2図に於いて、9はタックリターンミラー、10は絞
り、11はシャッタ、12はフィルム面である。
13はレリーズ制御回路であり、ノクラレルl1011
5、ゲート回路14を通して入力されるレリーズ信号が
ローレベル(以下rLJという)からノ1イレベル(以
下rHJという)となったときに、クイックリターンミ
ラー9、絞り10、シャッタ11の動作を制御し、一連
のレリーズ動作を行わせる。そしてレリーズ動作が終了
すると、レリーズ動作終了信号をパラレルI10,15
を通してメインCPU。
16に出力する。
14はゲート回路で、ワンショット回路20の出力がr
HJのとき、パラレルI10,15からレリーズ制御回
路13に対して出力されるレリーズ信号を制限する。
15はパラレルI10 、で、メインCPU、16とレ
リーズスイッチ17、レリーズ制御回路13や他の不図
示のスイッチ回路との間の信号のやりとりを行なう。
16はメインCPU 、でレリーズスイッチ17が押さ
れたことを検知してレリーズ信号を発生する。またカメ
ラ内部での露出演算、測距演算なども行う。
17はレリーズスイッチ4でパラレルI10 。
15とパラレル■10219に接続される。
18は像ブレ防止装置用中央演算回路CPU 2であり
、レリーズスイッチ17が押されたことをパラレルl1
0219を通して検知するとセンタリング動作を実行さ
せる。
19はインターフェースであるパラレル■102であり
、その出力ポートはワンショット回路20に接続され、
また入力ポートはレリーズスイッチ17及びワンショッ
ト回路20の出力が接続されている。
20はワンショット回路で、パラレルI10 、。
19からの出力がrLJ→rHJとなる立ち上がりでr
HJパルスを出力するようになっており、ゲート回路1
4、パラレルI10□ 19および前述の第7図で説明
した積分器3のリセット入力に接続されている。
21はセンタリング用基準電源でパワーアンプ22に接
続され、結像系4をアクチュエータ5で駆動する。
次に第2図の構成の動作について説明する。
まず、レリーズスイッチ17が押されるとCPU218
はパラレルl10219の出力をrHJにすることでセ
ンタリング動作を開始させ、メインCPU 。
16はパラレルI10,15からレリーズ信号をrHJ
にする。このときセンタリング動作が優先されるよう、
メインCPU、16ではレリーズスイッチエアのONを
検知してからレリーズ信号発生までにソフトウェアによ
りタイムラグを置くよう構成されている。パラレル■1
0219のrLJ→rHJの立上り時に、ワンショット
回路20はrHJパルスを出力し、センタリング設定時
間として所定の時間、パルスをrHJに保持する。この
rHJパルスの立上りを受けて積分器3はリセットされ
、その出力が0になるため、パワーアンプ22に入力す
る指令電圧はセンタリング用基準電源21からの電圧だ
けになり、このためアクチュエータ5に対して基準電源
21の電圧によって指示される位置、即ち結像系4の原
点位置に向う位置フィードバックの作用が働き、これが
センタリング動作となる。ワンショット回路20の出力
がrHJの状態では、ゲート回路14によってレリーズ
制御回路13へのレリーズ信号は制限されるため、レリ
ーズ動作は禁止状態にある。ここでワンショット回路2
0の出力がrHJになっている時間をセンタリングに必
要な時間以上にあらかじめ設定してお(ことによってセ
ンタリング動作が終了する前にレリーズ動作が開始され
るのを防ぐことができる。ワンショット回路20の出力
がrLJになると積分器3のリセットは解除され、積分
器3からは変位信号dが出力されるようになり、センタ
リング動作後の像ブレ防止動作が開始される。同時にゲ
ート回路14に対する入力もrLJとなるため、レリー
ズ信号の制限は解除される。
以上で像ブレ防止装置の結像系のセンタリング動作は終
了する。
本実施例ではワンショット回路20の出力がrHJのと
きには、レリーズ動作全体を制限するよう構成されてい
るが、−眼レフカメラのようにミラーのアップダウンや
絞りの絞り込みなど一連の動作でレリーズシーケンスが
成り立っている場合は、これをシャッタの開く前の任意
の段階で停止させるよう構成してもよい。
第3図、第4図は、第2図の結像系4まわりの詳細を示
すものである。
第3図及び第4図に於いて第1図の結像光学系4を構成
する光学部品群32は、リング35の内側に固着されて
おり、リング35はマイラ(M y I a r登録商
標)のフィルムから打ち抜かれた2つの可撓性舌38及
び39によって、直径方向に対向し平行な2枚のブレー
ト36及び37の各端部にヒンジ接続されている。これ
らの舌38及び39は、各ブレート36及び37の端部
と前記リング35との間に10分の数ミリメートルの遊
びを残し、ブレート3637及びリング35のそれぞれ
に設けられたスリット内にさし込まれて、これらのスリ
ットの内側に膠着されている。
一方これらブレート36及び37の他方の先端は、互い
に平行となる様、リング35との接続と同様の方法で、
第二リング40に゛ヒンジ接続されている。
その結果、これらのリング35及び40と、それらと継
手を介して連結しているブレート36及び37は、1つ
の変形可能な要素を成し、これらの平行な側に垂直なそ
の断面は平行四辺形となる。こうした変形可能な要素を
、複雑さを避けるため、これ以降「平行四辺形」と呼ぶ
事とする。
第二リング40は更に平行で正対する2枚の別のブレー
ト41.42にヒンジ接続され、その方法はブレート3
6及び37に関して前に記したものと同様である。前記
ブレート41及び42に垂直な直径面はそれ自身ブレー
ト36及び37に垂直な直径面に垂直である。ブレート
41及び42の他方端部は、レンズの台枠と一体になっ
ている2つの固着要素43及び44に、やはりマイラ舌
を介してヒンジ接続している。第二のリング40とブレ
ート41及び42は、それらの先端を2つの固着要素4
3及び44に連続させる事によって、最初の変形可能平
行四辺形(以下、第一の変形可能な平行四辺形という)
に垂直な第二の変形可能平行四辺形を成す。したがって
、これらの2つの四辺形は直列に配置され、且つ第2の
リング40によって連結されるので、第二のリング40
は同時に第−及び第二の変形可能平行四辺形の一部とな
る。各ブレート41及び42の端部の一方が固定されて
いるので、これらの同様なブレートの他方の端部に連接
されたリング40は、第一の平行四辺形35.36. 
37及び40を変形させずに、相応の変位を生じさせる
当該平行四辺形のブレート41及び42に平行な直径面
で変位させる事ができる。第一平行四辺形のブレート3
6及び37は、リング40に連接され、リング40は第
一の平行四辺形に垂直な第二の平行四辺形のブレート4
1及び42に連接している。その結果、下記の変形面に
垂直な面に与えられた剛性の故に、このリングは、ブレ
ート41及び42によって、平行四辺形40. 41及
び42の変形面のみを動くことができる。したがって、
リング40は、第一の平行四辺形35.36゜37及び
40の変形面に於て、変形可能平行四辺形における固着
部43及び44と同様な役割を果たし、その結果、この
リング40は、平行四辺形40.41゜42の変形面に
垂直な他の平行四辺形35.36.37゜40の変形面
にのみ光学部品群32を支持するリング35を変位させ
ることができる。
したがって、平行四辺形40,41.42の変形面に垂
直な面でリング40に作用を及ぼすことによって、この
面における平行四辺形35.36.37.40の剛性の
故に、当該面に於て、リング40とリング35を変位さ
せ、また、平行四辺形35.36.37゜40の変形面
でリング35に作用を及ぼすことによって、この面にお
けるその剛性の故に、他の平行四辺形40.41.42
に影響を与えずに、第一の変形面に垂直な面でリング3
5のみを変位させる。
第一の直流電動機46は、固着要素43にもうけられた
受座に取り付けられる。この電動機の軸には、カム47
が備えられ、このカムは、リング40と当該カム間の摩
擦をできるだけ減少させるためのボールベアリング48
を設けたリング40の縁部の一部に向かい合って位置さ
れている。このカム47とベアリング48は、一方がリ
ング40に固着され、他方が固定部45に固着された非
常に安定度の高い力を有するばね49によって、互いに
押し付けられている。
反射面を有するブレート50は、リング40から突出し
ており、該リング40が変位し得る面に垂直な面にある
。ブレート50の両側には、それぞれ光電位置検出器5
1. 52が配せられている。平衡位置は、その位置に
於て、各検出器が、ブレート50によって反射され、各
検出器に連結している発光ダイオードから放射される光
を同量だけ受は取る位置である。この平衡位置は、ボー
ルベアリング48とカム47の中央とが接触する時に選
択される。
リング40自身も、直流電動機53を有し、その電動機
の軸にはカム54が取り付けられている。この電動機5
3は、光軸に関し電動機46より90°の位置に配置さ
れている。これはすなわち、このカム54が四辺形35
.36.37及び40の変形面で働くことである。ボー
ルベアリング55は、上記カム54の正面にあるリング
35の縁部部分に設けられており、一方がリング35に
固着され、他方が固定部45に固着された非常に安定し
ている力を有するばね56によって、上記リングに押し
付けられている。このばね56と上記ばね49の力は、
カム54とカム47によってリング35および40に伝
達され得る最高加速度に抗して各カム47および54と
各ボールベアリング48および55との間の緩みを防止
するように選択される。
ブレート58はリング35より突出しており、該リング
の変位面に垂直な面に延長している。このブレート58
の両面は光を反射するもので、発光ダイオードより成る
光源にそれぞれが連結している光検出器59および60
とそれぞれ向かい合っている。検出器51及び52と同
様、上記検出器59及び60も他の物理的、磁気的、静
電容量的、誘導的、などの原理に基づ(検出器で代用で
きることはもちろんである。
さらに61及び62はカム47及びカム54の不作動時
のストッパであり、カム47及びカム54が作動してい
ない時はリング35及びリング40の端部に当接してい
る。この部分の構成を第1図を用いて詳述する。第1図
はカム54の不作動時の状態を示したものである。リン
グ35はばね56によって図の下方に押しつけられてお
り、ストッパ62に当接している。カム54はボールベ
アリング55と当接するまで直流電動機53の軸中心で
角度θだけ空走角度が設けられている。作動時にはカム
54は角度θだけ空走回転した後にボールベアリング5
5と当接し、ばね56の力に抗し前述のセンタリング動
作を行なう。
第5図は以上の構成においてセンタリング動作時の結像
光学系の動きを示したものである。Vl’V2’は第8
図のVl、V2に対応し、縦横両軸も第8図と同じもの
である。T3は結像光学系のセンタリングの動作時間と
その振動減衰時間を示す。この様にカムに空走領域が有
ると、モータ自体の起動時には負荷が極めて小さくなり
、立ち上がりは極めて早く、さらに結像系4を起動する
時点では、衝突によって起動できるため、全体として立
上りに要する時間は短くなり、時間T3は前述の第8図
の時間TIに比較して約2分の1の時間に短縮されてい
ることがわかる。そこで第5図に示したセンタリングの
設定時間T4も、前述の第8図のセンタリングの設定時
間T2に対して大幅に短い時間を設定する事か可能であ
る。尚、この時の空走領域は33μm1カムの回転角θ
で約6°である。
以上説明したように、像安定化の光学部品群32の作動
装置という設計概念によって、遊びをなくし、摩擦を減
少させ、運動中の物体の慣性を受は入れられるものにす
る事ができる。
又、空走領域を持たせる為のストッパ61. 62は、
光学部品群32のサスペンションを構成するリング部材
35. 40との衝突時に生じる加速度を過大なものと
しない目的で、それ自体緩衝作用を持つ事が望ましい。
前述した様に空走領域の実際の大きさはかなり小さいた
め、アクチュエータ取付部、カムリフト、サスペンショ
ン部品等の寸法誤差によって過大となったり、逆に空走
領域が確保できなかったりする。その為、ストッパーは
さらに空走領域の調整機能を持つ事が望ましい。
その例を第6図に示す。ここでストッパ62′はネジ部
62′bがリング40′上のメネジ部40′Cにかみ合
う事によって取付けられており、頭部62′Cを回す事
により、空走量θもしくはdを調整可能としている。調
整後は押えビスBによって固定される。又、先端部62
′aはゴム、エラストマ等の緩衝材から成り、リング3
5との衝突時の加速度を低めサスペンションの保護、使
用感の改善を果している。
尚、以上の実施例では、本発明をカメラに適用した場合
について説明したが、本発明はカメラに限らず、他の光
学機器の像安定化装置であっても広く適用できることは
言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上説明した様に本発明によれば、像安定化装置に於い
て、画像のブレ状態を補正する為に結像系を駆動するカ
ム手段の有効作動領域外に空走領域を設けたので、セン
タリング動作と、その振動減衰時間を大幅に短縮する事
が可能となり、レリーズボタンを押してからレリーズ動
作が開始するまでのタイムラグを小さ(でき、シャッタ
ーチャンスを逃すことがな(なるなど、その有効性は極
めて高いものである。
さらに本発明によれば携帯特等不作動時にはカム手段は
非接触の状態で保持されるのでカメラを持ち運ぶ時等の
外的衝撃で、カム手段やモータ軸を損傷する可能性がな
くなるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係わるカム手段の構成図、 第2図は本発明の実施例に係わるカメラの像安定化装置
の全体構成図、 第3図、第4図は第2図の結像系まわりの詳細図、第5
図は本発明に係わる像安定化装置の作動状態を示す図、 第6図は第1図のカム手段の他の実施例を示す構成図、 第7図は従来の像安定化装置を説明する構成図、第8図
は第7図の作動状態を示す図、 1・・・・・・・・・・・・・・・・・加速度計2.3
 ・・・・・・・・・・・・・・・・積分器4・・・・
・・・・・・・・・・・・・・結像系5・・・・・・・
・・・・・・アクチュエータ6・・・・・・・・・・・
・・位置検出センサ7・・・・・・・・・・・・・・・
オペアンプ8・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ハネ21・・・・・・・・センタリング用基準電源35
.40・・・・・・・・・・・・・・リング46、 5
3・・・・・・・・・・・・直流電動機47、54・・
・・・・・・・・・・・・・カム48.55・・・・・
・・・・ボールベアリング61.62・・・・・・・・
・・・・・ストツパ第δ図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 画像のブレ状態を検出するブレ検出手段と、該ブレ検出
    手段の出力に応答して結像系を駆動し、前記ブレ状態を
    補正する駆動手段を有するカメラの像安定化装置に於い
    て、前記駆動手段は、前記結像系を駆動する為のカム手
    段を有し、該カム手段の有効作動領域外に該カム手段の
    空走領域を設けたことを特徴とするカメラの像安定化装
    置。
JP14050289A 1989-06-01 1989-06-01 カメラの像安定化装置 Pending JPH035738A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0582843A1 (en) * 1992-07-22 1994-02-16 Nikon Corporation Vibration preventing apparatus for optical instrument

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0582843A1 (en) * 1992-07-22 1994-02-16 Nikon Corporation Vibration preventing apparatus for optical instrument

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