JPH1164912A - レンズの振れ補正装置及び振れ補正レンズ鏡筒 - Google Patents

レンズの振れ補正装置及び振れ補正レンズ鏡筒

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JPH1164912A
JPH1164912A JP24176097A JP24176097A JPH1164912A JP H1164912 A JPH1164912 A JP H1164912A JP 24176097 A JP24176097 A JP 24176097A JP 24176097 A JP24176097 A JP 24176097A JP H1164912 A JPH1164912 A JP H1164912A
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lens
lens group
magnet
optical axis
barrel
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Koji Watanabe
孝司 渡邉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズの振れ補正装置を小型化する。 【解決手段】 レンズ群9を保持したヨー鏡筒10を、
光軸に平行に配置した電磁コイル34とマグネット44
で駆動し、レンズ群11を保持したピッチ鏡筒12を光
軸に平行に配置した電磁コイル35とマグネット53で
駆動する。電磁コイル34とマグネット44は、電磁コ
イル35とマグネット53に直交するように配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動を受ける撮影
レンズ等のレンズ鏡筒や撮影装置の振動を抑制するため
に使用されるレンズの振れ補正装置及び振れ補正レンズ
鏡筒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、レンズ鏡筒は複数のレンズ群を有
すると共に、これらのレンズ群の一部のレンズの振れを
防止する防振機構つまりレンズの振れ補正装置を備えて
いる。この種のレンズの振れ補正装置は、レンズの振れ
量を角速度センサ等で検出し、角速度センサからの信号
を制御回路で演算し、この演算値に基づいてアクチュエ
ータを制御する。そして、アクチュエータはレンズを光
軸に垂直な面で上下及び左右、又はこれらの合成方向に
所定量だけ駆動し、レンズの振れを光学的に補正するよ
うになっている。
【0003】この場合に、レンズの振れ補正装置は2個
のアクチュエータ、つまりレンズを上下方向に駆動する
アクチュエータと、レンズを左右方向に駆動するアクチ
ュエータとを有している。双方のアクチュエータはマグ
ネットと電磁コイルから構成され、光軸に垂直な面のレ
ンズ群の外周側に配置されている。そして、電磁コイル
が通電されることにより、アクチュエータがレンズを駆
動するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従
来例は、レンズを上下方向に駆動するアクチュエータ
と、レンズを左右方向に駆動するアクチュエータとを有
し、各アクチュエータのマグネットと電磁コイルが、レ
ンズの外周側で光軸と垂直な面に配置されているため、
径方向のサイズが大きくなるという問題がある。
【0005】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
小型なレンズの振れ補正装置及び振れ補正レンズ鏡筒を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るレンズの振れ補正装置は、鏡筒本体に保
持した第1のレンズ群と第2のレンズ群を駆動する駆動
機構は光軸と平行な面で構成したマグネットと電磁コイ
ルから成り、前記第1のレンズ群と第2のレンズ群の前
記マグネットと電磁コイルは直交した方向に配置したこ
とを特徴とする。
【0007】本発明に係る振れ補正レンズ鏡筒は、鏡筒
本体に保持した第1のレンズ群と第2のレンズ群を駆動
する駆動機構は光軸と平行な面で構成したマグネットと
電磁コイルから成り、前記第1のレンズ群と第2のレン
ズ群の前記マグネットと電磁コイルは直交した方向に配
置したレンズの振れ補正装置を用いたことを特徴とす
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明を図示の実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は第1の実施例の振れ補正レンズ
鏡筒の断面図であり、案内鏡筒1の内部には、レンズ群
2〜4を保持した前群鏡筒5と、絞り羽根を備えた絞り
ユニット6と、レンズ群7を保持した移動鏡筒8と、凹
レンズ群9を保持したヨー鏡筒10と、凸レンズ群11
を保持したピッチ鏡筒12とが被写体側から順次に配置
されている。また、案内鏡筒1の後端には、接点13を
有して図示しないカメラ本体を取り付けるマウント14
が設けられ、ピッチ鏡筒12とマウント14の間には、
接点13に接続された回路基板15が設けられている。
そして、移動鏡筒8とヨー鏡筒10の間で案内鏡筒1の
外周には、駆動ユニット16が設けられている。
【0009】レンズ群2、3、4、7、9、11は、鏡
筒5、8、10、12に図示しない押さえ環によりそれ
ぞれ固定されるか、或いはレンズ群2、3、4、7、
9、11の図示しない鍔部がかしめられることによりそ
れぞれ固定されている。絞りユニット6の絞り羽根は、
図示しないアクチュエータにより駆動されるようになっ
ており、このアクチュエータはフレキシブルプリント基
板を介して回路基板15に接続され、絞りユニット6は
カメラ本体側から制御されるようになっている。
【0010】移動鏡筒8は案内鏡筒1に光軸方向に移動
自在に嵌合され、案内鏡筒1と移動鏡筒8の嵌合部にお
いて、案内鏡筒1には図示しないカム溝が形成されてい
る。移動鏡筒8にはカムフォロア17が案内鏡筒1のカ
ム溝を通して複数個所に設けられ、これらのカムフォロ
ア17は後述のフォーカスキーに嵌合されている。
【0011】駆動ユニット16は断面台形形状の円環形
状の振動部材21と、この振動部材21に接合された電
歪素子22と、この電歪素子22に圧接された振動吸収
体23と、この振動吸収体23を振動部材21側に付勢
する皿ばね24とを有し、皿ばね24は押さえリング2
5により押さえられている。
【0012】振動部材21の前方には、回転部材26が
回転方向を規制された状態で設けられ、回転部材26は
振動部材21に当接されている。回転部材26にはフォ
ーカスキー27が取り付けられ、フォーカスキー27は
1個のカムフォロア17に連結されている。これによ
り、振動部材21に周方向に進行する振動波が発生した
際に、回転部材26はフオーカスキー27と共に光軸を
中心に回転駆動される。
【0013】図2はレンズの振れ補正装置の分解斜視図
であり、ヨー鏡筒10とピッチ鏡筒12は保持枠31に
保持されている。保持枠31の横枠部31a、31bに
は、カム溝32a、32bとばね孔33a、33bが光
軸に対称にそれぞれ形成されている。カム溝32a、3
2bは撮影画面Fの横方向に向けられ、かつ撮影画面F
に平行に設けられている。
【0014】保持枠31の縦枠部31c、31dには、
カム溝32c、32dとばね孔33c、33dが光軸に
対称にそれぞれ形成されている。カム溝32c、32d
は撮影画面Fの縦方向に向けられ、かつ撮影画面Fに平
行に設けられている。横枠部31aには電磁コイル34
がカム溝32aに平行に設けられ、縦枠部31cには電
磁コイル35がカム溝32cに平行に固定されている。
これらの電磁コイル34、35は図示しない固定部材で
固定され、電磁コイル34、35の端子部は回路基板1
5にフレキシブルプリント基板を介して接続されてい
る。
【0015】ヨー鏡筒10の垂直部10aの上下には、
保持枠31の横枠部31a、31bの内側に嵌合する水
平嵌合部10b、10cが光軸に対称に設けられ、水平
嵌合部10bにはカムフォロア41、42が保持枠31
のカム溝32aに嵌合するように螺着されている。水平
嵌合部10cには、カムフォロア43が保持枠31のカ
ム溝32bに嵌合するように螺着されている。水平嵌合
部10bの固定部10dには、マグネット44が電磁コ
イル34から所定の間隔を空けて取り付けられ、マグネ
ット44にはヨーク45が磁着されている。これによ
り、電磁コイル34とマグネット44はヨー鏡筒10を
左右に駆動する機構を構成している。
【0016】垂直部10aの左右にはばね孔46a、4
6b(孔46bは図示せず)が、光軸の左右方向に形成
され、ばね孔46a、46bと保持枠31のばね孔33
c、33dの間には、コイルばね47、48がそれぞれ
介在されており、コイルばね47、48は同一ばね荷重
に設定されている。これにより、ヨー鏡筒10に保持さ
れた凹レンズ群9の光軸中心が、振れ補正レンズ鏡筒の
光軸中心の近傍に保持され、ヨー鏡筒10は保持枠31
に光軸と垂直な方向に撮影画面Fの横方向に移動可能と
されている。
【0017】そして、ヨー鏡筒10の水平嵌合部10b
には、ヨー鏡筒10の移動量を検出するための移動量検
出手段49が設けられている。この移動量検出手段49
は、ヨー鏡筒10に設けた反射板に投光素子から赤外線
光を照射し、その反射光をフォトリフレクタで読み取る
ように構成することができる。また、ヨー鏡筒10に設
けたスリットに投光素子から赤外線光を照射し、スリッ
トを透過した赤外光を読み取る移動量検出器を採用する
か、或いはヨー鏡筒10に設けたマグネットと、このマ
グネットの近傍に配置したMR素子とによる磁力の変化
を読み取る構成を採用することもできる。
【0018】一方、ピッチ鏡筒12の垂直部12aの左
右には、保持枠31の縦枠部31c、31dの内側に嵌
合する垂直嵌合部12b、12cが光軸に対称に設けら
れ、垂直嵌合部12bにはカムフォロア51、52が、
保持枠31のカム溝32cに嵌合するように螺着されて
いる。垂直嵌合部12cには図示しないカムフォロア
が、保持枠31のカム溝32dに嵌合するように螺着さ
れている。そして、垂直嵌合部12bの固定部12dに
は、マグネット53が電磁コイル35から所定の間隔を
空けて取り付けられると共に、マグネット53にはヨー
ク54が磁着されている。これにより、電磁コイル35
とマグネット53はピッチ鏡筒12を上下に駆動する機
構を構成している。
【0019】垂直部12aの上下には、ばね孔55a、
55b(ばね孔55bは図示せず)が光軸の上下方向に
形成され、これらのばね孔55a、55bと保持枠31
のばね孔33a、33bの間にはコイルばね56、57
が介在されている。コイルばね56、57は同一ばね荷
重に設定されている。これにより、ピッチ鏡筒12に保
持された凹レンズ群11の光軸中心が、振れ補正レンズ
鏡筒の光軸中心の近傍に保持され、ピッチ鏡筒12は保
持枠31に光軸と垂直な方向で撮影画面Fの縦方向に移
動可能とされている。
【0020】そして、ピッチ鏡筒12の垂直嵌合部12
bには、ピッチ鏡筒12の移動量を検出するための移動
量検出手段58が設けられている。この移動量検出手段
58はヨー鏡筒10の移動量検出手段49と同様に構成
することができる。
【0021】更に、レンズ本体の振れ、角速度、角加速
度、角変位などを検出する位置検出手段60、61が本
体に取りつけられている。位置検出手段60はレンズの
ピッチ方向の変位量を検出し、位置検出手段61はヨー
方向の変位量を検出するものである。
【0022】このような構成により、カメラ本体からの
信号がマウント14の接点13から回路基板15に伝達
すると、回路基板15内の駆動回路から電歪素子22に
通電し、電歪素子22が微小振動する。この振動は振動
部材21に伝達し、振動部材21には回転部材26に当
接した部分に周方向の振動波が発生する。この周方向振
動波により回転部材26が回転し、回転部材26と共に
フォーカスキー27が回転し、カムフォロア17がカム
溝に沿って回転しながら光軸方向に移動する。
【0023】位置検出手段60、61がレンズ鏡筒本体
の振れを角速度、角加速度、角変位等として検出し、検
出した信号は回路基板15に入力し、その信号を回路基
板15内の位置制御ループ回路が電気的に積分し、角変
位信号として電磁コイル34、35に出力する。そし
て、電磁コイル34、35とマグネット44、53の間
の磁力により鏡筒10、12が移動し、鏡筒10、12
は撮影光軸を偏心させ、撮影画面Fの像の安定を確保す
る。
【0024】この第1の実施例では、ヨー鏡筒10を駆
動するための電磁コイル34とマグネット44と、レン
ズ群9の光軸と平行に配置されると共に、ピッチ鏡筒1
2を駆動するための電磁コイル35とマグネット53と
が、レンズ群11の光軸と平行に配置され、更に電磁コ
イル34とマグネット44が電磁コイル35とマグネッ
ト53に直交するように配置されているので、保持枠3
1の外径の小型化が可能となる。
【0025】図3はレンズの第2の実施例の振れ補正装
置の分解斜視図であり、ヨー鏡筒61とピッチ鏡筒62
は前保持板63と後保持板64によって保持されてい
る。前保持板63の光通過孔63aを有する垂直部63
bの上下には、カム溝65a、65bが光軸に対称に形
成され、これらのカム溝65a、65bは撮影画面Fの
横方向に向けられ、かつ撮影画面Fに平行に設けられて
いる。
【0026】垂直部63bの一側縁の下部にはフランジ
部66aが形成され、垂直部63bの他側縁の上部には
フランジ部66bが形成されている。そして、垂直部6
3bの下部の図示しない固定部には電磁コイル67が設
けられ、電磁コイル67の端子部は図示しないフレキシ
ブルプリント基板を介して回路基板15に接続されてい
る。
【0027】後保持板64の光通過孔64aを有する垂
直部64bには、カム溝68a、68bが光軸に対称に
形成され、これらのカム溝68a、68bは撮影画面F
の縦方向に向けられ、かつ撮影画面Fに平行に設けられ
ている。垂直部64bの一側縁には柱部69aが前保持
板63のフランジ部66aに対応する位置で光軸に平行
に形成され、垂直部64bの他側縁には柱部69bが前
保持板63のフランジ部66bに対応する位置で光軸に
平行に形成されている。そして、後保持板64の図示し
ない固定部には、電磁コイル70が設けられ、電磁コイ
ル70の端子部は図示しないフレキシブルプリント基板
を介して回路基板15に接続されている。
【0028】ヨー鏡筒10の環状の垂直部61aの上部
は、カムフォロア71が前保持板63のカム溝65aに
嵌合するように螺着されている。垂直部61aの下部に
は、カムフォロア72、73が前保持板63のカム溝6
5bに嵌合するように螺着されている。これにより、ヨ
ー鏡筒61は前保持板63に光軸に直交する方向で撮影
画面Fの横方向に移動自在に保持されている。
【0029】垂直部61aには、前保持板63に当接す
る3個の突起部74が設けられており、これらの突起部
74はピッチ鏡筒62の後述するボールが当接する位置
の反対側に設けられ、光軸方向の位置決めに利用されて
いる。垂直部61aの下部のマグネット固定部61bに
は、マグネット75が電磁コイル67から光軸側に所定
の間隔を空けて配置され、マグネット75には図示しな
いヨークが磁着されている。これにより、電磁コイル6
7とマグネット75はヨー鏡筒61を左右に駆動する機
構が構成される。
【0030】マグネット固定部61bの近傍にはトーシ
ョンばね76が配置され、このトーションばね76の中
心は前保持板63に突設されたピン63cに保持されて
いる。トーションばね76は開く方向に自由形状が設定
され、両腕部の間には前保持板63に突設されたピン6
3dが挟まれることにより、開く方向が規制されてい
る。そして、トーションばね76の腕部の端部の間に
は、ヨー鏡筒61のマグネット固定部61bに突設され
たピン61cが挟まれ、ヨー鏡筒61はトーションばね
76の開く力により光学中心軸の近傍に保持されてい
る。
【0031】そして、ヨー鏡筒61のカムフォロア71
の近傍には、ヨー鏡筒61の移動量を検出するための移
動量検出手段77が設けられている。この移動量検出手
段77には、第1の実施例と同様な移動量検出手段49
を使用することができる。
【0032】一方、ピッチ鏡筒62の環状の垂直部62
aの一側部には、カムフォロア81、82が後保持板6
4のカム溝68aに嵌合するように上下方向に並んで設
けられ、垂直部62aの他側部にはカムフォロア83が
後保持板64のカム溝68bに嵌合するように設けられ
ている。
【0033】垂直部62aには、ばね84とボール85
を嵌合する孔86が3個所に設けられており、ボール8
5はヨー鏡筒61の垂直部61aに当接されている。ピ
ッチ鏡筒62の孔86の裏面には、ヨー鏡筒61の突起
部74と同様な図示しない突起部が設けられており、後
保持板64に当接して光軸方向の位置決めに利用されて
いる。
【0034】垂直部62aの側部のマグネット固定部6
2bには、マグネット87が電磁コイル70から光軸側
に所定の間隔を空けて配置され、マグネット87にはヨ
ーク88が磁着されている。これにより、電磁コイル7
0とマグネット87はピッチ鏡筒62を上下に駆動する
機構を構成している。
【0035】マグネット固定部62bの近傍には、トー
ションばね89が配置され、トーションばね89の中心
は後保持板64に突設されたピン64cに保持されてい
る。トーションばね89は開く方向に自由形状が設定さ
れ、両腕部の間には後保持板64に突設されたピン64
dが挟まれることにより、開く方向が規制されている。
トーションばね89の両腕部の端部の間には、ピッチ鏡
筒62のマグネット固定部62bから突設されたピン6
2cが挟まれ、ピッチ鏡筒62はトーションばね89の
開く力により光学中心の近傍に保持されている。
【0036】そして、ピッチ鏡筒62のカムフォロア8
3の近傍には、ピッチ鏡筒62の移動量を検出するため
の移動量検出手段90が設けられている。この移動量検
出手段90には、第1の実施例と同様な移動量検出手段
58を使用することができる。
【0037】この際に、前保持板63のフランジ部66
a、66bと後保持板64の柱部69a、69bとは、
図示しない固定ねじにより固定されている。これによ
り、コイルばね84はヨー鏡筒61とピッチ鏡筒62の
間で圧縮され、ヨー鏡筒61の突起部74とピッチ鏡筒
62の突起部は、コイルばね84の弾発力によって前保
持板63と後保持板64にそれぞれ圧接されている。
【0038】この第2の実施例でも、位置検出手段6
0、61がレンズ鏡筒本体の振れを角速度、角加速度、
角変位等として検出する。位置検出手段60、61が検
出した信号は回路基板15に入力し、その信号を回路基
板15内の位置制御ループ回路が電気的に積分し、角変
位信号として電磁コイル67、70に出力し、鏡筒6
1、62を駆動して撮影光軸を偏心させ、撮影画面Fの
像の安定を確保する。この第2の実施例も第1の実施例
と同様な効果を得ることができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るレンズ
の振れ補正装置及び振れ補正レンズ鏡筒は、第1のレン
ズ群と第2のレンズ群を駆動する駆動機構を光軸と平行
な面で構成したマグネットと電磁コイルとし、第1のレ
ンズ群と第2のレンズ群のマグネットと電磁コイルを直
交する方向で構成したので、小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の振れ補正レンズ鏡筒の断面図で
ある。
【図2】レンズの振れ補正装置の分解斜視図である。
【図3】第2の実施例の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 案内鏡筒 2、3、4、7、9、11 レンズ群 10 ヨー鏡筒 12 ピッチ鏡筒 32a〜32d、65a、65b、68a、68b カ
ム溝 34、35、67、70 電磁コイル 41〜43、51、52、71〜73、81〜83 カ
ムフォロア 44、53、75、87 マグネット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鏡筒本体に保持した第1のレンズ群と第
    2のレンズ群を駆動する駆動機構は光軸と平行な面で構
    成したマグネットと電磁コイルから成り、前記第1のレ
    ンズ群と第2のレンズ群の前記マグネットと電磁コイル
    は直交した方向に配置したことを特徴とするレンズの振
    れ補正装置。
  2. 【請求項2】 前記マグネットと電磁コイルの配置が、
    前記第1のレンズ群は前記第2のレンズ群の方向と、前
    記第2のレンズ群は前記第1のレンズ群の方向とした請
    求項1に記載のレンズの振れ補正装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のレンズ群と第2のレンズ群の
    移動方向を規制する機構をカムフォロアと溝によって構
    成した請求項1又は2に記載のレンズの振れ補正装置。
  4. 【請求項4】 前記カムフォロアは径方向に突出した請
    求項3に記載のレンズの振れ補正装置。
  5. 【請求項5】 前記カムフォロアは光軸方向に突出した
    請求項3に記載のレンズの振れ補正装置。
  6. 【請求項6】 前記第1のレンズ群は光軸方向に垂直な
    方向に移動可能で、正又は負のパワーを有し、前記第2
    のレンズ群は光軸に垂直な面でかつ前記第1のレンズ群
    の移動方向に垂直な方向に移動可能で、前記第1のレン
    ズ群と逆の符号のパワーを有する請求項1〜5の何れか
    1つの請求項に記載のレンズの振れ補正装置。
  7. 【請求項7】 鏡筒本体に保持した第1のレンズ群と第
    2のレンズ群を駆動する駆動機構は光軸と平行な面で構
    成したマグネットと電磁コイルから成り、前記第1のレ
    ンズ群と第2のレンズ群の前記マグネットと電磁コイル
    は直交した方向に配置したレンズの振れ補正装置を用い
    たことを特徴とする振れ補正レンズ鏡筒。
JP24176097A 1997-08-22 1997-08-22 レンズの振れ補正装置及び振れ補正レンズ鏡筒 Pending JPH1164912A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001133826A (ja) * 1999-11-10 2001-05-18 Canon Inc 振れ補正光学装置
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