JP2006243704A - 像ぶれ補正装置及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小さな駆動力で補正レンズを移動させることができ、迅速、且つ高精度の像ぶれ補正を行うことのできる像ぶれ補正装置及び撮像装置を提供する。
【解決手段】像ぶれ補正装置30は、像のぶれを補正する補正レンズ20Aと、補正レンズ20Aを保持する保持枠32と、保持枠32をそれぞれX、Y方向に駆動する第1コイルモータ34、第2コイルモータ36を備える。第1コイルモータ34と第2コイルモータ36は、光軸O方向に配置される。
【選択図】 図6

Description

本発明は像ぶれ補正装置及び撮像装置に係り、特に薄型カメラ等の携帯機器における像ぶれ補正装置及び撮像装置に関する。
カメラの像ぶれ補正装置は、撮影光軸に直交する面内で補正レンズを移動自在に支持し、カメラに振動が加わった際に、その振動を打ち消す方向に補正レンズをアクチュエータで移動させることによって像ぶれを補正している。例えば、特許文献1に記載の像ぶれ補正装置は、補正レンズの固定枠をピッチ方向に移動自在となるように第1保持枠で保持し、この第1保持枠をヨー方向に移動自在となるように第2保持枠に保持している。そして、固定枠に取り付けたピッチコイルや、第1保持枠に取り付けたヨーコイルを用いて、補正レンズをピッチ方向或いはヨー方向に移動させて、像ぶれを補正している。
ところで、近年では、屈曲光学系を用いることによって、薄型化したデジタルカメラが開発されている。このような薄型のデジタルカメラにおいても、上述した像ぶれ補正装置を搭載したいとの要望がある。
特許2641172号
しかしながら、特許文献1に記載の像ぶれ補正装置は、ピッチコイルやヨーコイルが光軸に直交する面上に配置されているため、光軸に直交する方向に小型化することができない。このため、屈曲光学系を用いた薄型のデジタルカメラには、特許文献1の像ぶれ補正装置を設けることができないという問題があった。
そこで、ピッチコイルやヨーコイル等の構成部品を、補正レンズの位置から光軸方向にずらして配置することが考えられるが、この場合には、構成部品がバラバラに配置されてかえって大型化したり、或いは、補正レンズの移動が不安定になって像ぶれ補正の精度が低下するおそれがあった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、光軸に直交する方向に薄型の光学機器に適した像ぶれ補正装置を提供することを目的とする。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、補正レンズを高精度で移動させることができるとともに、小型化することのできる像ぶれ補正装置及び撮像装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は前記目的を達成するために、結像光学系によって形成される像のぶれを補正する補正光学系と、前記補正光学系を保持するとともに、前記結像光学系の光軸に直交する面内で、異なる第1、第2の方向に移動自在に支持される光学系保持部材と、前記光学系保持部材をそれぞれ第1、第2の方向に移動させる第1、第2の駆動手段と、を備えた像ぶれ補正装置において、前記第1、第2の駆動手段は、光軸方向に配置されることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、第1、第2の駆動手段が光軸方向に配置されるので、第1、第2の駆動手段を光軸の直交方向に小型化することができる。
請求項2記載の発明は前記目的を達成するために、結像光学系によって形成される像のぶれを補正する補正光学系と、前記補正光学系を保持するとともに、前記結像光学系の光軸に直交する面内で、異なる第1、第2の方向に移動自在に支持される光学系保持部材と、前記光学系保持部材をそれぞれ第1、第2の方向に移動させる第1、第2の駆動手段と、を備えた像ぶれ補正装置において、前記第1、第2の駆動手段は、光軸方向に長く形成されたコイルを有するコイルモータであることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、光軸方向に長く形成されたコイルを有するコイルモータを用いることによって、十分な駆動力を確保しながら、光軸の直交方向に小型化することができる。
請求項3記載の発明は前記目的を達成するために、結像光学系によって形成される像のぶれを補正する補正光学系と、前記補正光学系を保持するとともに、前記結像光学系の光軸に直交する面内で、異なる第1、第2の方向に移動自在に支持される光学系保持部材と、前記光学系保持部材を前記第1方向にスライド自在に支持するとともに、前記結像光学系の鏡胴に前記第2方向にスライド自在に支持された第1スライダーと、前記光学系保持部材を前記第2方向にスライド自在に支持するともに、前記結像光学系の鏡胴に前記第1方向にスライド自在に支持された第2スライダーと、前記第1スライダー、第2スライダーをそれぞれ第1、第2の方向に移動させる第1、第2の駆動手段と、を備えた像ぶれ補正装置において、前記第1スライダーと前記光学系保持部材をスライド自在に支持する第1のガイドと、前記第2スライダーと前記鏡胴をスライド自在に支持する第2のガイドとが前記光軸に対して片側に配置され、前記第2スライダーと前記光学系保持部材をスライド自在に支持する第3のガイドと、前記第1スライダーと前記鏡胴をスライド自在に支持する第4のガイドとが前記光軸に対して片側に配置されることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、各ガイドを光軸に対して片側に偏倚して配置するようにしたので、光軸の両側にガイドを設けた場合よりも、光軸の直交方向に小型化することができる。
請求項4記載の発明は前記目的を達成するために、結像光学系によって形成される像のぶれを補正する補正光学系と、前記補正光学系を保持するとともに、前記結像光学系の光軸に直交する面内で移動自在に支持される保持枠と、前記光軸に直交し、異なる第1、第2の方向にそれぞれスライド自在に支持されるとともに、前記保持枠に係合される第1、第2のスライダーと、前記第1、第2のスライダーをそれぞれ、前記第1、第2の方向に移動させる第1、第2の駆動手段と、を備え、前記第1、第2の駆動手段、及び、前記第1、第2のスライダーは、前記保持枠に対して前記光軸の前方、または後方に配設されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、第1、第2の駆動手段や第1、第2のスライダーを結像光学系の一方側にまとめて配設したので、像ぶれ補正装置を小型化することができる。
請求項5に記載の発明は請求項4に記載の発明において、前記保持枠、前記第1、第2の駆動手段、及び、前記第1、第2のスライダーは、前記像ぶれ補正装置の本体に支持されることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、像ぶれ補正装置の各構成部材が本体に保持され、ユニット化されている。したがって、像ぶれ補正装置を小型化できるとともに、カメラ等への組み付けを容易に行うことができる。また、請求項5に記載の発明によれば、第1、第2の駆動手段や第1、第2のスライダーを本体に支持させたので、補正光学系の移動を高精度で行うことができる。
請求項6に記載の発明は請求項5に記載の発明において、前記第1のスライダーは、前記保持枠に対して第2の方向にスライド自在に係合され、前記第2のスライダーは、前記保持枠に対して第1の方向にスライド自在に係合されることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は請求項5又は6に記載の発明において、前記第1、第2の駆動手段は、前記第1、第2のスライダーに支持されたコイルと、前記本体に固定されたマグネット及びヨークによって構成されることを特徴とする。請求項7に記載の発明によれば、第1、第2の駆動手段が非接触型のボイスコイルモータによって構成されるので、補正光学系を高精度で移動させることができる。
請求項8に記載の発明は請求項7に記載の発明において、前記第1、第2の駆動手段は、前記マグネット及びヨークの少なくとも一方が平板状に形成され、該平板状の平面が前記結像光学系の光軸の包囲位置に配置されることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、撮像装置であって、光軸を結像位置に向けて屈曲する屈曲手段を備えた結像光学系と、前記屈曲手段で屈曲した光軸上に配置された請求項1〜8のいずれか1に記載の像ぶれ補正装置と、を備えたことを特徴とする。請求項9に記載の発明は、光軸を屈曲させる薄型の撮像装置であり、このような撮像装置に請求項1〜8の像ぶれ補正装置を搭載すると特に本発明の著しい効果が得られる。
本発明に係る像ぶれ補正装置及び撮像装置によれば、第1、第2の駆動手段を光軸方向に配置したり、或いは、光軸方向に長く形成されたコイルを用いて第1、第2の駆動手段を構成したり、各ガイドを光軸に対して片側に偏倚して配置したりしたので、光軸の直交方向に小型化することができる。
また、本発明によれば、第1、第2の駆動手段と第1、第2のスライダーが保持枠に対して光軸方向の前方、または後方にまとめて配設されるので、像ぶれ補正装置を小型化することができる。さらに、本発明によれば、各構成部材をまとめて配設したことによってユニット化することができ、補正光学系の移動を高精度で行うことができる。
以下、添付図面に従って本発明に係る像ぶれ補正装置及び撮像装置の好ましい実施の形態を説明する。
図1は本発明に係る像ぶれ補正装置が適用されたデジタルカメラ10を示す斜視図である。同図に示すデジタルカメラ10は、ケース11が薄型の矩形状に形成されており、このケース11の正面には、撮影レンズの第1レンズ群16を構成する固定レンズ16A、ストロボの発光部13、及びストロボ用の調光センサ15が配設される。また、ケース11の上面にはシャッターボタン14、電源スイッチ17が配設される。以下、ケース11を正面から見て左右方向をX方向、奥行き(厚さ)方向をY方向、高さ方向をZ方向とする。
図2は、デジタルカメラ10の縦断面図である。同図に示すように、ケース11の内部にはカメラ本体12が設けられ、さらにカメラ本体12の内部には第1レンズ群16、第2レンズ群18、第3レンズ群20、及び第4レンズ群22が設けられる。第1レンズ群16、第2レンズ群18、及び第4レンズ群22は結像光学系を構成しており、第3レンズ群20は結像光学系によって得られる像のぶれを補正する補正光学系を構成している。
第1レンズ群16は、ケース11の正面に配置された固定レンズ16Aと、固定レンズ16の内側(奥側)に配置されたプリズム16Bと、プリズム16Bの下方に配置された固定レンズ16Cとによって構成され、固定レンズ16Aを介して得られる観察像の光路をプリズム16Bによって下方に90°屈曲している。
第2レンズ群18、第3レンズ群20、及び第4レンズ群22は、第1レンズ群16の下方、すなわちZ方向の光軸(以下、単に光軸Oという)に沿って配置されている。
第2レンズ群18及び第4レンズ群22は、光軸Oに沿ってスライド自在に配置されており、不図示の駆動手段によって光軸O方向にスライド移動する。第2レンズ群18をスライドさせることによってズーム操作が行われ、第4レンズ群22をスライドさせることによってフォーカス操作が行われる。
第4レンズ群22の下方の結像位置24には、CCD26が配設される。なお、図2の符号28は、細かな凹凸が繰り返し形成された反射防止面であり、第1レンズ群16の固定レンズ16Aから入射した光が反射することを防止している。符号27はシャッターである。
第3レンズ群20は、補正レンズ20Aを有し、この補正レンズ20Aを光軸Oに直交する面内で(すなわち、XY平面内で)移動させることによって、像のぶれを補正する。以下、補正レンズ20Aを用いた像ぶれ補正装置30の構成について説明する。
図3は像ぶれ補正装置30の構成を示す横方向から見た断面図であり、図4は正面方向からの断面図、図5は上方からの断面図を示している。また、図6は、像ぶれ補正装置30の構成を示す分解斜視図である。
図6に示すように、像ぶれ補正装置30は主として、補正レンズ20Aと、この補正レンズ20Aを保持する保持枠32と、保持枠32をXY平面上でスライド自在に支持するXスライダー38、Yスライダー40と、Xスライダー38、Yスライダー40をそれぞれX方向、Y方向に駆動するXボイスコイルモータ(以下、Xモータという)34、Yボイスコイルモータ(以下、Yモータという)36とによって構成される。Xモータ34及びXスライダー38は、補正レンズ20Aの下側(結像面側)に配設されており、Yモータ36及びYスライダー38は、補正レンズ20Aの上側(被写体側)に配設される。また、Xモータ34とYモータ36は、光軸Oに平行なYZ面に配置されるとともに、光軸O方向に並べて配置される。
補正レンズ20Aの保持枠32は、その外形が略矩形状に形成される。保持枠32の側面32Aには、Xガイド棒42がX方向に取り付けられている。また、保持枠32の側面32Bには、Yガイド棒44がY方向に取り付けられている。さらに、保持枠32の頂角32Cの位置にはガイドバー46が取り付けられている。ガイドバー46は、XY平面において対角線方向に配設されており、このガイドバー46が図5に示す如く、ケース11の溝12Cに差し込まれることによって、保持枠32の光軸O方向のガタつきが防止される。なお、頂角32Cは、Xガイド棒42を取り付けた側面の反対側の側面と、Yガイド棒44を取り付けた反対側の側面との頂角であり、このような位置にガイドバー46を取り付けることによって保持枠32の光軸方向にガタ付きを効果的に防止することができる。
図6に示すように、Xスライダー38は、Y方向に形成されたY案内部38Yと、X方向に形成されたX案内部38Xとによって略L状に形成される。Y案内部38Yの上面には突出部47、47が設けられ、この突出部47、47にY方向の挿通孔48、48が形成される。この挿通孔48、48に保持枠32のYガイド棒44が挿通されることによって、Xスライダー38が保持枠32に対してY方向にスライド自在に係合される。
Xスライダー38のX案内部38Xには、X方向の挿通孔49、49が形成されている。この挿通孔49、49には、本体12(図5参照)に支持されたXガイド棒50が挿通される。したがって、Xスライダー38は、本体12に対してX方向にスライド自在に係合される。
また、Xスライダー38のX案内部38Xには、Xモータ34のコイル51が保持されている。Xモータ38は、コイル51、ヨーク52、及びマグネット53、53から成り、コイル51は、光軸Oに平行なYZ面上で、且つ、光軸O方向に長い長円を形成するように巻回されている。Xモータ38のヨーク52は、図7に示すように、略U状の金属体52A、52Bを二つ組み合わせることによって略W状に形成される。二つの金属体52A、52Bは、対向する面が重ならないように切り欠かれている。すなわち、一方の金属体52Aは対向する面の下半分が切り欠かれ、他方の金属体52Bは対向する面の上半分が切り欠かれている。そして、二つの金属体52A、52Bを合わせた際に、中央部に一枚の厚みの金属板が形成されるようになっている。この部分がコイル51の中空部に挿通される。マグネット53、53はそれぞれ、金属体52A、52Bの内側に、コイル51に対向して配置されている。上記の如く構成されたXモータ34は、コイル51がX方向に駆動される。よって、コイル51を保持したXスライダー38をX方向に移動させることができる。
Yスライダー40は、X方向に形成されたX案内部40Xと、Y方向に形成されたY案内部40Yとによって略L状に形成される。X案内部40Xの下面には突出部54、54が設けられ、突出部54、54に挿通孔55、55がX方向に形成される。この挿通孔55、55に保持枠32のXガイド棒42を挿通させることによって、Yスライダー40は保持枠32に対してX方向にスライド自在に係合される。
Yスライダー40のY案内部40Yには、Y方向の挿通孔56、56が形成される。この挿通孔に56、56は、ケース11(図5参照)に支持されたYガイド棒58が挿通される。よって、Yスライダー40は、ケース11に対してY方向にスライド自在に係合される。
また、Yスライダー40のY案内部40Yには、Yモータ36のコイル60が保持されている。Yモータ36はコイル60、ヨーク61、マグネット62を備えており、コイル60は、光軸Oに平行なYZ面上で光軸O方向に長い長円を形成するように巻回されている。Yモータ36のマグネット62及びヨーク61は、コイル60に対向して配設されており、ケース11に固定されている。このマグネット62はN極とS極がY方向に並んで配置される。したがって、Yモータ36を駆動することによって、コイル60がY方向に移動する。これにより、コイル60を保持したYスライダー40をY方向に移動させることができる。
上記の如く構成された像ぶれ補正装置30には、Xスライダー38、Yスライダー40の位置を検出する位置検出センサ(不図示)が設けられている。位置検出センサの種類は特に限定するものではないが、例えばXスライダー38、Yスライダー40に取り付けられたホール素子と、このホール素子に対向して配置され、且つケース11に固定されたマグネットによって構成するとよい。
次に上記の如く構成された像ぶれ補正装置30の作用について説明する。
Xモータ34を駆動すると、コイル51を保持したXスライダー38に駆動力が伝わり、Xスライダー38がX方向に移動する。これにより、Xスライダー38にYガイド棒44を介して取り付けられた保持枠32がX方向に移動し、補正レンズ20AがX方向に移動する。この駆動時、保持枠32に対してX方向にスライド自在に設けられたYスライダー40は移動しない。したがって、Xモータ34を駆動した際、Yスライダー40やYモータ36を移動させることなく、Xスライダー38のみを独立して移動させることができる。
一方、Yモータ36を駆動すると、コイル60を保持したYスライダー40に駆動力が伝わり、Yスライダー40がY方向に移動する。これにより、Yスライダー40にXガイド棒42を介して取り付けられた保持枠32がY方向に移動し、補正レンズ20AがY方向に移動する。この駆動時、保持枠32に対してY方向にスライド自在に設けられたXスライダー38は移動しない。したがって、Yモータ36を駆動した際、Xスライダー38やXモータ34を移動させることなく、Yスライダー40のみを独立して移動させることができる。
このように本実施の形態によれば、Xモータ34、Yモータ36の駆動時にそれぞれXスライダー38、Yスライダー40を独立して移動させるので、互いに緩衝することがなく、補正レンズ20Aを迅速、且つ高精度で移動させることができる。また、独立して移動させることによって、少ない動力で保持枠32をX方向、Y方向に移動させることができる。
ところで、上述した実施の形態では、Xモータ34、Yモータ36が光軸O方向に並べて配置されているので、装置を小型化することができる。すなわち、Xモータ34とYモータ36が光軸O方向に並んでいない場合には、光軸Oに直交する方向に装置が大型化するが、光軸O方向に並べて配置することによって、装置を光軸Oの直交方向に小型化することができる。特に本実施の形態では、Xモータ34を補正レンズ20Aよりも結像面側に配置し、Yモータ36を補正レンズ20Aよりも被写体側に配置したので、カメラ本体16内のスペースを有効に利用することができ、装置を小型化することができる。
また、本実施の形態では、Xモータ34のコイル51、及びYモータ36のコイル60が、光軸O方向に長い長円状に巻かれて形成されているので、装置を小型化することができる。すなわち、コイルが光軸Oに直交する方向に長く形成された場合には、光軸Oに直交する方向に装置が大きくなるという問題が発生する。これに対して本実施の形態は、コイル51、60が光軸O方向に長い長円状に巻かれているので、光軸Oに直交する方向に小型化することができる。
さらに、本実施の形態では、図5に示すように、保持枠32とXスライダー38のガイドとなるYガイド棒44と、Yスライダー40とケース11のガイドとなるYガイド棒58が、光軸Oに対して同じ側に配置されている。同様に、保持枠32とYスライダー40のガイドとなるXガイド棒42と、Xスライダー38とケース11のガイドとなるXガイド棒50が、光軸Oに対して同じ側に配置されている。このようにガイドを光軸Oの片側に偏倚して設けた場合、光軸Oの両側にガイドを設けた場合と比較して、光軸Oに直交する方向に小型化することができる。
なお、上述した実施形態では、Xモータ34とYモータ36を補正レンズ20Aに対して同じ側の側面(YZ面)に配設したが、これに限定するものではない。例えば図8に示すように、Xモータ34´をXZ面に配設し、Yモータ36をYZ面に配設してもよい。図8に示したXモータ34´は、Yモータ36と配置面が異なるだけで同様に構成されており、コイル70、ヨーク71、マグネット72で構成されており、コイル70は、Xスライダー38のX案内部38Xに保持されており、XZ面上で光軸O方向に長い長円を形成するように巻回されている。ヨーク71及びマグネット72は、コイル70に対向して配設されており、ケース11に固定されている。このマグネット72はN極とS極がX方向に並んで配置される。したがって、Xモータ34´を駆動することによって、コイル70がX方向に移動する。これにより、コイル70を保持したXスライダー38をX方向に移動させることができる。
なお、本実施の形態では、Xモータ34、Yモータ36を補正レンズ20Aの両側(被写体側、結像面側)に分けて配置したが、これに限定するものではなく、補正レンズ20Aよりも被写体側或いは結像面側にまとめて配置してもよい。以下に、Xモータ34、Yモータ36を補正レンズ20Aの被写体側にまとめて配置した実施形態について説明する。
図9は、図2と異なる像ぶれ補正装置が適用されたデジタルカメラ100の縦断面図である。なお、図2に示した実施形態と同様の構成、機能を有する部材は、同じ符号を付してその説明を省略する。
図9に示すように、第3レンズ群120は、可動式の補正レンズ120Aと、固定式の補正レンズ120Bとを備え、可動式の補正レンズ120Aを光軸Oに直交する面内で(すなわち、XY平面内で)移動させることによって、像のぶれを補正する。以下、補正レンズ120Aを移動させる像ぶれ補正装置130の構成について説明する。
図10は像ぶれ補正装置130を示す斜視図であり、図11はその分解斜視図である。また、図12は、像ぶれ補正装置130の平面図であり、図13は図12の保持枠134を取り除いた平面図である。
図11に示すように、像ぶれ補正装置130は主として、略筒状の本体132と、補正レンズ120Aを保持する保持枠134と、保持枠134に係合されるXスライダー136及びYスライダー138と、Xスライダー136及びYスライダー138をそれぞれX方向、Y方向に移動させるXモータ140及びYモータ142とによって構成される。
図11に示すように保持枠134には、三本のガイドバー144、145、146が取りつけられている。ガイドバー144は、図12に示すように、保持枠134のY方向の側面の略中央位置に、X方向に沿って取りつけられている。ガイドバー145は、保持枠134のX方向の側面の略中央位置に、Y方向に沿って取りつけられている。ガイドバー146は、ガイドバー144、145から最も離れた保持枠134のコーナー部に、対角線方向に沿って取りつけられている。
各ガイドバー144〜146はそれぞれ、本体132の溝132A〜132Cに差し込まれている。図15に示すように、溝132Aは、光軸O方向(Z方向)の寸法L3がガイドバー144の直径D2と略同寸法で形成されるとともに、光軸Oに直交する方向(Y方向)の寸法L4がガイドバー144の直径D2よりも大きく形成されている。したがって、ガイドバー144は、溝132Aに対して、光軸O方向に隙間がない状態で係合され、且つ、光軸Oに直交する方向に移動自在に支持される。
同様に、図12の溝132Bは光軸O方向の寸法がガイドバー145の直径と略同寸法で形成され、且つ、光軸Oに直交する方向の寸法がガイドバー145の直径よりも大きく形成されている。また、溝132Cは光軸O方向の寸法がガイドバー146の直径と略同寸法で形成され、且つ、光軸Oに直交する方向の寸法がガイドバー146の直径よりも大きく形成されている。したがって、ガイドバー145、146は、溝132B、132Cに対して、光軸O方向に隙間がない状態で係合され、且つ、光軸Oに直交する方向に移動自在に支持される。これにより、保持枠134は、光軸O方向にガタのない状態で、且つ、光軸Oに直交する方向に移動自在に支持される。
また、保持枠134には、ガイドバー144が取り付けられた側面と反対側の側面に、可動ガイド軸148がY方向に沿って取り付けられている。さらに、保持枠134には、ガイドバー145が取りつけられた側面と反対側の側面に、可動ガイド軸149がX方向に沿って取り付けられている。これらの可動ガイド軸148、149にはそれぞれ、Xスライダー136、Yスライダー138がスライド自在に係合されている。
図13、図14に示すように、Xスライダー136とYスライダー138は、平面対称となる形状で形成されている。すなわち、図13に示すように、Xスライダー136は平面図において略L状に形成されており、Yスライダー138は、二点鎖線で示す対称面に対してXスライダー136の平面対称形状となるように、逆L状に形成される。
Xスライダー136には、前述した可動ガイド軸148(図12参照)が挿通されるガイド孔150、150が形成されている。Xスライダー136は、このガイド孔150、150に可動ガイド軸148が挿通されることによって、保持枠134に対してY方向にスライド自在に係合されている。
図14、図16に示すように、各ガイド孔150は、X方向よりもZ方向に長い長円状に形成されている。具体的には、ガイド孔150のX方向の寸法L1は、可動ガイド軸148の外径寸法D1と略同寸法で形成されており、ガイド孔150のZ方向の寸法L2は、可動ガイド軸148の外径寸法D1よりも大きく形成されている。したがって、可動ガイド軸148をガイド孔150に挿通させると、X方向に隙間がない状態で可動ガイド軸148とガイド孔150とが係合される。よって、Xスライダー136をX方向に移動させた際、可動ガイド軸148を介して保持枠134をX方向に精度良く移動させることができる。一方で、Z方向には隙間があるので、可動ガイド軸148をガイド孔150に容易に挿通させることができ、組立性が良い。
図14に示すように、Xスライダー136には、貫通孔152がX方向に形成されている。この貫通孔152には、図13に示す固定ガイド軸154が挿通される。固定ガイド軸154は、X方向に沿って配置され、その両端部が本体132に固定される。これにより、Xスライダー136が本体132に対してX方向にスライド自在に支持される。なお、貫通孔152の断面形状は特に限定するものではないが、円形でもよいし、ガイド孔150のようにZ方向に長い長円状に形成してもよい。
図11に示すように、Xスライダー136には、基板160が光軸Oと平行になるように取り付けられる。基板160には、Xモータ140を構成するコイル158がプリントされている。コイル158は、図17(A)、図17(B)に示すように、Z方向に長い長円状に形成される。また、コイル158は複数層に重ねてプリントされており、その端子は基板160の両面に設けられている。すなわち、図17(A)に示すように基板160の表面160Aには端子162、162が設けられ、図17(B)に示すように基板160の裏面160Bには端子163、163が設けられる。したがって、端子162、162と端子163、163の一方に導線を接続すれば、コイル158に電流を流すことができる。Xスライダー136に装着される基板160は、内側の端子163、163に導線が接続される。
基板160には、係合突起160C、係合孔160D、160Dが形成されている。この係合突起160C、係合孔160D、160Dをそれぞれ、図11のXスライダー136の係合溝(不図示)、係合ピン156、156に係合することによって、基板160がXスライダー136に取り付けられる。
Xモータ140は、前述したコイル158と、本体132に取りつけられた板状のマグネット164及びヨーク166で構成される。マグネット164及びヨーク166は、コイル158を挟んで対向して配置されており、本体132に固定されている。マグネット164は、コイル158の位置で、磁力線がY方向に形成されるようにN極とS極が配置されており、ヨーク166は、その磁力線が強くなるように構成される。このように構成されたXモータ140は、コイル158に通電することによって、コイル158を保持したXスライダー136がX方向に移動される。したがって、Xスライダー136に可動ガイド軸148を介して係合した保持枠134をX方向に駆動することができる。
一方、Yスライダー138には、前述した可動ガイド軸149が挿通されるガイド孔151、151が形成されている。Yスライダー138は、このガイド孔151、151に可動ガイド軸149が挿通されることによって、保持枠134に対してX方向にスライド自在に係合されている。
各ガイド孔151は、図15に示したガイド孔150と同様に、Z方向に長い長円状に形成されている。具体的には、ガイド孔151のY方向の寸法が可動ガイド軸149の外径と略同寸法で形成されており、ガイド孔151のZ方向の寸法が可動ガイド軸149の外径よりも大きく形成されている。したがって、可動ガイド軸149をガイド孔151に挿通させると、Y方向に隙間がない状態で、可動ガイド軸149とガイド孔151とが係合される。よって、Yスライダー138をY方向に移動させた際、可動ガイド軸149を介して保持枠134をY方向に精度良く移動させることができる。一方で、Z方向に隙間があるので、可動ガイド軸149をガイド孔151に容易に挿通させることができ、組立性が良い。
また、Yスライダー138には、貫通孔153がY方向に形成されており、この貫通孔153に固定ガイド軸155が挿通される。固定ガイド軸155は、Y方向に沿って配置され、その両端部が本体132に固定される。これにより、Yスライダー138が本体132にY方向にスライド自在に支持される。なお、貫通孔153の断面形状は特に限定するものではないが、円形でもよいし、ガイド孔151のようにZ方向に長い長円状に形成してもよい。
Yスライダー138には、基板160が光軸Oと平行になるように取りつけられている。この基板160は、前述したXスライダー136に取りつけられた基板160と同じものであり、基板160には、係合突起160C、係合孔160D、160Dが形成されている。この係合突起160C、係合孔160D、160Dをそれぞれ、Yスライダー138の係合溝(不図示)、係合ピン157、157に係合することによって基板160がYスライダー138に取りつけられる。その際、基板160は、Xスライダー136とYスライダー138とで、異なる姿勢で取りつけられる。すなわち、Xスライダー136には、基板160の表面160Aが外側を向く姿勢で取りつけられ(図17(A)参照)、Yスライダー138には、基板160の裏面160Bが外側を向く姿勢(図17(B)参照)で取りつけられる。Yスライダー138に取りつけられた基板160は、内側の端子162、162に導線が接続され、この導線を介して電流が供給される。
Yモータ142は、前述したコイル158と、本体132に取りつけられた板状のマグネット165及びヨーク167で構成される。マグネット165及びヨーク167は、コイル158を挟んで対向して配置されており、本体132に固定されている。マグネット165は、コイル158の位置で、磁力線がX方向に形成されるようにN極とS極が配置されており、ヨーク167は、その磁力線が強くなるように構成されている。このように構成されたYモータ142は、コイル158に通電することによって、コイル158を保持したYスライダー138がY方向に移動される。したがって、Yスライダー138に可動ガイド軸149を介して係合した保持枠134をY方向に駆動することができる。
上述したXスライダー136、Yスライダー138、Xモータ140、及びYモータ142は、保持枠134よりも被写体側(すなわち図11の下側)にまとめて配設されるとともに、図10に示すように、略筒状の本体132内に組み込まれ、ユニット化されている。したがって、像ぶれ補正装置130を小型化することができ、且つ、カメラ100(図9参照)に容易に組み込むことができる。
なお、像ぶれ補正装置130には、Xスライダー136、Yスライダー138の位置を検出する位置検出センサ(不図示)を設けるとよい。位置検出センサの種類は特に限定するものではないが、たとえばXスライダー136、Yスライダー138に取りつけられたホール素子と、このホール素子に対向して配置され、且つ、本体132に固定されたマグネットによって構成するとよい。これにより、Xスライダー136、Yスライダー138の位置、すなわち、保持枠134の位置を制御することができる。
また、カメラ100のカメラ本体12に、振動検出センサ(不図示)を設け、このセンサの検出値に応じてXモータ140、Yモータ142を駆動制御するとよい。
次に上記の如く構成された像ぶれ補正装置130の作用について説明する。
カメラ100の振動をセンサ(不図示)で検出した際、その検出した振動の方向に応じて、Xモータ140またはYモータ142若しくは両方のモータ140、142が駆動される。Xモータ140が駆動されると、コイル158に通電され、コイル158を保持したXスライダー136がX方向に移動する。したがって、Xスライダー136に可動ガイド軸148を介して係合した保持枠134がX方向に移動し、補正レンズ120AがX方向に移動する。その際、Yスライダー138は、保持枠134に対してX方向にスライド自在に係合しているので、移動しない。したがって、Xモータ140を駆動した際に、Yスライダー138やYモータ142を移動させることなくXスライダー136のみを独立して移動させることができ、保持枠134を迅速に移動させることができる。
また、Xモータ140を駆動した際、可動ガイド軸148とXスライダー136のガイド孔150がX方向に隙間のない状態で係合しているので、保持枠134をX方向に高精度で移動させることができる。このように、本実施の形態によれば、Xモータ140を駆動した際に保持枠134をX方向に高精度で迅速に移動させることができる。
同様に、Yモータ142を駆動した際には、コイル158を保持したYスライダー138がY方向に移動する。したがって、Yスライダー138に可動ガイド軸149を介して係合した保持枠134がY方向に移動し、補正レンズ120AがY方向に移動する。その際、Xスライダー136は、保持枠134に対してY方向にスライド自在に係合しているので、移動しない。したがって、Yモータ142を駆動した際に、Xスライダー136やXモータ140を移動させることなくYスライダー138のみを独立して移動させることができ、保持枠134を迅速に移動させることができる。
また、Yモータ142を駆動した際、可動ガイド軸149とYスライダー138のガイド孔151がY方向に隙間のない状態で係合しているので、保持枠134をY方向に高精度で移動させることができる。このように本実施の形態によれば、Yモータ142を駆動した際に保持枠134をY方向に高精度で迅速に移動させることができる。
ところで、本実施の形態の像ぶれ補正装置130は、上述したように、Xスライダー136、Yスライダー138、Xモータ140、及びYモータ142が、保持枠134の被写体側にまとめて配設されるとともに、略筒状の本体132に保持されてユニット化されている。このように像ぶれ補正装置130を構成することによって、本体132を小型化することができるとともに、補正レンズ120Aの移動精度を向上させることができる。すなわち、構成部品を保持枠134の被写体側と結像面側とに分けて配設した場合には、像ぶれ補正装置130が大型化するという問題が発生したり、ユニット化できなくなって補正レンズ120Aの移動精度が低下するおそれがある。これに対して本実施の形態は、Xスライダー136、Yスライダー138、Xモータ140、及びYモータ142を保持枠134の被写体側にまとめて配設し、本体132に保持してユニット化したので、像ぶれ補正装置130全体を小型化することができ、且つ、補正レンズ120Aの移動精度を向上させることができる。特に本実施の形態によれば、図12の二点鎖線で示す対角線に対して、X方向の移動機構とY方向の移動機構とが平面対称形状になるように構成したので、像ぶれ補正装置130全体の重量バランスがよく、補正レンズ120Aの移動精度をさらに向上させることができる。
なお、上述した実施形態は、Xスライダー136、Yスライダー138、Xモータ140、及び、Yモータ142を保持枠134よりも被写体側にまとめて配設したが、保持枠134よりも結像面側にまとめて配設するようにしてもよい。
また、本実施の形態は、Xモータ140、Yモータ142としてプリントされたコイル158を用いたが、これに限定するものではなく、導線を巻回したコイルを形成してもよい。
本発明に係る像ぶれ補正装置が適用されたデジタルカメラを示す斜視図 デジタルカメラの縦断面図 横方向からの像ぶれ補正装置の断面図 正面方向からの像ぶれ補正装置の断面図 上方からの像ぶれ補正装置の断面図 像ぶれ補正装置の構成を示す分解斜視図 Xモータのヨークの構成を示す斜視図 コイルモータの配置が図6と異なる像ぶれ補正装置の分解斜視図 別の実施形態のデジタルカメラの縦断面図 本発明に係る像ぶれ補正装置を示す斜視図 図10の像ぶれ補正装置の分解斜視図 図10の像ぶれ補正装置の平面図 図12の保持枠を取り除いた像ぶれ補正装置の平面図 XスライダーとYスライダーを示す斜視図 保持枠のガイドの形状を示す模式図 Xスライダーのガイドの形状を示す模式図 コイルを保持した基板を示す斜視図
符号の説明
10…デジタルカメラ、12…カメラ本体、20…第3レンズ群、20A…補正レンズ、30…像ぶれ補正装置、32…保持枠、34…Xモータ、36…Yモータ、38…Xスライダー、40…Yスライダー、42…Xガイド棒、44…Yガイド棒、100…デジタルカメラ、120A…補正レンズ、130…像ぶれ補正装置、132…本体、134…保持枠、136…Xスライダー、138…Yスライダー、140…Xモータ、142…Yモータ、158…コイル、160…基板、162、163…端子、164、165…マグネット、166、167…ヨーク

Claims (9)

  1. 結像光学系によって形成される像のぶれを補正する補正光学系と、
    前記補正光学系を保持するとともに、前記結像光学系の光軸に直交する面内で、異なる第1、第2の方向に移動自在に支持される光学系保持部材と、
    前記光学系保持部材をそれぞれ第1、第2の方向に移動させる第1、第2の駆動手段と、を備えた像ぶれ補正装置において、
    前記第1、第2の駆動手段は、光軸方向に配置されることを特徴とする像ぶれ補正装置。
  2. 結像光学系によって形成される像のぶれを補正する補正光学系と、
    前記補正光学系を保持するとともに、前記結像光学系の光軸に直交する面内で、異なる第1、第2の方向に移動自在に支持される光学系保持部材と、
    前記光学系保持部材をそれぞれ第1、第2の方向に移動させる第1、第2の駆動手段と、を備えた像ぶれ補正装置において、
    前記第1、第2の駆動手段は、光軸方向に長く形成されたコイルを有するボイスコイルモータであることを特徴とする像ぶれ補正装置。
  3. 結像光学系によって形成される像のぶれを補正する補正光学系と、
    前記補正光学系を保持するとともに、前記結像光学系の光軸に直交する面内で、異なる第1、第2の方向に移動自在に支持される光学系保持部材と、
    前記光学系保持部材を前記第1方向にスライド自在に支持するとともに、前記結像光学系の鏡胴に前記第2方向にスライド自在に支持された第1スライダーと、
    前記光学系保持部材を前記第2方向にスライド自在に支持するとともに、前記結像光学系の鏡胴に前記第1方向にスライド自在に支持された第2スライダーと、
    前記第1スライダー、第2スライダーをそれぞれ第1、第2の方向に移動させる第1、第2の駆動手段と、を備えた像ぶれ補正装置において、
    前記第1スライダーと前記光学系保持部材をスライド自在に支持する第1のガイドと、前記第2スライダーと前記鏡胴をスライド自在に支持する第2のガイドとが前記光軸に対して片側に配置され、
    前記第2スライダーと前記光学系保持部材をスライド自在に支持する第3のガイドと、前記第1スライダーと前記鏡胴をスライド自在に支持する第4のガイドとが前記光軸に対して片側に配置されることを特徴とする像ぶれ補正装置。
  4. 結像光学系によって形成される像のぶれを補正する補正光学系と、
    前記補正光学系を保持するとともに、前記結像光学系の光軸に直交する面内で移動自在に支持される光学系保持部材と、
    前記光軸に直交し、異なる第1、第2の方向にそれぞれスライド自在に支持されるとともに、前記保持枠に係合される第1、第2のスライダーと、
    前記第1、第2のスライダーをそれぞれ、前記第1、第2の方向に移動させる第1、第2の駆動手段と、を備え、
    前記第1、第2の駆動手段、及び、前記第1、第2のスライダーは、前記保持枠に対して前記光軸の前方、または後方に配設されることを特徴とする像ぶれ補正装置。
  5. 前記保持枠、前記第1、第2の駆動手段、及び、前記第1、第2のスライダーは、前記像ぶれ補正装置の本体に支持されることを特徴とする請求項4に記載の像ぶれ補正装置。
  6. 前記第1のスライダーは、前記保持枠に対して第2の方向にスライド自在に係合され、
    前記第2のスライダーは、前記保持枠に対して第1の方向にスライド自在に係合されることを特徴とする請求項5に記載の像ぶれ補正装置。
  7. 前記第1、第2の駆動手段は、前記第1、第2のスライダーに支持されたコイルと、前記本体に固定されたマグネット及びヨークによって構成されることを特徴とする請求項5又は6に記載の像ぶれ補正装置。
  8. 前記第1、第2の駆動手段は、前記マグネット及びヨークの少なくとも一方が平板状に形成され、該平板状の平面が前記結像光学系の光軸の包囲位置に配置されることを特徴とする請求項7に記載の像ぶれ補正装置。
  9. 光軸を結像位置に向けて屈曲する屈曲手段を備えた結像光学系と、
    前記屈曲手段で屈曲した光軸上に配置された請求項1〜8のいずれか1に記載の像ぶれ補正装置と、を備えたことを特徴とする撮像装置。
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