JP3266025B2 - 電気機械変換素子を使用した駆動装置 - Google Patents

電気機械変換素子を使用した駆動装置

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JP3266025B2
JP3266025B2 JP35331896A JP35331896A JP3266025B2 JP 3266025 B2 JP3266025 B2 JP 3266025B2 JP 35331896 A JP35331896 A JP 35331896A JP 35331896 A JP35331896 A JP 35331896A JP 3266025 B2 JP3266025 B2 JP 3266025B2
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electromechanical transducer
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lens
drive shaft
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明 小坂
哲郎 神原
聡 新家
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ミノルタ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、特に光学装置に
おける光学要素の駆動等に適した小型軽量な電気機械変
換素子を使用した駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】写真撮影の際に生ずるカメラの手ぶれに
よる結像面の像ぶれを補正する手段として、撮影レンズ
の絞りの直後に配置される2枚の補正レンズを光軸方向
に対して直交する平面内で偏心駆動させる防振光学系が
知られている。この防振光学系を備えたレンズ装置で
は、補正レンズを所定の方向に駆動する専用の駆動機構
がレンズ装置に組み込まれている。
【0003】前記した防振光学系の補正レンズを駆動す
る機構としては、従来直流モ−タと歯車減速機構からな
る駆動機構などが採用されてきたが、このような構成で
は、モ−タが大きいばかりでなく、歯車減速機構もバツ
クラツシュを排除する機構を組み込むなどのために大き
なスペ−スが占有され、どうしてもレンズ鏡筒が大型の
ものにならざるを得ず、また、歯車減速機構を使用する
ために作動時にノイズが発生して商品の品位を落とすと
いう不都合もあつたため、出願人は先に圧電素子を使用
したアクチエ−タを駆動源とする補正レンズ駆動機構を
提案した(特願平6−200269号参照)。
【0004】図17は上記した圧電素子を使用したアク
チエ−タを駆動源とする補正レンズ駆動機構の構成を示
す斜視図で、第1レンズ群L1 を偏心移動させるアクチ
エ−タ122はX軸方向に平行に、また、第2レンズ群
L2 を偏心移動させるアクチエ−タ123はY軸方向に
平行に配置されている。アクチエ−タ122及びアクチ
エ−タ123は同一構成のもので、圧電素子132(1
42)、駆動軸131(141)、レンズ保持枠112
(113)と一体に構成され駆動軸131(141)と
摩擦結合する結合部112a(113a)、パツド11
2c(113c)、摩擦結合力を調整する板ばね112
d(113d)などから構成される。
【0005】第1のレンズ群L1 のX軸方向の位置はレ
ンズ保持枠112に取り付けられたX軸方向位置センサ
135で検出され、また、第2のレンズ群L2 のY軸方
向の位置はレンズ保持枠113に取り付けられたY軸方
向位置センサ145で検出される。X軸方向位置センサ
135、Y軸方向位置センサ145は、公知の位置セン
サ、例えば図示しないレンズ鏡筒の延長部に、所定間隔
で着磁した着磁ロツド136(146)を駆動軸131
(141)に平行して配置し、着磁ロツド136(14
6)の磁気をレンズ保持枠112(113)に取り付け
られた磁気抵抗素子からなるセンサ135(145)で
検出する磁気抵抗式センサを利用している。
【0006】次に、図17を参照してアクチエ−タ12
2による第1のレンズ群L1 、及びアクチエ−タ123
による第2のレンズ群L2 の駆動について説明する。
【0007】図示しない手ぶれセンサ、例えばカメラの
X軸及びY軸方向の加速度を検出する手ぶれセンサの出
力から演算した手ぶれ量と、前記位置センサで検出した
レンズ位置に基づいて補正レンズの駆動量を演算し、演
算された駆動量に基づいてアクチエ−タの圧電素子に駆
動パルスを印加し、補正レンズを駆動する。
【0008】例えば、図18に示すような緩やかな立ち
上がり部とこれに続く急速な立ち下がり部からなる波形
の駆動パルスをアクチエ−タ122の圧電素子132に
印加すると、駆動パルスの緩やかな立ち上がり部では圧
電素子132が緩やかに厚み方向の伸び変位を生じ、駆
動軸131は矢印aで示す方向に変位する。このため駆
動軸131に結合部112aで摩擦結合しているレンズ
保持枠112も矢印a方向へ移動し、第1のレンズ群L
1 は矢印aで示すX軸正方向に変位する。
【0009】駆動パルスの急速な立ち下がり部では、圧
電素子132が急速に厚み方向の縮み変位を生じ、駆動
軸131も矢印aと反対方向へ変位する。このとき、駆
動軸131に結合部112aで摩擦結合しているレンズ
保持枠112は、その慣性力により駆動軸131との間
の摩擦結合力に打ち勝つて実質的にその位置に留まるの
で、第1のレンズ群L1 は移動しない。
【0010】上記波形の駆動パルスを連続して圧電素子
132に印加することにより、第1のレンズ群L1 をX
軸正方向へ連続して移動させることができる。
【0011】第1のレンズ群L1 をX軸の負方向、即ち
矢印aと反対方向へ移動させるときは、急速な立ち上が
り部とこれに続く緩やかな立ち下がり部からなる波形の
駆動パルスを圧電素子132に印加することで達成でき
る。
【0012】アクチエ−タ123による第2のレンズ群
L2 の駆動も全く同様で、駆動パルスをアクチエ−タ1
23の圧電素子142に印加することで、第2のレンズ
群L2 を矢印bで示すY軸方向(正負方向)に変位させ
ることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前記した圧電素子を使
用したアクチエ−タは、直流モ−タと歯車減速機構から
なる駆動機構などのように大きなスペ−スを占有される
ことがなく、装置全体を小型で軽量なものに纏めること
ができ、作動時にノイズが発生することもないなど優れ
た性能を備えているが、2枚の補正レンズを使用し、構
成を複雑にしているため、より一層部品点数が少なく、
さらに小型で製造の容易なものが求められていた。
【0014】このためには、構成部品を合成樹脂による
成形品とすることにより部品点数を減らし軽量化が考え
られるが、圧電素子を使用したアクチエ−タにこのよう
な合成樹脂による成形品を使用すると、その弾性変形に
より圧電素子の振動を十分に駆動力に変換できないこと
がわかつた。この発明は上記課題を解決することを目的
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を解
決するもので、請求項1記載の発明は、電気機械変換素
子と、前記電気機械変換素子の一端が固定される固定部
を備えた台板と、前記電気機械変換素子の他端に固定結
合され、電気機械変換素子と共に変位する駆動部材と、
前記駆動部材に摩擦結合する移動部材とから構成される
電気機械変換素子を使用した駆動装置において、前記駆
動部材に摩擦結合する移動部材を、ロックウエル硬度1
20以上の硬質合成樹脂材料で構成したことを特徴とす
るものである。
【0016】 また、請求項2の発明は、前記電気機械
変換素子を使用した駆動装置において、駆動部材に摩擦
結合する移動部材を合成樹脂材料で構成し、移動部材の
駆動部材との摩擦結合面に金属蒸着或いは金属メッキに
より構成された金属面が形成されていることを特徴とす
るものである。さらに、請求項3の発明は、前記電気機
械変換素子を使用した駆動装置において、駆動部材に摩
擦結合する移動部材を合成樹脂材料で構成し、移動部材
の駆動部材との摩擦結合面に金属部材嵌挿されている
ことを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図1乃至
図4により説明する。11はレンズ保持枠、21は移動
枠、31は固定枠であり、レンズ保持枠11は、上側に
配置される移動枠21と下側に配置される固定枠31の
間に配置される。レンズ保持枠11は補正レンズLを保
持し、移動枠21に対してX軸方向に移動可能に支持さ
れ、また、移動枠21は固定枠31に対してY軸方向に
移動可能に支持されている。
【0018】レンズ保持枠11は、その外側のフランジ
部12に、移動枠21上に設けられた後述するX軸アク
チエ−タ22の駆動軸22aに摩擦結合する摩擦結合部
13、及び移動枠12上の案内軸23に摺動自在に嵌合
する摺動部14、15を備え、移動枠21は、レンズ保
持枠11をX軸方向に移動させるX軸アクチエ−タ2
2、及びレンズ保持枠11のX軸方向へ移動を案内する
案内軸23を備えている。
【0019】X軸アクチエ−タ22は移動枠21の上に
組み立てられており、圧電素子22a、圧電素子22a
の他の端に接着固定された駆動軸22b、及び駆動軸2
2bに摩擦結合する摩擦結合部13から構成される。
【0020】摩擦結合部13は、駆動軸22aが貫通し
駆動軸22aに下側から摩擦結合するスライダ13a、
スライダ13aの上側に形成された切欠部13cに嵌挿
され、駆動軸22bに上側から摩擦結合するパツド13
b、駆動軸22bとスライダ13a及びパツド13bと
の摩擦結合力を調整する板ばね13dから構成される。
【0021】駆動軸22bの伸縮変位を効率よくレンズ
保持枠11に伝達するため、駆動軸22bと摩擦結合部
13のスライダ13aとの接触面も硬度の高い材料で構
成する。図9乃至図11は摩擦結合部13の断面構成の
各種の変形例を示す図で、図9は、スライダ13aとレ
ンズ保持枠11とを金属材料で一体に構成した例であ
り、パツド13bも金属材料で構成する。スライダ13
aと駆動軸22b及びパツド13bと駆動軸22bとの
接触面は硬度の高い金属材料となる。
【0022】図10はスライダ13aとレンズ保持枠1
1とを一体に硬質合成樹脂で構成した例で、ロツクウエ
ル硬度120以上の硬質合成樹脂材料で構成する。この
場合は、スライダ13aの駆動軸22bとの接触面側に
金属蒸着或いは金属メツキ13pを行い、硬度を高めて
ある。パツド13bは金属材料で構成するか、硬質合成
樹脂で構成した場合は接触面側に金属蒸着或いは金属メ
ツキ13pを行う。
【0023】図11もスライダ13aとレンズ保持枠1
1とを一体に硬質合成樹脂で構成した例で、スライダ1
3aの駆動軸22bとの接触面側に別体の金属材料ブロ
ツク13qを嵌挿したものである。パツド13bについ
ても、硬質合成樹脂で構成し、駆動軸22bとの接触面
側に別体の金属材料ブロツク13rを嵌挿する。
【0024】
【実施例】以下、この発明の実施例について説明する。
図1はこの発明の駆動装置を適用したカメラの手ぶれ補
正装置の構成を示す正面図、図2はその移動枠の斜視
図、図3はレンズ保持枠の斜視図、図4は固定枠の斜視
図である。以下の説明では、補正レンズLの光軸をZ
軸、光軸に垂直な平面をXY平面として説明する。
【0025】図1乃至図4において、11はレンズ保持
枠、21は移動枠、31は固定枠であり、レンズ保持枠
11は、上側に配置される移動枠21と下側に配置され
る固定枠31の間に配置され、移動枠21と固定枠31
とは略同一の外形寸法を持つ円環状に形成されている。
レンズ保持枠11は補正レンズLを保持し、移動枠21
に対してX軸方向に移動可能に支持されている。また、
移動枠21は固定枠31に対してY軸方向に移動可能に
支持されている。固定枠31は図示しないカメラ本体或
いはレンズ鏡筒に固定されるものとする。
【0026】レンズ保持枠11は、その外側のフランジ
部12に、移動枠21上に設けられた後述するX軸アク
チエ−タ22の駆動軸22bに摩擦結合する摩擦結合部
13、及び後述する移動枠12上の案内軸23に摺動自
在に嵌合する摺動部14、15を備えている。また、レ
ンズ保持枠11には、補正レンズLのX軸方向及びY軸
方向の位置を検出するため、発光ダイオ−ド(LED)
16a及び17aが、それぞれ突起16及び17上に設
けられ、後述する固定枠31上の光検出素子36及び3
7に対向している。
【0027】摺動部14、15は、図3に示すように、
それぞれ移動枠21上の案内軸23を挟み、摺動自在に
緩みなく嵌合する2つの突起14a、14b、及び15
a、15bから構成される。摩擦結合部13の構成の詳
細は後述するX軸アクチエ−タ22の構成において説明
する。
【0028】移動枠21は、レンズ保持枠11をX軸方
向に移動させるX軸アクチエ−タ22、レンズ保持枠1
1のX軸方向へ移動を案内する案内軸23を備えてい
る。案内軸23は、移動枠21に固定された保持部21
d及び21eによりX軸方向に平行に保持されている。
【0029】また、移動枠21は、後述する固定枠31
上の案内軸32に摺動自在に嵌合する摺動部24、25
を備える。摺動部24、25は、図2に示すように、摺
動部14、15と同様に、それぞれ固定枠31上の案内
軸32を挟み摺動自在に緩みなく嵌合する突起から構成
されている。
【0030】さらに、移動枠21にはその外側にY軸方
向に平行にラツク26が形成されている。ラツク26
は、固定枠31上に設けられたモ−タ28の回転軸28
aに取り付けられたピニオン27と噛合し、移動枠21
はモ−タ28の回転により案内軸32に案内されてY軸
方向に移動可能に構成されている。なお、移動枠21は
図示しないばね等の適宜の手段により摺動部24、25
が案内軸32に当接する方向に緩みなく付勢され、Y軸
方向に沿つて正確に移動するように構成されている。
【0031】固定枠31には、移動枠21をY軸方向に
移動させるモ−タ28が切欠部33に固定され、また、
移動枠21のY軸方向へ移動を案内する案内軸32を備
えている。案内軸32は、固定枠31に固定された保持
部31a及び31bによりY軸方向に平行に保持されて
いる。
【0032】また、固定枠31には、補正レンズLのX
軸方向及びY軸方向の位置を検出するために、レンズ保
持枠11上に設けられた発光ダイオ−ド(LED)16
a及び17aに対向する位置に光検出素子36及び37
が配置されている。
【0033】図5及び図6を参照して、X軸アクチエ−
タ22の構成を説明する。図2ではX軸アクチエ−タ2
2は移動枠21の裏面に設けられているが、図5及び図
6では説明の都合上、移動枠21を下にして示した。図
5はX軸アクチエ−タ22を分解した状態の斜視図、図
6は組み立てた状態の斜視図である。
【0034】X軸アクチエ−タ22は移動枠21の上に
組み立てられており、圧電素子22a、圧電素子22a
の他の端に接着固定された駆動軸22b、及び駆動軸2
2bに摩擦結合する摩擦結合部13から構成される。
【0035】圧電素子22aは、その一端が移動枠21
上の支持ブロツク21aに接着固定される。駆動軸22
bは、移動枠21上の支持体21b及び21cにより軸
方向に移動可能に支持されており、その端部に接着固定
された圧電素子22aに厚み方向の伸縮変位が発生する
と、軸方向に移動する。
【0036】摩擦結合部13は、駆動軸22bが貫通し
駆動軸22bに下側から摩擦結合するスライダ13a、
スライダ13aの上側に形成された切欠部13cに嵌挿
され、駆動軸22bに上側から摩擦結合するパツド13
b、駆動軸22bとスライダ13a及びパツド13bと
の摩擦結合力を調整する板ばね13dから構成される。
パツド13bの上に形成された突起13eが板ばね13
dに当接しており、板ばね13dをスライダ13aに固
定するねじ13fを調整することで、摩擦結合力を調整
することができる。このほか、摩擦結合部13の構成や
摩擦結合力の調整手段としては公知の手段を適用するこ
とができる。
【0037】以上説明した移動枠21は金属材料で構成
するほか、合成樹脂材料で構成することができる。移動
枠21を金属材料で構成した場合は、移動枠21上の支
持ブロツク21aも金属材料で構成し、圧電素子22a
を支持ブロツク21aに直接接着固定する。また、移動
枠21を合成樹脂材料で構成した場合には、図7に示す
ように支持ブロツク21aを金属材料で構成し、圧電素
子22aを支持ブロツク21aに接着固定する。
【0038】移動枠21及び支持ブロツク21aを合成
樹脂材料で構成した場合は、圧電素子22aを合成樹脂
材料で構成した支持ブロツク21aに直接接着固定せ
ず、図8に示すように、支持ブロツク21aと圧電素子
22aとの間に金属板22pを介在させて固定する。こ
れにより移動枠21及び支持ブロツク21aを合成樹脂
材料で構成した場合に、圧電素子22aに発生させた厚
み方向の伸縮変位が合成樹脂材料の部材(移動枠21及
び支持ブロツク21a)に吸収されることなく駆動軸2
2bに効率良く伝達することができる。
【0039】駆動軸22bは、圧電素子22aに発生す
る伸縮変位を効率よく摩擦結合部13に伝達するため硬
度の高い材料、例えば金属材料で構成することが望まし
く、合成樹脂材料のような軟質材料で構成した場合には
圧電素子22aに発生する伸縮変位を効率よく摩擦結合
部13に伝達することができない場合がある。
【0040】また、駆動軸22bの伸縮変位を効率よく
レンズ保持枠11に伝達するため、駆動軸22bと摩擦
結合部13のスライダ13aとの接触面も硬度の高い材
料で構成するのがよい。図9乃至図11は摩擦結合部1
3の断面構成の各種の変形例を示す図で、図9は、スラ
イダ13aとレンズ保持枠11とを金属材料で一体に構
成した例であり、パツド13bも金属材料で構成する。
スライダ13aと駆動軸22b及びパツド13bと駆動
軸22bとの接触面は硬度の高い金属材料となるから特
に問題はない。
【0041】図10はスライダ13aとレンズ保持枠1
1とを一体に硬質合成樹脂で構成した例で、ロツクウエ
ル硬度120以上の硬質合成樹脂材料で構成する。この
場合は、スライダ13aの駆動軸22bとの接触面側に
金属蒸着或いは金属メツキ13pを行い、硬度を高めて
ある。パツド13bは金属材料で構成すればよく、ま
た、パツド13bを硬質合成樹脂で構成した場合は、先
と同じく駆動軸22bとの接触面側に金属蒸着或いは金
属メツキ13pを行えばよい。
【0042】図11もスライダ13aとレンズ保持枠1
1とを一体に硬質合成樹脂で構成した例で、この場合は
スライダ13aの駆動軸22bとの接触面側に別体の金
属材料ブロツク13qを嵌挿したものである。摩擦結合
部13の上側に配置されるパツド13bについても、硬
質合成樹脂で構成し、駆動軸22bとの接触面側に別体
の金属材料ブロツク13rを嵌挿したものである。
【0043】図12は駆動回路の一例である。駆動回路
はCPUからなる制御部51と、制御部51の入出力ポ
−トに接続されたカメラのX軸方向及びY軸方向の手ぶ
れ量を検出する手ぶれ量検出センサ52、53、補正レ
ンズのX軸方向の位置及びY軸方向の位置を検出する光
検出素子36、37、発光ダイオ−ド16a、17a、
X軸方向の駆動のためのX軸アクチエ−タ22を駆動す
るパルス発生回路55、Y軸方向の駆動のためのモ−タ
28を駆動するモ−タ駆動回路56から構成される。ま
た、制御部51の入力ポ−トには補正レンズの補正動作
を指令する信号、ここではシヤツタ信号Sが入力され
る。
【0044】次に、その動作を説明する。この実施例に
おけるカメラの手ぶれ量の検出は、先に従来例において
説明したように、例えばカメラのX軸及びY軸方向の加
速度を検出することに行うものとする。制御部51にシ
ヤツタ信号が入力され補正レンズLの補正動作が指令さ
れると、制御部51は手ぶれ量検出センサ52及び5
3、光検出素子36及び37で検出された手ぶれ量と補
正レンズ位置に基づいてX軸方向及びY軸方向の駆動量
を演算し、演算されたX軸方向駆動量に基づいてパルス
発生回路55を作動させてX軸アクチエ−タ22を作動
させ、またモ−タ駆動回路56を作動させてモ−タ28
を駆動し、補正レンズをX軸方向及びY軸方向に駆動す
る。
【0045】いま、X軸方向の補正レンズの駆動が決定
されると、図18に示すような緩やかな立ち上がり部と
これに続く急速な立ち下がり部からなる波形の駆動パル
スをX軸アクチエ−タ22の圧電素子22aに印加す
る。駆動パルスの緩やかな立ち上がり部では圧電素子2
2aが緩やかに厚み方向の伸び変位を生じ、駆動軸22
bは矢印aで示す方向に変位する。このため駆動軸22
bに摩擦結合部13で摩擦結合しているレンズ保持枠1
1も矢印a方向へ移動する。
【0046】駆動パルスの急速な立ち下がり部では、圧
電素子22aが急速に厚み方向の縮み変位を生じ、駆動
軸22bも矢印aと反対方向へ変位する。このとき、駆
動軸22bに摩擦結合部13で摩擦結合しているレンズ
保持枠11は、その慣性力により駆動軸22bと結合部
13との間の摩擦結合力に打ち勝つて実質的にその位置
に留まり、移動しない。なお、ここでいう実質的とは、
矢印a方向と、これと反対方向のいずれにおいてもレン
ズ保持枠11の摩擦結合部13と駆動軸22bとの間に
滑りを生じつつ追動し、駆動時間の差によつて全体とし
て矢印a方向に移動するものも含むことを意味してい
る。どのような移動形態になるかは、与えられた摩擦条
件に応じて決定される。
【0047】上記波形の駆動パルスを連続して圧電素子
22aに印加することによりレンズ保持枠11、即ちレ
ンズLをX軸正方向へ連続して移動させることができ
る。
【0048】補正レンズLをX軸の負方向、即ち矢印a
と反対方向へ移動させるときは、急速な立ち上がり部と
これに続く緩やかな立ち下がり部からなる波形の駆動パ
ルスを圧電素子22aに印加することで達成できる。所
定位置までレンズ保持枠11が移動すると駆動パルスの
供給は停止され、レンズLの移動は停止する。
【0049】Y軸方向のレンズの駆動はモ−タ28によ
り実施される。Y軸方向のレンズの駆動量が決定される
と、駆動量の符号に応じてモ−タ28の回転方向が決定
され、駆動される。モ−タ28の回転はピニオン27、
ラツク26を介して移動枠21を案内軸32に沿つてY
軸方向に移動させる。移動枠21上にはレンズ保持枠1
1が保持されているのでレンズ保持枠11もY軸方向に
移動する。所定位置までレンズ保持枠11が移動すると
モ−タへの通電が停止され、レンズLの移動は停止す
る。
【0050】以上説明した第1実施例では、補正レンズ
LのX軸方向の駆動では、駆動重量がレンズ保持枠11
の重量と補正レンズLの重量の合計であつて比較的軽い
ので圧電素子を使用したX軸アクチエ−タを使用し、Y
軸方向の駆動では、駆動重量がレンズ保持枠11、補正
レンズL、及び移動枠21の重量の合計であつて比較的
重くなるのでモ−タ28を使用するようにした。これに
より、重量の大きい移動枠21の駆動を容易に行うこと
ができる。
【0051】次に、この発明の第2実施例について説明
する。第2実施例は先に説明した第1実施例の構成にお
いて、Y軸方向のレンズの駆動も圧電素子を使用したア
クチエ−タを使用するように構成したものである。
【0052】図13は移動枠の斜視図、図14はレンズ
保持枠の斜視図、図15は固定枠の斜視図である。以下
の説明では、補正レンズLの光軸をZ軸、光軸に垂直な
平面をXY平面として説明する。また、第1実施例の構
成と共通する部分には同一符号を付して詳細な説明は省
略し、相違する部分のみを説明する。
【0053】図13乃至図15において、11はレンズ
保持枠、21は移動枠、31は固定枠であり、レンズ保
持枠11は、上側に配置される移動枠21と下側に配置
される固定枠31の間に配置され、移動枠21と固定枠
31とは略同一の外形寸法を持つ円環状に形成されてい
る。レンズ保持枠11は補正レンズLを保持し、移動枠
21に対してX軸方向に移動可能に支持されている。ま
た、移動枠21は固定枠31に対してY軸方向に移動可
能に支持されている。
【0054】レンズ保持枠11の構成は第1実施例のも
のと変わらない。
【0055】移動枠21は、レンズ保持枠11をX軸方
向に移動させるX軸アクチエ−タ22、レンズ保持枠1
1のX軸方向へ移動を案内する案内軸23を備えてい
る。また、移動枠21には固定枠31上の案内軸32に
摺動自在に嵌合する摺動部24、25と、後述するY軸
アクチエ−タ41の駆動軸44bに摩擦結合する摩擦結
合部45が設けられている。
【0056】固定枠31には、移動枠21をY軸方向に
移動させるY軸アクチエ−タ41、及び移動枠21のY
軸方向へ移動を案内する案内軸32を備えている。
【0057】図16はY軸アクチエ−タ41の構成を示
す斜視図で、図5及び図6に示すX軸アクチエ−タ22
と同じ構成を備えている。即ちY軸アクチエ−タ41
は、圧電素子44a、圧電素子44aの他の端に接着固
定された駆動軸44b、及び駆動軸44bに摩擦結合す
る摩擦結合部45から構成される。
【0058】圧電素子44aは、その一端が固定枠31
上の支持ブロツク41aに接着固定される。駆動軸44
bは、固定枠31上の支持体41b及び41cにより軸
方向に移動可能に支持されており、その端部に接着固定
された圧電素子44aに厚み方向の伸縮変位が発生する
と軸方向に移動する。
【0059】摩擦結合部45は、駆動軸44bが貫通し
駆動軸44bに下側から摩擦結合するスライダ45a、
スライダ45aの上側に形成された切欠部45cに嵌挿
され駆動軸44bに上側から摩擦結合するパツド45
b、駆動軸44bとスライダ45a及びパツド45bと
の摩擦結合力を調整する板ばね45dから構成される。
パツド45bの上に形成された突起45eが板ばね45
dに当接しており、板ばね45dを結合部45aに固定
するねじ45fを調整することで摩擦結合力を調整する
ことができる。そのほか、Y軸アクチエ−タ41の構成
と動作はX軸アクチエ−タ21と同じであるから、詳細
な説明は省略する。
【0060】以上説明した第2実施例では、補正レンズ
LのX軸方向及びY軸方向の駆動に、圧電素子を使用し
たアクチエ−タを使用している。駆動重量が比較的軽
く、アクチエ−タの駆動力が十分あるときは、X軸方向
及びY軸方向の駆動に圧電素子を使用したアクチエ−タ
を使用することで、全体構成を小型軽量に纏めることが
できるほか、前記した第1実施例のように歯車機構を使
用する場合に発生する歯車機構からの雑音の発生のおそ
れがない。
【0061】以上説明したとおり、請求項1記載の発明
は、電気機械変換素子と、前記電気機械変換素子の一端
が固定される固定部を備えた台板と、前記電気機械変換
素子の他端に固定結合され、電気機械変換素子と共に変
位する駆動部材と、前記駆動部材に摩擦結合する移動部
材とから構成される電気機械変換素子を使用した駆動装
置において、前記駆動部材に摩擦結合する移動部材を、
ロックウエル硬度120以上の硬質合成樹脂材料で構成
したものである。また、請求項2の発明は、前記電気機
械変換素子を使用した駆動装置において、駆動部材に摩
擦結合する移動部材を合成樹脂材料で構成し、移動部材
の駆動部材との摩擦結合面に金属蒸着或いは金属メッキ
により構成された金属面を形成たものである。さら
に、請求項3の発明は、前記電気機械変換素子を使用し
た駆動装置において、駆動部材に摩擦結合する移動部材
を合成樹脂材料で構成し、移動部材の駆動部材との摩擦
結合面に金属部材を嵌挿したものである。
【0062】これにより、電気機械変換素子を使用した
駆動装置の構成部品を合成樹脂による成形品としても、
駆動部材に摩擦結合する移動部材を硬度の高い材料で構
成したので、電気機械変換素子の振動を十分に移動部材
に伝達することができると共に部品点数の削減と軽量化
が達成でき、カメラの補正レンズなどの駆動装置に適し
た電気機械変換素子を使用した駆動装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の駆動装置によるカメラの手ぶれ補正
装置の構成を示す正面図。
【図2】図1に示す手ぶれ補正装置の移動枠の斜視図。
【図3】図1に示す手ぶれ補正装置のレンズ保持枠の斜
視図。
【図4】図1に示す手ぶれ補正装置の固定枠の斜視図。
【図5】X軸アクチエ−タを分解した状態の斜視図。
【図6】X軸アクチエ−タの組み立てた状態の斜視図。
【図7】X軸アクチエ−タの圧電素子固定部の構成を説
明する側面図(その1)。
【図8】X軸アクチエ−タの圧電素子固定部の構成を説
明する側面図(その2)。
【図9】X軸アクチエ−タの摩擦結合部の構成を説明す
る断面図(その1)。
【図10】X軸アクチエ−タの摩擦結合部の構成を説明
する断面図(その2)。
【図11】X軸アクチエ−タの摩擦結合部の構成を説明
する断面図(その3)。
【図12】駆動回路の一例を示すブロツク図。
【図13】第2実施例の手ぶれ補正装置の移動枠の斜視
図。
【図14】第2実施例の手ぶれ補正装置のレンズ保持枠
の斜視図。
【図15】第2実施例の手ぶれ補正装置の固定枠の斜視
図。
【図16】Y軸アクチエ−タの組み立てた状態の斜視
図。
【図17】従来の圧電素子を使用したアクチエ−タによ
る補正レンズ駆動機構の構成を示す斜視図。
【図18】駆動パルスの波形を説明する図。
【符号の説明】
11 レンズ保持枠 21 移動枠 31 固定枠 13 摩擦結合部 13a スライダ 13b パツド 14、15 摺動部 21a 支持ブロツク 22 X軸アクチエ−タ 22a 圧電素子 22b 駆動軸 23 案内軸 24、25 摺動部 26 ラツク 27 ピニオン 28 モ−タ 32 案内軸
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−274543(JP,A) 特開 平4−368484(JP,A) 特開 平7−138999(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02N 2/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気機械変換素子と、 前記電気機械変換素子の一端が固定される固定部を備え
    た台板と、 前記電気機械変換素子の他端に固定結合され、電気機械
    変換素子と共に変位する駆動部材と、 前記駆動部材に摩擦結合する移動部材とから構成される
    電気機械変換素子を使用した駆動装置において、 前記駆動部材に摩擦結合する移動部材がロックウエル硬
    度120以上の硬質合成樹脂材料で構成されていること
    を特徴とする電気機械変換素子を使用した駆動装置。
  2. 【請求項2】電気機械変換素子と、 前記電気機械変換素子の一端が固定される固定部を備え
    た台板と、 前記電気機械変換素子の他端に固定結合され、電気機械
    変換素子と共に変位する駆動部材と、 前記駆動部材に摩擦結合する移動部材とから構成される
    電気機械変換素子を使用した駆動装置において、 前記駆動部材に摩擦結合する移動部材が合成樹脂材料で
    構成され、移動部材の駆動部材との摩擦結合面に金属蒸
    着或いは金属メッキにより構成された金属面が形成され
    ていることを特徴とする電気機械変換素子を使用した駆
    動装置。
  3. 【請求項3】電気機械変換素子と、 前記電気機械変換素子の一端が固定される固定部を備え
    た台板と、 前記電気機械変換素子の他端に固定結合され、電気機械
    変換素子と共に変位する駆動部材と、 前記駆動部材に摩擦結合する移動部材とから構成される
    電気機械変換素子を使用した駆動装置において、 前記駆動部材に摩擦結合する移動部材が合成樹脂材料で
    構成され、移動部材の駆動部材との摩擦結合面に金属部
    材が嵌挿されていることを特徴とする電気機械変換素子
    を使用した駆動装置。
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