JPH06432B2 - 感熱記録紙用表面保護剤 - Google Patents
感熱記録紙用表面保護剤Info
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- JPH06432B2 JPH06432B2 JP60233168A JP23316885A JPH06432B2 JP H06432 B2 JPH06432 B2 JP H06432B2 JP 60233168 A JP60233168 A JP 60233168A JP 23316885 A JP23316885 A JP 23316885A JP H06432 B2 JPH06432 B2 JP H06432B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は感熱層上に保護故皮膜を形成することによりサ
ーマルヘッドとのヘッドマッチング性,発色感度い,耐
油,耐水性に優れた感熱記録紙を提供するための水性感
熱記録紙用表面保護剤に関するものである。
ーマルヘッドとのヘッドマッチング性,発色感度い,耐
油,耐水性に優れた感熱記録紙を提供するための水性感
熱記録紙用表面保護剤に関するものである。
従来の技術 従来,感熱記録体の感熱層の上に保護層を設けて薬品,
油,可塑剤,水等が直接感熱層に接触しないようにして
感熱記録体の耐薬品,耐油,耐可塑剤並びに保存安定性
を向上させる方法として,(メタ)アクリルアミド,
(メタ)アクリル酸の低級アルキルエステル及びカルボ
キシル基を有するビニル単量体からなる共重合物のアル
カリ水溶液にエポキシ基を有する架橋剤を配合したもの
(特開昭60−59193),カルボキシル基変性ポリ
ビニルアルコールとポリアミドエポキシ樹脂を主成分と
するもの(特開昭59−162088),あるいはジイ
ソブチレン/無水マレイン酸共重合物の水溶性塩とカル
ボキシル基変性ポリビニルアルコールとを含有するもの
(特開昭60−15190)等がある。
油,可塑剤,水等が直接感熱層に接触しないようにして
感熱記録体の耐薬品,耐油,耐可塑剤並びに保存安定性
を向上させる方法として,(メタ)アクリルアミド,
(メタ)アクリル酸の低級アルキルエステル及びカルボ
キシル基を有するビニル単量体からなる共重合物のアル
カリ水溶液にエポキシ基を有する架橋剤を配合したもの
(特開昭60−59193),カルボキシル基変性ポリ
ビニルアルコールとポリアミドエポキシ樹脂を主成分と
するもの(特開昭59−162088),あるいはジイ
ソブチレン/無水マレイン酸共重合物の水溶性塩とカル
ボキシル基変性ポリビニルアルコールとを含有するもの
(特開昭60−15190)等がある。
発明が解決しようとする問題点 従来,感熱記録体としては,ロイコ染料および加熱によ
って融解しロイコ染料を発色させる顕色剤を主成分とす
る記録材料を支持体に結着させたもの,例えばクリスタ
ルバイオレットラクトンの如きロイコ染料とフェノール
性化合物の如き有機酸との組み合わせが公知である(特
公昭45−14039など)。この種の感熱記録体は印
字が容易であり,得られた記録が鮮明であることから,
プリンターやファクシミリ用の記録体として広く利用さ
れている。最近ではその特徴を生かし,定期券,乗車
券,カード,ラベル類への利用とその用途も拡大してき
ている。
って融解しロイコ染料を発色させる顕色剤を主成分とす
る記録材料を支持体に結着させたもの,例えばクリスタ
ルバイオレットラクトンの如きロイコ染料とフェノール
性化合物の如き有機酸との組み合わせが公知である(特
公昭45−14039など)。この種の感熱記録体は印
字が容易であり,得られた記録が鮮明であることから,
プリンターやファクシミリ用の記録体として広く利用さ
れている。最近ではその特徴を生かし,定期券,乗車
券,カード,ラベル類への利用とその用途も拡大してき
ている。
しかし,この感熱記録体は耐水性や耐酸性等の耐薬品性
や耐油性,耐可塑剤性等の耐溶剤性が悪く,記録体の発
色部分が可塑剤や,油に接触するような用途に用いられ
た場合,その可塑剤や油が発色した発色剤と反応してこ
れを消失させる難点がある。また,水や水性液に接触す
る用途に用いられた場合は,水が感熱層に浸透してバイ
ンダーが溶解し,発色部が剥がれることがある。
や耐油性,耐可塑剤性等の耐溶剤性が悪く,記録体の発
色部分が可塑剤や,油に接触するような用途に用いられ
た場合,その可塑剤や油が発色した発色剤と反応してこ
れを消失させる難点がある。また,水や水性液に接触す
る用途に用いられた場合は,水が感熱層に浸透してバイ
ンダーが溶解し,発色部が剥がれることがある。
感熱記録紙に於けるこのような難点を克服するため従来
は耐油,耐水性を向上させる手段として感熱塗被液の配
合時に耐水バインダー,ワックス等の使用量を発色性を
損ねない程度に増加して感熱層を作ることが試みられ
た。しかし,このような方法では一応の成果は見られる
が,耐薬品性,耐可塑剤性等の向上は小さく,実用上充
分であるとは言い難い。
は耐油,耐水性を向上させる手段として感熱塗被液の配
合時に耐水バインダー,ワックス等の使用量を発色性を
損ねない程度に増加して感熱層を作ることが試みられ
た。しかし,このような方法では一応の成果は見られる
が,耐薬品性,耐可塑剤性等の向上は小さく,実用上充
分であるとは言い難い。
さらに前記欠点を解決する方法として,感熱層の上に保
護層を設けて直接薬品,油,可塑剤,水等が感熱層に接
触しない様にすることが提案されている。耐薬品性,耐
可塑剤性に優れ,地肌のかぶり,スティツキングを生じ
ることなく,発色感度を低下させない保護層としては水
溶性高分子を主体としてものが提案されているが,水溶
性であるが故に耐水性が不充分であり,耐水化剤との併
用が必要となり,2液化,可使時間,硬化条件等の問題
が生じてくる。また,このようにして得られたものにつ
いてもスティキング,発色感度についてはいまだ充分と
は言えない。
護層を設けて直接薬品,油,可塑剤,水等が感熱層に接
触しない様にすることが提案されている。耐薬品性,耐
可塑剤性に優れ,地肌のかぶり,スティツキングを生じ
ることなく,発色感度を低下させない保護層としては水
溶性高分子を主体としてものが提案されているが,水溶
性であるが故に耐水性が不充分であり,耐水化剤との併
用が必要となり,2液化,可使時間,硬化条件等の問題
が生じてくる。また,このようにして得られたものにつ
いてもスティキング,発色感度についてはいまだ充分と
は言えない。
特に,近年サーマルファクシミリ分野での高速化が進
み,サーマルヘッドを高速駆動させることが一般化しつ
つあり,またPOS化の中でスーパーマーケットのバー
コードをプリンターで印字する方式に感熱方式を採用す
る場合,発色感度,印字画像の保存性に更に高い信頼性
が要求されている。本発明は感熱層上に保護皮膜を形成
することによりサーマルヘッドとのヘッドマッチング
性,発色感度の良い,耐油,耐水性に優れた感熱記録紙
を提供する,常温または低温短時間乾燥可能な一液型水
性感熱記録紙用表面保護剤に関するものである。
み,サーマルヘッドを高速駆動させることが一般化しつ
つあり,またPOS化の中でスーパーマーケットのバー
コードをプリンターで印字する方式に感熱方式を採用す
る場合,発色感度,印字画像の保存性に更に高い信頼性
が要求されている。本発明は感熱層上に保護皮膜を形成
することによりサーマルヘッドとのヘッドマッチング
性,発色感度の良い,耐油,耐水性に優れた感熱記録紙
を提供する,常温または低温短時間乾燥可能な一液型水
性感熱記録紙用表面保護剤に関するものである。
問題を解決するための手段及び作用 本発明等はカルボキシル基を含有するビニル系共重合体
の水溶液又は水分散液に対して多価金属化合物と揮発性
錯化剤を加え,金属錯体とすることにより,常温又は低
温乾燥で耐水性,耐油性,耐熱性に優れた保護層を形成
する感熱紙用表面保護剤が得られることを発見した。
又,この保護剤は作業性良好な一液型であつて,長期保
存安定性を有すると共に経時の保護保持力も長時間異常
なく優れたものであることを見出し。
の水溶液又は水分散液に対して多価金属化合物と揮発性
錯化剤を加え,金属錯体とすることにより,常温又は低
温乾燥で耐水性,耐油性,耐熱性に優れた保護層を形成
する感熱紙用表面保護剤が得られることを発見した。
又,この保護剤は作業性良好な一液型であつて,長期保
存安定性を有すると共に経時の保護保持力も長時間異常
なく優れたものであることを見出し。
即ち,本発明はエチレン性不飽和カルボン酸5〜80重
量%及び共重合可能なビニルモノマー20〜95重量%
からなる共重合体の水溶液又は水分散液に対し,多価金
属化合物と揮発性錯化剤を加えてなる金属錯化合物を含
有する感熱記録紙用表面保護剤を提供するものである。
量%及び共重合可能なビニルモノマー20〜95重量%
からなる共重合体の水溶液又は水分散液に対し,多価金
属化合物と揮発性錯化剤を加えてなる金属錯化合物を含
有する感熱記録紙用表面保護剤を提供するものである。
本発明に用いられるエチレン性不飽和カルボン酸として
は例えば,アクリル酸,メタクリル酸,マレイン酸,イ
タコン酸,クロトン酸,フマール酸等のエチレン性不飽
和カルボン酸又はそれらの無水物があげられる。共重合
可能なビニルモノマーとしては例えばアクリル酸メチ
ル,アクリル酸エチル,アクリル酸n−ブチル,アクリ
ル酸イソブチル,アクリル酸n−ヘキシル,アクリル酸
2−エチルヘキシル,アクリル酸ノニル,アクリル酸ラ
ウリル,アクリル酸ステアリル等のアクリル酸アルキル
エステル類,メタクリル酸メチル,メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸、n−ブチル,メタクリル酸イソブチ
ル,メタクリル酸n−ヘキシル,メタクリル酸2−エチ
ルヘキシル,メタクリル酸ノニル,メタクリル酸ラウリ
ル,メタクリル酸ステアリル等のメタクリル酸アルキル
エステ類,アクリル酸ヒドロキシエチル,アクリル酸ヒ
ドロキシプロピル,メタクリル酸ヒドロキシエチル,メ
タクリル酸ヒドロキシプロピル等のヒドロキシル基含有
単量体,アクリロニトリル,メタクリロニトリル等のニ
トリル類,アクリルアミド,メタクリルアミド,ジアセ
トンアクリルアミド,N−メチロールアクリルアミド,
N−メチロールメタクリルアミド,N−ブトキシメチル
アクリルアミド,N−ブトキシメチルメタクリルアミド
等のN−置換(メタ)アクリル系単量体,スチレン,α
又はβ−メチルスチレン,α又はβ−エチルスチレン等
のスチレン系単量体,酢酸ビニル,プロピオン酸ビニル
等の1種又は2種以上から選択することができる。
は例えば,アクリル酸,メタクリル酸,マレイン酸,イ
タコン酸,クロトン酸,フマール酸等のエチレン性不飽
和カルボン酸又はそれらの無水物があげられる。共重合
可能なビニルモノマーとしては例えばアクリル酸メチ
ル,アクリル酸エチル,アクリル酸n−ブチル,アクリ
ル酸イソブチル,アクリル酸n−ヘキシル,アクリル酸
2−エチルヘキシル,アクリル酸ノニル,アクリル酸ラ
ウリル,アクリル酸ステアリル等のアクリル酸アルキル
エステル類,メタクリル酸メチル,メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸、n−ブチル,メタクリル酸イソブチ
ル,メタクリル酸n−ヘキシル,メタクリル酸2−エチ
ルヘキシル,メタクリル酸ノニル,メタクリル酸ラウリ
ル,メタクリル酸ステアリル等のメタクリル酸アルキル
エステ類,アクリル酸ヒドロキシエチル,アクリル酸ヒ
ドロキシプロピル,メタクリル酸ヒドロキシエチル,メ
タクリル酸ヒドロキシプロピル等のヒドロキシル基含有
単量体,アクリロニトリル,メタクリロニトリル等のニ
トリル類,アクリルアミド,メタクリルアミド,ジアセ
トンアクリルアミド,N−メチロールアクリルアミド,
N−メチロールメタクリルアミド,N−ブトキシメチル
アクリルアミド,N−ブトキシメチルメタクリルアミド
等のN−置換(メタ)アクリル系単量体,スチレン,α
又はβ−メチルスチレン,α又はβ−エチルスチレン等
のスチレン系単量体,酢酸ビニル,プロピオン酸ビニル
等の1種又は2種以上から選択することができる。
エチレン性不飽和カルボン酸と共重合可能なモノマーの
重量比率は,エチレン性不飽和カルボン酸5〜80重量
%,共重合可能なビニルモノマー20〜95重量%の範
囲内で使用される。エチレン性不飽和カルボン酸が5重
量%未満では,得られたポリマーの造膜性,耐溶剤性が
劣り耐油・耐可塑剤性が不充分である。耐熱性も不充分
でスティツキングを生じ易い。また,80重量%を越え
ると得られたポリマーの浸水性が大き過ぎ,耐水性が悪
く,粘度が高くなり過ぎコーティング適性が悪くなる。
また,得られた皮膜が柔軟性に乏しく割れ易い等の問題
を生ずる。更に好ましくはエチレン性不飽和カルボン酸
の重量比率が20〜60重量%が望ましい。これらのモ
ノマー組成を通常の溶液重合あるいは乳化重合条件で共
重合させてカルボキシル基を含有するビニル系共重合体
を得る。これらの共重合体は各種溶剤,例えばアルコー
ル類,グリコールエーテル類,ケトン類,ホルムアルデ
ヒド類,トロール,キシロール,酢酸エステル類等の1
種又は2種以上を含有する水溶液又は水分散液にも適用
できる。又共重合体中のカルボキシル基と揮発性塩基性
塩を形成する揮発性塩基を添加することもできる。揮発
性塩基としては例えば,アンモニア,ヒドロキシアミン
等の無機塩基,メチルアミン,エチルアミン等のアルキ
ルアミン,シクロヘキシルアミン,ジエチルアミン,ジ
プロピルアミン,トリメチルアミン,ピペリジン等の有
機塩基があげられる。
重量比率は,エチレン性不飽和カルボン酸5〜80重量
%,共重合可能なビニルモノマー20〜95重量%の範
囲内で使用される。エチレン性不飽和カルボン酸が5重
量%未満では,得られたポリマーの造膜性,耐溶剤性が
劣り耐油・耐可塑剤性が不充分である。耐熱性も不充分
でスティツキングを生じ易い。また,80重量%を越え
ると得られたポリマーの浸水性が大き過ぎ,耐水性が悪
く,粘度が高くなり過ぎコーティング適性が悪くなる。
また,得られた皮膜が柔軟性に乏しく割れ易い等の問題
を生ずる。更に好ましくはエチレン性不飽和カルボン酸
の重量比率が20〜60重量%が望ましい。これらのモ
ノマー組成を通常の溶液重合あるいは乳化重合条件で共
重合させてカルボキシル基を含有するビニル系共重合体
を得る。これらの共重合体は各種溶剤,例えばアルコー
ル類,グリコールエーテル類,ケトン類,ホルムアルデ
ヒド類,トロール,キシロール,酢酸エステル類等の1
種又は2種以上を含有する水溶液又は水分散液にも適用
できる。又共重合体中のカルボキシル基と揮発性塩基性
塩を形成する揮発性塩基を添加することもできる。揮発
性塩基としては例えば,アンモニア,ヒドロキシアミン
等の無機塩基,メチルアミン,エチルアミン等のアルキ
ルアミン,シクロヘキシルアミン,ジエチルアミン,ジ
プロピルアミン,トリメチルアミン,ピペリジン等の有
機塩基があげられる。
多価金属化合物としては亜鉛,カドミウム,コバルト,
ニッケル,銅,ジルコニウム等の無機酸塩,有機酸塩,
酸化物,水酸化物等があげられ特に亜鉛及びジルコニウ
ムの無機酸塩,有機酸塩,酸化物,水酸化物が好まし
い。又,これらの多価金属化合物とポリマー中のカルボ
キシル基と錯体を形成する揮発性錯化剤としてはアンモ
ニア,メチルアミン,エチルアミン,ジメチルアミン,
ジエチルアミン,トリエチルアミン,モルホリン,エタ
ノールアミン,ジエタノールアミン,トリエタノールア
ミン等の如き揮発性アミンで,その中でもアンモニアが
好ましい。
ニッケル,銅,ジルコニウム等の無機酸塩,有機酸塩,
酸化物,水酸化物等があげられ特に亜鉛及びジルコニウ
ムの無機酸塩,有機酸塩,酸化物,水酸化物が好まし
い。又,これらの多価金属化合物とポリマー中のカルボ
キシル基と錯体を形成する揮発性錯化剤としてはアンモ
ニア,メチルアミン,エチルアミン,ジメチルアミン,
ジエチルアミン,トリエチルアミン,モルホリン,エタ
ノールアミン,ジエタノールアミン,トリエタノールア
ミン等の如き揮発性アミンで,その中でもアンモニアが
好ましい。
これらの錯体はポリマー中のカルボキシル基と多価金属
化合物及び揮発性錯化剤とにより形成することもできる
が,前もって多価金属化合物と揮発性錯化剤とにより錯
体を形成したものを添加することもできる。又この両者
の併用も可能である。その無機酸塩としては例えば,炭
酸塩,リン酸塩,硫酸塩等があげられ,有機塩酸として
は例えば,酢酸塩,オキシカルボン酸塩等があげられる
が中でも炭酸塩が好ましい。
化合物及び揮発性錯化剤とにより形成することもできる
が,前もって多価金属化合物と揮発性錯化剤とにより錯
体を形成したものを添加することもできる。又この両者
の併用も可能である。その無機酸塩としては例えば,炭
酸塩,リン酸塩,硫酸塩等があげられ,有機塩酸として
は例えば,酢酸塩,オキシカルボン酸塩等があげられる
が中でも炭酸塩が好ましい。
これらの多化金属化合物の使用量は共重合体のカルボキ
シル基に対し0.1〜2当量の範囲が好ましい。0.1
当量以下では耐水,耐油,耐熱性向上の効果が余りな
く,又2当量以上使用してもその効果が平衡状態に達っ
して不必要である。
シル基に対し0.1〜2当量の範囲が好ましい。0.1
当量以下では耐水,耐油,耐熱性向上の効果が余りな
く,又2当量以上使用してもその効果が平衡状態に達っ
して不必要である。
多価金属が無機酸塩又は有機酸塩(ポリマー中のカルボ
キシル基又は,前もつて形成する錯体中の)と揮発性錯
化剤によ可溶性錯塩を形成し,錯化剤の蒸発によって実
質上水不溶性の化合物を形成する。上記方法により得ら
れた皮膜は透明で耐水,耐油,耐熱性に優れており,常
温又は低温乾燥によりサーマルヘッドマッチング性の良
好な,耐薬品性に優れた感熱記録紙用表面保護層を形成
する。
キシル基又は,前もつて形成する錯体中の)と揮発性錯
化剤によ可溶性錯塩を形成し,錯化剤の蒸発によって実
質上水不溶性の化合物を形成する。上記方法により得ら
れた皮膜は透明で耐水,耐油,耐熱性に優れており,常
温又は低温乾燥によりサーマルヘッドマッチング性の良
好な,耐薬品性に優れた感熱記録紙用表面保護層を形成
する。
以下,本発明の実施例をあげて具体的に説明するが,部
とは重量部を,%は重量%を表すものである。
とは重量部を,%は重量%を表すものである。
実施例 1 温度調節機,撹拌機,還流冷却器,供給容器,温度計を
備えた反応容器内に下記原料を装入する。
備えた反応容器内に下記原料を装入する。
水 429部 エチレンオキシド20モルと 反応させたノニルフェノール の硫酸エステルのナトリウム 塩(アニオン性乳化剤)の2 5%水溶液 16部 供給物Iとして下記の混合物を用いる。
スチレン 50部 メタクリル酸メチル 35部 アクリル酸n−ブチル 45部 メタクリル酸 70部 アクリルアミド 3部 供給物IIとして下記の溶液を調整する。
水 40部 過硫酸カリウム 2部 反応容器内を窒素置換したのち,80℃に昇温後,供給
物IIの1/2を注入した。次いで3時間かけて供給物I
及び,供給物IIの1/4を供給する。供給後,供給物II
の1/4を注入し2時間85℃に昇温し重合反応を完結
せしめ冷却した。冷却後25%アンモニア水162.4
部と炭酸ジルコニウム44.2部を添加し,1時間撹拌
して,水性分散体を得た。
物IIの1/2を注入した。次いで3時間かけて供給物I
及び,供給物IIの1/4を供給する。供給後,供給物II
の1/4を注入し2時間85℃に昇温し重合反応を完結
せしめ冷却した。冷却後25%アンモニア水162.4
部と炭酸ジルコニウム44.2部を添加し,1時間撹拌
して,水性分散体を得た。
比較例 2 実施例16組成物より炭酸ジルコニウムを除いた地は実
施例1と同じ方法で水性分散体を得た。
施例1と同じ方法で水性分散体を得た。
実施例 2 実施例1と同様に操作し,ただし下記の原料を反応容器
内に装入する。
内に装入する。
水 415.3部 実施例1と同じ乳化剤水溶液 16 部 供給物I スチレン 55 部 アクリル酸2−エチルヘキシル 45 部 メタクリル酸 100 部 その他は実施例1と同様に操作し,反応物を冷却後25
%アンモニア水139.2部と酸化亜鉛29.4部を添
加し,水性分散体を得た。
%アンモニア水139.2部と酸化亜鉛29.4部を添
加し,水性分散体を得た。
比較例 2 実施例2の組成物より酸化亜鉛を除いた他は実施例2と
同じ方法で水性分散体を得た。
同じ方法で水性分散体を得た。
実施例 3 実施例1と同様に操作し,ただし下記の原料を反応容器
内に装入する。
内に装入する。
水 415.3部 実施例Iと同じ乳化剤水溶液 16 部 供給物I スチレン 30 部 アクリル酸n−ブチル 50 部 アクリル酸2−エチルヘキシル 40 部 メタクリル酸メチル 30 部 メタクリル酸 50 部 その他は実施例1と同様に操作し,反応物を冷却後下記
の錯体の水溶液を添加し,水分散体を得た。
の錯体の水溶液を添加し,水分散体を得た。
炭酸亜鉛 19.6部 25%アンモニア水 116 部 水 27 部 比較例 3 実施例3の組成物より錯体水溶液を除いた他は実施例2
と同じ方法で水分散体を得た。
と同じ方法で水分散体を得た。
実施例 4 温度調節機,撹拌機 還流冷却器,供給容器,温度計を
備えた反応容器内に下記原料を装入する。
備えた反応容器内に下記原料を装入する。
メタノール 121.3部 アゾビスイソブチロニトリル 2 部 供給物Iとして下記の混合物を用いる。
スチレン 45 部 アクリル酸n−ブチル 50 部 アクリル酸2−エチレヘキシル 40 部 メタクリル酸メチル 20 部 メタクリル酸 45 部 供給物IIとして下記の分散液を調整する。
メタノール 9 部 アゾビスイソブチロニトリル 1 部 反応容器内を窒素置換したのち,還流温度(65±5
℃)に昇温2時間かけての供給物Iを注入した。注入
後,供給物IIを2回に分けて注入し3時間還流温度に保
持して重合反応を完結させた後,モノエタノールアミン
4.25部,25%アンモニア水7部,水155.45
部を添加後,メタノールを水との共沸化留去し,共合体
濃度が30%となる様に水を添加し,冷却後酸化亜鉛
8.9部,25%アンモニア水52.2部を添加して水
性分散体を得た。
℃)に昇温2時間かけての供給物Iを注入した。注入
後,供給物IIを2回に分けて注入し3時間還流温度に保
持して重合反応を完結させた後,モノエタノールアミン
4.25部,25%アンモニア水7部,水155.45
部を添加後,メタノールを水との共沸化留去し,共合体
濃度が30%となる様に水を添加し,冷却後酸化亜鉛
8.9部,25%アンモニア水52.2部を添加して水
性分散体を得た。
比較例 4 実施例4の組成物より酸化亜鉛を除いた他は実施例4と
同じ方法で水性分散体を得た。
同じ方法で水性分散体を得た。
試験例 (1)実施例及び参考例で得られた各塗工液を5〜15
%濃度に調整し,これをロイコ染料系の感熱記録紙にワ
イヤーバーを用いて塗布し,50℃で1分間乾燥して表
面保護層の厚さが2μmの感熱記録紙を得た。各表面保
護剤ともに透明な表面保護層が得られた。
%濃度に調整し,これをロイコ染料系の感熱記録紙にワ
イヤーバーを用いて塗布し,50℃で1分間乾燥して表
面保護層の厚さが2μmの感熱記録紙を得た。各表面保
護剤ともに透明な表面保護層が得られた。
(2)耐油・耐水性試験 (1)で得た感熱記録紙をファクシミリ装置により印字し
た。比較例1〜4はサーマルヘッドのスティツキングを
生じ,印字濃度が低かつたが,実施例1〜4はスティツ
キングを生じることなく,印字濃度も高かつた。塩ビラ
ップフィルムを重ね,またサラダ油,大豆油を塗り,そ
れぞれ24時間後に印字の濃度を測定した。比較例1〜
4は消失してしまつたが実施例1〜4は変化なかつた。
た。比較例1〜4はサーマルヘッドのスティツキングを
生じ,印字濃度が低かつたが,実施例1〜4はスティツ
キングを生じることなく,印字濃度も高かつた。塩ビラ
ップフィルムを重ね,またサラダ油,大豆油を塗り,そ
れぞれ24時間後に印字の濃度を測定した。比較例1〜
4は消失してしまつたが実施例1〜4は変化なかつた。
また,同じ感熱記録紙を水中に浸漬し指でなぞってみ
た。比較例1,2は印字が剥げたが,実施例1〜4,比
較例3,4は剥げなかった。
た。比較例1,2は印字が剥げたが,実施例1〜4,比
較例3,4は剥げなかった。
発明の効果 以上の如く各試験により,夫々の場合の共重合体水溶液
又は分散液に金属錯化合物を含有する感熱記録紙用表面
保護剤は透明性が良く,サーマルヘッドのスティッキン
グを生ずることなく,耐油,耐水性が優れていることが
確認された。又,これらの性能が感熱記録紙の特性上必
要不可欠である常温もしくは低温,短時間乾燥で得ら
れ,作業性の良い一液型で長期保存安定性も良好であ
る。
又は分散液に金属錯化合物を含有する感熱記録紙用表面
保護剤は透明性が良く,サーマルヘッドのスティッキン
グを生ずることなく,耐油,耐水性が優れていることが
確認された。又,これらの性能が感熱記録紙の特性上必
要不可欠である常温もしくは低温,短時間乾燥で得ら
れ,作業性の良い一液型で長期保存安定性も良好であ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】エチレン性不飽和カルボ酸5〜80重量%
および共重合可能なビニルモノマー20〜95重量%か
らなる共重合体の水溶液又は水分散液に対し,多価金属
化合物と揮発性錯化剤を加えてなる金属錯化合物を含有
する感熱記録紙用表面保護剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60233168A JPH06432B2 (ja) | 1985-10-18 | 1985-10-18 | 感熱記録紙用表面保護剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60233168A JPH06432B2 (ja) | 1985-10-18 | 1985-10-18 | 感熱記録紙用表面保護剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6292887A JPS6292887A (ja) | 1987-04-28 |
JPH06432B2 true JPH06432B2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=16950787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60233168A Expired - Fee Related JPH06432B2 (ja) | 1985-10-18 | 1985-10-18 | 感熱記録紙用表面保護剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06432B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2767153B2 (ja) * | 1990-06-01 | 1998-06-18 | 富士写真フイルム株式会社 | 感熱記録材料 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS496396A (ja) * | 1972-04-28 | 1974-01-21 | ||
JPS50146581A (ja) * | 1974-05-16 | 1975-11-25 | ||
JPS5423546A (en) * | 1977-07-25 | 1979-02-22 | Tomoegawa Paper Co Ltd | Heat sensitive recording medium |
JPS5911289A (ja) * | 1982-07-10 | 1984-01-20 | Ricoh Co Ltd | 感熱記録材料 |
JPS6015190A (ja) * | 1983-07-07 | 1985-01-25 | Ricoh Co Ltd | 感熱記録材料 |
-
1985
- 1985-10-18 JP JP60233168A patent/JPH06432B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS496396A (ja) * | 1972-04-28 | 1974-01-21 | ||
JPS50146581A (ja) * | 1974-05-16 | 1975-11-25 | ||
JPS5423546A (en) * | 1977-07-25 | 1979-02-22 | Tomoegawa Paper Co Ltd | Heat sensitive recording medium |
JPS5911289A (ja) * | 1982-07-10 | 1984-01-20 | Ricoh Co Ltd | 感熱記録材料 |
JPS6015190A (ja) * | 1983-07-07 | 1985-01-25 | Ricoh Co Ltd | 感熱記録材料 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6292887A (ja) | 1987-04-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |