JPH0643018B2 - 定量補正機能を有する計測補正装置 - Google Patents

定量補正機能を有する計測補正装置

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JPH0643018B2
JPH0643018B2 JP22847285A JP22847285A JPH0643018B2 JP H0643018 B2 JPH0643018 B2 JP H0643018B2 JP 22847285 A JP22847285 A JP 22847285A JP 22847285 A JP22847285 A JP 22847285A JP H0643018 B2 JPH0643018 B2 JP H0643018B2
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信之 漆山
正毅 富樫
紀穂 高橋
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Hitachi Seiki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は予め経験的に求められた数値を定量領域内で補
正し、更に該領域を越えた計測値を得た場合は、領域内
に一定量補正するか或は或る回数の定量補正後自動ワー
ク計測の上、計測補正を行い零にリセットする計測定量
補正制御装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、NC工作機械で刃物台に取付けられた工具により
加工物を加工すると、加工物の計測を加工毎に自動ワー
ク計測装置で計測している。すなわち加工物を逐一加工
すると工具が摩耗するためその都度交差範囲内に入って
いるか計測しなければならない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前述の如く加工毎に加工物ワークの計測をしなければな
らないため、計測時間も累積すると可成りの時間を必要
とし且つ手間がかかるという問題があった。
本発明の目的は上記事情に鑑み問題を解決するために提
案されたものであって、工具摩耗が試験の結果、定量的
に摩耗することを確認し、この定量補正量で或る回数補
正し、その後実際のワークを計測して定量補正値と実際
のワーク計測値とのずれを0に直すようにし、計測時間
の短縮と同時に高精度な加工を維持するようにした計測
補正制御装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段と作用〕
本発明は予め加工条件に応じた工具の摩耗量(経験的に
決められた値)を加工プログラム・メモリ内から取出し
て設定すると共に補正限界設定値Z例えば2μと補正を
行わない定量補正限界設定値T例えば1μを設けること
により各加工毎に生ずる工具の摩耗量すなわち予測補正
量が加工後に補正限界設定値Z内にあるか否かを計算で
予測補正を求め、補正限界設定値Zを越えた場合のみワ
ークを実測し、その計測補正量を補正し、零又はT領域
内に戻す様にする。上記計算値が補正限界設定値Z内に
あって補正を行わない定量補正限界設定値Tを越えた時
にはその加工回数に相当する摩耗量である予測補正量か
ら補正を行わない定量補正限界設定値Tを差し引いた分
を補正値として、この補正領域内の範囲では計測補正を
する必要なしとし、定量補正のみを自動的に行うように
せしめた補正制御装置にある。而して通常本発明の補正
制御装置で自動的に定量補正し計測回数の削減が図られ
る。
以下、本発明の一実施態様を図面に基づいて詳細に説明
する。
(1)まず、本発明の基本的な補正制御装置の原理につい
て説明する。
加工に使用される各工具は加工条件に応じて例えば第3
図(イ)に示す如く加工回数に対する摩耗量が経験的に
求められて予め決められる。第3図(イ)においては、
加工回数に応じて工具は摩耗量0.6μの摩耗が進行する
と考え、工具および加工条件によってこの摩耗量は変化
する。
而して本発明はこの経験的に求められている工具の摩耗
量を利用して定量補正制御を行わしめ計測補正制御の回
数を削減しようとするものである。
第3図(ロ)は加工回数に対する計測補正制御をなした
計測モデル図である。第3図(ハ)は第3図(ロ)にお
ける加工回数が7までの拡大した計測モデル図である。
第3図(ロ)および(ハ)において、縦軸の±2μの値
が計測補正限界設定値Zであり、±1μの値が補正無し
の定量補正限界設定値Tである。加工回数N=1の時摩
耗量は0.6であり、N=2の時摩耗量すなわち予測補正
量は(設定値×加工回数)により1.2となる。この1.2の
値は定量補正限界値T±1.0μを越えるので、予測補正
量から定量補正限界量を差し引いた値の補正値すなわち
0.2(=1.2−1.0)に定量補正する。N=3の時は、予
測定量補正量はすでにN=2で1.0補正しているので、
単に設定値0.6にN=2時の補正した補正値0.2を加算し
た値0.8がN=3の予測補正値となる。このような要領
で加工回数N=nまで行うが、この定量補正はあくまで
も予測であり、実際の数値とは離れてくる。例えば第3
図(ロ)のn番目で所定の回数毎に行うワーク測定装
置で計測補正をした時たまたま補正限界設定値Z=2.0
μを越えていた場合には摩耗量を0あるいは定量補正限
界値内に戻す様に補正する。
(2)この要領に基づき本発明の具体的な構成を詳細に説
明する。
第1図は本発明の構成を説明する制御ブロック図であ
る。
第1図において、CPU1に画面付キーボード2から入
出力回路2aを介して種々のデータを入力する。加工プ
ログラムデータが加工プログラム・メモリ3に記憶され
る。カウント補正プログラムデータ(定量補正)がカウ
ント補正プロブラム・メモリ4に記憶され、さらに計測
補正プログラムデータが計測補正プログラム・メモリ5
に記憶される。加工されたワークWに計測装置であるタ
ッチセンサTで計測し加工回数Nがn回に達した時
は、計測開始指令が出され加工後計測が行なわれる。こ
の時の計測値から計測補正後の予定計測値βnが、レ
ジスタ6に登録される。と同時に加工回数カウンタNも
0にリセットされる。加工回数Nが一旦加工回数カウン
タのレジスタ7に記憶され、さらに工具摩耗の予測設定
値Cを一旦工具摩耗予測設定値のレジスタ8に記憶させ
る。
また、計測補正を指令するため補正限界設定値Zがレジ
スタ9に記憶される。加工回数を示すカウント毎の定量
補正を指令するため限界設定値Tをレジスタ10に記憶
させる。
定量補正加工回数カウンタのレジスタ7から加工回数の
カウント数N、工具摩耗予測設定値のレジスタ8から工
具摩耗予測設定値Cの夫々の値がアンド・ゲート11に
取込んで通過して演算回路12に取込み、該演算回路で
α=N×Cの演算を行い、その予測補正量aをアンド・
ゲート13に取込ませる。また計測値βnのレジスタ6
から計測値βnをアンド・ゲート13に取込ませること
により、夫々の値がアンド・ゲート13を通過して演算
回路14に取り込む。該演算回路14でγ=α+βnの
演算を行い、その補正量γをアンド・ゲート15に取り
込ませる。
また、加工回数Nがn回に達した時、比較器22が計測
開始指令Mを発し、この指令Mをアンド・ゲート15に
取り込む。
次に、計測補正限界設定値Zのレジスタ9から計測補正
限界設定値Zをアンド・ゲート15に取り込ませて夫々
の値を判別回路16に取込む。該判別回路16でγとZ
の比較を行い、γ≧Zであればワーク計測補正指令が発
せられて計測補正が行われる。判別回路16でγ<Zで
あれば、ステップアップ信号Sが発せられ、この信号は
アンド・ゲート17に取り込まれる。またアンド・ゲー
ト17にはγ値と定量補正限界設定値レジスタ10から
定量補正限界設定値Tとが取込まれるのでアンド・ゲー
ト17が開き、夫々の値γ,Tを判別回路18に取り込
む。
判別回路18で、γとTの比較を行い、γ≧Tであれば
演算回路19に取込む。
演算回路19では△βn=γ−Tの演算が行われる。
演算された△βnの値は次のワークの為、予定計測値△
βnのレジスタ6に取込み置き換えられる。
以上の装置を繰返すことにより、加工回数N=nまで施
される。
次に本発明の動作を第2図に示したフローチャートによ
り説明する。
第段で所定の加工を開始し、第段で計測装置である
タッチセンサTで計測した計測値から計測補正後の予
定計測値△βnをレジスタ6に取り込む。第段で加工
回数カウントのレジスタ7から加工回数カウントNをア
ンド・ゲート11に取込ませ、第段で工具摩耗予測設
定値Cのレジスタ8から工具摩耗予測設定値Cをアンド
・ゲート11に取込ませる。上記NおよびCの値がアン
ド・ゲート11を通過して第段で演算回路12に取り
込まれる。演算回路12で予測補正量αの値を求める。
第段で実際の計測値βをレジスタ6からアンド・ゲー
ト13に上記予測補正量αの値と共に取込ませて通過
し、第段で演算回路14に取り込み補正量γの値を求
める。さらに第段で求めた補正量γの値と第段によ
り補正限界設定値のレジスタ9からの補正限界設定値Z
の値とを夫々アンド・ゲート13に取り込ませて通過し
第段の判別回路16に取込ませる。第段の判別回路
でγとZの比較を行い、γ≧Zであれば第段で計測指
令を発し計測補正を施して第段にフィードバックし加
工回数カウント用レジスタ7を0にリセットする。γ<
Zであればγの値をステップアップし第段の判別回路
18に取込ませ、さらに第段で定量補正限界設定値の
レジスタ10から定量補正限界設定装置Tを第段の判
別回路18に取込ませる。第段の判別回路18でγと
Tの比較を行う。γ≧Tであれば第段で定量補正を行
う補正指令を出力し、第段で演算回路19ので△β=
γ−Tの演算を行い、その結果の△βの値を第段にフ
ィードバックさせる。第段の判別回路18でγ<Tで
あれば第段に戻る。
以上の動作を繰返すことにより加工回数N=nまでの処
理が自動的に制御される。
〔効果〕
本発明は予め加工条件に応じた工具の経験的に求められ
た摩耗量を利用して補正量を、補正限界設定値と比較し
て補正限界設定値を越えた場合にはワーク計測装置によ
る計測補正により零点又は補正領域内に戻し、補正限界
設定値未満の場合には更に定量補正限界設定値と比較
し、定量補正限界設定値を越えた場合には、補正量から
定量補正限界設定値を差し引く定量補正を行うことで、
計測補正と定量補正するようにしたので、計測回数が大
幅に削減するため計測時間も短縮化される。延いては生
産性向上につながり非常に有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を説明する構成ブロック図であ
る。 第2図は本発明の動作を説明するフローチャートであ
る。 第3図は本発明の基本的な補正制御の原理説明するもの
で、第3図(イ)は加工回数と工具摩耗量との関係を示
した図、第3図(ロ)は加工回数に基づく工具摩耗量の
補正を施す図、第3図(ハ)は第3図の(ロ)の加工回
数N=7までの拡大図である。 1……CPU、3……加工プログラム・メモリ 4……カウント補正プログラム・メモリ 5……計測補正プログラム・メモリ 12,14,19,20演算回路、16,18……判別
回路 21……加算器 C……工具摩耗予測設定値 β……計測値、γ……補正量 Z……補正限界設定値 T……定量補正限界設定値

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め加工条件に応じて予測して決められた
    加工毎の工具摩耗予測設定値(C)を記憶する第1のレ
    ジスタ(8)と、 複数回のワーク加工を行うとき、途中の計測要求時にワ
    ーク計測をして求めた計測値(β)を記憶する第2のレ
    ジスタ(6)と、 ワークの加工回数(N)を記憶する第3のレジスタ
    (7)と、 補正可能な領域を示す補正領域の上限に設定され、前記
    ワーク計測を再度必要とする限界値を示す計測補正限界
    値(Z)を記憶する第4のレジスタ(9)と、 前記工具摩耗予測設定値(C)に前記加工回数(N)を
    乗じて累積の予測したワーク予測補正量(α)を得る第
    1の演算手段(12)と、 前記補正領域内に設定され、前記第1の演算手段(1
    2)で得たワーク予測補正量(α)が限界を越えたと
    き、この限界値であって修正するための基準設定値とし
    て定量補正限界設定値(T)を記憶する第5のレジスタ
    (10)と、 前記第2のレジスタ(6)の結果に前記第1の演算手段
    (12)の演算結果を加算した補正値(γ)得る第2の
    演算手段(14)と、 この第2の演算手段(14)で得られた補正値(γ)と
    前記定量補正限界設定値(T)を比較する第1の判別手
    段(18)と、 前記第2の演算手段(14)で得られた補正値(γ)と
    前記計測補正限界値(Z)とを比較する第2の判別手段
    (16)と、 前記第1の判別手段(18)により前記補正値(γ)が
    定量補正限界補正設定値(T)以上と判別されたとき、
    この補正値(γ)から前記定量補正限界設定値(T)分
    を減算し、補正量の修正をするための演算を行う第3の
    演算手段(19)と、 前記第1の判別手段(18)により前記補正値(γ)が
    定量補正限界設定値(T)未満と判別されたときこの補
    正値(γ)を前記第2のレジスタ(6)の計測値(β)
    に置き換える手段とからなり、 前記第2の判別手段(16)により前記補正値(γ)が
    前記計測補正限界値(Z)以上と判別されたとき計測補
    正のための計測指令を出し、前記補正値(γ)が前記計
    測補正限界値(Z)未満と判別されたとき前記第1判別
    手段(18)による前記の処理を行うようにし、定量的
    に工具補正ができるようにしたことを特徴とする定量補
    正機能を有する計測補正装置。
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JP6557951B2 (ja) * 2014-09-01 2019-08-14 村田機械株式会社 補正量入力装置及び補正量の入力方法
JP6423769B2 (ja) 2015-08-31 2018-11-14 ファナック株式会社 加工精度維持機能を有する加工システム

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