JPH09279844A - 作業コスト算出方法 - Google Patents

作業コスト算出方法

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JPH09279844A
JPH09279844A JP11975696A JP11975696A JPH09279844A JP H09279844 A JPH09279844 A JP H09279844A JP 11975696 A JP11975696 A JP 11975696A JP 11975696 A JP11975696 A JP 11975696A JP H09279844 A JPH09279844 A JP H09279844A
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JP
Japan
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work
cost
pattern
composition ratio
data
Prior art date
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Pending
Application number
JP11975696A
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English (en)
Inventor
Fumio Hatori
文雄 羽鳥
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Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Plant Technologies Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】的確、かつ合理的な見積もりを容易とする。 【解決手段】作業の内容及びコストに関する経験データ
に基づいて、各作業を予め設定された複数の作業ステッ
プに分割し、各作業ステップに要した時間の構成比率の
パターンを各作業毎に求める。次に、各作業を同一パタ
ーンの集合に分類し、同一パターンの集合毎に作業のコ
ストと影響を与えるコスト影響因子との関係を関数化し
て、作業コスト算出関数を導出する。この導出したパタ
ーン毎の作業コスト算出関数は、データベースとして記
憶手段に記憶される。所望の新規作業のコストの見積も
りを行う際は、この新規作業の構成比率のパターンを求
め、データベースの作業パターンのうちから一致するパ
ターンを選出するとともに、このパターンに対応する作
業コスト算出関数を読み出し、この作業コスト算出関数
に新規作業のコスト影響因子条件を入力して、新規作業
に要するコストを算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は作業コスト算出方法
に係り、特に建設工事等における施工作業の作業コスト
の見積もりを行う作業コスト算出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建設分野では作業コストを見積も
る場合、マクロな単位当たりの工数データ(工数/単
位)により概略的コストを算出し、専門家が過去の経験
を通して得た経験的判定を基に工法の違いや用地、作業
員などの作業条件の違いを考慮し、概略的コストを補正
しながら見積もりを行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、建設分
野のように単品で作業の繰り返し性の少ない分野では、
作業条件の変化は過去の作業はいずれも千差万別であ
り、経験的判定をするには充分な見積もり経験を積んだ
専門家の知識がいり、そのノウハウは一般化されていな
いことが多い。そのため、コスト見積もりの内容に個人
差が生じやすく、かつ誤差が大きくなる問題が有った。
なおかつ専門家の技術不足が深刻で、これらの経験によ
る見積もりが不可能になりつつあるのが当業界の実状で
ある。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、作業条件が様々に変化する建設作業等の作業コ
スト見積もりに対し、専門家の知識がなくとも、的確か
つ合理的な見積もりを可能にする作業コスト算出方法を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、作業の内容と該作業に要したコストに関す
る複数の作業の過去のデータに基づいて、前記各作業を
予め設定された複数の作業ステップに分割し、該各作業
ステップに要した時間の構成比率のパターンを前記各作
業毎に求め、前記各作業を前記パターンが同一となる集
合に分類したデータと、前記分類した同一パターンの集
合毎に作業のコストと該作業に影響を与えるコスト影響
因子との関係を関数化して作業コスト算出関数を導出し
たデータとを、前記分類した同一パターンの集合毎にデ
ータベースとして記憶手段に記憶し、新規作業に要する
コストの見積もりを行う際に、前記新規作業の構成比率
のパターンを構成比率パターン導出手段によって求め、
前記記憶手段に記憶したデータベースから前記構成比率
パターン導出手段によって求めた前記新規作業の構成比
率のパターンと一致するパターンをマッチング手段で選
出するとともに、該パターンに対応する作業コスト算出
関数を読み出し、前記作業コスト算出関数に前記新規の
作業のコスト影響因子条件を入力し、前記新規の作業に
要するコストを演算手段によって算出することを特徴と
している。
【0006】本発明によれば、作業条件が様々に変化す
る建設作業等の作業コスト見積もりに対し、専門家の知
識がなくとも、過去の作業のデータから作成したデータ
ベースを使用して的確かつ合理的な作業のコストの見積
もりが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る作業コスト算出方法の好ましい実施の形態を詳説す
る。図1は本発明に係る作業コスト算出方法を適用する
コンピュータ等の演算装置の構成を示した図である。同
図に示すように演算装置は、演算部20、入力部22、
記憶部24及び表示部26から構成される。
【0008】入力部22から予め項目設定された新規作
業の内容を入力すると(詳細は後述するが、新規作業の
作業構成比率を入力すると)、演算部20は、この新規
作業の内容に適合するコスト算出関数を記憶部24に記
憶されているデータベースから選出し、このコスト算出
関数を用いてこの新規作業に要するコストを算出する。
そして、算出したコストを表示部26に表示する。
【0009】以下、上記のように構成された演算装置に
よるコスト算出方法を詳説する。図2は本発明に係る作
業コスト算出方法において使用するコスト算出関数を作
成する概略処理フローの一例を示した図である。同図に
示すように、過去の作業を幾つかに分割し、分割した作
業ステップ毎の割合を求めた作業構成比率データ1、作
業コストデータ2及びコスト影響因子データ3から作業
構成比率を基にパターン分類する(同図5)。一例とし
て分類方法は統計解析を用いる。そして、それぞれのパ
ターン毎にコストとコスト影響因子の関係を分析する
(同図6)。これにより、より相関性の高い関係が明瞭
となり、これから各パターン毎のコスト算出関数を導出
し、データベース化する(同図7)。
【0010】次に、このコスト算出関数を作成する処理
フローを具体的に説明する。先ず、図3に示すように施
工におけるあらゆる種類の作業について共通した作業ス
テップを設ける。例えば、作業内容を、配管素材を「搬
入」→切断、開先「加工」→据付場所へ「2次運搬」→
足場組立「仮設設定」→配管同士の溶接等「本設設定」
→溶接部の超音波「検査」→足場等「仮設解体」のよう
に図3に示した作業ステップに分割する。
【0011】そして、各作業ステップに対して作業構成
比率(各作業ステップの作業時間の比率)を測定し、ワ
ークサンプリング等によってデータを蓄積する。尚、図
4に、各作業ステップに対して作業構成比率を測定した
結果を示す。作業構成比率データを蓄積した後、作業構
成比率の傾向が似ている作業同志で分類し、パターン名
を付ける。この分類は統計解析を用いてもよいし、図5
に示すように作業構成比率をグラフなどで図形化して表
現し、図と図のマッチングにより分類してもよい。
【0012】図4に示した作業構成比率の測定結果表に
おいては、データ2とデータ4、データ3とデータ5の
傾向が相似していることから、これらを同一のパターン
として例えばパターンB、パターンCとパターン名を付
けて分類する。このパターン分類した結果が図6の表に
示されている。パターン分類を行った後、次ぎにパター
ン毎にコストの算出関数(コスト算出関数)を設定す
る。尚、作業ステップ中でコストに影響を与えるのは作
業比率の大きなものである。従って、作業構成比率の大
きな作業ステップのみを考慮してコスト算出関数を設定
する。そして、作業構成比率の大きい作業ステップに影
響を与える因子(以下、影響因子と称す)を説明変数と
し、コストを目的変数とした関数(以下、コスト算出関
数と称す)を設定する。傾向が似ている作業であればコ
ストに影響を与える因子の内容も共通している。尚、図
6には、各作業パターンに対してコストに影響を与える
作業ステップ(コスト影響ステップ)、コスト算出関数
及びその影響因子が示されている。
【0013】一例として、搬入ステップ(図3参照)の
作業構成比率が高いパターンについてコスト算出関数
(コスト計算式)を導く手順を示す。搬入ステップの作
業構成比率が高いパターンの場合、影響因子は例えば搬
入設備と搬入対象である。過去のデータと影響因子の条
件を分析して、図7のような影響因子とコストの関係が
得られたとすると、統計解析の数量化理論I類によりコ
スト算出関数を以下のように設定することができる。
【0014】 10(パワーリーチ) 35(配管) コスト = 5 + 5(クレーン) + 2(機器) 7(ウインチ) 18(パネル) 以上のようにして各パターン毎にコスト算出関数を設定
し、これらのコスト算出関数を各パターン毎にデータベ
ースとして図1の記憶部24に記憶させておく。
【0015】そして、所望の作業のコストの見積もりを
行う場合には、上記データベースを参照してコストの見
積もりを行う。次に、作業のコスト見積もり手順につい
て説明する。図8は図1の演算部20におけるコスト見
積もりの概略処理フローの一例を示した図である。図8
の7に示すように、まず、コストを見積もる作業に対
し、その作業構成比率を求め、この作業構成比率のパタ
ーンを検出する(作業構成比率パターン導出手段)。作
業構成比率を求める方法には、一例としてワークサンプ
リング法が用いられる。
【0016】次に、図8の8に示すように、上記作業構
成比率パターン検出手段によって検出した作業構成比率
のパターンに対し、上記図2の4において分類したパタ
ーン分類のうちどのパターンに分類されるかマッチング
する(マッチング手段)。マッチングの方法には、一例
として統計解析が用いられる。パターンが決まれば、図
8の9に示すようにそのパターンにおけるコスト算出関
数が図2の処理フローで作成したデータベースから選定
され、図8の10に示すように、その関数に対する影響
因子条件を入力部22から入力することでコストが算出
される(演算手段)。これにより、新規作業の作業構成
比率を求めることでその作業コストが算出され、専門家
の知識がなくとも作業条件の変化を考慮した的確なコス
トが合理的に算出できる。
【0017】発明の変形例としては、前記実施の形態に
おいて、図2のパターン分類において境界部の分割を曖
昧にするファジールールを用いた方法、図2のコスト算
出関数の導出方法においてニューラルネットワークのア
ルゴリズムを用いた方法、図8の作業構成比率を求める
方法に作業手順から作業を動作に分解し、その動作から
作業時間を算出する既定時間標準法と呼ばれる作業観測
手法を用いる方法、図8のマッチング方法として作業構
成比率をグラフ化し、その図形を基に画像処理技術を用
いてマッチングする方法等も考えられ、これらの方法を
組み合わせることで前記実施の形態と同様に作業コスト
見積もりが可能となり、同様の効果が得られる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る作業コ
スト算出方法によれば、作業条件が様々に変化する建設
作業等の作業コスト見積もりに対し、専門家の知識がな
くとも、過去の作業の経験データから作成したデータベ
ースを使用して的確かつ合理的な作業のコストの見積も
りが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、コストの算出を行う演算装置の一実施
の形態を示した図である。
【図2】図2は、コスト算出関数を作成する概略処理フ
ローの説明図である。
【図3】図3は、作業を分解する作業ステップの一例を
示した図である。
【図4】図4は、各作業ステップに対して作業構成比率
を測定した結果を示した図である。
【図5】図5は、作業パターンを図で比較する場合を説
明した図である。
【図6】図6は、バターン分類とコスト算出関数のデー
タベースの例を示した図である。
【図7】図7は、影響因子とコストの関係を示した図で
ある。
【図8】図8は、コストの見積もりの概略フローの説明
図である。
【符号の説明】
1…作業構成比較データ 2…作業コストデータ 3…コスト影響因子データ 4…パターン分類方法 5…パターンとコスト影響因子の関係分析方法 6…コスト算出関数の導出方法 7…作業比率の定量化方法 8…マッチング方法 9…コスト算出関数の選定方法 10…コスト算出方法 20…演算部 22…入力部 24…記憶部 26…表示部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業の内容と該作業に要したコストに関
    する複数の作業の過去のデータに基づいて、前記各作業
    を予め設定された複数の作業ステップに分割し、該各作
    業ステップに要した時間の構成比率のパターンを前記各
    作業毎に求め、前記各作業を前記パターンが同一となる
    集合に分類したデータと、前記分類した同一パターンの
    集合毎に作業のコストと該作業に影響を与えるコスト影
    響因子との関係を関数化して作業コスト算出関数を導出
    したデータとを、前記分類した同一パターンの集合毎に
    データベースとして記憶手段に記憶し、 新規作業に要するコストの見積もりを行う際に、前記新
    規作業の構成比率のパターンを構成比率パターン導出手
    段によって求め、 前記記憶手段に記憶したデータベースから前記構成比率
    パターン導出手段によって求めた前記新規作業の構成比
    率のパターンと一致するパターンをマッチング手段で選
    出するとともに、該パターンに対応する作業コスト算出
    関数を読み出し、 前記作業コスト算出関数に前記新規の作業のコスト影響
    因子条件を入力し、前記新規の作業に要するコストを演
    算手段によって算出することを特徴とする作業コスト算
    出方法。
JP11975696A 1996-04-16 1996-04-16 作業コスト算出方法 Pending JPH09279844A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008175057A (ja) * 2008-02-25 2008-07-31 Takenaka Komuten Co Ltd 揚重計画用データを記録した記録媒体
JP2019021071A (ja) * 2017-07-18 2019-02-07 株式会社竹中工務店 調整係数推定装置、モデル学習装置、及び方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008175057A (ja) * 2008-02-25 2008-07-31 Takenaka Komuten Co Ltd 揚重計画用データを記録した記録媒体
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