JPH0642852B2 - 茹麺玉取り装置 - Google Patents

茹麺玉取り装置

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JPH0642852B2
JPH0642852B2 JP63103668A JP10366888A JPH0642852B2 JP H0642852 B2 JPH0642852 B2 JP H0642852B2 JP 63103668 A JP63103668 A JP 63103668A JP 10366888 A JP10366888 A JP 10366888A JP H0642852 B2 JPH0642852 B2 JP H0642852B2
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boiled
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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47JKITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J27/00Cooking-vessels
    • A47J2027/006Cooking-vessels especially adapted for preparing pasta

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  • Noodles (AREA)
  • Commercial Cooking Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はうどん、そば等の茹麺を所定の重量に玉取りす
るための茹麺玉取り装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、茹麺を製造する過程において、麺の生地を帯状に
巻いた麺帯を圧延して定寸に細かく切り刻み、うどん、
そば等の形状を有するほぼ平行状の麺線にして、単位長
さに切断している。この麺線を大量に茹でる方法とし
て、大別すると次の二つの方法がある。
一つの方法は、切り刻まれた生の麺線を自動的に一食分
単位に分けてコンベアバケットに投入し、これを連続的
に湯又は蒸気の中を通過させて茹でる全自動で行う方法
である。
他の方法は、茹釜の中へ多食分の生の麺線を一度に投入
して茹でる昔からの方法である。
前者の方法においては、生の麺線が一食分単位毎に各バ
スケットに分散されて、茹上げ、冷却の各工程を経て、
包装機で包装されて製品となるが、後者の方法では、茹
釜の中で大量の生の麺線を同時に攪拌して茹でるため、
多量に茹上った麺線を一食分単位に重量を計って取り分
ける作業(以下、この作業を玉取りと称する)が必要と
なり、余分な作業が増える。
しかし、この方法は多品種少量生産に最適であり、また
生産性の小回りがきくことから現在広く行われており、
今後も省エネルギー対策の観点からも見直されようとし
ている。
この場合、玉取りの方法としては、秤を使用した手作業
による方法と、この方法に代わる方法として容積式の自
動玉取り装置を使用する方法とがあり、後者の方法が現
在の主流となっている。
この容積式の自動玉取り装置は、第7図に示すように、
水の満ちた供給タンク100の中へ、茹上げて冷却され
た大量の麺線Mを投入すると、麺線Mは水中に浮遊しな
がら仕切り板101で流入量を調整され、供給タンク1
00の中心部へ集まり、この麺線Mを攪拌機102によ
って一個所に固まらないよう掻き回している。この浮遊
している麺線Mに、上部に取付けられたノズル103か
ら下部の充填口104に向かって水が噴出され、その水
流に巻き込まれた麺線Mは、下部の計量カップ105へ
圧送される。
この麺線Mと一緒に流れ込んだ水は、計量カップ105
にあいた無数の透孔から流出し、下部のドレンパン10
7を経てタンク108に流れ落ち、ポンプ109によっ
て循環している。このように従って圧送された麺線Mは
充填口104と計量カップ105の中に満たされる。こ
の麺線Mの充満した計量カップ105は、第7図左方向
に移動しながら麺線Mを充填口104と計量カップ10
5の間で切断し、第8図の位置へ移動する。この移動し
た計量カップ105の下側から切り分けられた麺線M
は、ダンパー106に落下し、このダンパー106で受
け止められた麺線Mは、コンベアバスケット110にタ
イミングを合わせて落下し、コンベアで包装工程へ送り
包装して製品となる。
このように、容積式の自動玉取り装置は、単位食分の容
積を重量に換算して、その目的値に近づける装置であ
る。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来の容積式の自動玉取り装置は、目標重量の許容
誤差の範囲内に収めるために、計量カップ105の容積
を調整し、幾度も秤による計量の確認が必要であり、前
記計量カップ105へ入る麺線Mの量は、供給タンク1
00内へ入って来る麺線Mの供給量の増減等によって影
響を受け、計量のバラツキが発生しやすい。また、茹で
る時間の長短によって、茹上がってくる麺線Mに含まれ
る水分の量が異なるための麺の比重は均一ではない。し
かも、茹でるわずかな温度変化、生地の微量な加水量に
よっても軟硬が生じ、そのため硬い麺線Mが計量カップ
105に充満したとき、麺線M間に空間ができ、また軟
らかい場合は、充満密度が高くなることなどから、同一
容積であっても必ずしも重さは一定でないことが多く、
作業中に度々の計量が必要である。
上記のように、従来の茹麺玉取り装置は、容積を重量に
換算して玉取りをするため、単位重量をその場で瞬時に
して確認することができないという問題点があった。
また、従来の茹麺玉取り装置は、多量の水の循環運動に
よって行われるようになっているため、装置内で雑菌が
発生しやすく、そのため分解掃除を頻繁に行わなければ
ならないという問題点があった。さらに、麺線Mを攪拌
して水中に浮遊させながら行うようになっているため、
長時間水中に浸されてふやけた麺線Mが混ざり込むこと
も多く、品質が低下するという問題点もあった。
本発明の目的は上記問題点を解消し、重量を直接測定す
ることにより、容易に玉取りができるとともに、雑菌の
発生がなく、製品の品質も良好な茹麺玉取り装置を提供
することにある。
[課題を解決するための遮断] 本発明は上記目的を達成するために、生の麺線を茹釜内
の湯中に浸漬して茹上げる茹上げ装置と、この茹上げ装
置に隣接して設けられ、茹上げ装置で茹上げられた麺線
を、各麺線がほぐされて分散化される分散化コンベアに
供給して分散化する分散化装置と、同分散化装置に接続
され、分散化装置において分散化された麺線を計量受皿
に受けて、麺線の重量を直接計量する重量計量装置とか
らなるという構成を採用している。
また、前記分散化コンベアは、表面に多数の突起を有
し、麺線の円滑な分散化をはかるために傾斜角度をつけ
たものであることが好適であれる。
さらに、重量計量装置は、計量可能で、かつ所定重量に
ついての電気信号を発信可能な電子秤と、その上部に設
けられた計量受皿と、ほぼ水平方向に移動して同計量受
皿上の麺線を移動させる押し落し部材と、同押し落し部
材の上方に位置し、同じくほぼ水平方向に移動して前記
計量受皿上に所定量の麺線が載置されたとき、麺線の落
下を遮断するストッパとからなり、前記押し落し部材と
ストッパとが一体になって移動するとともに、押し落し
部材の先端位置がストッパの先端位置より後方にあるも
のが好適である。
[作用] 上記構成を採用したことにより、麺線が茹上げ装置の茹
釜内で茹上げられる。茹上げられた麺線が分散化装置の
分散化コンベア上で1〜数本ずつにほぐされ、分散化さ
れて少しずつ取出される。分散化された麺線は計量受皿
に受けられ、重量計量装置で重量が直接計量される。
また、前記所定の分散化装置を使用することにより、麺
線の太さ、硬さ、含水量等により分散化コンベアの傾斜
角度が適宜調整されるとともに、分散化コンベア上の突
起によって、麺線が1〜数本づつにほぐされ、分散化さ
れて少しづつ取出される。
前記所定の重量計量装置を使用することにより、計量受
皿上に落下した麺線は、計量可能で、かつ所定重量につ
いての電気信号を発信可能な電子秤によって直接重量が
計量される。そして、設定値に達したとき、ストッパが
作動して麺線の計量受皿上への落下を止めるとともに、
続いて押し落し部材が計量受皿上の麺線を移動させる。
[実施例] 以下に本発明を具体化した一実施例を第1〜4図に基づ
いて説明する。
第1図に示すように、本実施例の茹麺玉取り装置は麺線
Mを茹上げる茹上げ装置1と、分散化装置20や重量計
量装置50等を含む本体10と、所定重量の麺線Mを包
装する包装装置80とからなっている。
そこで、まず茹上げ装置1について説明する。
第1図に示すように、茹釜2内には、下部に設けられた
スチームパイプ3によって沸騰した湯が満たされてい
る。同茹釜2内の上部には、麺線Mが収容される2つの
茹篭4a,4bが並んで配設されている。両茹篭4a,
4b左上端部には、軸5a,5bが設けられ、これら軸
5a,5bを中心にして回動するようになっている。そ
して、1つの茹篭4a内に所定の多食分の生の麺線Mを
投入し、所定時間経過後に同茹篭4aを上記軸5aを中
心にして回動させ、同茹篭4a内の麺線Mを茹篭4b内
へ投入し、茹釜2内の沸騰した湯によって麺線Mを茹上
げるようになっている。
上記茹釜2の左方に隣接して水洗槽6が設けられ、同水
洗槽6内には、上記茹篭4a,4bと同様の茹篭4cが
備えられている。同茹篭4cは上記茹篭4a,4bと同
様に軸5cを中心にして回動するようになっている。そ
して、上記茹篭4b内で茹上げられた麺線Mが同茹篭4
c内に収容され、そこで冷却、水洗されるようになって
いる。
次に、本体10について説明する。
本体10の右端部(第1図右側)には、垂直方向にリフ
ター11が設けられ、同リフター11には上昇、下降す
るバケット12が取付けられている。そして、同バケッ
ト12は上記茹篭4cからの麺線Mを収容して上昇又は
下降するようになっている。
本体10の右上端部には、上方が開放され、下方が縮径
された貯溜タンク13が設けられ、上記バケット12内
の麺線Mを収容するようになっている。同貯溜タンク1
3内には、麺線Mの流入量調整板14設けられ、同流入
量調整板14の上方には、散水パイプ15が取付けら
れ、麺線Mが滑りやすくするために、上部から水を散水
するようになっている。貯溜タンク13の下部には、放
出口16が設けられ、これにフォーク状の自動シャッタ
ー17が設けられ、シリンダ18によって開閉できるよ
うになっている。この際、貯溜タンク13内の余分な水
は、同放出口16から常に流れ落ち、麺線Mが水の中に
浮遊することがないようになっている。なお、貯溜タン
ク13の中央部には覗き窓19が設けられ、同貯溜タン
ク13の状態を見ることができるようになっている。
前記貯溜タンク13の下方で本体10内のほぼ中央部に
は、麺線Mの分散化装置20が設けられている。そこ
で、次のこの分散化装置20について説明する。
上記放出口16の下方には、ホツパー21が設けられ、
同ホッパー21はその下部に設けられた分散化コンベア
22のフレーム23と一体になっている。このホッパー
21の下部には分散化コンベア22が設けられ、ホッパ
ー21内の麺線Mが分散化コンベア22上を斜め上方へ
移動するようになっている。ホッパー21の下部は、こ
の分散化コンベア22とわずかな隙間を有し、常に非接
触状態を保つとともに、分散化コンベア22の斜め上方
へ回転移動する後方側には、麺線Mのとおり抜ける隙間
が設けられている。
上記分散化コンベア22の表面には、多数の短い突起2
4が設けられ、麺線Mが同突起24により1本から数本
の小単位に細かく引っ掛けられ、分散化されて斜め上方
へ運ばれるようになっている。同分散化された麺線Mに
まつわりついて一緒に運ばれてゆく余分な麺線Mをでき
るだけ少なくするために、前記ホッパー21内に弾力性
に富む押え板25が分散化コンベア22の移動方向に沿
って設けられている。なお、前記ホッパー21の上方に
は、散水パイプ26が設けられ、必要に応じて同ホッパ
ー21内に水を散水できるようになっている。また、同
ホッパー21の側部には、センサー27が設けられ、ホ
ッパー21内の麺線Mの量が過剰にならないようになっ
ている。
前記分散化コンベア22は第2図に示すように、上部が
本体10内に立設された支柱30に回動可能に支持され
た駆動軸28に固着されたスプロケット33と、下部が
フレーム23に回動可能に支持された軸29との間で回
転するようになっている。上記フレーム23の下端部に
は、第1図に示すように、傾斜角度調整ネジ31が設け
られ、麺線Mの麺質に応じて上記分散化コンベア22を
駆動軸28を中心にして上下に回動できるようになって
いる。同分散化コンベア22の下部には、ドレンパン3
2が設けられ、分散化コンベア22から落ちる水滴を受
けて排水するようになっている。また、分散化コンベア
22の上端部の位置には、計量ガイド筒60が設けら
れ、分散化コンベア22から供給される麺線Mを受けて
下方へ案内するようになっている。
同計量ガイド筒60の側方には、前記分散化コンベア2
2を回転させる駆動軸28の駆動部としての高低速変換
装置40が設けられ、内外輪の速度差で空転のできるフ
リーホイール(自転車の後輪に取付られているチェーン
ホイールと同様のもの)と電磁クラッチの組み合わせ
で、クラッチの入、切により高低速の変換を繰り返し行
うことができるようになっている。
ここで、この高低速変換装置40について説明する。第
3図に示すように、スプロケット33を介して前記分散
化コンベア22を回転させる駆動軸28には、低速出力
ホイール41が取付けられ、さらにその先には電磁クラ
ッチ42が取付けられ、さらにその先には高速出力ホイ
ール43が取着されている。一方、モータ47の回転軸
46には、フリーホイール44,45が設けられ、同フ
リーホイール44は上記低速出力ホイール41とはチェ
ーンで接続され、フリーホイール45と上記高速出力ホ
イール43とがチェーンで接続されている。そして、電
磁クラッチ42を接続した状態では、モータ47の駆動
力はフリーホイール45、高速出力ホイール43を介し
て駆動軸28に高速の回転力が伝達され、電磁クラッチ
42の接続を断った状態では、モータ47の駆動力はフ
リーホイール44、低速出力ホイール41を介して駆動
軸28に低速の回転力が伝達されるようになっている。
次に、前記分散化コンベア22に隣接して設けられてい
る重量計量装置50について説明する。
第4図に示すように、基台51上に防水型の電子秤52
が載置され、同電子秤52は防水カバー53が設けら
れ、電子秤52に水がかからないようになっている。同
電子秤52の上部には、受皿支持棒54が上方に伸びて
いる。同受皿支持棒54の外周部には傘状のガード55
が設けられるとともに、受皿支持棒54と上記防水カバ
ー53との間には薄いシリコン皮膜56が設けられ、電
子秤52に水がかからないようになっている。
上記受皿支持棒54の上面には、計量受皿57が設けら
れ、同計量受皿57上の麺線Mの重量を計量できるよう
になっている。同計量受皿57上には、押し落し部材と
しての断面T字状の押し落しアーム58が水平方向に移
動可能に設けられ、計量が終了した麺線Mをシュート5
9に落とすようになっている。上記計量受皿57の上方
には、逆角筒状の前記した計量ガイド筒60が設けら
れ、前記分散化コンベア22から落ちる麺線Mを収容す
るようになっている。同計量ガイド筒60の下部には、
水平方向に孔61が設けられ、同孔61内には板状のス
トッパ62が設けられ、計量受皿57上の麺線Mが設定
重量値に達したときに同孔61内を水平方向(第4図右
方向)に移動するようになっている。同ストッパ62の
先端部の位置は、上記押し落しアーム58の先端部の位
置よりも前方(第4図右側)になっている。なお、スト
ッパ62と上記押し落しアーム58とは、エアシリンダ
63によって同時に水平方向に移動できるようになって
いる。
上記重量計量装置50の下方には、多数のバケット71
を有するバケットコンベア70が設けられている。そし
て、同バケット72は本体10内下部から本体10外ま
で斜め上方に移動するようになっている。また、本体1
0の側部には、案内箱73が取付けられ、同案内箱73
内に上記バケットコンベア70の端部の軸72が支持さ
れ、同軸72においてバケット71が反転し、中の麺線
Mが案内箱73の開放口74から下方へ落下するように
なっている。
上記案内箱73の下方には、包装装置80が設けられて
いる。同包装装置80は包装機本体81内の上部中央で
上記案内箱73の開放口74の直下に逆円錐状の案内筒
82が取着されたものである。同案内筒82の下部に
は、麺線Mを収納する袋83が備えられている。上記包
装機本体81の下部にはベルトコンベア装置84が配設
され、所定量の麺線Mを収納した袋83が運ばれるよう
になっている。
前記本体10内の上部には、制御箱90が備えられ、各
部装置を駆動するようになっている。
上記のように構成された茹麺玉取り装置について、作用
及び効果を説明する。
まず、多食分の生の麺線Mをスチームパイプ3によって
沸騰した湯が満ちている茹釜2内上部の茹篭4a内に投
入する。所定時間経過後に同茹篭4aを軸5aを中心に
して回動させ、同茹篭4a内の麺線Mを茹篭4b内に送
る。そして、空になった茹篭4a内に、新たに生の麺線
Mを投入する。
その後、所定時間経過後に、茹篭4bを軸5bを中心に
して回動させ、同茹篭4b内の茹上げられた麺線Mを冷
却水の満たされた水洗槽6内上部の茹篭4c内に投入す
る。そして、茹上げられた麺線Mを冷却する。次に、茹
篭4cを軸5cを中心にして回動させ、冷却された麺線
Mをリフター11下部に位置するバケット12内に投入
する。
同バケット12はリフター11に沿って上昇し、その頂
部にまで至る。この間に、麺線Mに付着した水は水切り
孔のあいたバケット12から流れて落ちる。そして、同
バケット12はその位置で回動し、同バケット12内の
麺線Mが貯留タンク13内に入る。同貯留タンク13内
においては、流入量調整板14で下方への移動量が調整
されるとともに、必要に応じて散水パイプ15から散水
されることによって、麺線M同志が固まることがない。
同貯溜タンク13内において、麺線Mは同貯溜タンク1
3底面の勾配によって流入量調整板14の下を通って、
下部の放出口16を中心に溜まる。なお、同貯溜タンク
13内の麺線Mの量は、覗き窓19を覗いて確認しなが
ら自動又は手動で麺線Mを補給する。
同貯溜タンク13下部のフォーク状の自動シャッター1
7がシリンダ18の作用で右方向へ移動すると、貯溜タ
ンク13内の麺線Mは下方へ落下する。落下した麺線M
は分散化装置20のホッパー21内に収容される。同ホ
ッパー21内においては、必要に応じて散水パイプ26
から水が散水され、麺線Mは固まらない。しかし、ホッ
パー21内の麺線Mの量があまり過剰になると上層の麺
線Mの荷重が分散化コンベア22上の麺線Mに加わるた
め、麺線Mが分散化コンベア22上の突起24に引っ掻
かれて損傷するおそれがある。従って、センサー27に
よって、ホッパー21内の麺線M量を制御している。
次に、麺線Mは分散化コンベア22上を上昇する。この
とき、麺線Mは分散化コンベア22上の突起24によっ
て引っ掻き出されて、一本から数本に分散化されていゆ
く。この突起24は分散化コンベア22の表面に多数設
けられているので、わずかな回転でも多くの麺線Mを引
っ掻き出すことができる。
また、分散化コンベア22上を上昇する麺線Mは、弾力
性のある押え板25により適当な力で外方へ押さえられ
ているので、麺線Mは傷はつかない。分散化コンベア2
2の傾斜角度は、麺線Mの太さ、硬さ、含水量等によっ
て上記突起24に対する引っ掛かり具合が異なるのに加
え、勾配が小さくなると引っ掛け出される麺線Mに多量
の余分な麺線Mがまつわりついて一緒に上昇して運ばれ
るので、余分な麺線Mを勾配を大きくして滑り落として
円滑な分散化をはかるため、傾斜角度調整ネジ31によ
り適宜調整される。また、その角度によっては上記押え
板25は不要となる。
次に、分散化コンベア22上の分散化された麺線Mはそ
の上端部から計量ガイド筒60内へ落下する。計量ガイ
ド筒60内の麺線Mは、その下部から計量受皿57上に
順次載る。すると、基台51上の電子秤52は、受皿支
持棒54を介して計量受皿57上の麺線Mの重量を計量
する。そして、その重量が設定値に達すると、電気信号
によりエアシリンダ63が作動し、これに取付けられた
ストッパ62が右方向へ移動して計量受皿57上への麺
線Mの供給を断つ。
それと同時に、上記ストッパ62と一体となって作動す
る押し落しアーム58により、計量受皿57上から麺線
Mを押し出し、同麺線Mをシュート59内へ投入する。
投入し終わった後、エアシリンダ63が逆方向に作動
し、押し落しアーム58及びストッパ62が元の位置に
戻る。すると、計量ガイド筒60から計量受皿57上へ
麺線Mが再び供給される。上記ストッパ62の長さは、
押し落しアーム58の長さよりも長いので、同ストッパ
62で切断された麺線Mが計量受皿57上に載った後、
確実に押し落しアーム58でシュート59に押し出され
る。
また、分散化コンベア22で分散化されて計量受皿57
へ供給される麺線Mは、単位時間当たり極力少ない本数
で落下し、それがストッパ62で切断されると、麺線M
の切断本数が少なくなって計量精度が向上し、ストッパ
62の切断による短麺はほとんど発生しなくなる。従っ
て、分散化コンベア22の移動速度が低速であるほど、
正確な計量ができるとともに、短麺が発生しにくい。し
かし、分散化された麺線Mを計量受皿57に送る場合、
一般用のうどんとして、一食分が35〜40本程度が普
通であるので、これを低速のコンベアで供給すると、玉
取り時間が長くなり、経済性が悪くなってしまう。そこ
で、本実施例の茹麺玉取り装置では、設定重量に近づく
までは分散化コンベア22を高速度で回転させ、設定重
量の寸前になってから低速に切り換えることによって、
麺線Mの切断本数を少なくすることができる。
即ち、設定重量に近づくまでは、モータ47によってフ
リーホイール45を介して回転している高速出力ホイー
ル43の回転を電磁クラッチ42によって駆動軸28を
回転させることにより分散化コンベア22を高速で回転
させる。設定重量に近づいたとき、電子秤52からの電
気信号によって電磁クラッチ42が切れ、モータ47に
よってフリーホイール44を介して低速出力ホイール4
1が回転し、駆動軸28を低速で回転させることにより
分散化コンベア22を設定重量に達するまで低速で回転
させる。そして、これが繰り返される。このように、分
散化コンベア22の高速回転から低速回転への切り換え
を設定重量の85〜90%とできるだけ設定重量に近い
値で切り換えるようにすることによって、生産性の向上
を図ることができる。
前記シュート59から落下した麺線Mは、バケットコン
ベア70のバケット71内に収容される。同バケット7
1は斜め上方へ移動し、案内箱73内に至る。そこで、
バケット71は回転し、同バケット71内の麺線Mは同
バケット71から出て、開放口74から落下する。
同開放口74から落下した麺線Mは、包装装置80の案
内筒82内へ導かれる。そして、その下部から袋83内
に収納される。同袋83内に収納された麺線Mはベルト
コンベア装置84によって所定位置まで運搬される。
上記のように、本実施例の茹麺玉取り装置は、麺線Mの
重量を重量計量装置50によって直接計量するので、玉
取りの目標重量の設定、確認、変更が容易となり、合理
的で正確な玉取りが容易にできる。また、麺線Mを劣化
させることなく、短麺を極力少なくすることが可能であ
る。さらに、装置の清掃が簡単であるために、雑菌の繁
殖する場所が少なく、衛生的である。
さらに、従来のように製品にふやけた麺線Mが混ざり込
んで品質が低下することもない。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、次のよ
うに構成することもできる。
(1)麺線Mの計量誤差は、食品市場において数%の許
容範囲が認められているので、上記実施例におけるスト
ッパ62は、切断刃の形状からフォーク状にすることが
できる。この場合、麺線Mを殆ど切断することなく、こ
のフォーク状のストッパの隙間にわずかな本数の麺線M
が挟み込まれる程度の状態で分割して玉取りを行うこと
が可能となり、短麺をなくすことができる。
(2)前記実施例の分散化装置20において、分散化コ
ンベア22、スプロケット33等を複数、例えば2つに
分割して一方を幅の広いものとし、他方を幅の狭いもの
とし、幅の広い方のスプロケット33を速い速度で回転
させ、幅の狭い方のスプロケット33を遅い速度で回転
させる。
そして、幅の広い方のスプロケット33を前記設定値の
寸前まで速く回し、同スプロケット33を同設定値で止
め、その後は幅の狭い方のスプロケット33を回転させ
ることによって前記実施例と同様の目的を達成すること
ができる。
また、本実施例の分散化コンベア22と重量計量装置5
0を複数用意し、これらを組み合わて能力の大きい装置
にすることもできる。この場合、貯溜タンク13の放出
口16を1個に限らず、複数個にしてもよい。このコン
ベアはコンベアチェーンを利用したものでも、トップチ
ェーン、ネットコンベア等を使用することもできる。
また、分散化コンベア22上の突起24の材質として
は、麺線Mが滑りにくく、引っ掻き出せるものであれば
よく、金属、木、竹、合成樹脂等いずれでもよい。さら
に、分散化コンベア22は、かならずしも傾斜をつける
必要はなく、前記麺線Mの押え板25によって加減でき
れば、水平であってもよい。この押え板25としては、
シリコン板、ステンレスのR型の板をスプリングによっ
て軟らかく押える構造のものでもよい。
(3)重量計量装置50において、麺線Mが分散化コン
ベア22から計量受皿57に落下するとき、落下距離が
長いと麺線Mの加速度によって、電子秤52へ瞬間的に
大きな重量が加わり、計量誤差を生じやすい。このた
め、麺線Mが直接計量受皿57に落下することがないよ
うに、数本に細い丸棒や平板を計量ガイド筒60内に、
斜め下へ向けて取付け、麺線Mが落下するとき、一度そ
れに引っ掛かって滑り落ちるようにすることで、計量精
度を向上させることができる。なお、計量受皿57への
麺線Mの供給を手作業によって行うこともできる。
(4)分散化コンベア22に取付けられたホッパー21
へ麺線Mを供給する方法として、その上方の貯溜タンク
13から落下させる方法に限らず、直接下方からコンベ
アによって投入する方法をとることもできる。
(5)分散化コンベア22の高低速の変換タイミング
は、タイマーを使用することによって行うこともでき
る。また、機械的な速度切換え機構は、フリーホイール
と電磁クラッチを組み合わせた方法以外に、励磁作動型
のダフルクラッチユニット等でもよく、電気信号によっ
て高低速の回転を繰り返し行うことができる装置であれ
ばよい。また、この複雑な高低速変換装置40を使用す
ることなく、常時一定の回転数で回転する装置を使用し
てもよい。
(6)重量計量装置50の計量受皿57は、麺線Mに付
着した水の重量が、計量に影響を与えないよう水切りを
良くするために、フォーク状にしたり、小孔を多数あけ
た形にしたりすることもできる。また、押し落すための
駆動をシリンダではなく、機械的な方法としてカム又は
クランクを応用した方法でもよい。さらに、これとは別
に、押し落しアーム58の代わりに水流やエア等によっ
て吹き飛ばす方法でもよい。
(7)散水パイプ15を貯溜タンク13の上方に設け、
散水パイプ26をホッパー21の上方に設けたが、これ
らに限られず、その位置、本数を適宜設置することがで
き、また不要な場合には、設置しないこともできる。
(8)麺線Mの重量を計量する秤としては、ロードセル
を採用した電子秤52に限定されず、正確な計量と電子
信号の発信可能なものであれば、どなん機種であっても
よい。
(9)前記重量計量装置50における押し落しアーム5
8とストッパ62は、第5図及び第6図に示すように、
これら押し落しアーム58とストッパ62を一体とし、
その先端部をL字状に形成したストッパ兼用押し落しア
ーム64とすることができる。この場合、前記計量ガイ
ド筒60下部の孔61は不要である。
このように構成することにより、前記実施例と同様の作
用及び効果が奏せられるとともに、孔61がないので、
同孔61内に詰まる澱粉質を清掃する必要がない。
(10)前記実施例では、計量受皿57上の麺線Mをシ
ュート59へ送り込む場合、水平方向に移動する押し落
し部材58で押し出すことによって落下させる方法をと
っているが、これとは反対に引き落す方法を採用するこ
ともできる。即ち、計量受皿57、押し落し部材58、
ストッパ62、電子秤52等の重量計量装置50を平面
上で180°回転させ、反対向きに位置変換をして押し
落し部材58をエアシリンダ63で引き出すことによっ
てシュート59に落下させることもできる。
[発明の効果] 本発明の茹麺玉取り装置は、麺線の重量を直接測定する
ことにより、容易にしかも確実に玉取りができるととも
に、雑菌が発生することがなく、しかも製品の品質が良
好であるという優れた効果を奏する。
また、前記所定の分散化装置を使用することにより、麺
線の太さ、硬さ、含水量等にかかわらず、麺線を1〜数
本にほぐして少しづつ効率良く取出すことができる。
さらに、前記所定の重量計量装置を使用することによ
り、麺線の重量が直接計量されるとともに、ストッパと
連動して計量後の麺線が計量受皿から落とされる。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は、本発明の実施例を示す図であって、第1
図は茹麺玉取り装置の全体を示す一部破断正面図、第2
図は分散化装置を示す斜視図、第3図は高低速変換装置
を示す斜視図、第4図は重量計量装置を示す断面図、第
5図は本発明の別例を示す重量計量装置の正断面図、第
6図は第5図の側断面図、第7図は従来の茹麺玉取り装
置を示す一部破断正面図、第8図は同じく従来の茹麺玉
取り装置の一部を示す断面図である。 1……茹上げ装置、20……分散化装置、22……分散
化コンベア、24……突起、50……重量計量装置、5
2……電子秤、57……計量受皿、58……押し落し部
材としての押し落しアーム、62……ストッパ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生の麺線(M)を茹釜(2)内の湯中に浸
    漬して茹上げる茹上げ装置(1)と、 この茹上げ装置(1)に隣接して設けられ、茹上げ装置
    (1)で茹上げられた麺線(M)を、各麺線(M)がほ
    ぐされて分散化される分散化コンベア(22)に供給し
    て分散化する分散化装置(20)と、 同分散化装置(20)に接続され、分散化装置(20)
    において分散化された麺線(M)を計量受皿(57)に
    受けて、麺線(M)の重量を直接計量する重量計量装置
    (50)と からなる茹麺玉取り装置。
  2. 【請求項2】前記分散化コンベア(22)は、表面に多
    数の突起(24)を有し、麺線(M)の円滑な分散化を
    はかるために傾斜角度をつけたものである請求項1に記
    載の茹麺玉取り装置。
  3. 【請求項3】重量計量装置(50)は、計量可能で、か
    つ所定重量についての電気信号を発信可能な電子秤(5
    2)と、その上部に設けられた計量受皿(57)と、ほ
    ぼ水平方向に移動して同計量受皿(57)上の麺線
    (M)を移動させる押し落し部材(58)と、同押し落
    し部材(58)の上方に位置し、同じくほぼ水平方向に
    移動して前記計量受皿(57)上に所定量の麺線(M)
    が載置されたとき、麺線(M)の落下を遮断するストッ
    パ(62)とからなり、前記押し落し部材(58)とス
    トッパ(62)とが一体になって移動するとともに、押
    し落し部材(58)の先端位置がストッパ(62)の先
    端位置より後方にあることを特徴とする請求項1に記載
    の茹麺玉取り装置。
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