JP6785207B2 - 食材計量装置 - Google Patents

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本発明は、うどん、そば、スパゲティなどの茹麺や、くず餅、わらび餅、みかんおよびぶどうなどの果物、コーン、糸こんにゃくなどの紐状食材を、一定量ずつ計量して取り出
す食材計量装置に関する。
麺生地から加工されたうどん、そば、スパゲティなどの茹麺を、予め定める一定量ごとに取り分けるために、従来から、玉取機とも呼ばれる食材計量装置が用いられている。従来技術の食材計量装置は、麺生地から麺線に加工された生麺を茹上げるボイル装置から供給される多食分の茹麺を収容するホッパと、ホッパの下方に配設され、個食分を計量する計量容器とを備えている。茹麺は、水とともにホッパに収容されてホッパの流出口から水とともに流出して計量容器に流入する。計量容器に満たされた茹麺は、水切りされた後、計量容器から排出され、搬送コンベアによって、後続のたとえば梱包などの後工程へと送られる。
ボイル装置からホッパを経て計量容器によって個食分が計量されるまでの工程の処理速度が人手によって適切に調整されない場合には、ホッパに収容される茹麺の量が一定の適切な分散状態を超えて過密な状態になることがある。ホッパに収容される茹麺の量が過密になると、ホッパから計量容器に流入する茹麺の流入量にばらつきが生じることがある。計量容器から排出された茹麺は、後工程の重量計測装置で重量が計測されるが、計量された重量が、計量容器への流入量のばらつきによって許容範囲から外れた規格外品が発生する。
実開昭51−71891号公報
前述の従来技術では、計量容器に流入する茹麺の流入量が一定ではなく、重量にばらつきが生じる。重量が予め定められた範囲内に収まっていない茹麺は、人手によって重量が規格の範囲内となるように調整され、あるいは廃棄されている。このような重量の過不足を調整するための調整作業あるいは廃棄作業によって、生産効率が低下し、労力を削減することができないという問題がある。
本発明の目的は、労力を削減し、生産効率の向上を図ることができる食材計量装置を提供することである。
本発明は、液体および食材が供給されて貯留されるホッパであって、食材が液体とともに流出する流出口が底部に形成されたホッパと、
前記流出口の下方に配設される計量容器であって、前記流出口から流出した前記食材が前記液体とともに流入する上部開口部と、前記上部開口部から流入した食材を排出する排出部と、前記上部開口部から流入した前記液体を通過させかつ前記上部開口部から流入した前記食材の通過を阻止する複数の透孔が形成された周壁と、を含み、前記上部開口部が前記流出口と連通し、かつ前記排出部が閉じられた第1の位置と、前記上部開口部が前記流出口から離間し、かつ前記排出部が開かれた第2の位置とに交互に移動可能な計量容器と、
前記計量容器を駆動する駆動部と、
前記ホッパに配設され、前記ホッパに液体とともに投入された食材の前記流出口の開口端からの高さを検出するための検出手段であって、前記ホッパの側壁に、前記流出口側から上方に向かって配設され、前記ホッパに液体とともに投入された食材を検出する複数の光電センサを備えた検出手段と、
前記複数の光電センサによって検出される前記食材の前記高さが予め定める範囲内となるように、前記駆動部が前記計量容器を前記交互に移動させる制御をする制御手段とを備えることを特徴とする食材計量装置である。
また本発明は、液体および食材が供給されて貯留されるホッパであって、食材が液体とともに流出する流出口が底部に形成されたホッパと、
前記流出口の下方に配設される計量容器であって、前記流出口から流出した前記食材が前記液体とともに流入する上部開口部と、前記上部開口部から流入した前記食材を排出する排出部と、前記上部開口部から流入した前記液体を通過させかつ前記上部開口部から流入した前記食材の通過を阻止する複数の透孔が形成された周壁と、を含み、前記上部開口部が前記流出口と連通し、かつ前記排出部が閉じられた第1の位置と、前記上部開口部が前記流出口から離間し、かつ前記排出部が開かれた第2の位置とに交互に移動可能な計量容器と、
前記計量容器を駆動する駆動部と、
前記ホッパに配設され、前記ホッパに液体とともに投入された食材の前記流出口の開口端からの高さを検出するための検出手段であって、前記ホッパの側壁に、前記流出口側から上方に向かって配設され、前記ホッパに液体とともに投入された食材を検出する複数の光電センサを備えた検出手段と、
食材を前記ホッパに供給する食材供給部と、
前記複数の光電センサによって検出される前記食材の前記高さが予め定める範囲内となるように、前記食材供給部が前記ホッパに食材を供給する食材供給量を制御する制御手段とを備えることを特徴とする食材計量装置である。
本発明によれば、制御手段は、前記検出手段が検出する前記食材の前記高さが予め定める範囲内となるように前記駆動部を制御して、前記計量容器を前記交互に移動させるので、ホッパに収容される茹麺の量が過剰に増加および減少することが抑制されて前記予め定める高さの範囲に対応した収容量に保たれ、これによって前記計量容器から排出される食材の重量のばらつきを小さくすることができる。したがって前記従来技術のように、人手によって食材の量を調整し、あるいは廃棄する必要がなくなり、生産性を向上し、労力の削減を図ることができる。
また、本発明によれば、制御手段は、前記検出手段が検出する前記食材の前記高さが予め定める範囲内となるように前記食材供給部を制御して、前記食材供給部から前記ホッパに供給される食材の食材供給量が制御されるので、ホッパに収容される茹麺の量を人手を要することなしに一定の範囲に調整することができ、前記計量容器から排出される食材の重量のばらつきを小さくすることができる。
また、本発明によれば、制御手段は、前記排出部から排出され、前記重量計測手段によって計測された前記食材の重量に基づいて、前記駆動部を制御して前記上部容器と下部容器との間の間隔を変更するので、前記計量容器から排出される食材の重量のばらつきを人手を要することなしに小さくすることができる。
また、本発明によれば、制御手段は、前記重量計測手段によって計測された前記食材の重量が予め定める範囲外である場合には、該範囲外の重量の食材を前記振分けシュートによって、前記食材を前記ホッパに戻すので、重量が予め定める範囲外にある食材を再度計量処理することができる。
本発明の第1実施形態の食材計量装置10の側面図である。 ホッパ20の平面図である。 ホッパ20の一部とその下方に配設される計量手段40を示す側面図である。 図3の左方から見たホッパ20の一部および計量手段40の正面図である。 計量手段40の動作を説明するための側面図である。 食材計量装置10に備えられる流入案内手段80および計量容器41付近の拡大断面図である。 食材計量装置10の動作を示すフローチャートである。 食材計量装置10の動作を示すフローチャートである。 食材計量装置10のブロック図である。
以下の実施形態において、計量処理する対象の食材として、うどん、そば、スパゲティなどの茹麺に適用した場合について説明する。なお本発明は、茹麺以外に、くず餅、わらび餅、みかんおよびぶどうなどの果物、コーン、糸こんにゃくなど紐状の食材の計量に適用することができる。「体積」とは実質に空隙をも含めた見かけ体積をいう。
図1は、本発明の第1実施形態に係る食材計量装置10を備える食材処理設備1を示す簡略化した側面図である。本実施形態においては、一例として、4食分を同時に計量する食材計量装置10について説明するが、特に限定されるものではなく、2つの計量容器41を備えて1食分ずつを計量する1連式の他、2食分〜8食分、12食分、…を同時に計量する2連式〜8連式、12連式、…など、希望する計量速度などに応じて適切な玉取り個数を計量することができるように、後述の計量容器41および流入案内手段80が設置されてもよい。
食材処理設備1は、うどん、そば、スパゲティなどの麺線をボイル装置2によって、茹で上げて製造した茹麺を、予め定める体積ずつに計量して、重量計測装置110による計測重量が規定範囲内のものだけを、たとえば梱包装置などの後工程設備へ供給するためのものであり、たとえば食材加工工場内の床Fなどに設置される。
ボイル装置2は、たとえば、複数食分の麺線が収容される茹籠3と、熱湯を貯留するボイル槽8とを有し、複数食分の麺線が収容された茹籠3を、ボイル槽8の熱湯に予め定める時間浸漬させた後、下流側の冷却槽8内の水に浸漬して冷却することによって、複数食分の茹麺が製造される。製造された茹麺は、茹籠3を軸まわりに反転させて下流側の冷却槽8へ移送され、最も下流側の茹籠3から搬出シュート4へ搬出され、この搬出シュート4から食材計量装置10の搬入側へ移送される。ボイル装置2は、本実施形態において、食材供給部を構成する。
食材計量装置10の搬入部には、食材搬送装置5が備えられる。食材搬送装置5は、たとえば、基台7の搬入側に起立状態に設けられる支持フレーム5dと、支持フレーム5dの上部および下部に配設された2つのスプロケットホイール5aと、2つのスプロケットホイール5a間に架け渡される無端状のチェーン5bと、チェーン5bに連結されるバケット5cなどの食材収容部と、一方のスプロケットホイール5aを回転駆動する駆動手段とを含んで構成されるバケットコンベアが用いられる。食材搬送装置5は、降下位置で待機中のバケット5cにボイル装置2から搬出された茹麺を受け取って上昇し、上昇位置で反転してバケット5cから茹麺を排出し、食材計量装置10のホッパ20に投入する。
食材計量装置10は、搬出シュート4から払い出された茹麺を上方へ搬送する食材搬送装置5の下方に配設され、排出された茹麺が投入されるホッパ20、ホッパ20の下方に配設され、予め定める体積の茹麺を計量したのち、これを排出する計量手段40と、流入案内手段80を含む。
食材計量装置10の搬出側に配設される食材搬出手段6は、食材計量装置10から排出される一定体積の個食(たとえば1食分)に分割された茹麺を、後続の重量計測装置などへ搬送するためのものである。たとえば、基台7に配設される複数のスプロケットホイール6aと、各スプロケットホイール6a間に架け渡されるチェーン6bと、チェーン6bに連結され、計量手段40から一定体積ずつに分割された状態で排出される茹麺を収容する複数の搬送バケット6cとを備えてなるバケットコンベアが用いられる。
図2はホッパ20の平面図であり、図3はホッパ20の一部とその下方に配設される計量手段40を示す側面図であり、図4は図3の左方から見たホッパ20の一部および計量手段40の正面図である。
ホッパ20は、茹麺を液体中に浸漬させた状態で収容可能な箱状体から成る。本実施形態では、ホッパ20の底部21は、水平な第1底部21aと、第1底部21aに向かって異なる下り勾配を有する第2底部21b、第3底部21cおよび第4底部21dを有している。第1底部21aには、複数の開口を含む流出口22が設けられる。各流出口22は、たとえば1〜5本程度の茹麺が水とともに円滑に流出するように、第1底部21aに形成した、下方に向かって小径となる逆円錐台状の凹部の最下部に形成される。このようなホッパ20は、金属、好ましくはステンレス鋼から成る。
本実施形態の流出口22は、予め定める間隔をあけて列を成して形成される複数の開口から成る。本実施形態では、流出口22は4つの開口を含んで成る。
ホッパ20には、ホッパ20内で揺動される棒状体から成る撹拌部材24を有する撹拌手段26が設けられる。撹拌部材24は、軸受部25によって両端部が支持される回動軸23に、複数の棒状体を、間隔を空けて連結したものである。回動軸23の位置は、流出口22の上方領域とすることが好ましい。撹拌手段26は、回動軸23を駆動して、撹拌部材24をホッパ20内で揺動させることによって、ホッパ20内に水とともに収容される茹麺を引きほぐし、茹麺どうしが絡まり合うのを防止している。回動軸23および撹拌部材24は、ステンレス鋼から成る。
ホッパ20の、食材の流れ方向に垂直な幅方向に位置する一方の側壁には、ホッパ20に配設され、ホッパ20に液体とともに投入された食材の流出口22の開口端からの高さを検出するための光電センサ101が配設されている。光電センサ101は、たとえば流出口側から上方に向かって光電センサ101a,101b,101c,101dが設けられている。
図3および図4に示すように、計量手段40は、ホッパ20の流出口22から液体とともに流出する茹麺を一定体積に計り取るためのものであって、液体を通過させかつ茹麺の通過を阻止する複数の透孔が形成された、上部容器41aおよび下部容器41bによって構成され、予め定める体積の茹麺を収容する複数の計量容器41と、計量容器41をX方向に移動させる移動手段50と、茹麺の排出部を含み、移動手段50による移動位置によって、計量容器41を、流出口22から流出した茹麺と液体とを流入させる状態と、収容された茹麺を排出させる状態とに切り換えるシャッタ手段60と、上部容器41aおよび下部容器41bの間隔を変更する昇降手段102と、を含む。
各計量容器41は、下方に向かって大径となる円錐台状の上部容器41aと、円筒状の下部容器41bとの組み合わせからなり、上部容器41aは上面部に流出口22に連通可能な開口を規定する上開口部42を有し、下部容器41bは下面部に下方に開放する下開口部43を有する。計量容器41は、透水性を有し、かつ茹麺の通過を阻止する大きさの多数の透孔であるスリットを有する部材から形成されている。
図3に示すように、本実施形態の計量手段40は、移動手段50による移動方向Xに沿って水平に配設した第1計量容器41Aおよび第2計量容器41Bを有する。
図4に示すように、第1計量容器41Aおよび第2計量容器41Bはそれぞれ、移動手段50の仮想水平面上で移動方向Xに直交する方向Yに予め定める間隔をあけて設けられる複数の計量容器41を含んで成る。第1計量容器41Aおよび第2計量容器41Bに含まれる複数の計量容器41のY方向の間隔はいずれも、ホッパ20における流出口22の開口の間隔に対応する間隔である。
第1計量容器41Aおよび第2計量容器41Bは、移動手段50によって、仮想平面上で移動方向Xに垂直な方向Yに列を成すように連結され、かつ該移動方向Xに同時に移動される。
第1計量容器41Aおよび第2計量容器41Bはそれぞれ、第1上開口部42aおよび第2上開口部42bと、第1下開口部43aおよび第2下開口部43bとを有している。第1計量容器41Aの第1上開口部42aおよび第2計量容器41Bの第2上開口部42bは、流出口22に連通可能である。
移動手段50は、第1計量容器41Aおよび第2計量容器41Bの上部容器41aが接合される上部接合板51と、下部容器41bが接合される下部接合板52と、上部接合板51と下部接合板52とを、一定の間隔を保持して連結する複数の連結支柱53,54と、一端部が連結支柱53に接続されるロッド55と、ロッド55の他端部が接続され、ロッド55を軸方向に進退移動させる駆動装置56と、駆動装置56の動作を制御する制御手段57を含んで構成される。
駆動装置56は、たとえば複動空気圧シリンダと、該複動空気圧シリンダに圧縮空気を供給するポンプユニットとを含んで構成されてもよい。制御手段57は、たとえば前記ポンプユニットのオン・オフ動作、および複動空気圧シリンダとポンプユニットとを連絡する流路を切り換える切換弁の切換え動作などを制御するシーケンス制御装置や、コンピュータなどによって実現されてもよい。
上部接合板51には、第1計量容器41Aおよび第2計量容器41Bのそれぞれの第1上開口部42aおよび第2上開口部42bと連通する連通孔が形成され、下部接合板52には、第1下開口部43aおよび第2下開口部43bと連通する連通孔が形成されている。
図5は、計量手段40の動作を説明する側面図であって、図5(1)は計量手段40が第1位置P1に配置された状態を示し、図5(2)は計量手段40が第2位置P2に配置された状態を示すものである。
移動手段50は、駆動装置56でロッド55を軸方向に移動させることによって、第1計量容器41Aの第1上開口部42aが流出口22に連通する第1位置P1と、第2計量容器41Bの第2上開口部42bが流出口22に連通する第2位置P2とにわたって、第1計量容器41Aおよび第2計量容器41Bを一体にX方向へ移動させる。
シャッタ手段60は、第1計量容器41Aおよび第2計量容器41Bが接合される下部接合板52が乗載される下部シャッタ板61を有する。下部シャッタ板61には、流出口22に対向する位置に、たとえば板状の閉止部が設けられる。また、閉止部のX方向に沿う側方に排出部となる貫通孔が形成される。
昇降手段102は、第1計量容器41Aおよび第2計量容器41Bのそれぞれの上部容器41aが接合される上部接合板51と、下部容器41bが接合される下部接合板52に設けられるボールねじ103と、下部シャッタ板61に設けられボールねじ103が螺合するナット104と、ボールねじ103の上端部に設けられた傘歯車105が螺合する傘歯車106が一端部に設けられたロッド107と、ロッド107の他端部に設けられた駆動装置108とを含んで構成される。
上部接合板51と下部接合板52との間隔を変更することによって、各計量容器41の容積を変化させて、茹麺を計量する容積を調整することが可能である。
第1計量容器41Aおよび第2計量容器41Bが第1位置P1に在るとき、第1計量容器41Aの第1下開口部43aが閉止部によって内部の茹麺が排出されないように閉止されるとともに、第2計量容器41Bの第2下開口部43bが貫通孔によって開放される。第2位置P2では、上記と反対に、第2計量容器41Bの第2下開口部43bが閉止部によって閉止されるとともに、第1計量容器41Aの第1下開口部43aが貫通孔によって開放される。
要するにシャッタ手段60は、第1計量容器41Aおよび第2計量容器41Bの第1位置P1において、第1計量容器41Aを閉塞すると同時に第2計量容器41Bを開放し、第2位置P2において、第2計量容器41Bを閉塞すると同時に、第1計量容器41Aを開放するように機能する。閉止部と側方の貫通孔とでシャッタ部60Aが構成される。
シャッタ手段60の下方には、第1計量容器41Aおよび第2計量容器41Bから排出される茹麺を受け取って、後続の食材搬出手段6へ供給する搬出シュート70が設けられる。搬出シュート70は、第1計量容器41Aおよび第2計量容器41Bに含まれるY方向の4つの計量容器41の配設間隔に対応して、4つに区画されている。搬出シュート70の各区画の下端部それぞれには搬出口73が設けられ、各搬出口73は、食材搬出手段6の搬送バケット6cなどに臨むよう配設されている。
図6は食材計量装置10に備えられる流入案内手段80および計量容器41付近の拡大断面図である。食材計量装置10は、茹麺と液体とを収容する箱状のホッパ20であって、茹麺と液体とを流出可能な流出口22が底部21に設けられるホッパ20を含む。
食材計量装置10は、さらに、ホッパ20の流出口22の下方に配設され、流出口22から流出された茹麺と液体とが流れる流路を構成する流路構成部材91を含む流入案内手段80と、流路構成部材91の下方に配設される計量容器41を備える計量手段40とを含む。計量手段40の計量容器41は、流路構成部材91の出側開口87に連通し、該出側開口87から流出された茹麺および液体が流入する上部開口81と、液体を通過させかつ茹麺の通過を阻止する複数の透孔83,84を周壁に有し、予め定める体積の茹麺を収容可能に構成される。
流入案内手段80は、流路構成部材91とハウジング93とを含む。流路構成部材91は、円錐台状の内周面89を有する筒状の部材であり、ホッパ20の流出口22に連通する入側開口85を規定する入側開口部86と、上部開口81に連通し、入側開口85よりも小径の出側開口87を規定する出側開口部88と、が形成される。ハウジング93は、流路構成部材91を外囲する。
前述のごとく構成される食材処理設備1は、次のような処理を行う。ボイル装置2で量産される茹麺は、食材搬送装置5によってホッパ20内へ投入される。茹麺は、ホッパ20内に一定液位に維持された液体に浸漬した状態で貯留される。
計量手段40は、次のように動作する。はじめに移動手段50によって、第1計量容器41Aおよび第2計量容器41Bが図5(1)に示すw第1位置P1となるように制御する。第1位置P1では、流出口22が第1計量容器41Aの第1上開口部42aに合致するとともに、第1計量容器41Aの第1下開口部43aがシャッタ部60Aで閉止される。これによって、ホッパ20の流出口22から流入する茹麺で第1計量容器41A内が充満される。
次いで、移動手段50を制御して、第1計量容器41Aおよび第2計量容器41Bを、図5(2)に示す第2位置P2へ移動させる。第2位置P2では、第1計量容器41Aの第1下開口部43aが開放されるので、第1計量容器41A内に充満させた茹麺は、搬出シュート70に落下して、搬出口73から下方の食材搬出手段6に搬出される。また、流出口22が第2計量容器41Bの第2上開口部42bに合致するとともに、第2計量容器41Bの第2下開口部43bがシャッタ部60Aで閉止されるので、ホッパ20から流入する茹麺によって、第2計量容器41B内が充満される。
引き続き、移動手段50によって計量手段40を再度第1位置P1へ移動させると、第2計量容器41Bの第2下開口部43bが開放され、内部に充満させた茹麺が搬出シュート70に落下し、搬出口73から下方の食材搬出手段6に搬出される。そして再び、流出口22が第1計量容器41Aの第1上開口部42aに合致するので、第1計量容器41A内を再び茹麺で充満させることができる。
計量容器41の下流側には、下開口部43から排出され、食材搬出手段6を介して搬送された麺の重量を計測する重量計測装置110が配設されており、制御手段57は、下開口部43から排出され、重量計測装置110によって計測された茹麺の重量に基づいて、上部容器41aと下部容器41bとの間隔を制御することができる。重量計測装置110の下方には、重量計測装置110から排出される茹麺を振分ける振分けシュート111が配設されており、制御手段57は、重量計測装置110によって計測された茹麺の重量が、予め定める範囲外である場合には、振分けシュートおよび搬送装置9を介して、食材をホッパ20に戻し、再度計量処理することができる。
図7および図8は、食材計量装置10の動作を示すフローチャートである。まず、図7に示す食材計量装置10の動作について説明する。ステップs1でスタートし、ステップs2で食材搬送装置5を起動する。ステップs3でシャッタ手段60を待機させ、ステップs4に進む。ステップs4で、で、下部下センサ101aが茹麺を検出してオンであれば、ステップs5に進み、ステップs4で、下部下センサ101aが茹麺を検出せずオフであれば、ステップs3に戻り、シャッタ手段60を待機状態で保持する。ステップs5で、下部上センサ101bが茹麺を検出してオンであれば、ステップs6に進む。ステップs5で、下部上センサ101bが茹麺を検出せずオフであれば、ステップs3に戻り、シャッタ手段60を待機状態で保持する。ステップs6で、食材搬出手段6が起動中であればステップs7に進み、シャッタ手段60を起動し、ステップs9に進む。食材搬出手段6が起動していなければステップs8に進み、終了する。
ステップs9に進み、下部下センサ101aが茹麺を検出してオンであれば、ステップs10に進む。ステップs9で、下部下センサ101aが茹麺を検出せずオフであれば、ステップs11に進み、制御手段57は、食材をホッパ20に供給する食材供給部であるボイル装置2および食材搬送装置5に、ホッパ20に食材を供給する食材供給量を上げる指令を出し、または食材搬出手段6の搬出速度を低くして、ステップs6に戻る。ステップs10で、下部上センサ101bが茹麺を検出してオンであれば、ステップs12に進む。ステップs10で、下部上センサ101bが茹麺を検出せずオフであれば、ステップs13に進み、食材搬出手段6の搬出速度を設定速度に切換えて、ステップs6に戻る。ステップs12で、上部下センサ101cが茹麺を検出してオンであれば、ステップ14に進む。ステップs12で、上部下センサ101cが茹麺を検出せずオフであれば、ステップs15に進み、食材搬出手段6の搬出速度を設定速度に切換えて、ステップs6に戻る。ステップs14で、上部上センサ101dが茹麺を検出してオンであれば、ステップs16に進み、制御手段57は、食材をホッパ20に供給する食材供給部であるボイル装置2および食材搬送装置5に、ホッパ20に食材を供給する食材供給量を下げる指令を出し、または食材搬出手段6の搬出速度を高くしてステップs6に戻る。ステップs14で、上部上センサ101dが茹麺を検出せずオフであれば、ステップs6に戻る。
次に図8に示す食材計量装置10の動作について説明する。ステップa1でスタートし、ステップa2へ進む。ステップa2で、駆動装置108を駆動して、上部容器41aと下部容器41bとで規定される計量容器41の容積を設定値に切換える。ステップa3で、シャッタ手段60が起動中であればステップa4に進み、ステップa3で、シャッタ手段60が起動していなければステップa5に進み、終了する。ステップa4で、茹麺が投入された搬送バケット6cが記録され、ステップa6に進む。ステップa6で、搬送バケット6cが重量計測装置110に送られていればステップa7に進み、搬送バケット6cに投入された茹麺n個を記録する。搬送バケット6cが重量計測装置110に送られていなければ、ステップa3に戻る。次にステップa8で、茹麺n個の重量の平均値を演算して、ステップa9に進む。
ステップa9で、平均値と設定値とが等しい場合にはステップa3に戻る。ステップa9で、平均値と設定値とが等しくない場合にはステップa10に進む。ステップa10で、平均値が設定値よりも小さい場合には、ステップa11に進み、上部容器41aと下部容器41bとで規定される計量容器41の容積を大きくして、ステップa3に戻る。ステップa10で、平均値が設定値よりも大きい場合には、ステップa12に進み、上部容器41aと下部容器41bとで規定される計量容器41の容積を小さくして、ステップa3に戻る。ステップa4から、さらにステップa13に進み、茹麺の個別の重量が確認され、ステップa14に進み、重量計測装置110が計測した個別の茹麺の重量が設定範囲内であれば、ステップa15に進み、で、茹麺を後工程に流す。ステップa14で、重量計測装置110が計測した個別の茹麺の重量が設定範囲外であれば、ステップa16に進み、搬送装置9を介して、茹麺をホッパ20に戻す。
図9は、食材計量装置10のブロック図である。制御手段57は、検出手段101a,101b,101c,101dが検出する食材の高さが予め定める範囲内となるように、駆動装置56と駆動装置108とを制御する。
以上のように、本実施形態によれば、制御手段57は、検出手段101が検出する食材の高さが予め定める範囲内となるように、駆動装置56が計量容器41を交互に移動させる制御をするので、計量容器41から排出される食材の重量のばらつきを小さくすることができる。また、ホッパ20に収容される茹麺の量を無人で一定の範囲に調整することができる。
第2実施形態に係る食材計量装置の動作について説明する。第1実施形態に係る食材計量装置10の説明と重複する部分については同一の参照符を用いて、説明を省略する。
本実施形態では、図8のステップa14において、重量計測装置110が計測した個別の茹麺の重量が設定範囲外であれば、ステップa16に進み、制御手段57は、搬送装置9を介して、茹麺を、ボイル装置2の茹籠3、または食材搬送装置5のバケット5cに戻す。このように、制御手段57は、重量計測装置110によって計測された食材の重量が予め定める範囲外である場合には、振分けシュート111および搬送装置9を介して、食材を、ボイル装置2の茹籠3、または食材搬送装置5のバケット5cに戻すので、重量が予め定める範囲外にある食材を再度計量処理することができる。
1 食材処理設備
2 ボイル装置
3 茹籠
4,70 搬出シュート
5 食材搬送装置
6 食材搬出手段
8 ボイル槽
9 搬送装置
10 食材計量装置
11a 底部
11b 側壁部
12 第1流出口
13 案内手段
14 撹拌手段
15 給液手段
20 ホッパ
21 底部
22 流出口
26 撹拌手段
40 計量手段
41 計量容器
41A 第1計量容器
41B 第2計量容器
42 上開口部
42a 第1上開口部
42b 第2上開口部
43 下開口部
43a 第1下開口部
43b 第2下開口部
50 移動手段
56,108 駆動装置
57 制御手段
60 シャッタ手段
60A シャッタ部
61 下部シャッタ板
80 流入案内手段
91 流路構成部材
101 光電センサ
102 昇降手段
103 ボールねじ
104 ナット
105,106 傘歯車
107 ロッド
110 重量計測装置
111 振分けシュート
P1 第1位置
P2 第2位置
X 移動方向

Claims (2)

  1. 液体および食材が供給されて貯留されるホッパであって、食材が液体とともに流出する流出口が底部に形成されたホッパと、
    前記流出口の下方に配設される計量容器であって、前記流出口から流出した前記食材が前記液体とともに流入する上部開口部と、前記上部開口部から流入した食材を排出する排出部と、前記上部開口部から流入した前記液体を通過させかつ前記上部開口部から流入した前記食材の通過を阻止する複数の透孔が形成された周壁と、を含み、前記上部開口部が前記流出口と連通し、かつ前記排出部が閉じられた第1の位置と、前記上部開口部が前記流出口から離間し、かつ前記排出部が開かれた第2の位置とに交互に移動可能な計量容器と、
    前記計量容器を駆動する駆動部と、
    前記ホッパに配設され、前記ホッパに液体とともに投入された食材の前記流出口の開口端からの高さを検出するための検出手段であって、前記ホッパの側壁に、前記流出口側から上方に向かって配設され、前記ホッパに液体とともに投入された食材を検出する複数の光電センサを備えた検出手段と、
    前記複数の光電センサによって検出される前記食材の前記高さが予め定める範囲内となるように、前記駆動部が前記計量容器を前記交互に移動させる制御をする制御手段とを備えることを特徴とする食材計量装置。
  2. 液体および食材が供給されて貯留されるホッパであって、食材が液体とともに流出する流出口が底部に形成されたホッパと、
    前記流出口の下方に配設される計量容器であって、前記流出口から流出した前記食材が前記液体とともに流入する上部開口部と、前記上部開口部から流入した前記食材を排出する排出部と、前記上部開口部から流入した前記液体を通過させかつ前記上部開口部から流入した前記食材の通過を阻止する複数の透孔が形成された周壁と、を含み、前記上部開口部が前記流出口と連通し、かつ前記排出部が閉じられた第1の位置と、前記上部開口部が前記流出口から離間し、かつ前記排出部が開かれた第2の位置とに交互に移動可能な計量容器と、
    前記計量容器を駆動する駆動部と、
    前記ホッパに配設され、前記ホッパに液体とともに投入された食材の前記流出口の開口端からの高さを検出するための検出手段であって、前記ホッパの側壁に、前記流出口側から上方に向かって配設され、前記ホッパに液体とともに投入された食材を検出する複数の光電センサを備えた検出手段と、
    食材を前記ホッパに供給する食材供給部と、
    前記複数の光電センサによって検出される前記食材の前記高さが予め定める範囲内となるように、前記食材供給部が前記ホッパに食材を供給する食材供給量を制御する制御手段とを備えることを特徴とする食材計量装置。
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